JPS6035262B2 - 化粧材 - Google Patents
化粧材Info
- Publication number
- JPS6035262B2 JPS6035262B2 JP55107308A JP10730880A JPS6035262B2 JP S6035262 B2 JPS6035262 B2 JP S6035262B2 JP 55107308 A JP55107308 A JP 55107308A JP 10730880 A JP10730880 A JP 10730880A JP S6035262 B2 JPS6035262 B2 JP S6035262B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- decorative material
- base
- coated
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、化粧材の改良に関する。
化粧材の一種であるラミネート化粧材は、通常、薄葉紙
、紙間強化紙など、チタン白入りのものも含めて、「2
0〜35夕/〆原紙」とよばれる比較的薄手の原紙に絵
柄を印刷し、トップコートを施してつくられたプレコー
ト紙を、合板やパーティクルボードのような基材に貼り
合わせて している。
、紙間強化紙など、チタン白入りのものも含めて、「2
0〜35夕/〆原紙」とよばれる比較的薄手の原紙に絵
柄を印刷し、トップコートを施してつくられたプレコー
ト紙を、合板やパーティクルボードのような基材に貼り
合わせて している。
この種の化粧材は、絵柄印刷は鮮明で美麗にできるもの
も、プレコート紙が薄いため隠蔽性が不足で基材の色や
表面形状に影響されやすく、合板の目やせやパーテイク
ルボードのチップパターンが目立つなど、仕上り感が劣
るという欠点がある。
も、プレコート紙が薄いため隠蔽性が不足で基材の色や
表面形状に影響されやすく、合板の目やせやパーテイク
ルボードのチップパターンが目立つなど、仕上り感が劣
るという欠点がある。
また、耐水性とくに耐湿熱性に乏しく、化粧材の用途が
限定されるし、プレコート紙の抗張力が弱く破れやすい
ので、貼り合わせ作業に注意を要するといった問題もあ
る。本発明の化粧材は、上記の諸問題を、プラスチック
フィルムの押出しコーティングおよびそれとともに原紙
を重ねるという構成により、一挙に解決し得たものであ
る。
限定されるし、プレコート紙の抗張力が弱く破れやすい
ので、貼り合わせ作業に注意を要するといった問題もあ
る。本発明の化粧材は、上記の諸問題を、プラスチック
フィルムの押出しコーティングおよびそれとともに原紙
を重ねるという構成により、一挙に解決し得たものであ
る。
すなわち本発明の化粧材は、薄手の原紙の表面に柄の印
刷とトップコートを施したプレコート紙の裏面に、アン
カーコートを介してプラスチックフィルムの押出しコー
ティングおよびもう1枚の原紙とのラミネートを行なっ
てなる印刷紙を、基村上に貼り合わせて構成したもので
ある。上記の構成が実現する限り、製造の手順は任意に
変更できる。
刷とトップコートを施したプレコート紙の裏面に、アン
カーコートを介してプラスチックフィルムの押出しコー
ティングおよびもう1枚の原紙とのラミネートを行なっ
てなる印刷紙を、基村上に貼り合わせて構成したもので
ある。上記の構成が実現する限り、製造の手順は任意に
変更できる。
たとえば、トップコートは印刷紙を基材上に貼り合わせ
た後に行なう、いわゆるアフターコートであってもよく
、従ってここでトップコートとは、オーバープリント加
工を意味し、プレコート紙には、原紙に印刷をした状態
であって後にトップコートを施す予定のものを包含する
。原紙は、従来から使われている「20〜35多/原紙
Jを使用すればよく、印刷をした原紙と、ラミネートす
るもう1枚の原紙とは、もちろん同でも異種でもよい。
た後に行なう、いわゆるアフターコートであってもよく
、従ってここでトップコートとは、オーバープリント加
工を意味し、プレコート紙には、原紙に印刷をした状態
であって後にトップコートを施す予定のものを包含する
。原紙は、従来から使われている「20〜35多/原紙
Jを使用すればよく、印刷をした原紙と、ラミネートす
るもう1枚の原紙とは、もちろん同でも異種でもよい。
絵柄の印刷は、通常行なわれているように、グラビア印
刷が適当である。
刷が適当である。
現出しようとする絵に応じて、ベタおよび柄を1版また
は2版以上み合わせる。必要があれば、トップコートの
上にさらに印刷をのせることもある。こうして用意した
プレコ−ト紙は、裏面にアンカ−コートを施してから、
プラスチックフィルムのTダィ押出し‘こよる押出しコ
ーティングを行ない、同時にもう1枚の原紙をラミネー
トする。アンカーコートには、ドライラミネーション用
