JP2007278450A - 運動変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化されると共に、位置精度が向上した運動変換装置を提供する。
【解決手段】入力軸10と、入力軸10に偏心して公転する外歯歯車20と、外歯歯車20と僅少の歯数差を有し外歯歯車20が内接噛合する内歯歯車30と、外歯歯車20の自転成分のみを取り出すディスク50とを含む減速機構300と、ディスク50の外周を囲む固定円筒部33とを備え、ディスク50の外周と固定円筒部33の内周には、互いに螺合し、ディスク50がその回転量に伴って入力軸10方向に移動自在に支持されるための雄ねじ部54、雌ねじ部34が形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転運動を直線運動に変換する運動変換装置に関する。
従来、入力軸と、入力軸の回転によって回転する偏心体と、偏心体に取り付けられ揺動する外歯歯車と、外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、外歯歯車の自転成分のみを取り出す取出部材を介して連結された出力軸とを備えた減速機が知られている(特許文献1参照)。
このような減速機によって、入力軸の回転を減速して出力軸に伝えることが可能となる。
また、このような減速機の出力軸に出力された回転出力を、入力軸方向の直線運動として出力するためには、上記の減速機に、回転出力を直線運動に変換するための機構を別途取り付ける必要がある。上記減速機に、回転出力を直線運動に変換するための機構を取り付けることにより、回転出力は減速されているので、入力軸方向での位置精度を向上することができる。これにより、入力軸方向の運動が伝達された部材についても、入力軸方向での位置精度が向上される。
特許第3034630号公報
しかし、上記減速機に、回転出力を入力軸方向の運動に変換するための機構を取り付けると、装置全体が大型化する。このため、小型化が要請される電子機器への採用は困難であった。
そこで本発明は、小型化されると共に、位置精度が向上した運動変換装置を提供することを目的とする。
上記目的は、入力軸に偏心して揺動する外歯歯車と、前記外歯歯車と僅少の歯数差を有し前記外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の自転成分のみを取り出す取出部材とを含む減速機構と、前記取出部材の外周を覆う固定円筒部材とを備え、前記取出部材の外周と前記固定円筒部材の内周には、互いに螺合し、前記取出部材がその回転量に伴って前記入力軸方向に移動自在に支持されるためのねじ部が形成されている運動変換装置によって達成できる。
この構成により、取出部材の回転出力は直接入力軸方向の運動に変換されるため、減速機構と回転出力を入力軸方向の運動に変換する機構とを個別に設けた場合と比較し、装置全体を小型化することができる。また、取出部材には、減速機構により減速されて回転出力がなされるため、取出部材の微小な回転により、取出部材の入力軸方向での位置精度を向上させることができる。
また、この減速機構は、入力軸に偏心して揺動する外歯歯車と、外歯歯車と僅少の歯数差を有し外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、外歯歯車の自転成分のみを出力する取出部材とから構成されるため、外歯歯車の歯数と内歯歯車の歯数とを変更することにより、減速比を容易に大きくすることができる。従って、減速比を大きくすることにより、取出部材の回転量を更に微小なものとし、取出部材の入力軸方向での位置精度を向上させることができる。
また、上記構成において、前記取出部材は、前記外歯歯車に対向する面の裏面に被押圧部材を押圧するための押圧部が形成されている、構成を採用できる。
この構成により、取出部材の入力軸方向での位置精度を向上させることができるので、取出部材に押圧される被押圧部材の位置精度についても向上することができる。
また、前述したように減速機構は、入力軸に偏心して揺動する外歯歯車と、外歯歯車と僅少の歯数差を有し外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、外歯歯車の自転成分のみを出力する取出部材とから構成されるため、取出部材に高いトルクで回転出力を取出すことができ、より安定して被押圧部材を押圧することができる。
また、上記構成において、前記円筒部材と前記内歯歯車とは一体に形成されている、構成を採用できる。
このような構成により、運動変換装置を構成する部品数を減らし、組立工程も簡易化することが出来る。
また、上記構成において、前記減速機構を位置決めする表面と、前記入力軸に駆動力を伝達するモータを位置決めする裏面とを備える位置決め板を備え、前記位置決め板と前記内歯歯車とは一体に形成されている、構成を採用できる。
