JPS6024583Y2 - 段ボ−ルの中芯 - Google Patents

段ボ−ルの中芯

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Publication number
JPS6024583Y2
JPS6024583Y2 JP4675881U JP4675881U JPS6024583Y2 JP S6024583 Y2 JPS6024583 Y2 JP S6024583Y2 JP 4675881 U JP4675881 U JP 4675881U JP 4675881 U JP4675881 U JP 4675881U JP S6024583 Y2 JPS6024583 Y2 JP S6024583Y2
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JP
Japan
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core
corrugated
aluminum foil
paper
thickness
Prior art date
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Expired
Application number
JP4675881U
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JPS57159438U (ja
Inventor
由夫 石崎
Original Assignee
石崎産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はアルミ箔を使用することにより耐圧縮強度を高
めた段ボールの中芯に関する。
従来技術 従来のアルミ利用段ボールは、主としてアルミが輻射熱
を反射する作用を利用することにより断熱性を高めるこ
とを目的としたもので、その目的を達成する最も有効な
手段として、外部からの光や輻射熱を反射しやすいよう
に、外面に薄いアルミ箔を貼り付けたり、アルミ蒸着を
施したものであった(実開昭52−1302ω号公報)
周知の如く段ボール構造体が適当な圧縮強度を有する理
由は、主として中芯の波形形状にあって、その波形形状
がライナーとの組合せによって保持されているところに
段ボールの特性があるので、上記のように単に段ボール
の外面、すなわちライナーの外面にアルミ箔を貼り付け
ただけでは、圧縮強度を有効に高めることはできない。
一方、最近は軽量で安価な段ボール構造体が自動車の天
井材や車両ドアの内張り等の資材として検討されるに至
り、従来よりも一層の圧縮強度を持つ強化段ボール構造
体が要望されている。
このような観点より本考案者等は、最初に中芯に安価で
加工性が良くそれ自体剛性を有するアルミ箔を単独で使
用することを試みたが、特に厚いアルミ箔でなければ中
芯としての期待する圧縮強度が得られず、しかも厚いア
ルミ箔を使用すると段ボールが重くなり弾性も小さくな
って段ボールの特性が失われるという問題があった。
また逆に薄いアルミ箔を使用すると小さな荷重にも耐え
られなく、折れると復元が容易でないため、包装箱に使
用されていると折れたときには使用上不都合を来たすと
いう問題があった。
また、段ボールが非常に安価に市場に供給されているの
は、フルゲートマシンによって少なくとも100m/分
というスピードで量産されているからである。
従って、所望強度の強化段ボールであってモ、現業のコ
ルゲートマシンによってできるだけ現業法によって生産
されることが望ましい。
ところが中芯の外面がアルミ箔であると、ライナーとの
接着に製法上において能率的にも価格的にも有利な現業
の澱粉糊(主としてコーンスターチ)を使用することが
できなく、特別に合成樹脂糸の接着剤を使用する必要が
ある。
またこのような合成樹脂糸の接着剤を使用するとコスト
高であるばかりか接着剤がライナーの外面に見苦しく滲
み出てきて商品価値を低下させるという問題もあつた。
更に、中芯がアルミ箔である場合も、外面にアルミ箔が
貼着されている場合も、いずれも長時間操業では段ロー
ルの摩耗や擦傷の問題があった。
考案の目的 この考案は上記のような欠点を解決したもので、中芯に
特定厚みのアルミ箔を使用して耐圧縮強度を有効に高め
るようにすると共に、現業コルゲートマシンの段ロール
にて従来通り安全にコルゲート加工することができ且つ
中芯とライナーとの接着に現業の澱粉糊をそのまま使用
できるようにすることを目的としたものである。
考案の構成 すなわちこの考案は、段ボール製造用のコルゲートマシ
ンによってコルゲート加工され、片面または両面に紙製
ライナーを接着してなる段ボールにおいて;上記中芯を
厚み30μないし200μのアルミ箔の両面に薄い紙を
ラミネートしてなるサンドイッチ型アルミ主体のラミネ
ート物としたことをその要旨とするものである。
なおこ)で、アルミ箔の厚みが200μより大きいと、
コルゲートマシンの中芯製造用の段ロールによるコルゲ
ート加工が難しくなり、然もコスト高となり且つ段ホー
ルが重く弾性も小さくなって段ホールの特性が失われる
という欠点があられれる。
一方、アルミ箔の厚みが30μより小さいときは、アル
ミ特有の剛性を備えた中芯としての所望の圧縮強度が得
られず、本考案の目的を遠戚することができないという
欠点がみられた。
また両面の紙は一般段ボール用のライナーに使用される
紙でよいが、できるだけ薄いものを使用するのが好まし
い。
従って、厚みが30μないし200μのアルミ箔の両面
に紙をラミネートした上記中芯は、両面の紙の厚みから
比較して、アルミ主体のラミネート物であるということ
が言える。
実施例 1 第1図はこの考案の一実施例中芯1の片面にライナー2
を貼り付けた片面段ボールを示したものである。
そのうち中芯1は厚み100μのアルミ箔4の両面に紙
5,6を貼り付けたアルミ主体ラミネート物が使用され
、それにコルゲートマシンの段ロールによりコルゲート
加工を施しである。
またライナー2は紙であるが、その外面には別の厚み7
μのアルミ箔7がラミネートされている。
先にも述べた通り、外面にアルミ箔7が露出していると
、輻射熱を反射しやすいので、この場合の段ボールは断
熱性にも非常に優れたものとなる。
上記の段ボールの製造については、中芯1の原紙として
厚み100μのアルミ箔4の両面に紙5゜6を貼り付け
たラミネート物を使用し、ライナー2の原紙としては紙
に厚み7μのアルミ箔7を貼り付けたラミネート物を使
用する。
そして片面段ボールのコルゲートマシンにおいて、段ロ
ール間に中芯1の原紙を繰り込ませてそれにコルゲート
加工を施し、その片面の段頂に糊ロールで現業の澱粉糊
を塗布し、さらにその片面にプレスロールでライナー2
