JPS6241803Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6241803Y2 JPS6241803Y2 JP1980166571U JP16657180U JPS6241803Y2 JP S6241803 Y2 JPS6241803 Y2 JP S6241803Y2 JP 1980166571 U JP1980166571 U JP 1980166571U JP 16657180 U JP16657180 U JP 16657180U JP S6241803 Y2 JPS6241803 Y2 JP S6241803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene
- density polyethylene
- paper
- layer
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000004702 low-density polyethylene Substances 0.000 claims description 16
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 13
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 13
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- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はポリエチレン加工紙の改良に関し、従
来品より高い引裂強度をもつたポリエチレン加工
紙を提供する。
来品より高い引裂強度をもつたポリエチレン加工
紙を提供する。
紙にポリエチレンをコートしたポリエチレン加
工紙は、耐水性とヒートシール性を利用して、紙
カツプや各種カートン、たとえば牛乳や果汁の容
器をつくるのに広く使用されている。ポリエチレ
ンとしては、通常は高圧法で製造した低密度ポリ
エチレンが、ヒートシール性のよいことから好ん
で用いられ、押出しコーテイングによる加工が一
般に行なわれる。
工紙は、耐水性とヒートシール性を利用して、紙
カツプや各種カートン、たとえば牛乳や果汁の容
器をつくるのに広く使用されている。ポリエチレ
ンとしては、通常は高圧法で製造した低密度ポリ
エチレンが、ヒートシール性のよいことから好ん
で用いられ、押出しコーテイングによる加工が一
般に行なわれる。
この種のポリエチレン加工紙の引裂強度は、主
として基材である紙によつて与えられ、ポリエチ
レンはほとんど寄与しないから、全体としてあま
り高いものではない。カートンの大型化を可能に
するには、材料であるポリエチレン加工紙の強度
の増大が前提となるし、酒類のような浸透性の強
い液体を入れる容器においては、ポリエチレン層
のピンホールを通して液がしみ込んで紙を濡らし
たときに、局部的な強度低下により起り得る破壊
を防ぐ上でも、ポリエチレン加工紙はより強力で
あつて欲しい。
として基材である紙によつて与えられ、ポリエチ
レンはほとんど寄与しないから、全体としてあま
り高いものではない。カートンの大型化を可能に
するには、材料であるポリエチレン加工紙の強度
の増大が前提となるし、酒類のような浸透性の強
い液体を入れる容器においては、ポリエチレン層
のピンホールを通して液がしみ込んで紙を濡らし
たときに、局部的な強度低下により起り得る破壊
を防ぐ上でも、ポリエチレン加工紙はより強力で
あつて欲しい。
本考案はこの要求にこたえたものであつて、中
低圧法により製造される高密度ポリエチレンが低
密度ポリエチレンより強力であることを利用し
て、引裂強度の高いポリエチレン加工紙を実現し
たものである。
低圧法により製造される高密度ポリエチレンが低
密度ポリエチレンより強力であることを利用し
て、引裂強度の高いポリエチレン加工紙を実現し
たものである。
図面によつて説明すれば、第1図に示すよう
に、本考案のポリエチレン加工紙1は、紙2の少
なくとも一方の面に、低密度ポリエチレンの押出
しコーテイング層3を介して、高密度ポリエチレ
ンのフイルム4を貼り合わせ、さらにその上に低
密度ポリエチレンの層5を設けた構成を基本とす
る。
に、本考案のポリエチレン加工紙1は、紙2の少
なくとも一方の面に、低密度ポリエチレンの押出
しコーテイング層3を介して、高密度ポリエチレ
ンのフイルム4を貼り合わせ、さらにその上に低
密度ポリエチレンの層5を設けた構成を基本とす
る。
高密度ポリエチレンとは、通常、密度0.94g/
cm3以上のものをいうが、その中でも、高分子量で
密度が高く、結晶性も高いものが効果的である。
こうした高密度ポリエチレンは、低密度のものの
ように紙に直接コーテイングしても好結果が得ら
れないし、ヒートシール性もよくないので、従来
はかえりみられなかつたものである。本考案はこ
の問題を、低密度ポリエチレンの層を利用するこ
とで解決している。
cm3以上のものをいうが、その中でも、高分子量で
密度が高く、結晶性も高いものが効果的である。
こうした高密度ポリエチレンは、低密度のものの
ように紙に直接コーテイングしても好結果が得ら
れないし、ヒートシール性もよくないので、従来
はかえりみられなかつたものである。本考案はこ
の問題を、低密度ポリエチレンの層を利用するこ
とで解決している。
高密度ポリエチレンのフイルムの厚さは、加工
紙に期待する強度にもよるが、20μ以上、通常は
40〜50μ程度あればよい。
紙に期待する強度にもよるが、20μ以上、通常は
40〜50μ程度あればよい。
高密度ポリエチレンフイルムの上に、さらに低
密度ポリエチレンの層を設けることにより、この
面が良好なヒートシール性をもつ。必要であれ
ば、他方の面もヒートシール可能にすることがで
きる。第2図は、両面に低密度ポリエチレンの層
5,5を設けて両面ヒートシール性にした例を示
す。
密度ポリエチレンの層を設けることにより、この
面が良好なヒートシール性をもつ。必要であれ
ば、他方の面もヒートシール可能にすることがで
