JP2003010388A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003010388A
JP2003010388A JP2001204165A JP2001204165A JP2003010388A JP 2003010388 A JP2003010388 A JP 2003010388A JP 2001204165 A JP2001204165 A JP 2001204165A JP 2001204165 A JP2001204165 A JP 2001204165A JP 2003010388 A JP2003010388 A JP 2003010388A
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JP2001204165A
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Inventor
Yoshiro Ishii
義郎 石井
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Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演出を短縮して一部だけを見ること等ができ
て、遊技者の自己の意志により、演出時間の調整をする
ことができ、遊技を面白いものにすることができるよう
にした遊技機等を提供する。 【解決手段】 演出報知装置(66)と、複数の演出要素の
内容を記憶するための演出要素記憶手段(120)と、実施
する演出要素の順序を記憶するための演出順序記憶手段
(130)と、遊技者が操作可能な演出時間変更スイッチ(1
4)と、演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づいて、演
出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素の順序を変更
することにより、演出時間の調整が可能な演出変更決定
手段(140)と、演出変更決定手段(140)の決定に基づい
て、演出報知装置(66)を制御するための演出制御手段(1
50)とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、演出時間を遊技
者の操作により変更可能な遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技機用
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関し、さらに詳しくは、演出時間変更手段等とし
て機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、乱数を
用いた抽選結果が当選である場合に当該当選図柄が所定
の停止位置で停止したことを条件として入賞して遊技者
に利益を付与するように設定されている。そして、当選
していることの報知や、或いは当選している可能性が大
きいことの報知等の抽選結果に関する情報や、入賞結果
に関する情報を、予め定めた所定の演出により、報知す
るものが知られている。そして、通常、この演出が行わ
れる時間は、予め定められた所定の時間に設定されてい
る。
【0003】一方、近年では、熟練者等のなかには、遊
技内容を熟知しており、単位時間当たりの遊技回数を増
やして、当選回数を増やしたいがために、かかる演出の
キャンセルを希望する者がいた。このため、かかる演出
のキャンセルが可能なキャンセルボタンを設け、遊技者
がそのキャンセルボタンを押すことにより、かかる演出
がキャンセル可能な遊技機が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、遊技者が、キャンセルボタンを押すと、
演出がキャンセルされ、全く演出内容を見ることができ
ず、演出内容の一部だけを実施させるような演出時間の
調整をすることができないといった第一の問題点があっ
た。
【0005】また、従来、回転リールを有するスロット
マシンのような遊技機では、回転リールの回転中、液晶
表示装置等の演出報知装置により、演出が実行されてい
るような場合でも、遊技者は、回転リールの停止操作
を、自分のリズムで行うため、主に回転リールに注視し
がちであり、その周囲に配置された液晶表示装置等の演
出報知装置による演出は、見落とすことが多かった。特
に、近年の画像による演出のなかでは、多数のキャラク
ターを出現させて、その中の一つのキャラクターの出現
や行動が、所定の当選図柄の当選を意味するようなもの
があり、かかる演出は、液晶表示装置の画面を集中して
見なければ見落としてしまうことが多かった。
【0006】また、回転リールの回転中に演出が行われ
ても、回転リールの停止中に演出が行われる場合と比較
して、短時間となるため、遊技者は、なおさら、回転リ
ール回転中の演出内容を把握することができなかった。
演出を見落とした場合、回転リールの回転停止後にも、
演出を延長させて、見てみたいと思う遊技者が存在する
が、そのときには、かかる演出を延長して見ることがで
きないといった第二の問題点があった。
【0007】また、演出を見落とした場合、回転リール
の回転停止後に、もう一度、演出を繰り返させて、見て
みたいと思う遊技者が存在するが、そのときには、かか
る演出を繰り返して見ることができないといった第三の
問題点があった。そこで、各請求項にそれぞれ記載され
た各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、次の
点にある。
【0008】(請求項1)すなわち、請求項1記載の発
明は、上記した従来の技術の有する第一の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、遊技
者の自己の意志により、演出時間の調整をすることがで
き、遊技を面白いものにすることができるようにした遊
技機を提供しようとするものである。
【0009】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、演出時間に関
する遊技者の希望に、より細かく対応することができ、
遊技者の希望内容に沿った遊技を進めることができるよ
うにした遊技機を提供しようとするものである。
【0010】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次
の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、
簡単に短縮演出を形成することができ、また、演出内容
を記憶する記憶容量を節約することができるようにした
遊技機を提供しようとするものである。
【0011】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項4記載の発明は、上記した従来
の技術の有する第二の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、演出内容を見落とした場
合や、演出内容を把握することができなかった場合で
も、遊技者の意志により、演出を延長させて、かかる演
出内容を把握することができるようにした遊技機を提供
しようとするものである。
【0012】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1または請求項4に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発
明は、簡単に延長演出を形成することができ、また、演
出内容を記憶する記憶容量を節約することができるよう
にした遊技機を提供しようとするものである。
【0013】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1または請求項4に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発
明は、上記した従来の技術の有する第三の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、遊技
者の意志により、同一の演出内容を繰り返し実施させる
ことができて、かかる演出内容を繰り返し見て、見落と
しを回避することができるようにした遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0014】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項7記載の発明は、演出時間に関
する遊技者の希望に、より細かく対応することができ、
遊技者の希望内容に沿った遊技を進めることができるよ
うにした遊技機を提供しようとするものである。
【0015】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載
の発明は、演出時間変更スイッチの操作性を良好なもの
にすることができ、また、部品の共通化を図ることがで
き、部品点数を増やすことなく、製造コストを低減する
ことが可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0016】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項9記載の発明は、遊技開始前に
演出時間を事前に変更することができ、また、停止操作
に適した演出時間の選択をすることができ、また、連続
操作や、変更の選択が簡便にできるようにした遊技機を
提供しようとするものである。
【0017】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項10記載の発明は、遊技者
の操作の混乱を避けることができるようにした遊技機を
提供しようとするものである。
【0018】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項10記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項11記載の発明は、ワン
タッチで、遊技者の希望する演出時間の変更を行うこと
ができ、かかる変更の演出内容に早く辿り着くことがで
きるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0019】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項12記載の発明は、遊技の
一番最初に使用して、それ以後は遊技が終了するまで使
用されないベットスイッチを演出時間変更スイッチとし
て使用することにより、遊技者が混乱することなく、演
出時間の変更操作をすることができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0020】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項13記載の発明は、通常の
使用頻度の少ない精算スイッチを使用することにより、
他の使用頻度の多い機能スイッチと混同することなく、
演出時間の変更をすることができる遊技機を提供しよう
とするものである。
【0021】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項8乃至13のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
14記載の発明は、遊技者にとって、最も操作しやすい
機能スイッチを、遊技中の任意のときに、いつでも、演
出時間変更スイッチとして利用することができ、演出時
間変更スイッチの操作性を良好なものにすることができ
るようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0022】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、8乃至14のいずれか1項
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項15記載の発明は、簡単に短縮演出を形成
することができ、また、通常演出と短縮演出との一部を
共通して使用しているため、演出内容の画像データを記
憶する記憶容量を節約することができるようにした遊技
機を提供しようとするものである。
【0023】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項1、4乃至14のいずれか1項に記載の
発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請
求項16記載の発明は、簡単に延長演出を形成すること
ができ、また、通常演出と延長演出との一部を共通して
使用することができるため、演出内容を記憶する記憶容
量を節約することができるようにした遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0024】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、8乃至14のいずれか1項
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項17記載の発明は、短縮演出に使用される
画像データの選択に意外性を付与することができ、短縮
演出の内容を変化させることができるようにした遊技機
を提供しようとするものである。
【0025】(請求項18)請求項18記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項18記載の発明
は、上記した従来の技術の有する第一の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、遊技者
の自己の意志により、演出時間の調整をすることがで
き、遊技を面白いものにすることができるようにした遊
技機を提供しようとするものである。
【0026】(請求項19)請求項19記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項19記載の発明
は、演出を短縮して一部だけを見ること等ができて、遊
技者の自己の意志により、演出時間の調整をすることが
でき、遊技を面白いものにすることができるようにした
遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
【0027】(請求項20)請求項20記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項20記載の発明
は、演出を短縮して一部だけを見ること等ができて、遊
技者の自己の意志により、演出時間の調整をすることが
でき、遊技を面白いものにすることができるようにした
遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体を提供しようとするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0029】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0030】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、乱数
を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当選抽選手段
(110)とを備えている。そして、本発明に係る遊技機(1
0)は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が当選である
場合に前記回転リール(40)の当選図柄(61)が所定の停止
位置で停止することを条件として入賞して遊技者に利益
を付与するように設定されている。
【0031】そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記
当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報又は入
賞結果に関する情報を演出により報知するための演出報
知装置(66)と、前記演出報知装置(66)の演出を構成する
複数の演出要素の内容を記憶するための演出要素記憶手
段(120)と、前記演出要素記憶手段(120)に記憶した演出
要素のうち、前記演出報知装置(66)により実施する演出
要素の順序を記憶するための演出順序記憶手段(130)
と、演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能な演
出時間変更スイッチ(14)と、前記演出時間変更スイッチ
(14)の操作に基づいて、前記演出順序記憶手段(130)に
記憶した演出要素の順序を変更することにより、演出時
間の調整が可能な演出変更決定手段(140)と、前記演出
変更決定手段(140)の決定に基づいて、前記演出報知装
置(66)を制御するための演出制御手段(150)とを備えて
いることを特徴とする。
【0032】また、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置に
よって遊技者に向かって表示するものも含まれる。ま
た、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例え
ば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)
を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものであ
る。
【0033】また、ここで、「当選する」とは、停止制
御が判断や条件に基づいて行われる、いわゆる判断停止
制御の場合、当選抽選手段(110)の抽選の結果、当選フ
ラグが成立することを含むものであり、また、停止制御
が停止操作時の停止位置を予め決定している停止テーブ
ルを用いた、いわゆるテーブル停止制御の場合、所定の
当選図柄を停止可能な停止テーブルを使用することに決
定するようなことを含むものである。
【0034】また、ここで、「前記当選抽選手段(110)
の当選抽選結果に関する情報」とは、当選抽選手段(11
0)の当選抽選の結果、主として、当選していることの情
報を含むものであるが、その他にも、当選している可能
性があることの情報や、当選している可能性の大小の情
報や、当選していないことの情報や、当選している当選
図柄を特定した情報や、複数の当選図柄のうち、いずれ
か一つの当選図柄に関して当選していることの情報等も
含むものである。また、ここで、「当選抽選結果に関す
る情報」には、当選していないにも拘わらず、当選可能
性が大であることの報知、いわゆるガセ報知も含まれる
ものである。
【0035】また、ここで、「演出報知装置(66)」は、
具体的には、例えば、液晶表示装置からなる表示装置(6
8)や、大型ドット状のLED表示装置や、7セグメント
LEDや、報知ランプ(69)等からなり視覚に訴えること
により、遊技者に向かって当選抽選に関する情報や、入
賞結果に関する情報を報知するものを含むものである。
さらに、演出報知装置(66)は、スピーカ(67)等からの合
成音声や、電子音等により、遊技者に向かって当選抽選
に関する情報等を報知するものを含むものである。さら
に、また、演出報知装置(66)は、振動発生装置や、低周
波発生装置等を用いて、振動や、低周波振動等を発生さ
せることにより、五感に訴えて、当選抽選に関する情報
を報知可能なものを含むものである。
【0036】また、ここで、「前記演出要素記憶手段(1
20)に記憶した演出要素のうち、前記演出報知装置(66)
により実施する演出要素の順序を記憶する」とは、具体
的には、例えば、演出要素記憶手段(120)に演出要素で
ある特殊演出A、B、C、D、E、F及びZが記憶され
ているような場合、BBゲーム当選の通常演出として、
特殊演出A→B→C→D→Eが、その順序で記憶され、
BBゲーム当選の短縮演出として、特殊演出A→C→E
が、その順序で記憶されているようなものを含むもので
ある。
【0037】また、ここで、「演出要素」とは、図3に
示すような特殊演出A、B、C、D、E、F及びZのよ
うなものを含むものである。また、「演出要素」には、
図16乃至図20に示すような画像データ1乃至30の
ようなものを含むものである。また、ここで、「演出時
間の調整が可能」とは、演出時間を短縮するものと、演
出時間を延長するものとのいずれも含むものである。
【0038】また、ここで、「前記演出時間変更スイッ
チ(14)の操作に基づいて、前記演出順序記憶手段(130)
に記憶した演出要素の順序を変更することにより、演出
時間の調整が可能」とは、具体的には、例えば、演出時
間変更スイッチ(14)の操作が行われない場合、通常演出
に移行する。この通常演出では演出順序記憶手段(130)
に予め記憶された通常演出の演出要素の順序である特殊
演出A→B→Cが実施される。そして、演出時間変更ス
イッチ(14)を1回操作することにより、短縮演出に移行
する。この短縮演出では、演出順序記憶手段(130)に予
め記憶された短縮演出の演出要素である特殊演出A→B
が実施される。これにより、通常演出と短縮演出との演
出時間を比較した場合、約3分の2に短縮することがで
きるようなものを含むものである。さらに、かかる場
合、演出時間変更スイッチ(14)を2回操作することによ
り、繰り返し演出に移行する。この繰り返し演出では、
演出順序記憶手段(130)に予め記憶された繰り返し演出
の演出要素である特殊演出A→B→C→A→B→Cが実
施される。これにより、合計の演出時間を通常演出と比
較して約2倍に延長することができるようなものを含む
ものである。
【0039】また、ここで、「演出要素の順序を変更す
る」とは、演出要素A→B→Cから演出要素D→B→A
→Cへ変更するように、実施する演出要素と、演出要素
の実施順序との両方を変更するものを含むものである。
また、演出要素A→B→Cから演出要素C→B→Aへ変
更するように、実施する演出要素は変更しないが、演出
要素の実施順序だけを変更するものを含むものである。
さらに、演出要素A→B→Cから演出要素A’→B→C
へ変更するように、演出要素の実施順序は変更しない
が、実施する演出要素の内容を変更するようなものも含
むものである。
【0040】(作用)本発明によれば、演出変更決定手
段(140)が、演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づい
て、演出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素の順序
を変更することにより、演出時間の調整ができる。すな
わち、演出を、全部見なければならないものと、全く見
ることができないものとの二者択一ではなく、演出要素
の順序を種々、変更することにより、演出を短縮して一
部だけを見ることや、演出を延長したり、繰り返し見る
ことが可能となる。しかも、かかる演出要素の順序の変
更は、遊技者の演出時間変更スイッチ(14)の操作により
行うことができる。これにより、遊技者の自己の意志に
より、演出時間の調整をすることが可能となり、遊技を
面白いものにすることができる。
【0041】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の短縮操作に基づいて、演
出時間の短縮を行い、前記演出時間変更スイッチ(14)の
中止操作に基づいて、演出の中止を行うことを特徴とす
る。
【0042】また、ここで、「前記演出時間変更スイッ
チ(14)の短縮操作」や、「前記演出時間変更スイッチ(1
4)の中止操作」は、具体的には、例えば、遊技者による
演出時間変更スイッチ(14)の1回目の操作を短縮操作、
2回目の操作を中止操作とするようなものを含むもので
ある。また、演出時間変更スイッチ(14)の所定時間範囲
内の1回の押下操作を短縮操作とし、演出時間変更スイ
ッチ(14)の所定時間範囲内の2回の押下操作を中止操作
とするようなものを含むものである。また、演出時間変
更スイッチ(14)の操作レバーの操作方向を左右方向の2
種類設け、操作レバーの右方向への操作を短縮操作と
し、左方向への操作を中止操作とするようなものを含む
ものである。
【0043】(作用)本発明は、演出時間変更スイッチ
(14)の短縮操作と、中止操作との二種類の操作により、
演出時間の短縮と、演出の中止とを選択することができ
る。このため、演出の中止だけしか選択できないような
ものと比較して、異なる遊技者の希望に、より細かく対
応することができ、遊技者の希望内容に沿った遊技を進
めることができる。
【0044】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1または請求項2記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出変更決定
手段(140)は、前記演出順序記憶手段(130)に記憶した複
数の演出要素のうち、少なくとも一つの演出要素を行わ
ないことにより、演出時間の短縮を行うことを特徴とす
る。
【0045】なお、ここで、「少なくとも一つの演出要
素を行わないことにより、演出時間の短縮を行い」と
は、具体的には、例えば、図4に示すように、演出要素
が特殊演出からなり、通常演出が、特殊演出A、B、
C、D、E、F及びZからなるような場合に、特殊演出
Cを行わずに、特殊演出A、B、D、E、F及びZを行
って、演出時間を、通常演出と比較して短縮するような
ものを含むものである。
【0046】(作用)本発明は、演出変更決定手段(14
0)が、少なくとも一つの演出要素を行わないことによ
り、演出時間を短縮している。すなわち、かかる短縮演
出は、通常演出と比較して、演出時間の短い演出を、別
個独立に形成するのではなく、通常演出の一部を、共通
して使用している。このため、短縮演出を、別個独立に
形成するようなものと比較して、簡単に短縮演出を形成
することができ、また、演出内容を記憶する記憶容量を
節約することができる。
【0047】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づいて、演出時
間の延長を行うことを特徴とする。
【0048】本発明は、具体的には、例えば、演出要素
が、表3に示すような特殊演出A乃至Zであるような場
合、演出時間変更スイッチ(14)の操作を契機として、演
出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素である特殊演
出を、A、B及びC(通常演出)から、A、B、C及び
D(延長演出)に変更することにより、演出時間を延長
するようなものを含むものである。
【0049】(作用)本発明によれば、演出時間変更ス
イッチ(14)の操作に基づいて、演出時間の延長を行うこ
とができる。このため、回転リール(40)の方に視線を注
いで、回転リール(40)以外の演出内容を見落とした場合
や、演出内容が短時間であるため、その内容を把握する
ことができなかった場合でも、遊技者の意志により、演
出を延長させて、かかる演出内容を把握することができ
る。