によく使われるウレタン系のものが適当である。押出し
コ−ティング用のプラスチックはポリエチレンが代表的
であるが、これは化粧材に耐水性を与えることが主な狙
いであるから、その役割を果すことができドライラミネ
ーション可能なものは、何でも使用できる。ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体
などがその例である。ラミネ−トは、2枚の原紙で1枚
のプラスチックフィルムをサンドイッチする方式に限ら
ず、必要があれば、3枚またはそれ以上の原紙を用い、
各原紙間にプラスチックフィルムをはさむ方式をとって
もよい。
は2版以上み合わせる。必要があれば、トップコートの
上にさらに印刷をのせることもある。こうして用意した
プレコ−ト紙は、裏面にアンカ−コートを施してから、
プラスチックフィルムのTダィ押出し‘こよる押出しコ
ーティングを行ない、同時にもう1枚の原紙をラミネー
トする。アンカーコートには、ドライラミネーション用
によく使われるウレタン系のものが適当である。押出し
コ−ティング用のプラスチックはポリエチレンが代表的
であるが、これは化粧材に耐水性を与えることが主な狙
いであるから、その役割を果すことができドライラミネ
ーション可能なものは、何でも使用できる。ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体
などがその例である。ラミネ−トは、2枚の原紙で1枚
のプラスチックフィルムをサンドイッチする方式に限ら
ず、必要があれば、3枚またはそれ以上の原紙を用い、
各原紙間にプラスチックフィルムをはさむ方式をとって
もよい。
このようにして得られた印刷紙は、適宜の接着剤を用い
て、合板、パーティクルボード、繊維板(ハードボード
、ィンシュレーションボード等)、パルプセメント板、
ケイ酸カルシウム板などの基材上に貼り合わせれば、化
粧材が完成する。
て、合板、パーティクルボード、繊維板(ハードボード
、ィンシュレーションボード等)、パルプセメント板、
ケイ酸カルシウム板などの基材上に貼り合わせれば、化
粧材が完成する。
本発明によるときは、まず製造工程において、印刷紙が
丈夫であるから貼り合わせ作業が容易であって、かつシ
ワが生じることが少なく、生産性および歩蟹りの両面で
有利になる。製品化粧材は、積層されたプラスチックフ
ィルムおよび少なくとももう1枚の原紙の存在により、
隠蔽力が十分であり、目やせのない良好な仕上り感を示
す。
丈夫であるから貼り合わせ作業が容易であって、かつシ
ワが生じることが少なく、生産性および歩蟹りの両面で
有利になる。製品化粧材は、積層されたプラスチックフ
ィルムおよび少なくとももう1枚の原紙の存在により、
隠蔽力が十分であり、目やせのない良好な仕上り感を示
す。
耐水性も格段に高まり、従来品のように印刷紙を通して
基材中に水分が入り、パーテイクルポードをふくれさせ
るおそれなど無い。従って、本発明の化粧材は、家具や
家庭電器製品のキャビネットをはじめ、壁面、天井など
の建材を含め、広い用途に向けることができる。実施例
図面に示す構成の化粧材1を製造した。
基材中に水分が入り、パーテイクルポードをふくれさせ
るおそれなど無い。従って、本発明の化粧材は、家具や
家庭電器製品のキャビネットをはじめ、壁面、天井など
の建材を含め、広い用途に向けることができる。実施例
図面に示す構成の化粧材1を製造した。
まず、原紙211として名古屋パルプ製のチタン入り紙
間強化紙「NS−T」30夕/枕を用い、通常グラビア
法で、木目模様を与えるべくべ夕212および柄213
を印刷し、ィンラィンでポリエステル系ウレタンコート
214を、やはりグラビア法で2回(6夕/れdひ塗布
)施した上に、下柄に同調した導管印刷215を重ねて
、同調プレコート紙21を用意した。
間強化紙「NS−T」30夕/枕を用い、通常グラビア
法で、木目模様を与えるべくべ夕212および柄213
を印刷し、ィンラィンでポリエステル系ウレタンコート
214を、やはりグラビア法で2回(6夕/れdひ塗布
)施した上に、下柄に同調した導管印刷215を重ねて
、同調プレコート紙21を用意した。
このプレコート紙21の裏面に、グラビアコ−ト法で、
アクリルーウレタン系アンカーコート22を3夕/で(
dry)塗布して乾燥後、Tダィ押出機から30〃の厚
さにポリエチレンフィルム23を押出しコーティングし
、同時にもう1枚の原紙「NS−T」30夕/で211
をラミネートし、チルロールで冷却して原紙2層のプレ
コート印刷紙2を調製した。
アクリルーウレタン系アンカーコート22を3夕/で(
dry)塗布して乾燥後、Tダィ押出機から30〃の厚
さにポリエチレンフィルム23を押出しコーティングし
、同時にもう1枚の原紙「NS−T」30夕/で211
