JP4481514B2 - 更生管の止水方法と止水部材の保持装置 - Google Patents
更生管の止水方法と止水部材の保持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4481514B2 JP4481514B2 JP2001065334A JP2001065334A JP4481514B2 JP 4481514 B2 JP4481514 B2 JP 4481514B2 JP 2001065334 A JP2001065334 A JP 2001065334A JP 2001065334 A JP2001065334 A JP 2001065334A JP 4481514 B2 JP4481514 B2 JP 4481514B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- water
- rehabilitation
- mounting
- buried main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pipe Accessories (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に埋設された本管に接続された取付管を更生管によってライニングする更生作業において、更生管の外面と取付管の内面との間を水密的に封止する止水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
地中には下水用等の管路が多々埋設されている。この管路は、一般に、マンホール間を連通する埋設本管と、この埋設本管に接続された複数本の取付管(枝管)とからなっている。取付管は、通常、地表付近に設けられた桝と埋設本管とを通じるように設けられるが、埋設本管やマンホールとは異なり、管径が小さく簡易的に構成されている。このため、その老朽化に伴って取付管の内面に破損や亀裂をを生じることが多い。また、施工当初は堅固に取り付けられていた埋設本管と取付管との接続箇所が、地盤変動などの影響により弛んでしまうこともある。その接続箇所から雨水や湧き水などの土中水が流入すると、埋設本管内の水量が許容水量を超えてしまうおそれがある。
【0003】
このように老朽化した取付管については、従来より、取付管の内面を樹脂製の更生管によりライニングして管路を補強することが行われている。本出願人も、取付管に対する更生管のライニング方法として図7〜図15に示すような技術を開発し、本出願に先立って特許出願している。以下にその概要を説明する。
【0004】
このライニング方法は、少なくとも▲1▼更生管の挿入工程、▲2▼更生管の拡径工程、及び▲3▼更生管の先端部処理工程を備える。ただし図示の例では、更生管1の挿入工程に先立って、埋設本管2の内面が同様の更生管3によって予めライニングされている。以下の説明では、この更生管3を埋設本管2に一体化されたものとして説明する。
【0005】
<▲1▼更生管の挿入工程>
図7は、更生管1の一例を示す。更生管1は、ポリ塩化ビニルや高密度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製からなり、その外面に軸方向に沿って延びる襞状部1aが形成されて、径方向に縮退されている。この更生管1は、所定の形状記憶温度(例えば80℃)に加熱及び加圧されることによって円筒体状に形状回復する性能を有している。更生管1の先端部は引込栓4によって絞り込まれるように閉止され、この引込栓4にワイヤー5が連結されている。更生管1の挿入に際しては、図8に示すように、枡6側の地表付近に設置した巻取り機7から更生管1を取付管8内に繰り出す一方、引込栓4に連結したワイヤー5を、埋設本管2及びマンホール9を通じてウィンチ10で引張する。なお、符号11及び12はワイヤー5の軌道を変える滑車であり、埋設本管2の内底面に設置されている。
【0006】
<▲2▼更生管の拡径工程>
更生管1の挿入作業によって、図9に示すように、引込栓4を伴う更生管1の先端部が埋設本管2内にまで達する。続いて、図10に示すように、更生管1内に水蒸気ガスを吹き込んで更生管1を加熱膨張させる。加熱膨張に際しては、図11に示すように、更生管1の繰り出し端を切断し、この切断部にソケット13を気密状態で設ける。このソケット13には、地上に設置した蒸気発生加熱機14からの給気ホース15及び排気ホース16を接続する。そして、給気ホース15から高温・高圧の水蒸気を吹き込むと、更生管1は水蒸気の圧力によって膨張し、図12(a)〜(c)に示すように襞状部1aを縮小させながら拡径して、図10に示したように取付管8の内面に密着する。なお、排気ホース16は、過剰の水蒸気を管外に排出するためのものである。
