JPH06331894A - 落射蛍光顕微鏡 - Google Patents

落射蛍光顕微鏡

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JPH06331894A
JPH06331894A JP12108393A JP12108393A JPH06331894A JP H06331894 A JPH06331894 A JP H06331894A JP 12108393 A JP12108393 A JP 12108393A JP 12108393 A JP12108393 A JP 12108393A JP H06331894 A JPH06331894 A JP H06331894A
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JP
Japan
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light
filter
dichroic mirror
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light amount
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JP12108393A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Shimizu
敬之 清水
Takashi Nagano
隆 長野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 落射蛍光顕微鏡において、標本から発する2
種以上の蛍光像の各光量を個別に調整可能にして、最良
の観察画像及び最良の撮影画像を得る。 【構成】 落射照明用光源1からダイクロイックミラー
8までの光路に、各狭帯域励起光波長の光の光量をそれ
ぞれ個別に調整する光量調整装置16を介挿する。また、
光量調整装置16を、入射光を各帯域励起光波長の光に分
離する複数の分離用ダイクロイックミラ― 33a〜33c
と、各分離用ダイクロイックミラ―にて分離された各光
の光量を調整する複数の光量調整用フィルタ― 34a〜34
c と、各光量調整用フィルタ―で光量が調整された各光
を1本の光束に集光するための複数の集光素子33a'〜 3
3c' とで構成する。さらに、光量調整装置16を、1個の
分離用ダイクロイックミラ―と1個の光量調整用フィル
タ―及び1個の集光素子が組込まれた複数の単位光量調
整ユニット 42a〜42c で構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医学,生物学等の分野
において生物組織などの状態を観察するときに利用され
る落射蛍光顕微鏡に係わり、特に標本から発する2種以
上の蛍光像の各光量を個別に調整可能にした落射蛍光顕
微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】落射蛍光顕微鏡は、主として医学および
生物学の分野において生物組織細胞上で蛍光標識を施し
た蛋白や遺伝子などを検出する目的で広く使用されてい
る。特に、近年では、微弱な蛍光しか発しない物質であ
っても、複数の蛍光標識による多重染色によって、他の
物質との位置相互関係を調べる目的で多用されるように
なってきた。
【0003】このような落射蛍光顕微鏡を用いて多重染
色蛍光標本を観察する場合、それぞれ単一の蛍光色素を
観察するための蛍光フィルタ―セット(励起フィルタ
―,ダイクロイックミラ―,吸収フィルタ―)を各単一
の蛍光色素毎に切換えることにより1つづつの蛍光色素
を観察していた。そして、それぞれの蛍光色素の位置相
互関係を調べるためにはそれぞれの蛍光像について写真
やビデオメモリに多重記録して表示しなくてはならな
い。
【0004】しかし、このような落射蛍光顕微鏡におい
ては、蛍光フィルタ―セットの切換操作が繁雑であり、
切換操作に一定以上の作業時間が必要であり、観察作業
