JP2002257165A - 電動ディスクブレーキ - Google Patents

電動ディスクブレーキ

Info

Publication number
JP2002257165A
JP2002257165A JP2001054566A JP2001054566A JP2002257165A JP 2002257165 A JP2002257165 A JP 2002257165A JP 2001054566 A JP2001054566 A JP 2001054566A JP 2001054566 A JP2001054566 A JP 2001054566A JP 2002257165 A JP2002257165 A JP 2002257165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
rotation
ball
nut
linear motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001054566A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Tsuchiya
昭一 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP2001054566A priority Critical patent/JP2002257165A/ja
Publication of JP2002257165A publication Critical patent/JP2002257165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転−直動変換機構を構成するリテーナ式ボ
ールねじ機構の安定した作動を保証し、もってキャリパ
の小型化に大きく寄与する電動ディスクブレーキを提供
する。 【解決手段】 電動モータの回転を回転−直動変換機構
によりピストンの直線運動に変換して、ブレーキパッド
をディスクロータに押付ける電動ブディスクレーキであ
って、前記回転−直動変換機構として、ねじ軸24のね
じ溝40とナット26のねじ溝41との間に収納される
多数のボール42をリテーナ43に保持させたリテーナ
式ボールねじ機構を用いるものにおいて、前記ボール4
2の一部を、ゴム、プラスチック等の弾性体からなりか
つボール42よりもわずか大きな直径を有する擬似ボー
ル44により置換し、この擬似ボール44とねじ軸24
およびナット26とのすべり抵抗により、無負荷時にお
けるリテーナ43の空回りを規制する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータのトル
クによって制動力を発生させる電動ディスクブレーキに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動ディスクブレーキとしては、ピスト
ンと、電動モータと該電動モータの回転を直線運動に変
換して前記ピストンに伝達する回転−直動変換機構を配
設してなるキャリパを備え、前記電動モータの回転に応
じて前記ピストンを推進し、ブレーキパッドをディスク
ロータに押付けて制動力を発生するものがある。
【0003】このような電動ディスクブレーキにおい
て、電動モータの回転を直線運動に変換してピストンに
伝達する回転−直動変換機構としては、機械損失が少な
くかつ大きなピストン推進力すなわち制動力が得られる
ことから、ボールねじ機構が多く採用されている(例え
ば、特開昭60−206766号公報参照)。しかし、
汎用のボールねじ機構は、ボールを循環させるためのリ
ターンチューブを装備する必要があることから、その形
状が大型となり、キャリパの大型化が避けられない、と
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近、ボール
ねじ機構として、図6および図7に示すように、ねじ軸
1およびナット2のねじ溝3と4の間に収納されるボー
ル5をリテーナ6に保持させた、いわゆるリテーナ式ボ
ールねじ機構が開発されており(例えば、特開平11−
118015号公報参照)、これを、上記電動ディスク
ブレーキにおける回転−直動変換機構として用いること
で、上記した汎用のボールねじ機構の使用に伴う大型化
の問題を解消できることになる。しかしながら、従来の
リテーナ式ボールねじ機構においては、直動部としての
ねじ軸1および回転部としてのナット2に軸力または回
転力が加わっていない無負荷状態時に、振動等によって
リテーナ6が回転(空回り)して軸移動してしまう虞が
あり、この結果、リテーナ6とねじ軸1またはナット2
との相対位置が変化し、ねじ軸1の移動範囲が制限され
たり、あるいはボール5がナット2から離脱するなどの
不具合が発生する危険があった。
【0005】本発明は、上記した技術的背景に鑑みてな
されたものであり、その課題とするところは、リテーナ
式ボールねじ機構の安定した作動を保証し、もってキャ
リパの小型化に大きく寄与する電動ディスクブレーキを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ピストンと、電動モータと該電動モータ