【0007】
<▲3▼更生管の先端部処理工程>
次いで、図13に示すように、埋設本管2内に突出した更生管1の先端部を、埋設本管2内に搬入した切断機17によって切除し、更生管1の切断端1bを埋設本管2内に開口させる。図13に示した形態は、更生管1の切断端1bを埋設本管2の内面に揃えるようにしたものであるが、この形態では、埋設本管2の内面に予めライニングされた更生管3にスリーブ状の襟立て部3aを有する取付管口が形成されて、この襟立て部3aに、取付管8をライニングする更生管1の切断端1b近傍が重ねられている。
【0008】
また、図14〜図15に示した形態は、取付管8をライニングする更生管1の切断端1bを埋設本管2側に長めに残し、その切断端1bを加熱成形装置18により押し拡げてフランジ状の鍔返し部1cを形成したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記したライニング方法によれば、取付管8内に挿入した更生管1を加熱及び加圧して取付管8内で膨張・拡径させることにより、取付管8の内面を迅速かつ経済的に更生することができる。しかしながら、加熱及び加圧による取付管8の膨張だけでは、特に埋設本管2と取付管8との接続箇所において、この接続箇所に近接する取付管8の内面、あるいは埋設本管2の内面をライニングする更生管3に形成された前記取付管口の襟立て部3aと、取付管8をライニングする更生管1の切断端1b近傍との完全な密着を図ることが難しい。埋設本管2と取付管8との接続箇所は、前述のように地中管路における止水上の弱点でもあり、したがってより万全の止水が求められる。
【0010】
本発明は、前記のような取付管8のライニング作業において、特に埋設本管2と取付管8との接続箇所の止水性をさらに向上させるためになされたもので、取付管8に挿入した更生管1の先端部と、前記接続箇所に近接する取付管8の内面、あるいは埋設本管2の内面をライニングする更生管3に形成された取付管口の襟立て部3aとを、止水部材を介してより確実に密着させることを解決課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の更生管の止水方法は、埋設本管に接続された取付管内に更生管を挿入し、この更生管を取付管内で拡径して取付管の内面に密着させることにより取付管を更生するライニング作業において、更生管を取付管内に挿入する作業に先立ち、伸縮性を有する網状、布状又は薄膜状の芯材に合成ゴム系の粘着剤を付着させてなる止水部材を、前記粘着剤に対する離型処理が施された保持装置により保持して埋設本管側から搬入し、取付管と埋設本管との接続箇所に近接する取付管の内面に貼着した後、前記保持装置を前記止水部材から離反させて撤去し、続いて襞状に縮退させた更生管を枡側から挿入し、更生管の閉止された先端部を埋設本管内に及ばせた後、枡側から更生管内を加熱及び加圧して拡径することにより、前記止水部材を介して取付管と更生管との間を水密的に封止することを特徴とする。
【0012】
すなわちこの発明は、更生対象となる取付管にライニング用の更生管を挿入する前に、埋設本管と取付管との接続箇所に近接する取付管の内面に予め止水部材を貼着しておき、この止水部材によって取付管と更生管との間を水密的に封止しようとするものである。止水部材は、埋設本管側から搬入される保持装置によって前記接続箇所に近接する取付管の内面に貼着される。更生管は、前記止水部材が取付管に貼着された後、取付管に挿入されて加熱・加圧により膨張し、この止水部材を介して取付管の内面に密着する。これにより、埋設本管と取付管との接続部分において良好な止水性が得られる。この止水方法では、保持装置を用いて止水部材を取付管に貼着するので、止水部材を貼着すべき場所の位置決めの精度も確保しやすい。
【0013】
前記止水方法に使用される止水部材は、伸縮性を有する布状体又は多孔質のシート状体を芯材とし、この芯材の一面又は両面に合成ゴム系の粘着剤を略均一の厚さで付着させたものを好適に利用することができる。伸縮性を有する布状体とは、例えば合成繊維からなる網体、織布、不織布、ウェブ等であり、伸縮性を有する多孔質のシート状体とは、例えば合成樹脂製の孔開きシートやフィルム等である。また、合成ゴム系の粘着剤としては、耐蝕性、展延性、接着性等に優れるものが好ましく、例えばブチルゴム、ポリイソブチレン、スチレン・ブタジエンゴム、ポリクロロプレン(ネオプレン)ゴム、ニトリルゴムなどの合成ゴムを粘度の高い溶液状にしたものがよい。これらの合成ゴムは、溶液状にするとそれ自体での形状保持力が低下して、自重で垂れ落ちたり弛んだりしてしまう。そこで、止水部材の形状を保持するために、網状、布状又は薄膜状の芯材に合成ゴムを付着させて使用する。この芯材に適度な伸縮性を与えておくことにより、止水部材を取付管の内面に押圧したときの密着性が良くなる。合成ゴムを芯材に付着させるにあたっては、芯材の片面でもよいし、両面でもよい。芯材が繊維質又は多孔質であれば、止水部材が取付管と更生管との間に圧迫されたときに、粘着剤が芯材の隙間から滲出して芯材の両面に展延するからである。