【0050】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1または請求項4記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出変更決定
手段(140)は、前記演出順序記憶手段(130)に記憶した複
数の演出要素のうち、少なくとも一つの演出要素を繰り
返し行うことにより、演出時間の延長を行うことを特徴
とする。
【0051】(作用)本発明は、演出変更決定手段(14
0)が、少なくとも一つの演出要素を繰り返すようにした
ことにより、演出時間の延長を行っている。すなわち、
かかる演出時間の延長は、通常演出と比較して、演出時
間の長い演出を、最初から別個独立に形成するのではな
く、通常演出の一部の演出要素を、共通して繰り返し使
用している。このため、延長演出を、最初から別個独立
に形成するようなものと比較して、簡単に延長演出を形
成することができ、また、演出内容を記憶する記憶容量
を節約することができる。
【0052】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1または請求項4記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出変更決定
手段(140)は、前記演出時間変更スイッチ(14)の操作に
基づいて、前記演出順序記憶手段(130)に記憶した全て
の演出要素を繰り返し行うことにより、演出の繰り返し
を行うことを特徴とする。
【0053】(作用)本発明によれば、演出時間変更ス
イッチ(14)の操作に基づいて、演出順序記憶手段(130)
に記憶した全ての演出要素を繰り返し行っている。この
ため、回転リール(40)の方に視線を注いで、回転リール
(40)以外の演出内容を見落とした場合や、遊技内容を判
断するために重要な隠れキャラクターの出現を見落とし
た場合等であっても、遊技者の意志により、同一の演出
内容を繰り返し実施させることができて、かかる演出内
容を繰り返し見て、見落としを回避することができる。
【0054】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の延長操作に基づいて、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素を変更す
ることにより、演出時間の延長を行い、前記演出時間変
更スイッチ(14)の繰り返し操作に基づいて、前記演出順
序記憶手段(130)に記憶した演出要素を変更することに
より、演出の繰り返しを行うことを特徴とする。
【0055】また、ここで、「前記演出時間変更スイッ
チ(14)の延長操作」や、「前記演出時間変更スイッチ(1
4)の繰り返し操作」は、具体的には、例えば、遊技者に
よる演出時間変更スイッチ(14)の1回目の操作を延長操
作、2回目の操作を繰り返し操作とするようなものを含
むものである。また、演出時間変更スイッチ(14)の所定
時間範囲内の1回の押下操作を延長操作とし、演出時間
変更スイッチ(14)の所定時間範囲内の2回の押下操作を
繰り返し操作とするようなものを含むものである。ま
た、演出時間変更スイッチ(14)の操作レバーの操作方向
を左右方向の2種類設け、操作レバーの右方向への操作
を延長操作とし、左方向への操作を繰り返し操作とする
ようなものを含むものである。
【0056】(作用)本発明は、演出時間変更スイッチ
(14)の延長操作と、繰り返し操作との二種類の操作によ
り、演出時間の延長と、演出の繰り返しとを選択するこ
とができる。このため、いずれか一方だけしか選択でき
ないようなものと比較して、異なる遊技者の希望に、よ
り細かく対応することができ、遊技者の希望内容に沿っ
た遊技を進めることができる。
【0057】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、所定の条件下で遊技者に操作されることにより
遊技に関する所定の機能を奏する機能スイッチ(19)を備
え、前記演出変更決定手段(140)は、前記所定の条件を
満たさずに、遊技に関する所定の機能を奏しない状態の
前記機能スイッチ(19)を、前記演出時間変更スイッチ(1
4)として利用することを特徴とする。
【0058】なお、ここで、「機能スイッチ(19)」と
は、「所定の条件下で遊技者に操作されることにより遊
技に関する所定の機能を奏する」ものであれば良いもの
であって、所定の条件下で操作可能な状態を維持し、そ
の状態において、遊技者が操作することにより、遊技に
関する所定の機能を有するように設定されているもので
ある。そして、所定の条件を満足していない場合には、
遊技者が操作しても、遊技に関する所定の機能を奏しな
い状態となるように設定されているものである。具体的
には、例えば、「機能スイッチ(19)」は、ストップスイ
ッチ(50)、スタートスイッチ(30)、精算スイッチ(17)及
びベットスイッチ(16)等を含むものである。
【0059】また、ここで、「遊技に関する所定の機
能」とは、遊技を進めるための機能であって、当該機能
スイッチ(19)を操作することにより、回転リール(40)の
回転の開始や停止の契機となったり、貯留メダルを手元
に全部払い出して精算するための契機となったり、貯留
メダルから適当な枚数のメダルを投入するための契機と
なるような機能を備えているものを含むものである。
【0060】(作用)本発明によれば、演出変更決定手
段(140)は、所定の条件を満たさずに遊技に関する所定
の機能を奏しない状態の機能スイッチ(19)を、演出時間
変更スイッチ(14)として利用している。すなわち、所定
の条件下で所定の機能を奏する機能スイッチ(19)を、所
定の条件を満たしていない状態のときに演出時間変更ス
イッチ(14)として兼用して用いている。このため、遊技
者にとって、使い慣れた機能スイッチ(19)をそのまま演
出時間変更スイッチ(14)として用いることができて、演
出時間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにするこ
とができる。また、兼用しているため、演出時間変更ス
イッチ(14)として、別途に専用のものを新たに設ける必
要がなく、部品の共通化を図ることができ、部品点数を
増やすことなく、製造コストを低減することが可能とな
る。
【0061】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記機能スイッチ(19)として、前記
回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイ
ッチ(30)を備え、前記演出変更決定手段(140)は、前記
スタートスイッチ(30)のスタート操作不可能時における
前記スタートスイッチ(30)を、前記演出時間変更スイッ
チ(14)として利用していることを特徴とする。
【0062】なお、ここで、「スタートスイッチ(30)の
スタート操作不可能時」とは、具体的には、例えば、遊
技メダルが未だ投入されていない状態時や、既に、スタ
ートスイッチ(30)の操作が行われて、回転リール(40)が
回転中の時を含むものである。 (作用)本発明によれば、スタート操作不可能時におけ
るスタートスイッチ(30)を、演出時間変更スイッチ(14)
として利用している。このため、回転リール(40)の回転
開始操作を必要としないときを利用して、スタートスイ
ッチ(30)を回転リール(40)の回転開始操作の機能スイッ
チ(19)としてではなく、演出時間変更スイッチ(14)とし
て利用することができる。これにより、専用の演出時間
変更スイッチ(14)を設ける必要がなくて両者を兼用する
ことができ、遊技者にとって、遊技中に使用頻度も高
く、使い慣れたスタートスイッチ(30)をそのまま演出時
間変更スイッチ(14)として用いることができて、演出時
間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすることが
できる。
【0063】また、遊技メダルが未だ投入されていなく
て、機能スイッチ(19)として操作不可能時のスタートス
イッチ(30)を用いることにより、遊技メダルの投入前
や、ベットスイッチ(16)によるベット前に演出時間の変
更の選択が可能となり、遊技メダルを消費して遊技が開
始する前に、遊技者の好みにより、焦ることなく、落ち
着いた雰囲気の中で、遊技の演出時間を事前に変更する
ことができる。
【0064】また、既に、スタートスイッチ(30)の操作
が行われて、回転リール(40)が回転を開始以後、機能ス
イッチ(19)として操作不可能時のスタートスイッチ(30)
を用いることにより、回転リール(40)に対応したストッ
プスイッチ(50)の停止タイミングを図りながら、それに
適した演出時間の選択が可能となる。また、スタートス
イッチ(30)を回転リール(40)の回転開始操作に続けて、
直ぐに演出時間の調整のための操作をするような場合
は、そのまま手を離すことなく、ダブルアクションによ
り、回転開始→演出短縮の連続操作をすることができ、
或いはトリプルアクションにより、回転開始→演出短縮
→演出中止と更に連続的な操作をすることができる。こ
れにより、大変便利であるとともに、リズム感や、スピ
ード感のある連続操作をすることができる。
【0065】更には、スタートスイッチ(30)が上下左右
前後等に揺動操作可能なレバータイプであれば、一つの
スタートスイッチ(30)の揺動操作方向の違いだけで、演
出時間の短縮・延長など変更の選択が簡便にできるとい
う作用を奏するものである。 (請求項10)請求項10記載の発明は、上記した請求
項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0066】すなわち、前記機能スイッチ(19)として、
回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイ
ッチ(50)を備え、前記演出変更決定手段(140)は、前記
ストップスイッチ(50)の停止操作不可能時における前記
ストップスイッチ(50)を、前記演出時間変更スイッチ(1
4)として利用していることを特徴とする。なお、ここ
で、「前記ストップスイッチ(50)の停止操作不可能時」
とは、回転リール(40)が回転していない状態であって、
回転開始前や、回転停止後のいずれも含まれるものであ
る。
【0067】(作用)本発明は、停止操作不可能時にお
けるストップスイッチ(50)を、演出時間変更スイッチ(1
4)として利用している。このため、回転リール(40)の停
止操作を必要としないときを利用して、ストップスイッ
チ(50)を回転リール(40)の回転停止操作ではなく、演出
時間変更スイッチ(14)として利用することができる。こ
れにより、両者を兼用することができ、遊技者にとっ
て、遊技中に使用頻度も高く、使い慣れたストップスイ
ッチ(50)をそのまま演出時間変更スイッチ(14)として用
いることができて、演出時間変更スイッチ(14)の操作性
を良好なものにすることができる。
【0068】また、機能スイッチ(19)として操作不可能
時のストップスイッチ(50)を用いることにより、回転リ
ール(40)の回転の有無により、回転リール(40)の回転停
止操作と演出時間の変更操作とを、遊技者が明確に区別
することができる。すなわち、遊技者は、回転リール(4
0)の回転中、ストップスイッチ(50)により、回転リール
(40)の回転停止操作だけを行うことができ、回転リール
(40)の停止中は、ストップスイッチ(50)により、演出時
間の変更操作だけをすることができる。これらの違いを
遊技者は、自分の目で、回転リール(40)の回転の有無に
より、明確に判断して区別することができ、操作の混乱
を避けることができるという作用を奏するものである。
【0069】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項10記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。すなわち、複数の前記回転リール(40)の
回転をそれぞれ停止させるための各前記回転リール(40)
に対応した前記ストップスイッチ(50)を、前記演出時間
変更スイッチ(14)としてそれぞれ設定し、前記演出変更
決定手段(140)は、遊技者の前記演出時間変更スイッチ
(14)の操作に基づいて、各演出時間変更スイッチ(14)に
対応する演出時間の変更を選択することを特徴とする。
【0070】本発明は、複数の回転リール(40)に対応し
た各ストップスイッチ(50)のそれぞれに、演出時間の変
更内容が異なる役割を持たせるようなものを含むもので
ある。具体的には、例えば、回転リール(40)として、左
側回転リール(43)、中央回転リール(44)及び右側回転リ
ール(45)の3個有し、それぞれに対応したストップスイ
ッチ(50)が形成されている。そして、演出時間変更スイ
ッチ(14)としての左側回転リール(43)に対応したストッ
プスイッチ(50)を操作することにより、演出時間の短縮
が行われる。そして、演出時間変更スイッチ(14)として
の中央回転リール(44)に対応したストップスイッチ(50)
を操作することにより、演出の中止が行われる。そし
て、右側回転リール(45)に対応したストップスイッチ(5
0)を操作することにより、演出時間の延長が行われるよ
うなものを含むものである。
【0071】(作用)本発明によれば、複数個のストッ
プスイッチ(50)を、予め設定した所定の演出時間に変更
可能な演出時間変更スイッチ(14)としている。これによ
り、遊技者は、自己が欲する演出時間の変更に対応する
ストップスイッチ(50)を選択して操作することができ
て、希望の演出時間の変更を行うことができる。これに
より、ワンタッチで、遊技者の希望する演出時間の変更
を行うことができ、かかる変更の演出内容に早く辿り着
くことができる。
【0072】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。すなわち、前記機能スイッチ(19)として、
貯留したメダル数を減じてメダル投入に代えるためのベ
ットスイッチ(16)を備え、前記演出変更決定手段(140)
は、メダル投入不可能時における前記ベットスイッチ(1
6)を、前記演出時間変更スイッチ(14)として利用してい
ることを特徴とする。
【0073】なお、ここで、「メダル投入不可能時」と
は、遊技メダルが既に投入されて、スタートスイッチ(3
0)が操作され、回転リール(40)が回転中の時を意味する
ものである。 (作用)本発明によれば、メダル投入不可能時における
ベットスイッチ(16)を、メダルの投入のためではなく、
演出時間変更スイッチ(14)として利用している。このた
め、専用の演出時間変更スイッチ(14)を設ける必要がな
くて両者を兼用することができ、遊技者にとって、使い
慣れたベットスイッチ(16)をそのまま演出時間変更スイ
ッチ(14)として用いることができて、演出時間変更スイ
ッチ(14)の操作性を良好なものにすることができる。
【0074】また、ベットスイッチ(16)は、貯留した遊
技メダルを、遊技のために投入するものであって、通
常、遊技の一番最初に行われるものであり、それ以後
は、回転リール(40)の回転が停止して遊技が終了するま
で、使用されないものである。このため、機能スイッチ
(19)として操作不可能時のベットスイッチ(16)を用いる
ことにより、遊技者が、他の機能スイッチ(19)と比較し
て混乱することなく、演出時間の変更操作をすることが
できるという作用を奏するものである。
【0075】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項8項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、前記機能スイッチ(19)とし
て、貯留したメダルを精算するための精算スイッチ(17)
を備え、前記演出変更決定手段(140)は、貯留したメダ
ルの精算不可能時における前記精算スイッチ(17)を、前
記演出時間変更スイッチ(14)として利用していることを
特徴とする。
【0076】(作用)本発明によれば、貯留したメダル
の精算不可能時の精算スイッチ(17)を利用して、かかる
精算スイッチ(17)を貯留メダルの精算ではなく、演出時
間変更スイッチ(14)として利用している。このため、専
用の演出時間変更スイッチ(14)を設ける必要がなくて両
者を兼用することができ、遊技者にとって、使い慣れた
精算スイッチ(17)をそのまま演出時間変更スイッチ(14)
として用いることができて、演出時間変更スイッチ(14)
の操作性を良好なものにすることができる。
【0077】また、精算スイッチ(17)は、遊技者が帰宅
或いは台の変更等のために全ての遊技を終了する際に、
主として使用するものであるため、ベットスイッチ(1
6)、スタートスイッチ(30)及びストップスイッチ(50)の
機能スイッチ(19)と比較して、使用頻度が極端に少ない
性質のものである。このため、かかる機能スイッチ(19)
として操作不可能時の精算スイッチ(17)を用いることに
より連続した遊技の流れの中で使用頻度の大きいベット
スイッチ(16)、スタートスイッチ(30)及びストップスイ
ッチ(50)の機能スイッチ(19)の操作と混同することなく
演出時間の変更をすることができるという作用を奏する
ものである。
【0078】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項8乃至13のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記
演出変更決定手段(140)は、複数の前記機能スイッチ(1
9)を、組み合わせて操作することにより、前記演出時間
変更スイッチ(14)として利用可能に設定したことを特徴
とする。
【0079】本発明は、具体的には、例えば、ストップ
スイッチ(50)を押したままで、スタートスイッチ(30)を
押し下げることにより、演出時間の短縮となる変更を行
うものを含むものである。また、本発明は、ベットスイ
ッチ(16)を押した状態で、ストップスイッチ(50)を操作
することにより、演出時間の延長となる変更を行うもの
を含むものである。かかる場合、回転リール(40)が回転
しているような状態であっても、ストップスイッチ(50)
を演出時間変更スイッチ(14)として利用することがで
き、演出時間変更スイッチ(14)の操作可能時間を拡大す
ることができるものである。
【0080】(作用)本発明によれば、複数の機能スイ
ッチ(19)を組み合わせて操作することにより、演出時間
変更スイッチ(14)として利用可能に設定している。この
ため、機能スイッチ(19)が、本来の遊技に関する所定の
機能を奏しているときであって、単独では演出時間変更
スイッチ(14)として利用することができないような場合
にも、他の機能スイッチ(19)と組み合わせて、演出時間
変更スイッチ(14)として利用することが可能となる。こ
れにより、遊技者にとって、最も操作しやすい機能スイ
ッチ(19)を、遊技中の任意のときに、いつでも、演出時
間変更スイッチ(14)として利用することができ、演出時
間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすることが
できる。
【0081】(作用) (請求項15)請求項15記載の発明は、上記した請求
項1、2、3、8乃至14のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記
演出要素は、画像データであって、前記演出は、複数の
画像データを所定の順序に表示するものであり、前記演
出変更決定手段(140)は、前記演出を構成する複数の画
像データのうち、所定の画像データの表示を選択したも
のに変更することにより、演出時間を短縮することを特
徴とする。
【0082】本発明は、具体的には、例えば、図15に
示すように、通常演出では、N秒間に30個の画像が、
表示されるような動画像である場合に、それらの画像を
一つおきに選択して表示することにより、全部で15個
の画像となって、N/2秒間の演出時間で済むようなも
のを含むものである。また、ここで、「所定の画像デー
タの表示を選択して」とあるが、上述したような画像デ
ータの配列の所定の規則数に従って選択するようなもの
の他に、図17に示すように、画像データの表示内容の
カテゴリーによって分類される画像データ群の中から選
択してあるものに変更しても良いものである。具体的に
は、例えば、図17において、通常演出の画像データ1
乃至30は、キャラクターA、B、C、D及びEが、マ
ラソンをする動画像を示している。そして、画像データ
1乃至5は、キャラクターAがマラソンをしている画像
群、画像データ6乃至10は、キャラクターBがマラソ
ンをしている画像群、画像データ11乃至19は、キャ
ラクターCがマラソンをしている画像群、画像データ2
0乃至24は、キャラクターDがマラソンをしている画
像群、画像データ26乃至30は、キャラクターEがマ
ラソンをしている画像群を示している。そして、特定の
キャラクター、例えばキャラクターCがトップを走って
いるような場合に、特定役、例えば、BBゲームが当選
していることを意味するように設定されている。かかる
場合、短縮演出では、各キャラクターが走っている最後
の画像(画像データ5、10、19、24及び30)だ
けを選択して表示するようなものである。
【0083】(作用)本発明は、演出変更決定手段(14
0)が、所定の画像データの表示を選択することにより、
演出時間を短縮している。すなわち、かかる短縮演出
は、通常演出と比較して、画像データ数の少ない演出
を、最初から別個独立に形成するのではなく、通常演出
で使用する画像データの一部を、共通して使用してい
る。このため、短縮演出を、最初から別個独立に形成す
るようなものと比較して、簡単に短縮演出を形成するこ
とができる。また、通常演出と短縮演出との一部を共通
して使用しているため、演出内容の画像データを記憶す
る記憶容量を節約することができる。
【0084】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項1、4乃至14のいずれか1項に記載の
発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、
前記演出要素は、画像データであって、前記演出は、複
数の画像データを所定の順序に表示するものであり、前
記演出変更決定手段(140)は、前記演出を構成する複数
の画像データのうち、所定の画像データの表示を繰り返
したものに変更することにより、演出時間の延長を行う
ことを特徴とする。
【0085】本発明は、具体的には、例えば、図19に
示すように、画像データ1の表示後に、再度、画像デー
タ1を挿入するようなものを含むものである。すなわ
ち、通常演出では、N秒間に15個の画像が、表示され
るような動画像である場合に、それらの個々の画像デー
タを、その画像データ表示後に、それぞれ一回だけ繰り
返し表示することにより、全部で30個の画像となっ
て、2N秒間の演出時間となって、演出時間の延長とな
るようなものを含むものである。
【0086】また、例えば、図20に示すように、通常
演出では、N秒間に15個の画像が、表示されるような
動画像である場合に、画像データ1乃至15の画像の表
示終了後に、もう一度、画像データ1乃至15を、1回
繰り返し表示することにより、全部で30個の画像とな
って、2N秒間の演出時間となって、演出時間の延長と
なるようなものを含むものである。
【0087】(作用)本発明は、演出変更決定手段(14
0)が、所定の画像データの表示を繰り返すことにより、
演出時間の延長を行っている。すなわち、かかる演出時
間の延長は、通常演出と比較して、演出時間の長い演出
を、最初から別個独立に形成するのではなく、通常演出
の一部を、共通して繰り返し使用している。このため、
延長演出を、最初から別個独立に形成するようなものと
比較して、簡単に延長演出を形成することができる。ま
た、通常演出と延長演出との一部を共通して使用するこ
とができるため、演出内容を記憶する記憶容量を節約す
ることができる。
【0088】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1、2、3、8乃至14のいずれか1項
に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。す
なわち、前記演出要素は、画像データであって、前記演
出は、複数の画像データを所定の順序に表示するもので
ある。そして、前記遊技機(10)は、前記演出を構成する
複数の画像データの中から、乱数を用いて、表示する画
像データの抽選を行うための画像データ抽選手段を備え
ている。そして、前記演出変更決定手段(140)は、前記
演出を構成する複数の前記画像データのうち、前記画像
データ抽選手段の抽選結果、選択された画像データを表
示するものに変更することにより、演出時間を短縮する
ことを特徴とする。
【0089】本発明は、具体的には、例えば、図18に
示すように、通常演出の画像データ1乃至30のうちか
ら、画像データ抽選手段による乱数を用いた抽選の結
果、画像データ10、5、25、16及び9が選択さ
れ、短縮演出として表示されるようなものを含むもので
ある。 (作用)本発明は、画像データ抽選手段による乱数を用
いた抽選により、短縮演出に使用する画像データが選択
されている。このため、短縮演出に使用される画像デー
タの選択に意外性を付与することができ、短縮演出の内
容を変化させることができる。これにより、遊技内容を
変化させることができて、遊技を興味溢れるものにする
ことができる。
【0090】(請求項18)請求項18記載の発明は、
次の点を特徴とする。すなわち、本発明に係る遊技機(1
0)は、周囲に複数の図柄を表示した回転リール(40)と、
乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段
(110)とを備えている。そして、本発明に係る遊技機(1
0)は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が当選である
場合に前記回転リール(40)の当選図柄が所定の停止位置
で停止することを条件として入賞して遊技者に利益を付
与するように設定されている。
【0091】そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記
当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報又は入
賞結果に関する情報を演出により報知するための演出報
知装置(66)と、前記演出報知装置(66)の演出の内容を記
憶するための演出記憶手段と、使用機器の動作タイミン
グをとるための周波数の異なるクロック信号を発生可能
なクロック信号発生手段(180)と、前記クロック信号発
生手段(180)からのクロック信号の周波数の変更を行う
ために遊技者が操作可能なクロック周波数変更スイッチ
(160)と、前記クロック周波数変更スイッチ(160)の操作
に基づいて、クロック信号発生手段(180)のクロック信
号の周波数を変更するためのクロック周波数変更手段(1
70)と、前記クロック周波数変更手段(170)の変更に基づ
