JP2002242966A - 電動ブレーキ装置 - Google Patents

電動ブレーキ装置

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JP2002242966A JP2001040040A JP2001040040A JP2002242966A JP 2002242966 A JP2002242966 A JP 2002242966A JP 2001040040 A JP2001040040 A JP 2001040040A JP 2001040040 A JP2001040040 A JP 2001040040A JP 2002242966 A JP2002242966 A JP 2002242966A
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    • F16C2361/45Brakes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転−直動変換機構の回転部を比較的小型の
クロスローラ軸受を用いて安定的に支持できるように
し、もって、キャリパの小型化に大きく寄与する電動ブ
レーキ装置を提供する。 【解決手段】 ピストンと、電動モータと、該電動モー
タの回転を直線運動に変換して前記ピストンに伝達する
回転−直動変換機構とを配設してなるキャリパを備え、
前記電動モータの回転に応じて前記ピストンを推進し、
ブレーキパッドをディスクロータに押付ける電動ブレー
キ装置であって、前記回転−直動変換機構の回転部が、
クロスローラ軸受30を介してキャリパ本体に支持され
るものにおいて、前記クロスローラ軸受30は、前記ブ
レーキパッドをディスクロータに押付けた際の押付け反
力により生じるアキシャル方向荷重を受けるコロ55A
の数を、これにクロスするコロ55Bの数よりも多く設
け、一方向に発生する大きなアキシャル方向荷重を効率
よく受止めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータのトル
クによって制動力を発生させる電動ブレーキ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電動ブレーキ装置としては、キャリパ本
体内にピストンと、電動モータと、該電動モータの回転
を直線運動に変換して前記ピストンに伝達する回転−直
動変換機構とを配設してなるキャリパを備え、前記電動
モータの回転に応じて前記ピストンを推進し、ブレーキ
パッドをディスクロータに押付けて制動力を発生するも
のがある。
【0003】このような電動ブレーキ装置において、電
動モータの回転を直線運動に変換して前記ピストンに伝
達する回転−直動変換機構としては、大きなピストン推
進力すなわち制動力が得られることから、ボールねじ機
構、ボールランプ機構等が多く採用されている(例え
ば、特開2000−346109号公報参照)が、これ
ら機構を円滑に作動せしめるには、各機構の回転部の円
滑な回転を保証しなければならない。しかるに、この回
転部には、制動力の発生に応じてアキシャル方向の荷重
が作用するため、アキシャルおよびラジアルの双方向の
荷重に耐える支持構造(軸受構造)とする必要があり、
現在、クロスローラ軸受の使用が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クロスローラ軸受は、
円筒状または円柱状のコロを、リテーナを介して交互に
クロスする状態で内輪と外輪との間に配置した構造とな
っており、クロスして配置したコロが、内輪および外輪
に形成されたV字状溝の相対向する傾斜面間で転動する
ことで、アキシャル(前後2方向)およびラジアル方向
の荷重を支えるようになっている(例えば、特開平5−
96463号公報参照)。しかしながら、上記した電動
ブレーキ装置においては、例えば急制動時には大きなア
キシャル方向の荷重が軸受に作用するため、これに耐え
るには、寸法の大きい大型のクロスローラ軸受を使用せ
ざるを得ず、その分、キャリパが大型化して車両への搭
載性が悪化するという問題があった。
【0005】本発明は、上記した技術的背景に鑑みてな
されたものであり、その課題とするところは、回転−直
動変換機構の回転部を比較的小型のクロスローラ軸受を
用いて安定的に支持できるようにし、もって、キャリパ
の小型化に大きく寄与する電動ブレーキ装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、キャリパ本体内にピストンと、電動モー
タと、該電動モータの回転を直線運動に変換して前記ピ
ストンに伝達する回転−直動変換機構とを配設してなる
キャリパを備え、前記電動モータの回転に応じて前記ピ
ストンを推進し、ブレーキパッドをディスクロータに押
付けて制動力を発生する電動ブレーキ装置であって、前
