JP2002532748A - マルチバンド蛍光顕微鏡における、励起強度を個別に整合させる方法、およびこの方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕微鏡 - Google Patents

マルチバンド蛍光顕微鏡における、励起強度を個別に整合させる方法、およびこの方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕微鏡

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JP2002532748A JP2000588634A JP2000588634A JP2002532748A JP 2002532748 A JP2002532748 A JP 2002532748A JP 2000588634 A JP2000588634 A JP 2000588634A JP 2000588634 A JP2000588634 A JP 2000588634A JP 2002532748 A JP2002532748 A JP 2002532748A
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/16Microscopes adapted for ultraviolet illumination ; Fluorescence microscopes

Abstract

(57)【要約】 マルチバンド蛍光顕微鏡における、励起強度を個別に整合させる方法、およびこの方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕微鏡に関する。顕微鏡像における個々の蛍光バンドの蛍光強度を決定し、強度基準値と比較して、強度基準値よりも大きいかゼロに等しいかを確定する。強度基準値とは異なる蛍光強度に割り当てられた各励起バンドに対し、セレクティブフィルタ(23;28,29,31,32)を照明光路内へ挿入し、その透過度を、付属の励起バンドを減衰させることによりすべての蛍光強度がその強度基準値に設定されるように無段階に調整する。この方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕微鏡は、個別に位置調整可能で、間隔をもって密に配置されるフィルタスライダ(21;21a,21b)からなるフィルタスライダセット(20)を有し、フィルタスライダは、各励起バンドに対し連続的に調整可能な透過度を持ったセレクティブフィルタ(23;28,29,31,32)と、少なくとも1つの自由開口部(22)とを備えている。フィルタスライダセット(20)の種々の有利な実施形態が提示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、独立請求項の上位概念の構成に対応する、マルチバンド蛍光顕微鏡
における、励起強度を個別に整合させる方法、およびこの方法を実施するための
マルチバンド蛍光顕微鏡に関するものである。
【0002】 マルチバンド蛍光顕微鏡の場合、使用者は、顕微鏡像内の種々の蛍光バンドが
異なる強度を有し、一様に視認できないという問題に直面することがある。その
原因は、照明光路内の励起強度が異なっていることがほとんどで、或いは、結像
光路内にある遮断フィルタによる蛍光強度の遮断状態が異なっていることにも原
因がある。すでに被観察対象物を着色する際に、種々の励起バンドのための蛍光
色素の濃度が異なっていても、或いは色素が漸次退色しても(いわゆるフェーデ
ィング)、顕微鏡像内の蛍光バンドの強度が異なる原因になる。蛍光バンドの異
なる強度は、顕微鏡の像を写真で記録する必要がある場合に特に問題である。こ
の場合、蛍光光線の強度が弱い部分は写真ではかなり薄く再生され、或いは全く
視認できない。蛍光バンドの強度が可能な限り均一である場合にだけ顕微鏡の像
の申し分のない写真を得ることができる。
【0003】 米国特許第5371624号公報には、2つの励起バンドのみを備えた蛍光顕
微鏡が記載されており、この顕微鏡では、両励起バンドの強度を交互に制御する
ことができる。照明光路は光源と励起フィルタとを有し、励起フィルタは、光源
の光から、波長が異なる複数の励起バンドを生じさせる。さらにこの顕微鏡は、
ビームスプリッターと、蛍光光線用の出口フィルタ(遮断フィルタ或いは放射フ
ィルタともいう)と、励起バンドの強度を制御するフィルタ要素を有している。
【0004】 前記フィルタ要素は、光軸に対し傾動させることにより、一方の励起バンドま
たは他方の励起バンドの透過度の2つの所定固定値をもった2つの設定状態の間
で無段階に切換えることができる。一方の設定状態では第1の励起バンドのみが
減衰し、他方の励起バンドでは第2の励起バンドのみが減衰し、両設定状態の間
では両励起バンドのいずれも減衰されない。それぞれの励起バンドの透過度の低
下は、前記所定固定値以下でしか可能でない。また、最大透過度とゼロ値の間で
の変化、すなわち両励起バンドの一方が完全に抑制されるまでの変化は不可能で
ある。さらに、2つの励起バンドしか制御できない。
【0005】 本発明の課題は、マルチバンド蛍光顕微鏡における、励起強度を個別に整合さ
せる方法、およびこの方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕微鏡において、
複数の励起バンドの1つまたはいくつかを選択的に、部分的にまたは完全に濾波
することができるようにすることである。また、各励起バンドに対する透過度を
簡単な手段で無段階に調整可能であるようにすることである。
【0006】 この課題は、本発明によれば、独立請求項の特徴部分により解決される。有利
な構成は従属項の構成から明らかである。 本発明による方法は、照明光路内で光源の光から励起フィルタを用いて光の波
長が異なる複数の励起バンドを発生させる公知のマルチバンド蛍光顕微鏡を前提
としている。励起バンドは、蛍光色素によってプレパラート化された蛍光対象物
を照射し、蛍光対象物により、周波数がシフトした蛍光バンドへ置換される。
【0007】 本発明によれば、まず、顕微鏡像における個々の蛍光バンドの蛍光強度を決定
し、前もって確定していた強度基準値と比較する。蛍光強度の決定はたとえばビ
ジュアルで、或いは強度計を用いて行なうことができる。強度計はたとえば、画
像分析システムを下流側に配置したビデオカメラまたはCCDカメラからなる。
【0008】 この場合、各蛍光バンドに対して他の強度基準値を設定してもよい。しかし、
