JPS6054861B2 - 包装用積層材 - Google Patents
包装用積層材Info
- Publication number
- JPS6054861B2 JPS6054861B2 JP55022993A JP2299380A JPS6054861B2 JP S6054861 B2 JPS6054861 B2 JP S6054861B2 JP 55022993 A JP55022993 A JP 55022993A JP 2299380 A JP2299380 A JP 2299380A JP S6054861 B2 JPS6054861 B2 JP S6054861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum foil
- polyolefin resin
- packaging
- laminated material
- carboxyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は包装用積層材に関する。
本発明の積層材は、とくにレトルトパウチすなわちレト
ルト食品を収容する袋の材料として通している。 レト
ルトパウチをつくる包装材は、従来、アルミ箔をはさん
で一方の側に延伸ポリエステルまたは延伸ナイロンを、
また他の側にポリオレフィン樹脂とくに高密度ポリエチ
レンまたはポリプロピレンをドライラミネーションによ
り貼り合わせて製造している。
ルト食品を収容する袋の材料として通している。 レト
ルトパウチをつくる包装材は、従来、アルミ箔をはさん
で一方の側に延伸ポリエステルまたは延伸ナイロンを、
また他の側にポリオレフィン樹脂とくに高密度ポリエチ
レンまたはポリプロピレンをドライラミネーションによ
り貼り合わせて製造している。
ドライラミネーション用の接着剤としては、耐熱性およ
び耐水性が要求されるので、一般にウレタン系のものが
使われている。 ウレタン系接着剤は、周知のとおり、
ポリイソシアネートと2個以上の活性水素原子をもつ化
合物(ポリエステル、ポリエーテルグリコールなど)と
の反応により接着機能が得られるものである。ところが
ポリイソシアネート化合物は一般に剌激性が強く、また
多少の毒性もある。 従つて、ウレタン系のドライラミ
ネーション用接着剤は、レトルトウチ用包装材の製造に
おいては、とくにパウチの内側に向けられるポリオレフ
ィン樹脂とアルミ箔との間には、できれば使用したくな
い。
び耐水性が要求されるので、一般にウレタン系のものが
使われている。 ウレタン系接着剤は、周知のとおり、
ポリイソシアネートと2個以上の活性水素原子をもつ化
合物(ポリエステル、ポリエーテルグリコールなど)と
の反応により接着機能が得られるものである。ところが
ポリイソシアネート化合物は一般に剌激性が強く、また
多少の毒性もある。 従つて、ウレタン系のドライラミ
ネーション用接着剤は、レトルトウチ用包装材の製造に
おいては、とくにパウチの内側に向けられるポリオレフ
ィン樹脂とアルミ箔との間には、できれば使用したくな
い。
この課題は、本発明に従つて、カルボキシル基を有す
るポリオレフィン樹脂を使用することにより解決された
。
るポリオレフィン樹脂を使用することにより解決された
。
本発明の包装用積層材は、延伸ポリエステルまたは延
伸ナイロンのフィルムとアルミ箔とをウレタン系接着剤
を介して貼り合わせたアルミ箔の面に、カルボキシル基
を有するポリオレフィン樹脂のフィルムを被覆してなる
。
伸ナイロンのフィルムとアルミ箔とをウレタン系接着剤
を介して貼り合わせたアルミ箔の面に、カルボキシル基
を有するポリオレフィン樹脂のフィルムを被覆してなる
。
被覆は押出しコーティング法により実施する。 カルボ
キシル基を有するポリオレフィン樹脂は、「アシッドポ
リマー」とよばれるものであつて、ポリオレフィンに無
水マレイン酸などの酸無水物を加圧加熱下に反応させた
り、オレフィンにアクリル酸のような不飽和カルボン酸
を共重合させるといつた方法で製造される。
キシル基を有するポリオレフィン樹脂は、「アシッドポ
リマー」とよばれるものであつて、ポリオレフィンに無
水マレイン酸などの酸無水物を加圧加熱下に反応させた
り、オレフィンにアクリル酸のような不飽和カルボン酸
を共重合させるといつた方法で製造される。
このカルボキシル基がアルミ箔表面への化学結合による
強固な接着を可能にし、ドライラミネーション用接着剤
を用いないラミネーションを実現するわけである。 本
発明の積層材の構成の一例を示せば、図面にみるとおり
である。延伸ポリエステル層3(厚さ12μ)の上に、
常法によりウレタン系接着剤の層4を介して、アルミ箔
5(厚さ9μ)をドライラミネーションし、さらにポリ
エチレン系のアシッドポリマー層6(厚さ60μ)を押
出コーティングして積層材1が形成される。延伸ポリエ
ステルの層3は、もちろん延伸ナイロンの層(厚さが、
たとえば15μ)でおきかえてもよい。アシッドポリマ
ーのアルミ箔への接着は、押出しコーティングの直前に
アルミ箔表面に対してウォッシュプライマー処理を施す
ことによつて、一層強固なものとすることができる。
強固な接着を可能にし、ドライラミネーション用接着剤
を用いないラミネーションを実現するわけである。 本
発明の積層材の構成の一例を示せば、図面にみるとおり
である。延伸ポリエステル層3(厚さ12μ)の上に、
常法によりウレタン系接着剤の層4を介して、アルミ箔
5(厚さ9μ)をドライラミネーションし、さらにポリ
エチレン系のアシッドポリマー層6(厚さ60μ)を押
出コーティングして積層材1が形成される。延伸ポリエ
ステルの層3は、もちろん延伸ナイロンの層(厚さが、
たとえば15μ)でおきかえてもよい。アシッドポリマ
ーのアルミ箔への接着は、押出しコーティングの直前に
アルミ箔表面に対してウォッシュプライマー処理を施す
ことによつて、一層強固なものとすることができる。
ウォッシュプライマリング操作は、通常の押出しコーテ
ィング装置に併設されているユニットを使用し、リン酸
またはアルカリの溶液を用いて、常法に従つて行なえば
よい。本発明の包装用積層材は、容器にしたときにアル
ミ箔の内側になる面にウレタン系接着剤を用いずに安定
な装着を実現しており、その接着はとくにウォッシュプ
ライマー処理を施す好ましい態様においてより強固であ
る。
ィング装置に併設されているユニットを使用し、リン酸
またはアルカリの溶液を用いて、常法に従つて行なえば
よい。本発明の包装用積層材は、容器にしたときにアル
ミ箔の内側になる面にウレタン系接着剤を用いずに安定
な装着を実現しており、その接着はとくにウォッシュプ
ライマー処理を施す好ましい態様においてより強固であ
る。
従つてこの積層材は、加熱および加圧といつた比較的苛
酷な条件にさらされ、しかも高度の安全性を要求される
レトルトパウチの材料としたとき、最もよくその性能を
発揮する。しかし、そのほかの用途、たとえば農薬の包
装材料などにも有用である。
酷な条件にさらされ、しかも高度の安全性を要求される