きる。第2図は、両面に低密度ポリエチレンの層
5,5を設けて両面ヒートシール性にした例を示
す。
実施例
基材の用紙としてカツプ原紙220Kg/m2を用
い、これに密度0.95g/cm3の高密度ポリエチレン
の厚さ約40μのフイルムを、密度0.92g/cm3の低
密度ポリエチレンを厚さ20μで押出しコーテイン
グにより貼り合わせ、さらに両面に上記と同じ低
密度ポリエチレンの厚さ15μのヒートシールのた
めの層を与え、第2図の構成のポリエチレン加工
紙をつくつた。
い、これに密度0.95g/cm3の高密度ポリエチレン
の厚さ約40μのフイルムを、密度0.92g/cm3の低
密度ポリエチレンを厚さ20μで押出しコーテイン
グにより貼り合わせ、さらに両面に上記と同じ低
密度ポリエチレンの厚さ15μのヒートシールのた
めの層を与え、第2図の構成のポリエチレン加工
紙をつくつた。
この加工紙を試験機にかけて引裂強度を測定し
たところ、1000gの値を得た。
たところ、1000gの値を得た。
比較のため、前記の高密度ポリエチレン層をも
たず、その代りに同じ合計厚さの低密度ポリエチ
レンのコート層を有するポリエチレン加工紙をつ
くつた。その引裂強度は300gであつた。
たず、その代りに同じ合計厚さの低密度ポリエチ
レンのコート層を有するポリエチレン加工紙をつ
くつた。その引裂強度は300gであつた。
第1図は、本考案のポリエチレン加工紙の基本
的な構成を示す、模式的な断面図である。第2図
は、本考案のポリエチレン加工紙の別の態様を示
す、第1図と同様な断面図である。 1,1′……ポリエチレン加工紙、2……紙、
3……接着剤または低密度ポリエチレンの層、4
……高密度ポリエチレン層、5……低密度ポリエ
チレン層。
的な構成を示す、模式的な断面図である。第2図
は、本考案のポリエチレン加工紙の別の態様を示
す、第1図と同様な断面図である。 1,1′……ポリエチレン加工紙、2……紙、
3……接着剤または低密度ポリエチレンの層、4
……高密度ポリエチレン層、5……低密度ポリエ
チレン層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 紙2の少なくとも一方の面に、低密度ポリエ
チレンの押出しコーテイング層3を介して厚さ
20μ以上の高密度ポリエチレンのフイルム4を
貼り合わせ、さらにその上に低密度ポリエチレ
ンの層5を設けてなるポリエチレン加工紙1。 (2) 紙2の他方の面にも低密度ポリエチレンの層
5を設けた実用新案登録請求の範囲第1項のポ
リエチレン加工紙1′。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980166571U JPS6241803Y2 (ja) | 1980-11-20 | 1980-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980166571U JPS6241803Y2 (ja) | 1980-11-20 | 1980-11-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5788545U JPS5788545U (ja) | 1982-06-01 |
JPS6241803Y2 true JPS6241803Y2 (ja) | 1987-10-26 |
Family
ID=29525220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980166571U Expired JPS6241803Y2 (ja) | 1980-11-20 | 1980-11-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6241803Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019104517A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 容器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4627720B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2011-02-09 | 大日本印刷株式会社 | 紙容器 |
JP2006205593A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112889A (en) * | 1974-07-24 | 1976-01-31 | Sanyo Kokusaku Pulp Co | Suichudeno hakuriga yoina goseijushiramineetoshioyobisono seizoho |
JPS51105411A (ja) * | 1974-07-05 | 1976-09-18 | Champion Int Corp |
-
1980
- 1980-11-20 JP JP1980166571U patent/JPS6241803Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51105411A (ja) * | 1974-07-05 | 1976-09-18 | Champion Int Corp | |
JPS5112889A (en) * | 1974-07-24 | 1976-01-31 | Sanyo Kokusaku Pulp Co | Suichudeno hakuriga yoina goseijushiramineetoshioyobisono seizoho |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019104517A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5788545U (ja) | 1982-06-01 |
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