の原紙を貼り付ける。
この場合、澱粉糊による接着面は紙と紙であるので、何
ら製造上トラブルがなく、普通の紙段ボールと何ら変わ
りなく製造できる。
一方、このように製造される本考案実施例中芯を使用し
た片面段ボールは、中芯側のアルミ箔の厚みは30μ〜
200μの範囲で用途により適宜決定されるが、いずれ
の場合も普通の紙製中芯の片面段ボールと比較して格段
の圧縮強度を示す。
また、アルミ箔の両面が薄い紙で被覆され且つコルゲー
ト加工可能な厚みに特定されるので、現業段ロールでの
コルゲート加工に際しても、段ロールには何の支障もな
く長時間に亘って安全に量産することができる。
なおアルミ箔と紙とをラミネートするには、通常のホッ
トメルトラミネート法、ウェットラミネート法あるいは
ドライラミネート法などを利用することができる。
このように形成された上記実施例片面段ボールは、円筒
形に巻き込むことができるので、特殊な包装形態に利用
することができる。
実施例 2 第2図は他の実施例中芯による段ボールを示したもので
、この場合の段ボールは、中芯1の両面に紙ライナー2
,3を貼り付けたもので、中芯1は厚み50μのアルミ
箔4の両面に紙5,6を貼り付けたラミネート物が使用
されている。
そこでこの場合も、中芯1と表裏ライナー2゜3とは紙
面どうしで接着されているため、その接着に澱粉糊を使
用できることは勿論、普通のコルゲートマシンを使用し
てこの段ボールを製造することができる。
実施例 3 第3図に示す実施例は、中芯1が厚み50μのアルミ箔
4の両面に紙5,6を貼り付けたラミネート物であり、
表裏ライナー2,3は紙であることは前記実施例と同様
であるが、さらにライナー2の外面にクロス8を貼り付
けである点が異なっている。
このようにライナーの外面にクロス8を貼り付けると、
引張り等の機械的強度が大きくなり、また耐摩耗性や破
裂強度を非常に高めることができるため、各種包装資材
としてはもとより、釘付けにも耐えることになるので、
建築資材としても有効に使用し得る等の利点がある。
クロス8としてはポリエチレンやポリプロピレンのフラ
ットヤーンで織ったものが、上記利点を高める上におい
て最適である。
考案の効果 本考案は以上説明したように、中芯を厚み30μないし
200μのアルミ箔の両面に薄い紙をラミネートしてな
るサンドイッチ型アルミ主体のラミネート物とすること
によって、比較的安価で加工性が良く特定厚みのアルミ
が有する剛性を巧みに活用した耐圧縮強度の大きい段ボ
ールの中芯を提供するものである。
また、中芯にアルミ箔を使用してあっても現業(7)
ニア /I//7” −)マシンの段ロールによっテ簡
単ニコルゲート加工することができ、且つ、アルミ箔の
両面に薄に紙がラミネートされていることから、段ロー
ルに特別に摩耗や擦傷の問題を生じることがなく、安全
に量産することができる優れた効果もある。
更に、中芯とライナーとの接着面を紙面と紙面とになし
得ることから、中芯とライナーとの接着面が普通の段ポ
ールと同じとなり、安価な澱粉糊を使ってその接着をな
し得る。
従って、本考案中芯の段ポール構造体を製造するための
全工程を現業のコルゲートマシンを使って能率的に製造
することができる。
またこの考案によれば、中芯とライナーとの接着力が普
通の段ボールと同様に大きく、中芯の波形形状が安定し
て保持されるため、所定厚みのアルミ箔が有する特有の
剛性を最大限発揮させることができ、段ボール構造体の
耐圧縮強度を有効に高めることができる。
なお、本考案中芯を使用した段ポール構造体は、自動車
等の天井材、車両ドアの内張り材、建築資材等としての
使用が大いに期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例による段ポールの断面図
、第2図は第2の実施例による段ボールの断面図、第3
図は第3の実施例による段ボールの断面図である。 1・・・・・・中芯、2,3・・・・・・ライナー 4
・・・・・・アルミ箔、5,6・・・・・・紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 段ポール製造用のコルゲートマシンによってコルゲート
    加工され、片面または両面に紙製ライナーを接着してな
    る段ボールの中芯において;上記中芯を厚み30μない
    し200μのアルミ箔の両面に薄い紙をラミネートして
    なるサンドインチ型アルミ主体のラミネート物としたこ
    とを特徴とする段ボールの中芯。
JP4675881U 1981-04-01 1981-04-01 段ボ−ルの中芯 Expired JPS6024583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4675881U JPS6024583Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01 段ボ−ルの中芯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4675881U JPS6024583Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01 段ボ−ルの中芯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57159438U JPS57159438U (ja) 1982-10-06
JPS6024583Y2 true JPS6024583Y2 (ja) 1985-07-23

Family

ID=29843584

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4675881U Expired JPS6024583Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01 段ボ−ルの中芯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140825U (ja) * 1983-03-11 1984-09-20 昭和ラミネ−ト印刷株式会社 金属層を有する段ボ−ル紙
JPH0620599Y2 (ja) * 1986-12-01 1994-06-01 石崎産業株式会社 断熱性段ボ−ルシ−ト
JP7436104B2 (ja) * 2019-09-24 2024-02-21 株式会社ユナイトボード 不燃性ダンボールボード

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JPS57159438U (ja) 1982-10-06

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