の回転を直線運動に変換して前記ピストンに伝達する回
転−直動変換機構とを配設してなるキャリパを備え、前
記電動モータの回転に応じて前記ピストンを推進し、ブ
レーキパッドをディスクロータに押付けて制動力を発生
する電動ディスクブレーキであって、前記回転−直動変
換機構は、ボールをリテーナに保持させてなるリテーナ
式ボールねじ機構で構成され、該リテーナ式ボールねじ
機構には、無負荷状態時に前記リテーナの回転を規制す
る回転規制手段が設けられていることを特徴とする。こ
のように構成した電動ディスクブレーキにおいては、回
転規制手段がリテーナの回転を規制するので、無負荷状
態でリテーナが回転および軸移動する危険はなくなり、
リテーナとねじ軸またはナットとの相対位置が一定に維
持される。
【0007】本発明において、上記回転規制手段の形態
は任意であるが、少なくとも表層部に弾性体を配しかつ
ボールよりもわずか大きな直径を有する擬似ボールから
なり、前記擬似ボールがボールの一部に置換して複数配
置される構成とすることができる。また、この回転規制
手段は、ねじ軸およびナットのねじ溝内に設けられた歯
部と、リテーナに回動自在に支持され前記歯部に噛合す
る歯車とからなり、前記歯車がボールの一部に置換して
複数配置される構成とすることができる。さらに、この
回転規制手段は、ねじ軸およびナットのねじ溝の間の部
分に設けられた歯部とリテーナに回動自在に支持され前
記歯溝に噛合する歯車とからなり、前記歯車が前記ねじ
溝に沿って複数配置される構成とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図2は、本発明に係る電動ディスクブレー
キの全体的な構造を示したものである。図において、1
は、ディスクロータDより車両内側に位置する車両の非
回転部(ナックル等)に固定されたキャリア、2は、キ
ャリア1にディスクロータDの軸方向へ浮動可能に支持
されたキャリパ、3,4は、ディスクロータDの両側に
配置された一対のブレーキパッドであり、ブレーキパッ
ド3,4はディスクロータDの軸方向に移動可能にキャ
リア1に支持されている。キャリパ2は、爪部材5と、
この爪部材5にボルト(図示略)により結合された環状
の基体6と、この基体6にボルト7により結合されたモ
ータケース8とからなる組立型のキャリパ本体9を備え
ており、キャリパ本体9は、その爪部材5をディスクロ
ータDを跨いで配置する態様でキャリア1に摺動可能に
支持されている。
【0010】キャリパ2はまた、車両内側のブレーキパ
ッド4の背面に当接可能なピストン10と、電動モータ
11と、この電動モータ11の回転を直線運動に変換し
て前記ピストン10に伝えるリテーナ式ボールねじ機構
(回転−直動変換機構)12と、電動モータ11の回転
を減速して前記ボールねじ機構12に伝える減速機構1
3とを備えている。ピストン10は、ここではカップ形
状をなし、爪部材5の基端部に螺合したリングガイド1
4内に摺動可能に保持され、その前面を車両内側のブレ
ーキパッド4に近接させて位置決めされている。
【0011】電動モータ11は、モータケース8に嵌合
固定されたステータ15と、ステータ15内に配置され
た中空ロータ16とを備え、ロータ16は、モータケー
ス8および基体6に軸受17,18によって回動可能に
支持されている。電動モータ11は、コントローラ(図
示せず)からの指令でロータ16を所望トルクで所望角
度だけ回転させるように作動し、そのロータ16の回転
角は、ロータ16に固定したレゾルバロータ19と前記
モータケース8内の端板20に固定したレゾルバステー
タ21とからなる回転検出器22によって検出されるよ
うになっている。なお、モータケース8には、電動モー
タ11のステータ15および回転検出器22と前記コン
トローラとを接続する信号線23が取り回されている。
【0012】リテーナ式ボールねじ機構12は、電動モ
ータ11のロータ16の回転中心(軸心)C1上に配置
されたねじ軸24と、キャリパ本体9の環状基体6の内
周部にクロスローラ軸受25を介して回動可能に支持さ
れたナット26とを備えており、ねじ軸24とナット2
6とは、後に詳述するボールねじ部27を介して螺合さ
れている。ねじ軸24には角形の軸孔24aが設けられ
ており、この軸孔24aには前記モータケース8の端板
20から延ばしたロッド28の先端部が摺動可能に挿入
されている。すなわち、ねじ軸24は、ロッド28に摺
動可能にかつ回転不能に支持されており、常時はその先
端を前記ピストン10に当接させる状態に位置決めされ
ている。ここで、ボールねじ部27は、ナット26が、
図2の右方向から見て時計回りに回転するとき、ねじ軸
24が同図の左方向へ前進(直線移動)するように形成
されており、このねじ軸24の前進に応じてピストン1
0が推進し、車両内側のブレーキパッド4がディスクロ
ータDに押付けられるようになる。
【0013】一方、上記減速機構13は、電動モータ1
1のロータ16の、ディスクロータD側への延長端部に
一体に形成された偏心軸30と、この偏心軸30に軸受
31を介して回動可能に嵌装された偏心リング32と、
