JPH10291275A - 化粧パネル基材および化粧パネル - Google Patents

化粧パネル基材および化粧パネル

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JPH10291275A
JPH10291275A JP9101921A JP10192197A JPH10291275A JP H10291275 A JPH10291275 A JP H10291275A JP 9101921 A JP9101921 A JP 9101921A JP 10192197 A JP10192197 A JP 10192197A JP H10291275 A JPH10291275 A JP H10291275A
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layer
decorative panel
decorative
resin
heat
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JP9101921A
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Shigeo Kawabata
重夫 川端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な耐熱性を有し、さらに加工成形が容易
な化粧パネル、およびその化粧パネルを製造するために
用いられる化粧パネル基材を提供する。 【解決手段】 化粧パネル基材本体21と、この化粧パネ
ル基材本体21の少なくとも1面に積層された金属薄膜層
22と、この金属薄膜層22を化粧パネル基材本体21との間
に挟むように積層された耐熱性樹脂被覆層5とを備えて
いる、化粧パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧パネル基材お
よび化粧パネルに関し、より詳細には耐熱性を有する化
粧パネルおよびその化粧パネルを製造するための化粧パ
ネル基材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧パネルとしては、単に木板表
面上を耐熱性樹脂被膜などにより耐熱加工処理した化粧
パネルが知られていた。しかし、化粧パネルに用いられ
る耐熱性樹脂被膜の耐熱温度は、高々200℃から30
0℃である。そのため、例えば、化粧パネルの表面に煙
草の火が落ちたような場合には、木板表面上の耐熱性樹
脂被膜が軟化または熱分解し、さらにその熱が木板に伝
わり、木材が通常断熱性であることと相まって、熱が耐
熱性樹脂被膜および木材の一部分に集中し、その一部分
が焦げていた。そのため、このような化粧パネルを用い
た製品(例えば、家具、テーブルなど)の上に、例え
ば、煙草の火が落ちた場合には、その製品の価値が著し
く低下するという問題点があった。
【0003】上記の問題点を解決するため、化粧パネル
中に金属板を備えることによって熱の放散性を高めるこ
とが考えられている。しかし、金属板を有する化粧パネ
ルは、金属板の重量による重量の増加をもたらし、さら
に金属板は一般に木材などよりも硬度が高いので、金属
板を有さない従来の化粧パネルよりも加工成形が難し
く、そして一般に金属板は高価であるという欠点を有し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の課
題を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、十分な耐熱性を有し、さらに加工成形が容
易な化粧パネルを提供すること、およびそのような化粧
パネルを製造するための化粧パネル基材を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明にかかる化粧パネル基材は、化粧パネル基材