このような構成によっても、運動変換装置を構成する部品数を減らし、組立工程も簡易化することが出来る。
また、上記構成において、前記入力軸に回転駆動力を与えるロータと、前記外歯歯車を前記入力軸に偏心して揺動させるための偏心体とを備え、前記ロータと前記偏心体とは一体に形成される、構成を採用できる。
このような構成により、ロータと偏心体との組み付け公差によるガタの発生を抑制でき、入力軸方向での位置精度が向上する。また部品数を減らし、組立工程も簡易化することが出来る。
また、上記構成において、前記入力軸は、前記偏心体と係合し前記取出部材に形成された貫通孔に貫通すると共に、前記被押圧部材に形成されたガイド孔に係合して前記被押圧部材の移動方向をガイドする、構成を採用できる。
このような構成により、入力軸は一の部材でロータと一体に形成された偏心体と係合すると共に、被押圧部材の移動方向をガイドすることができ、部品数を減らし、組立工程を簡易化することが出来る。
また、上記構成において、前記被押圧部材は、光軸方向に移動自在にレンズを保持するレンズホルダである、構成を採用できる。
この構成により、前記運動変換装置を、レンズ駆動装置に適用することにより、光軸方向でのレンズの位置精度を確保することができる。
本発明によれば、小型化されると共に、位置精度が向上した運動変換装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1及び図2を参照しながら、本発明に係る運動変換装置の構成について説明する。図1は、運動変換装置1の斜視図である。図2は、運動変換装置1の断面図である。
図1及び図2に示すように、運動変換装置1は、入力軸10、偏心体11、入力軸10に偏心して揺動する外歯歯車20、外歯歯車20と僅少の歯数差を有し外歯歯車20が内接噛合する内歯歯車30、外歯歯車20の自転成分のみが出力されるディスク(取出部材)50、位置決め板70、ロータ80、ステータ90、コイル100、モータカバー110とを備える。尚、モータ200は、入力軸10、ロータ80、ステータ90、コイル100、モータカバー110から構成される。減速機構300は、入力軸10、偏心体11、外歯歯車20、内歯歯車30、ディスク50を含む。
入力軸10は、コイル100に通電されて回転するロータ80の回転により一体的に回転する。入力軸10は、位置決め板70に形成された入力軸用の穴を貫通して軸支されている。また、入力軸10は、軸端部において偏心体11を介して外歯歯車20と連結して外歯歯車20を入力軸10の回転方向に回転させる。
外歯歯車20には、その外周にトロコイド系歯形(トロコイドの特殊解であるサイクロイド部分が用いられるときの円弧歯形)の外歯21が形成されている。外歯21は、内歯歯車30の内歯31と内接噛合している。また、外歯歯車20の外歯21には、外歯歯車20の平面から垂直方向に延伸するようにピン22が形成されている。ピン22は、ディスク50に形成されたピン穴52に遊嵌される。
偏心体11は、入力軸10に対して偏心しており、入力軸10と一体に回転する。また、偏心体11は、外歯歯車20に嵌合している。
内歯歯車30は、その内周に内歯31が形成されている。内歯31には外歯歯車20の外歯21が内接噛合している。内歯歯車30は、位置決め板70上に一体に形成されている。内歯歯車30には、その外周の一部に、入力軸10方向に延伸してディスク50の外周を囲むように、固定円筒部33が形成されている。
固定円筒部33の内周には、雌ねじ部(ねじ部)34が形成されている。
また、固定円筒部33と内歯歯車30と位置決め板70とは一体に形成されている。これにより、運動変換装置1を構成する部品数を減らし、組立工程も簡易化することが出来る。
ディスク50には、その外周に固定円筒部33の内周に形成された雌ねじ部34と螺合する雄ねじ部(ねじ部)54が形成されている。また、ディスク50には、ピン22を遊嵌するピン穴52が形成されている。この固定円筒部33に形成された雌ねじ部34と、ディスク50の外周に形成された雄ねじ部54とは、ディスク50がその回転量に伴って入力軸10方向に移動自在に支持されるための機能を有するねじ部を構成している。詳しくは後述する。
また、ディスク50には、被押圧部材を押圧するための押圧部55が形成されている。押圧部55は、外歯歯車20に対向する面の裏面に、入力軸方向に突出して形成されている。
ステータ90には、コイル100が巻回されている。
モータカバー110は、位置決め板70に固定されることにより入力軸10を回転可能に支持すると共に、コイル100が巻回されたステータ90を保持する。
図2に示すように、位置決め板70には、入力軸10が貫通する入力軸軸支用の穴が形成されている。これにより、入力軸10は位置決め板70により位置決めされる。また、位置決め板70には、コイル100が巻回されたステータ90及びモータカバー110を位置決めするための、共に不図示の位置決めガイド部が形成されている。これにより、モータ200が位置決めされる。
