JPS5826113Y2 - 立体化粧材 - Google Patents
立体化粧材Info
- Publication number
- JPS5826113Y2 JPS5826113Y2 JP1978139461U JP13946178U JPS5826113Y2 JP S5826113 Y2 JPS5826113 Y2 JP S5826113Y2 JP 1978139461 U JP1978139461 U JP 1978139461U JP 13946178 U JP13946178 U JP 13946178U JP S5826113 Y2 JPS5826113 Y2 JP S5826113Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative
- pattern
- coating
- decorative sheet
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、立体化粧材に関する。
従来から、表面に印刷を施こした紙を、凹凸模様のつい
たロールまたはプレートと、弾力のあるロールまたはプ
レートとの間に通し、エンボスして重厚感を出した壁紙
が利用されている。
たロールまたはプレートと、弾力のあるロールまたはプ
レートとの間に通し、エンボスして重厚感を出した壁紙
が利用されている。
しかしながら、この機械的エンボス加工法によりエンボ
スを施こした壁紙は、■単に紙をエンボス底形しただけ
のものであり、エンボス模様を固定するものは例もない
ので、巻取保管時、又は被転写体にのりぽりするとき、
又は施工後において、外圧により圧潰されるか、或いは
吸湿によって凹凸が消失しやすい、■裏面が凹凸である
為、壁面への貼着施工がやりにくい等の欠点があった。
スを施こした壁紙は、■単に紙をエンボス底形しただけ
のものであり、エンボス模様を固定するものは例もない
ので、巻取保管時、又は被転写体にのりぽりするとき、
又は施工後において、外圧により圧潰されるか、或いは
吸湿によって凹凸が消失しやすい、■裏面が凹凸である
為、壁面への貼着施工がやりにくい等の欠点があった。
本考案者は、上記のような欠点を改良すべく種種検討の
結果、化粧絵柄模様を有し、かつ凹凸模様を有する化粧
シートの裏面に基材を重ね合わせ、該化粧シートと基材
とが、化粧シートの凹凸模様の凹凸によって接触する部
分でその両者を接着剤を介して貼り合わせたところ、化
粧シートと基材との非接触部分で空気層を形成し、これ
によって上記欠点は解消されるのみなりず、断熱性、吸
音性の高い化粧材が得られることを見出だしたものであ
り、本考案は、この知見にもとすいてなされたものであ
る。
結果、化粧絵柄模様を有し、かつ凹凸模様を有する化粧
シートの裏面に基材を重ね合わせ、該化粧シートと基材
とが、化粧シートの凹凸模様の凹凸によって接触する部
分でその両者を接着剤を介して貼り合わせたところ、化
粧シートと基材との非接触部分で空気層を形成し、これ
によって上記欠点は解消されるのみなりず、断熱性、吸
音性の高い化粧材が得られることを見出だしたものであ
り、本考案は、この知見にもとすいてなされたものであ
る。
上記の本考案について、図面を用いて更に詳細に説明す
る。
る。
先ず、本考案においては、第1図に示すように、シート
状物10表面に、印刷その他等の手段により化粧絵柄模
様2を形成し、更に、これにエンボス板或はエンボスロ
ール等によって凹凸模様3を賦形して、化粧絵柄模様2
と凹凸模様3とを存する化粧シートAを構成するもので
ある。
状物10表面に、印刷その他等の手段により化粧絵柄模
様2を形成し、更に、これにエンボス板或はエンボスロ
ール等によって凹凸模様3を賦形して、化粧絵柄模様2
と凹凸模様3とを存する化粧シートAを構成するもので
ある。
他力、本考案においては、第2図に示すように、所望の
基材4の上に、ロールコートその他等の通常のコーティ
ング方法で接着剤をコーティングして、接着剤層5を形
成する。
基材4の上に、ロールコートその他等の通常のコーティ
ング方法で接着剤をコーティングして、接着剤層5を形
成する。
而して、本考案においては、第3図に示すように上記の
化粧シートAの裏面に上記の基材4の接着剤層5面とを
重ね合わせ、該化粧シー)Aと基材4とな、該化粧シー
)Aの凹凸模様3の凹凸によって接触する部分Pにおい
て接着剤層5で貼り合わせ、他方、化粧シートへの凹凸
模様3の凹凸によって接触しない部分qにおいて、空気
層6を形成して、本考案の立体化粧材を得ることができ
るものである。
化粧シートAの裏面に上記の基材4の接着剤層5面とを
重ね合わせ、該化粧シー)Aと基材4とな、該化粧シー
)Aの凹凸模様3の凹凸によって接触する部分Pにおい
て接着剤層5で貼り合わせ、他方、化粧シートへの凹凸
模様3の凹凸によって接触しない部分qにおいて、空気
層6を形成して、本考案の立体化粧材を得ることができ
るものである。
上記において、シート状物としては例えば、各種の紙或
は加工紙類、セロファン、ポリエステル、ポリテトラフ
ロロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
