JPS5931935B2 - ラミネ−ト化粧板の製造方法 - Google Patents

ラミネ−ト化粧板の製造方法

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JPS5931935B2
JPS5931935B2 JP54017757A JP1775779A JPS5931935B2 JP S5931935 B2 JPS5931935 B2 JP S5931935B2 JP 54017757 A JP54017757 A JP 54017757A JP 1775779 A JP1775779 A JP 1775779A JP S5931935 B2 JPS5931935 B2 JP S5931935B2
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JP
Japan
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decorative board
filler
specific gravity
powder
laminated decorative
Prior art date
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Expired
Application number
JP54017757A
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English (en)
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JPS55109620A (en
Inventor
義征 植田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はラミネート化粧板の製造方法に関するもので
ある。
ラミネート化粧板に金属光沢を与えるためには、従来よ
り透明な塗料や接着剤の中に銅、真鍮、鉛その他各種の
光沢性の金属粉末や雲母粉末を混入して合板等の基材に
塗布することが行われている。
ところが、これらの粉末は基材に対する隠蔽性に欠ける
ため、基材表面の色むらがそのラミネート化粧板の表面
にまで現われてその外観の色相を統一することができず
、これを防止するためにはあらかじめ基材に目止め剤を
塗布したり、塗料や接着剤にチタンなどの充填剤を金属
粉末とともに混入したりしている。しかし、目止み剤を
塗布するには工程数が増加するという問題があり、また
、チタンなどの充填剤を混入した場合には基材の隠蔽性
は確保できるものの金属粉末が充填剤にくるまれて十分
な光沢が得られなくなるという欠点があつた。
したがつて、この発明の目的は、基材をよく隠蔽して色
相が統一でき、しかもすぐれた金属光沢のあるラミネー
ト化粧板を簡単に得ることができるラミネート化粧板の
製造方法を提供することである。
すなわち、この発明は、合板、ハードボード、チップボ
ード、スレートなどからなる基材に比重が3.5以上の
隠蔽性のある充填剤と比重が3以下の光沢性粉末と分散
剤とを混入した接着剤を基材の上面に塗布し、その表面
に透光性シートをラミネートすることを特徴とするもの
であり、その隠蔽性のある充填剤としては、亜鉛華(比
重5.4〜5.7)、鉛白(同6.4〜6.9)、リト
ポン(同4.2〜4.3)、硫化亜鉛(同4.0〜4、
工)、酸化チタン(同3.7〜3.9)などの隠蔽性の
すぐれた白色の粉末を用い、亜鉛華、鉛白などの比重が
5.0以上のものが特に望ましい。
また、光沢性粉末としては、雲母粉(比重2.0〜3.
0)、アルミニウム粉末(同2.7)などを用い、その
混入割合は充填剤と光沢性粉末のそれぞれを1〜10%
とする。さらに、分散剤としては、ケイ酸ナトリウム、
リン酸ナトリウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン
酸カルシウムなどがよい。また、透光性シートとしては
、塩化ビニル、塩ビーアクリル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどの透明または半透明のシートに柄を印刷し
たパターンシートを用いるのが望ましく、その表面には
、さらにウレタン、アミノアルキッド、アクリル、ポリ
エステル等からなる透明の表面樹脂塗料で仕上げてもよ
い。
このようにして得たラミネート化粧板は、図面に示すよ
うに、基材1に塗布された接着剤2の内部の混入物が比
重に応じて2層に分離しており、基材1に近接した下層
は比重が大きい隠蔽性充填剤3で形成されるとともに上
層は比重が小さい光沢性粉末4で覆われており、その上
面にラミネートした印刷柄5を有する透光性シート6と
透光性表面樹脂塗料7とを介して光沢性粉末4に基づく
光沢が表面に現われてこのラミネート化粧板にすぐれた
輝りを与え、しかも基材1をよく隠蔽して色相むらのな
いものとすることができるのである。
なお、ここに用いる充填剤3は、光沢性粉末4との比重
差が大きい程、2層分離の程度が向上するため基材1に
対する隠蔽性が良好となるうえ光沢性粉末4の光沢を遮
ることがなくなり、したがつて亜鉛華や鉛白などの比重
が5.0以上のものが好適である。また、その混入量は
、1%以下になると隠蔽効果が得られず、10%を越え
ると光沢性粉末4の光沢を遮るとともに接着剤2の接着
性の低下を招くこととなる。さらに、光沢性粉末4につ
いても、その混入量は、170以下とすると光沢効果が
なくなり、10%を越えると接着剤の接着性の低下を招
くため、3〜5%とするのが最も良好である。
また、分散剤は、充填剤3および光沢性粉末4の表面を
活性化して容易に分散、分離させるために用いるもので
、1〜370の混入で良好な結果を得ることができる。
以上のように、この発明のラミネート化粧板の製造方法
は、基材の上面に、比重の大きい隠蔽性の充填剤と比重
の小さい光沢性粉末と分散剤とを混入した接着剤を基材
の上面に塗布するため、基材に目止め剤塗布などを行う
ことなく、単一工程で色相の統一化とすぐれた金属光沢
の付与を行うことができるという効果がある。
実施例 1: 加熱硬化後に透明となるエチレン一酢酸ビ系接着剤中に
、比重が5.5の亜鉛華を5701比重が2.7の雲母
粉を3%、ケイ酸ナトリウムを3%それぞれ混入し、こ
れを厚さ4w1tの合板にロールコータにて1109/
M2塗布し、半乾燥した後、その上から、あらかじめチ
ーク柄を印刷した厚さ70μの塩化ビニルシートを印刷
面を裏として貼着してラミネート化粧板を得たところ、
その表面は色相が一様に統一化されているとともにすぐ
れた輝りを有している。
実施例 2: 実施例1と同じ組成の接着剤混合物を厚さ9穢のパーチ
クルボードに110f1/M2塗布し、エンボスロール
にてその表面に木目のエンボスを付与した後、ローズ柄
を印刷した厚さ50μの塩ビーアクリルの透明シートを
貼着してラミネート化粧板を得たところ、色相の統一性
、および光輝性にすぐれていた。
実施例 3: 実施例1と同じ組成の接着剤混合物を厚さ4藺の合板に
779/M2塗布して半乾燥した後、けやき柄を印刷し
た重さ23f1/M2の半透明の薄葉紙からなるシート
を貼着し、その表面からエンボスを付与した後、さらに
アミノアルキツド樹脂を559/M2塗布して乾燥した
得られたラミネート化粧板は色相が統一化され光沢性に
すぐれかつ凹凸模様のある自然感にあふれた外観を呈し
ていた。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明により得られたラミネート化粧・板の一
例を示す断面図である。 1・・・・・・基材、2・・・・・・接着材、3・・・
・・・隠蔽性充填剤、4・・・・・・光沢性粉末、6・
・・・・・透光性シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 比重が3.5以上の隠蔽性のある充填剤と比重が3
    以下の光沢性粉末と分散剤とを混入した接着剤を基材の
    上面に塗布し、その表面に透光性シートをラミネートす
    ることを特徴とするラミネート化粧板の製造方法。 2 前記光沢性粉末が雲母粉末からなる特許請求の範囲
    第1項記載のラミネート化粧板の製造方法。
JP54017757A 1979-02-15 1979-02-15 ラミネ−ト化粧板の製造方法 Expired JPS5931935B2 (ja)

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JPS55109620A JPS55109620A (en) 1980-08-23
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