能率が低下する。また、例えば褪色の速い蛍光色素や時
間をパラメ―タとした蛍光色素の位置相互関係の検出に
は利用できない問題が生じる。
【0005】さらに、蛍光フィルタ―セットの切換えに
伴い、ダイクロイックミラ―や吸収フィルタ―等の部品
精度によって観察光学系の芯ずれが発生し、蛍光像より
検出される位置相互関係に誤差が発生する問題がある。
【0006】このような問題を解消するために、最近、
図9及び図10に示す複数の狭帯域励起光波長の光を同
時に標本に照射する落射蛍光顕微鏡が提唱されている。
図9において、水銀ランプ等の光源1から投射された光
束はコレクタレンズ2で集光されたのち、開口絞り3及
び視野絞り4で絞られた後、レンズ5を介して蛍光フィ
ルタ―セット6に入射される。
【0007】この蛍光フィルタ―セット6は、図10に
示すように、3種の蛍光色素A、B、Cを効率的に励起
する3つの高透過率の狭帯域励起光波長λEA、λEB、λ
ECを持つ励起フィルタ―7と、これら3つの波長λEA
λEB、λECとの間、および波長λECよりも長い波長領域
の3つの高透過率領域を有するダイクロイックミラ―8
と、不要波長成分を除去する吸収フィルター9とで構成
されている。
【0008】蛍光フィルタ―セット6へ入射された光束
は励起フィルタ―7によって、3つの狭帯域励起光波長
λEA、λEB、λECの光のみが抽出されて次のダイクロイ
ックミラ―8へ入射される。ダイクロイックミラ―8は
図10に示す波長透過特性を有しているので、狭帯域励
起光波長λEA、λEB、λECの各光はこのダイクロイック
ミラ―8で反射されてステ―ジ10上の標本11に照射
される。
【0009】標本11は予め3種類の蛍光色素によって
染色されているので、この標本11からは前記各波長λ
EA、λEB、λECに対して、各波長λEA、λEB、λECから
長波長側にシフトした波長を有する3種類の蛍光を発す
る。標本11から発せられた蛍光は、対物レンズ12を
介してダイクロイックミラ―8へ入射する。ダイクロイ
ックミラ―8は前記各波長λEA、λEB、λECから長波長
側にシフトした波長を有する各蛍光を透過させて、次の
吸収フィルター9へ入射させる。各蛍光はこの吸収フィ
ルタ―9によって不要な波長域の光が除去されて、蛍光
像の波長のみがビームスプリッター13にて撮影系レン
ズ14、及び結像レンズと接眼レンズとからなる観察光
学系15へ導かれる。
【0010】このように、複数の波長透過特性を有した
励起フィルター7とダイクロイックミラ―8と吸収フィ
ルター9とを組合せることにより、3種の蛍光色素A、
B、Cを同時に観察することが可能である。
【0011】また、2種の蛍光色素のみを同時観察する
落射蛍光顕微鏡や、上記高透過率領域を更に連ねて4種
及びそれ以上の種類の蛍光色素の同時観察を行う落射蛍
光顕微鏡も同様な構成で実現できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構成の
蛍光フィルタ―セット6を用いることによって、観察光
学系の芯ずれや位置相互関係の誤差をなくすことができ
るが、蛍光色素毎の蛍光強度の違いや蛍光の褪色速度の
違いなどが生じているとき、これら複数種の蛍光強度を
所望の明るさにすることが困難である。
【0013】その結果、観察或いは写真等に記録される
各蛍光像はどれか1つが暗すぎたり、または明るすぎた
り、また明るさが不揃いになる問題がある。なお、前述
した3種類の蛍光色素の蛍光強度を調節する手段とし
て、例えば観察光路中の吸収フィルタ―9の特性を変更
するか、又は観察光路に補助フィルタ―を挿入して、標
本11から発する蛍光を部分的にカットする蛍光カット
手段が考えられる。また、照明光路中に分光選択吸収を
示さない中性濃度のNDフィルタ―を挿入するか又は開
口絞り3を調節するなどして照明光の強度を調節する光
強度調節手段も考えられる。
【0014】しかし、前者の蛍光カット手段では、カッ
トされた部分の蛍光を励起した励起光が無駄となり、そ
れだけ蛍光の利用効率が悪くなり、標本11に余分な疲