実際には、基準値は顕微鏡の具体的に使用目的に依存している。たとえば顕微鏡
の像を写真またはビデオカメラで記録し、その際各蛍光バンドを写真またはビデ
オ画像で同じ明るさで再生しようとする場合は、基準値の高さはフィルムまたは
カメラのスペクトル感度に依存している。したがって、種々の励起バンドに対す
る基準値を設定する際には、フィルムまたはカメラのスペクトル感度を考慮する
必要がある。
【0009】 すなわち、フィルムまたはカメラがすべてのスペクトル色を同じ強度で再生す
るには、所望の基準値はすべて同じでなければならず、より厳密には、最低蛍光
強度に等しくなければならない。しかし、フィルムまたはカメラのスペクトル感
度が一定でないと、これに対応して、異なる蛍光バンドに対し異なる基準値を設
定しなければ、個々の蛍光バンドを同じ明るさで再生することはできない。
【0010】 他方、特定の蛍光バンドが写真またはビデオ画像に現れないようにするには、
すなわちこの蛍光バンドを絞る必要がある場合は、この蛍光バンドに対して基準
値をゼロに設定する必要がある。この場合、絞るべきでない蛍光バンドに対して
は、その基準値がその強度の最低値に等しければ好都合である。このときこれら
の蛍光バンドはすべて同じ明るさで現れる。
【0011】 基準値からずれた蛍光強度に割り当てられている各蛍光バンドに対しては、本
発明によれば、該当する蛍光バンドに同調したセレクティブフィルタが照明光路
内へもたらされる。そのスペクトル透過度の推移は、該当する励起バンドだけを
減衰させ、残余のスペクトル範囲は支障なく透過させるように構成されている。
【0012】 本発明による方法を実施するための本発明によるマルチバンド蛍光顕微鏡では
、フィルタスライダセットは個別にスライド可能な複数個のフィルタスライダか
らなり、開口絞りの横に密接して照明光路内に垂直に挿入されている。
【0013】 フィルタスライダの構成は、マルチバンド蛍光顕微鏡の種々の励起バンドの数
量に依存している。n個の励起バンドがある場合、各フィルタスライダは励起バ
ンドに同調したn個のセレクティブフィルタを有し、これらのセレクティブフィ
ルタは高透過度と低透過度とを有している。
【0014】 異なる透過度を得るため、放射横断面の特定の面部分だけが別個のフィルタ面
要素で覆われる。この場合、放射横断面をできるだけ一様に面要素で覆うことが
考慮されるので、放射横断面の片側が陰になることはなく、よって瞳の片側が照
射されることもない。これにより傾斜照明が回避され、よってフォーカシング時
の像点の横方向への変位が回避される。
【0015】 フィルタは、互いに独立に個別に、または所望の面領域或いは所望の透過度を
持ったものと組み合わせて、照明光路内へ挿入可能でなければならない。この場
合、n個の励起バンドがあれば、最大で(n−1)個のフィルタを互いに組み合わ
せ可能でなければならず、すなわちこれらを同時に照明光路内へ挿入可能でなけ
ればならない。通常は、1つの励起バンドが強度基準値を提供し、しかも不変で
あるため、すべての励起バンドを同時に減衰させる必要はないので、これで十分
である。同様にすべての励起バンドを同時に解消させる必要はない。これは照明を
切ることと同義であるからである。
【0016】 (n−1)個のフィルタの必要な組み合わせを得るため、(n−1)個のスライ
ド面上にn個の励起バンドを備えた本発明によるマルチバンド蛍光顕微鏡の有利
な実施形態では、(n−1)個の個別にスライド可能なフィルタスライダが配置
される。これらのフィルタスライダは、開口絞りの横に平行に密接して且つ互い
に小さな間隔で配置され、組み合わせて有効となる。それぞれのフィルタスライ
ダによりそれぞれ1つの励起バンドに対する1つのフィルタを適宜設定すること
ができるので、総じて(n−1)個の励起バンド(最大数よりも少ない)を合目
的に減衰させ、或いは消去することができる。
【0017】 2つの励起バンドに対しては、必要な2つのフィルタが1つのスライド面(n
−1=1)内に配置されていれば十分である。というのは、一方のフィルタまた
は他方のフィルタのみを照明光路内へ挿入すればよいからである。それゆえ、1
つのフィルタスライダセットが2つの励起バンドを制御するために一体に構成さ
れているのが有利であり、すなわちただ1つのフィルタスライダで構成されてい
るのが有利である。しかしながら、2つ以上の励起バンドに対しては、対応的に
多分割された、(n−1)個の個々にスライド可能なフィルタスライダを備えた
フィルタスライダセットを設ける必要がある。
【0018】 各フィルタスライダは、異なる励起バンドに対するセレクティブフィルタ以外
に、照明光路の放射径に対応する径を持った自由開口部を有している。この場合
、それぞれのフィルタの横に自由開口部が配置される。実施形態に応じては、フ
ィルタをただ1つの自由開口部のまわりにグループ化して配置してもよい。フィ
ルタの透過度は、スライド方向において、自由開口部からの距離に伴って減少し
ている。各フィルタは、最低透過度を持ち且つ放射径xに等しい最小径を持った面
領域を有している。この面領域が照明光路内に挿入されていると、付属の励起バ
ンドは最大に減衰され、すなわち値ゼロに減衰される。
【0019】 個々のフィルタをそれぞれ照明光路内に正確に位置決めすることにより、照明
光路に作用する透過度を個々に正確に設定して、それから得られる蛍光強度を、
フィルタに割り当てられている励起バンドを減衰させることによりその強度基準
値と一致させる。この方法を実施するため、各フィルタスライダには別個の位置
調整手段が付設されている。位置調整手段は、フィルタスライダをスライドおよ
び(または)回転させることにより、照明光路をフィルタスライダの適当な面領
域で完全にまたは部分的に覆う。したがって、自由開口部、またはフィルタの1
つ或いはいくつか、またはフィルタ面と自由開口部の組み合わせを選択的に照明
光路内へ挿入することができる。この最後の方法ステップをすべてのフィルタに
対し、よってすべての励起バンドに対し行うと、すべての蛍光強度はその基準値
と一致する。
【0020】 上記マルチバンド蛍光顕微鏡を用いて本発明による方法を適用することにより
蛍光強度を最適に設定した後も、数時間後には再び蛍光強度は基準値からずれる
。これは、異なる冷機バンドに対する種々の蛍光色素が退色するスピードが異な
るためで、すなわち個々の蛍光色素が特有のフェーディングを示すからである。
【0021】 このため、本発明による方法の有利な実施形態では、蛍光強度の時間的変化を
連続的に測定する。この場合、フィルタの、照明光路内での有効な透過度は、特