いたクロック信号により、前記演出報知装置(66)を制御
するための演出制御手段(150)とを備えていることを特
徴とする。
【0092】なお、ここで、本発明に係る「回転リール
(40)」、「当選抽選手段(110)」及び「演出報知装置(6
6)」は、請求項1で説明したものと同一であって、説明
を省略する。また、本発明に係る演出記憶手段は、請求
項1で説明した演出要素記憶手段(120)及び演出順序記
憶手段(130)を含むものである。
【0093】また、ここで、「クロック周波数変更スイ
ッチ(160)」とは、通常周波数よりも高周波数へ変更す
るための高周波数移行操作と、通常周波数へ変更するた
めの通常周波数移行操作との二つの操作方法を有してい
るものや、通常周波数よりも低周波数へ変更するための
低周波数移行操作と、通常周波数へ変更するための通常
周波数移行操作との二つの操作方法を有しているもの
や、通常周波数よりも高周波数へ変更するための高周波
数移行操作と、通常周波数へ変更するための通常周波数
移行操作と、通常周波数よりも低周波数へ変更するため
の低周波数移行操作との三つの操作方法を有しているも
のを含むものである。さらに、周波数を段階的に複数の
レベルに高く、或いは低く変更するようなものも含むも
のである。
【0094】また、ここで、「クロック周波数変更手段
(170)」は、クロック信号を発生可能なクロックジェネ
レータを、周波数の違いにより複数個有しているクロッ
ク信号発生手段(180)の内部で、クロック周波数変更ス
イッチの操作に基づいて、切り替えることにより、クロ
ック周波数を変更するようなものを含むものである。 (作用)本発明に係る遊技機(10)は、高周波数のクロッ
ク信号を使用することにより、処理速度を早くすること
ができ、演出時間を短縮させることができる。また、低
周波数のクロック信号を使用することにより、処理速度
を遅くすることができ、演出時間を延長させることがで
きる。
【0095】このため、クロック周波数変更手段(170)
が、クロック周波数変更スイッチ(160)の操作に基づい
て、クロック信号発生手段(180)のクロック信号の周波
数を変更することにより、演出時間の調整をすることが
できる。すなわち、演出を、全部見なければならないも
のと、全く見ることができないものとの二者択一ではな
く、クロック信号の周波数を変更することにより、演出
を短縮して見ることや、演出を延長することが可能とな
る。しかも、かかるクロック信号の周波数の変更は、遊
技者によるクロック周波数変更スイッチ(160)の操作に
より行うことができる。これにより、遊技者の自己の意
志により、演出時間の調整をすることが可能となり、遊
技を面白いものにすることができる。
【0096】(請求項19)請求項19記載の発明は、
次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の
図柄(61)を変動表示又は停止表示させるための図柄表示
手段、乱数を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当
選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が
当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄(61)を停
止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を
付与する制御手段、前記当選抽選手段(110)の当選抽選
結果に関する情報又は入賞結果に関する情報を演出によ
り報知するための演出報知手段(具体的には、例えば、
演出報知装置(66))、前記演出報知手段の演出を構成す
る複数の演出要素の内容を記憶するための演出要素記憶
手段(120)、前記演出要素記憶手段(120)に記憶した演出
要素のうち、前記演出報知装置(66)により実施する演出
要素の順序を記憶するための演出順序記憶手段(130)、
演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能な演出時
間操作変更手段(具体的には、例えば、演出時間変更ス
イッチ(14))、前記演出時間変更手段の操作に基づい
て、前記演出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素の
順序を変更することにより、演出時間の変更が可能な演
出変更決定手段(140)、前記演出変更決定手段(140)の決
定に基づいて、前記演出報知装置(66)を制御するための
演出制御手段(150)として機能させるための遊技機用プ
ログラムである。
【0097】ここで、「遊技機(10)」は、例えば、回転
リール(40)、スタートスイッチ(30)、ストップスイッチ
(50)及び制御装置(20)などを備えた現実の遊技機(10)で
もよく、また、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示
装置に表示させた擬似的な遊技機(10)でも良い。ここ
で、「図柄表示手段」とは、複数の図柄を変動表示又は
停止表示させるための手段をいう。また、この図柄表示
手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回
転リール(40)を用い、この回転リール(40)の回転を制御
するようにして形成することができる。また、この図柄
表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画
像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順
次表示させるようにして形成することもできる。
【0098】ここで、この遊技機用プログラムを用いて
現実の遊技機(10)を制御しようとする場合には、「制御
手段」は、当選抽選手段(110)の当選抽選結果が当選で
ある場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させ
たことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制
御装置(20)となるものである。また、かかる場合には、
制御手段は、例えば、ホッパーユニット(65)を駆動させ
て遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うよ
うに形成することができる。この制御手段は、具体的に
は、図1に示す通常遊技制御手段(70)や、特定導入遊技
制御手段(91)及び特定遊技制御手段(101)からなる特別
遊技制御手段(80)を含むものである。
【0099】また、この遊技機用プログラムを用いて業
務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする
場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないの
で、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCR
T等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような
画像を表示するように形成することができる。すなわ
ち、本発明に係る遊技機用プログラムは、現実の遊技機
(10)を制御するためのプログラムと、業務用或いは家庭
用のテレビゲーム機等に読み込まれることにより業務用
或いは家庭用のテレビゲーム機等を遊技機(10)として機
能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
【0100】(作用)本発明によれば、演出変更決定手
段(140)が、演出時間変更手段(具体的には、例えば、
演出時間変更スイッチ(14))の操作に基づいて、演出順
序記憶手段(130)に記憶した演出要素の順序を変更する
ことにより、演出時間の調整ができる。すなわち、演出
を、全部見なければならないものと、全く見ることがで
きないものとの二者択一ではなく、演出要素の順序を種
々、変更することにより、演出を短縮して一部だけを見
ることや、演出を延長したり、繰り返し見ることが可能
となる。しかも、かかる演出要素の順序の変更は、遊技
者の演出時間変更手段の操作により行うことができる。
これにより、遊技者の自己の意志により、演出時間の調
整をすることが可能となり、遊技を面白いものにするこ
とができる。
【0101】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の短縮操作に基づいて、演
出時間の短縮を行い、前記演出時間変更スイッチ(14)の
中止操作に基づいて、演出の中止を行うように形成する
ことができる。このように形成すると、演出時間変更ス
イッチ(14)の短縮操作と、中止操作との二種類の操作に
より、演出時間の短縮と、演出の中止とを選択すること
ができる。このため、演出の中止だけしか選択できない
ようなものと比較して、異なる遊技者の希望に、より細
かく対応することができ、遊技者の希望内容に沿った遊
技を進めることができる。
【0102】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した複数の演出要素の
うち、少なくとも一つの演出要素を行わないことによ
り、演出時間の短縮を行うように形成することができ
る。このように形成すると、かかる短縮演出は、通常演
出と比較して、演出時間の短い演出を、別個独立に形成
するのではなく、通常演出の一部を、共通して使用する
ことができる。このため、短縮演出を、別個独立に形成
するようなものと比較して、簡単に短縮演出を形成する
ことができ、また、演出内容を記憶する記憶容量を節約
することができる。
【0103】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づいて、演出時
間の延長を行うように形成することができる。このよう
に形成すると、演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づ
いて、演出時間の延長を行うことができる。このため、
回転リール(40)の方に視線を注いで、回転リール(40)以
外の演出内容を見落とした場合や、演出内容が短時間で
あるため、その内容を把握することができなかった場合
でも、遊技者の意志により、演出を延長させて、かかる
演出内容を把握することができる。
【0104】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した複数の演出要素の
うち、少なくとも一つの演出要素を繰り返し行うことに
より、演出時間の延長を行うように形成することができ
る。このように形成すると、かかる演出時間の延長は、
通常演出と比較して、演出時間の長い演出を、最初から
別個独立に形成するのではなく、通常演出の一部の演出
要素を、共通して繰り返し使用することができる。この
ため、延長演出を、最初から別個独立に形成するような
ものと比較して、簡単に延長演出を形成することがで
き、また、演出内容を記憶する記憶容量を節約すること
ができる。
【0105】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づいて、前記演
出順序記憶手段(130)に記憶した全ての演出要素を繰り
返し行うことにより、演出の繰り返しを行うように形成
することができる。このように形成すると、回転リール
(40)の方に視線を注いで、回転リール(40)以外の演出内
容を見落とした場合や、重要な隠れキャラクターの出現
を見落とした場合等であっても、遊技者の意志により、
同一の演出内容を繰り返し実施させることができて、か
かる演出内容を繰り返し見て、見落としを回避すること
ができる。
【0106】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の延長操作に基づいて、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素を変更す
ることにより、演出時間の延長を行い、前記演出時間変
更スイッチ(14)の繰り返し操作に基づいて、前記演出順
序記憶手段(130)に記憶した演出要素を変更することに
より、演出の繰り返しを行うように形成することができ
る。
【0107】このように形成すると、演出時間変更スイ
ッチ(14)の延長操作と、繰り返し操作との二種類の操作
により、演出時間の延長と、演出の繰り返しとを選択す
ることができる。このため、いずれか一方だけしか選択
できないようなものと比較して、異なる遊技者の希望
に、より細かく対応することができ、遊技者の希望内容
に沿った遊技を進めることができる。
【0108】更に、前記遊技機(10)は、所定の条件下で
遊技者に操作されることにより遊技に関する所定の機能
を奏する機能スイッチ(19)を備え、前記演出変更決定手
段(140)は、前記所定の条件を満たさずに、遊技に関す
る所定の機能を奏しない状態の前記機能スイッチ(19)
を、前記演出時間変更スイッチ(14)として利用するよう
に形成することができる。
【0109】このように形成すると、所定の条件下で所
定の機能を奏する機能スイッチ(19)を、所定の条件を満
たしていない状態のときに演出時間変更スイッチ(14)と
して兼用して用いることができる。このため、遊技者に
とって、使い慣れた機能スイッチ(19)をそのまま演出時
間変更スイッチ(14)として用いることができて、演出時
間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすることが
できる。また、兼用しているため、演出時間変更スイッ
チ(14)として、別途に専用のものを新たに設ける必要が
なく、部品の共通化を図ることができ、部品点数を増や
すことなく、製造コストを低減することが可能となる。
【0110】更に、前記機能スイッチ(19)として、前記
回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイ
ッチ(30)を備え、前記演出変更決定手段(140)は、前記
スタートスイッチ(30)のスタート操作不可能時における
前記スタートスイッチ(30)を、前記演出時間変更スイッ
チ(14)として利用するように形成することができる。こ
のように形成すると、回転リール(40)の回転開始操作を
必要としないときを利用して、スタートスイッチ(30)を
回転リール(40)の回転開始操作の機能スイッチ(19)とし
てではなく、演出時間変更スイッチ(14)として利用する
ことができる。これにより、専用の演出時間変更スイッ
チ(14)を設ける必要がなくて両者を兼用することがで
き、遊技者にとって、遊技中に使用頻度も高く、使い慣
れたスタートスイッチ(30)をそのまま演出時間変更スイ
ッチ(14)として用いることができて、演出時間変更スイ
ッチ(14)の操作性を良好なものにすることができる。
【0111】更に、前記機能スイッチ(19)として、回転
リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ
(50)を備え、前記演出変更決定手段(140)は、前記スト
ップスイッチ(50)の停止操作不可能時における前記スト
ップスイッチ(50)を、前記演出時間変更スイッチ(14)と
して利用するように形成することができる。このように
形成すると、回転リール(40)の停止操作を必要としない
ときを利用して、ストップスイッチ(50)を回転リール(4
0)の回転停止操作ではなく、演出時間変更スイッチ(14)
として利用することができる。これにより、両者を兼用
することができ、遊技者にとって、遊技中に使用頻度も
高く、使い慣れたストップスイッチ(50)をそのまま演出
時間変更スイッチ(14)として用いることができて、演出
時間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすること
ができる。
【0112】更に、複数の前記回転リール(40)の回転を
それぞれ停止させるための各前記回転リール(40)に対応
した前記ストップスイッチ(50)を、前記演出時間変更ス
イッチ(14)としてそれぞれ設定し、前記演出変更決定手
段(140)は、遊技者の前記演出時間変更スイッチ(14)の
操作に基づいて、各演出時間変更スイッチ(14)に対応す
る演出時間の変更を選択するように形成することができ
る。
【0113】このように形成すると、遊技者は、自己が
欲する演出時間の変更に対応するストップスイッチ(50)
を選択して操作することができて、希望の演出時間の変
更を行うことができる。これにより、ワンタッチで、遊
技者の希望する演出時間の変更を行うことができ、かか
る変更の演出内容に早く辿り着くことができる。更に、
前記機能スイッチ(19)として、貯留したメダル数を減じ
てメダル投入に代えるためのベットスイッチ(16)を備
え、前記演出変更決定手段(140)は、メダル投入不可能
時における前記ベットスイッチ(16)を、前記演出時間変
更スイッチ(14)として利用するように形成することがで
きる。
【0114】このように形成すると、メダル投入不可能
時におけるベットスイッチ(16)を、メダルの投入のため
ではなく、演出時間変更スイッチ(14)として利用するこ
とができる。このため、専用の演出時間変更スイッチ(1
4)を設ける必要がなくて両者を兼用することができ、遊
技者にとって、使い慣れたベットスイッチ(16)をそのま
ま演出時間変更スイッチ(14)として用いることができ
て、演出時間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものに
することができる。
【0115】更に、前記機能スイッチ(19)として、貯留
したメダルを精算するための精算スイッチ(17)を備え、
前記演出変更決定手段(140)は、貯留したメダルの精算
不可能時における前記精算スイッチ(17)を、前記演出時
間変更スイッチ(14)として利用するように形成すること
ができる。このように形成すると、貯留したメダルの精
算不可能時の精算スイッチ(17)を利用して、かかる精算
スイッチ(17)を貯留メダルの精算ではなく、演出時間変
更スイッチ(14)として利用することができる。このた
め、専用の演出時間変更スイッチ(14)を設ける必要がな
くて両者を兼用することができ、遊技者にとって、使い
慣れた精算スイッチ(17)をそのまま演出時間変更スイッ
チ(14)として用いることができて、演出時間変更スイッ
チ(14)の操作性を良好なものにすることができる。
【0116】更に、前記演出変更決定手段(140)は、複
数の前記機能スイッチ(19)を、組み合わせて操作するこ
とにより、前記演出時間変更スイッチ(14)として利用す
るように形成することができる。このように形成する
と、機能スイッチ(19)が、本来の遊技に関する所定の機
能を奏しているときであって、単独では演出時間変更ス
イッチ(14)として利用することができないような場合に
も、他の機能スイッチ(19)と組み合わせて、演出時間変
更スイッチ(14)として利用することが可能となる。これ
により、遊技者にとって、最も操作しやすい機能スイッ
チ(19)を、遊技中の任意のときに、いつでも、演出時間
変更スイッチ(14)として利用することができ、演出時間
変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすることがで
きる。
【0117】更に、前記演出要素は、画像データであっ
て、前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示
するものであり、前記演出変更決定手段(140)は、前記
演出を構成する複数の画像データのうち、所定の画像デ
ータの表示を選択したものに変更することにより、演出
時間を短縮するように形成することができる。このよう
に形成すると、かかる短縮演出は、通常演出と比較し
て、画像データ数の少ない演出を、最初から別個独立に
形成するのではなく、通常演出で使用する画像データの
一部を、共通して使用することができる。このため、短
縮演出を、最初から別個独立に形成するようなものと比
較して、簡単に短縮演出を形成することができる。ま
た、通常演出と短縮演出との一部を共通して使用してい
るため、演出内容の画像データを記憶する記憶容量を節
約することができる。
【0118】更に、前記演出要素は、画像データであっ
て、前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示
するものであり、前記演出変更決定手段(140)は、前記
演出を構成する複数の画像データのうち、所定の画像デ
ータの表示を繰り返したものに変更することにより、演
出時間の延長を行うように形成することができる。この
ように形成すると、かかる演出時間の延長は、通常演出
と比較して、演出時間の長い演出を、最初から別個独立
に形成するのではなく、通常演出の一部を、共通して繰
り返し使用することができる。このため、延長演出を、
最初から別個独立に形成するようなものと比較して、簡
単に延長演出を形成することができる。また、通常演出
と延長演出との一部を共通して使用することができるた
め、演出内容を記憶する記憶容量を節約することができ
る。
【0119】更に、前記演出要素は、画像データであっ
て、前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示
するものであり、前記遊技機(10)は、前記演出を構成す
る複数の画像データの中から、乱数を用いて、表示する
画像データの抽選を行うための画像データ抽選手段を備
え、前記演出変更決定手段(140)は、前記演出を構成す
る複数の前記画像データのうち、前記画像データ抽選手
段の抽選結果、選択された画像データを表示するものに
変更することにより、演出時間を短縮するように形成す
ることができる。
【0120】このように形成すると、短縮演出に使用さ
れる画像データの選択に意外性を付与することができ、
短縮演出の内容を変化させることができる。これによ
り、遊技内容を変化させることができて、遊技を興味溢
れるものにすることができる。 (請求項20)請求項20記載の発明は、次の点を特徴
とする。
【0121】すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)
を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱
数を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当選抽選手
段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が当選であ
る場合に前記図柄表示手段の当選図柄(61)を停止表示さ
せたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する
制御手段、前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関
する情報又は入賞結果に関する情報を演出により報知す
るための演出報知手段、前記演出報知手段の演出を構成
する複数の演出要素の内容を記憶するための演出要素記
憶手段(120)、前記演出要素記憶手段(120)に記憶した演
出要素のうち、前記演出報知装置(66)により実施する演
出要素の順序を記憶するための演出順序記憶手段(13
0)、演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能な演
出時間操作変更手段、前記演出時間変更手段の操作に基
づいて、前記演出順序記憶手段(130)に記憶した演出要
素の順序を変更することにより、演出時間の変更が可能
な演出変更決定手段(140)、前記演出変更決定手段(140)
の決定に基づいて、前記演出報知装置(66)を制御するた
めの演出制御手段(150)として機能させるための遊技機
用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体である。
【0122】すなわち、本発明に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、請求項18に記載した遊技機用
プログラムを記録したものである。 (作用)本発明によれば、演出変更決定手段(140)が、
演出時間変更手段(具体的には、例えば、演出時間変更
スイッチ(14))の操作に基づいて、演出順序記憶手段(1
30)に記憶した演出要素の順序を変更することにより、
演出時間の調整ができる。すなわち、演出を、全部見な
ければならないものと、全く見ることができないものと
の二者択一ではなく、演出要素の順序を種々、変更する
ことにより、演出を短縮して一部だけを見ることや、演
出を延長したり、繰り返し見ることが可能となる。しか
も、かかる演出要素の順序の変更は、遊技者の演出時間
変更手段の操作により行うことができる。これにより、
遊技者の自己の意志により、演出時間の調整をすること
が可能となり、遊技を面白いものにすることができる。
【0123】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の短縮操作に基づいて、演
出時間の短縮を行い、前記演出時間変更スイッチ(14)の
中止操作に基づいて、演出の中止を行うように形成する
ことができる。このように形成すると、演出時間変更ス
イッチ(14)の短縮操作と、中止操作との二種類の操作に
より、演出時間の短縮と、演出の中止とを選択すること
ができる。このため、演出の中止だけしか選択できない
ようなものと比較して、異なる遊技者の希望に、より細
かく対応することができ、遊技者の希望内容に沿った遊
技を進めることができる。
【0124】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した複数の演出要素の
うち、少なくとも一つの演出要素を行わないことによ
り、演出時間の短縮を行うように形成することができ
る。このように形成すると、かかる短縮演出は、通常演
出と比較して、演出時間の短い演出を、別個独立に形成
するのではなく、通常演出の一部を、共通して使用する
ことができる。このため、短縮演出を、別個独立に形成
するようなものと比較して、簡単に短縮演出を形成する
ことができ、また、演出内容を記憶する記憶容量を節約
することができる。
【0125】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づいて、演出時
間の延長を行うように形成することができる。このよう
に形成すると、演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づ
いて、演出時間の延長を行うことができる。このため、
回転リール(40)の方に視線を注いで、回転リール(40)以
外の演出内容を見落とした場合や、演出内容が短時間で
あるため、その内容を把握することができなかった場合
でも、遊技者の意志により、演出を延長させて、かかる
演出内容を把握することができる。
【0126】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した複数の演出要素の
うち、少なくとも一つの演出要素を繰り返し行うことに