本体の少なくとも一面に金属薄膜層が積層されている構
成とした。化粧パネル基材本体は、通常の化粧パネル基
材に用いられる任意の基材本体であり、代表的には木材
または木材加工製品である。基材本体の厚みは特に限定
されない。好ましい化粧パネル基材本体としては、圧縮
ボード、合板、天然木、パーティクルボードなどが挙げ
られる。圧縮ボードおよび合板がより好ましく、圧縮ボ
ードがさらにより好ましい。
【0006】金属薄膜層を形成する金属材料としては、
任意の金属が用いられ得る。例えば、アルミニウム、
銅、鉄などが挙げられるが、真鍮、ステンレスなどのよ
うな複数種の金属を含有する合金、あるいは金属と他の
材料との複合材料もまた、用いられ得る。しかし、これ
らの金属のうち、入手容易性、熱伝導性などの観点か
ら、アルミニウムまたは銅が好ましく、化粧パネル基材
を製造後、化粧パネル基材を切断あるいは加工(例え
ば、クギ打ちなど)が容易にでき、さらに軽量であり、
かつ安価であるという観点から、アルミニウムがさらに
好ましい。
【0007】本発明に用いられる金属薄膜層の厚みは、
1.2mm以下であり、好ましくは0.015mmから
1.2mm、より好ましくは0.015mmから0.2
mm、さらにより好ましくは0.02mmから0.04
mmである。本発明に用いられる金属薄膜層は、化粧パ
ネル基材本体の表面全体を積層されていることが好まし
いが、熱の拡散効果が維持される限り、化粧パネル基材
本体の表面に部分的に(例えば、格子状)積層されてい
ても構わない。
【0008】金属薄膜層の形成方法は、蒸着、メッキな
どの方法も考えられるが、基材本体への接着性を考慮す
ると、金属箔を接着層Aを介して積層することが好まし
い。また、金属箔としては、熱伝導性に優れた金属製の
金属箔が好ましいが、コスト、加工性などを考慮する
と、アルミニウム箔が好ましい。接着層Aを構成する接
着剤としては、化粧パネル基材本体と金属箔とを接着す
ることができる接着剤であれば特に限定されず、例え
ば、ウレタン変性ビニル樹脂を含有する接着剤、変性ビ
ニル樹脂を含有する接着剤、ビニル樹脂を含有する接着
剤などが挙げられる。接着後の金属箔の腐食を防ぐこと
などを考慮すると、ウレタン変性ビニル樹脂を含有する
接着剤が好ましい。
【0009】本発明の化粧パネル基材は、1つの実施態
様においては、プライマー層が、金属薄膜層を化粧パネ
ル基材本体との間に挟むように積層され得る。プライマ
ー層を形成するプライマー層形成剤としては、特に限定
されないが、ビニルブチラール樹脂およびジンクロメー
トを含有するプライマー層形成剤、およびエポキシ樹脂
を含有するプライマー層形成剤が好ましい。ビニルブチ
ラール樹脂およびジンクロメートを含有するプライマー
層形成剤がより好ましい。
【0010】本発明に用いられ得るプライマー層を形成
する方法としては、例えば、上記のプライマー層形成剤
を、金属薄膜層の表面にエアースプレーまたはロールコ
ーターなどにより塗布した後、硬化させる方法が挙げら
れる。一方、本発明に係る化粧パネルは、化粧パネル基
材本体と、この化粧パネル基材本体の少なくとも1面に
積層された金属薄膜層と、この金属薄膜層を化粧パネル
基材本体との間に挟むように積層された耐熱性樹脂被覆
層とを備えている構成とした。
【0011】本発明の化粧パネルに用いられる化粧パネ
ル基材本体、および金属薄膜層は、上記に記載されてい
るような、化粧パネル基材に用いられるのと同様の化粧
パネル基材本体および金属薄膜層である。本発明の化粧
パネルは、1つの実施態様において、耐熱性樹脂被覆層
が少なくとも下地層および仕上げ層を有し得る。この場
合には、下地層は、金属薄膜層またはプライマー層、あ
るいは後述する化粧層と仕上げ層との間に積層される。
仕上げ層は、下地層を、金属薄膜層またはプライマー
層、あるいは後述する化粧層の化粧パネル基材本体との
間に挟むように積層される。