タジェン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアセタール、ポリアクリル、ポリスチレン、ポ
リ酢酸ビニル又はアセタール等の如き合成樹脂のフィル
ム又はシート、アル□ニウム箔又は錫箔等の金属箔類等
の如きもの又はそれらを任意にう□ネートしたもの等が
使用できる。
は加工紙類、セロファン、ポリエステル、ポリテトラフ
ロロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
タジェン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアセタール、ポリアクリル、ポリスチレン、ポ
リ酢酸ビニル又はアセタール等の如き合成樹脂のフィル
ム又はシート、アル□ニウム箔又は錫箔等の金属箔類等
の如きもの又はそれらを任意にう□ネートしたもの等が
使用できる。
又、上記において、化粧絵柄模様を形成するには、例え
ば、インキないし塗料用ビヒクルに染料又は顔料等の着
色剤を添加し、更に、例えば可塑剤、安定剤、ワックス
・グリース、乾燥剤、補助乾燥剤、硬化剤、増粘剤、分
散剤、充填剤等の公知の添加剤を任意に添加して、溶剤
・希釈剤等で充分混練してなるインキないし塗料組成物
等を使用することができる。
ば、インキないし塗料用ビヒクルに染料又は顔料等の着
色剤を添加し、更に、例えば可塑剤、安定剤、ワックス
・グリース、乾燥剤、補助乾燥剤、硬化剤、増粘剤、分
散剤、充填剤等の公知の添加剤を任意に添加して、溶剤
・希釈剤等で充分混練してなるインキないし塗料組成物
等を使用することができる。
尚、本考案においては、化粧絵柄模様の上に、表面保護
層を形成することができ、例えば、樹脂を主成分とし、
これに所要の添加剤等を添加し、溶剤等で充分混練して
なる透明樹脂組成物を、例えば、ロールコート、グラビ
アコート、バーコード、エアナイフ・コート、フロコー
ト、ディップコート、スプレィコート等の通常りコーテ
イング力法でコーディングすること、或は、透明樹脂の
71′ルムないしシート状物を例えば接着剤塗布ラミネ
ーション法或は熱溶融ラミネーション法等の通常の積層
法で積層すること等によって形成することができる。
層を形成することができ、例えば、樹脂を主成分とし、
これに所要の添加剤等を添加し、溶剤等で充分混練して
なる透明樹脂組成物を、例えば、ロールコート、グラビ
アコート、バーコード、エアナイフ・コート、フロコー
ト、ディップコート、スプレィコート等の通常りコーテ
イング力法でコーディングすること、或は、透明樹脂の
71′ルムないしシート状物を例えば接着剤塗布ラミネ
ーション法或は熱溶融ラミネーション法等の通常の積層
法で積層すること等によって形成することができる。
又、上記において、接着剤としては、例えば天然樹脂を
主成分とする天然樹脂系接着剤、硝酸繊維素、#酸繊維
素、ビスコース、カルボキシルメチルセルロース等の繊
維素系誘導体を主成分とする繊維素系接着剤、レゾルシ
ノール樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、メラミン
・ユリア共縮合樹脂、ユリア樹脂、ポリエステル系樹脂
、シリコン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性合成樹脂、
酢酸ビニル樹脂、又はその変性樹脂、塩ビ・酢ビ共重合
樹脂、合成ゴム、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂等
の熱可塑性樹脂等の合成樹脂を主成分とする合成樹脂系
接着剤等を使用することができる。
主成分とする天然樹脂系接着剤、硝酸繊維素、#酸繊維
素、ビスコース、カルボキシルメチルセルロース等の繊
維素系誘導体を主成分とする繊維素系接着剤、レゾルシ
ノール樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、メラミン
・ユリア共縮合樹脂、ユリア樹脂、ポリエステル系樹脂
、シリコン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性合成樹脂、
酢酸ビニル樹脂、又はその変性樹脂、塩ビ・酢ビ共重合
樹脂、合成ゴム、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂等
の熱可塑性樹脂等の合成樹脂を主成分とする合成樹脂系
接着剤等を使用することができる。
又、上記において基材としては例えば、合板、各種の合
成樹脂板、或は積層板、厚手の紙、鉄板、アル□ニウム
板、マグネシウム板等の金属板、ガラス板、陶磁器類、
ハードボード、スレート板、センチユリ−ボード、パー
チクルボード、バークボード、石こうボード等を使用す
ることができる。
成樹脂板、或は積層板、厚手の紙、鉄板、アル□ニウム
板、マグネシウム板等の金属板、ガラス板、陶磁器類、
ハードボード、スレート板、センチユリ−ボード、パー
チクルボード、バークボード、石こうボード等を使用す
ることができる。
本考案によって得られる立体化粧材は、化粧シートと基
材との間に空気層が形成されているので、凹凸模様が消
えにくいという利点を有し、更に断熱性、保温性にも優