以上のように、位置決め板70は、減速機構300とモータ200とに挟まれ、表面に減速機構300を位置決めする。また、裏面に、入力軸10に駆動力を伝達するモータ200を位置決めする。これにより、減速機構300とモータ200とを、一の部材で位置決めをすることができる。従って、モータ200を含めた運動変換装置1の入力軸10方向の厚みを減少することができる。また、一の部材で、減速機構300とモータ200とを位置決めすることができるので、組み付け性が向上し、これに伴い製造コストも低減する。
尚、コイル逃げ穴部71は、コイル100の厚みを逃がす機能を有する。これにより、運動変換装置1の入力軸10方向の厚みを減少することができる。また、位置決め板70には、運動変換装置1を位置決めするための取り付けガイド部72を有する。
次に、図3及び図4を用いて、運動変換装置1の作用について説明する。図3は、ディスク50の構成を示した図である。図4は、内歯歯車30と外歯歯車20との構成を示した図である。
図3に示すように、ピン穴52にピン22が遊嵌されている。入力軸10が回転すると、入力軸10に圧入されている偏心体11が回転し、偏心体11に嵌合されている外歯歯車20が回転する。これにより、ピン22を介してディスク50に外歯歯車20の自転成分が出力される。従って、外歯歯車20の回転に伴ってディスク50が回転駆動する。また、ピン穴52によって、外歯歯車20の、後述する公転成分が吸収される。
また、図4に示すように、外歯歯車20は、入力軸10の軸心に対して偏心して回転する。入力軸10が1回転すると、それに伴って偏心体11が1回転する。この偏心体11の回転により外歯歯車20も偏心して回転する。外歯歯車20は、内歯歯車30との噛合により、その自由な自転が拘束され、公転成分をもつ自転運動を行う。
このときの偏心量ΔEとすると、外歯歯車20は、軸心から半径ΔEに相当する円周上を公転する。この結果、外歯歯車20と内歯歯車30との噛合位置が順次ずれてゆき、入力軸10が1回転したところで、外歯歯車20は内歯歯車30との僅少の歯数差分(この実施形態の場合、8−7=1)だけ位相がずれる。これは、入力軸10の1回転が、外歯歯車20の−1/7回転に減速されたことを意味する(マイナスは逆回転を示す)。
以上のように、ディスク50には、外歯歯車20の自転成分のみが出力される。これにより、入力軸10とディスク50との間で、減速比−1/7の減速が達成される。
このように、減速機構300は、外歯歯車20の歯数と内歯歯車30の歯数を増やすことにより、減速比を容易に大きくすることができる。また、減速比を大きくすることにより、ディスク50に高いトルクで回転出力することができる。
図5は、入力軸10のモータ200から離れる方向にディスク50が移動した場合の運動変換装置1の斜視図である。
以上のように、ディスク50の回転出力は直接入力軸10方向の運動に変換されるため、減速機構300と回転出力を入力軸方向の運動に変換する機構とを個別に設けた場合と比較し、装置全体を小型化することができる。特に、入力軸10方向の厚みを減少することができる。
また、ディスク50には、減速された回転出力がなされるため、ディスク50を微小に回転させることができ、ディスク50の入力軸10方向での位置精度を向上させることができる。
また、この減速機構300は、入力軸10と、入力軸10に偏心して公転する外歯歯車20と、外歯歯車20と僅少の歯数差を有し外歯歯車20が内接噛合する内歯歯車30と、外歯歯車20の自転成分のみを出力するディスク50とから構成されるため、外歯歯車20の歯数と内歯歯車30の歯数を変更することにより、減速比を容易に大きくすることができる。従って、減速比を大きくすることにより、ディスク50の回転量を更に微小に制御でき、ディスク50の入力軸10方向での位置精度を向上させることができる。
また前述したようにディスク50は、外歯歯車20に対向する面の裏面に被押圧部材を押圧するための押圧部55が形成されている。
この構成により、ディスク50の入力軸10方向での位置精度を向上させることができるので、ディスク50に押圧される被押圧部材の位置精度についても向上することができる。
また、前述したように外歯歯車20の歯数と内歯歯車30の歯数を変更することにより、減速比を容易に大きくすることができる。減速比を大きくすることにより、ディスク50の回転量を更に微小に制御でき、ディスク50の入力軸10方向での位置精度を向上させることができる。
また、固定円筒部33の内周に形成された雌ねじ部34及ディスク50の外周部に設けられた雄ねじ部54の条数を変更することによりディスク50の入力軸10方向の移動量を変更することができる。前記条数と前述した外歯歯車20と歯歯車30の歯数の組み合わせにより、前記移動量を多数設定することができる。
