JP2003011223A - 埋設取付管に対する更生管のライニング方法 - Google Patents

埋設取付管に対する更生管のライニング方法

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JP2003011223A JP2002094121A JP2002094121A JP2003011223A JP 2003011223 A JP2003011223 A JP 2003011223A JP 2002094121 A JP2002094121 A JP 2002094121A JP 2002094121 A JP2002094121 A JP 2002094121A JP 2003011223 A JP2003011223 A JP 2003011223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】更生管を迅速かつ経済的に、確実にしかも容易
に取付管の内面に施工できる埋設取付管に対する更生管
のライニング方法を提供することである。 【解決手段】地下に埋設された本管12から枝分れして
設けられている取付管13の内面に対する更生管1のラ
イニング方法であって、更生管1の一端部に鍔2を形成
し、他端部にピンチをした状態で引込み治具3を設け、
引込み治具3でマンホール11側から本管12に通して
取付管13内に引き込み、更生管1の一端部を取付管1
3端の桝14側に引き出し、鍔2面を取付管13の下端
が及ぶ本管12部分に貼り付ける共に、更生管1の鍔2
側を密閉し、引き出した更生管1の端部部分を切除して
桝14側から加熱ガスを送り込んで加圧することによっ
て更生管1を拡径して冷却し、更生管1を取付管13の
内面にライニングすることを特徴とする埋設取付管に対
する更生管のライニング方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下に埋設された
本管から枝分かれした取付管に対する更生管のライニン
グ方法の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、地下には下水用等の管路が多々埋
設されている。この管路は、本管のほか、マンホールと
取付管(枝管)とからなっているのが一般的である。こ
のような管路のうち、特に、取付管は、地面に設けられ
た桝と本管とに渡るように設けられ、また本管やマンホ
ールと異なり、管径が小さく簡易的に構成されている。
このため、その老朽化に伴い取付管の内面が破損したり
することが多く、また当初は堅固に取り付けられていた
本管と取付管との接続部が地盤変動などの影響で弛ん
で、その接続部分から雨水や湧き水が流入することがあ
る。このような取付管内面の破損は取付管としての正常
な機能を損なうことになるし、また本管と取付管との接
続部から流入水が本管内に侵入してしまうと、本管に対
する許容水量を超えてしまうおそれがある。
【0003】このような取付管における障害や流入水の
侵入による弊害を解消するため、従来、取付管の内面を
樹脂でライニングすることによって、取付管の更生が図
られている。
【0004】この取付管の従来の更生管のライニング方
法としては、特開平1−204724号公報に開示され
てるように、硬質チューブの内側に耐熱性チューブを挿
入し、これを取付管の基端にまで導入して、耐熱性チュ
ーブの内部から加熱加圧して膨張させる。そして、硬質
チューブの冷却固化後に、耐熱性チューブを回収するラ
イニング方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の取付管に対する更生管のライニング方法では、耐熱性
チューブを利用する方法であるため、硬質チューブの内
側への耐熱性チューブの挿入や硬質チューブのライニン
グ後の回収等の作業が必要となるから、迅速性に欠ける
のに加え、耐熱性チューブが別に必要となり、経済的な
負担が大きくなるという欠点がある。
【0006】また、上記した従来の方法では、耐熱性チ
ューブを利用することにより、ライニングすべき硬質チ
ューブとして多様な材質のものを使用することができる
が、耐熱性チューブとして、耐熱性であるほか、硬質チ
ューブよりも加熱加圧時の熱可塑性(熱変形性)に富む
材質のものを選択しなければならず、そのための制約が
ある。耐熱性チューブが熱可塑性が小さい材質のもので
ある場合、硬質チューブに対する膨張作用が不十分でか
つ不均一となり、硬質チューブによる取付管内面のライ
ニング構成が不完全となるからである。
【0007】また、本管と取付管との接合部に対するシ
ール構成は、単に取付管内面に更生管をライニングする
だけでは、十分ではない。また、特開昭63−1671
93号公報に開示されているように、樹脂やゴム材等の
補強パッドを形成する方法は、作業が煩雑で迅速な施工
を行なうことができない。
【0008】そこで、本発明は、更生管を迅速かつ経済
的に、確実にしかも容易に取付管の内面に施工できる埋
設取付管に対する更生管のライニング方法を提供するこ
とを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の埋設取付管に対する更生管のライニング
方法は、地下に埋設された本管から枝分かれした取付管
の内面に対する更生管のライニング方法であって、更生
管の一方の端部に鍔返し加工により鍔を形成し、他方の
端部にピンチをした状態で引込み治具を設け、この更生
管をその引込み治具を介してマンホール側から本管に通
して取付管内に引き込んで、この更生管の一方の端部分
を取付管端の桝側にまで引き出し、前記鍔面を取付管の
下端が及ぶ本管部分に貼り付ける共に、この更生管の鍔
側を密閉し、引き出した更生管の端部部分を切除して桝
側から加熱ガスを送り込んで加圧することによってこの
更生管を拡径して冷却し、更生管を取付管の内面にライ
ニングすることを特徴とする。
【0010】上記した本発明の埋設取付管に対する更生
管のライニング方法では、予め更生管の一方の端部に鍔
返し加工により鍔を形成して、この鍔面を取付管が及ぶ
本管部分に貼付して密閉すると共に、桝側に引き出した
更生管の他方の端部部分を切除し、この切除して端部側
から加熱ガスを蒸気をするようにしたことから、更生管
に対する実質的な作業をマンホール、本管及び取付管の
外で実行することができる。従って、その作業を容易か
つ迅速に行うことができる。
【0011】また、更生管の他方の端部に設けた引込み
治具を介してマンホール側から本管に通して取付管内に
引き込むには、例えば、引込み治具にワイヤーを取付
け、このワイヤーを引張することにより、更生管を取付
管内に導入するようにすることができる。この場合、引
込み治具にフック孔を設け、このフック孔にワイヤーに
取り付けたフックを係合するようにし、このワイヤーを
ウィンチ等で巻き取るようにすることができる。
【0012】更生管内へ送り込む加熱ガスとしては、例
えば、水蒸気等を挙げることができる。加熱ガスの送り
込み手段としては、桝側に引き込んで切除した端部に水
蒸気加圧装置の加熱ガス供給部を取付け、このガス供給
部から更生管内へ加熱ガスを送り込むことができる。こ
の際、更生管の一方の端部は密閉されているから、更生
管は加熱ガスによって加熱されて拡径される。また、こ
の場合の更生管の一方の端部の密閉手段としては、本管
内に導入したパッカー等によることができる。
【0013】取付管の下端が及ぶ本管の内壁面部分に更
生管の鍔面を貼着する手段としては、予めその本管の内
壁面部分又は更生管の鍔面にブチルゴム等の粘着層を設
け、この粘着層を介して更生管の鍔面を前記したパッカ
ー等により押し付けた状態で貼り付けることができる。
【0014】更に、更正管の一方の端部に、本管の内壁
面部分又は更正管の鍔面に則した形状に膨張する膨縮可
能な風船状の栓を設け、更生管の他方の端部に設けた引
込み治具に対し前記栓が更正管の鍔から離れないように
パイプを介して連結しておく。そして、栓を収縮させた
状態で、更生管をその引込み治具を介してマンホール側
から本管に通して取付管内に引き込み、この更生管の一
方の端部分を取付管端の桝側にまで引き出し、前記鍔面
を取付管の下端が及ぶ本管部分に貼り付ける共に、この
更生管の鍔側の栓を上記パイプを介して供給させる気体
により膨張させて止栓し、引き出した更生管の端部部分
を切除して桝側から加熱ガスを送り込んで加圧すること
によってこの更生管を拡径して冷却し、パイプを介して
栓内の気体を排出して収縮させることによって栓を桝側
に引き出せるようにしている。この場合、更正管の鍔に
設けた密閉手段としての栓が更正管のライニング後にそ
の内面(取付管)を通して桝側に回収され、栓(密閉手
段)を本管からマンホールを介して回収する煩わしい作
業を廃止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>次に、本発
明の第1の実施形態に係る埋設取付管に対する更生管の
ライニング方法を図に基づいて説明する。
【0016】図1には、更生管1に対する加工形態を示
した。更生管1の一方の端部1aには、鍔2が設けられ
る。即ち、更生管1の端部1aを加熱軟化し、その軟化
した端部1aに鍔金型を押し当てることにより鍔返し加
工を施す。また、更生管1の他方の端部1bについて
は、ピンチした状態で対称形状の2つの取付け治具3を
取り付ける。これらの取付け治具3の固定は、ボルト4
とナット5によることができる。
【0017】この場合、端部1bのピンチ形態は、図2
〜8の多様な形態を採用することができる。即ち、図2
に示すピンチ形態は、更生管1の端部を端部1cのよう
にU字形に変形したもの、図3に示す形態は、端部1d
のように星形に変形したもの、図4に示す形態は、端部
1eのようにX字形に変形したもの、図5に示す形態
は、上記した端部1eをさらに上下方向から圧縮した端
部1fとしたもの、図6に示す形態は更生管1の端部1
gのようにS字形に変形したもの、図7及び図8に示す
形態は、さらに多段の折り目を有するように変形した端
部1h及び1iとしたものである。このようなピンチ形
態を更生管1の端部に設けることにより、更生管1の全
体を細く変形し、特に、図9に示す取付管13内へ更生
管1を容易かつ迅速に挿通させることが可能である。
【0018】取付け治具3の先端にはフック孔が設けら
れており、このフック孔にワイヤー6の端部に取り付け
たフック7を係止する。図9に示すように、ワイヤー6
のフック7は、予め取付管13の側から本管12を介し
てマンホール11にまで誘導され、また他端側はウィン
チ16に巻き取られるようにされている。従って、ウィ
ンチ16を駆動することにより、更生管1は、係止され
たワイヤー6によって引張されて、マンホール11から
本管12を介して取付管13の内部にまで導入される。
この際、ワイヤー6及び更生管1は、マンホール11、
本管12及び取付管13の内壁面との衝突を避け、導入
作業をスムーズに実行するために、誘導ローラ8に従い
誘導される。10は地面である。
【0019】このように取付管13の内部に導入された
更生管1は、図10に示すように、鍔2の面が取付管1
3の下端が及ぶ本管12の内面にしっかり接触する状態
となるまで取付管13の内部に引き込まれる。
【0020】また、取付管13の下端が及ぶ本管12の
内面部分には予めブチレンゴム等の粘着層15が設けら
れており、この粘着層15の面上に鍔2の面が貼着され
る。それと同時あるいはその後に、取付管13の上端位
置の桝14から引き出された更生管1の取付け治具3の
側の部分が切断機17により切除される。この切除作業
は、桝14の内部あるいは外部で行うことができるので
容易に実行することができる。
【0021】次いで、図11に示すように、本管12の
内部には、パッカー18が導入される。このパッカー1
8は面上に成形凸部20を有する成形板19を備えてい
る。成形板19を上昇させて成形凸部20を更生管1内
に及ばせて、成形板19の面を押し当てることにより、
上記したように貼着された更生管1の鍔2の部分を拡径
すると共に、鍔2の面を粘着層15にしっかりと固定す
ることができる。この際、更生管1の端部1aを成形板
19及び成形凸部20で密閉状態にすることができる。
【0022】また、桝14付近の地面10位置では、ウ
ィンチ16や切断機17と交代に、加熱ガス発生機22
に地上に配送し、加熱ガス発生機22の加熱ガス圧送パ
イプ23及び排気パイプ24をアダプター25を介して
前記した更生管1の切除端に接続する。
【0023】次いで、図12に示すように、加熱ガス圧
送パイプ23を介して更生管1内に加熱ガスを圧送する
ことにより、端部1aがパッカー18の成形板19によ
り密閉されていることと相まって、加熱ガスの加熱作用
と圧力とにより更生管1は軟化して膨張する。この膨張
によって更生管1は取付管13の内壁面13aに張り付
いた状態となる。
【0024】このように更生管1が取付管13の内壁面
13aに張り付いた状態で、アダプター25側の更生管
1の端部を再度切除し、さらに成形板19を降下させて
パッカー18を排除することにより、取付管13に対す
る更生管1のライニング作業は完了する。このライニン
グ作業の完了時の状態は、図13に示すように、更生管
1が、その端部1aで粘着剤層15に固定されると共
に、取付管13の内壁面13aに張り付いた状態で得ら
れる。
【0025】上記した実施の形態では、更生管1の鍔2
を本管12の内壁面に直接貼着する場合を示したが、本
管12の内壁面に別の更生管が予め設けられている場合
には、この更生管の面上に設けられる。
【0026】<第2の実施家の形態>次に、本発明の第
2の実施形態に係る埋設取付管に対する更生管のライニ
ング方法を図に基づいて説明する。
【0027】この実施形態では、更正管1の一方の端部
1aに栓を設けている。なお、この栓を除くその他の構
成は上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一部分
については同一の符号を付してその説明は省略する。
【0028】すなわち、図14に示すように、更正管1
の一方の端部1aに、本管12の内壁面部分又は更正管
1の鍔2の面に則した形状に膨張する膨縮可能な風船状
の栓9を設けている。また、更生管1の他方の端部1b
に、栓状の引込み治具91を取り付ける。そして、上記
栓9は、更正管の鍔2(一方の端部1a)から離れない
ようにパイプ92を介して引込み治具91に連結されて
いる。パイプ92は、引込み治具91のパイプ送通口
(図示せず)を介して外方に導出されており、その導出
端にエアコンプレッサEが接続されている。この場合、
パイプ92は、引込み治具91に対し固定具(図示せ
ず)によって固定され、この固定具の解除によりパイプ
送通口を介して鍔2側部分が引き出せるようになってい
る。また、エアコンプレッサEは、図示しないが供給口
と吸引口とを備えている。
【0029】ここで、取付管13に対する更生管1のラ
イニング方法の一例を図14ないし図17に基づいて説
明する。
【0030】まず、取付け治具3先端のフック孔にワイ
ヤー6の端部を、予め取付管13の側から本管12を介
してマンホール11にまで誘導されたフック7により係
止し、ウィンチ16の駆動により、更生管1をワイヤー
6を介して引張して、マンホール11から本管12を介
して取付管13の内部にまで導入する。このとき、栓9
は収縮状態とされ、更正管1の鍔2(一方の端部1a)
から離れないようにパイプ92を介して引込み治具91
に連結されている。この場合、パイプ92は、引込み治
具91に対し固定具によって固定されている。
【0031】そして、取付管13の内部に導入した更生
管1を、図14に示すように、鍔2の面が取付管13の
下端が及ぶ本管12の内面にしっかり接触する状態とな
るまで取付管13の内部に引き込む。このとき、栓9内
には、鍔2よりも一端1b側への栓9の移動が規制され
るようにある程度のエアが注入されており、このエアに
よって、栓9が更正管1の鍔2の面に保持されるように
なっている。
【0032】それから、取付管13の下端が及ぶ本管1
2の内面部分の粘着層15の面上に鍔2の面を貼着さ
せ、取付管13の上端位置の桝14から引き出した更生
管1の取付け治具3の側の部分を切断機17により切除
する。次いで、ウィンチ16や切断機17と交代に、図
15に示すように、加熱ガス発生機22およびエアコン
プレッサEを地上に配送し、加熱ガス発生機22の加熱
ガス圧送パイプ23及び排気パイプ24をアダプター2
5を介して前記した更生管1の切除端に接続するととも
に、パイプ92をアダプター25を介してエアコンプレ
ッサEの供給口に接続する。このとき、パイプ92は、
アダプター25に固定具(図示せず)によって固定して
おく。
【0033】その後、栓9に対しエアコンプレッサEか
らの圧縮エアをパイプ92を介して供給し、栓9を膨張
させる。これにより、鍔2の面が栓9の膨張に伴って本
管12内面に押圧され、粘着層15の面上に鍔2の面が
強固に貼着される。それから、図16に示すように、加
熱ガス圧送パイプ23を介して更生管1内に加熱ガスを
圧送することにより、端部1aが栓9の膨張により密閉
されていることと相まって、加熱ガスの加熱作用と圧力
とにより更生管1は軟化して膨張する。この膨張によっ
て更生管1は取付管13の内壁面13aに張り付いた状
態となる。このとき、栓9内の圧縮空気の圧力は、更正
管1内の加熱ガスの圧力よりも高くなるように設定さ
れ、更正管1内の加熱ガス圧によって栓9が更正管1の
端部1aから外れることを防止している。
【0034】しかる後、図17に示すように、更生管1
が取付管13の内壁面13aに張り付くと、アダプター
25側の更生管1の端部を再度切除するとともに、パイ
プ92の導出端をエアコンプレッサEの吸引口に接続
し、栓9内の圧縮エアを吸引して栓9を収縮させる。そ
れから、パイプ92を地上から巻き取って、栓9を桝1
4側に引き出す。これにより、取付管13に対する更生
管1のライニング作業を完了する。
【0035】このように、更正管1の鍔2に設けた栓9
が更正管1のライニング後にその内面(取付管13)を
通して桝14側に回収され、栓9を本管12からマンホ
ール11を介して回収する煩わしい作業を廃止すること
ができ、ライニング作業をより効果的に図ることができ