【0014】
また、前記止水方法に使用される止水部材の保持装置は、伸縮性を有する網状、布状又は薄膜状の芯材に合成ゴム系の粘着剤を付着させてなる止水部材を埋設本管側から搬入し、取付管と埋設本管との接続箇所に近接した取付管の内面に貼着するための保持装置であって、径方向に拡縮自在でかつ外周面に前記合成ゴム系の粘着剤に対する離型処理が施されてなる保持筒が、埋設本管内を自走または誘導によって移動しうる台車部に、支持手段を介して昇降自在に支持されたことを特徴とする。この保持装置によれば、前記止水部材の貼着作業を、地上から監視しながら容易に、かつ精度よく行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
<止水部材>
まず、本発明の更生管1の止水方法に利用される止水部材の構成例を図1に示す。この止水部材20は、PET(ポリエチレンテレフタレート)繊維からなる不織布を芯材21として、この芯材21の両面にブチルゴムからなる粘着剤22を付着させたものである。粘着剤22の付着厚さは片面2〜5mm程度が実用的であるが、この厚さは止水箇所の状況や取付管8の内径に応じて多少増減してもよい。なお、芯材21には、PET繊維以外の繊維質素材を利用することもできる。それらの形態は、適当な伸縮性を備えるものであれば、網体や織布、ウェブ等であってもよい。また、伸縮性を有する多孔質のシート状体、例えばポリエチレンやポリプロピレンその他の合成樹脂製シートやフィルム等に多数の孔を開けたものなどを利用してもよい。
【0017】
また、合成ゴム系の粘着剤22には、ブチルゴム以外にも、ポリイソブチレン、スチレン・ブタジエンゴム、ポリクロロプレン(ネオプレン)ゴム、ニトリルゴムなどの合成ゴムを粘度の高い溶液状にしたものを利用することができる。これらの合成ゴムは耐蝕性、展延性、接着性等に優れるが、溶液状にするとそれ自体での形状保持力が低下して自重で垂れ落ちたり弛んだりしてしまうので、合成ゴムを芯材21に付着させてシート状の形状を保持しやすくしている。
【0018】
<保持装置>
前記のような止水部材20は、専用の保持装置を用いて埋設本管2内に搬入され、埋設本管2と取付管8との接続箇所まで移動する。かかる保持装置の構成例を図2〜図5に示す。
【0019】
この保持装置30は、止水部材20を保持するための保持筒31が、埋設本管2内を移動しうる台車部32に、支持部33を介して昇降自在に支持されたものである。台車部32はカメラ34を備え、埋設本管2内を自走又はワイヤ35等による牽引誘導で移動して、所定の接続箇所まで止水部材20を搬入する。
【0020】
保持筒31は、伸縮性を有する柔軟な気密素材により形成された略円筒形の中空体で、この内部に空気又はガスを注入・排出することにより、径方向に沿って風船のように拡縮する。保持筒31の外周面には、止水部材20の粘着材22に対する離型処理が、例えばテフロン・コーティング等によって施されている。
【0021】
保持筒31は、その中心軸を直立させた姿勢で支持部33により支持されている。支持部33は、台車部32上に設けられた基部36、基部36上に立設されたシャフト37、保持筒31の底部に固定されシャフト37に沿って昇降する昇降部38、基部36と昇降部38とを連結するリンクアーム39等を備えている。昇降部38は、管路外からの遠隔操作によって任意に昇降させることができるようになっている。昇降部38を昇降させるための機構は特に限定されないが、例えば空気圧、ガス圧、水圧、油圧等の流体圧を利用したシリンダピストン機構や、電動モータ等を利用したジャッキアップ機構、伸縮機構等を利用して構成される。また、台車部32上には、前記昇降機構の形態に応じて必要となる動力装置や、保持筒31を拡縮させるための加圧・減圧装置等も適宜、配置される。
【0022】
なお、埋設本管2に対して取付管8が斜めに接続されていたり、埋設本管2の軸心に対し取付管8の軸心が偏心して接続されていたりする場合にも対応できるように、保持装置30の支持部33は、直立方向に対し一定の範囲で傾斜できるように構成されていてもよい。
【0023】
<止水部材の貼着工程>