定の時間間隔で反復的に調整されて、蛍光強度が常にその基準値と再び一致する
ようにする。
【0022】 本発明の特に有利な構成により、自動的なフェーディング補正が行なわれる。
このため、蛍光強度の時間的変化が自動的に連続してビデオカメラで撮影され、
その中に含まれている蛍光強度は画像分析システムにより決定され、所定の基準
値と比較される。
【0023】 その後、フィルタの透過度を自動的に連続的に変化させ、整合せしめることに
より、蛍光強度は常に強度基準値に保持される。このため、たとえば電動で作動
する位置調整手段が使用される。モータの制御および蛍光強度の基準値への調整
は、電子系と、ビデオカメラまたは画像分析システムの信号が供給されるコンピ
ュータにより行なうことができる。
【0024】 図面には本発明の実施形態が図示されており、以下にこれを詳細に説明する。 図1は、本発明による方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕微鏡の光路を
示している。光源1からは、光軸2を備えた照明光路が出ている。照明光路内には
、順次、集光器3と、第1のレンズ要素4と、開口絞り5と、第2のレンズ要素
6と、照明フィールド絞り7と、第3のレンズ要素8と、励起バンドを生じさせ
るための励起フィルタ9とが配置されている。照明光路は、ビームスプリッター
10において対物レンズ11のほうへ転向せしめられる。照明光路は対物レンズ
11を通過して、載物テーブル13上に載置されている蛍光対象物12に達する
【0025】 照明光路内において励起フィルタ9によって生じた励起バンドは、蛍光対象物
12に挿入された蛍光色素によって蛍光バンドに置換され、この蛍光バンドは周
波数をシフトして蛍光対象物12から放出される。この蛍光光線は対物レンズ1
1と、ビームスプリッター10と、出口フィルタ14と、鏡筒レンズ15を通過
して、中間像面16に達する。ここで生じた中間像を、顕微鏡利用者は接眼レン
ズ14を用いて観察することができる。TV出力を介して中間像は補助的に、画像
分析システム19を下流側に設けたビデオカメラ18に結像される。この構成に
より、接眼レンズ17を介して、或いは画像分析システム19を用いて、顕微鏡
画像内の個々の蛍光バンドの蛍光強度を決定し、強度基準値と比較してより大き
いか、或いはゼロに等しいかを確定することができる。
【0026】 励起バンドを減衰するため、本発明によればフィルタスライダセット20が設
けられている。本実施形態では、このフィルタスライダセット20は2つのフィ
ルタスライダ21aと21bからなり、これらフィルタスライダは照明光路の光軸
2に対し垂直に密接して並設されており、すなわち開口絞り面24の後方または
前方に位置するように照明光路内に挿入されている。それぞれのフィルタスライ
ダ21a,21bには、自由開口部22と、その横に位置するように、励起バンド
に整合した複数個のセレクティブフィルタ23とが配置されている。フィルタス
ライダ21a,21bを可能な限り密接して配置することにより、フィルタ23を
開口絞り面24の横に可能な限り密接して位置させることができる。これにより
、押し込まれたフィルタスライダ21a,21bが画像内で見えなくなるよう保証
される。他の利点は、ここでは光線の拡がりが最も狭くなるので、フィルタ23
の面積を可能な限り小さくできることである。
【0027】 本発明によれば、それぞれのフィルタスライダには位置調整手段が付設されて
いる。この場合、より低コストの実施形態では、手動で調整できる位置調整手段
も使用してよい。電動式の位置調整手段は高価であるが、本発明による方法を自
動化させる。
【0028】 ここに図示した実施形態では、フィルタスライダ21a,21bの位置調整手
段として2つのモータ25a,25bが配置されている。これらのモータは、フィ
ルタスライダ21a,21bを開口絞り面24に対し平行に移動および(または)
回動させる。モータ25a,25bにより、それぞれ付設されているフィルタスライ
ダ21aまたは21bによって自由開口部22またはセレクティブフィルタ23、
或いは両者の組み合わせを照明光路内に挿入させることができる。モータ25a,
25bは電子制御器26によって制御される。電子制御器26は画像分析システム
19から入力信号を受け取る。
【0029】 画像分析システム19は、カメラ信号から、蛍光強度の基準値からのずれを求
める。このとき、基準値からのずれを生じさせる蛍光バンドが特定され、これら
蛍光バンドのそれぞれには、減衰のため、フィルタスライダ21a,21bの一方
が割り当てられる。したがって、図示した実施形態では、2つの励起バンドが完
全に減衰され、すなわちゼロの値に減衰され、或いは部分的に減衰される。それ
ぞれのフィルタスライダ21a,21bに対しては、付属のモータ25a,25bに対
し制御信号を発生させる。それぞれのフィルタスライダ21a,21bは付属のモー
タ25a,25bにより無段階に移動せしめられて、割り当てられた励起バンドに
対し選択的に作用するフィルタ23が照明光路内へもたらされる。次にフィルタ
スライダ21aまたは21bを再び移動させて、挿入したフィルタ23の面領域が
、割り当てられた励起バンドを強度基準値へ減衰させるような透過率を持って照
明光路内に位置するようにする。このようにして、すべての励起バンドがその強
度基準値へ設定される。
【0030】 次に、フィルタスライダセット20またはフィルタスライダ21の種々の構成
と、その上に配置されるフィルタのスペクトル透過過程とを説明する。 図2aには、2つの励起バンドAとDを備えた本発明によるマルチバンド蛍光
顕微鏡のためのフィルタスライダ21が図示されている。長方形のガラス板27
上には、短波長の励起バンドAを強度抑制するためのロングパスフィルタ29と
、長波長の励起バンドDを強度抑制するためのショートパスフィルタ28とが異
なる蒸着層として取り付けられている。これらのフィルタはガラス板27の端部
にあり、その間には、フィルタスライダ21の中央部に自由開口部22が設けら
れている。自由開口部22の横断面は、照明光路の開口絞り5の放射径xに等し
い。ここには図示していない位置調整手段により、フィルタスライダ21は長手
方向において両方向に、開口絞り面24に平行に無段階に移動することができる
。この運動を二重矢印で示した。
【0031】 この実施形態では、ショートパスフィルタ28とロングパスフィルタ29とは
、それぞれ関連した蒸着層として取り付けられている。両フィルタ28,29の透