れているという利点がある。
材との間に空気層が形成されているので、凹凸模様が消
えにくいという利点を有し、更に断熱性、保温性にも優
れているという利点がある。
しかも、化粧シートの裏面を平滑にすることができるの
で、基材へのラミネートを簡単に行うことができるもの
である。
で、基材へのラミネートを簡単に行うことができるもの
である。
而して本考案によって得られる化粧材は、上記の如く極
めて優れた効果を有するので、建築物、車輌、船舶等の
天井、内張り或は室内装飾等の材料として、或は、家具
類、テーブル類、楽器類、弱電キャビネット類等の材料
として使用することができ広範囲の用途を有するもので
ある。
めて優れた効果を有するので、建築物、車輌、船舶等の
天井、内張り或は室内装飾等の材料として、或は、家具
類、テーブル類、楽器類、弱電キャビネット類等の材料
として使用することができ広範囲の用途を有するもので
ある。
次に具体例をあげて本考案について更に具体的に示す。
具体例
809/rr?の坪量の壁紙用原紙にグラビア印刷法に
より4色刷の花柄を印刷し、さらにロールコート法にて
ポリウレタン樹脂を2(H’/77Z2塗布1200C
にてみ乾燥せしめた。
より4色刷の花柄を印刷し、さらにロールコート法にて
ポリウレタン樹脂を2(H’/77Z2塗布1200C
にてみ乾燥せしめた。
次いでペーパーエンボス機にて凹凸を附与したシートを
作った。
作った。
一方10(H’/rr?未晒しクラフト紙に酢酸ビニル
エマルジョン接着剤を120f/rr?塗布、半乾燥状
態にて前記凹凸を附与した化粧シートを連続的に加圧接
着し、燥して目的のきわめて立体感のある断熱性にすぐ
れた壁紙を得た。
エマルジョン接着剤を120f/rr?塗布、半乾燥状
態にて前記凹凸を附与した化粧シートを連続的に加圧接
着し、燥して目的のきわめて立体感のある断熱性にすぐ
れた壁紙を得た。
第1図乃至第3図は、本考案の立体化粧材の構成を概略
的に示す断面図である。 1・・・・・・シート状物、2・・・・・・化粧絵柄模
様、3・・・・・・凹凸模様、4・・・・・・基材、5
・・・・・・接着剤層、6・・・・・・空気層。
的に示す断面図である。 1・・・・・・シート状物、2・・・・・・化粧絵柄模
様、3・・・・・・凹凸模様、4・・・・・・基材、5
・・・・・・接着剤層、6・・・・・・空気層。
Claims (1)
- 化粧絵柄模様を有し、かつ凹凸模様を有する化粧シート
と基材とを重ね合わせ、該化粧シートと基材とが、化粧
シートの凹凸模様の凹凸によって接触しない部分で空気
層を形成し、接触する部分でその両者を接着剤を介して
貼り合わせてなる立体化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978139461U JPS5826113Y2 (ja) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | 立体化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978139461U JPS5826113Y2 (ja) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | 立体化粧材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5557421U JPS5557421U (ja) | 1980-04-18 |
JPS5826113Y2 true JPS5826113Y2 (ja) | 1983-06-06 |
Family
ID=29113551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978139461U Expired JPS5826113Y2 (ja) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | 立体化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826113Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6343733B2 (ja) * | 2015-01-23 | 2018-06-13 | 聡 奥山 | 汚れがつきにくいシート |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4723622U (ja) * | 1971-04-06 | 1972-11-16 |
-
1978
- 1978-10-11 JP JP1978139461U patent/JPS5826113Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4723622U (ja) * | 1971-04-06 | 1972-11-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5557421U (ja) | 1980-04-18 |
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