【0012】下地層は単層構造でも構わず、また、化粧
パネル基材本体側に下塗層、仕上げ層側に中塗層の複層
構造としても構わない。単層の場合の下地層を形成する
塗料および複層の場合の中塗層を形成する塗料として
は、当該技術分野で公知の耐熱性樹脂被覆層の下地層に
用いられる塗料が挙げられるが、不飽和ポリエステル樹
脂を含有する樹脂塗料、ニトロセルロースを含有する樹
脂塗料、アルキド樹脂を含有する樹脂塗料、ポリエステ
ルとポリオールとの混合物を含有する樹脂塗料、アクリ
ル系樹脂とポリエステルとポリオールとの混合物を含有
する樹脂塗料、ならびにこれらに着色剤を含有する樹脂
塗料が好ましく、不飽和ポリエステル樹脂を含有する樹
脂塗料がより好ましい。
【0013】この層の厚みは、通常0.005mmから
3mmであり、好ましくは0.005mmから1.5m
m、さらに好ましくは0.005mmから1mmである
が、本発明の化粧パネルの耐熱性樹脂被覆層の下地層
(単層構造の場合)または中塗層(複層構造の場合)の
厚みはこの範囲に限定されない。単層の場合の下地層を
形成する樹脂塗料および複層の場合の中塗層を形成する
樹脂塗料の塗布方法としては公知の塗布方法が用いられ
得るが、エアースプレーまたはロールコーターにより塗
布する方法が好ましい。
【0014】複層の場合の下塗層を形成する塗料として
は、特に限定されないが、アルキド樹脂を含有する樹脂
塗料、ニトロセルロースとアルキド樹脂とを含有する樹
脂塗料、変性ニトロセルロースとアルキド樹脂とを含有
する樹脂塗料、ポリエステル樹脂を含有する樹脂塗料、
不飽和ポリエステルを含有する樹脂塗料、アクリル系樹
脂とポリオールとの混合物を含有する樹脂塗料、ならび
にこれらに着色剤を含有する樹脂塗料が挙げられる。ア
ルキド樹脂を含有する樹脂塗料、ニトロセルロースおよ
びアルキド樹脂を含有する樹脂塗料、ならびにポリエス
テルを含有する樹脂塗料が好ましく、金属薄膜層と耐熱
性樹脂被覆層との間に後述する化粧層が挟まれた層構成
とする場合には、アルキド樹脂を含有する樹脂塗料が特
に好ましい。
【0015】下塗層の厚みは、通常0.005mmから
3mmの範囲であるが、本発明の化粧パネルの耐熱性樹
脂被覆層の下地層の厚みはこの範囲に限定されない。下
塗層を形成する樹脂塗料の塗布方法としては公知の塗布
方法が用いられ得るが、エアースプレーまたはロールコ
ーターにより塗布する方法が好ましい。仕上げ層に用い
られる樹脂塗料としては、当該技術分野で公知の耐熱性
樹脂被覆層の仕上げ層に用いられる塗料が挙げられる
が、アクリル系紫外線硬化型樹脂塗料、ポリエステル系
紫外線硬化型樹脂塗料、アクリル系樹脂とポリエステル
系樹脂とを混合した紫外線硬化型樹脂塗料、アルカリシ
リケート系塗料、有機系塗料と無機系塗料とを組み合わ
せたハイブリッド塗料(例えば、アルコキシシラン系塗
料)が好ましい。これらの塗料は、必要に応じて、つや
消し剤を含有し得る。アクリル系紫外線硬化型樹脂塗
料、ポリエステル系紫外線硬化型樹脂塗料、およびアク
リル系樹脂とポリエステル系樹脂とを混合した紫外線硬
化型樹脂塗料がより好ましく、アクリル系樹脂とポリエ
ステル系樹脂とを混合した紫外線硬化型樹脂塗料がさら
により好ましい。
【0016】仕上げ層の厚みは、通常0.005mmか
ら0.5mmの範囲であるが、本発明の化粧パネルの耐
熱性樹脂被覆層の仕上げ層の厚みはこの範囲に限定され
ない。仕上げ層を形成する樹脂塗料の塗布方法としては
公知の塗布方法が用いられ得るが、エアースプレーまた
はロールコーターにより塗布する方法が好ましい。
【0017】後述する化粧層が積層される場合には、こ
れらの耐熱性樹脂被覆層を形成する塗料は、硬化後、耐
熱性樹脂被覆層を介して化粧層が透視できるような塗料
が用いられる。化粧層が積層されない場合には、これら
の耐熱性樹脂被覆層を形成する塗料としては、顔料を含
有する塗料が用いられる。