記回転−直動変換機構の回転部が、クロスローラ軸受を
介して前記キャリパ本体に支持されるものにおいて、前
記クロスローラ軸受は、前記ブレーキパッドをディスク
ロータに押付けた際の押付け反力により生じるアキシャ
ル方向荷重を主として受けるように配置されたコロの数
を、これにクロスして配置されたコロの数よりも多くし
たことを特徴とする。このように構成した電動ブレーキ
装置においては、ピストンを推進しブレーキパッドをデ
ィスクロータに押付けた際の押付け反力により生じるア
キシャル方向荷重を主として受けるコロの数が、これに
クロスするコロの数よりも多いので、急制動時のように
大きなアキシャル方向荷重が作用しても、クロスローラ
軸受はこの荷重を安定して受止め、結果として、クロス
ローラ軸受を大型化する必要はなくなる。本発明におい
て、上記クロスローラ軸受は、ピストンを推進した際の
押付け反力により生じるアキシャル方向荷重を受けるコ
ロを、これにクロスするコロを挟んで円周方向に等分に
配置している構造とするのが望ましく、これによりアキ
シャル方向荷重を均等に受けることができ、安定性が向
上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図2は、本発明に係る電動ブレーキ装置の
全体的な構造を形態を示したものである。これらの図に
おいて、1は、ディスクロータDより車両内側に位置す
る車両の非回転部(ナックル等)に固定されたキャリ
ア、2は、キャリア1にディスクロータDの軸方向へ浮
動可能に支持されたキャリパ、3,4は、ディスクロー
タDの両側に配置された一対のブレーキパッドであり、
ブレーキパッド3,4はディスクロータDの軸方向に移
動可能にキャリア1に支持されている。キャリパ2は、
爪部材5と、この爪部材5にボルト(図示略)により結
合された環状の基体6と、この基体6にボルト7により
共に結合されたリング状支持板8およびモータケース9
とからなる組立型のキャリパ本体10を備えており、キ
ャリパ本体10は、その爪部材5をディスクロータDを
跨いで配置する態様でキャリア1に摺動可能に支持され
ている。
【0009】キャリパ2はまた、車両内側のブレーキパ
ッド4の背面に当接可能なピストン11と、電動モータ
12と、この電動モータ12の回転を直線運動に変換し
て前記ピストン11に伝えるボールランプ機構(回転−
直動変換機構)13と、電動モータ12の回転を減速し
て前記ボールランプ機構13に伝える差動減速機構14
とを備えている。
【0010】上記ピストン11は、大径の本体部15と
小径の軸部16とを連設してなっており、その本体部1
5が車両内側のブレーキパッド4に近接して配置されて
いる。ピストン11の軸部16には角形の軸穴16aが
設けられており、ピストン11は、その軸穴16aに前
記モータケース9の端板17から延ばしたロッド18の
先端部を挿入させることにより、該ロッド18に摺動可
能にかつ回転不能に支持されている。なお、ピストン1
1の本体部15とキャリパ本体10の爪部材5との間に
は、キャリパ本体10内を外部から閉塞するゴム製のカ
バー19が張設されている。
【0011】上記電動モータ12は、モータケース9に
嵌合固定されたステータ20と、ステータ20内に配置
された中空ロータ21とを備え、ロータ21は、モータ
ケース9および支持板8に軸受22,23によって回動
可能に支持されている。電動モータ12は、コントロー
ラ(図示せず)からの指令でロータ21を所望トルクで
所望角度だけ回転させるように作動し、そのロータ21
の回転角は、ロータ21に固定したレゾルバロータ24
と前記モータケース9の端板17に固定したレゾルバス
テータ25とからなる回転検出器26によって検出され
るようになっている。なお、モータケース9には、電動
モータ12のステータ20および回転検出器26と前記
コントローラとを接続する信号線27が取り回されてい
る。
【0012】回転−直動変換機構としてのボールランプ
機構13は、キャリパ本体10の環状基体6の内周部に
後述のクロスローラ軸受30を介して回動可能に支持さ
れたリング状第1ディスク31と前記ピストン10の軸
部16に螺合されたリング状第2ディスク32と、両デ
ィスク31と32との間に介装されたボール33とを備
えている。
【0013】上記ボール33は、第1ディスク31およ
び第2ディスク32の対向面に、それぞれ円周方向に沿
って円弧状に形成された3つのボール溝34と35との
間に装入されている。ボール溝34,35は、それぞれ
同方向に傾斜して、等しい中心角(例えば90°)の範囲
で等間隔に配置されており、いま、第1ディスク31が
第2ディスク32に対して、図2の右方向から見て時計
回りに回転するとき、第2ディスク32が同図の左方向
へ前進(直線移動)する。この時、第2ディスク32と
前記ピストン11の軸部16との間の螺合部にはかなり
の抵抗があり、これにより第2ディスク32は回転しな