この偏心リング32と前記キャリパ本体9の基体6の内
周面との間に介装されたオルダム機構33と、偏心リン
グ32と前記ナット26との間に介装された歯車機構3
4とからなっている。オルダム機構33は偏心リング3
2の外周に形成された外歯歯車35とキャリパ本体9の
基体6の内周に形成された内歯歯車36とから、歯車機
構34は偏心リング32の外周に形成された外歯歯車3
7とナット26のスカート部内周に形成された内歯歯車
38とからそれぞれなっている。
【0014】上記オルダム機構33を構成する外歯歯車
35および内歯歯車36は、ピッチ円径は異なるが同じ
歯数を有し、一方、歯車機構34を構成する外歯歯車3
7および内歯歯車38は、ピッチ円径はもとより歯数も
異なっており、これにより偏心リング32は、オルダム
機構33の作動により偏心軸30の回転に応じて自転せ
ずに公転運動をし、この偏心リング32の公転運動に応
じて歯車機構44が作動して、ナット26がロータ16
と一定の回転比で回転するようになる。この場合、歯車
機構34を構成する外歯歯車37の歯数をz、内歯歯車
38の歯数をZとすると、ナット26はロータ16と一
定の回転比N{=(Z−z)/Z}をもって回転し、ナ
ット16が一回転するときのロータ16の回転数が減速
比α(=1/N)となる。なお、図2中、δは、ロータ1
6の回転中心C1 に対する偏心軸30の回転中心C2
偏心量を示している。
【0015】ここで、上記リテーナ式ボールねじ機構1
2を構成するボールねじ部27は、図1によく示される
ように、ねじ軸24のねじ溝40とナット26のねじ溝
41との間に収納される多数のボール(鋼球)42をリ
テーナ43に保持させた構造となっている。本電動ディ
スクブレーキにおいては、ねじ軸24の回転が規制され
ているため、ナット26が一回転すると、ねじ軸24は
ねじ溝40のリードL分だけ軸移動するが、この時のリ
テーナ43の回転はナット26に対して1/2回転とな
り、したがって、リテーナ43はねじ軸24の移動距離
の半分(1/2L)だけ軸移動するようになる。
【0016】しかして、本実施の形態におけるボールね
じ部27は、前記ボール42の一部を、ゴム、プラスチ
ック等の弾性体からなる擬似ボール44により置換した
構造となっている。この擬似ボール44は、前記ボール
42よりもわずか大きな直径を有しており、ねじ軸24
およびナット26に対してすべり抵抗を生じるようにな
っている。また、この擬似ボール44は、ねじ溝40、
41の螺旋方向に一定の間隔で点在するようにボール4
2と置換されており、これによりねじ軸24およびナッ
ト26に対して円周方向で均等にすべり抵抗がかかるよ
うになっている。
【0017】以下、上記のように構成した実施の形態の
作用について説明する。制動時には、コントローラ(図
示せず)からの指令で電動モータ11のロータ16が所
定のトルクで時計回りに回転すると、これと一体に偏心
軸30が回転し、偏心リング32が、オルダム機構33
により自転せずに公転運動をする。そして、この偏心リ
ング32の公転運動により、歯車機構34が作動し、ボ
ールねじ機構12のナット26がロータ16と一定の回
転比をもって回転し、これに応じてボールねじ部27の
ボール42および擬似ボール44がねじ溝40、41内
で転動し、ねじ軸24が前進する。
【0018】そして、上記ねじ軸24が前進する結果、
ピストン10が推進して、車両内側のブレーキパッド4
をディスクロータDに対して押付ける。すると、その反
力によってキャリパ2がキャリア1に対して移動(後
退)し、爪部材5が車両外側のブレーキパッド3をディ
スクロータDの外側面に押付け、これにより電動モータ
11のトルクに応じた制動力が発生する。本実施の形態
においては、電動モータ11のロータ16の回転が減速
機構13により十分に減速されるので、電動モータ11
に必要とされるトルクの低減が可能になり、その分、電
動モータ11の小型化ひいてはキャリパ本体9の小型化
を達成できる。一方、制動解除時には、電動モータ11
のロータ16を逆回転させると、ナット26も逆回転
し、これに応じてねじ軸24が元の位置まで後退し、ピ
ストン10がブレーキパッド4から離間してディスクロ
ータDへの押付け力が解除される。
【0019】ところで、非制動時には、ボールねじ機構
12のねじ軸24およびナット26には回転力も軸力も
作用していないので、例えば、振動を受けてねじ溝4
0、41内でボール42が転動し、リテーナ43が回転
(空回り)および軸移動しようとする。しかし、本実施
の形態においては、前記したようにボール42の一部
が、ねじ軸24およびナット26とに対してすべり抵抗
となる擬似ボール44により置換されているので、該擬
似ボール44によってリテーナ43の空回りが規制さ
れ、これによりリテーナ43とねじ軸24またはナット
26との相対位置が一定に維持される。すなわち、回転
力も軸力も作用しない無負荷状態においても、リテーナ
43が不動となっているのねじ軸24の移動範囲が制限
されたり、あるいはボール42がナット26から離脱す
るなどの不具合が発生することもなくなり、ボールねじ
機構12の作動は安定的に維持される。
【0020】本実施の形態においては特に、リテーナ4