前記した保持装置30を用いて止水部材20を取付管8に貼着する作業は、以下のようにして行われる。まず、図2に示すように、予め保持装置30の保持筒31を縮径させた状態で、保持筒31の外周面全体にわたって止水部材20を貼着し、脱落しない程度に保持させる。保持筒31を下降させた状態で保持装置30をマンホール9から埋設本管2内に進入させ、埋設本管2と取付管8との接続箇所まで移動させる。カメラ34を通じての監視により、保持装置30を取付管8の直下位置に位置決めする。
【0024】
続いて図3に示すように、管路外からの遠隔操作によって保持筒31を上昇させ、保持筒31を取付管8内に進入させる。保持筒31によって保持された止水部材20が完全に取付管8内に進入したところで、図4に示すように、保持筒31を加圧して拡径する。これにより、保持筒31の外周面に貼着された止水部材20が保持筒31の外周方向に沿って展延しつつ、取付管8の内面に圧着される。
【0025】
保持筒31に拡径のための十分な圧力を加えた後、保持筒31を減圧して縮径させると、図5に示すように、取付管8の内面に止水部材20を残して、止水部材20から保持筒31が離れる。保持筒31の表面には離型処理が施されているので、保持筒31は止水部材20の貼着状態をほとんど崩すことなく、止水部材20から容易に離反する、この保持筒31を再び下降させ、保持装置30を埋設本管2から退出させる。これで止水部材20の貼着が完了する。
【0026】
<ライニング工程>
前記のようにして、埋設本管2と取付管8との接続箇所に近接した取付管8の内面に止水部材20を貼着した後、取付管8内に更生管1を挿入して取付管8のライニングを行う。更生管1の挿入工程、拡径工程及び先端部の処理工程は、前記従来の技術において図7〜図15により説明した工程と同じである。
【0027】
この止水方法によれば、図6に示すように、取付管8内に挿入した更生管1を拡径したとき、埋設本管2と取付管8との接続箇所において、この接続箇所に近接する取付管8の内面、あるいは埋設本管2の内面をライニングする更生管1に形成された取付管8口の襟立て部3a等と、取付管8をライニングする更生管1の先端部近傍とを、止水部材20を介して確実に密着させることができる。これにより、埋設本管2と取付管8との接続箇所近傍においても良好な止水性を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の止水方法は、取付管にライニング用の更生管を挿入する前に、取付管と埋設本管との接続箇所に近接した取付管の内面に予め止水部材を貼着しておき、この止水部材によって取付管と更生管との間を水密的に封止するものである。止水部材が取付管の内面に貼着された後、更生管が取付管に挿入されて加熱・加圧により膨張し、取付管の内面に密着する。これにより、取付管と更生管とが密着して良好な止水性が得られる。
【0029】
また、本発明の保持装置は、径方向に拡縮自在でかつ外周面に止水部材に対する離型処理が施されてなる保持筒を備え、この保持筒が台車部に支持手段を介して昇降自在に支持されているので、止水部材を離着自在に保持して、所定の止水箇所に精度よく貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の止水方法に係る止水部材の構成例を示す一部破断斜視図である。
【図2】本発明の保持装置の実施の形態を示す側面図であり、止水部材の貼着工程における第1の態様(止水部材搬入状態)を示す。
【図3】図2に示した保持装置の側面図であり、止水部材の貼着工程における第2の態様(保持部上昇状態)を示す。
【図4】図2に示した保持装置の側面図であり、止水部材の貼着工程における第3の態様(保持部拡径状態)を示す。
【図5】図2に示した保持装置の側面図であり、止水部材の貼着工程における第4の態様(保持部離反状態)を示す。
【図6】本発明の止水方法において拡径した更生管を取付管の内面に密着させた状態を示す地中管路接続箇所の部分縦断面図である。
【図7】本発明の止水方法に係る更生管の構成例を示す部分斜視図である。
【図8】更生管を取付管内に挿入する工程の概要を示す地中管路の縦断面図である。
【図9】更生管を取付管内に挿入した状態を示す地中管路接続箇所の部分縦断面図である。
【図10】拡径した更生管を取付管の内面に密着させた状態を示す地中管路接続箇所の部分縦断面図である。
【図11】更生管を取付管内で拡径する工程の概要を示す地中管路の縦断面図である。
【図12】更生管の拡径状態を(a)から(c)の順に示す断面図である。
【図13】拡径した更生管の先端部を切断機によって切断する工程を示す地中管路接続箇所の部分縦断面図である。