る。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明は更生されるか
ら、次のような効果が発揮される。本発明の埋設取付管
に対する更生管のライニング方法によれば、特に、マン
ホール、本管及び取付管の内部での更生管に対する切除
や鍔返し加工等の作業を必要としないから、取付管に対
する更生管のライニング作業を容易かつ迅速に実行する
ことができる。
【0037】更生管がワイヤーによって取付管内へ引き
込むようにする場合には、取付管に対する取り扱いを地
上における操作だけで、更生管をウィンチ等の機械操作
により迅速に取付管内へ迅速に導入することができる。
【0038】また、加熱ガスが水蒸気である場合には、
更生管を安全に軟化及び加圧することができる。
【0039】また、予め粘着層を本管の内壁面部分ある
いは鍔面に設け、この粘着層を介して本管の内壁面と鍔
面とを貼着するようにすることにより、更生管を桝側に
引き込む作業により、更生管の端部を本管の内壁面に固
定することができる。
【0040】更に、更正管の一方の端部に膨縮可能な風
船状の栓を設け、取付管のライニング時に栓を膨張させ
て止栓する一方、ライニング完了後にパイプを介して栓
を収縮させて桝側に引き出せるようにすることで、更正
管の鍔に設けた栓を本管からマンホールを介して回収す
る煩わしい作業を廃止でき、ライニング作業をより効果
的に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる埋設取付管に
対する更生管のライニング方法における更生管に対する
加工状態を説明する一部を破断した斜視図である。
【図2】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部のピンチ形状を説明する縦断
面図である。
【図3】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部の他のピンチ形状を説明する
縦断面図である。
【図4】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部の他のピンチ形状を説明する
縦断面図である。
【図5】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部の他のピンチ形状を説明する
縦断面図である。
【図6】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部の他のピンチ形状を説明する
縦断面図である。
【図7】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部の他のピンチ形状を説明する
縦断面図である。
【図8】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の端部の他のピンチ形状を説明する
縦断面図である。
【図9】同じく埋設取付管に対する更生管のライニング
方法における更生管の誘導状態を説明する縦断面図であ
る。
【図10】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における更生管の取付管内への誘導状態を説明す
る縦断面図である。
【図11】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における取付管内へ誘導した更生管に対する加工
状態を説明する縦断面図である。
【図12】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における取付管内へ誘導した更生管に対する加工
状態を説明する縦断面図である。
【図13】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における取付管内へ誘導した更生管のライニング
状態を説明する縦断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係わる埋設取付管
に対する更生管のライニング方法における更生管の取付
管内への誘導状態を説明する縦断面図である。
【図15】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における取付管内へ誘導した更生管に対する加工
状態を説明する縦断面図である。
【図16】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における取付管内へ誘導した更生管に対する加工
状態を説明する縦断面図である。
【図17】同じく埋設取付管に対する更生管のライニン
グ方法における取付管内へ誘導した更生管のライニング
状態を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
1 更生管 1a 端部 1b 端部 1c〜1i ピンチ形状 2 鍔 3 引込み治具 6 ワイヤー 7 フック 10 地面 11 マンホール 12 本管 13 取付管 13a 内壁面 14 桝 15 粘着層 16 ウィンチ 17 切断機 18 パッカー 19 成形板 20 成形凸部 22 加熱ガス発生機 23 加熱ガス圧送パイプ 24 排気パイプ 25 アダプター 9 栓 91 引込み治具 92 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 23:00 B29L 23:00 (72)発明者 高野 幸弘 滋賀県栗東市野尻75 株式会社栗東積栄サ ービス内 (72)発明者 我原 長男 京都府宇治市広野町一里山50番地 ユージ ー基材株式会社内 (72)発明者 山下 卓也 京都府宇治市広野町一里山50番地 ユージ ー基材株式会社内 Fターム(参考) 2D063 BA19 EA07 3H025 EA01 EB21 EC01 ED02 4F211 AD12 AD25 AG03 AG08 AH43 SA13 SC03 SD04 SD18 SH06 SH18 SJ13 SJ15 SJ22 SN10 SP15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下に埋設された本管から枝分かれした
    取付管の内面に対する更生管のライニング方法であっ
    て、更生管の一方の端部に鍔返し加工により鍔を形成
    し、他方の端部にピンチをした状態で引込み治具を設
    け、この更生管をその引込み治具を介してマンホール側
    から本管に通して取付管内に引き込んで、この更生管の
    一方の端部分を取付管端の桝側にまで引き出し、前記鍔
    面を取付管の下端が及ぶ本管部分に貼り付ける共に、こ
    の更生管の鍔側を密閉し、引き出した更生管の端部部分
    を切除して桝側から加熱ガスを送り込んで加圧すること
    によってこの更生管を拡径して冷却し、更生管を取付管
    の内面にライニングすることを特徴とする埋設取付管に
    対する更生管のライニング方法。
  2. 【請求項2】 更生管の他方の端部に設けた引込み治具
    にワイヤーを取付け、このワイヤーを引張することによ
    り、更生管を取付管内に導入する請求項1に記載された
    埋設取付管に対する更生管のライニング方法。
  3. 【請求項3】 加熱ガスが、水蒸気である請求項1又は
    2に記載された埋設取付管に対する更生管のライニング
    方法。
  4. 【請求項4】 取付管の下端が及ぶ本管の内壁面部分又
    は更生管の鍔面にブチルゴム等の粘着層を設け、この粘
    着剤を介して更生管の鍔面を貼り付ける請求項1、2又
    は3に記載された埋設取付管に対する更生管のライニン
    グ方法。
  5. 【請求項5】 地下に埋設された本管から枝分かれした
    取付管の内面に対する更生管のライニング方法であっ
    て、更正管の一方の端部に、鍔返し加工により鍔を形成
    するとともに、本管の内壁面部分又は更正管の鍔面に則
    した形状に膨張する膨縮可能な風船状の栓を設け、更生
    管の他方の端部にピンチをした状態で設けた引込み治具
    に対し前記栓が更正管の鍔から離れないようにパイプを
    介して連結しており、前記栓を収縮させた状態で、更生
    管をその引込み治具を介してマンホール側から本管に通
    して取付管内に引き込み、この更生管の一方の端部分を
    取付管端の桝側にまで引き出し、前記鍔面を取付管の下
    端が及ぶ本管部分に貼り付ける共に、この更生管の鍔側
    の栓を上記パイプを介して供給させる気体により膨張さ
    せて止栓し、引き出した更生管の端部部分を切除して桝
    側から加熱ガスを送り込んで加圧することによってこの
    更生管を拡径して冷却し、更生管を取付管の内面にライ
    ニングし、パイプを介して栓内の気体を排出して収縮さ
    せることによって栓を桝側に引き出すことを特徴とする
    埋設取付管に対する更生管のライニング方法。
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