3の回転を規制する回転規制手段としての擬似ボール4
4を、単に既存のボール42の一部に置換して設けるだ
けの構成となっているので、リテーナ式ボールねじ機構
12を構成するねじ軸24、ナット26、ボールねじ部
27には特別の設計変更を必要とせず、きわめて簡単に
ボールねじ機構12の安定化を達成することができる。
なお、この擬似ボール44は、その全体をゴム、プラス
チック等で製作してもよいが、鋼球を心材としてこの心
材の表面にコーティングによりゴムまたはプラスチック
層を設けた構成としてもよい。
【0021】ここで、上記リテーナ43の回転を規制す
る回転規制手段は、上記擬似ボール44に代えて、図3
〜図5に示すような種々の形態とすることができる。図
3に示した回転規制手段は、ねじ軸24のねじ溝40、
ナット26のねじ溝41の底部にそれぞれ形成された螺
旋状の歯部50、51と、リテーナ43に軸52を用い
て回動自在に支持され前記歯部50、51に噛合する複
数の歯車53とからなっている。歯車53は、前記擬似
ボール44(図1)と同様に、ねじ溝40、41の螺旋
方向に一定の間隔で点在するように前記ボール42と置
換して複数設けられている。この回転規制手段において
は、歯部50、51と歯車53との噛合いが抵抗となっ
て無負荷時におけるリテーナ43の空回りが規制され、
上記同様にリテーナ43とねじ軸24またはナット26
との相対位置が一定に維持される。
【0022】また、図4に示した回転規制手段は、ねじ
軸24のねじ溝40の相互間の外周部、ナット26のね
じ溝41の相互間の外周部にそれぞれ形成された螺旋状
の歯部60、61と、リテーナ43に軸62を用いて回
動自在に支持され前記歯部60、61に噛合する複数の
歯車63とからなっている。歯車63は、ねじ溝40、
41の螺旋方向に一定の間隔で点在するように複数設け
られている。この回転規制手段においても、図3に示し
たものと同様に、歯部60、61と歯車63との噛合い
が抵抗となって無負荷時におけるリテーナ43の空回り
が規制されるので、リテーナ43とねじ軸24またはナ
ット26との相対位置が一定に維持されるが、ねじ軸2
4およびナット26の外周部に歯部60、61を形成す
るので、ねじ溝40、41の底に歯部50、51を形成
する場合(図3)よりも、その加工は容易となる。
【0023】さらに、図5に示した回転規制手段は、ね
じ軸24のねじ溝40の相互間の平滑部、ナット26の
ねじ溝41の相互間の平滑部にそれぞれ形成された螺旋
状の歯部70、71と、リテーナ43に軸62を用いて
回動自在に支持され前記歯部70、71に噛合する一つ
または二つの歯車73とからなっている。歯車73は、
ねじ溝40、41の複数条(ここでは2条)を横断する
長さを有し、この歯車73が横断する部分では、ボール
42が省略されている。この回転規制手段によれば、図
4に示した回転規制手段と同様の効果を奏するほか、ね
じ溝40、41の相互間の平滑部の幅に余裕がない場合
にも適用でき、適用範囲がより拡大する。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る電動
ディスクブレーキによれば、ボールねじ機構に設けた回
転規制手段がリテーナの回転を規制するので、無負荷状
態でもリテーナとねじ軸またはナットとの相対位置が一
定に維持され、リテーナ式ボールねじ機構の作動が安定
して、装置に対する信頼性が著しく高まる。しかも、リ
テーナ式ボールねじ機構の使用によりキャリパの小型化
を達成できるので、車両への搭載性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動ディスクブレーキに用いるリ
テーナ式ボールねじ機構の一つの実施の形態を示す断面
図である。
【図2】本電動ディスクブレーキの全体的構造を示す断
面図である。
【図3】本電動ディスクブレーキに用いるリテーナ式ボ
ールねじ機構の他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】本電動ディスクブレーキに用いるリテーナ式ボ
ールねじ機構の、さらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図5】本電動ディスクブレーキに用いるリテーナ式ボ
ールねじ機構の、さらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図6】リテーナ式ボールねじ機構の一般的な構造を示
す一部断面として示す平面図である。
【図7】リテーナ式ボールねじ機構の一般的な構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 キャリア、 2 キャリパ 3、4 ブレーキパッド、 D ディスクロータ 10 ピストン、 11 電動モータ 12 ボールランプ機構 24 ねじ軸、 26 ナット 27 ボールねじ部 40、41 ねじ溝 42 ボール 43 リテーナ 44 擬似ボール 50、60、70 ねじ軸側の歯部 51、61、71 ナット側の歯部 53、63、73 歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 25/24 F16H 25/24 B 55/17 55/17 Z Fターム(参考) 3J030 AC02 BA01 BA10 CA10 3J058 AA43 AA48 AA53 AA63 AA69 AA73 AA78 AA87 BA53 BA55 BA67 CC15 CC63 EA15 EA32 3J062 AA60 AB01 AB22 AC07 BA12 CD13 CD62 CD63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンと、電動モータと該電動モータ
