JPS6217232Y2 - - Google Patents

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JPS6217232Y2
JPS6217232Y2 JP3030579U JP3030579U JPS6217232Y2 JP S6217232 Y2 JPS6217232 Y2 JP S6217232Y2 JP 3030579 U JP3030579 U JP 3030579U JP 3030579 U JP3030579 U JP 3030579U JP S6217232 Y2 JPS6217232 Y2 JP S6217232Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
paper
moisture
foil
iron foil
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JP3030579U
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JPS55130835U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、防水、防湿性に優れかつ、反り、変
形のない断熱積層板に関する。
従来より、硬質合成樹脂発泡体を芯材として使
用した断熱積層板は、軽量でかつ高断熱を有する
が故に建材に広く使用されている。しかしながら
芯材として使用する硬質合成樹脂発泡体は、それ
自体わずかではあるが、吸湿性、透湿性があるの
で、断熱積層板は防湿、防水層を形成する必要が
あつた。
従来は、この防湿、防水層がポリオレフイン系
合成樹脂フイルムで形成されていた。
該合成樹脂フイルムで形成される防湿、防水層
は吸湿、透湿を有効に防ぐものであるが、該合成
樹脂フイルムの強度が不十分であるため、合成樹
脂フイルムを使用した断熱積層板が反り、変形を
起こし、又小さい外力により表面に凹凸のキズが
生じやすいなどの欠点があつた。
このことから、防湿層、防水層として金属箔を
使用することが研究され、アルミ箔、スチール箔
が使用されるようになつた。しかしアルミ箔は、
表面防湿材として適当な厚さにおいては機械的強
度が不充分であり、厚さが20μm以下の場合には
ピンホールも入りやすくなり、防水、防湿性が不
充分である。又機械的強度の高いスチール箔も圧
延による製造方法によるため50μm以下のスチー
ル箔を得ることが難かしく、又長手方向と幅方向
の圧延応力が不均一になるので残留歪を有し、機
械的強度に方向性が生じるものである。更に従来
のスチール箔では充分なる防錆、防蝕処理を施し
たものはなかつた。
このようなことから、従来の防水、防湿性表面
材はいずれも表面材として機械的強度が不充分で
あり、このような表面材を設けた断熱サンドイツ
チパネルは反りや変形しやすいものであつた。
本考案はこのような従来の防湿層、防水層を設
けた断熱積層板の欠点を解消し、吸湿、透湿がな
くしかも反り、変形がなく、外力により表面に凹
凸が生じにくい断熱積層板を得ることを目的とす
るものである。
すなわち本考案の断熱積層板は、硬質合成樹脂
発泡体1を芯材とし、その両側表面に紙3、合成
樹脂フイルム4及び電気鋳造法により製造された
鉄箔で少なくとも片側表面を防錆処理した鉄箔2
を順次積層一体化してなるものである。
本考案に使用する鉄箔は、鉄分を含む電解液か
ら電気鋳造法により製造され、鉄成分率99重量%
以上の純鉄箔である。鉄箔の厚味は7μmから、
100μm好ましくは15μmから50μmが良い。鉄
箔の防錆のために鉄箔の表又は表裏面に積層する
表面処理層としては、亜鉛、ニツケル、銅、スズ
等の電気メツキ層、リン酸処理層、クロム酸処理
層、塗料層、合成樹脂シート層がある。紙として
は、クラフト紙、古紙、石綿紙などがある。紙の
厚味は50μm以上好ましくは100μm以上が良
い。合成樹脂フイルムは、ポリエチレンフイル
ム、ポリプロピレンフイルム、ポリエステルフイ
ルムなどがある。合成樹脂フイルムの厚味は5μ
m以上、好ましくは10μm以上が良い。
硬質合成樹脂発泡体としては、硬質ウレタン発
泡体、ウレタン変性イソシアヌレート発泡体、イ
ソシアヌレート発泡体、硬質エポキシ発泡体、ス
チレン発泡体、フエノール発泡体などが使用でき
る。硬質合成樹脂発泡体として自己接着性があり
一体成型可能なものは、断熱積層板を製造する上
で有利である。
硬質合成樹脂発泡体として自己接着性のないも
のを使用する場合には、表面材と硬質合成樹脂発
泡体を接着剤を介して積層しても良い。
本考案による断熱積層板の特徴は、 1 表面材として、機械的強度に方向性がなく、
均一である鉄箔と紙を積層しているため、表面
材の機械的強度が増大し、断熱積層板の反り、
変形がなく、外力による凹凸が起りにくくな
る。
2 硬質合成樹脂発泡体との接着性の優れる紙を
表面材に使用しているために表面材の剥離は全
く起らない。
3 圧延により製造されるスチール箔及びアルミ
箔に比べ、本考案に使用する鉄箔は20μm以下
の厚味においてピンホールの数が少なく、該鉄
箔と紙を積層した表面材を使用する断熱積層板
は防水、防湿性に優れる。
4 表面材と硬質合成樹脂発泡体を積層する場合
に発生するしわ、破れなどが紙を鉄箔に積層す
ることにより紙の緩衝作用により防止できる。
5 鉄箔の表面処理層の材質を断熱積層板の用途
に応じて選択することが出来るもので幅広い用
途が展開される。
6 表面が鉄箔であるため断熱積層板の難燃性能
が優れる。(準不燃材料試験に合格する。) 本考案の断熱積層板は上記のごとく優れた性質
を有するために、用途が限定されず、広く建材分
野への利用が考えられるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す断面図である。 1……合成樹脂発泡体、2……鉄箔、3……
紙、4……合成樹脂フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質合成樹脂発泡体を芯材とし、その両側表面
    に紙、合成樹脂フイルム及び電気鋳造法により製
    造された鉄箔で少なくとも片側表面を防錆処理し
    た鉄箔を順次積層一体化してなる断熱積層板。
JP3030579U 1979-03-09 1979-03-09 Expired JPS6217232Y2 (ja)

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JP3030579U JPS6217232Y2 (ja) 1979-03-09 1979-03-09

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JP3030579U JPS6217232Y2 (ja) 1979-03-09 1979-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55130835U JPS55130835U (ja) 1980-09-16
JPS6217232Y2 true JPS6217232Y2 (ja) 1987-05-01

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ID=28879713

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JP3030579U Expired JPS6217232Y2 (ja) 1979-03-09 1979-03-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58164745U (ja) * 1982-04-30 1983-11-02 日本ゼオン株式会社 防火性断熱積層体

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Publication number Publication date
JPS55130835U (ja) 1980-09-16

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