【図14】更生管の先端部に鍔返し部を成形する場合の切断態様を示す地中管路接続箇所の部分縦断面図である。
【図15】更生管の先端部に鍔返し部を成形した場合の地中管路接続箇所の部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 更生管
2 埋設本管
6 枡
8 取付管
20 止水部材
21 芯材
22 粘着剤
30 保持装置
31 保持筒
32 台車部
33 支持部(支持手段)
Claims (2)
- 埋設本管に接続された取付管内に更生管を挿入し、この更生管を取付管内で拡径して取付管の内面に密着させることにより取付管を更生するライニング作業において、
更生管を取付管内に挿入する作業に先立ち、伸縮性を有する網状、布状又は薄膜状の芯材に合成ゴム系の粘着剤を付着させてなる止水部材を、前記粘着剤に対する離型処理が施された保持装置により保持して埋設本管側から搬入し、取付管と埋設本管との接続箇所に近接する取付管の内面に貼着した後、前記保持装置を前記止水部材から離反させて撤去し、
続いて襞状に縮退させた更生管を枡側から挿入し、更生管の閉止された先端部を埋設本管内に及ばせた後、枡側から更生管内を加熱及び加圧して拡径することにより、前記止水部材を介して取付管と更生管との間を水密的に封止することを特徴とする更生管の止水方法。 - 埋設本管に接続された取付管内に更生管を挿入し、この更生管を取付管内で拡径して取付管の内面に密着させることにより取付管を更生するライニング作業において、伸縮性を有する網状、布状又は薄膜状の芯材に合成ゴム系の粘着剤を付着させてなる止水部材を埋設本管側から搬入し、取付管と埋設本管との接続箇所に近接した取付管の内面に貼着するための保持装置であって、
径方向に拡縮自在でかつ外周面に前記合成ゴム系の粘着剤に対する離型処理が施されてなる保持筒が、埋設本管内を自走または誘導によって移動しうる台車部に、支持手段を介して昇降自在に支持されたことを特徴とする止水部材の保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001065334A JP4481514B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 更生管の止水方法と止水部材の保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001065334A JP4481514B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 更生管の止水方法と止水部材の保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002267088A JP2002267088A (ja) | 2002-09-18 |
JP4481514B2 true JP4481514B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=18924004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001065334A Expired - Fee Related JP4481514B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 更生管の止水方法と止水部材の保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4481514B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100497117B1 (ko) * | 2002-10-24 | 2005-06-28 | 김일환 | 지관보수 자주차를 이용한 지관보수 장치 및 방법 |
JP2007321841A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Miyama Ind Corp | 分岐管を有する管路の補修に用いるパッカ― |
KR100825902B1 (ko) | 2007-02-01 | 2008-04-28 | 평원개발(주) | 가지관 비굴착 보수로봇 |
KR101157080B1 (ko) | 2011-12-26 | 2012-06-21 | (주)알파에코 | 하수관과 가지관 접합부의 비굴착 보수 장치 및 보수 방법 |
JP2020204334A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 積水化学工業株式会社 | 埋設管の開口部の補修装置及び補修方法、並びに埋設管の更生方法 |