をラミネートし、チルロールで冷却して原紙2層のプレ
コート印刷紙2を調製した。
パーティクルボード3上に、ポリ酢酸ビニル:尿素樹脂
=7:3の混合接着剤を60夕/で(wet)塗布し、
上記の印刷紙2を貼り合わせて、ラミネート化粧材1と
した。
=7:3の混合接着剤を60夕/で(wet)塗布し、
上記の印刷紙2を貼り合わせて、ラミネート化粧材1と
した。
製品は印刷紙の隠蔽性が十分でチップパターンの目立た
ない、良好な仕上り感を与えた。
ない、良好な仕上り感を与えた。
耐水性をしらべるため、印刷面に対して煮沸水蒸気を4
時間にわたって吹き当てる湿熱テストをしたが、全く変
化は認められなかった。
時間にわたって吹き当てる湿熱テストをしたが、全く変
化は認められなかった。
図面は、本発明の化粧材の一例についてその横を示す、
模式的な断面図である。 1・・・・・・化粧材、2・・・・・・印刷紙、3・・
・・・・基材、4・・・・・・接着剤、21…・・・プ
レコート紙、211・・・・・・、紙、23……プラス
チックフィルム。
模式的な断面図である。 1・・・・・・化粧材、2・・・・・・印刷紙、3・・
・・・・基材、4・・・・・・接着剤、21…・・・プ
レコート紙、211・・・・・・、紙、23……プラス
チックフィルム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 薄手の原紙の表面に柄の印刷とトツプコートを施し
たプレコート紙の裏面に、アンカーコートを介してプラ
スチツクフイルムの押出しコーテイングおよびもう1枚
の原紙とのラミネートを行なつてなる印刷紙を、基材上
の貼り合わせて構成した化粧材。 2 原紙が一般薄葉紙および紙間強化紙を代表とする2
0〜35g/m^3原紙であつて、同種または異種の原
紙をラミネートしてなる印刷紙を用いた特許請求の範囲
第1項の化粧材。 3 柄が木目模様であり、柄の印刷の上にトツプコート
を施してからさらに、木目に同調して導管の印刷を加え
たプレコート紙を用いた特許請求の範囲第1項の化粧材
。 4 プラスチツクフイルムがポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニルまたはエチレン−酢酸ビニル共重
合体である特許請求の範囲第1項の化粧材。 5 3枚またはそれ以上の原紙をプラスチツクフイルム
をはさんでラミネートした印刷紙を用いた特許請求の範
囲第1項の化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55107308A JPS6035262B2 (ja) | 1980-08-05 | 1980-08-05 | 化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55107308A JPS6035262B2 (ja) | 1980-08-05 | 1980-08-05 | 化粧材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5731571A JPS5731571A (en) | 1982-02-20 |
JPS6035262B2 true JPS6035262B2 (ja) | 1985-08-13 |
Family
ID=14455786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55107308A Expired JPS6035262B2 (ja) | 1980-08-05 | 1980-08-05 | 化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035262B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03118634U (ja) * | 1990-03-22 | 1991-12-06 | ||
JPH0929919A (ja) * | 1995-07-20 | 1997-02-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧板 |
JP2005145077A (ja) * | 2005-01-26 | 2005-06-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧板 |
-
1980
- 1980-08-05 JP JP55107308A patent/JPS6035262B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5731571A (en) | 1982-02-20 |
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