いで前進し、これに応じてピストン11が前進(推進)
し、車両内側のブレーキパッド4をディスクロータDに
対して押付けるように作動する。
【0014】一方、第2ディスク32の、ピストン11
の軸部16に螺合された部分にはモータケース9の端板
17側へ大きく延長する延長筒部36が連設されてお
り、この延長筒部36内には、前記ロッド18に一端が
係止され、該延長筒部36を介して常時は第2ディスク
32を第1ディスク31側へ付勢する皿ばね37が配設
されている。これにより、ボールランプ機構13のボー
ル33は2つのディスク31と32との間に強圧され、
第1ディスク31が第2ディスク32に対して、図2の
右方向から見て反時計回りに回転するとき、第2ディス
ク32が同図の右方向へ後退し、ピストン11がブレー
キパッド4から離間するようになる。なお、第2ディス
ク32の延長筒部36の周りには、ブレーキパッド4の
摩耗にピストン11を追従させるリミッタ機構38が配
設されている。
【0015】差動減速機構14は、電動モータ12のロ
ータ20の、ディスクロータD側への延長端部に形成さ
れた偏心軸40、この偏心軸40に軸受41を介して回
動可能に嵌装された偏心板42、この偏心板42と前記
キャリパ本体10の支持板8との間に介装されたオルダ
ム機構43および偏心板42と前記ボールランプ機構1
3の第1ディスク31との間に介装されたサイクロイド
ボール減速機構44からなっている。偏心板42は、前
記オルダム機構43の作動により偏心軸40の回転に応
じて自転せずに公転運動をし、一方、この偏心板42の
公転運動に応じてサイクロイドボール減速機構44が作
動して、ボールランプ機構13の第1ディスク31がロ
ータ21と一定の回転比で回転するようになる。なお、
図2中、O1 はロータ21の回転中心を、O2 は偏心軸
40の回転中心を、δは両者の偏心量をそれぞれ示して
いる。
【0016】ここで、上記ボールランプ機構13の第1
ディスク(回転部)31を支持するクロスローラ軸受3
0は、図1によく示されるように、第1ディスク31に
嵌合される内輪50と、キャリパ本体10の基体6に嵌
合される外輪51と、内輪50および外輪51に形成し
たV字状溝52、53内にリテーナ54を介して配置さ
れた複数のコロ55とからなっている。複数のコロ55
は、内輪50のV字状溝52の、上記ブレーキパッド4
に近い側の傾斜面52aと外輪51のV字状溝53の、
ブレーキパッド4から遠い側の傾斜面53bとの間で転
動する第1コロ55Aと、内輪50のV字状溝52の、
ブレーキパッド4に遠い側の傾斜面52bと外輪51の
V字状溝53の、ブレーキパッド4に近い側の傾斜面5
3aとの間で転動する第2コロ55Bとにグループ分け
されている。しかして、このクロスローラ軸受30は、
第2コロ55Bの数よりも第1コロ55Aの数が多くな
るように両者の数量比を設定すると共に、第1コロ55
Aが第2コロ55Bを挟んで円周方向に等分に配置され
るように両者の配列を設定している。図示例では、第1
コロ55Aと第2コロ55Bとの数量比が2:1に設定
され、かつ2個の第1コロ55Aの間に1個の第2コロ
55Bが配置される構造となっている。これにより、前
記ピストン11を推進して車両内側のブレーキパッド4
をディスクロータDに押付けた際の押付け反力により生
じるアキシャル方向荷重は、数の多い第1コロ55Aに
作用することになり、本クロスローラ軸受30は、大き
なアキシャル方向荷重にも十分に耐えるものとなってい
る。
【0017】以下、上記のように構成した実施の形態の
作用について説明する。制動時には、コントローラ(図
示せず)からの指令で電動モータ12のロータ21が所
定のトルクで時計回りに回転すると、これと一体に偏心
軸40が回転し、偏心板42が、オルダム機構43によ
り自転せずに公転運動をする。そして、この偏心板42
の公転運動により、サイクロイドボール減速機構44が
作動し、ボールランプ機構13の第1ディスク31がロ
ータ21と一定の回転比をもって回転する。一方、第2
ディスク32は、ピストン11の軸部16に対する螺合
部の抵抗により回転が規制されているので、前記第1デ
ィスク31の回転に応じて前進する。
【0018】この時、上記サイクロイドボール減速機構
44における、偏心板42側のサイクロイド溝の基準円
の直径をd、第1ディスク31側のサイクロイド溝の基
準円の直径をDとすると、ボールランプ機構13の第1
ディスク31はロータ21と一定の回転比N{=(D−
d)/D}をもって回転する。この場合、第1ディスク
31が一回転するときのロータ21の回転数が減速比α
(=1/N)となる。そして、ロータ21が、ある角度θ
だけ回転すると、第1ディスク21の回転角θ A はθ/
αとなり、ボールランプ機構13のボール溝34、35
の傾斜(リード)をLとすると、第2ディスク32はδ
{=(L/360)×(θ/α)}だけ前進することになる。
【0019】そして、上記ボールランプ機構13の第2