-
2001
- 2001-03-08 JP JP2001065334A patent/JP4481514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002267088A (ja) | 2002-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7896032B2 (en) | Method and device for lining pipe | |
JP4340003B2 (ja) | 管および導管の現場形成局部的修理システム | |
US6641687B2 (en) | Apparatus for repairing a pipeline and method for using same | |
US5765597A (en) | Apparatus for repairing a pipeline and method for using same | |
US6146491A (en) | Lining of pipelines or passageways using a push rod adhered to rod and liner | |
KR100199645B1 (ko) | 지관 라이닝공법 | |
CA2854948C (en) | Method and device for repairing piping | |
US20070084555A1 (en) | Apparatus for and method of lining passageways | |
MX2014013362A (es) | Ensamble de forro para reparacion o refuerzo de tuberia y metodo para instalarlo. | |
JP4481514B2 (ja) | 更生管の止水方法と止水部材の保持装置 | |
US20080075538A1 (en) | Method and apparatus for repairing underground pipes | |
WO1989008218A1 (en) | Method and device for renovating a duct system | |
WO2019079370A1 (en) | METHOD AND APPARATUS FOR REPAIRING PIPE LENGTH OR MAIN / SIDE PIPE JUNCTION | |
JPH10505895A (ja) | 既設パイプライン内に管を敷設する方法および装置 | |
JP3746972B2 (ja) | 取付管口の止水方法 | |
JP4636752B2 (ja) | 更生管の止水方法及び止水部材の保持装置 | |
JP4804952B2 (ja) | 埋設取付管の更生方法 | |
KR200407553Y1 (ko) | 비굴착식 하수관 보수기 | |
JP2002310379A (ja) | 既設管の止水方法及びその方法に使用される止水部材 | |
AU756314B2 (en) | Method for repairing main and lateral pipelines | |
JPH0390758A (ja) | 既設管路の止水工法およびその装置 | |
AU2003244547B1 (en) | Pipe connection repair apparatus | |
KR100537160B1 (ko) | 상하수도관, 케이블관 등 지하매설관의 연결관 접합부의수밀을 위한 라이닝 시공장치 및 이를 이용한 시공방법 | |
JP3238021B2 (ja) | 枝管用ライニング材とその施工方法及びライニング装置 | |
CA2156275C (en) | Lining of pipelines and passageways using a push rod adhered to a rod and liner |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100223 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100318 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4481514 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |