JP2002541398A - コンパクトな歯車減速装置付きアクチュエータ - Google Patents
コンパクトな歯車減速装置付きアクチュエータInfo
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Abstract
(57)【要約】
ねじアクチュエータが、ハウジング(1)、ナット(A)およびねじ(16)(そのうちの一方は、ハウジングに対して、軸方向に固定されており、また、そのうちの他方は、作動ヘッドを動かすため、ハウジングに対して、軸方向に変位可能である)、並びに、ハウジングに接続された固定子(6)、および回転子(7)を含むモーター(2)を含んでいる。モーターの回転子(7)は、スリーブ(8)で回動可能に支持されており、前記スリーブは、内方に向けられたフランジ(21)を有しており、該フランジは、偏心ハブ(23)を支持している。偏心ハブ(23)は、軸受(30)を介して、歯車(24)を回動可能に支持しており、該歯車(24)の外歯は、リング歯車(25)の内方に向けられた歯と噛み合っている。リング歯車(25)は、ハウジング(1)内に回動可能に支持されているねじ(16)を駆動する。ねじ機構(4)のナット(17)は、ハウジングに対して、滑動可能であるが、回動不能である。ねじ部(18、19)およびボール(20)を介して、ねじ(16)の回転運動は、ナット(17)の直線運動に変換され、該ナットは、ハウジング(1)内の円筒体空間(32)内に収容されている。
Description
【0001】 <発明の属する技術分野> 本発明は、ハウジングを含むアクチュエータであって、該ハウジングは、モー
ターおよびねじ機構を収容しており、前記ねじ機構は、ねじおよびナットを含み
、それらのうち一方は、ハウジングに対して回動可能に支持されており、かつ、
歯車減速機構が、モーターの回転子を、回動可能なねじまたはナットに接続して
いるアクチュエータに関する。
ターおよびねじ機構を収容しており、前記ねじ機構は、ねじおよびナットを含み
、それらのうち一方は、ハウジングに対して回動可能に支持されており、かつ、
歯車減速機構が、モーターの回転子を、回動可能なねじまたはナットに接続して
いるアクチュエータに関する。
【0002】 <従来の技術> この種アクチュエータは、既知であり、ブレーキ、クラッチなどを作動させる
など、各種の目的に応用可能である。これら用途の多くのものでは、モーターと
作動すべき対象物、例えば、ブレーキパッドとの間に大きな減速を行うことが望
ましい。他方、最大寸法および重量は、限定されたままにすべきである。
など、各種の目的に応用可能である。これら用途の多くのものでは、モーターと
作動すべき対象物、例えば、ブレーキパッドとの間に大きな減速を行うことが望
ましい。他方、最大寸法および重量は、限定されたままにすべきである。
【0003】 ねじ機構それ自体は、抽象的に見て、ねじのピッチに左右される減速を行う。
しかしながら、ピッチが小さいと、ねじ部は、どちらかと言えば、細目になり、
これは、特に、ボールねじの場合、ボールは、小さく、脆弱で、さらに取扱いが
困難なものなろう。
しかしながら、ピッチが小さいと、ねじ部は、どちらかと言えば、細目になり、
これは、特に、ボールねじの場合、ボールは、小さく、脆弱で、さらに取扱いが
困難なものなろう。
【0004】 したがって、歯車減速手段は、比較的大きな減速を行って、ねじ機構が、より
粗いねじ部を有し、前記ねじ機構それ自体の減速を小さくすることができるよう
にすべきである。
粗いねじ部を有し、前記ねじ機構それ自体の減速を小さくすることができるよう
にすべきである。
【0005】 この点で、従来技術の歯車減速機構は、十分ではない。これらは、リング歯車
、遊星歯車および冠歯車を含んでいる。一般に、これら機構の二つまたはそれ以
上を直列に配設して、必要な減速を得ている。したがって、最大寸法および重量
は、大きい。
、遊星歯車および冠歯車を含んでいる。一般に、これら機構の二つまたはそれ以
上を直列に配設して、必要な減速を得ている。したがって、最大寸法および重量
は、大きい。
【0006】 <発明の要約> したがって、本発明の目的は、大きな減速を行い、かつ、寸法が比較的小さく
、重量が比較的軽い減速手段を有しているアクチュエータを提供することである
。この目的は、歯車減速機構は、半径方向に内方に向けられた歯を有する少なく
とも一つの同心歯車リングを含み、偏心的に位置決めされた歯車が、半径方向に
外方に向けられた歯を有し、歯車の外径は、歯車リングの内径より小さく、した
がって、前記歯車および歯車リングの歯は、それらの円周の一部に沿って、互い
に他に噛み合い、かつ、それらの円周の対向する部分においては、噛み合ってい
ず、前記偏心歯車は、モーターの回転子に接続された偏心ハブに、回動可能に取
り付けられていることで、達成されている。
、重量が比較的軽い減速手段を有しているアクチュエータを提供することである
。この目的は、歯車減速機構は、半径方向に内方に向けられた歯を有する少なく
とも一つの同心歯車リングを含み、偏心的に位置決めされた歯車が、半径方向に
外方に向けられた歯を有し、歯車の外径は、歯車リングの内径より小さく、した
がって、前記歯車および歯車リングの歯は、それらの円周の一部に沿って、互い
に他に噛み合い、かつ、それらの円周の対向する部分においては、噛み合ってい
ず、前記偏心歯車は、モーターの回転子に接続された偏心ハブに、回動可能に取
り付けられていることで、達成されている。
【0007】 本発明による減速歯車手段は、歯車およびハブの偏心位置の結果として、大き
な減速を行う。その寸法は、厚さ方向が小さく、したがって、コンパクトな実施
形態となっている。
な減速を行う。その寸法は、厚さ方向が小さく、したがって、コンパクトな実施
形態となっている。
【0008】 望ましくは、歯車リングは、ねじ機構のねじと一体化されており、前記ねじは
、ハウジングに対して回動可能に支持されている。
、ハウジングに対して回動可能に支持されている。
【0009】 さらに、モーターの回転子が、支持軸受の外輪に回動可能に支持されており、
前記外輪が、ねじおよび歯車リングと一体化されている場合には、非常にコンパ
クトなアクチュエータが得られる。
前記外輪が、ねじおよび歯車リングと一体化されている場合には、非常にコンパ
クトなアクチュエータが得られる。
【0010】 回転子は、半径方向に内方に伸長するフランジにより、偏心ハブに接続されて
いてよい。
いてよい。
【0011】 また、フランジおよびハウジングには、確実な後方駆動機構が接続されている
。
。
【0012】 アクチュエータは、ハウジングモジュール、アクチュエータモジュール、およ
び歯車減速モジュールなど、いくつかのサブアセンブリから組み立ててよい。
び歯車減速モジュールなど、いくつかのサブアセンブリから組み立ててよい。
【0013】 別の実施形態によれば、ハウジングは、少なくともナットおよび(または)ね
じを収容している内径穴を有し、前記ナットまたはねじの軸方向に固定された部
分は、内径穴において内方に伸長している半径方向の支持アバットメントに対し
て支持されていてよい。この実施形態では、モーターの回転子は、スリーブで回
動可能に支持されており、前記スリーブは、固定された部分と係合し、かつ、ナ
ットまたはねじにより、軸方向に移動可能なアクチュエータヘッドから遠ざかる
方向に伸長しており、前記スリーブは、前記支持アバットメントと軸方向に固定
された部分との間に差し挟まれた半径方向に外方に伸長しているスリーブフラン
ジを有している。
じを収容している内径穴を有し、前記ナットまたはねじの軸方向に固定された部
分は、内径穴において内方に伸長している半径方向の支持アバットメントに対し
て支持されていてよい。この実施形態では、モーターの回転子は、スリーブで回
動可能に支持されており、前記スリーブは、固定された部分と係合し、かつ、ナ
ットまたはねじにより、軸方向に移動可能なアクチュエータヘッドから遠ざかる
方向に伸長しており、前記スリーブは、前記支持アバットメントと軸方向に固定
された部分との間に差し挟まれた半径方向に外方に伸長しているスリーブフラン
ジを有している。
【0014】 より詳しくは、スリーブのフランジは、圧縮力を加えるため軸方向に変位可能
なナットまたはねじに接続された作動ヘッドに面する支持アバットメントのアバ
ットメント面で支持されている。
なナットまたはねじに接続された作動ヘッドに面する支持アバットメントのアバ
ットメント面で支持されている。
【0015】 したがって、回転子スリーブは、半径方向の支持アバットメントとナットまた
はねじの軸方向に固定された部分との間で堅く締め付けられ、したがって、簡単
で確実な構造が得られている。回転子スリーブを支持するための追加の締結手段
は、一切不要である。
はねじの軸方向に固定された部分との間で堅く締め付けられ、したがって、簡単
で確実な構造が得られている。回転子スリーブを支持するための追加の締結手段
は、一切不要である。
【0016】 実際的な一実施形態では、ナットは、ハウジング内に固定的に支持されており
、前記ナットは、外方に伸長しているスリーブフランジに面し、かつ、内方に伸
長しているアクチュエータ支持アバットメントとオーバーラップしている半径方
向に外方に伸長しているナットフランジを有している。
、前記ナットは、外方に伸長しているスリーブフランジに面し、かつ、内方に伸
長しているアクチュエータ支持アバットメントとオーバーラップしている半径方
向に外方に伸長しているナットフランジを有している。
【0017】 本発明によるねじアクチュエータの使用の際は、偏心力および(または)横方
向力の結果として、ミスアラインメントが生じる可能性がある。このようなミス
アラインメントは、このような荷重に対して、どちらかと言えば、脆弱なナット
およびねじのボールおよび軌道に損傷を与える恐れがある。本発明によれば、こ
の問題は、スリーブフランジおよびナットフランジの外方に面する面が、軸方向
横断面において湾曲しており、したがって、ミスアラインメント力による前記ナ
ットおよびスリーブの旋回または傾斜が可能である場合に、緩和可能である。
向力の結果として、ミスアラインメントが生じる可能性がある。このようなミス
アラインメントは、このような荷重に対して、どちらかと言えば、脆弱なナット
およびねじのボールおよび軌道に損傷を与える恐れがある。本発明によれば、こ
の問題は、スリーブフランジおよびナットフランジの外方に面する面が、軸方向
横断面において湾曲しており、したがって、ミスアラインメント力による前記ナ
ットおよびスリーブの旋回または傾斜が可能である場合に、緩和可能である。
【0018】 したがって、ねじ/ナットユニット、並びに、回転子、そして、恐らくは減速
手段を含む駆動ユニットは、一致して動いて、ミスアラインメントを吸収するこ
とができる。
手段を含む駆動ユニットは、一致して動いて、ミスアラインメントを吸収するこ
とができる。
【0019】 ナットが、ナットフランジを越えて、かつ、支持アバットメント内に伸長して
いるナット伸長部を有しており、スリーブが、前記ナット伸長部と支持アバット
メントとの間に収容されている軸方向に伸長している支持部分を有している場合
は、非常に安定した実施形態が得られる。
いるナット伸長部を有しており、スリーブが、前記ナット伸長部と支持アバット
メントとの間に収容されている軸方向に伸長している支持部分を有している場合
は、非常に安定した実施形態が得られる。
【0020】 好適な一実施形態によれば、作動ヘッドは、転動体軸受を介して、ねじと係合
している。前記転動体軸受は、作動ヘッドと一体化されている。作動ヘッドが、
内径穴内で、回動不能に保持されている円筒体内に収容されている場合には、安
定性に関してさらなる向上が得られる。
している。前記転動体軸受は、作動ヘッドと一体化されている。作動ヘッドが、
内径穴内で、回動不能に保持されている円筒体内に収容されている場合には、安
定性に関してさらなる向上が得られる。
【0021】 スリーブは、回転子を回動可能に支持するための、少なくとも一つの支持軸受
の内側軌道が設けられたシートメタル部分を含んでいてよい。
の内側軌道が設けられたシートメタル部分を含んでいてよい。
【0022】 取扱いおよび組立てを容易にするため、スリーブおよびナットは、予めクラン
プして組み立てられている。
プして組み立てられている。
【0023】 スリーブは、スリーブフランジと反対側のその端部において、内方に伸長して
いるフランジを含み、該フランジは、歯車減速機構の歯車を支持している。
いるフランジを含み、該フランジは、歯車減速機構の歯車を支持している。
【0024】 <発明の実施の形態> 以下、図に示した実施例を参照して、本発明をさらに説明する。
【0025】 本発明によるアクチュエータは、ハウジング1を含み、該ハウジングは、電動
機2、歯車減速機構4およびねじ機構3を収容している。該ハウジングは、その
一端において、雄ねじ部5を含み、それにより、該アクチュエータは、例えば、
ディスクブレーキ用途の場合、ブレーキキャリパに接続可能である。
機2、歯車減速機構4およびねじ機構3を収容している。該ハウジングは、その
一端において、雄ねじ部5を含み、それにより、該アクチュエータは、例えば、
ディスクブレーキ用途の場合、ブレーキキャリパに接続可能である。
【0026】 モーター2の固定子6は、ハウジング1に接続されており、モーター2の回転
子7は、スリーブ8に支持されている。一方、このスリーブ8は、ボールねじ9
により、軸受11の外輪10に対して、支持されている。前記軸受11の内輪1
2は、ハウジング1に接続された中心支持軸13に支持されている。
子7は、スリーブ8に支持されている。一方、このスリーブ8は、ボールねじ9
により、軸受11の外輪10に対して、支持されている。前記軸受11の内輪1
2は、ハウジング1に接続された中心支持軸13に支持されている。
【0027】 中心支持軸13は、荷重セル15を介して、ハウジング1に係合しており、か
つ、内輪12の溝44に取り付けられたクリップリング43により、スナップ嵌
めされている。
つ、内輪12の溝44に取り付けられたクリップリング43により、スナップ嵌
めされている。
【0028】 軸受11の外輪10は、ねじ機構3のねじ16と一体化されている。したがっ
て、このねじ16は、ハウジング1に対して、回動可能に支持されている。ねじ
機構4のナット17は、ハウジングに対して滑動可能であるが、回動可能ではな
い。ねじ16の回転運動は、ねじ部18、19およびボール20を介して、ハウ
ジング1の円筒空間32内に収容されているナット17の直線運動に変換される
。
て、このねじ16は、ハウジング1に対して、回動可能に支持されている。ねじ
機構4のナット17は、ハウジングに対して滑動可能であるが、回動可能ではな
い。ねじ16の回転運動は、ねじ部18、19およびボール20を介して、ハウ
ジング1の円筒空間32内に収容されているナット17の直線運動に変換される
。
【0029】 本発明によれば、回転子7およびスリーブ8は、内方に向けられたフランジ2
1を支持し、該フランジは、偏心ハブ23を支持している。
1を支持し、該フランジは、偏心ハブ23を支持している。
【0030】 偏心ハブ23は、軸受30を介して、歯車24を回動可能に支持しており、該
歯車24の外歯は、リング歯車25の内方に向けられた歯と噛み合っている。
歯車24の外歯は、リング歯車25の内方に向けられた歯と噛み合っている。
【0031】 歯車24の外径は、歯車リング25の内径より小さく、したがって、これら歯
車部材の外周は、ある距離に亘って、互いに他に噛み合っている。対向する円周
部分では、これらは、噛み合っていず、これは、歯車24は、歯車リング25に
対して、偏心的に回転可能であることを意味している。
車部材の外周は、ある距離に亘って、互いに他に噛み合っている。対向する円周
部分では、これらは、噛み合っていず、これは、歯車24は、歯車リング25に
対して、偏心的に回転可能であることを意味している。
【0032】 このやり方で、回転子7の回転の歯車減速が、行われる。
【0033】 図3に示したブレーキキャリパ51は、ナット55を有するねじアクチュエー
タを含んでおり、これは、ボール78により、ねじ56を回動可能に支持してい
る。ナット55およびねじ56は、適当に成形されたねじタイプの溝81を有し
ている。
タを含んでおり、これは、ボール78により、ねじ56を回動可能に支持してい
る。ナット55およびねじ56は、適当に成形されたねじタイプの溝81を有し
ている。
【0034】 電動機57は、ハウジング51に接続された固定子58、並びに、軸受69を
介して、スリーブ63に回動可能に支持された回転子59を有している。このス
リーブ63は、軸受69の軌道68を含んでいる。別法として、該スリーブは、
別個の軸受の内輪を支持していてよいことは言うまでもない。
介して、スリーブ63に回動可能に支持された回転子59を有している。このス
リーブ63は、軸受69の軌道68を含んでいる。別法として、該スリーブは、
別個の軸受の内輪を支持していてよいことは言うまでもない。
【0035】 前記回転子スリーブ69は、外方に伸長するスリーブフランジを有しており、
該フランジは、ハウジング51の半径方向に内方に伸長する支持アバットメント
61と外方に伸長するナットフランジ65との間に保持されている。
該フランジは、ハウジング51の半径方向に内方に伸長する支持アバットメント
61と外方に伸長するナットフランジ65との間に保持されている。
【0036】 前記外方に伸長するナットフランジ65、並びに、スリーブフランジ63は、
ハウジング51の内径穴60内に納まっている。支持アバットメント61は、内
径穴60の壁に対して、半径方向に内方に伸長している。
ハウジング51の内径穴60内に納まっている。支持アバットメント61は、内
径穴60の壁に対して、半径方向に内方に伸長している。
【0037】 内径穴60内には、円筒体72が、回動不能に保持されており、該円筒体内に
は、作動ヘッド71が収容されている。この作動ヘッド71は、玉軸受73を介
して、ねじアクチュエータ54のねじ56と係合している。
は、作動ヘッド71が収容されている。この作動ヘッド71は、玉軸受73を介
して、ねじアクチュエータ54のねじ56と係合している。
【0038】 モーター57を起動すると、回転子59は、ねじアクチュエータ54のねじ5
6を駆動する。前記軸76は、一方では、図1および2による偏心減速歯車機構
4に接続されており、該機構は、回転子スリーブ63および内方に伸長するその
フランジ74を介して、回転子59により駆動される。
6を駆動する。前記軸76は、一方では、図1および2による偏心減速歯車機構
4に接続されており、該機構は、回転子スリーブ63および内方に伸長するその
フランジ74を介して、回転子59により駆動される。
【0039】 他方、中心駆動軸76は、ねじ56の内径穴77内に伸長しており、該軸76
は、スプライン/溝機構を介して、ねじ56に、回動不能に結合されている。
は、スプライン/溝機構を介して、ねじ56に、回動不能に結合されている。
【0040】 結果として、ねじ45は、回転して外方に移動し、したがって、ブレーキ53
は、ブレーキパッド52に接近して、ブレーキディスク(図示せず)に制動力を
加える。
は、ブレーキパッド52に接近して、ブレーキディスク(図示せず)に制動力を
加える。
【0041】 それにより、ナット55に加えられた圧縮力の結果として、支持スリーブ63
は、ハウジング51の支持アバットメント61に対して、固く締め付けられて保
持される。
は、ハウジング51の支持アバットメント61に対して、固く締め付けられて保
持される。
【0042】 ねじアクチュエータの軌道およびボールに損傷を与える恐れのあるミスアライ
ンメントを吸収する目的で、スリーブフランジ64、並びに、ナットフランジ6
5は、望ましくは、仮想球体の表面に沿って湾曲させ、それにより、ねじアクチ
ュエータ54、並びに、回転子59および減速機構70をある程度改作してよい
。
ンメントを吸収する目的で、スリーブフランジ64、並びに、ナットフランジ6
5は、望ましくは、仮想球体の表面に沿って湾曲させ、それにより、ねじアクチ
ュエータ54、並びに、回転子59および減速機構70をある程度改作してよい
。
【0043】 ねじ56は、補助駆動装置、例えば、駆動軸76に接続されたハンドブレーキ
80により駆動可能である。
80により駆動可能である。
【図1】 本発明によるアクチュエータを含んでいるブレーキキャリパの縦断面図を示す
。
。
【図2】 図1のII-IIによる横断面図を示す。
【図3】 別の実施形態を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月6日(2001.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 25/24 F16H 25/24 B J F16N 9/02 F16N 9/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ツバルツ,ヤコブス オランダ国、エヌエル 3438 ブイエイ ニューベガイン、カルメンラーン 5 (72)発明者 ブロエールゼン,シモン,ヤン オランダ国、エヌエル 3436 ゼットエス ニューベガイン、リヒテガールデ 41 Fターム(参考) 3J027 FA36 FB01 GA01 GB04 GB05 GC06 GC22 GD02 GD09 3J058 AA43 AA48 AA53 AA58 AA63 AA69 AA73 AA78 AA87 CC15 CC64 3J062 AA01 AA60 AB22 AC07 BA12 CD12 CD23 CD32 CD54 CD57 CD75 3J101 AA02 AA03 AA42 AA53 AA63 GA16 【要約の続き】 換され、該ナットは、ハウジング(1)内の円筒体空間 (32)内に収容されている。
Claims (33)
- 【請求項1】 ハウジング(1)を含むアクチュエータであって、該ハウジ
ングは、モーター(2)およびねじ機構(3)を収容しており、前記ねじ機構(
3)は、ねじ(16)およびナット(17)を含み、それらのうち一方は、ハウ
ジング(1)に対して回動可能に支持されており、かつ、歯車減速機構(4)が
、モーター(2)の回転子(7)を、回動可能なねじ(16)またはナット(1
7)に接続しているアクチュエータにおいて、歯車減速機構(4)は、半径方向
に内方に向けられた歯を有する少なくとも一つの同心歯車リング(25)を含み
、偏心的に位置決めされた歯車(24)が、半径方向に外方に向けられた歯を有
し、歯車(24)の外径は、歯車リング(25)の内径より小さく、したがって
、前記歯車(24)および歯車リング(25)の歯は、それらの円周の一部に沿
って、互いに他に噛み合い、かつ、それらの円周の対向する部分においては、噛
み合っていず、前記偏心歯車(24)は、モーター(2)の回転子(7)に接続
された偏心ハブ(23)に、回動可能に取り付けられていることを特徴とするア
クチュエータ。 - 【請求項2】 歯車リング(25)は、ねじ機構(3)のねじ(16)と一
体化されており、前記ねじ(16)は、ハウジング(1)に対して回動可能に支
持されていることとする請求項1に記載のアクチュエータ。 - 【請求項3】 モーター(2)の回転子(7)は、支持軸受(11)の外輪
(10)に回動可能に支持されており、前記外輪(10)は、ねじ(16)およ
び歯車リング(25)と一体化されていることとする請求項1または請求項2に
記載のアクチュエータ。 - 【請求項4】 回転子(7)は、半径方向に内方に伸長するフランジ(21
)により、偏心ハブ(23)に接続されていることとする請求項3に記載のアク
チュエータ。 - 【請求項5】 フランジ(21)およびハウジング(1)には、確実な後方
駆動機構(30)が接続されていることとする請求項4に記載のアクチュエータ
。 - 【請求項6】 確実な後方駆動機構は、渦巻きばね(30)であることとす
る請求項5に記載のアクチュエータ。 - 【請求項7】 偏心歯車(24)は、転動体軸受(30)により、偏心ハブ
(23)に対して、回動可能に支持されていることとする上記請求項のうちのい
ずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項8】 モーター(2)は、電動機であり、該電動機の固定子(6)
は、ハウジング(1)に接続されていることとする上記請求項のうちのいずれか
一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項9】 歯車減速機構(4)は、ブレーキパッド(39)の作動手段
(38)と係合しているねじ機構(3)の端部と反対側のその端部にあることと
する上記請求項のうちのいずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項10】 ねじ機構(3)のねじ(16)は、中心支持軸(13)に
対して、支持軸受(11)により、回動可能に支持されており、歯車減速機構(
4)の歯車リング(23)および歯車(24)は、前記中心支持軸(13)を囲
んでいることとする上記請求項のうちのいずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項11】 ねじ(16)は、潤滑材溜め(36)を収容する内径穴(
35)を有していることとする上記請求項のうちのいずれか一つに記載のアクチ
ュエータ。 - 【請求項12】 歯車減速機構(4)および確実な後方駆動機構(37)は
、歯車減速モジュール(40)内に収容されていることとする上記請求項のうち
のいずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項13】 歯車減速モジュール(40)は、ねじ機構(3)を支持す
るための中心支持軸(13)を含んでいることとする上記請求項のうちのいずれ
か一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項14】 ねじ機構(3)、ねじ機構(3)を支持するための支持軸
受(11)、モーター(2)の回転子(7)、並びに、ねじ機構(3)上で回転
子(7)を支持するための軸受(9)は、アクチュエータモジュール(41)内
に収容されていることとする上記請求項のうちのいずれか一つに記載のアクチュ
エータ。 - 【請求項15】 ハウジング(1)、固定子(6)およびモーター(2)の
電気接続部は、ハウジングモジュール(42)内に収容されていることとする上
記請求項のうちのいずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項16】 ハウジング(55)、ナット(55)およびねじ(56)
(そのうちの一方は、ハウジング(51)に対して、軸方向に固定されており、
また、そのうちの他方は、作動ヘッド(71)を動かすため、ハウジング(51
)に対して、軸方向に変位可能である)、並びに、ハウジング(51)に接続さ
れた固定子(58)を含むモーター(57)、およびねじアクチュエータ(54
)の回動可能な部分(56)に駆動的に接続されている回転子を含み、ハウジン
グ(51)は、少なくともナット(55)および(または)ねじ(56)を収容
している内径穴(60)を有し、前記ナット(55)またはねじ(56)の軸方
向に固定された部分(55)は、内径穴(60)において内方に伸長している半
径方向の支持アバットメント(61)に対して支持されており、モーター(57
)の回転子(59)は、スリーブ(63)で回動可能に支持されており、前記ス
リーブ(63)は、固定された部分(55)と係合し、かつ、作動ヘッド(71
)から遠ざかる方向に伸長しており、前記スリーブ(63)は、前記支持アバッ
トメント(61)と軸方向に固定された部分(55)との間に差し挟まれた半径
方向に外方に伸長しているスリーブフランジ(64)を有していることとする請
求項1に記載のアクチュエータ。 - 【請求項17】 スリーブ(63)のフランジ(54)は、圧縮力を加える
ため軸方向に変位可能なナット(55)またはねじ(56)に接続された作動ヘ
ッド(71)に面する支持アバットメント(61)のアバットメント面(62)
で支持されていることとする請求項16に記載のアクチュエータ。 - 【請求項18】 ナット(55)は、ハウジング(51)内に固定的に支持