【0018】上記の仕上げ層には、全消しから全つやま
で任意の光沢が付与され得る。本発明の化粧パネルは、
1つの実施態様において、プライマー層と耐熱性樹脂被
覆層との間に化粧層が積層され得る。化粧層の形成方法
としては、意匠性の高い塗料を塗布する方法などの方法
も考えられるが、容易に化粧層を形成することを考慮す
ると、化粧シート材を用いることが好ましい。
【0019】化粧シート材としては、特に限定されない
が、例えば、天然木化粧単板(ツキ板)、転写シート、
布、紙、または人工杢化粧単板が挙げられ、天然木化粧
単板がより好ましく、厚み0.02mm〜3.00mm
の天然木化粧単板がさらに好ましい。化粧シート材とし
て用いられ得る天然木化粧単板は、約80℃から180
℃でホットプレスすることにより、金属薄膜層、プライ
マー層または後述する接着層Bの表面に形成され得る。
【0020】本発明の化粧パネルは、1つの実施態様に
おいて、プライマー層と化粧層との間に接着層Bが積層
され得る。接着層Bを形成する接着剤としては、プライ
マー層と化粧層とを接着し得る任意の接着剤が用いられ
得る。このような接着剤としては、例えば、酢酸ビニル
樹脂、尿素樹脂、および塩化アンチモンを含有する接着
剤、ウレタン変性ビニル樹脂を含有する接着剤が挙げら
れる。酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂、および塩化アンチモ
ンを含有する接着剤が好ましい。
【0021】接着剤をプライマー層の表面に形成する方
法としては、例えば、上記3種類の樹脂などを含有する
接着剤を、プライマー層の表面にロールコーターなどに
より塗布することにより形成され得る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。 図1は、本発明に
係る化粧パネルの実施の形態を表している。図1に示す
ように、この化粧パネル1は、化粧パネル基材2と、プ
ライマー層3と、化粧層4と耐熱性樹脂被覆層5とを備
えている。
【0023】化粧パネル基材2は、圧縮ボードから形成
される化粧パネル基材本体21と、アルミニウム箔から形
成される金属薄膜層22とを備え、金属薄膜層22が、ウレ
タン変性ビニル樹脂を含有する接着剤からなる接着層A
を介して化粧パネル基材本体21に積層されている。プラ
イマー層3は、金属薄膜層22の表面に、ビニルブチラー
ル樹脂およびジンクロメートを含有するプライマー層形
成剤を塗布することによって形成されている。
【0024】化粧層4は天然木化粧単板によって形成さ
れていて、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂、および塩化アン
チモンを含有する接着剤からなる接着層Bを介してプラ
イマー層3に積層されている。耐熱性樹脂被覆層5は、
下地層51と仕上げ層52とから構成され、下地層51がさら
に下塗層51aと中塗層51bとから構成されている。
【0025】下塗層51aは、アルキド樹脂を含有する樹
脂塗料を、エアースプレーにより塗布することにより形
成されている。中塗層51bは、不飽和ポリエステル樹脂
を含有する樹脂塗料を、エアースプレーにより塗布する
ことにより形成されている。仕上げ層52は、アクリル系
樹脂とポリエステル系樹脂とを含有する紫外線硬化性樹
脂塗料を、エアースプレーにより塗布することにより形
成されている。
【0026】この化粧パネル1は、以上のように、化粧
パネル基材本体21と、耐熱性樹脂被覆層5および化粧層
4との間に金属薄膜層22が設けられているので、耐熱性
樹脂被覆層5の表面に煙草の火のような熱源が存在した
としても、その熱源からの熱は化粧パネル基材本体21の
断熱効果を受けることなく金属薄膜層22全体に拡散し、
熱が一点に集中することがないので、耐熱性樹脂被覆層
5が軟化または熱分解することがない。そのため、耐熱