過は、自由開口部22のすぐ横で最大であり、自由開口部22からの間隔に伴っ
て減少する。このため、自由開口部22の横では、フィルタスライダ21は全面
をフィルタ28,29で覆われているのではなく、フィルタ面の割り当ては自由
開口部22からフィルタスライダ21の端部のほうへ増大している。
【0032】 このように、蒸着層はフィルタスライダ21の端部に矩形を形成し、その最小
エッジ長さは放射径xに等しい。この蒸着された矩形面が照明光路の全面を覆う
と、これによって最小パーセント透過率が設定され、付属の励起バンドは完全に
減衰され、すなわちゼロに減衰される。蒸着した矩形面には、蒸着した三角形面
の底辺が境を接しており、その対向隅角部は自由開口部22のほうへ指向してい
る。
【0033】 放射径を常に部分的にしか覆わない、蒸着された三角形面により、ショートパ
スフィルタ28とロングパスフィルタ29の透過率はそれぞれスライド方向に自
由開口部22からフィルタスライダ21の端部のほうへ減少する。ショートパス
フィルタ28またはロングパスフィルタ29の任意の面部分を差し込むことによ
り、照明光路内のフィルタ28,29のそれぞれの所望の透過率を実現すること
ができ、よって一方の励起バンド或いは他方の励起バンドを任意に弱めることが
でき、或いは絞ることができる。
【0034】 図2bも同様に、2つの励起バンドAとDを備えた本発明によるマルチバンド蛍
光顕微鏡のためのフィルタスライダ21を図示したものである。長方形のガラス
板27上には、長波長励起バンドAを濾波するためのショートパスフィルタ28
と、短波長の励起バンドDを濾波するためのロングパスフィルタ29とが異なる
蒸着層として被着されている。
【0035】 図2aの場合と同様に、この実施形態でも、蒸着層は自由開口部22の方向へ
三角形の輪郭を有している。しかしこの実施形態では、三角形はそれぞれ繋がっ
た面としてではなく、同じ大きさの小さな面要素30として蒸着されている。こ
れにより、両フィルタ28,29に対しては、より高い透過度を持った、より長
い調整範囲が得られる。蒸着層は、フィルタスライダ21の端部において、放射
径xに等しい最小エッジ長さを持った長方形を形成しており、したがって、割り
当てられた励起バンドをゼロに減衰させることができるような、最小透過度の領
域を形成している。
【0036】 図2cは、2つの励起バンドAとDを備えた本発明によるマルチバンド蛍光顕微
鏡のための他のフィルタスライダ21を示している。長方形のガラス板27には
、短波長の励起バンドAを濾波するためのショートパスフィルタ28と、長波長
の励起バンドDを濾波するためのショートパスフィルタ29とが異なる蒸着層と
して被着されている。その間に自由開口部22がある。
【0037】 フィルタスライダ21のこの実施形態では、フィルタ28,29は自由開口部
22の横に、任意の形状の(ここでは円形)別個の面要素30として蒸着されて
いる。この場合、面要素30の大きさは、したがってフィルタスライダ21の蒸
着面の割り当ては、自由開口部22からフィルタスライダ21の端部のほうへ増
大している。自由開口部22の横でフィルタ28,29の透過度は最大であり、ス
ライド方向においてフィルタスライダ21の端部のほうへ減少している。両フィ
ルタ28,29は、フィルタスライダ21の端部にそれぞれ、最小透過度を備え
た全面蒸着面を有しており、この全面蒸着面は少なくとも光路の径xを有してい
る。
【0038】 図2dも同様に、2つの励起バンドAとDを備えた本発明によるマルチバンド蛍
光顕微鏡のためのフィルタスライダ21を図示したものである。長方形のガラス
板27には、短波長の励起バンドAを濾波するためのショートパスフィルタ28
と、長波長の励起バンドDを濾波するためのショートパスフィルタ29とが異な
る蒸着層として被着されている。その間に自由開口部22がある。
【0039】 この実施形態では、蒸着層はストライプ状の面要素30として被着されており
、ストライプの幅はフィルタスライダ21の中央部から端部のほうへ増大してい
る。これにより、透過度はスライド方向において自由開口部22からフィルタス
ライダ21の端部のほうへ減少する。この実施形態でも、両フィルタ28,29は
、フィルタスライダ21の端部にそれぞれ、最小透過度を備えた全面蒸着面を有
しており、この全面蒸着面は少なくとも光路の径xを有している。
【0040】 図2eは、光の波長λと、短波長励起バンドAと長波長励起バンドDのスペクト
ル透過曲線、および付属のセレクティブフィルタ、すなわち短波長の励起バンド
Aを濾波するためのショートパスフィルタ28と、長波長の励起バンドDを濾波す
るためのショートパスフィルタ29の透過曲線TA,との関係を示したもの
である。フィルタAとBは、選択的にそれぞれに付属の励起バンドを濾波するよう
に、しかし残余の波長領域を支障なく通過させるように選定されている。
【0041】 図3aは、3つの励起バンドA,B,Dを備えた本発明によるマルチバンド蛍光
顕微鏡のための2分割のフィルタスライダセット20の長方形のフィルタスライ
ダ21を示している。この実施形態では、フィルタスライダセット20は、同一
の2つの長方形のフィルタスライダ21からなっており、これらフィルタスライ
ダ21は、開口絞り面24の横に互いに密接して直列に位置するように照明光路
内へ挿入される。
【0042】 フィルタスライダ21の中央部には、照明光路2の径xを持った自由開口部2
2が設けられている。フィルタスライダ21の両端部には、励起バンドA,B,D
のための3つのセレクティブフィルタ28,29,31のそれぞれ2つからなって
いる2つの異なる組み合わせ体が蒸着層として被着されている。一端に設けられ
ている両フィルタ28,31または29,31は、これら両フィルタが互いに境を
接するように、且つ自由開口部22に境を接するようにそれぞれ並設されている
。各フィルタ28,29,31は少なくとも照明光路2の径xを持った最小透過度
の領域を有している。これにより、フィルタスライダ21はその短い端部におい
て少なくとも2xの幅を有する。
【0043】 フィルタ28,29,31の透過度は、フィルタスライダ21の長手方向におい
て、すなわちスライド方向において、自由開口部22から端部のほうへ減少して
いる。これを実現するため、ここに図示した実施形態では、それぞれのフィルタ
28,29,31の蒸着面はそれぞれ自由開口部22からフィルタスライダ21の
端部へ増大している。
【0044】 フィルタスライダセットの同一の2つのフィルタスライダ21のそれぞれに対