より、演出時間の延長を行うように形成することができ
る。このように形成すると、かかる演出時間の延長は、
通常演出と比較して、演出時間の長い演出を、最初から
別個独立に形成するのではなく、通常演出の一部の演出
要素を、共通して繰り返し使用することができる。この
ため、延長演出を、最初から別個独立に形成するような
ものと比較して、簡単に延長演出を形成することがで
き、また、演出内容を記憶する記憶容量を節約すること
ができる。
【0127】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の操作に基づいて、前記演
出順序記憶手段(130)に記憶した全ての演出要素を繰り
返し行うことにより、演出の繰り返しを行うように形成
することができる。このように形成すると、回転リール
(40)の方に視線を注いで、回転リール(40)以外の演出内
容を見落とした場合や、重要な隠れキャラクターの出現
を見落とした場合等であっても、遊技者の意志により、
同一の演出内容を繰り返し実施させることができて、か
かる演出内容を繰り返し見て、見落としを回避すること
ができる。
【0128】更に、前記演出変更決定手段(140)は、前
記演出時間変更スイッチ(14)の延長操作に基づいて、前
記演出順序記憶手段(130)に記憶した演出要素を変更す
ることにより、演出時間の延長を行い、前記演出時間変
更スイッチ(14)の繰り返し操作に基づいて、前記演出順
序記憶手段(130)に記憶した演出要素を変更することに
より、演出の繰り返しを行うように形成することができ
る。
【0129】このように形成すると、演出時間変更スイ
ッチ(14)の延長操作と、繰り返し操作との二種類の操作
により、演出時間の延長と、演出の繰り返しとを選択す
ることができる。このため、いずれか一方だけしか選択
できないようなものと比較して、異なる遊技者の希望
に、より細かく対応することができ、遊技者の希望内容
に沿った遊技を進めることができる。
【0130】更に、前記遊技機(10)は、所定の条件下で
遊技者に操作されることにより遊技に関する所定の機能
を奏する機能スイッチ(19)を備え、前記演出変更決定手
段(140)は、前記所定の条件を満たさずに、遊技に関す
る所定の機能を奏しない状態の前記機能スイッチ(19)
を、前記演出時間変更スイッチ(14)として利用するよう
に形成することができる。
【0131】このように形成すると、所定の条件下で所
定の機能を奏する機能スイッチ(19)を、所定の条件を満
たしていない状態のときに演出時間変更スイッチ(14)と
して兼用して用いることができる。このため、遊技者に
とって、使い慣れた機能スイッチ(19)をそのまま演出時
間変更スイッチ(14)として用いることができて、演出時
間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすることが
できる。また、兼用しているため、演出時間変更スイッ
チ(14)として、別途に専用のものを新たに設ける必要が
なく、部品の共通化を図ることができ、部品点数を増や
すことなく、製造コストを低減することが可能となる。
【0132】更に、前記機能スイッチ(19)として、前記
回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイ
ッチ(30)を備え、前記演出変更決定手段(140)は、前記
スタートスイッチ(30)のスタート操作不可能時における
前記スタートスイッチ(30)を、前記演出時間変更スイッ
チ(14)として利用するように形成することができる。こ
のように形成すると、回転リール(40)の回転開始操作を
必要としないときを利用して、スタートスイッチ(30)を
回転リール(40)の回転開始操作の機能スイッチ(19)とし
てではなく、演出時間変更スイッチ(14)として利用する
ことができる。これにより、専用の演出時間変更スイッ
チ(14)を設ける必要がなくて両者を兼用することがで
き、遊技者にとって、遊技中に使用頻度も高く、使い慣
れたスタートスイッチ(30)をそのまま演出時間変更スイ
ッチ(14)として用いることができて、演出時間変更スイ
ッチ(14)の操作性を良好なものにすることができる。
【0133】更に、前記機能スイッチ(19)として、回転
リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ
(50)を備え、前記演出変更決定手段(140)は、前記スト
ップスイッチ(50)の停止操作不可能時における前記スト
ップスイッチ(50)を、前記演出時間変更スイッチ(14)と
して利用するように形成することができる。このように
形成すると、回転リール(40)の停止操作を必要としない
ときを利用して、ストップスイッチ(50)を回転リール(4
0)の回転停止操作ではなく、演出時間変更スイッチ(14)
として利用することができる。これにより、両者を兼用
することができ、遊技者にとって、遊技中に使用頻度も
高く、使い慣れたストップスイッチ(50)をそのまま演出
時間変更スイッチ(14)として用いることができて、演出
時間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすること
ができる。
【0134】更に、複数の前記回転リール(40)の回転を
それぞれ停止させるための各前記回転リール(40)に対応
した前記ストップスイッチ(50)を、前記演出時間変更ス
イッチ(14)としてそれぞれ設定し、前記演出変更決定手
段(140)は、遊技者の前記演出時間変更スイッチ(14)の
操作に基づいて、各演出時間変更スイッチ(14)に対応す
る演出時間の変更を選択するように形成することができ
る。
【0135】このように形成すると、遊技者は、自己が
欲する演出時間の変更に対応するストップスイッチ(50)
を選択して操作することができて、希望の演出時間の変
更を行うことができる。これにより、ワンタッチで、遊
技者の希望する演出時間の変更を行うことができ、かか
る変更の演出内容に早く辿り着くことができる。更に、
前記機能スイッチ(19)として、貯留したメダル数を減じ
てメダル投入に代えるためのベットスイッチ(16)を備
え、前記演出変更決定手段(140)は、メダル投入不可能
時における前記ベットスイッチ(16)を、前記演出時間変
更スイッチ(14)として利用するように形成することがで
きる。
【0136】このように形成すると、メダル投入不可能
時におけるベットスイッチ(16)を、メダルの投入のため
ではなく、演出時間変更スイッチ(14)として利用するこ
とができる。このため、専用の演出時間変更スイッチ(1
4)を設ける必要がなくて両者を兼用することができ、遊
技者にとって、使い慣れたベットスイッチ(16)をそのま
ま演出時間変更スイッチ(14)として用いることができ
て、演出時間変更スイッチ(14)の操作性を良好なものに
することができる。
【0137】更に、前記機能スイッチ(19)として、貯留
したメダルを精算するための精算スイッチ(17)を備え、
前記演出変更決定手段(140)は、貯留したメダルの精算
不可能時における前記精算スイッチ(17)を、前記演出時
間変更スイッチ(14)として利用するように形成すること
ができる。このように形成すると、貯留したメダルの精
算不可能時の精算スイッチ(17)を利用して、かかる精算
スイッチ(17)を貯留メダルの精算ではなく、演出時間変
更スイッチ(14)として利用することができる。このた
め、専用の演出時間変更スイッチ(14)を設ける必要がな
くて両者を兼用することができ、遊技者にとって、使い
慣れた精算スイッチ(17)をそのまま演出時間変更スイッ
チ(14)として用いることができて、演出時間変更スイッ
チ(14)の操作性を良好なものにすることができる。
【0138】更に、前記演出変更決定手段(140)は、複
数の前記機能スイッチ(19)を、組み合わせて操作するこ
とにより、前記演出時間変更スイッチ(14)として利用す
るように形成することができる。このように形成する
と、機能スイッチ(19)が、本来の遊技に関する所定の機
能を奏しているときであって、単独では演出時間変更ス
イッチ(14)として利用することができないような場合に
も、他の機能スイッチ(19)と組み合わせて、演出時間変
更スイッチ(14)として利用することが可能となる。これ
により、遊技者にとって、最も操作しやすい機能スイッ
チ(19)を、遊技中の任意のときに、いつでも、演出時間
変更スイッチ(14)として利用することができ、演出時間
変更スイッチ(14)の操作性を良好なものにすることがで
きる。
【0139】更に、前記演出要素は、画像データであっ
て、前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示
するものであり、前記演出変更決定手段(140)は、前記
演出を構成する複数の画像データのうち、所定の画像デ
ータの表示を選択したものに変更することにより、演出
時間を短縮するように形成することができる。このよう
に形成すると、かかる短縮演出は、通常演出と比較し
て、画像データ数の少ない演出を、最初から別個独立に
形成するのではなく、通常演出で使用する画像データの
一部を、共通して使用することができる。このため、短
縮演出を、最初から別個独立に形成するようなものと比
較して、簡単に短縮演出を形成することができる。ま
た、通常演出と短縮演出との一部を共通して使用してい
るため、演出内容の画像データを記憶する記憶容量を節
約することができる。
【0140】更に、前記演出要素は、画像データであっ
て、前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示
するものであり、前記演出変更決定手段(140)は、前記
演出を構成する複数の画像データのうち、所定の画像デ
ータの表示を繰り返したものに変更することにより、演
出時間の延長を行うように形成することができる。この
ように形成すると、かかる演出時間の延長は、通常演出
と比較して、演出時間の長い演出を、最初から別個独立
に形成するのではなく、通常演出の一部を、共通して繰
り返し使用することができる。このため、延長演出を、
最初から別個独立に形成するようなものと比較して、簡
単に延長演出を形成することができる。また、通常演出
と延長演出との一部を共通して使用することができるた
め、演出内容を記憶する記憶容量を節約することができ
る。
【0141】更に、前記演出要素は、画像データであっ
て、前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示
するものであり、前記遊技機(10)は、前記演出を構成す
る複数の画像データの中から、乱数を用いて、表示する
画像データの抽選を行うための画像データ抽選手段を備
え、前記演出変更決定手段(140)は、前記演出を構成す
る複数の前記画像データのうち、前記画像データ抽選手
段の抽選結果、選択された画像データを表示するものに
変更することにより、演出時間を短縮するように形成す
ることができる。
【0142】このように形成すると、短縮演出に使用さ
れる画像データの選択に意外性を付与することができ、
短縮演出の内容を変化させることができる。これによ
り、遊技内容を変化させることができて、遊技を興味溢
れるものにすることができる。
【0143】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図11は、本発明の第一の実施
の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及
び出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図、図3
は特殊演出の演出内容の概略説明図、図4乃至図6は通
常演出と短縮演出との内容を比較した概略説明図及び図
7乃至図11は遊技機の通常遊技の動作の概略のフロー
をそれぞれ示すものである。
【0144】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部に
は、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形
成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三
個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示
窓13が形成されている。
【0145】上記回転リール40は、図2の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されて
いる。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に
応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものであ
る。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場
合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効
ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚
の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞
有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、
3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部
が、入賞有効ラインとなる。
【0146】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0147】 (1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0148】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0149】 (1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)当選抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0150】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、報知ランプ69やスピー
カ67等の報知装置66を制御するためのものである。そし
て、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するた
め、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号の
やりとりは、一方通行となるように設定されている。す
なわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かっ
て出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊
技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないよ
うに設定されている。これにより、当選確率等の抽選に
関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容
易なものにすることができる。
【0151】本実施の形態に係る遊技機10の演出を、演
出時間という観点から分類すると、通常演出と、通常演
出の演出時間よりも短縮された演出時間からなる短縮演
出との二つに分類される。また、本実施の形態に係る遊
技機10の演出を、演出時期という観点から分類すると、
当選抽選手段110の抽選結果の後、抽選結果に関する情
報を報知するための当選演出と、遊技者による回転リー
ル40の回転停止操作後、入賞結果に関する情報を報知す
るための入賞演出との二つに分類される。
【0152】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)乃至(4)の手段として機能する。 (1)演出要素記憶手段120 (2)演出順序記憶手段130 (3)演出変更決定手段140 (4)演出制御手段150 また、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(4)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0153】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、精彩な動画からなる複雑な種々の演出内容
のもの等に容易に変更することができる。
【0154】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0155】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、当選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0156】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、所定の条件下で遊技者に操作されることにより遊
技に関する所定の機能を奏する以下の機能スイッチ19が
接続されている。
【0157】 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 上述した機能スイッチ19のうち、ベットスイッチ16を、
本実施の形態では、遊技者の選択操作に基づいて、演出
時間の変更を行うための演出時間変更スイッチ14として
利用している。もちろん、演出時間変更スイッチ14とし
て利用する機能スイッチ19は、これらに限定されるもの
ではなく、精算スイッチ17、スタートスイッチ30や、ス
トップスイッチ50等を演出時間変更スイッチ14として利
用しても良いものである。なお、入力段としては、上記
した(1)乃至(5)の機能スイッチ19に限定されるも
のではない。
【0158】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)演出報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び
表示装置68)なお、出力段としては、上記した(1)乃
至(3)のパーツに限定されるものではない。
【0159】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18か
ら投入された遊技メダルを検知するためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。そして、このベットスイッチ16は、上述
したように、メダル投入不可能時におけるベットスイッ
チ16を、演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能
な演出時間変更スイッチ14として利用できるものであ
る。
【0160】上記演出時間変更スイッチ14として機能中
のベットスイッチ16は、当選フラグが成立している状態
である当選時の演出である当選演出と、当該当選図柄を
所定の入賞有効ライン上に揃えることができた状態の入
賞時の入賞演出との両方の演出に対して、演出時間を変
更可能な演出時間変更スイッチ14として機能可能に設定
されている。
【0161】そして、当選演出及び入賞演出のいずれの
場合も、上記演出時間変更スイッチ14として機能中のベ
ットスイッチ16に対して、第1回目の押下操作である短
縮操作が行われると、演出変更決定手段140により、演
出時間の短縮が行われ、短縮演出が実施されるように設
定されている。そして、当選演出及び入賞演出のいずれ
の場合も、上記演出時間変更スイッチ14として機能中の
ベットスイッチ16に対して、第2回目の押下操作である
中止操作が行われると、演出変更決定手段140により、
演出の中止が行われ、演出時間変更スイッチ14の操作時
点からの演出が中止されるように設定されている。
【0162】そして、入賞演出の場合は、さらに、続け
て、ベットスイッチ16に第3回目の押下操作を行うと、
貯留メダル数を減じて、次の遊技のメダル投入に代える
ことができるように設定されている。また、ここで、本
実施の形態に係る演出時間変更スイッチ14と兼用可能な
ベットスイッチ16は、1回の操作により、最大投入可能
枚数(例えば3枚)の貯留メダル数を減じてメダル投入
に代えるものであり、いわゆるMAXベットスイッチを
意味するものである。もちろん、ベットスイッチ16を、
MAXベットスイッチの代わりに、1回の操作により1
枚毎にメダル投入に代える1枚ベットスイッチや、1回
の操作により2枚のメダル投入に代える2枚ベットスイ
ッチにしても良いものである。
【0163】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
する機能スイッチ19であって、貯留した投入メダルを払
い出すためのものである。なお、演出変更決定手段140
により、貯留したメダルの精算不可能時における精算ス
イッチ17を、演出時間変更スイッチ14として利用しても
良いものである。
【0164】(スタートスイッチ30)上記スタートスイ
ッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方
に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくは
ベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技
(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過
を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるための
機能スイッチ19である。
【0165】なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Repl
ay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技
(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技
(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃
うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに
投入することなく、再度、遊技を行うことができるもの
である。
【0166】また、演出変更決定手段140により、回転
リール40の回転スタート操作不可能時におけるスタート
スイッチ30を、演出時間変更スイッチ14として利用する
ようにしても良いものである。 (ストップスイッチ50)上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるための機能スイッチ
19である。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に
示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチ
から構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置さ
れているものである。回転リール40に対応したストップ
スイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が
回転を停止するように設定されているものである。
【0167】なお、演出変更決定手段140により、回転
リール40の回転停止操作不可能時におけるストップスイ
ッチ50を、演出時間変更スイッチ14として利用しても良
いものである。その際、3つの回転リール40に対応する
各ストップスイッチ50を、それぞれ変更内容の異なる演
出時間変更スイッチ14として設定しても良いものであ
る。具体的には、3つの回転リール40が停止した状態、
すなわち、入賞演出の演出時間を変更可能とするもので
ある。例えば、ストップスイッチ50が演出時間変更スイ
ッチ14としての機能を奏する場合に、左側回転リール43
に対応した左側のストップスイッチ50を操作することに
より、演出時間の短縮が行われ、中央回転リール44に対
応した中央のストップスイッチ50を操作することによ
り、演出の中止が行われ、右側回転リール45に対応した
ストップスイッチ50を操作することにより、演出時間の
延長が行われるようなものを含むものである。このよう
に、遊技者の演出時間変更スイッチ14である各ストップ
スイッチ50の操作に基づいて、各演出時間変更スイッチ
に対応する演出時間の変更を選択できるように設定して
も良いものである。これにより、遊技者は、自己が欲す
る演出時間の変更に対応するストップスイッチ50を選択
して操作することにより、ワンタッチで、遊技者の希望
する演出時間の変更を行うことができ、かかる変更演出
に早く辿り着くことができる。
【0168】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そし
て、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデッ
クスが形成してある。そして、モータによる回転を開始
した後、前記スタートインデックスを検知してからの回
転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、
所定角度で停止させることによって、停止制御が行われ
るものである。
【0169】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (演出報知装置66)上記演出報知装置66は、遊技者に当
選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものであ
る。具体的には、演出報知装置66は、筐体11の下部に埋
め込まれた左右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中
央に配置された液晶表示装置からなる表示装置68と、表
示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備
えているものである。そして、この演出報知装置66は、
演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピー
カ67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点
灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄
模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当
選や入賞等を報知させるためのものである。
【0170】上記演出報知装置66が行う演出には、当選
抽選手段110の抽選結果に関する情報を遊技者に向かっ
て報知するための当選演出と、回転リール40の停止操作
後、入賞結果に関する情報を遊技者に向かって報知する
ための入賞演出との二種類、存在している。そして、上
記当選演出及び入賞演出は、特に図示しないが、それを
構成する複数の演出要素である特殊演出A、B、C・・
・Zの所定の組合せから形成されている。
【0171】(特殊演出)上記特殊演出は、演出報知装
置66により行われる当選演出及び入賞演出である。この
特殊演出は、その演出内容がそれぞれ異なる複数のもの
からなるものである。なお、ここで、上記特殊演出の当
選演出には、当選抽選手段110の抽選結果に関する情報
とは、異なる情報、いわゆるガセ演出も含まれるもので
ある。
【0172】上記特殊演出は、図3に示すように、演出
内容がそれぞれ異なるA、B、C、D、E、F、及びZ
からなる特殊演出を備えている。そして、特殊演出A
は、二種類の音a及び音bと、二種類の発光形態である
発光a及び発光bとから構成されるものであって、音a
→発光a→発光b→音bの順に行われる一連の演出全体
を意味するものである。すなわち、特殊演出Aは、上述
した音及び発光形態の組合せからなる一種類のものから
なるものである。
【0173】なお、ここで、音aと音bとは異なる音で
あり、音aが「ドン」という太鼓の音であり、音bが
「ピー」という笛の音からなるものである。また、発光
aと発光bとは異なる発光形態であり、発光aが、5個
の報知ランプ69のうち、左下の報知ランプ69の点灯であ
り、発光bが、右下の報知ランプ69の点灯である。もち
ろん、これらの音や発光形態は上述したものに限定され
るものではなく、遊技者から見て、異なる音や、異なる
発光形態として認識できるものであれば、他の種類の音
や発光形態からなるものでも良いものである。そして、
図3に示すように、他の特殊演出B乃至Zも、特殊演出
Aと同様に、種々の音や発光形態から構成されているも
のである。そして、かかる特殊演出A乃至Zを構成する
音a乃至nや、発光a乃至nは、それぞれの内容の詳細
な説明は省略するが、上述した特殊演出Aと同様に、遊
技者が、異なる音や、異なる発光形態であることを認識
できるように設定されているものである。なお、発光
は、報知ランプ69だけではなく、中央に位置する液晶表
示装置からなる表示装置68を用いても良いものである。
また、表示装置68の代わりにドット状の大型パネルLE
Dを用いても良いものである。
【0174】そして、特に図示しないが、遊技機10の前
面側に貼付した遊技者に対する遊技内容の説明文等を記
載した説明シートには、上述した特殊演出A、B、C、
D、E、F及びZのうち、所定の組合せの特殊演出が所
定の順序で行われることにより、当選演出の場合、当選
抽選手段110の当選抽選の結果、BB、RB、ベル、プ
ラム、チェリー、リプレイに当選している可能性が大き
いことを意味するものであることが記載されている。こ
れにより、例えば、図4に示すように、当選演出の通常
演出で、特殊演出A→B→C→D→Eが行われることに
より、遊技者は、現在の遊技状態が、当選抽選手段110
の当選抽選の結果、BBに当選している可能性が高いこ
とを認識することができるものである。
【0175】また、回転リール40の停止操作後の入賞演
出の場合も、かかる特殊演出の所定の組合せが、所定の
順序で行われることにより、BB、RB、ベル、プラ
ム、チェリー、リプレイに入賞したことを意味するもの
であることが記載されている。これにより、例えば、特
に図示しないが、当選演出の通常演出で、特殊演出A→
B→C→D→E→F→Zが行われることにより、遊技者
は、BBゲームに入賞したことを、回転リール40の図柄
配置に加えて、かかる演出により明確に認識することが
できるものである。
【0176】もちろん、かかる特殊演出の種類と、当選
抽選手段110の当選抽選の種類との対応関係を具体的に
表示せずに、それらの間で対応関係がある旨だけを、説
明文等により表示して、具体的な対応関係を遊技中に類
推させるようにしても良いものである。さらに、かかる
対応関係がある旨すら遊技者に知らせずに、かかる規則
性や、その具体的な対応関係の内容を遊技の進行によっ
て、遊技者自らの判断力によって類推させるようにして
も良いものである。
【0177】そして、かかる特殊演出の内容は、演出要
素記憶手段120に記憶されているものである。 (通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御手段70は、通
常遊技を行わせるためのものである。すなわち、メダル
の投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、また
は、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から
所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作する
と、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40
が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個
を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止
する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終
わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。こ
のとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定され
た図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所
定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出
す代わりに、クレジットしても良い。
【0178】当選には、入賞した場合、遊技メダルの払
い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この
小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞し
た場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者
に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特
別当選となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出
しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度
の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Repla
y)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入
賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結
果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言
う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。そ
して、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選の当
選フラグが成立し、この特別当選の当選フラグ成立中
に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組
み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例え
ば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致
したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行
わせるように形成されている。そして、抽選により特別
当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の
組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以
後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように
設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選
フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フ
ラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0179】また、いずれかの当選フラグが成立中に、
対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ラ
イン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する当選
図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライ
ン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0180】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定当選遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0181】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0182】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
90である。
【0183】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止
させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っている
か否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。
【0184】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0185】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選
遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、
当選するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるもの
であり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すな
わち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特
定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するもので
ある。
【0186】(当選抽選手段110)上記当選抽選手段110
は、予め定めた当選確率に基づいて当選か否かの当選判
定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110
による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言
う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中
に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定めら
れた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者に
メダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるよ
うに設定されている。
【0187】上記当選抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)当選判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0188】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃
至65535)で発生させるものである。なお、ここ
で、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採
中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出す
ことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生さ
せることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ず
つ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例え
ば、0乃至16383の範囲の数字を、1秒間に数百万
回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。
そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ
を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることと
なる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱
数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手
段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような
分布となるものである。このように結果として乱数のよ
うな分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱
数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるも
のである。
【0189】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (当選判定テーブル113)上記当選判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の
当選領域を有するものである。
【0190】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テ
ーブル113の当選確率データを基に乱数発生手段111がと
る乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選
判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属す
る当選領域に対応する当選を決定するものである。
【0191】(演出要素記憶手段120)上記演出要素記
憶手段120は、図3に示すように、演出報知装置66の演
出を構成する複数の演出要素(特殊演出A乃至Z)の内
容を記憶するためのものである。 上記演出要素記憶手
段120は、特殊演出A乃至Zの表示装置66のスピーカ67
から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅
の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図
柄模様及び文字列のデータが記憶されているものであ
る。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定され
るものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他の
ランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いも
のである。
【0192】具体的には、例えば、演出要素記憶手段12
0は、演出要素が特殊演出Aである場合には、特殊演出
Aが、音a及びb、発光a及びbからなり、その演出内
容は、音a→発光a→発光b→音bから構成されている
ことを記憶しているものである。 (演出順序記憶手段130)上記演出順序記憶手段130は、
演出要素記憶手段120に記憶した演出要素(特殊演出A
乃至Z)のうち、演出報知装置66により実施する演出要
素(特殊演出A乃至Z)の順序を記憶するためのもので
ある。具体的には、演出要素記憶手段120には、演出要
素として、図3に示すように、特殊演出A乃至Zが記憶
されている。そして、例えば、BBゲームの当選の際、
図4に示すように、通常演出として、特殊演出A、B、
C、D、Eが、A→B→C→D→Eの順序で記憶され、
短縮演出として、特殊演出Eが記憶されている。
【0193】具体的には、以下のような演出要素の順序
が記憶されている。BBゲームの当選演出は、特殊演出
A→B→C→D→Eが記憶され、RBゲームの当選演出
は、特殊演出B→C→D→Eが記憶され、ベルの当選演
出は、特殊演出C→D→Eが記憶され、プラムの当選演
出は、特殊演出D→Eが記憶され、チェリーの当選演出
は、特殊演出C→Eが記憶され、リプレイの当選演出
は、特殊演出B→Eが記憶されているものである。
【0194】かかる当選演出の短縮演出は、以下のよう
な演出要素の順序が記憶されている。BBゲーム当選の
短縮演出は、特殊演出Eが記憶され、RBゲーム当選の
短縮演出は、特殊演出C→D→Eが記憶され、ベル当選
の短縮演出は、特殊演出D→Eが記憶され、プラム当選
の短縮演出は、特殊演出Dが記憶され、チェリー当選の
短縮演出は、特殊演出Cが記憶され、リプレイ当選の短
縮演出は、特殊演出Bが記憶されているものである。
【0195】また、通常演出において、BBゲームの入
賞演出は、特殊演出A→B→C→D→E→F→Zが記憶
され、RBゲームの当選演出は、特殊演出B→C→D→
E→F→Zが記憶され、ベルの当選演出は、特殊演出C
→D→E→F→Zが記憶され、プラムの当選演出は、特
殊演出D→E→Fが記憶され、チェリーの当選演出は、
特殊演出C→E→Fが記憶され、リプレイの当選演出
は、特殊演出B→E→Fが記憶されているものである。
【0196】かかる入賞演出の短縮演出は、以下のよう
な演出要素の順序が記憶されている。BBゲーム入賞の
短縮演出は、特殊演出E→F→Zが記憶され、RBゲー
ム入賞の短縮演出は、特殊演出C→D→E→F→Zが記
憶され、ベル入賞の短縮演出は、特殊演出D→E→F→
Zが記憶され、プラム入賞の短縮演出は、特殊演出D→
E→Fが記憶され、チェリー入賞の短縮演出は、特殊演
出C→E→Fが記憶され、リプレイ入賞の短縮演出は、
特殊演出B→E→Fが記憶されているものである。
【0197】もちろん、上述したBBゲーム等の当選演
出及び入賞演出の特殊演出の順序は、これに限定される
ものではなく、他の予め設定した順列でも良いものであ
る。 (演出変更決定手段140)上記演出変更決定手段140は、
演出時間変更スイッチ14の操作に基づいて、演出順序記
憶手段130に記憶した演出要素(特殊演出)の順序を変
更することにより、演出時間の調整をするためのもので
ある。
【0198】上記演出変更決定手段140は、演出時間変
更スイッチ14の短縮操作に基づいて、演出時間の短縮を
行うものである。この演出変更決定手段140は、演出順
序記憶手段130に記憶した複数の演出要素(特殊演出)
のうち、少なくとも一つの演出要素(特殊演出)を行わ
ないことにより、演出時間の短縮を行う。そして、演出
時間変更スイッチ14の中止操作に基づいて、演出の中止
を行うものである。
【0199】すなわち、メダル投入不可能時におけるベ
ットスイッチ16は、演出時間変更スイッチ14として機能
する。そして、かかる演出時間変更スイッチ14が操作さ
れていない場合、当選演出及び入賞演出のいずれも、そ
れぞれの通常演出が実施されることとなる。また、演出
時間変更スイッチ14が1回、遊技者により操作され、い
わゆる短縮操作が行われると、通常演出よりも、少なく
とも一つの特殊演出を行わないことにより、演出時間が
通常演出よりも短縮されている短縮演出が行われること
となる。また、演出時間変更スイッチ14が、さらにもう
1回、遊技者により操作、いわゆる中止操作が行われる
と、当該演出の中止が行われることとなるものである。
【0200】具体的に、図4及び図5を用いて、BBゲ
ームの当選演出を例として以下に説明する。当選抽選手
段110の抽選結果、BBゲームに当選して、BBゲーム
の当選フラグが成立すると、BBゲームに関する当選演
出が行われる。かかるBBゲームの当選演出の特殊演出
の順序は、通常演出の場合、図4に示すように、特殊演
出A→B→C→D→Eの順序となるように予め演出順序
記憶手段130に記憶されている。そして、ベットスイッ
チ16のメダル投入不可能時、すなわちベットスイッチ16
を演出時間変更スイッチ14として利用可能なときに、遊
技者が、演出時間変更スイッチ14としてのベットスイッ
チ16の第1回目の操作を行うと、かかる操作が短縮操作
となって、BBゲームの演出内容は、通常演出から短縮
演出へ移行する。例えば、図4に示すように、通常演出
の特殊演出Aが実施されているときに、短縮操作が行わ
れると、その特殊演出Aは強制終了され、その後の特殊
演出B、C、Dは省略されて、特殊演出Eだけが実施さ
れることとなる。
【0201】また、図4に示すように、通常演出の特殊
演出Aが実施されているときに、短縮操作に続けて、も
う1回、演出時間変更スイッチ14としてのベットスイッ
チ16を操作すると、かかる操作が中止操作となって、B
Bゲームの当選演出は、その特殊演出Aが強制終了さ
れ、その後の特殊演出も省略されて、かかる当選演出
は、中止となる。
【0202】また、図5に示すように、BBゲームの当
選演出において、通常演出の特殊演出A及びBの実施を
経て、特殊演出Cが実施されているときに、上述した演
出時間変更スイッチ14としてのベットスイッチ16による
短縮操作が行われると、その特殊演出Cは強制終了さ
れ、その後の特殊演出Dは省略されて、特殊演出Eだけ
が実施されることとなる。
【0203】また、図5に示すように、BBゲームの当
選演出において、通常演出の特殊演出A及びBの実施を
経て、特殊演出Cが実施されているときに、短縮操作に
続けて、もう1回、ベットスイッチ16を操作すると、か
かる操作が中止操作となって、BBゲームの当選演出
は、その特殊演出Cが強制終了され、その後の特殊演出
も省略されて、かかる当選演出は、中止となる。
【0204】なお、ここで、演出変更決定手段140は、
演出時間変更スイッチ14による短縮操作が通常演出中に
行われると、当該通常演出中の特殊演出を強制終了させ
て、特殊演出Eだけを実施させるものであるが、演出変
更決定手段140による短縮演出は、上述したものに限定
されるものではなく、通常演出で実施される特殊演出よ
りも少なくとも一つの特殊演出が行われなければ良いも
のである。具体的には、例えば、図6に示すように、通
常演出の特殊演出Aが実施されているときに、演出時間
変更スイッチ14としてのベットスイッチ16を使用して短
縮操作が行われると、その特殊演出Aは強制終了され、
その後の特殊演出B及びDが省略されて、特殊演出C→
Eが実施されるように設定しても良いものである。
【0205】また、図6に示すように、通常演出の特殊
演出Aが実施されているときに、短縮操作が行われ、か
かる短縮演出に移行して、短縮演出中の特殊演出Cの途
中で、もう1回、演出時間変更スイッチ14としてのベッ
トスイッチ16を操作すると、かかる操作が中止操作とな
って、BBゲームの当選演出は、その特殊演出Cが強制
終了され、その後の特殊演出Eも省略されて、かかる当
選演出は、中止となるように設定しても良いものであ
る。
【0206】また、演出変更決定手段140は、メダル投
入不可能時におけるベットスイッチ16を演出時間変更ス
イッチ14として利用しているが、特にこれに限定される
ものではなく、他の機能スイッチ19を演出時間変更スイ
ッチ14として利用しても良いものである。具体的には、
演出変更決定手段140は、回転リール40の回転スタート
操作不可能時におけるスタートスイッチ30を、演出時間
変更スイッチ14として利用しても良いものである。ま
た、演出変更決定手段140は、回転リール40の回転停止
操作不可能時におけるストップスイッチ50を、演出時間
変更スイッチ14として利用しても良いものである。ま
た、演出変更決定手段140は、貯留したメダルの精算不
可能時における精算スイッチ17を演出時間変更スイッチ
14として利用しても良いものである。さらに、演出変更
決定手段140は、上述した複数の機能スイッチ19を、組
み合わせて操作することにより、演出時間変更スイッチ
14として利用しても良いものである。具体的には、例え
ば、ベットスイッチ16を押した状態で、ストップスイッ
チ50を操作することにより、演出時間の短縮となるよう
な短縮操作となって、通常演出から短縮演出へ移行でき
るようなものを含むものである。かかる場合、回転リー
ル40が回転しているような状態であっても、ストップス
イッチ50を演出時間変更スイッチ14として利用すること
ができ、演出時間変更スイッチ14の操作可能時間を拡大
することができるものである。これにより、遊技者にと
って、最も操作しやすい機能スイッチ19を、遊技中の任
意のときに、いつでも、演出時間変更スイッチ14として
利用することができ、演出時間変更スイッチ14の操作性
を良好なものにすることができるものである。
【0207】(演出制御手段150)上記演出制御手段150
は、演出変更決定手段140の決定に基づいて、演出報知
装置66を制御するためのものである。具体的には、演出
制御手段150は、演出変更決定手段140の決定により決定
された演出順序記憶手段130の特殊演出の順序に基づい
て、演出要素記憶手段120からの各特殊演出のデータ
を、演出報知装置66に出力し、かかる演出報知装置66を
制御するためのものである。
【0208】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の通常遊技の動作の概略について、図7乃至図
11に示したフローを用いて説明する。先ず、図7に示
すステップ100において、遊技メダルが投入されてい
る状態か否かが判定される。そして、遊技メダルが投入
されている状態でないと判定された場合、次のステップ
101に進む。
【0209】ステップ101において、メダル投入口18
より遊技メダルが投入されて、投入スイッチ15がONと
なっているか否かが判定される。そして、投入スイッチ
15がONとなっていないと判定された場合、次のステッ
プ102に進む。ステップ102において、ベットスイ
ッチ16がONとなっているか否かが判定される。そし
て、ベットスイッチ16がONとなっていると判定された
場合、次のステップ103に進む。
【0210】ステップ103において、スタートスイッ
チ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がO
Nとなる。そして、次のステップ104に進む。ステッ
プ104において、当選抽選手段110により抽選処理が
行われる。そして、次のステップ105に進む。ステッ
プ105において、回転リール40の回転が開始する。そ
して、次のステップ106に進む。
【0211】ステップ106において、当選抽選手段11
0の抽選結果、当選したか否かが判定される。そして、
当選抽選手段110の抽選結果、当選していると判定され
た場合、次のステップ107に進む。ステップ107に
おいて、通常演出が実行される。そして、次のステップ
108に進む。
【0212】ステップ108において、第1操作ストッ
プスイッチ50、いわゆる、遊技者による第1番目の停止
操作のストップスイッチ50がON状態になったか否かが
判定される。そして、第1操作ストップスイッチ50がO
N状態になっていないと判定された場合、次のステップ
109に進む。ステップ109において、ベットスイッ
チ16がON状態になったか否かが判定される。そして、
演出時間変更スイッチ14としてのベットスイッチ16がO
N状態になっていると判定された場合、次のステップ1
10に進む。
【0213】ステップ110において、通常演出が不実
行となり、同時に、短縮演出が実行される。具体的に
は、通常演出が強制終了され、短縮演出へ移行するもの
である。そして、次のステップ111に進む。ステップ
111において、第1操作ストップスイッチ50、いわゆ
る、遊技者による第1番目の停止操作のストップスイッ
チ50がON状態になったか否かが判定される。そして、
第1操作ストップスイッチ50がON状態になっていない
と判定された場合、次のステップ112に進む。
【0214】ステップ112において、ベットスイッチ
16がON状態になったか否かが判定される。そして、ベ
ットスイッチ16がON状態になっていると判定された場
合、次のステップ113に進む。ステップ113におい
て、短縮演出が不実行となる。具体的には、短縮演出が
強制終了され、当選演出が中止されるものである。そし
て、次のステップ114に進む。
【0215】ステップ114において、第1操作ストッ
プスイッチ50、いわゆる、遊技者による第1番目の停止
操作のストップスイッチ50がON状態になったか否かが
判定される。そして、第1操作ストップスイッチ50がO
N状態になっていると判定された場合、次のステップ1
15に進む。ステップ115において、第1操作ストッ
プスイッチ50の回転停止処理が行われる。そして、次の
ステップ116に進む。
【0216】ステップ116において、第1操作ストッ
プスイッチ50以外のストップスイッチ50が操作されるこ
とにより、それらのストップスイッチ50がONとなる。
そして、次のステップ117に進む。ステップ117に
おいて、第1操作ストップスイッチ50以外の回転停止処
理が行われる。そして、次のステップ118に進む。
【0217】ステップ118において、第1操作ストッ
プスイッチ50以外のストップスイッチ50の操作が行われ
たか否かが判定される。そして、第1操作ストップスイ
ッチ50以外のストップスイッチ50の操作が全て行われた
と判定された場合、次のステップ119に進む。ステッ
プ119において、当選図柄を所定の入賞有効ライン上
に揃えることができて、入賞したか否かが判定される。
そして、入賞していると判定された場合、次のステップ
120に進む。
【0218】ステップ120において、当選図柄に相当
する遊技メダルが払い出される。そして、次のステップ
121に進む。ステップ121において、当選図柄に対
応する入賞演出の通常演出が実行される。具体的には、
例えば、BBゲームに入賞した場合、特殊演出A→B→
C→D→E→F→Zが実施されるものである。そして、
次のステップ122に進む。
【0219】ステップ122において、通常演出が終了
したか否かが判定される。そして、通常演出が終了して
いないと判定された場合、次のステップ123に進む。
ステップ123において、ベットスイッチ16がON状態
になったか否かが判定される。そして、ベットスイッチ
16がON状態になっていると判定された場合、次のステ
ップ124に進む。
【0220】ステップ124において、入賞演出の通常
演出が不実行となり、同時に、入賞演出の短縮演出が実
行される。具体的には、入賞演出の通常演出が強制終了
され、入賞演出の短縮演出へ移行するものである。そし
て、次のステップ125に進む。ステップ125におい
て、短縮演出が終了したか否かが判定される。そして、
短縮演出が終了していないと判定された場合、次のステ
ップ126に進む。
【0221】ステップ126において、ベットスイッチ
16がON状態になったか否かが判定される。そして、ベ
ットスイッチ16がON状態になっていると判定された場
合、次のステップ127に進む。ステップ127におい
て、短縮演出が不実行となる。具体的には、入賞演出の
短縮演出が強制終了され、全ての演出が中止されるもの
である。そして、次のステップ128に進む。
【0222】ステップ128において、ベットスイッチ
16がON状態になったか否かが判定される。そして、ベ
ットスイッチ16がON状態になっていると判定された場
合、次のステップ129に進む。ステップ129におい
て、貯留メダル数を減じて、次の遊技のメダル投入に代
える。そして、当該遊技が終了する。
【0223】前記ステップ100において、遊技メダル
が投入されている状態であると判定された場合、次のス
テップ103に進む。前記ステップ101において、投
入スイッチ15がONとなっていると判定された場合、ス
テップ103に進む。前記ステップ102において、ベ
ットスイッチ16がONとなっていないと判定された場
合、ステップ101に進む。
【0224】前記ステップ106において、当選抽選手
段110の抽選結果、当選していないと判定された場合、
次のステップ115に進む。前記ステップ108におい
て、第1操作ストップスイッチ50がON状態になってい
ると判定された場合、ステップ115に進む。前記ステ
ップ109において、ベットスイッチ16がON状態にな
っていないと判定された場合、ステップ107に進む。
【0225】前記ステップ111において、第1操作ス
トップスイッチ50がON状態になっていると判定された
場合、ステップ115に進む。前記ステップ112にお
いて、ベットスイッチ16がON状態になっていないと判
定された場合、ステップ110に進む。前記ステップ1
14において、第1操作ストップスイッチ50がON状態
になってないと判定された場合、ステップ113に進
む。
【0226】前記ステップ118において、第1操作ス
トップスイッチ50以外のストップスイッチ50の操作が全
て行われていないと判定された場合、ステップ116に
進む。前記ステップ119において、入賞していないと
判定された場合、当該遊技は終了する。
【0227】前記ステップ122において、通常演出が
終了していると判定された場合、当該遊技は終了する。
前記ステップ123において、ベットスイッチ16がON
状態になっていないと判定された場合、ステップ121
に進む。前記ステップ125において、短縮演出が終了
していると判定された場合、当該遊技は終了する。
【0228】前記ステップ126において、ベットスイ
ッチ16がON状態になっていないと判定された場合、ス
テップ124に進む。前記ステップ128において、ベ
ットスイッチ16がON状態になっていないと判定された
場合、ステップ127に進む。なお、ここで、特にフロ
ーで図示しないが、ステップ128を省略しても良いも
のである。これにより、ステップ126で演出時間変更
スイッチ14であるベットスイッチ16の中止操作により、
短縮演出が強制終了され、演出が中止されるとともに、
貯留メダル数を減じて、次の遊技のメダル投入まで実施
することができるものである。
【0229】上述したステップ104の当選抽選手段11
0による抽選処理について、図10のフローを用いて説
明する。ステップ200において、当選抽選手段110の
乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽
出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステ
ップ201に進む。
【0230】ステップ201において、抽出された乱数
が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次の
ステップ202に進む。ステップ202において、判定
手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル1
13の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ203に進む。
【0231】ステップ203において、判定手段114に
より、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの
当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定
される。そして、次のステップ204に進む。ステップ
204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の
引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。
【0232】上述したステップ115及びステップ11
7の回転リール40の回転停止処理について、図11を用
いて説明する。ステップ300において、所定の図柄に
対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定され
る。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されて
いないと判定された場合、次のステップ301に進む。
【0233】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0234】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。前
記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設
定が達成されていると判定された場合、次のステップ3
04に進む。ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0235】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0236】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0237】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステッ
プ305で説明しているが、この例は、引き込み範囲図
柄のうち、基準位置から近い図柄から条件を調査する、
いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き
込み範囲図柄のうち、基準位置から遠い図柄から条件を
調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良
い。
【0238】更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の
当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0239】また、この遊技機10は、複数の図柄61を変
動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱数を
用いて当選図柄61の抽選を行うための当選抽選手段11
0、前記当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に
前記図柄表示手段の当選図柄61を停止表示させたことを
条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、
前記当選抽選手段110の当選抽選結果に関する情報又は
入賞結果に関する情報を演出により報知するための演出
報知手段、前記演出報知手段の演出を構成する複数の演
出要素の内容を記憶するための演出要素記憶手段120、
前記演出要素記憶手段120に記憶した演出要素のうち、
前記演出報知装置66により実施する演出要素の順序を記
憶するための演出順序記憶手段130、演出時間の変更を
行うために遊技者が操作可能な演出時間操作変更手段、
前記演出時間変更手段の操作に基づいて、前記演出順序
記憶手段130に記憶した演出要素の順序を変更すること
により、演出時間の変更が可能な演出変更決定手段14
0、前記演出変更決定手段140の決定に基づいて、前記演
出報知装置66を制御するための演出制御手段150として
機能させるための遊技機用プログラムによって制御する
ことができる。
【0240】この制御手段は、具体的には、図1に示す
通常遊技制御手段70や、特定導入遊技制御手段91及び特
定遊技制御手段101からなる特別遊技制御手段80を含む
ものである。また、この遊技機10は、上述した遊技機用
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を用いて制御することもできる。
【0241】なお、図柄表示手段は、複数の図柄を変動
表示又は停止表示させるための手段をいう。また、この
図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した
現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を
制御するようにして形成することができる。また、この
図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等
の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄
を順次表示させるようにして形成することもできる。
【0242】ここで、この遊技機用プログラムを用いて
現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「制御手
段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合
に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを
条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御装置20
となるものである。また、かかる場合には、制御手段
は、例えば、ホッパーユニット65を駆動させて遊技者に
対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成す
ることができる。
【0243】また、この遊技機用プログラムを用いて業
務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする
場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないの
で、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCR
T等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような
画像を表示するように形成することができる。 (第二の実施の形態)本実施の形態は、演出変更決定手
段140が、演出時間変更スイッチ14の操作に基づいて、
演出時間の延長や、演出の繰り返しを行うようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0244】具体的には、演出変更決定手段140は、図
15に示すように、演出時間変更スイッチ14の延長操作
に基づいて、演出順序記憶手段130に記憶した複数の演
出要素のうち、少なくとも一つの演出要素を繰り返し行
うことにより、演出時間の延長を行うものである。ま
た、演出変更決定手段140は、演出時間変更スイッチ14
の繰り返し操作に基づいて、演出順序記憶手段130に記
憶した全ての演出要素を繰り返し行うことにより、演出
の繰り返しを行うものである。
【0245】その他の構成は、第一の実施の形態と同様
であって、それらの説明を省略する。以下、第一の実施
の形態と異なる点を主として、説明する。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。そして、このベットスイッチ16は、上述
したように、メダル投入不可能時におけるベットスイッ
チ16を、演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能
な演出時間変更スイッチ14として利用できるものであ
る。
【0246】上記演出時間変更スイッチ14として機能中
のベットスイッチ16は、当選フラグが成立している状態
である当選時の演出である当選演出と、当該当選図柄を
所定の入賞有効ライン上に揃えることができた状態の入
賞時の入賞演出との両方の演出に対して、演出時間を変
更可能な演出時間変更スイッチ14として機能可能に設定
されている。
【0247】そして、当選演出及び入賞演出のいずれの
場合も、上記演出時間変更スイッチ14として機能中のベ
ットスイッチ16に対して、第1回目の押下操作である、
いわゆる延長操作が行われると、演出変更決定手段140
により、演出時間の延長が行われ、延長演出が実施され
るように設定されている。そして、当選演出及び入賞演
出のいずれの場合も、上記演出時間変更スイッチ14とし
て機能中のベットスイッチ16に対して、第2回目の押下
操作である、いわゆる繰り返し操作が行われると、演出
変更決定手段140により、演出の繰り返しが行われるよ
うに設定されている。
【0248】そして、入賞演出の場合は、さらに、続け
て、ベットスイッチ16に第3回目の押下操作を行うと、
貯留メダル数を減じて、次の遊技のメダル投入に代える
ことができるように設定されている。また、ここで、本
実施の形態に係るベットスイッチ16は、1回の操作によ
り、最大投入可能枚数(例えば3枚)の貯留メダル数を
減じてメダル投入に代えるものであり、いわゆるMAX
ベットスイッチを意味するものである。もちろん、ベッ
トスイッチ16を、MAXベットスイッチの代わりに、1
回の操作により1枚毎にメダル投入に代える1枚ベット
スイッチや、1回の操作により2枚のメダル投入に代え
る2枚ベットスイッチにしても良いものである。
【0249】(演出順序記憶手段130)上記演出順序記
憶手段130は、演出要素記憶手段120に記憶した演出要素
(特殊演出A乃至Z)のうち、演出報知装置66により実
施する演出要素の順序を記憶するためのものである。こ
こで、演出要素記憶手段120には、演出要素として、図
3に示すように、特殊演出A乃至Zの演出内容が記憶さ
れている。そして、例えば、BBゲームの当選の際、図
15に示すように、通常演出として、特殊演出A、B、
C、Dが、A→B→C→Dの順序で記憶され、延長演出
として、特殊演出A→B→C→D→A→Bが記憶され、
繰り返し演出として、特殊演出A→B→C→D→A→B
→C→Dが記憶されている。
【0250】具体的には、かかる当選演出の通常演出
は、以下のような演出要素の順序が記憶されている。B
Bゲームの当選演出は、特殊演出A→B→C→Dが記憶
され、RBゲームの当選演出は、特殊演出B→C→Dが
記憶され、ベルの当選演出は、特殊演出C→D→Eが記
憶され、プラムの当選演出は、特殊演出D→Eが記憶さ
れ、チェリーの当選演出は、特殊演出C→Eが記憶さ
れ、リプレイの当選演出は、特殊演出B→Eが記憶され
ているものである。
【0251】かかる当選演出の延長演出は、以下のよう
な演出要素の順序が記憶されている。BBゲーム当選の
延長演出は、特殊演出A→B→C→D→A→Bが記憶さ
れ、RBゲーム当選の延長演出は、特殊演出B→C→D
→Bが記憶され、ベル当選の延長演出は、特殊演出C→
D→E→Cが記憶され、プラム当選の延長演出は、特殊
演出D→E→Dが記憶され、チェリー当選の延長演出
は、特殊演出C→E→Cが記憶され、リプレイ当選の延
長演出は、特殊演出B→E→Bが記憶されているもので
ある。
【0252】かかる当選演出の繰り返し演出は、以下の
ような演出要素の順序が記憶されている。BBゲーム当
選の繰り返し演出は、特殊演出A→B→C→D→A→B
→C→Dが記憶され、RBゲーム当選の繰り返し演出
は、特殊演出B→C→D→B→C→Dが記憶され、ベル
当選の繰り返し演出は、特殊演出C→D→E→C→D→
Eが記憶され、プラム当選の繰り返し演出は、特殊演出
D→E→D→Eが記憶され、チェリー当選の繰り返し演
出は、特殊演出C→E→C→Eが記憶され、リプレイ当
選の繰り返し演出は、特殊演出B→E→B→Eが記憶さ
れているものである。
【0253】また、入賞演出の通常演出は、以下のよう
な演出要素の順序が記憶されている。BBゲームの入賞
演出は、特殊演出A→B→C→D→E→F→Zが記憶さ
れ、RBゲームの入賞演出は、特殊演出B→C→D→E
→F→Zが記憶され、ベルの入賞演出は、特殊演出C→
D→E→F→Zが記憶され、プラムの入賞演出は、特殊
演出D→E→Fが記憶され、チェリーの入賞演出は、特
殊演出C→E→Fが記憶され、リプレイの入賞演出は、
特殊演出B→E→Fが記憶されているものである。
【0254】かかる入賞演出の延長演出は、以下のよう
な演出要素の順序が記憶されている。BBゲーム入賞の
延長演出は、特殊演出A→B→C→D→E→F→Z→A
→Bが記憶され、RBゲーム入賞の延長演出は、特殊演
出B→C→D→E→F→Z→Bが記憶され、ベル入賞の
延長演出は、特殊演出C→D→E→F→Z→Cが記憶さ
れ、プラム入賞の延長演出は、特殊演出D→E→F→D
が記憶され、チェリー入賞の延長演出は、特殊演出C→
E→F→Cが記憶され、リプレイ入賞の延長演出は、特
殊演出B→E→F→Bが記憶されているものである。
【0255】かかる入賞演出の繰り返し演出は、以下の
ような演出要素の順序が記憶されている。BBゲーム入
賞の繰り返し演出は、特殊演出A→B→C→D→E→F
→Z→A→B→C→D→E→F→Zが記憶され、RBゲ
ーム入賞の繰り返し演出は、特殊演出B→C→D→E→
F→Z→B→C→D→E→F→Zが記憶され、ベル入賞
の繰り返し演出は、特殊演出C→D→E→F→Z→C→
D→E→F→Zが記憶され、プラム入賞の繰り返し演出
は、特殊演出D→E→F→D→E→Fが記憶され、チェ
リー入賞の繰り返し演出は、特殊演出C→E→F→C→
E→Fが記憶され、リプレイ入賞の繰り返し演出は、特
殊演出B→E→F→B→E→Fが記憶されているもので
ある。
【0256】もちろん、上述したBBゲーム等の当選演
出及び入賞演出の特殊演出の順序は、これに限定される
ものではなく、他の予め設定した順列でも良いものであ
る。 (演出変更決定手段140)上記演出変更決定手段140は、
演出時間変更スイッチ14の操作に基づいて、演出順序記
憶手段130に記憶した演出要素(特殊演出)の順序を変
更することにより、演出時間の調整をするためのもので
ある。
【0257】上記演出変更決定手段140は、演出時間変
更スイッチ14の第1回目の操作である延長操作に基づい
て、演出時間の延長を行うものである。この演出変更決
定手段140は、演出順序記憶手段130に記憶した複数の演
出要素(特殊演出)のうち、少なくとも一つの演出要素
(特殊演出)を繰り返し行うことにより、演出時間の延
長を行う。
【0258】上記演出変更決定手段140は、演出時間変
更スイッチ14の第2回目の操作である繰り返し操作に基
づいて、演出順序記憶手段130に記憶した全ての演出要
素(特殊演出)を繰り返すことにより、演出の繰り返し
を行うものである。すなわち、当選演出及び入賞演出の
いずれの場合も、メダル投入不可能時におけるベットス
イッチ16は、演出時間変更スイッチ14として機能する。
そして、かかる演出時間変更スイッチ14が操作されてい
ない場合、当選演出及び入賞演出のいずれも、それぞれ
の通常演出が実施されることとなる。
【0259】そして、当選演出及び入賞演出のいずれの
場合も、演出時間変更スイッチ14が1回、遊技者により
操作され、いわゆる延長操作が行われると、通常演出よ
りも、少なくとも一つの特殊演出を繰り返し行うことに
より、演出時間が通常演出よりも延長される延長演出が
行われることとなる。そして、当選演出及び入賞演出の
いずれの場合も、演出時間変更スイッチ14が、さらにも
う1回、遊技者により操作、いわゆる繰り返し操作が行
われると、当該演出の繰り返しが行われることとなるも
のである。
【0260】具体的に、図15を用いて、BBゲームの
当選演出を例として以下に説明する。当選抽選手段110
の抽選結果、BBゲームに当選して、BBゲームの当選
フラグが成立すると、BBゲームに関する当選演出が行
われる。かかるBBゲームの当選演出の特殊演出の順序
は、通常演出の場合、図15に示すように、特殊演出A
→B→C→Dの順序となるように予め演出順序記憶手段
130に記憶されている。そして、ベットスイッチ16のメ
ダル投入不可能時、すなわちベットスイッチ16を演出時
間変更スイッチ14として利用可能なときに、遊技者が、
演出時間変更スイッチ14としてのベットスイッチ16の第
1回目の操作を行うと、かかる操作が延長操作となっ
て、BBゲームの演出内容は、通常演出から延長演出へ
移行する。例えば、図15に示すように、通常演出の特
殊演出Aが実施されているときに、延長操作が行われる
と、延長演出に移行する。そして、特殊演出A→B→C
→D→A→Bからなる延長演出が実施される。
【0261】また、図15に示すように、通常演出の特
殊演出Aが実施されているときに、延長操作に続けて、
もう1回、演出時間変更スイッチ14としてのベットスイ
ッチ16を操作すると、かかる操作が、いわゆる繰り返し
操作となって、BBゲームの当選演出は、繰り返し演出
へ移行する。そして、特殊演出A→B→C→D→A→B
→C→Dからなる延長演出が実施される。
【0262】また、特に図示しないが、BBゲームの当
選演出において、通常演出の特殊演出A及びBの実施を
経て、特殊演出Cが実施されているときに、上述した演
出時間変更スイッチ14としてのベットスイッチ16による
延長操作が行われると、その特殊演出Cから、延長演出
へ移行し、その後、特殊演出C→D→A→Bからなる延
長演出が実施される。
【0263】また、特に図示しないが、BBゲームの当
選演出において、通常演出の特殊演出A及びBの実施を
経て、特殊演出Cが実施されているときに、延長操作に
続けて、もう1回、演出時間変更スイッチ14としてのベ
ットスイッチ16を操作すると、かかる操作が、いわゆる
繰り返し操作となって、その特殊演出Cから、繰り返し
演出へ移行し、その後、特殊演出C→D→A→B→C→
Dからなる繰り返し演出が実施される。
