JPS6321411Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321411Y2 JPS6321411Y2 JP1982084970U JP8497082U JPS6321411Y2 JP S6321411 Y2 JPS6321411 Y2 JP S6321411Y2 JP 1982084970 U JP1982084970 U JP 1982084970U JP 8497082 U JP8497082 U JP 8497082U JP S6321411 Y2 JPS6321411 Y2 JP S6321411Y2
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- Japan
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- core material
- paper
- metal foil
- moisture
- back sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、襖、屏風、フラツシユパネル等用の
芯材に関する。
芯材に関する。
襖、屏風等の芯材として、ハニカム構造をした
コア材の表裏両面に、金属箔を外側面となるよう
に貼り付けた3mm程度の薄いダンボールシートを
各々貼合せて、金属箔によりコア材が外気から湿
気を吸収しないようにしたものを出願人は開発し
ていた。しかし、このような芯材は、金属箔が芯
材の最外表面側に位置するから、両金属箔の間に
コア材を挾んでダンボール層が存在し、芯材の表
面側の外気と裏面側の外気の間に温度差がある
と、温度の低い方のダンボールシートがコア材の
水分を吸収してコア材から一方のダンボールシー
トに水分が移行し、さらにはコア材を介して他方
側のダンボールシートの水分までも吸収する等、
表裏のダンボールシートの水分含有状態に意外と
も思える大きな差が生じ、その結果ダンボールシ
ートの一方が伸び、他方が収縮するため、芯材に
反りを生じてしまう。また、この芯材は、ダンボ
ールシートが一般に3mm程度の厚さを有するか
ら、ハニカム構造体の軽いコア材をダンボールシ
ートの厚さ分だけ薄くし、これに代つて意外に重
いダンボールシートが加わるので芯材として重く
なるという欠点があつた。
コア材の表裏両面に、金属箔を外側面となるよう
に貼り付けた3mm程度の薄いダンボールシートを
各々貼合せて、金属箔によりコア材が外気から湿
気を吸収しないようにしたものを出願人は開発し
ていた。しかし、このような芯材は、金属箔が芯
材の最外表面側に位置するから、両金属箔の間に
コア材を挾んでダンボール層が存在し、芯材の表
面側の外気と裏面側の外気の間に温度差がある
と、温度の低い方のダンボールシートがコア材の
水分を吸収してコア材から一方のダンボールシー
トに水分が移行し、さらにはコア材を介して他方
側のダンボールシートの水分までも吸収する等、
表裏のダンボールシートの水分含有状態に意外と
も思える大きな差が生じ、その結果ダンボールシ
ートの一方が伸び、他方が収縮するため、芯材に
反りを生じてしまう。また、この芯材は、ダンボ
ールシートが一般に3mm程度の厚さを有するか
ら、ハニカム構造体の軽いコア材をダンボールシ
ートの厚さ分だけ薄くし、これに代つて意外に重
いダンボールシートが加わるので芯材として重く
なるという欠点があつた。
また、ダンボール製の襖主体に湿気や熱気によ
る伸縮が起らないようにしたものとして、複数の
ダンボールシートを金属箔を間にして積層して、
各ダンボールシート間を金属箔で仕切つた芯材が
実公昭48−35693号公報において開示されている。
しかし、この芯材たる襖主体は、ダンボールシー
トの製造と、これに金属箔を接着する工程とを要
するため、その製造が面倒でそれだけ高価にな
り、また複数層のダンボールで構成されるため、
依然として襖等の芯材として要求される軽量化が
達成できない難点があつた。
る伸縮が起らないようにしたものとして、複数の
ダンボールシートを金属箔を間にして積層して、
各ダンボールシート間を金属箔で仕切つた芯材が
実公昭48−35693号公報において開示されている。
しかし、この芯材たる襖主体は、ダンボールシー
トの製造と、これに金属箔を接着する工程とを要
するため、その製造が面倒でそれだけ高価にな
り、また複数層のダンボールで構成されるため、
依然として襖等の芯材として要求される軽量化が
達成できない難点があつた。
本考案は、襖、屏風等の芯材に適する軽さと強
度とを有し、しかも、悪条件のもとでも反りが生
じないようにした芯材を提供することを目的とす
る。
度とを有し、しかも、悪条件のもとでも反りが生
じないようにした芯材を提供することを目的とす
る。
上記目的は、本考案によれば、ボード紙とその
ボード紙の表裏両側に設けた金属箔による断湿層
とを含む表装紙をダンボール原紙によるハニカム
構造体あるいは合成樹脂発泡体等の如き軽量の平
板状コア材の表裏両面に接着した構成の芯材とす
ることにより達成される。
ボード紙の表裏両側に設けた金属箔による断湿層
とを含む表装紙をダンボール原紙によるハニカム
構造体あるいは合成樹脂発泡体等の如き軽量の平
板状コア材の表裏両面に接着した構成の芯材とす
ることにより達成される。
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
する。