労(損傷)を与えることになって好ましくない。一方、
後者の光強度調節手段では、3波長の励起光強度をそれ
ぞれ独立的に調節できないので、3種類の蛍光の強度比
を変えることができない。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、蛍光フィルタ―セットを構成する各フィルター
を交換することなく多重染色蛍光標本の観察を可能と
し、しかも、各励起毎の蛍光強度を簡単な操作で適宜可
変して観察又は撮影しやすい蛍光像を得ることができ、
操作性及び観察,撮影精度を向上できる落射蛍光顕微鏡
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、落射照明用光源から出射された光束から複
数の狭帯域励起光波長の光を抽出する励起フィルタ―
と、この励起フィルタ―にて抽出された複数の狭帯域励
起光波長の光を反射させて標本に照射し、標本から発せ
られる複数種類の蛍光を透過するダイクロイックミラ―
と、このダイクロイックミラ―からの透過光に含まれる
不要波長成分を吸収する吸収フィルタ―と、吸収フィル
タ―を透過した蛍光像を観察する観察光学系とを有する
落射蛍光顕微鏡において、落射照明用光源からダイクロ
イックミラーまでの光路に、各狭帯域励起光波長の光の
光量をそれぞれ個別に調整する光量調整装置を介挿して
いる。
【0017】また別の発明においては、上記構成の落射
蛍光顕微鏡の光量調整装置を、入射光を各帯域励起光波
長の光に分離する複数の分離用ダイクロイックミラ―
と、各分離用ダイクロイックミラ―にて分離された各光
の光量を調整する複数の光量調整用フィルタ―と、各光
量調整用フィルタ―で光量が調整された各光を1本の光
束に集光するための複数の集光素子とで構成している。
【0018】さらに別の発明においては、上述した光量
調整装置を、1個の分離用ダイクロイックミラ―と1個
の光量調整用フィルタ―及び1個の集光素子が組込まれ
た複数の単位光量調整ユニットで構成し、かつこの各単
位光量調整ユニットを任意に着脱及び増設可能にしてい
る。
【0019】
【作用】このように構成された落射蛍光顕微鏡において
は、落射照明用光源からダイクロイックミラーまでの光
路に、各狭帯域励起光波長の光の光量をそれぞれ個別に
調整する光量調整装置が介挿されている。
【0020】すなわち、落射照明用光源から出射された
光束から励起フィルタ―によって複数の狭帯域励起光波
長の光が抽出されて、この抽出された各狭帯域励起光波
長の光がダイクロイックミラーにて反射されて標本に入
射される。そして、このダイクロイックミラーにて反射
されて標本に入射される各狭帯域励起光波長の光が、光
量調整装置によって個別に調整可能である。
【0021】したがって、たとえ、蛍光色素毎の蛍光強
度の違いや蛍光の褪色速度の違い等が生じていたとして
も、標本に入射される各光の光量を調整することによっ
て、各蛍光像の明るさを均一にでき、各蛍光像を観察又
は撮影しやすくできる。
【0022】また、標本に対する入射光の光量が調整対
象となるので、標本に過大な光量が照射されて、この標
本から発する蛍光を後からフィルター等を用いて減光す
る事態が生じることはないので、過大照射に起因する標
本の劣化を防止できる。
【0023】また別の発明においては、光量調整装置が
各狭帯域励起光波長の光をそれぞれ分離するための複数
の分離用ダイクロイックミラーと分離された各光の光量
を調整する複数の光量調整用フィルタ―と光量が調整さ
れた各光を1本の光束に集光するための複数の集光素子
とで構成されている。したがって、調整対象とする蛍光
像に対応する光の光量調整用フィルタ―を操作すればよ
い。
【0024】さらに別の発明においては、光量調整装置
が1個の分離用ダイクロイックミラ―と1個の光量調整
用フィルタ―及び1個の集光素子が組込まれた複数の単
位光量調整ユニットで構成されている。さらに、各単位
光量調整ユニットを任意に着脱及び増設可能にしてい
る。このように構成することによって、標本から発する
