JPS6113302Y2 - - Google Patents

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JPS6113302Y2
JPS6113302Y2 JP13812580U JP13812580U JPS6113302Y2 JP S6113302 Y2 JPS6113302 Y2 JP S6113302Y2 JP 13812580 U JP13812580 U JP 13812580U JP 13812580 U JP13812580 U JP 13812580U JP S6113302 Y2 JPS6113302 Y2 JP S6113302Y2
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JP
Japan
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polyolefin resin
adhesive
composite board
hollow composite
weight
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JP13812580U
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JPS5762027U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ポリオレフイン樹脂からなる凹凸シ
ートの片面ないし両面にポリオレフイン樹脂100
重量部に対し、エチレン性不飽和カルボン酸もし
くはその無水物0.01〜20重量部を反応させて得ら
れる樹脂を主成分とする接着性ポリオレフイン樹
脂を介して金属あるいは非金属の板を貼合わせた
中空複合板に関する。
従来、ポリオレフイン樹脂シートに凹凸加工を
施し、その片面または両面に同種のポリオレフイ
ン樹脂シートライナーを貼合わせたものの一例に
プラスチツク段ボールがある。しかしながら、こ
れら一般のプラスチツク段ボールのように中芯と
ライナーが同一材料の場合は中芯とライナー間の
接着強度にはさほどの問題はないが、両者の材料
が異なる場合は上記接着強度の満足なものは得ら
れ難い。例えば、中芯にポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどのプラスチツクを用いて、その片面ま
たは両面にステンレス板などの金属板を融着など
によつて直接接着した場合は、その接着強度は非
常に弱く到底実用的なものにはなり得ない。一
方、上記プラスチツクと金属板を接着剤を介して
接着した複合板もその接着強度は必ずしも満足な
ものでなく、かつ接着のための材料費および装置
に要する費用の上昇によつて経済性が低下する。
本考案は上記問題点の解決された経済的な中空
複合板を提供することを目的とする。すなわち、
本考案の中空複合板は、ポリオレフイン樹脂から
なる凹凸シート(以下、シートと略称する)の片
面もしくは両面に前記接着性ポリオレフイン樹脂
を介して異種材料である金属あるいは非金属の板
を貼合わせて所望により独立空気室を設けた中空
複合板である。
本考案に使用される接着性ポリオレフイン樹脂
には、高中低圧法で製造されるポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチ
ルペンテン−1、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体からなる群から選ばれる少な
くとも1種以上からなる単独重合体、共重合体ま
たはそれらの混合物100重量部に対し、エチレン
性不飽和カルボン酸もしくはその無水物の0.01〜
20重量部、好ましくは0.1〜10重量部を反応させ
た変性物または上記接着性物質と上記ポリオレフ
イン樹脂の混合物などが挙げられる。
上記エチレン性不飽和カルボン酸もしくはその
無水物の量が0.01重量部未満においては接着強度
が弱く、20重量部を超える場合においては反応時
にゲルが発生する等の不都合を生じる。
上記接着性ポリオレフイン樹脂の具体例には、
エチレンとポリエチレンにラジカル発生剤の存在
下で上記エチレン性カルボン酸を付加した変性ポ
リエチレンなどの変性物が挙げられる。
上記エチレン性不飽和カルボン酸およびその無
水物とはアクリル酸、メタクリル酸など一塩基性
不飽和カルボン酸またはマレイン酸、フマル酸、
イタコン酸などの二塩基性不飽和カルボン酸およ
び二塩基性不飽和カルボン酸の無水物、すなわち
無水マレイン酸、無水イタコン酸などである。こ
れらの中で特に無水マレイン酸が好ましい。
本考案の中空複合板のライナー部を構成する材
料としては、シートにはポリオレフイン系樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹
脂、ポリエステル系樹脂などの熱可塑性合成樹脂
類、金属板にはステンレス板、アルミニウム板、
亜鉛板などの金属板類、非金属板には合板、布
帛、不織布、織布、アスベスト板、板紙などの非
金属類などが使用される。更に、ライナーは中空
複合板の片面もしくは両面に貼合わせてよく、ま
た材質は中芯と同種、異種いずれでもよい。
本考案の一例の中空複合板を構成する独立空気
室の形状は円形、だ円形、まゆ型などいずれでも
よく、剛性などの強度を損なわないように配慮す
れば特に限定はない。
以下、本考案を第1図、第2図を参照して具体
的に説明する。
第1図は本考案の中空複合板の一例の断面図を
示すもので、この中空複合板は、ポリエチレンシ
ート1に凹凸の型付けをした中芯に、ポリエチレ
ン100重量部にラジカル発生剤の存在下無水マレ
イン酸0.5重量部を反応させた変性ポリエチレン
(接着性ポリエチレン)フイルム2を介してステ
ンレス板4を貼着して独立空気室を形成させた複
合板で、両者の層間接着強度は非常に大きい。第
2図は本考案の中空複合板の一例の斜視図を示し
もので、この複合板は第1図の複合板に更に中芯
と同じ材質のライナー5が接着された複合板であ
る。
本考案の中空複合板は、凹凸シートからなる中
芯、接着性ポリオレフイン樹脂フイルムおよび金
属板または非金属板からなるライナーの三者を加
熱下同時に熱圧着する方法、あらかじめライナー
材に接着性ポリオレフイン系樹脂を被覆もしくは
積層したものと中芯とを接着性ポリオレフイン樹
脂層を加熱して接着させる方法、あるいは接着性
ポリオレフイン樹脂の溶融体を中芯とライナーの
間に流し入れる方法などの公知の方法によつて製
造することが可能で、特殊の製造方法は必要とし
ない。
このように、本考案の中空複合板は、ポリオレ
フイン樹脂からなる凹凸シートの片面もしくは両
面に前記特殊な接着性ポリオレフイン系樹脂を介
して異種材料である金属板あるいは非金属板など
を貼合わせることによつて強固な接着性を有する
複合板が安価に製造され、しかも剛性、化粧性な
どの特性を具備した製品が得られる。これらの中
空複合板はプラスチツク段ボール材、自動車用内
装材、建築パネルなどの従来の用途に加えて、化
粧板、流し台の背板など剛性を要求される内、外
装用板などの幅広い分野にも使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の中空複合板の一例の断面図
を、第2図は同斜視図を示す。 1……ポリオレフインシート、2……接着性ポ
リオレフイン樹脂、3……独立空気室、4……金
属板または非金属板、5……ポリオレフインシー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ポリオレフイン樹脂からなる凹凸シートの片
    面ないし両面に、ポリオレフイン樹脂100重量
    部に対し、エチレン性不飽和カルボン酸もしく
    はその無水物0.01〜20重量部を反応させて得ら
    れる樹脂を主成分とする接着性ポリオレフイン
    樹脂を介して金属あるいは非金属板を貼合せし
    めた中空複合板。 (2) 前記エチレン性不飽和カルボン酸無水物が、
    無水マレイン酸である実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の中空複合板。
JP13812580U 1980-09-30 1980-09-30 Expired JPS6113302Y2 (ja)

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JP13812580U JPS6113302Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

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JP13812580U JPS6113302Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

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JPS5762027U JPS5762027U (ja) 1982-04-13
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JPS6195941A (ja) * 1984-10-18 1986-05-14 三菱油化バーディッシェ株式会社 緩衝性積層材の製造方法
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JP2014121828A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kawakami Sangyo Co Ltd 気泡シート体、梱包具

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