第1図及び第2図において、1は厚さ約10mmの
平板状のコア材で、このコア材1の表裏両面に
0.6〜1.2mm程度の厚みの表装紙2,3が接着され
ている。
平板状のコア材で、このコア材1の表裏両面に
0.6〜1.2mm程度の厚みの表装紙2,3が接着され
ている。
コア材1は、図示の例ではダンボール用の原紙
を用いたハニカム構造体であるが、合成樹脂発泡
体でもよく、軽量でしかも表裏両面に表装紙2,
3を貼合せた状態において適度の強度を得られる
ものであればよい。
を用いたハニカム構造体であるが、合成樹脂発泡
体でもよく、軽量でしかも表裏両面に表装紙2,
3を貼合せた状態において適度の強度を得られる
ものであればよい。
表装紙2,3は、襖、屏風等の芯材としての強
度、特に、芯材表面強度を得るための板紙、厚紙
のようなボード紙4と、このボード紙4の表裏両
側に配されたアルミニウム合金等の金属箔からな
る断湿層5,6と、両断湿層5,6の外側に配置
されたクラフト紙7,8とを、クラフト紙8、断
湿層6、ボード紙4、断湿層5、クラフト紙7の
順に積層粘着したもので0.6〜1.2mm程度の厚みで
あり、クラフト紙7が前記コア材1に接着されて
いる。
度、特に、芯材表面強度を得るための板紙、厚紙
のようなボード紙4と、このボード紙4の表裏両
側に配されたアルミニウム合金等の金属箔からな
る断湿層5,6と、両断湿層5,6の外側に配置
されたクラフト紙7,8とを、クラフト紙8、断
湿層6、ボード紙4、断湿層5、クラフト紙7の
順に積層粘着したもので0.6〜1.2mm程度の厚みで
あり、クラフト紙7が前記コア材1に接着されて
いる。
なお、前記ボード紙4、金属箔による断湿層
5,6、クラフト紙7,8の各々の厚さの一例を
示すと、ボード紙4は0.4〜0.8mm、金属箔による
断湿層5,6は約7μ、クラフト紙7,8は通常
約0.1mmである。これらを加算し接着層の厚みを
加えると0.6〜1.2mmとなる。
5,6、クラフト紙7,8の各々の厚さの一例を
示すと、ボード紙4は0.4〜0.8mm、金属箔による
断湿層5,6は約7μ、クラフト紙7,8は通常
約0.1mmである。これらを加算し接着層の厚みを
加えると0.6〜1.2mmとなる。
このように構成された芯材は、各表装紙2,3
のボード紙4の表裏両面に金属箔による断湿層
5,6が位置し、コア材1の表裏両側に断湿層
5,5が位置するから、断湿層5,5,6,6に
よりボード紙4とコア材1間の水分の移動が阻止
されるとともにボード紙4と外気との間の水分の
移動も阻止される。従つてたとえ、芯材の表側と
裏側の外気に温度および湿度の差が大きくあつて
も反りを生じるおそれがない。また、各表装紙
2,3がボード紙4、断湿層5,6、及びクラフ
ト紙7,8を積層接着したグルーサンド紙のよう
なもものであるから、製造が簡単で廉価であり、
しかも、各表装紙2,3はボード紙4を中間層と
して更にその表裏に金属箔を接着しているもので
あるから、充分な強度を有し、襖、屏風等の芯材
としての強度を保証できるにもかかわらず非常に
薄いので、軽量のコア材1を薄くする必要がな
い。従つて、襖等のパネルに使用する芯材として
軽量で且つ充分な強度を有し、しかも反りが実質
的に起らないものである。
のボード紙4の表裏両面に金属箔による断湿層
5,6が位置し、コア材1の表裏両側に断湿層
5,5が位置するから、断湿層5,5,6,6に
よりボード紙4とコア材1間の水分の移動が阻止
されるとともにボード紙4と外気との間の水分の
移動も阻止される。従つてたとえ、芯材の表側と
裏側の外気に温度および湿度の差が大きくあつて
も反りを生じるおそれがない。また、各表装紙
2,3がボード紙4、断湿層5,6、及びクラフ
ト紙7,8を積層接着したグルーサンド紙のよう
なもものであるから、製造が簡単で廉価であり、
しかも、各表装紙2,3はボード紙4を中間層と
して更にその表裏に金属箔を接着しているもので
あるから、充分な強度を有し、襖、屏風等の芯材
としての強度を保証できるにもかかわらず非常に
薄いので、軽量のコア材1を薄くする必要がな
い。従つて、襖等のパネルに使用する芯材として
軽量で且つ充分な強度を有し、しかも反りが実質
的に起らないものである。
なお、上記実施例において、最外面に位置する
紙8,8はかならずしもクラフト紙にする必要は
なく、これを化粧紙にしてもよい。
紙8,8はかならずしもクラフト紙にする必要は
なく、これを化粧紙にしてもよい。
考案の効果
以上のように、本考案の芯材によると、表装紙
が、ボード紙とその表裏に設けた金属箔とを含む
積層構造であつてボード紙によつて所定の強度を
有し、且つ、ダンボール紙等と較べて非常に薄い
から、軽量化の基になつているコア材を薄くする
ことがない。従つて、この芯材は、全体として軽
量で、且つ所定の強度、特に表裏両側から押えて
容易にはへこみ等を起さない強度を有するもので
ある。
が、ボード紙とその表裏に設けた金属箔とを含む
積層構造であつてボード紙によつて所定の強度を
有し、且つ、ダンボール紙等と較べて非常に薄い
から、軽量化の基になつているコア材を薄くする
ことがない。従つて、この芯材は、全体として軽
量で、且つ所定の強度、特に表裏両側から押えて
容易にはへこみ等を起さない強度を有するもので
ある。
また、表装紙の母体であるボード紙の表裏に設
けた金属箔製の断湿層によつて、ボード紙とコア
材との間の湿気の移動、およびボード紙と外気と
の間の湿気の移動がそれぞれ阻止されるので、芯
材の表裏両側の外気における大きな温度差、湿度