しては、フィルタスライダ21を開口絞り面24に対し平行に長手方向にも横方
向にもスライドさせるための別個の位置調整手段25が設けられている。これに
より、フィルタ28,29,31を個別に或いは一緒に、それらの面の全体を、ま
たは面の一部分を照明光路に挿入することが可能である。
【0045】 図3bは、3つの励起バンドA,B,Dを備えた本発明によるマルチバンド蛍光
顕微鏡のための2分割のフィルタスライダセット20の円形のフィルタスライダ
21を示している。本発明によるマルチバンド蛍光顕微鏡のこの有利な実施形態
では、フィルタスライダセット20は同一の円形のフィルタスライダ21からな
り、これらフィルタスライダは開口絞り24の横に互いに密接するように直列に
照明光路に挿入される。それぞれのフィルタスライダ21上には自由開口部22
が中央部に設けられている。自由開口部22に境を接するように、互いに境を接
するように蒸着された円環セクターとして、励起バンドA,B,Dのための3つの
セレクティブフィルタ28,29,31が配置されている。
【0046】 フィルタ28,29,31の透過度はそれぞれ半径方向に減少しており、透過度
は自由開口部22の横で最大となっている。これを実現するため、たとえば、フ
ィルタ28,29,31は全面に蒸着されているのではなく、自由開口部22の横
で、半径方向に幅を持って延在するように蒸着された面要素30が被着されてお
り、これら面要素30の間には非蒸着面領域があるので、それぞれのフィルタ2
8,29,30の蒸着面は半径方向に増大している。
【0047】 別個の位置調整手段(ここには図示せず)を用いて、フィルタスライダセット
20の同一の2つのフィルタスライダ21のそれぞれは個別に開口絞り面24に
対し平行に移動させることができる。各フィルタスライダ21は横方向において
一方向に移動させることができ、補助的に回転させることもでき(図3bを参照
)、或いは、1つの面内を2方向に移動させることができる。これにより、フィ
ルタスライダ21のそれぞれ任意の面部分、すなわちたとえば自由開口部22ま
たは所望の透過度を持ったフィルタ28,29,31の1つを照明光路内へ挿入さ
せることができる。照明光路内に2つの同じフィルタスライダ21を配置するこ
とにより、3つのフィルタ28,29,31のうち任意の2つのフィルタを同時に
照明光路内へ挿入できるので、3つの励起バンドのうち2つの励起バンドを同時
に所定の基準値に弱化させることができ、或いは完全に絞ることができる。
【0048】 図3cは、3つの励起バンドA,B,Dを備えた本発明によるマルチバンド蛍光
顕微鏡の2分割のフィルタスライダセット20のためのフィルタスライダ21の
特に有利な実施形態を示している。本発明によるマルチバンド蛍光顕微鏡のこの
実施形態では、フィルタスライダセット20は2つの同一の円形のフィルタスラ
イダ21からなっており、これらフィルタスライダ21は開口絞り面24の横に
互いに密接して直列に位置するように照明光路に挿入される。
【0049】 励起バンドA,B,Dのためのフィルタ28,29,31は、回転だけを行なえば
よく、スライドさせる必要がない(図中に回転運動が示唆されている)ように配
置されているので有利である。このため、両フィルタスライダ21のそれぞれに
付設されている機械的または電動式の位置調整手段(ここには図示せず)の構成
が簡潔になる。
【0050】 これを達成するため、各フィルタスライダ21は円形に構成されており、6つ
のセクターに分割され、その中央部が回転可能に支持されている。円の中心は照
明光路の外側にある。各セクターはフィルタスライダ21を回転させることによ
り照明光路内へ回動して照明光路を完全に覆う。xは、放射横断面の径である。
【0051】 それぞれ第2のセクターが自由開口部22である。その間には、3つの励起バ
ンドA,B,Dのための3つのフィルタ28,29,31のそれぞれ1つが被着され
、たとえば接着或いは蒸着されている。各フィルタ28,29,31は、その円セ
クター内側において、且つ両回転方向の1つにおいて、透過度が増大しており、
これはたとえば面要素を蒸着した異なる面敷設により実現される。これにより各
フィルタ28,29,31は隣接している一方の自由開口部22の横で最大透過度
を有しており、隣接する他方の自由開口部22の横では最小透過度を有している
。フィルタスライダ21を回転させることにより、自由開口部22の1つまたは
所望の透過度を持ったフィルタ28,29,31の1つ、或いは両者の組み合わせ
を照明光路内へ挿入することができる。フィルタスライダとして2つの同一のフ
ィルタスライダ21を使用することにより、3つの励起バンドA,B,Dのうち2
つまでを同時に且つ互いに独立に所望の基準値へ減衰させることが可能になる。
【0052】 図3dは、光の波長λと、短波長の励起バンドA,長波長の励起バンドD、およ
びその間にある励起バンドBのスペクトル透過曲線との関係を示したものである
。さらに、付属のセレクティブフィルタの透過曲線、すなわち短波長の励起バン
ドAのためのロングパスフィルタと、長波長の励起バンドDのためのショートパス
フィルタと、励起バンドBのためのセレクティブフィルタの透過曲線T,T ,Tも図示されている。これらフィルタは、選択的に付属の励起バンドを濾波
するが、残余の波長範囲を支障なく通過するように選定されている。
【0053】 図4aは、4つの励起バンドA,B,C,Dを備えた本発明によるマルチバンド
蛍光顕微鏡のための3分割のフィルタスライダセット20のための円形のフィル
タスライダ21を示している。本発明によるマルチバンド蛍光顕微鏡のこの有利
な実施形態では、フィルタスライダセット20は3つの同一の円形のフィルタス
ライダ21からなり、これらフィルタスライダは開口絞り24の横に互いに密接
するように直列に照明光路に挿入される。各フィルタスライダ21は中央部に自
由開口部21を有している。その横には、境を接する円環セクターとして、励起
バンドA,B,C,Dのための4つのセレクティブフィルタ28,29,31,32が
蒸着されている。
【0054】 フィルタ28,29,31,32の透過度は半径方向に減少しており、自由開口
部22の横で最大になっている。これを実現するため、たとえば、フィルタ28,
29,31,32は全面が蒸着されるのではなく、非蒸着面を備えたリング状の面
要素30として蒸着され、これによりそれぞれのフィルタ28,29,31,32
の蒸着面の部分は半径方向に増大している。
【0055】 フィルタスライダセット20の3つのフィルタスライダ21のそれぞれには別