されており、前記ナット(55)は、外方に伸長しているスリーブフランジ(6
4)に面し、かつ、内方に伸長している支持アバットメント(61)とオーバー
ラップしている半径方向に外方に伸長しているナットフランジ(65)を有して
いることとする請求項16または請求項17に記載のアクチュエータ。 - 【請求項19】 スリーブフランジ(14)およびナットフランジの外方に
面する面は、軸方向横断面が湾曲しており、したがって、ミスアラインメント力
による前記ナットおよびスリーブの旋回または傾斜が可能であることとする請求
項18に記載のアクチュエータ。 - 【請求項20】 ナット(55)は、ナットフランジ(65)を越えて、か
つ、支持アバットメント(61)内に伸長しているナット伸長部(66)を有し
ており、スリーブ(63)は、前記ナット伸長部(66)と支持アバットメント
(61)との間に収容されている軸方向に伸長している支持部分(67)を有し
ていることとする請求項18または請求項19に記載のアクチュエータ。 - 【請求項21】 作動ヘッド(71)は、転動体軸受(73)を介して、ね
じ(56)と係合していることとする請求項17、請求項18、請求項19また
は請求項20に記載のアクチュエータ。 - 【請求項22】 転動体軸受(73)は、作動ヘッド(71)と一体化され
ていることとする請求項21に記載のアクチュエータ。 - 【請求項23】 軸受は、接触角を有するまたは有さない玉軸受であること
とする請求項22に記載のアクチュエータ。 - 【請求項24】 作動ヘッド(71)は、内径穴(60)内で、回動不能に
保持されている円筒体(72)内に収容されていることとする請求項17ないし
請求項23のうちのいずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項25】 スリーブ(63)は、回転子(59)を回動可能に支持す
るための、少なくとも一つの支持軸受(69)の内側軌道(68)が設けられた
シートメタル部分を含んでいることとする請求項18ないし請求項24のうちの
いずれか一つに記載のアクチュエータ。 - 【請求項26】 スリーブ(63)には、少なくとも一つの転動体軸受が取
り付けられていることとする請求項18ないし請求項24のうちのいずれか一つ
に記載のアクチュエータ。 - 【請求項27】 スリーブ(63)の支持部分(67)は、前記スリーブ(
63)の軌道の直径より大きな直径を有していることとする請求項25または請
求項26に記載のアクチュエータ。 - 【請求項28】 スリーブ(63)およびナットは、予めクランプして組み
立てられていることとする請求項25、請求項26または請求項27に記載のア
クチュエータ。 - 【請求項29】 回転子(59)は、歯車減速機構(4)を介して、ねじ(
56)と係合していることとする上記請求項のうちのいずれか一つに記載のアク
チュエータ。 - 【請求項30】 回転子のスリーブ(63)は、スリーブフランジ(65)
と反対側のその端部において、外方に伸長しているフランジ(74)を含み、該
フランジ(74)は、歯車減速機構(4)の歯車(24)を支持していることと
する請求項29に記載のアクチュエータ。 - 【請求項31】 歯車機構(4)は、ハウジング(51)内で、回動可能に
支持されており、かつ、ねじ(76)内の内径穴(77)内に伸長している中心
駆動軸(76)に接続されており、前記駆動軸(76)は、スプライン/溝機構
を介して、ねじ(56)に、回動不能に結合されていることとする請求項30に
記載のアクチュエータ。 - 【請求項32】 ねじ(66)の内径穴(60)内に潤滑材供給モジュール
(79)が収容されていることとする請求項31に記載のアクチュエータ。 - 【請求項33】 少なくとも二つのブレーキを有するクローピース、および
上記請求項のうちのいずれか一つによるアクチュエータを含むブレーキキャリパ
。
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