【0264】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の通常遊技の動作の概略について、図12乃至
図14に示したフローを用いて説明する。先ず、図12
に示すステップ400において、遊技メダルが投入され
ている状態か否かが判定される。そして、遊技メダルが
投入されている状態でないと判定された場合、次のステ
ップ401に進む。
【0265】ステップ401において、メダル投入口18
より遊技メダルが投入されて、投入スイッチ15がONと
なっているか否かが判定される。そして、投入スイッチ
15がONとなっていないと判定された場合、次のステッ
プ402に進む。ステップ402において、ベットスイ
ッチ16がONとなっているか否かが判定される。そし
て、ベットスイッチ16がONとなっていると判定された
場合、次のステップ403に進む。
【0266】ステップ403において、スタートスイッ
チ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がO
Nとなる。そして、次のステップ404に進む。ステッ
プ404において、当選抽選手段110により抽選処理が
行われる。そして、次のステップ405に進む。ステッ
プ405において、回転リール40の回転が開始する。そ
して、次のステップ406に進む。
【0267】ステップ406において、当選抽選手段11
0の抽選結果、当選したか否かが判定される。そして、
当選抽選手段110の抽選結果、当選していると判定され
た場合、次のステップ407に進む。ステップ407に
おいて、通常演出が実行される。具体的には、例えば、
BBゲームに当選したような場合には、BBゲームの通
常演出である特殊演出A→B→C→Dが実施されるもの
である。そして、次のステップ408に進む。
【0268】ステップ408において、第1操作ストッ
プスイッチ50、いわゆる、遊技者による第1番目の停止
操作のストップスイッチ50がON状態になったか否かが
判定される。そして、第1操作ストップスイッチ50がO
N状態になっていないと判定された場合、次のステップ
409に進む。ステップ409において、ベットスイッ
チ16がON状態になったか否かが判定される。そして、
ベットスイッチ16がON状態になっていると判定された
場合、次のステップ410に進む。
【0269】ステップ410において、通常演出が不実
行となり、同時に、延長演出が実行される。具体的に
は、例えば、BBゲームに当選したような場合は、通常
演出(特殊演出A→B→C→D)が途中で強制終了さ
れ、延長演出(特殊演出A→B→C→D→A→B)へ移
行するものである。そして、次のステップ411に進
む。ステップ411において、第1操作ストップスイッ
チ50、いわゆる、遊技者による第1番目の停止操作のス
トップスイッチ50がON状態になったか否かが判定され
る。そして、第1操作ストップスイッチ50がON状態に
なっていないと判定された場合、次のステップ412に
進む。
【0270】ステップ412において、ベットスイッチ
16がON状態になったか否かが判定される。そして、ベ
ットスイッチ16がON状態になっていると判定された場
合、次のステップ413に進む。ステップ413におい
て、延長演出が不実行となり、同時に、繰り返し演出が
実行される。具体的には、例えば、BBゲームに当選し
ているような場合、BBゲームの当選演出の延長演出で
ある特殊演出A→B→C→D→A→Bが途中で強制終了
され、その後は、その繰り返し演出である特殊演出A→
B→C→D→A→B→C→Dへ移行するものである。そ
して、次のステップ414に進む。
【0271】ステップ414において、第1操作ストッ
プスイッチ50、いわゆる、第1番目の停止操作のストッ
プスイッチ50がON状態になったか否かが判定される。
そして、第1操作ストップスイッチ50がON状態になっ
ていると判定された場合、次のステップ415に進む。
ステップ415において、第1操作ストップスイッチ50
の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ41
6に進む。
【0272】ステップ416において、第1操作ストッ
プスイッチ50以外のストップスイッチ50が操作されるこ
とにより、それらのストップスイッチ50がONとなる。
そして、次のステップ417に進む。ステップ417に
おいて、第1操作ストップスイッチ50以外の回転停止処
理が行われる。そして、次のステップ418に進む。
【0273】ステップ418において、第1操作ストッ
プスイッチ50以外のストップスイッチ50の操作が行われ
たか否かが判定される。そして、第1操作ストップスイ
ッチ50以外のストップスイッチ50の操作が全て行われた
と判定された場合、次のステップ419に進む。ステッ
プ419において、当選図柄を所定の入賞有効ライン上
に揃えることができて、入賞したか否かが判定される。
そして、入賞していると判定された場合、次のステップ
420に進む。
【0274】ステップ420において、当選図柄に相当
する遊技メダルが払い出される。そして、次のステップ
421に進む。ステップ421において、当選図柄に対
応する入賞演出の通常演出が実行される。具体的には、
例えば、BBゲームに入賞した場合、特殊演出A→B→
C→D→E→F→Zが実施されるものである。そして、
次のステップ422に進む。
【0275】ステップ422において、通常演出が終了
したか否かが判定される。そして、通常演出が終了して
いないと判定された場合、次のステップ423に進む。
ステップ423において、ベットスイッチ16がON状態
になったか否かが判定される。そして、ベットスイッチ
16がON状態になっていると判定された場合、次のステ
ップ424に進む。
【0276】ステップ424において、入賞演出の通常
演出が不実行となり、同時に、短縮演出が実行される。
具体的には、例えば、BBゲームに入賞し、BBゲーム
入賞時の通常演出である特殊演出A→B→C→D→E→
F→Zが、途中で強制終了され、BBゲーム入賞時の延
長演出である特殊演出A→B→C→D→E→F→Z→A
→Bへ移行するものである。そして、次のステップ42
5に進む。
【0277】ステップ425において、延長演出が終了
したか否かが判定される。そして、延長演出が終了して
いないと判定された場合、次のステップ426に進む。
ステップ426において、ベットスイッチ16がON状態
になったか否かが判定される。そして、ベットスイッチ
16がON状態になっていると判定された場合、次のステ
ップ427に進む。
【0278】ステップ427において、延長演出が不実
行となり、同時に、繰り返し演出が実行される。具体的
には、例えば、BBゲームに入賞した場合、BBゲーム
の延長演出である特殊演出A→B→C→D→E→F→Z
→A→Bが途中で強制終了される。そして、BBゲーム
の繰り返し演出である特殊演出A→B→C→D→E→F
→Z→A→B→C→D→E→F→Zが実施されるもので
ある。そして、次のステップ428に進む。
【0279】ステップ428において、繰り返し演出が
終了したか否かが判定される。そして、繰り返し演出が
終了していないと判定された場合、次のステップ429
に進む。ステップ429において、ベットスイッチ16が
ON状態になったか否かが判定される。そして、ベット
スイッチ16がON状態になっていると判定された場合、
次のステップ430に進む。
【0280】ステップ430において、貯留メダル数を
減じて、次の遊技のメダル投入に代える。そして、当該
遊技が終了する。前記ステップ400において、遊技メ
ダルが投入されている状態であると判定された場合、次
のステップ403に進む。前記ステップ401におい
て、投入スイッチ15がONとなっていると判定された場
合、ステップ403に進む。
【0281】前記ステップ402において、ベットスイ
ッチ16がONとなっていないと判定された場合、ステッ
プ401に進む。前記ステップ406において、当選抽
選手段110の抽選結果、当選していないと判定された場
合、次のステップ415に進む。前記ステップ408に
おいて、第1操作ストップスイッチ50がON状態になっ
ていると判定された場合、ステップ415に進む。
【0282】前記ステップ409において、ベットスイ
ッチ16がON状態になっていないと判定された場合、ス
テップ407に進む。前記ステップ411において、第
1操作ストップスイッチ50がON状態になっていると判
定された場合、ステップ415に進む。前記ステップ4
12において、ベットスイッチ16がON状態になってい
ないと判定された場合、ステップ410に進む。
【0283】前記ステップ414において、第1操作ス
トップスイッチ50がON状態になってないと判定された
場合、ステップ413に進む。前記ステップ418にお
いて、第1操作ストップスイッチ50以外のストップスイ
ッチ50の操作が全て行われていないと判定された場合、
ステップ416に進む。
【0284】前記ステップ419において、入賞してい
ないと判定された場合、当該遊技は終了する。前記ステ
ップ422において、通常演出が終了していると判定さ
れた場合、当該遊技は終了する。前記ステップ423に
おいて、ベットスイッチ16がON状態になっていないと
判定された場合、ステップ421に進む。
【0285】前記ステップ425において、延長演出が
終了していると判定された場合、当該遊技は終了する。
前記ステップ426において、ベットスイッチ16がON
状態になっていないと判定された場合、ステップ424
に進む。前記ステップ428において、繰り返し演出が
終了していると判定された場合、当該遊技は終了する。
【0286】前記ステップ429において、ベットスイ
ッチ16がON状態になっていないと判定された場合、ス
テップ427に進む。前記ステップ404の当選抽選手
段110による当選抽選処理は、第一の実施の形態のステ
ップ104の説明であるステップ200乃至204と同
一であるため、説明を省略する。
【0287】前記ステップ415及びステップ417の
回転リール40の回転停止処理は、第一の実施の形態のス
テップ115及びステップ117の説明であるステップ
300乃至305と同一であるため、それらの説明を省
略する。 (第三の実施の形態)図16は、本実施の形態に係る通
常演出と短縮演出との概略説明図を示すものである。
【0288】本実施の形態は、演出要素が画像データで
あることを特徴とするものである。すなわち、演出要素
は、第一の実施の形態で説明した図3に示すような特殊
演出A乃至Z等ではなく、液晶表示装置からなる表示装
置68に直接、表示可能な画像データからなるものであ
る。そして、当選演出や、入賞演出等の演出は、複数の
画像データを所定の順序に表示するものである。そし
て、演出変更決定手段140が、演出を構成する画像デー
タのうち、所定の画像データの表示を選択して行うこと
により、演出時間を短縮しているものである。その他の
構成は、第一の実施の形態と略同様であるため、詳細な
説明は省略する。以下、第一の実施の形態と異なる点を
主として説明する。
【0289】具体的には、本実施の形態に係る演出報知
装置66は、液晶表示装置からなる表示装置68であって、
当選演出や入賞演出を、演出制御手段150を介して、前
記画像データを所定の順序に表示することにより行うも
のである。演出時間変更スイッチ14は、メダル投入不可
能時におけるベットスイッチ16を使用するものであっ
て、演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能なも
のである。もちろん、第一の実施の形態で説明したよう
に、他の機能スイッチ19を、演出時間変更スイッチ14と
して使用しても良いものである。
【0290】演出要素記憶手段120は、当選演出や入賞
演出等に使用する演出要素の内容、すなわち画像データ
の内容を記憶している。具体的には、例えば、BBゲー
ムの当選演出では、図16に示すように、画像データ1
乃至30のそれぞれの画像の表示内容を記憶しているも
のである。演出順序記憶手段130は、演出要素記憶手段1
20に記憶した画像データのうち、演出報知装置66により
表示する画像データの順序を記憶するものである。具体
的には、例えば、BBゲームの当選演出の通常演出の場
合、図16に示すように、画像データの表示順序を、画
像データ1、2、3、・・・・29、30の順序で記憶
している。また、BBゲームの当選演出の短縮演出の場
合、図16に示すように、画像データの表示順序を、通
常演出の画像データの表示順序から奇数番号の画像デー
タ1、3、5、7、9、・・・・、25、27、29の
順序で記憶しているものである。
【0291】演出変更決定手段140は、演出時間変更ス
イッチ14の操作に基づいて、演出順序記憶手段130に記
憶した画像データの表示順序を変更することにより、演
出時間の調整が可能なものである。そして、この演出変
更決定手段140は、かかる演出を構成する複数の画像デ
ータのうち、所定の画像データの表示を選択したものに
変更することにより、演出時間を短縮可能なものであ
る。具体的には、図16に示すように、画像データ1、
2、3・・・29、30の通常演出から、画像データ
1、3、5、7・・・27、29の短縮演出に変更する
ことにより、通常演出では、画像個数30個で、演出時
間がN秒であるのに対して、短縮演出では、画像個数1
5個で、演出時間がN/2秒となって、演出時間を半分
に縮めている。
【0292】本実施の形態は、演出変更決定手段140
が、通常演出の画像データの表示順序から奇数番号の画
像データの表示を選択することにより、演出時間を半分
に短縮している。すなわち、かかる短縮演出は、通常演
出と比較して、画像データ数の略半分の演出を、最初か
ら別個独立に形成するのではなく、通常演出で使用する
画像データの奇数番号のものを、共通して使用してい
る。このため、短縮演出を、最初から別個独立に形成す
るようなものと比較して、簡単に短縮演出を形成するこ
とができる。また、通常演出と短縮演出との一部を共通
して使用しているため、演出内容の画像データを記憶す
る記憶容量を節約することができる。
【0293】(第四の実施の形態)図17は、本実施の
形態に係る通常演出と短縮演出との概略説明図を示すも
のである。本実施の形態は、第三の実施の形態と同様
に、演出要素が画像データであり、演出は、複数の画像
データを所定の順序に表示するものである。そして、演
出変更決定手段140が、前記画像データの順序を、演出
を構成する画像データのうちから、所定の画像データの
表示を選択したものに変更することにより、演出時間を
短縮するものである。そして、この演出変更決定手段14
0は、画像データのうちから、画像データの表示内容の
カテゴリーによって分類される画像データ群の中から選
択してあるものに変更することにより、演出時間を短縮
していることに特徴を有するものである。その他の構成
は、第一及び第三の実施の形態と略同様であるため、詳
細な説明は省略する。
【0294】本実施の形態に係る遊技機10は、具体的に
は、BBゲーム当選の当選演出の場合、図17におい
て、通常演出の画像データ1乃至30は、キャラクター
A、B、C、D及びEが、マラソンをする動画像を示し
ている。そして、画像データ1乃至5は、キャラクター
Aがマラソンをしている画像群を示し、画像データ6乃
至10は、キャラクターBがマラソンをしている画像群
を示し、画像データ11乃至19は、キャラクターCが
マラソンをしている画像群を示し、画像データ20乃至
24は、キャラクターDがマラソンをしている画像群を
示し、画像データ26乃至30は、キャラクターEがマ
ラソンをしている画像群を示している。それぞれの画像
群には、互いに一部共通するキャラクターが配置してあ
り、この一部共通するキャラクターを参考にして、これ
らの画像群に対して所定の並べ替えを想定すると、マラ
ソンのランナーのトップからビリまでが、現在の順位の
順番に並ぶように設定されているものである。そして、
BBゲーム当選の当選演出の場合、上記画像データの並
べ替えを遊技者が頭の中で想定することにより、各キャ
ラクターの順位を推定することができる。そして、先頭
を走るキャラクターがどれになるかで、当選や入賞を報
知可能なものである。例えば、キャラクターCがトップ
を走っている場合、BBゲームの当選を意味するものと
なる。これにより、当選抽選手段110の抽選結果、BB
ゲームが当選していることを遊技者が知ることができる
ものである。なお、キャラクターCがトップを走ること
により、BBゲーム当選であること等の情報は、遊技機
10の前面に貼付されている遊技内容の説明内に記載され
ているものである。
【0295】そして、BBゲーム当選の短縮演出の場
合、各キャラクターが走っている画像群の最後の画像
(画像データ5、10、19、24及び30)だけを選
択して表示するようなものである。これにより、遊技者
は、最終的な各キャラクターの順位の情報を得ることが
できるものである。 (第五の実施の形態)図18は、第五の実施の形態に係
る通常演出と短縮演出との概略説明図を示すものであ
る。
【0296】本実施の形態に係る演出要素も、画像デー
タであって、演出は、複数の画像データを所定の順序に
表示するものである。そして、遊技機10は、前記演出を
構成する複数の画像データの中から、乱数を用いて、表
示する画像データの抽選を行うための画像データ抽選手
段を備えている。前記演出変更決定手段は、画像データ
の表示順序を、演出を構成する複数の画像データのう
ち、画像データ抽選手段の抽選結果、選択された画像デ
ータを表示するものに変更することより、演出時間を短
縮することを特徴を有するものである。その他の構成
は、第一及び第三の実施の形態と略同様であるため、詳
細な説明は省略する。
【0297】具体的には、演出順序記憶手段130は、例
えば、BBゲーム当選の場合、その通常演出を、図18
に示すように、予め設定された画像データ1乃至30と
して、その順序で記憶されている。そして、BBゲーム
の当選の場合、画像データ抽選手段が、所定の当選確率
に基づいて乱数を用いた抽選により、かかる画像データ
1乃至30のうちから、任意の5個の画像データ、例え
ば、図18に示すような画像データ10、5、25、1
6及び9を採取する。そして、この画像データ抽選手段
により採取された5個の画像データの順列が、BBゲー
ム当選の短縮演出として、演出順序記憶手段130に記憶
されるものである。そして、かかる状態において、演出
時間変更スイッチ14が遊技者に操作されることにより、
通常演出から短縮演出へ移行するように設定されている
ものである。
【0298】本実施の形態は、画像データ抽選手段によ
る乱数を用いた抽選により、短縮演出に使用する画像デ
ータ(例えば、図18に示す画像データ10、5、2
5、16及び9)が選択されている。なお、本実施の形
態に係る画像データは、第四の実施の形態で説明したキ
ャラクターA乃至Eのマラソンを表示するものである。
このため、短縮演出に使用される画像データの選択に意
外性を付与することができ、短縮演出の内容を変化させ
ることができる。すなわち、画像データ抽選手段の乱数
を用いた抽選により短縮演出の画像データを採取してい
るため、採取結果は、各画像データ群の中から、必ずし
も代表するものが採取される訳ではなく、所定の画像デ
ータ群が採取されない場合や、同一の画像データ群から
複数個、集中して採取されるような場合もある。このた
め、短縮演出において、キャラクターの順位を推察し
て、所定の当選を認識することができるか否かを変化さ
せることができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
きる。
【0299】(第六の実施の形態)図19及び図20
は、第六の実施の形態に係る通常演出と延長演出との概
略説明図を示すものである。本実施の形態は、第二の実
施の形態と同様に、演出変更決定手段140が、演出時間
変更スイッチ14の操作に基づいて、演出時間の延長や、
演出の繰り返しを行うようにしたことを特徴とするもの
である。
【0300】具体的には、演出変更決定手段140は、図
19に示すように、演出時間変更スイッチ14の延長操作
に基づいて、演出順序記憶手段130に記憶した複数の演
出要素である画像データを、それぞれ繰り返して行うこ
とにより、演出時間の延長を行うものである。また、演
出変更決定手段140は、演出時間変更スイッチ14の繰り
返し操作に基づいて、演出順序記憶手段130に記憶した
全ての演出要素を繰り返し行うことにより、演出の繰り
返しを行うものである。
【0301】そして、本実施の形態に係る演出要素は、
画像データであって、演出は、複数の画像データを所定
の順序に表示するものである。そして、演出変更決定手
段140は、演出時間変更スイッチ14の延長操作に基づい
て、例えば、BBゲーム入賞の場合、図19に示すよう
に、通常演出を構成する複数の画像データ1乃至15の
うち、それぞれの画像データの表示を繰り返したものに
変更することにより、演出時間の延長(N秒→2N秒)
を行うものである。
【0302】また、演出変更決定手段140は、演出時間
変更スイッチ14の繰り返し操作に基づいて、例えば、B
Bゲーム入賞の場合、図20に示すように、通常演出を
構成する複数の画像データ1乃至15のうち、全ての画
像データの表示を繰り返したものに変更することによ
り、演出時間の延長(N秒→2N秒)を行うものであ
る。
【0303】本実施の形態は、演出変更決定手段140
が、通常演出のそれぞれの画像データの表示を、それぞ
れ1回ずつ繰り返すことにより、演出時間の延長(N秒
→2N秒)を行っている。すなわち、かかる演出時間の
延長は、通常演出と比較して、演出時間の長い演出を、
最初から別個独立に形成するのではなく、通常演出の一
部を、共通して繰り返し使用している。このため、延長
演出を、最初から別個独立に形成するようなものと比較
して、簡単に延長演出を形成することができる。また、
通常演出と延長演出との一部を共通して使用することが
できるため、演出内容を記憶する記憶容量を節約するこ
とができる。
【0304】(第七の実施の形態)上述した第一乃至第
六の実施の形態において、演出要素の順序を、他の順序
のものに変更することにより、演出時間の長短の調整を
行っている。本実施の形態は、クロックパルスからなる
クロック信号の周波数を、変化させることにより、演出
時間の調整を行うようにしたものである。
【0305】すなわち、演出要素である特殊演出の実施
時間や、画像データの表示時間等の動作のタイミングを
とるための信号を、水晶発振器(クロックジェネレー
タ)を用いて、発生させている。かかるクロック信号
は、電圧の波の形でクロック信号として、正確に一定の
間隔で送り出されている。かかるクロック信号の周波数
を、通常演出時に使用する通常クロック信号と、この通
常クロック信号よりも周波数の数値が大きい高周波数ク
ロック信号と、通常クロック信号よりも周波数の数値が
小さい低周波数クロック信号との三つのうちの、いずれ
かに変更させることにより、処理速度を変化させて演出
時間を調整するものである。
【0306】図21は、本実施の形態に係る遊技機の入
力、制御及び出力のブロック図を示すものである。本実
施の形態に係る遊技機10は、図21に示すように、上述
した第一の実施の形態の構成と比較して、使用機器の動
作タイミングをとるための周波数の異なるクロック信号
を発生可能なクロック信号発生手段180と、このクロッ
ク信号発生手段180からのクロック信号の周波数の変更
を行うために遊技者が操作可能なクロック周波数変更ス
イッチ160と、このクロック周波数変更スイッチ160の操
作に基づいて、クロック信号の周波数を変更するための
クロック周波数変更手段170と、このクロック周波数変
更手段170の変更に基づいたクロック信号により、演出
報知装置66を制御するための演出制御手段150とを備え
ているものである。
【0307】(クロック信号発生手段180)上記クロッ
ク信号発生手段180は、使用機器の動作タイミングをと
るための周波数の異なるクロック信号を発生可能なもの
である。具体的には、クロック信号発生手段180は、通
常の周波数のクロック信号を発生させるための通常周波
数発生手段182と、この通常周波数発生手段182から発生
するクロック信号の周波数よりも低周波数のクロック信
号を発生させるための低周波数発生手段181と、前記通
常周波数発生手段182から発生するクロック信号の周波
数よりも高周波数のクロック信号を発生させるための高
周波数発生手段183とを備えている。この低周波数発生
手段181、通常周波数発生手段182及び高周波数発生手段
183は、それぞれの周波数を発生可能な水晶発振器(ク
ロックジェネレータ)を有しているものである。もちろ
ん、周波数の異なるクロック信号の発生は、上述したも
の限定されるものではなく、他の方法によるものでも良
いものである。
【0308】(クロック周波数変更スイッチ160)上記
クロック周波数変更スイッチ160は、特に図示しない
が、遊技者が操作可能であって、通常周波数よりも高周
波数へ変更するための高周波数移行操作と、低周波数へ
変更するための低周波数移行操作と、高周波数又は低周
波数から通常周波数へ変更するための通常周波数移行操
作との三つの操作方法を有しているものである。具体的
には、スタートスイッチ30と同様のレバーを設けて、上
方に向かってレバーを操作すると高周波数移行操作とな
り、下方に向かってレバーを操作すると低周波数移行操
作となり、左右いずれかの横方向に向かってレバーを操
作すると通常周波数移行操作となるものである。
【0309】(クロック周波数変更手段170)上記クロ
ック周波数変更手段170は、クロック周波数変更スイッ
チ160の操作に基づいて、クロック信号発生手段180から
のクロック信号の周波数を変更させるものである。具体
的には、クロック周波数変更手段170は、クロック周波
数変更スイッチ160の高周波数移行操作に基づいて、ク
ロック信号発生手段180から発生させるクロック信号
を、高周波数発生手段183からのクロック信号に切り替
えて、クロック信号の周波数を通常周波数よりも高い高
周波数に変更するものである。また、クロック周波数変
更手段170は、クロック周波数変更スイッチ160の低周波
数移行操作に基づいて、クロック信号発生手段180から
発生させるクロック信号を、低周波数発生手段181から
のクロック信号に切り替えて、クロック信号の周波数を
通常周波数よりも低い低周波数に変更するものである。
また、クロック周波数変更手段170は、クロック周波数
変更スイッチ160の通常周波数移行操作に基づいて、ク
ロック信号発生手段180から発生させるクロック信号
を、通常周波数発生手段182からのクロック信号に切り
替えて、クロック信号の周波数を通常周波数に変更する
ものである。
【0310】もちろん、周波数の変更は、このようにク
ロック信号の周波数の異なるクロックジェネレータを切
り替えることに限定されるものではなく、他の方法によ
るものでも良いものである。 (演出制御手段150)上記演出制御手段150は、クロック
周波数変更手段170の変更に基づいたクロック信号によ
り、演出報知装置66を制御するためのものである。具体
的には、演出制御手段150は、クロック周波数変更手段1
70の変更に基づいたクロック信号により、演出記憶手段
135からの各特殊演出のデータを、演出報知装置66に出