ディスク32が前進する結果、ピストン11が推進し
て、車両内側のブレーキパッド4をディスクロータDに
対して押付け、その反力によってキャリパ2がキャリア
1に対して移動し、爪部材5が車両外側のブレーキパッ
ド3をディスクロータDの外側面に押付け、これにより
電動モータ12のトルクに応じた制動力が発生する。し
かして、車両内側のブレーキパッド4をディスクロータ
Dに押付けた際、その押付け反力により大きなアキシャ
ル方向荷重が発生するが、上記したようにボールランプ
機構13の回転部である第1ディスク31を支承するク
ロスローラ軸受30は、数の多い第1コロ55Aでその
アキシャル方向の荷重を受けるので、その耐圧容量は十
分となり、第1ディスク31の円滑な回転が保証され
る。
【0020】本実施の形態においては特に、前記第1コ
ロ55Aを、これにクロスする第2コロ55Bを挟んで
円周方向に等分に配置しているので、アキシャル方向荷
重を均等に受けることができ、クロスローラ軸受30ひ
いては第1ディスク31に傾きが生じることもない。し
かも、電動モータ12のロータ21の回転が差動減速機
構14により十分に減速されるので、電動モータ12に
必要とされるトルクの可及的低減が可能になり、その
分、電動モータ12の小型化ひいてはキャリパ本体10
の小型化を達成できる。制動解除時には、電動モータ1
2のロータ21を逆回転させると、皿ばね37の付勢力
により第2ディスク32およびピストン11が一体的に
後退し、ディスクロータDへの押付け力が解除される。
【0021】なお、上記実施の形態においては、電動モ
ータ12の回転を直線運動に変換してピストン11に伝
達する回転−直動変換機構としてボールランプ機構13
を用いたが、この回転−直動変換機構はボールねじ機構
を用いてもよいことはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る電動
ブレーキ装置によれば、回転−直動変換機構の回転部を
支持するクロスローラ軸受のコロの数に、方向により差
をつけたので、一方向に大きなアキシャル方向荷重が作
用しても、この荷重を安定してかつ効率よく受止めるこ
とができ、クロスローラ軸受を大型化する必要がなくな
って、その分、キャリパの小型化を達成でき、車両への
搭載性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動ブレーキ装置に用いるクロス
ローラ軸受の構造を一部開放して示す斜視図である。
【図2】本電動ブレーキ装置の全体的構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 キャリア 2 キャリパ 3、4 ブレーキパッド D ディスクロータ 10 キャリパ本体 11 ピストン 12 電動モータ 13 ボールランプ機構(回転−直動変換機構) 14 差動減速機構 30 クロスローラ軸受 50 内輪 51 外輪 52、53 V字状溝 54 リテーナ 55 コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA43 AA48 AA53 AA63 AA69 AA73 AA78 AA87 BA68 CC15 CC63 DB20 FA01 GA92 3J101 AA13 AA26 AA33 AA42 AA54 AA62 BA13 BA53 BA54 BA55 FA31 FA53 GA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリパ本体内にピストンと、電動モー
    タと、該電動モータの回転を直線運動に変換して前記ピ
    ストンに伝達する回転−直動変換機構とを配設してなる
    キャリパを備え、前記電動モータの回転に応じて前記ピ
    ストンを推進し、ブレーキパッドをディスクロータに押
    付けて制動力を発生する電動ブレーキ装置であって、前
    記回転−直動変換機構の回転部が、クロスローラ軸受を
    介して前記キャリパ本体に支持されるものにおいて、前
    記クロスローラ軸受は、前記ブレーキパッドをディスク
    ロータに押付けた際の押付け反力により生じるアキシャ
    ル方向荷重を主として受けるように配置されたコロの数
    を、これにクロスして配置されたコロの数よりも多くし
    たことを特徴とする電動ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 クロスローラ軸受が、ブレーキパッドを
    ディスクロータに押付けた際の押付け反力により生じる
    アキシャル方向荷重を受けるコロを、これにクロスする
    コロを挟んで円周方向に等分に配置していることを特徴
    とする請求項1に記載の電動ブレーキ装置。
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