性樹脂被覆層5および化粧パネル基材本体21などが焦げ
ないという利点を有する。
【0027】金属薄膜層22は、このような金属層を有し
ない通常木質の化粧パネルよりも硬度が高いため、通常
の化粧パネルと比較して耐衝撃性が高い。従って、本発
明の化粧パネル1に割れが生じることを防止することが
できる。上記のように金属薄膜層22により化粧パネル1
の硬度が高められるので、化粧パネル1に応力がかかっ
た場合、化粧パネル基材本体21および化粧パネル1が変
形し、さらに耐熱性樹脂被覆層5の硬度が低下するとい
う不都合が防止される。
【0028】また、金属薄膜層22は、その表面を平滑に
加工することが容易であるので、後述するプライマー層
形成剤を金属薄膜層22の表面に塗布することなどにより
プライマー層3を形成する際に、プライマー層3を平滑
に形成し易いという利点がある。このように化粧パネル
基材本体21の表面に金属薄膜層22を設けることにより、
プライマー層形成剤などの塗料が化粧パネル基材本体21
などに浸透することがないので、形成されたプライマー
層3にムラが生じて厚みムラが生じるといった不都合も
防止され得る。
【0029】また、化粧パネル基材本体21が、周囲環境
の変化(例えば、温度変化、湿度変化など)により永年
の間に変形しても、化粧パネル基材本体21の表面に金属
薄膜層22があるため、その化粧パネル基材本体21の変化
が化粧パネル1の表面に現れることがない。従って、化
粧パネルの美しい表面状態を長期にわたって維持するこ
とが可能になる。
【0030】さらに、金属板を間に挟む化粧パネルと比
較して、金属箔を用いているので、比較的薄く、かつ軽
量であるため、化粧パネル1の重量が著しく増加するこ
とがなく、さらに木工機材(例えば、鋸)により切断、
クギ打ちなどの加工成形できるなど、加工成形が容易で
あるという利点を有する。さらに、金属箔としてアルミ
ニウム箔を用いているので、化粧パネルを安価に製造し
得る。
【0031】接着層Aを形成する接着剤としてウレタン
変性ビニル樹脂を含有する接着剤が用いられているの
で、通常木材または木材加工製品である化粧パネル基材
本体21と金属薄膜層22とを強固に接着することができ
る。プライマー層3は、金属薄膜層22の表面に均一に形
成され得るため、後述する化粧層4または耐熱性樹脂被
覆層5を形成する際に、これらを均一に形成することを
容易にし得る。
【0032】プライマー層3を形成するプライマー層形
成剤としてビニルブチラール樹脂およびジンクロメート
を含有するプライマー層形成剤が用いられているので、
金属薄膜層22の酸化および腐食が防止され得、さらに酸
化または腐食した金属薄膜層22の部分が、本発明の化粧
パネルの表面に現れ得ない。従って、このようなプライ
マー層3を用いることにより、化粧パネルの美観を保持
することが可能になる。
【0033】接着層Bを形成する接着剤は、金属薄膜層
22またはプライマー層3の表面に化粧シート材を形成す
る際に、化粧シート材を均一に形成することを容易にす
る。従って、本発明の化粧シート材の表面の美観を保持
することが容易になる。接着層Bを形成する接着剤とし
て、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂、および塩化アンチモン
を含有する接着剤が用いられているので、金属薄膜層22
と化粧層4との間の接着性、耐水性、および均一性が高
められる。
【0034】耐熱性樹脂被覆層5が透明であるので、耐
熱性樹脂被覆層5の表面から化粧層4を透視することが
出来る。従って、多種多様な化粧シート材(特に、天然
木化粧単板)を用いて化粧層4を形成することにより、
本発明の化粧パネル1に多種多様な意匠性を付与するこ
とが容易になる。特に、本実施の形態では、化粧層4と
して天然木化粧単板が用いられているので、天然木化粧
単板の表面の美しい木目が化粧パネルの表面に現れる。