蛍光像の数が増加したり減少した場合においても、光量
調整装置全体を交換することなく、不必要な単位光量調
整ユニットを取外したり、不足する単位光量調整ユニッ
トを増設すればよい。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の落射蛍光顕微鏡の光学系を示す構成
図である。図9に示す従来の落射蛍光顕微鏡と同一部分
には同一符号が付してある。したがって、重複する部分
の詳細説明を省略する。
【0026】落射照明用光源としての水銀ランプ等の光
源1から投射された光束はコレクタレンズ2で集光され
たのち、光量調整装置16へ入射される。光量調整装置
16にて光量が調整された光束は開口絞り3及び視野絞
り4で絞られた後、レンズ5を介して蛍光フィルタ―セ
ット6へ入射される。
【0027】この蛍光フィルタ―セット6は、図10で
説明したように、3種の蛍光色素A、B、Cを効率的に
励起する3つの高透過率の狭帯域励起光波長λEA
λEB、λECを持つ励起フィルタ―7と、これら3つの波
長λEA、λEB、λECとの間、および波長λECよりも長い
波長領域の3つの高透過率領域を有するダイクロイック
ミラ―8と、不要波長成分を除去する吸収フィルター9
とで構成されている。
【0028】蛍光フィルタ―ユニット6へ入射された光
束は励起フィルタ―7によって、3つの狭帯域励起光波
長λEA、λEB、λECの光のみが抽出されて次のダイクロ
イックミラ―8へ入射される。ダイクロイックミラ―8
は図10に示す波長透過特性を有しているので、狭帯域
励起光波長λEA、λEB、λECの各光はこのダイクロイッ
クミラ―8で反射されて上下動可能なステ―ジ10上の
標本11に照射される。
【0029】標本11は予め3種類の蛍光色素によって
染色されているので、この標本11からは前記各波長λ
EA、λEB、λECに対すして、各波長λEA、λEB、λEC
ら長波長側にシフトした波長を有する3種類の蛍光を発
する。標本11から発せられた蛍光は、対物レンズ12
を介してダイクロイックミラ―8へ入射する。ダイクロ
イックミラ―8は前記各波長λEA、λEB、λECから長波
長側にシフトした波長を有する各蛍光を透過させて、次
の吸収フィルター9へ入射させる。各蛍光はこの吸収フ
ィルタ―9によって不要な波長域の光が除去されて、蛍
光像の波長のみがビームスプリッター13にて撮影系レ
ンズ14、及び結像レンズと接眼レンズとからなる観察
光学系15へ導かれる。
【0030】図2は前記光量調整装置16の光学系を示
す構成図である。コンデンサンズ2,開口絞り3,視野
絞り4,レンズ5,蛍光フィルタ―セット6の光軸36
上に、コリメ―タレンズ31,2個の全反射ミラー3
2,32´.集光レンズ35が配設されている。なお、
コリメータレンズ31と集光レンズ35の間は光源1に
対して平行光となっている。
【0031】全反射ミラー32の反射光軸上に3個の分
離用ダイクロイックミラ―33a,33b,33cが配
設されている。同様に、全反射ミラー32´の入射光軸
上に3個の集光素子としての集光用ダイクロイックミラ
―33a´,33b´,33c´が配設されている。各
ダイクロイックミラ―33a〜33a´相互間,33b
〜33b´相互間,33c〜33c´相互間にそれぞれ
光量調整フィルターとしての干渉フィルター34a.3
4b.34cが介挿されている。
【0032】前記各ダイクロイックミラ―33a,33
a´は、図5に示すように、色素Aに対応する狭帯域励
起光波長λEAの光より長波長側の光を透過する透過特性
を有する。したがって、狭帯域励起光波長λEAの光は反
射される。また、前記各ダイクロイックミラ―33b,
33b´は、色素Bに対応する狭帯域励起光波長λEB
光より長波長側の光を透過する透過特性を有する。さら
に、前記各ダイクロイックミラ―33c,33c´は、
色素Cに対応する狭帯域励起光波長λECの光より長波長
側の光を透過する透過波長特性を有する。
【0033】図3は図2に示した光量調整装置16の外
観図である。顕微鏡本体フレ―ム41内には、図2に示