レトルトパウチの材料としたとき、最もよくその性能を
発揮する。しかし、そのほかの用途、たとえば農薬の包
装材料などにも有用である。
図面は本発明の包装用積層材の構成を示す拡大断面図で
ある。 1・・・・・・積層材、3・・・・・・延伸ポリエステ
ルまたは延伸ナイロン、4・・・・・・ウレタン系接着
剤、5・・・・・・アルミ箔、6・・・・・・カルボキ
シル基を有するポリオレフィン樹脂。
ある。 1・・・・・・積層材、3・・・・・・延伸ポリエステ
ルまたは延伸ナイロン、4・・・・・・ウレタン系接着
剤、5・・・・・・アルミ箔、6・・・・・・カルボキ
シル基を有するポリオレフィン樹脂。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 延伸ポリエステルまたは延伸ナイロンのフィルムと
アルミ箔とをウレタン系接着剤を介して貼り合わせたア
ルミ箔の面に、カルボキシル基を有するポリオレフィン
樹脂のフィルムを被覆してなる包装用積層材。 2 カルボキシル基を有するポリオレフィン樹脂で被覆
する面にウォッシュプライマー処理を施したアルミ箔を
用いる特許請求の範囲第1項の積層材。 3 カルボキシル基を有するポリオレフィン樹脂のフィ
ルムの被覆が押出しコーティングにより施された特許請
求の範囲第1項または第2項の積層材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55022993A JPS6054861B2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 包装用積層材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55022993A JPS6054861B2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 包装用積層材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56118854A JPS56118854A (en) | 1981-09-18 |
JPS6054861B2 true JPS6054861B2 (ja) | 1985-12-02 |
Family
ID=12098050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55022993A Expired JPS6054861B2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 包装用積層材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054861B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01178270U (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-20 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59106958A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-20 | 東洋製罐株式会社 | アルミニウム層を含む積層体 |
JPS59162232U (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-30 | 大日本印刷株式会社 | 包装材料 |
JPH0550563A (ja) * | 1991-08-21 | 1993-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | バリアー性紙複合容器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5384088A (en) * | 1976-12-15 | 1978-07-25 | Morton Norwich Products Inc | Method of production of sterilizable wrapping laminate |
JPS559804A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-24 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method of making stratified aluminium body |
JPS5512029A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-28 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Retort sterilizable hermetricall sealed package |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327208Y2 (ja) * | 1976-10-20 | 1978-07-11 |
-
1980
- 1980-02-26 JP JP55022993A patent/JPS6054861B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5384088A (en) * | 1976-12-15 | 1978-07-25 | Morton Norwich Products Inc | Method of production of sterilizable wrapping laminate |
JPS559804A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-24 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method of making stratified aluminium body |
JPS5512029A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-28 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Retort sterilizable hermetricall sealed package |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01178270U (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56118854A (en) | 1981-09-18 |
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