個の位置調整手段(ここには図示せず)が付設されている。この位置調整手段を
用いてそれぞれのフィルタスライダ21を個別に開口絞り面24に対し平行にス
ライドさせることができる。この場合フィルタスライダは横方向において一方向
にスライドさせ、補助的に回転させることができ(図4aに示唆されている)、
或いは、これに代えて1つの面内で2方向にスライドさせることができる。
【0056】 これにより、フィルタスライダ21のそれぞれ任意の面部分を、すなわちたと
えば自由開口部22またはフィルタ28,29,31,32の任意の1つの面部分
を照明光路内へ挿入することができる。照明光路内に3つの同じフィルタスライ
ダ21を配置することにより、4個のフィルタ28,29,31,32のうち任意
の3個のフィルタを同時に照明光路内に挿入できる。したがって、4つの励起バ
ンドA,B,C,Dのうち3つまでを同時に所定の基準値に減衰させることができ、
または完全に絞ることができる。
【0057】 図4bは、4つの励起バンドA,B,C,Dを備えた本発明によるマルチバンド
蛍光顕微鏡のための3分割のフィルタスライダセット20のためのフィルタスラ
イダ21の特に有利な実施形態を示している。本発明によるマルチバンド蛍光顕
微鏡のこの有利な実施形態では、フィルタスライダセット20は3つの同一の円
形のフィルタスライダ21からなり、これらフィルタスライダは開口絞り面24
の横に互いに密接するように直列に照明光路に挿入される。
【0058】 励起バンドA,B,C,Dのためのフィルタ28,29,31,32は、回転させる
だけでよく、スライドさせる必要がない(図に回転運動が示唆されている)よう
に配置されているので有利である。これにより、3個のフィルタスライダ21の
それぞれに別個に付設されている機械的または電動式の位置調整手段(ここには
図示せず)の構成が簡潔になる。
【0059】 これを実現するため、各フィルタスライダ21は円形に構成され、8個のセク
ターに分割されており、その中心の周りで回転可能に支持されている。円の中心
は照明光路の外側にある。フィルタスライダ21を回転させることにより、各セ
クターは全体がまたは部分的に照明光路によって覆われる。xは、放射横断面の
径である。
【0060】 それぞれ第2のセクターが自由開口部22である。その間にそれぞれ、励起バ
ンドA,B,C,Dのための4個のフィルタ28,29,31,32のそれぞれ1個が
被着され、たとえば接着または蒸着されている。各フィルタ28,29,31,32
はその円セクターの内側において、両回転方向のうち1つの回転方向に透過度が
増大しており、これはたとえば異なる面敷設により実現される。これにより、各
フィルタ28,29,31,32は隣接している一方の自由開口部22の横で透過
度が最大であり、隣接している他方の自由開口部22の横で透過度が最小になっ
ている。
【0061】 フィルタスライダ21を回転させることにより、自由開口部22の1つまたは
所望の透過度を持ったフィルタ28,29,31,32の1つ、或いは両者の組み
合わせを照明光路内へ挿入することができる。3つのフィルタスライダ21を使
用することにより、4つの励起バンドA,B,C,Dのうち3つまでを同時に且つ
互いに独立に所望の基準値へ減衰させることができる。
【0062】 図4cは、光の波長λと、短波長の励起バンドA,長波長の励起バンドD、およ
びその間にある励起バンドBとCのスペクトル透過曲線との関係を示したもので
ある。さらに、付属のセレクティブフィルタの透過曲線、すなわち短波長の励起
バンドAのためのロングパスフィルタと、長波長の励起バンドDのためのショート
パスフィルタと、励起バンドBのためのセレクティブフィルタと、励起バンドC
のためのセレクティブフィルタの透過曲線T,T,T、Tも図示されて
いる。フィルタA,B,C,Dは、選択的に付属の励起バンドを濾波するが、残余の
波長範囲を支障なく通過するように選定されている。
【0063】 4つ以上の励起バンドに対しては、フィルタスライダセット20を対応的に拡
張せねばならない。もちろん、個々のフィルタを開口絞り5の横に十分近接して
収納する困難さが増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるマルチバンド蛍光顕微鏡の光路を示す図である。
【図2a−d】 2バンド傾向顕微鏡用のフィルタスライダの種々の実施形態を示す図である。
【図2e】 励起バンドと2バンド蛍光顕微鏡用のフィルタスライダのフィルタとのスペクト
ル透過変化を示す図である。
【図3a−c】 本発明による3バンド蛍光顕微鏡の2分割のフィルタスライダセット用のフィル
タスライダの種々の実施形態を示す図である。
【図3d】 励起バンドと3バンド蛍光顕微鏡用のフィルタスライダのフィルタとのスペクト
ル透過変化を示す図である。
【図4a−b】 本発明による4バンド蛍光顕微鏡の3分割のフィルタスライダセット用のフィル
タスライダの種々の実施形態を示す図である。
【図4c】 励起バンドと4バンド蛍光顕微鏡用のフィルタスライダのフィルタとのスペクト
ル透過変化を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 照明光路の光軸 3 集光器 4 第1のレンズ要素 5 開口絞り 6 第2のレンズ要素 7 照明フィールド絞り 8 第3のレンズ要素 9 励起フィルタ 10 ビームスプリッター 11 対物レンズ 12 蛍光対象物 13 載物テーブル 14 出口フィルタ 15 鏡筒レンズ 16 中間像面 17 接眼レンズ 18 ビデオカメラ 19 画像分析システム 20 フィルタスライダセット 21 フィルタスライダ(21a,21bも) 22 自由開口部 23 セレクティブフィルタ 24 開口絞り面 25 位置調整手段(25a,25b モータ) 26 電子制御器 27 ガラス板 28 長波長励起バンドD(λ)用のショートパスフィルタ 29 短波長励起バンドA(λ)用のロングパスフィルタ 30 面要素 31 励起バンドB(λ)用の減色フィルタ 32 励起バンドB(λ)用の減色フィルタ x 開口絞り面24の放射径

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトルが異なる複数の励起バンドを持ったマルチバンド蛍
    光顕微鏡における、励起強度を個別に整合させる方法であって、前記励起バンド
    を、蛍光対象物(12)により蛍光強度を持った蛍光バンドに同時に置換するよ
    うにした前記マルチバンド蛍光顕微鏡における、励起強度を個別に整合させる方