す光軸上のコリメ―タレンズ31、2個の全反射ミラー
32,32´.集光レンズ35が収納されている。そし
て、顕微鏡本体フレ―ム41におけるこの各光学部材が
収納された外面に3個の直方体形状を有する単位光量調
整ユニット42a,42b,42cが積層状に取付けら
れている。
【0034】顕微鏡本体フレ―ム41に取付けられた単
位光量調整ユニット42a内には、図2に示す分離用ダ
イクロイックミラー33a、干渉フィルター34a.集
光用ダイクロイックミラー33a´が収納されている。
また、単位光量調整ユニット42b内には分離用ダイク
ロイックミラー33b、干渉フィルター34b.集光用
ダイクロイックミラー33b´が収納されている。さら
に、単位光量調整ユニット42c内には分離用ダイクロ
イックミラー33c、干渉フィルター34c.集光用ダ
イクロイックミラー33c´が収納されている。
【0035】単位光量調整ユニット42a,42b,4
2c内に収納された各干渉フィルター34a〜34cは
図示するように、光路中に光軸と垂直な軸を中心に回転
可能に保持するための筒状フィルタ―枠43a〜43c
に支持されている。そして、この筒状フィルタ―枠43
a〜43cは操作ツマミ45a〜45cによって回動さ
れる。この各操作ツマミ45a〜45cは貫通孔44a
〜44cを介して各単位光量調整ユニット42a,42
b,42cの上面に露出している。
【0036】また、各単位光量調整ユニット42a,4
2b,42cの各前面及び後面には各分離用ダイクロイ
ックミラー33a〜33cを透過した光、及び,各集光
用ダイクロイックミラー33a´〜33c´へ入射する
光りが通過する貫通孔48a.48bが穿設されてい
る。なお、最も外側の単位光量調整ユニット42cの前
面の使用しなし貫通孔48a.48bは図示しないキャ
ップ等で塞がれている。
【0037】そして、各単位光量調整ユニット42a,
42b,42c相互間は固定金具46を介して固定ビス
47で固定されている。第4図は各単位光量調整ユニッ
ト42b〜42cの内部構成を示す断面図である。
【0038】単位光量調整ユニット42cのフレ―ム5
1cには、前記筒状フィルタ―枠43cを光軸と垂直な
軸を持って回転可能に保持するための嵌合部が形成され
ている。この嵌合部内には、前記筒状フィルタ―枠43
cを押すように動作可能な球52、この球52を押すた
めのコイルバネ53、このコイルバネ53を支持するば
ね受け54がねじ固定されている。
【0039】また、前記分離用ダイクロイックミラ―3
3cはフィルタ―枠55にて保持さている。さらに、こ
のフィルタ―枠55は前記フレ―ム51cの下部に設け
られた取付部56に着脱可能に保持されている。同様
に、前記集光用ダイクロイックミラ―33c´はフィル
タ―枠55´にて保持さている。さらに、このフィルタ
―枠55´は前記フレ―ム51cの下部に設けられた取
付部56´に着脱可能に保持されている。
【0040】また、フレ―ム51c,51bの側面に
は、単位光量調整ユニット42c,42b相互間を固定
する場合に前記金具46及び固定ビス47を取付けるた
めのビス穴57.58が刻設されている。さらに、フレ
―ム51cの後面にには、隣の単位光量調整ユニット4
2bに自己の単位光量調整ユニット42cを積層するた
めに、隣の貫通孔48a,48bに挿入されるフランジ
部59a,59bが形成されている。
【0041】よって、各単位光量調整ユニット42c〜
43cの上面に露出している各操作ツマミ45a〜45
cを観察者が手動で回動させたり、他の電気的又は機械
的手段により回動することによって、干渉フィルタ―3
4a〜34cが回転され、かつ、コイルばね53の押圧
力を受けて前記球52が押圧力を与えて筒状フィルタ―
枠43、つまり干渉フィルタ―34a〜34cは任意の
回転位置で固定される。
【0042】このような構成の光量調整装置16におい
て、コレクターレンズ2を介して入射した光束はコリメ
―タレンズ31で平行光に変換されて、全反射ミラー3
2で全反射されて、各分離用ダイクロイックミラ―33