力し、かかる演出報知装置66を制御するためのものであ
る。
【0311】本実施の形態に係る遊技機10は、高周波数
のクロック信号を使用することにより、通常周波数のク
ロック信号を使用するよりも、処理速度を早くすること
ができ、演出時間を短縮させることができる。また、低
周波数のクロック信号を使用することにより、通常周波
数のクロック信号を使用するよりも、処理速度を遅くす
ることができ、演出時間を延長させることができる。
【0312】なお、ここで、本実施の形態では、クロッ
ク信号の周波数の増減だけで、演出時間の短縮や延長を
行っているが、第一乃至第六の実施の形態で述べたよう
な演出要素の順序の変更による演出時間の変更と、上述
したクロック信号の周波数の増減とを組み合わせること
により、より細やかな演出時間の調整や、微調整を行う
ことができるものである。
【0313】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0314】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
遊技者の自己の意志により、演出時間の調整をすること
ができ、遊技を面白いものにすることができるようにし
た遊技機を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0315】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
演出時間に関する遊技者の希望に、より細かく対応する
ことができ、遊技者の希望内容に沿った遊技を進めるこ
とができるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0316】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
簡単に短縮演出を形成することができ、また、演出内容
を記憶する記憶容量を節約することができるようにした
遊技機を提供することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0317】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
演出内容を見落とした場合や、演出内容を把握すること
ができなかった場合でも、遊技者の意志により、演出を
延長させて、かかる演出内容を把握することができるよ
うにした遊技機を提供することができる。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1または請求項4に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
【0318】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
簡単に延長演出を形成することができ、また、演出内容
を記憶する記憶容量を節約することができるようにした
遊技機を提供することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1または請求項4に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
【0319】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
遊技者の意志により、同一の演出内容を繰り返し実施さ
せることができて、かかる演出内容を繰り返し見て、見
落としを回避することができるようにした遊技機を提供
することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0320】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
演出時間に関する遊技者の希望に、より細かく対応する
ことができ、遊技者の希望内容に沿った遊技を進めるこ
とができるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0321】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
演出時間変更スイッチの操作性を良好なものにすること
ができ、また、部品の共通化を図ることができ、部品点
数を増やすことなく、製造コストを低減することが可能
な遊技機を提供することができる。 (請求項9)請求項9記載の発明によれば、上記した請
求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0322】すなわち、請求項9記載の発明によれば、
遊技開始前に演出時間を事前に変更することができ、ま
た、停止操作に適した演出時間の選択をすることがで
き、また、連続操作や、変更の選択が簡便にできるよう
にした遊技機を提供することができる。 (請求項10)請求項10記載の発明によれば、上記し
た請求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0323】すなわち、請求項10記載の発明によれ
ば、遊技者の操作の混乱を避けることができるようにし
た遊技機を提供することができる。 (請求項11)請求項11記載の発明によれば、上記し
た請求項10記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。
【0324】すなわち、請求項11記載の発明によれ
ば、ワンタッチで、遊技者の希望する演出時間の変更を
行うことができ、かかる変更の演出内容に早く辿り着く
ことができるようにした遊技機を提供することができ
る。 (請求項12)請求項12記載の発明によれば、上記し
た請求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0325】すなわち、請求項12記載の発明によれ
ば、遊技の一番最初に使用して、それ以後は遊技が終了
するまで使用されないベットスイッチを演出時間変更ス
イッチとして使用することにより、遊技者が混乱するこ
となく、演出時間の変更操作をすることができる遊技機
を提供することができる。 (請求項13)請求項13記載の発明によれば、上記し
た請求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0326】すなわち、請求項13記載の発明によれ
ば、通常の使用頻度の少ない精算スイッチを使用するこ
とにより、他の使用頻度の多い機能スイッチと混同する
ことなく、演出時間の変更をすることができる遊技機を
提供することができる。 (請求項14)請求項14記載の発明によれば、上記し
た請求項8乃至13のいずれか1項に記載の発明の効果
に加え、次のような効果を奏する。
【0327】すなわち、請求項14記載の発明によれ
ば、遊技者にとって、最も操作しやすい機能スイッチ
を、遊技中の任意のときに、いつでも、演出時間変更ス
イッチとして利用することができ、演出時間変更スイッ
チの操作性を良好なものにすることができるようにした
遊技機を提供することができる。 (請求項15)請求項15記載の発明によれば、上記し
た請求項1、2、3、8乃至14のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0328】すなわち、請求項15記載の発明によれ
ば、簡単に短縮演出を形成することができ、また、通常
演出と短縮演出との一部を共通して使用しているため、
演出内容の画像データを記憶する記憶容量を節約するこ
とができるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項16)請求項16記載の発明によれば、上記し
た請求項1、4乃至14のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。
【0329】すなわち、請求項16記載の発明によれ
ば、簡単に延長演出を形成することができ、また、通常
演出と延長演出との一部を共通して使用することができ
るため、演出内容を記憶する記憶容量を節約することが
できるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項17)請求項17記載の発明によれば、上記し
た請求項1、2、3、8乃至14のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0330】すなわち、請求項17記載の発明によれ
ば、短縮演出に使用される画像データの選択に意外性を
付与することができ、短縮演出の内容を変化させること
ができるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項18)請求項18記載の発明によれば、次のよ
うな効果を奏する。
【0331】すなわち、請求項18記載の発明によれ
ば、遊技者の自己の意志により、演出時間の調整をする
ことができ、遊技を面白いものにすることができるよう
にした遊技機を提供することができる。 (請求項19)請求項19記載の発明によれば、次のよ
うな効果を奏する。
【0332】すなわち、請求項19記載の発明によれ
ば、演出を短縮して一部だけを見ること等ができて、遊
技者の自己の意志により、演出時間の調整をすることが
でき、遊技を面白いものにすることができるようにした
遊技機用プログラムを提供することができる。 (請求項20)請求項20記載の発明によれば、次のよ
うな効果を奏する。
【0333】すなわち、請求項20記載の発明によれ
ば、演出を短縮して一部だけを見ること等ができて、遊
技者の自己の意志により、演出時間の調整をすることが
でき、遊技を面白いものにすることができるようにした
遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、特殊演出
の演出内容を示す概略説明図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、通常演出
と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、通常演出
と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、通常演出
と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図9】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図10】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図11】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図12】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図13】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図14】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図15】本発明の第二の実施の形態であって、通常演
出と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図16】本発明の第三の実施の形態であって、通常演
出と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図17】本発明の第四の実施の形態であって、通常演
出と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図18】本発明の第五の実施の形態であって、通常演
出と短縮演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図19】本発明の第六の実施の形態であって、通常演
出と延長演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図20】本発明の第六の実施の形態であって、通常演
出と延長演出との内容の比較を示す概略説明図である。
【図21】本発明の第七の実施の形態であって、遊技機
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 14 演出時間変更スイッチ 15 投入スイッ
チ 16 ベットスイッチ 17 精算スイッ
チ 18 メダル投入口 19 機能スイッ
チ 20 制御装置 21 遊技制御装
置 22 演出制御装置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートス
イッチ 40 回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 50 ストップス
イッチ 60 リールユニット 61 図柄 65 ホッパーユニット 66 演出報知装
置 67 スピーカ 68 表示装置 69 報知ランプ 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 110 当選抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 当選判定テーブル 114 判定手段 120 演出要素記憶手段 130 演出順序記
憶手段 135 演出記憶手段 140 演出変更決
定手段 150 演出制御手段 160 クロック周
波数変更スイッチ 170 クロック周波数変更手段 180 クロック信
号発生手段 181 低周波数発生手段 182 通常周波数
発生手段 183 高周波数発生手段

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段
    とを備え、 前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記回
    転リールの当選図柄が所定の停止位置で停止することを
    条件として入賞して遊技者に利益を付与するように設定
    された遊技機において、 前記当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報又は入賞
    結果に関する情報を演出により報知するための演出報知
    装置と、 前記演出報知装置の演出を構成する複数の演出要素の内
    容を記憶するための演出要素記憶手段と、 前記演出要素記憶手段に記憶した演出要素のうち、前記
    演出報知装置により実施する演出要素の順序を記憶する
    ための演出順序記憶手段と、 演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能な演出時
    間変更スイッチと、 前記演出時間変更スイッチの操作に基づいて、前記演出
    順序記憶手段に記憶した演出要素の順序を変更すること
    により、演出時間の調整が可能な演出変更決定手段と、 前記演出変更決定手段の決定に基づいて、前記演出報知
    装置を制御するための演出制御手段とを備えていること
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記演出変更決定手段は、前記演出時間
    変更スイッチの短縮操作に基づいて、演出時間の短縮を
    行い、 前記演出時間変更スイッチの中止操作に基づいて、演出
    の中止を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記演出変更決定手段は、 前記演出順序記憶手段に記憶した複数の演出要素のう
    ち、少なくとも一つの演出要素を行わないことにより、
    演出時間の短縮を行うことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記演出変更決定手段は、前記演出時間
    変更スイッチの操作に基づいて、演出時間の延長を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記演出変更決定手段は、前記演出順序
    記憶手段に記憶した複数の演出要素のうち、少なくとも
    一つの演出要素を繰り返し行うことにより、演出時間の
    延長を行うことを特徴とする請求項1または請求項4記
    載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記演出変更決定手段は、前記演出時間
    変更スイッチの操作に基づいて、前記演出順序記憶手段
    に記憶した全ての演出要素を繰り返し行うことにより、
    演出の繰り返しを行うことを特徴とする請求項1または
    請求項4記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記演出変更決定手段は、 前記演出時間変更スイッチの延長操作に基づいて、前記
    演出順序記憶手段に記憶した演出要素を変更することに
    より、演出時間の延長を行い、 前記演出時間変更スイッチの繰り返し操作に基づいて、
    前記演出順序記憶手段に記憶した演出要素を変更するこ
    とにより、演出の繰り返しを行うことを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技機は、所定の条件下で遊技者に
    操作されることにより遊技に関する所定の機能を奏する
    機能スイッチを備え、 前記演出変更決定手段は、前記所定の条件を満たさず
    に、遊技に関する所定の機能を奏しない状態の前記機能
    スイッチを、前記演出時間変更スイッチとして利用する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載
    の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記機能スイッチとして、前記回転リー
    ルの回転を開始させるためのスタートスイッチを備え、 前記演出変更決定手段は、前記スタートスイッチのスタ
    ート操作不可能時における前記スタートスイッチを、前
    記演出時間変更スイッチとして利用していることを特徴
    とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記機能スイッチとして、回転リール
    の回転を停止させるためのストップスイッチを備え、 前記演出変更決定手段は、前記ストップスイッチの停止
    操作不可能時における前記ストップスイッチを、前記演
    出時間変更スイッチとして利用していることを特徴とす
    る請求項8記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 複数の前記回転リールの回転をそれぞ
    れ停止させるための各前記回転リールに対応した前記ス
    トップスイッチを、前記演出時間変更スイッチとしてそ
    れぞれ設定し、 前記演出変更決定手段は、遊技者の前記演出時間変更ス
    イッチの操作に基づいて、各演出時間変更スイッチに対
    応する演出時間の変更を選択することを特徴とする請求
    項10記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記機能スイッチとして、貯留したメ
    ダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッ
    チを備え、 前記演出変更決定手段は、メダル投入不可能時における
    前記ベットスイッチを、前記演出時間変更スイッチとし
    て利用していることを特徴とする請求項8記載の遊技
    機。
  13. 【請求項13】 前記機能スイッチとして、貯留したメ
    ダルを精算するための精算スイッチを備え、 前記演出変更決定手段は、貯留したメダルの精算不可能
    時における前記精算スイッチを、前記演出時間変更スイ
    ッチとして利用していることを特徴とする請求項8記載
    の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記演出変更決定手段は、複数の前記
    機能スイッチを、組み合わせて操作することにより、前
    記演出時間変更スイッチとして利用可能に設定したこと
    を特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の
    遊技機。
  15. 【請求項15】 前記演出要素は、画像データであっ
    て、 前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示する
    ものであり、 前記演出変更決定手段は、前記演出を構成する複数の画
    像データのうち、所定の画像データの表示を選択したも
    のに変更することにより、演出時間を短縮することを特
    徴とする請求項1、2、3、8乃至14のいずれか1項
    に記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記演出要素は、画像データであっ
    て、 前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示する
    ものであり、 前記演出変更決定手段は、前記演出を構成する複数の画
    像データのうち、所定の画像データの表示を繰り返した
    ものに変更することにより、演出時間の延長を行うこと
    を特徴とする請求項1、4乃至14のいずれか1項に記
    載の遊技機。
  17. 【請求項17】 前記演出要素は、画像データであっ
    て、 前記演出は、複数の画像データを所定の順序に表示する
    ものであり、 前記遊技機は、前記演出を構成する複数の画像データの
    中から、乱数を用いて、表示する画像データの抽選を行
    うための画像データ抽選手段を備え、 前記演出変更決定手段は、前記演出を構成する複数の前
    記画像データのうち、前記画像データ抽選手段の抽選結
    果、選択された画像データを表示するものに変更するこ
    とにより、演出時間を短縮することを特徴とする請求項
    1、2、3、8乃至14のいずれか1項に記載の遊技
    機。
  18. 【請求項18】 周囲に複数の図柄を表示した回転リー
    ルと、 乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段
    とを備え、 前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記回
    転リールの当選図柄が所定の停止位置で停止することを
    条件として入賞して遊技者に利益を付与するように設定
    された遊技機において、 前記当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報又は入賞
    結果に関する情報を演出により報知するための演出報知
    装置と、 前記演出報知装置の演出の内容を記憶するための演出記
    憶手段と、 使用機器の動作タイミングをとるための周波数の異なる
    クロック信号を発生可能なクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段からのクロック信号の周波数
    の変更を行うために遊技者が操作可能なクロック周波数
    変更スイッチと、 前記クロック周波数変更スイッチの操作に基づいて、ク
    ロック信号発生手段のクロック信号の周波数を変更する
    ためのクロック周波数変更手段と、 前記クロック周波数変更手段の変更に基づいたクロック
    信号により、前記演出報知装置を制御するための演出制
    御手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  19. 【請求項19】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選
    抽選手段、 前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記図
    柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件とし
    て入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、前記当選
    抽選手段の当選抽選結果に関する情報又は入賞結果に関
    する情報を演出により報知するための演出報知手段、 前記演出報知手段の演出を構成する複数の演出要素の内
    容を記憶するための演出要素記憶手段、 前記演出要素記憶手段に記憶した演出要素のうち、前記
    演出報知装置により実施する演出要素の順序を記憶する
    ための演出順序記憶手段、 演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能な演出時
    間操作変更手段、 前記演出時間変更手段の操作に基づいて、前記演出順序
    記憶手段に記憶した演出要素の順序を変更することによ
    り、演出時間の変更が可能な演出変更決定手段、 前記演出変更決定手段の決定に基づいて、前記演出報知
    装置を制御するための演出制御手段として機能させるた
    めの遊技機用プログラム。
  20. 【請求項20】 遊技機を、複数の図柄を変動表示又は
    停止表示させるための図柄表示手段、 乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手
    段、 前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記図
    柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件とし
    て入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、 前記当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報又は入賞
    結果に関する情報を演出により報知するための演出報知
    手段、 前記演出報知手段の演出を構成する複数の演出要素の内
    容を記憶するための演出要素記憶手段、 前記演出要素記憶手段に記憶した演出要素のうち、前記
    演出報知装置により実施する演出要素の順序を記憶する
    ための演出順序記憶手段、 演出時間の変更を行うために遊技者が操作可能な演出時
    間操作変更手段、 前記演出時間変更手段の操作に基づいて、前記演出順序
    記憶手段に記憶した演出要素の順序を変更することによ
    り、演出時間の変更が可能な演出変更決定手段、 前記演出変更決定手段の決定に基づいて、前記演出報知
    装置を制御するための演出制御手段として機能させるた
    めの遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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