また、運動変換装置1の変形例として、図6に示すように、固定円筒部33aの内周にカム溝34aを形成し、前記カム溝34aに摺動可能に係合するカムフォロアー54aを設けることにより、前記移動量を任意に設定することができる。
次に、この運動変換装置1を、カメラ用のレンズ駆動装置として採用した場合について説明する。
図7は、運動変換装置1をカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の正面図である。
運動変換装置1は、被押圧部材としてレンズホルダ400を押圧する。このレンズホルダ400は、撮像素子(不図示)へ導光するレンズ410を、光軸方向(図7の紙面に対して垂直方向)に移動自在に保持する。また、レンズホルダ400には、レンズホルダ400の光軸方向の移動をガイドするためのガイド穴420が形成されており、ガイド穴420にガイド棒(不図示)に摺動可能に係合している。また、レンズホルダ400には、押し当て部430が形成されている。
図8は、運動変換装置1をカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の断面図である。
ディスク50の押圧部55は、レンズホルダ400の押し当て部430に当接する。また、押圧部55は、摺動性のよい材料で形成されている。
また、レンズホルダ400は、ばね等の弾性部材440によって運動変換装置1側に付勢されている。尚、図8において弾性部材440については簡略化して示している。
ディスク50は、出力される回転に伴って光軸方向(入力軸10方向)に移動するため、レンズホルダ400を光軸方向に移動させることができる。詳細には、ディスク50が回転して、被写体側(図7において紙面手前側)に移動する場合には、押圧部55が押し当て部430を押圧して、レンズホルダ400を被写体側に駆動させる。
ディスク50が回転して、入力軸10側に移動する場合には、レンズホルダ400は弾性部材440によって運動変換装置1側に付勢されているため、押し当て部430が押圧部55に当接した状態のまま、レンズホルダ400は、被写体側と反対側に移動する。
このように、運動変換装置1を、カメラ用のレンズ駆動装置として採用することにより、光軸方向でのレンズの位置精度を向上することができる。
特に、小型カメラにおいては、レンズを駆動させるための装置に付いても小型化が要請されるため、本発明のような運動変換装置1は好適である。
次に、実施例2に係る運動変換装置について説明する。尚、実施例1の運動変換装置1と同様の部分には、同一の符号を付することで重複する説明を省略する。図9は、実施例2に係る運動変換装置1aをカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の断面図である。図10は、実施例2に係る運動変換装置1aをカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の正面図である。
図9に示すように、偏心体11aと軸受部11bとロータ80とはインサート成形により一体に形成される。これにより、ロータ80と偏心体11aと入力軸10aとの組み付け公差によるガタの発生を抑制できる。このため、偏心体11aは、外歯歯車20をスムーズに揺動回転させることができる。
また、入力軸10aは、ロータ80と一体に形成された偏心体11aと摺動可能に係合し、ディスク50aに形成された貫通孔56aを貫通して、延伸して形成される。また、入力軸10aは摺動性のよい材料で形成されている。
また、モータカバー110aは、後述する、レンズホルダ400aの移動方向をガイドする入力軸10aを確実に保持するため、実施例1に係るモータカバー110よりも厚く形成されている。
運動変換装置1a、被押圧部材としてレンズホルダ400aを押圧する。このレンズホルダ400aは、撮像素子(不図示)へ導光するレンズ410を、光軸方向(図10の紙面に対して垂直方向)に移動自在に保持する。また、レンズホルダ400aには、レンズホルダ400aの光軸方向の移動をガイドするためのガイド穴420、420aが形成されており、一方のガイド孔420にガイド棒(不図示)に摺動可能に係合している。また、他方のガイド孔420aに、運動変換装置1aの入力軸10aが摺動可能に係合している。
また、押圧部55aは、貫通孔56aの周囲に形成されている。
このように、入力軸10aは、ディスク50に形成された貫通孔56aに貫通すると共に、レンズホルダ400aに形成されたガイド孔420aに係合してレンズホルダ400aの移動方向をガイドする。これにより入力軸10aは、一の部材で、ロータ80と一体に形成された偏心体11aと摺動可能に係合すると共に、レンズホルダ400aの移動方向をガイドすることができる。これにより部品数を減らし、組立工程を簡易化することが出来る。