a,33b,33cに導かれれる。各分離用ダイクロイ
ックミラ―33a,33b,33cにおいて、図5から
理解できるように、各色素A,B,Cに対応する各狭帯
域励起光波長λEA,λEB,λECの各光のみが反射されて
それぞれの干渉フィルター34a,34b,34cへ入
射される。
【0043】各干渉フィルター34a.34b.34c
は、図6(a)(b)に示すように、透過率の波長特性
が、光軸に対する傾斜角度に対応してシフトする特性を
有する。
【0044】具体的には、この干渉フィルター34a,
34b,34cを光軸に対して垂直な方向(傾き0°)
に挿入したとき図6(a)に示すように各狭帯域励起光
波長λEA,λEB,λECを中心とする透過波長特性を有す
る。一方、干渉フィルター34a,34b,34cを光
軸に垂直な方向の軸に対して45°だけ傾けて挿入した
とき図6(b)のような各透過波長特性を得ることがで
きる。
【0045】一般に、干渉フィルタ―34a〜34cの
干渉条件は、最大透過率波長をλ、誘電体の光学的な厚
さ(誘電体の境界で生じる位相差も光路長に換算して含
ませる)をt、境界による反射角をφとしたとき、次の
ような関係式で表すことができる。 2t・ cosφ=mλ ここで、次数mを一定とし、かつ、干渉条件を一定とし
たとき、波長λは cosφに比例する。この角度φは反射
角であるが、スネルの法則により入射角と共役なので同
等と見なせる。このことは、入射角を大きくしていけ
ば、 cosφが減少していき、同時に波長λも減少してい
き、よって透過波長特性における最大透過率が得られる
波長は徐々に低波長側へシフトしていく。このため、光
軸に垂直な方向の軸から徐々に45°まで干渉フィルタ
―34a〜34cを傾けることによって、図6(a)に
示す各透過波長特性を図6(b)に示す透過波長特性ま
でその波長領域を連続的にシフトさせることができる。
【0046】前記干渉フィルタ―34a,34b,34
cを透過した各光は、前記分離用ダイクロイックミラ―
33a,33b,33cと同一の透過波長特性を有する
集光用ダイクロイックミラ―33a′,33b′,33
c′にて反射さされて全反射ミラー32で全反射されて
前記光軸36上で再び集光レンズ35にて1つの光束に
変換されて、この光量調整装置16から次の開口絞り3
へ出射される。
【0047】光量調整装置16から出射された光束は開
口絞り3,視野絞り4,レンズ5を介して蛍光フィルタ
―セット6内の励起フィルター7へ入射される。励起フ
ィルター7は図10で示す各狭帯域励起光波長λEA、λ
EB、λECの光を透過する特性を有している。
【0048】したがって、前記光量調整装置16とこの
励起フィルタ―7とを併用することによって得られるダ
イクロイックミラー8に入射する励起光の波長成分は図
6(a),(b)における斜線部分となる。図6(a)
は各干渉フィルタ―34a,34b,34cを光軸に垂
直にした場合を示し、図6(b)は各干渉フィルタ―3
4a,34b,34cを光軸に対し45°方向に傾斜さ
せた場合を示す。
【0049】図6(a)においては、各励起波長帯域と
も励起フィルタ―7による励起光と同等の励起光が得ら
れるが、図6(b)では各干渉フィルタ―34a〜34
cの影響により各励起波長帯域ともカットされて、光量
が減少している。さらに図6(a)と図6(b)の間の
状態、つまり各干渉フィルタ―34a〜34cの傾きを
0°から45°へ徐々に増加していくと、各干渉フィル
タ―34a〜34cによる透過波長率帯はその傾斜角増
加に伴って短波長側にシフトしていき、励起フィルタ―
7の透過波長率帯との重なりは各励起波長帯域の長波長
側から消滅していく。
【0050】すなわち、カットされる波長領域が徐々に
多くなっていくので、励起光の光量が減少していく。よ
って各干渉フィルタ―34a〜34cの傾きを任意の角
度にすることでダイクロイックミラー8を介して標本1
1へ照射される各励起光の光量を無段階で調整すること
が可能となる。
【0051】ここで各励起光波長帯域の光量(強度)は
夫々独立した光路に配置された干渉フィルタ―34a,