【0035】金属薄膜層22と耐熱性樹脂被覆層5との間
に化粧シート材層4が挟まれ、さらに下塗層51aを形成
する塗料としてアルキド樹脂を含有する樹脂塗料が用い
られているが、この樹脂塗料は化粧シート材層4に対し
て高い塗着性を有するので、不飽和ポリエステル樹脂を
含有する樹脂塗料を塗布して中塗層51bを形成する際に
中塗層51bを均一かつ均質に塗布することが可能にな
る。
【0036】さらに、この樹脂塗料は比較的粘度が低い
ので、木質の化粧層4(例えば、天然木化粧単板)に樹
脂塗料が十分浸透する。このように上記樹脂塗料が木質
の化粧層4中に十分浸透すると、木質の化粧層4の気孔
中の空気が追い出されるので、耐熱性樹脂被覆層5から
金属薄膜層22への熱伝導が木質の化粧層4の気孔中の空
気によって妨げられるという不都合もなくなる。従っ
て、耐熱性樹脂被覆層5の表面の一部分の熱源(例え
ば、煙草の火)から伝導してきた熱が木質の化粧層4に
よって遮断されず、化粧層4の熱伝導性が高められ、熱
が金属薄膜層22に伝わりやすくなる。すなわち、化粧層
4に熱がたまらず、化粧層4が焦げたりすることがな
い。なお、この樹脂塗料は、プライマー層3または金属
薄膜層22のいずれに対しても高い塗着性を有する。
【0037】中塗層51bを形成する塗料として、不飽和
ポリエステル樹脂を含有する樹脂塗料が用いられている
が、この樹脂塗料は比較的粘度が高いので、この量を調
節することにより、耐熱性樹脂被覆層5の厚みを任意に
調節し得る。さらに、このような樹脂塗料は、化粧パネ
ル1に深みのある質感を付与するために役立ち、そして
中塗層51bの形成後に、中塗層51bの表面を加工(特に研
磨加工)することによって中塗層51bを平滑にすること
ができる。
【0038】仕上げ層52を形成する塗料としてアクリル
系樹脂とポリエステル系樹脂とを含有する紫外線硬化性
樹脂塗料が用いられているので、硬化後には透明かつ硬
質になっており、そして約200℃から約300℃もの
高温に対しても軟化または熱分解しないほど耐熱性が高
い。従って、本発明の化粧パネル中で金属薄膜層22と組
み合わせて用いられていることにより、化粧パネル表面
の焦げつきを防止している。
【0039】これらの耐熱性樹脂被覆層5を形成する塗
料は、硬化後に透明になっているので、耐熱性樹脂被覆
層5を介して化粧層4を透視できる。一方、化粧パネル
基材2は、あらかじめ化粧パネル基材本体21と金属薄膜
層22が一体に設けられているため、1種類の化粧層4を
化粧パネル基材2上に積層することにより、表面の美観
が化粧層4の表面によって統一された耐熱性を有する化
粧パネル1が提供され得る。
【0040】なお、耐熱性樹脂被覆層5としては、化粧
層を透視できれば、透明に限らず、半透明、一部着色な
どでも構わない。 (別の実施の形態)図2は、本発明の別の実施の形態を
表す。図2に示す化粧パネル1は、化粧層4および接着
層Bを積層せず、化粧パネル基材2と、プライマー層3
と、耐熱性樹脂被覆層5とを備えている構造である。こ
のような化粧パネルは、プライマー層3の表面に直接、
耐熱性樹脂被覆層5を形成すること、および下地層51を
単層とすること以外は図1の場合と同様にして形成され
る。この場合には、耐熱性樹脂被覆層5を形成する塗料
には顔料が含有され得るので、この顔料により表面の美
観が特定の色彩に統一された化粧パネル1が提供され
る。 なお、熱性樹脂被覆層5を形成する塗料に顔料が
含有されず、透明な耐熱性樹脂被覆層5が形成される場
合には、透明な耐熱性樹脂被覆層5を介して金属薄膜層
22が透視される化粧パネルも提供されるが、この化粧パ
ネルも本発明の範囲に包含される。
【0041】
【実施例】以下に、本発明に実施例を記載するが、以下
の実施例は例示の目的にのみ用いられ、限定の目的に用
いられない。 (実施例1)図3に示すように、厚み3mmの圧縮ボー
ド(ホクシン社製、商品名スターウッド)の表面に、ウ