    法において、 a)顕微鏡像における個々の蛍光バンドの蛍光強度を決定し、強度基準値と比較
    して、強度基準値よりも大きいかゼロに等しいかを確定するステップと、 b)強度基準値とは異なる蛍光強度に割り当てられた各励起バンドに対し、セレ
    クティブフィルタ(23;28,29,31,32)を照明光路内へ挿入するステ
    ップと、 c)付属の励起バンドを減衰させることによりすべての蛍光強度がその強度基準
    値に設定されるように、照明光路内での個々のフィルタ(23;28,29,31
    ,32)の有効透過度を無段階に調整するステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】異なる蛍光強度に対する基準値が、すべて最低蛍光強度に等し
    いことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】異なる蛍光強度に対する基準値の少なくとも1つがゼロに等し
    いことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】いくつかの蛍光強度に対し基準値がゼロに等しく、残余の蛍光
    強度に対しては基準値が最低蛍光強度に等しいことを特徴とする、請求項1に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】異なる蛍光強度をビジュアルに決定することを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】異なる蛍光強度を強度計により決定することを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】異なる蛍光強度を、画像分析システム(19)を下流側に配置
    したCCDカメラまたはビデオカメラ(18)を用いて決定することを特徴とす
    る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】a)蛍光強度の変化を連続的に決定するステップと、b)照明
    光路内でのフィルタ(23;28,29,31,32)の有効透過度を反復的に整
    合させることにより、蛍光強度を常に再三その基準値にもたらすステップとを含
    んでいることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】a)蛍光強度の変化を自動的に連続的に決定するステップと、
    b)照明光路内でのフィルタ(23;28,29,31,32)の有効透過度を自
    動的に連続して整合させることにより、蛍光強度を常にその基準値に保持するス
    テップとを含んでいることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の方法を実施するためのマルチバンド蛍光顕
    微鏡であって、照明光路が、光源(1)と、集光器(3)と、複数のレンズ要素
    (4,6,8)と、開口絞り(5)と、照明フィールド絞り(7)と、波長が異な
    る複数の励起バンドを同時に生じさせるための励起フィルタ(9)とを含み、ビ
    ームスプリッター(10)と対物レンズ(11)が設けられ、対物レンズ(11
    )が、照明光線を載物テーブル(13)上にある蛍光対象物(12)へ指向させ
    、蛍光対象物(12)が、ビームスプリッター(10)と出口フィルタ(14)
    と鏡筒レンズ(15)を介して中間像面(16)に結像せしめられる前記マルチ
    バンド蛍光顕微鏡において、 a)フィルタ要素として、個別に位置調整可能で、間隔をもって密に配置される
    フィルタスライダ(21;21a,21b)からなるフィルタスライダセット(
    20)が、開口絞り(5)の横に密接して照明光路内に垂直に挿入されているこ
    と、 b)各励起バンドのための各フィルタスライダ(21)に対しセレクティブフィ
    ルタ(23;28,29,31,32)が設けられ、セレクティブフィルタ(23
    ;28,29,31,32)が、高い透過度と低い透過度を持った面領域を有して
    いること、 c)励起バンドを完全に消すため、最低透過度を持った面領域が、放射径(x)
    に等しい最小径を有していること、 d)各フィルタ(23;28,29,31,32)の横に、放射径(x)を持った
    自由開口部(22)が配置されていること、 e)各フィルタ(23;28,29,31,32)の透過度が、スライド方向にお
    いて自由開口部(22)からの距離とともに減少していること、 f)各フィルタスライダ(21)に対し別個の位置調整手段(25)が付設され
    、これらの位置調整手段(25)を用いてフィルタスライダ(21)の任意の面
    領域を照明光路内へ挿入可能であること、 を特徴とするマルチバンド蛍光顕微鏡。
  11. 【請求項11】n個の励起バンドを制御するため、 a)フィルタスライダセット(20)が(n−1)個のフィルタスライダ(21
    )からなり、これらフィルタスライダ(21)が、開口絞り面(24)に対し平
    行に密に間隔を持って配置される(n−1)個の別個のスライド面上にあること
    、 b)各フィルタスライダ(21)が、少なくとも1つの自由開口部(22)と、
    n個の励起バンドのためのセレクティブフィルタ(23;28,29,31,32
    )とを有していること、 を特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  12. 【請求項12】2つの励起バンド(A,D)を制御するため1つのフィルタ
    スライダ(21)が設けられ、このフィルタスライダ(21)が、 a)その一端に、短波長の励起バンド(A)の強度を弱化させるためのロングパ
    スフィルタ(29)を有し、 b)その他端に、長波長の励起バンド(D)の強度を弱化させるためのショート
    パスフィルタ(28)を有し、 c)その間に自由開口部(22)を有し、 d)フィルタスライダ(21)を連続的にスライドさせるための位置調整手段(
    25)が開口絞り面(24)に対し平行に取り付けられていること、 を特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  13. 【請求項13】a)フィルタスライダ(21)が、光を透過させる長方形の
    ガラス板(27)を有し、ガラス板(27)の端部に、ショートパスフィルタ(