34b,34cの傾きによって制御されるために、3つ
の狭帯域励起光波長λEA,λEB,λECの光の光量はそれ
ぞれ独立して調整することができる。
【0052】つまり干渉フィルタ―34a,34b,3
4cの傾きをそれぞれ独立して任意の角度にすれば各波
長λEA,λEB,λECを有する3つの各励起光の強度の比
を連続的に変化させることができ、これに伴って各励起
光により励起される3種類の蛍光相互間の強度比、及び
各蛍光の強度の絶対値を所望とする値に調整することが
できる。
【0053】したがって、3種類の蛍光色素によって蛍
光強度に差が生じた場合や3種類の蛍光間で褪色の速度
に差が生じた場合、3種類の蛍光像の明るさのバランス
が異なるが、このような場合には干渉フィルタ―34a
〜34cの傾きを変更する簡単な操作により3種類の蛍
光強度の比を容易に調節でき、観察或いは写真撮影等に
おいて一つの蛍光像が明るすぎたり、或いは暗すぎたり
する問題を解決することができる。
【0054】さらに、標本11に対する照明側の光路に
おける調光であるので、前述したような励起効率の低下
や標本11の劣化速度を上昇させる懸念もなくなる。以
上、標本11に対する3重染色について説明したが、次
に、2重染色又は4重染色以上の対応について説明す
る。
【0055】図4に示すように、各干渉フィルタ―34
a〜34cと、その前後の分離用及び集光用の各ダイク
ロイックミラ―33a〜33c,33a´〜33c′と
をそれぞれ1個づつ含んだ構成をそれぞれ独立した単位
光量調整ユニット42a〜42cとしている。
【0056】したがって、単位光量調整ユニット42a
〜42cの組込個数を増加することによって、簡単に高
機能化を図ることができる。例えば2重励起のみに対応
する場合、図3において最も外側の単位光量調整ユニッ
ト42cを取外し、光量調整装置16を2個の単位光量
調整ユニット42a,42bのみで構成すればよい。
【0057】一方、4重励起に対応する場合、図2に破
線で示したダイクロイックミラ―33d,33d′およ
び干渉フィルタ―34dを含む、図示しないユニット4
2dを取り付ければ良い。図2において最も外側の分離
用ダイクロイックミラー33cを透過した長波長部分の
光は新たに継足した単位光量調整ユニット42dの分離
用ダイクロイックミラー33dに導かれるため、干渉フ
ィルタ―34dの対応する励起波長帯域を、光軸36か
ら離れるに従って長波長側とし、それに対応する各ダイ
クロイックミラ―33d,33d′を使用することで、
何重励起であろうとも対応可能となる。
【0058】単位光量調整ユニット42の取付は、図4
において任意のユニット42のフランジ部59a,59
bを、光軸36に近い側の単位光量調整ユニット42の
貫通孔48a.48bへ挿入して嵌合させる。その後、
前記金具46を使いユニットのビス穴57,58にビス
固定し、連結固定させる。
【0059】したがって、このような構成によれば、前
述の効果に加え、将来多重染色が何重に増えようとも対
応する観察システムが容易かつ簡便に実現できる。図7
は本発明の他の実施例に係わる落射蛍光顕微鏡に組込ま
れる光量調整装置の外観図である。
【0060】この光量調整装置においては、図2の各干
渉フィルター34a,34b,34cの代りに、各光量
調整フィルターとして、それぞれニュートラル・デンシ
ティー・フィルター(以下NDフィルータと略記する)
71a〜71cが交換可能に設けられている。その他の
光学構成は図2に示す実施例と同じである。
【0061】このNDフィルター71a〜71cは、各
波長領域に亘って一定の透過率を有している。すなわ
ち、顕微鏡本体フレ―ム41内には、図2に示す光軸上
のコリメ―タレンズ31、2個の全反射ミラー32,3
2´.集光レンズ35が収納されている。そして、顕微
鏡本体フレ―ム41におけるこの各光学部材が収納され
た外面に3個の直方体形状を有する単位光量調整ユニッ
ト62a,62b,62cが積層状に取付けられてい
る。
【0062】単位光量調整ユニット62a内には、分離