    の回転を直線運動に変換して前記ピストンに伝達する回
    転−直動変換機構とを配設してなるキャリパを備え、前
    記電動モータの回転に応じて前記ピストンを推進し、ブ
    レーキパッドをディスクロータに押付けて制動力を発生
    する電動ディスクブレーキであって、前記回転−直動変
    換機構は、ボールをリテーナに保持させてなるリテーナ
    式ボールねじ機構で構成され、該リテーナ式ボールねじ
    機構には、無負荷状態時に前記リテーナの回転を規制す
    る回転規制手段が設けられていることを特徴とする電動
    ディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 回転規制手段が、少なくとも表層部に弾
    性体を配しかつボールよりもわずか大きな直径を有する
    擬似ボールからなり、前記擬似ボールがボールの一部に
    置換して複数配置されることを特徴とする請求項1に記
    載の電動ディスクブレーキ。
  3. 【請求項3】 回転規制手段が、ねじ軸およびナットの
    ねじ溝内に設けられた歯部と、リテーナに回動自在に支
    持され前記歯部に噛合する歯車とからなり、前記歯車が
    ボールの一部に置換して複数配置されることを特徴とす
    る請求項1に記載の電動ディスクブレーキ。
  4. 【請求項4】 回転規制手段が、ねじ軸およびナットの
    ねじ溝の間の部分に設けられた歯部とリテーナに回動自
    在に支持され前記歯部に噛合する歯車とからなり、前記
    歯車が前記ねじ溝に沿って複数配置されることを特徴と
    する請求項1に記載の電動ディスクブレーキ。
JP2001054566A 2001-02-28 2001-02-28 電動ディスクブレーキ Pending JP2002257165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001054566A JP2002257165A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 電動ディスクブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001054566A JP2002257165A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 電動ディスクブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002257165A true JP2002257165A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18914879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001054566A Pending JP2002257165A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 電動ディスクブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002257165A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050543A1 (fr) * 2006-09-29 2008-05-02 Thk Co., Ltd. Dispositif à vis de corps de roulement
KR101271509B1 (ko) 2011-09-08 2013-06-05 주식회사 만도 전자 기계식 브레이크
JP2018502762A (ja) * 2014-12-11 2018-02-01 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動車のブレーキシステムの圧力生成装置のためのピストンアッセンブリ
CN109386581A (zh) * 2018-12-09 2019-02-26 扬州海通电子科技有限公司 一种细牙自锁型滚齿丝杠
CN110439457A (zh) * 2019-09-05 2019-11-12 西南石油大学 一种井下动力螺杆钻具

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050543A1 (fr) * 2006-09-29 2008-05-02 Thk Co., Ltd. Dispositif à vis de corps de roulement