また、モータカバー110aが厚く形成されているため、延伸した入力軸10aを安定した状態で回転可能に支持することができる。尚、モータカバー110aを用いる代わりに、運動変換装置1aが搭載される筐体枠によって入力軸10aを回転可能に支持するように構成してもよい。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
上記実施例において、入力軸とモータ軸とを兼用しているがこのような構成に限定されない。
また、上記実施例において、内歯歯車と位置決め板は一体に形成されている例を挙げたが、このような構成に限らず、内歯歯車と位置決め板は別部材で構成されていてもよい。
また、上記実施例において、被押圧部材としてレンズホルダを例にとり説明したが、このような構成に限定されない。
また、上記実施例において、ロータと偏心体とが一体に形成される例をとり説明したが、入力軸とロータと偏心体とが一体に形成されていてもよい。
運動変換装置の斜視図である。 運動変換装置の断面図である。 ディスクの構成を示した図である。 内歯歯車と外歯歯車との構成を示した図である。 入力軸方向にディスクが移動した場合の運動変換装置の斜視図である。 運動変換装置の変形例を示した図である。 運動変換装置をカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の正面図である。 運動変換装置をカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の断面図である。 実施例2に係る運動変換装置をカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の断面図である。 実施例2に係る運動変換装置をカメラ用のレンズ駆動装置として適用した場合の正面図である。
符号の説明
1、1a 運動変換装置
10、10a 入力軸
11、11a 偏心体
20 外歯歯車
21 外歯
30 内歯歯車
31 内歯
33、33a 固定円筒部(固定円筒部材)
34 ねじ部
34a カム溝
50 ディスク(取出部材)
52 ピン穴
54 ねじ部
54a カムフォロアー
55、55a 押圧部
70 位置決め板
71 コイル逃げ穴部
80 ロータ
90 ステータ
100 コイル
110 モータカバー
200 モータ
300 減速機構
400、400a レンズホルダ
420、420a ガイド孔

Claims (7)

  1. 入力軸と、前記入力軸に偏心して揺動する外歯歯車と、前記外歯歯車と僅少の歯数差を有し前記外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の自転成分のみを取り出す取出部材とを含む減速機構と、
    前記取出部材の外周を囲む固定円筒部材とを備え、
    前記取出部材の外周と前記固定円筒部材の内周には、互いに螺合し、前記取出部材がその回転量に伴って前記入力軸方向に移動自在に支持されるためのねじ部が形成されていることを特徴とする運動変換装置。
  2. 前記取出部材は、前記外歯歯車に対向する面の裏面に被押圧部材を押圧するための押圧部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の運動変換装置。
  3. 前記固定円筒部材と前記内歯歯車とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動変換装置。
  4. 前記減速機構を位置決めする表面と、前記入力軸に駆動力を伝達するモータを位置決めする裏面とを備える位置決め板を備え、
    前記位置決め板と前記内歯歯車とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の運動変換装置。
  5. 前記入力軸に回転駆動力を与えるロータと、
    前記外歯歯車を前記入力軸に偏心して揺動させるための偏心体とを備え、
    前記ロータと前記偏心体とは一体に形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の運動変換装置。
  6. 前記入力軸は、前記取出部材に形成された貫通孔に貫通すると共に、前記被押圧部材に形成されたガイド孔に係合して前記被押圧部材の移動方向をガイドすることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の運動変換装置。
  7. 前記被押圧部材は、光軸方向に移動自在にレンズを保持するレンズホルダであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の運動変換装置
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