レタン変性ビニル樹脂を含有する接着剤(84グラム/
2、コニシ株式会社製、商品名CVC33)を明立製
ロールコーターにより均一に塗布し、接着層Aを形成し
た。次いで、厚み0.04mmのアルミニウム箔を、接
着層Aを塗布した木質の圧縮ボードの表面に貼り付け
た。このアルミニウム箔の表面に、ビニルブチラール樹
脂およびジンクロメート塗料を含有するプライマー層形
成剤(63グラム/m2 、ロックペイント株式会社製、
商品名ロックウオッシュプライマー)をエアースプレー
により均一に塗布した後、硬化させてプライマー層を形
成した。このようにして、化粧パネル基材を作製した。
【0042】次いで、この化粧パネル基材のプライマー
層の表面に、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂、および塩化ア
ンチモンを含有する接着剤(95グラム/m2 、大鹿振
興株式会社製、商品名KE−200M)をロールコータ
ーにより均一に塗布し、接着層Bを形成した。次いで厚
み0.3mmの天然木化粧単板を、接着層Bの表面に約
100℃のホットプレスにより貼り付けた。この天然木
化粧単板の表面に、アルキド樹脂を含有する樹脂塗料
(63グラム/m2 、カシュー株式会社製、商品名UB
コートシーラー)をエアースプレーにより均一に塗布
し、硬化させて下塗層を形成した。この下塗層の表面に
不飽和ポリエステル樹脂を含有する樹脂塗料(530グ
ラム/m2 、カシュー株式会社製、商品名UBコートサ
ンジングシーラーポリエステル)をエアースプレーによ
り均一に塗布し、硬化させて厚み0.3mmの中塗層を
形成した。次いで、この中塗層の表面にアクリル系樹脂
とポリエステル系とを含有する紫外線硬化型樹脂塗料
(84グラム/m2 、カシュー株式会社製、商品名UB
コートクリアー)をエアースプレーにより均一に塗布
し、硬化させて仕上げ層を形成し、このようにして図1
のような化粧パネルを形成した。
【0043】次いで、上記のようにして形成された化粧
パネルの表面(すなわち、仕上げ層の表面)に火の付い
た煙草をのせ、煙草が燃え尽きるまで放置したが、化粧
パネルには焼け焦げ、変色などは全く見られなかった。
また、煙草が燃え尽きるまで放置した後、化粧パネルを
切断して各層の状態を見たところ、いずれの層でも変
色、劣化などは見られなかった。従って、このようにし
て形成された化粧パネルは、耐熱性が極めて高いことが
わかった。
【0044】(実施例2)図3に示すように、厚み3m
mの圧縮ボードから形成されている化粧パネル基材本体
(ホクシン社製、商品名スターウッド)の表面に、ウレ
タン変性ビニル樹脂を含有する接着剤(84グラム/m
2 、コニシ株式会社製、商品CVC33)をロールコー
ターにより均一に塗布し、接着層Aを形成した。次いで
厚み0.04mmのアルミニウム箔を、接着層Aを塗布
した圧縮ボードの表面に貼り付けた。さらに、アルミニ
ウム箔の表面に、ビニルブチラール樹脂およびジンクロ
メート塗料を含有するプライマー層形成剤(63グラム
/m2 、ロックペイント株式会社製、商品名ロックウオ
ッシュプライマー)をエアースプレーにより均一に塗布
した後、硬化させてプライマー層を形成した。このよう
にして化粧パネル基材を作製した。
【0045】次いで、この化粧パネル基材のプライマー
層の表面に、ポリエステルとポリオールとの混合物塗
料、および顔料(白色)を含有する樹脂塗料(530グ
ラム/m2 、カシュー株式会社製、商品名UBコートサ
ーフェイサー(白)ポリエステル)をエアースプレーに
より均一に塗布し、硬化させて下地層を形成した。次い
で、この下地層の表面にアクリル系樹脂とポリエステル
系樹脂とを含有する紫外線硬化型樹脂塗料(84グラム
/m2 、カシュー株式会社製、商品名UBコートクリア
ー)をエアースプレーにより均一に塗布し、硬化させて
仕上げ層を形成し、このようにして図2のような化粧パ