差等の悪条件下であつても問題になるような反り
を生じることがない。
けた金属箔製の断湿層によつて、ボード紙とコア
材との間の湿気の移動、およびボード紙と外気と
の間の湿気の移動がそれぞれ阻止されるので、芯
材の表裏両側の外気における大きな温度差、湿度
差等の悪条件下であつても問題になるような反り
を生じることがない。
さらに、表装紙は単なる積層接着により製造す
ることができるし、表装紙をコア材に接着すれば
よいのみであるから、製造が容易であり、廉価に
なる。
ることができるし、表装紙をコア材に接着すれば
よいのみであるから、製造が容易であり、廉価に
なる。
このように本考案の芯材は、軽くて充分な強度
を有し、しかも悪条件のもとでも反りが生じない
もので、襖、屏風等の芯材として最適の効果を発
揮するものである。
を有し、しかも悪条件のもとでも反りが生じない
もので、襖、屏風等の芯材として最適の効果を発
揮するものである。
第1図は本考案に係る芯材の一部を切欠いた斜
視図、第2図は第1図の−線断面図である。 1:コア材、2,3:表装紙、4:ボード紙、
5,6:断湿層、7,8:クラフト紙。
視図、第2図は第1図の−線断面図である。 1:コア材、2,3:表装紙、4:ボード紙、
5,6:断湿層、7,8:クラフト紙。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ダンボール原紙によるハニカム構造体あるい
は合成樹脂発泡体等の軽量の平板状コア材1の
表裏両面に表装紙2,3を接着してなり、各表
装紙2,3は、ボード紙4を中間層とし、該ボ
ード紙4の表裏両側に夫々金属箔による断湿層
5,6を設けていることを特徴とする襖、屏風
等の芯材。 (2) 前記表装紙2,3は表側から化粧紙またはク
ラフト紙8、金属箔6、ボード紙4、金属箔
5、クラフト紙7の順で積層粘着してなる実用
新案登録請求の範囲第1項記載の芯材。 (3) 前記金属箔5,6はアルミニウム合金製であ
る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
記載の芯材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8497082U JPS58187433U (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 襖、屏風等の芯材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8497082U JPS58187433U (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 襖、屏風等の芯材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58187433U JPS58187433U (ja) | 1983-12-13 |
JPS6321411Y2 true JPS6321411Y2 (ja) | 1988-06-13 |
Family
ID=30093887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8497082U Granted JPS58187433U (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 襖、屏風等の芯材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58187433U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10711A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 木質系フラッシュパネル用芯材 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5369214A (en) * | 1976-12-02 | 1978-06-20 | Daido Steel Sheet Corp | Method of making flame proof and fire resistant panel |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51143860U (ja) * | 1975-05-15 | 1976-11-19 | ||
JPS58171335U (ja) * | 1982-05-13 | 1983-11-16 | 凸版印刷株式会社 | パネル状芯材 |
-
1982
- 1982-06-08 JP JP8497082U patent/JPS58187433U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5369214A (en) * | 1976-12-02 | 1978-06-20 | Daido Steel Sheet Corp | Method of making flame proof and fire resistant panel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58187433U (ja) | 1983-12-13 |
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