    28)とロングパスフィルタ(29)が蒸着層として被着されていること、 b)ショートパスフィルタ(28)とロングパスフィルタ(29)が、それぞれ
    自由開口部(22)からフィルタスライダ(21)の端部のほうへ蒸着ガラス面
    の割り当てが増大して、透過度が減少していること、 を特徴とする、請求項11に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  14. 【請求項14】フィルタスライダ(21)の端部に設けた両蒸着層の面が、
    それぞれ放射径(x)に等しい最小エッジ長さを持った長方形の形状を有し、こ
    の長方形に、自由開口部(22)の方向において、蒸着された二等辺三角形面の
    底辺が境を接していることを特徴とする、請求項12に記載のマルチバンド蛍光
    顕微鏡。
  15. 【請求項15】蒸着層が全体的にまたは部分的に繋がった面としてではなく
    面要素(30)として被着され、その大きさまたは間隔がスライド方向において
    自由開口部(22)から端部のほうへ種々選定されていることを特徴とする、請
    求項12に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  16. 【請求項16】3つの励起バンド(A,B,D)を制御するため、2つの円形
    のフィルタスライダ(21)からなる2分割のフィルタスライダセット(20)
    が設けられ、 a)各フィルタスライダ(21)が中央部に円形の自由開口部(22)を有し、
    b)そのまわりに3つの円環セクターとして、透過度が半径方向に減少している
    励起バンド(A,B,D)用のセレクティブフィルタ(28,29,31)が配置さ
    れていること、 c)各フィルタスライダ(21)に別個の位置調整手段(25)が付設され、こ
    れらの位置調整手段(25)によりフィルタスライダ(21)を互いに独立に開
    口絞り面(24)に対し平行にスライドおよび(または)回転可能であること、
    ことを特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  17. 【請求項17】透過度を半径方向に減少させるため、フィルタ(28,29,
    31)の蒸着面の割り当てが半径方向に増大していることを特徴とする、請求項
    16に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  18. 【請求項18】3つの励起バンド(A,B,D)を制御するため、2つの円形
    のフィルタスライダ(21)からなる2分割のフィルタスライダセット(20)
    が設けられ、 a)各フィルタスライダ(21)が、照明光路を覆っている6個の円形セクター
    に分割され、光路外にあるその中心の周りに回転可能に支持されていること、 b)それぞれ第2の円形セクターが自由開口部(22)であり、その間に励起バ
    ンド(A,B,D)用の3つのセレクティブフィルタ(28,29,31)の1つが
    あること、 c)各フィルタ(28,29,31)が、両回転方向の一方において透過度が増大
    していること、 d)各フィルタスライダ(21)をその中心の周りに且つ開口絞り面(24)に
    対し平行に回転させるための別個の位置調整手段(25)が設けられていること
    、 を特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  19. 【請求項19】3つの励起バンド(A,B,D)を制御するため、2つの長方
    形のフィルタスライダ(21)からなる2分割のフィルタスライダセット(20
    )が設けられ、 a)各フィルタスライダ(21)が中央部に自由開口部(22)を有し、その両
    端部に、励起バンドのための3つのセレクティブフィルタ(28,29,31)の
    うちそれぞれ2つのセレクティブフィルタからなる2つの異なる組み合わせを有
    していること、 b)フィルタ(28,29,31)の透過率が、フィルタスライダ(21)の長手
    方向において自由開口部(22)から端部のほうへ減少していること、 c)フィルタスライダ(21)を長手方向に且つ開口絞り(24)に対し平行に
    スライドさせるための別個の位置調整手段(25)が配置されていること、 を特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  20. 【請求項20】4つの励起バンド(A,B,C,D)を制御するため、3つの
    円形のフィルタスライダ(21)からなる3分割のフィルタスライダセット(2
    0)が設けられ、 a)各フィルタスライダ(21)が中央部に自由開口部(22)を有し、そのま
    わりに励起バンドのための4つのフィルタ(28,29,31,32)を有し、こ
    れらフィルタ(28,29,31,32)は、互いに境を接するように蒸着され、
    半径方向に透過度が減少している円環セクターとして構成されていること、 b)各フィルタスライダ(21)を開口絞り面(24)に対し平行にスライドお
    よび(または)回転させるための別個の位置調整手段(25)が設けられている
    こと、 を特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
  21. 【請求項21】4つの励起バンド(A,B,C,D)を制御するため、3つの
    円形のフィルタスライダ(21)からなる3分割のフィルタスライダセット(2
    0)が設けられ、 a)各フィルタスライダ(21)が、照明光路を覆う8個の円形セクターに分割
    され、光路外にあるその中心の周りに回転可能に支持されていること、 b)それぞれ第2の円形セクターが自由開口部(22)であり、その間にそれぞ
    れ励起バンドのための4つのセレクティブフィルタ(28,29,31,32)の
    1つがあること、 c)それぞれのフィルタ(28,29,31,32)が、両回転方向の一方におい
    て透過度が増大していること、 d)各フィルタスライダ(21)を開口絞り(24)に対し平行に自らの中心の
    周りに回転させるための別個の位置調整手段(25)が設けられていること、 を特徴とする、請求項10に記載のマルチバンド蛍光顕微鏡。
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