ネルを形成した。
【0046】次いで、上記のようにして形成された化粧
パネルの表面(すなわち、仕上げ層の表面)に火の付い
た煙草をのせ、煙草が燃え尽きるまで放置したが、化粧
パネルには焼け焦げ、変色などは全く見られなかった。
また、煙草が燃え尽きるまで放置した後、化粧パネルを
切断して各層の状態を見たところ、いずれの層でも変
色、劣化などは見られなかった。従って、このようにし
て形成された化粧パネルは、耐熱性が極めて高いことが
わかった。
【0047】
【発明の効果】本発明により、十分な耐熱性を有し、さ
らに加工成形が容易な化粧パネル、およびそのような化
粧パネルを製造するための化粧パネル基材が提供され
る。このような化粧パネルは、必要に応じて他の支持体
と組み合わせて、テーブル、座卓、こたつ、サイドボー
ド、ドレッサーなどの家具を製造するために用いられ、
さらにデスクトップ、カウンタートップ、ベッドのヘッ
ドボード、台所用品、仏壇、経机、お盆、フローリング
などにも用いられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧パネルの実施形態の1つを示す概
念図である。
【図2】本発明の化粧パネルの他の実施形態の1つを示
す概念図である。
【図3】本発明の化粧パネル基材の実施形態を示す概念
図である。
【符号の説明】 1 化粧パネル 2 化粧パネル基材 3 プライマー層 4 化粧層 5 耐熱性樹脂被覆層 21 化粧パネル基材本体 22 金属薄膜層 51 下地層 52 仕上げ層 51a 下塗層 52b 中塗層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧パネル基材本体の少なくとも一面に
    金属薄膜層が積層されている、化粧パネル基材。
  2. 【請求項2】 金属薄膜層が金属箔であって、この金属
    箔が接着層Aを介して化粧パネル基材本体に積層されて
    いる、請求項1に記載の化粧パネル基材。
  3. 【請求項3】 プライマー層が、金属薄膜層を化粧パネ
    ル基材本体との間に挟むように積層されている、請求項
    1または請求項2のいずれかに記載の化粧パネル基材。
  4. 【請求項4】 化粧パネル基材本体と、この化粧パネル
    基材本体の少なくとも1面に積層された金属薄膜層と、
    この金属薄膜層を化粧パネル基材本体との間に挟むよう
    に積層された耐熱性樹脂被覆層とを備えている、化粧パ
    ネル。
  5. 【請求項5】 金属薄膜層が金属箔であって、この金属
    箔が接着層Aを介して化粧パネル基材本体に積層されて
    いる、請求項4に記載の化粧パネル。
  6. 【請求項6】 プライマー層が、金属薄膜層を化粧パネ
    ル基材本体との間に挟むように積層されている、請求項
    4または請求項5のいずれかに記載の化粧パネル。
  7. 【請求項7】 耐熱性樹脂被覆層が透明であり、プライ
    マー層と耐熱性樹脂被覆層との間に化粧層が積層されて
    いる、請求項6に記載の化粧パネル。
  8. 【請求項8】 化粧層が化粧シート材であって、この化
    粧シート材が接着層Bを介してプライマー層に積層され
    ている、請求項7に記載の化粧パネル。
  9. 【請求項9】 耐熱性樹脂被覆層が下地層および仕上げ
    層を有し、この仕上げ層が耐熱性を有する、請求項4か
    ら請求項8のいずれかに記載の化粧パネル。
  10. 【請求項10】 下地層がアルキド樹脂を含有する樹脂
    組成物によって形成されている、請求項9に記載の化粧
    パネル。
  11. 【請求項11】 下地層が下塗層および中塗層の2層か
    ら形成されている、請求項9または請求項10に記載の
    化粧パネル。
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