US7771307B2 (en) 2006-09-29 2010-08-10 Thk Co., Ltd. Rolling element screw device
DE112007002103B4 (de) * 2006-09-29 2012-02-02 Thk Co., Ltd. Rollelement-Schraubspindelvorrichtung
KR101271509B1 (ko) 2011-09-08 2013-06-05 주식회사 만도 전자 기계식 브레이크
JP2018502762A (ja) * 2014-12-11 2018-02-01 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動車のブレーキシステムの圧力生成装置のためのピストンアッセンブリ
US10150459B2 (en) 2014-12-11 2018-12-11 Robert Bosch Gmbh Piston assembly for a pressure-generating device of a braking system of a motor vehicle
CN109386581A (zh) * 2018-12-09 2019-02-26 扬州海通电子科技有限公司 一种细牙自锁型滚齿丝杠
CN109386581B (zh) * 2018-12-09 2024-01-23 扬州海通电子科技有限公司 一种细牙自锁型滚齿丝杠
CN110439457A (zh) * 2019-09-05 2019-11-12 西南石油大学 一种井下动力螺杆钻具
CN110439457B (zh) * 2019-09-05 2021-07-06 西南石油大学 一种井下动力螺杆钻具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1165985B1 (en) Actuator having compact gear reduction
US8827051B2 (en) Electric linear-motion actuator and electric brake assembly
JP5282998B2 (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
US7810616B2 (en) Electric direct-acting actuator and electric brake device
US6491140B2 (en) Electric disc brake
JP5257764B2 (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
KR20020073502A (ko) 액츄에이터 및 브레이크 캘리퍼
JP5496836B2 (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ディスクブレーキ装置
JP4032386B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2002257165A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2011179542A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2007127205A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2005133863A (ja) 制動装置
JP4501021B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP4692795B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2009041581A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2011172379A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2008286386A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2008039169A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2007205400A (ja) ディスクブレーキ
JP5440923B2 (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2008089029A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP4446834B2 (ja) 電動式ブレーキ装置
JP2006112476A (ja) 電動式ブレーキ装置
JP2011179539A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041129