用ダイクロイックミラー33a,NDフィルター71
a,集光用ダイクロイックミラー33a´が収納されて
いる。また、単位光量調整ユニット62b内には分離用
ダイクロイックミラー33b,NDフィルター71b,
集光用ダイクロイックミラー33b´が収納されてい
る。さらに、単位光量調整ユニット62c内には分離用
ダイクロイックミラー33c,NDフィルター71c,
集光用ダイクロイックミラー33c´が収納されてい
る。
【0063】単位光量調整ユニット62a,62b,6
2c内に収納された各NDフィルター71a〜71c
は、図示するように、フィルタ―枠63a〜63cにて
光路中に光軸と垂直な方向に支持されている。そして、
このフィルタ―枠63a〜63cには、貫通孔64a〜
64cを介してこの各単位光量調整ユニット42a,4
2b,42cの外部に引出すための突起部65a〜65
cが取付けられている。
【0064】また、各単位光量調整ユニット62a,6
2b,62cの各前面及び後面には各分離用ダイクロイ
ックミラー33a〜33cを透過した光、及び,各集光
用ダイクロイックミラー33a´〜33c´へ入射する
光が通過する貫通孔68a,68bが穿設されている。
なお、最も外側の単位光量調整ユニット62cの前面の
使用しない貫通孔68a,68bは図示しないキャップ
等で塞がれている。
【0065】そして、各単位光量調整ユニット62a,
62b,62c相互間は固定金具56を介して固定ビス
67で固定されている。このよに構成された光量調整装
置が組込まれた落射蛍光顕微鏡の動作を説明する。
【0066】各フィルター枠63a〜63cを各単位光
量調整ユニット62a〜62cに装着することによっ
て、各NDフィルター71a〜71cが各分離用ダイク
ロィックミラー33a〜33dの反射光の光路に挿入さ
れる。各NDフィルター71a〜71cに入射する光は
図5に示す各ダイクロイックミラー33a〜33cにて
選別された各狭帯域励起光波長λEA,λEB,λECの光を
含む。各NDフィルター71a〜71cはこの各狭帯域
励起光波長λEA,λEB,λECの光を含む光の光量をそれ
ぞれ自己が有する透過率に対応して減少させる。
【0067】したがって、この光量調整装置の各NDフ
ィルター71a〜71cと図8(a)に示す各色素A〜
Cに対応する狭帯域励起光波長λEA,λEB,λECの各光
を抽出する透過波長特性を有した励起フィルター7とを
組合わせた場合には、励起フィルター7からダイクロイ
ックミラー8へ入射する前記各狭帯域励起光波長λEA
λEB,λECの光は、図8(b)の斜線部分に示すよう
に、各NDフィルター71a〜71cが有する透過率に
従ってその各光量が制限(カット)される。
【0068】各NDフィルター71a〜71cの透過率
は、各NDフィルター71a〜71c固有の値であるの
で、透過率の異なる他のNDフィルター71a〜71c
と交換することによって、ダイクロイックミラー8へ入
射する狭帯域励起光波長λEA,λEB,λECの各光の光量
を任意に調整可能となる。
【0069】よって、ダイクロイックミラー8で反射さ
れて、標本11へ照射される各波長λEA,λEB,λEC
励起光量を任意に設定でき、この励起光に励起して発生
する3種類の蛍光相互間の光量比、及び各蛍光の絶対値
を所望の値に調整することが可能である。
【0070】したがって、このような実施例の構成によ
れば、3種類の蛍光色素によって蛍光強度に差が生じた
場合や、3種類の蛍光間で褪色の速度に差が生じた場
合、3種類の蛍光像の明るさのバランスが異なる場合、
単位光量調整ユニット62a〜62cの各NDフィルタ
ー71a〜71cを交換するだけの簡便な操作により3
種類の蛍光強度の比を容易に調整できる。
【0071】その結果、観察や写真撮影等において、各
蛍光像のうちのいずれかの蛍光像が明るすぎたり、暗す
ぎたりする問題を簡単に解消できる。しかも、標本11
に対する照明光の調光であるので、前述したような励起
効率が低下する懸念もなく、標本11に対する過大照射
に起因する標本11の劣化を未然に防止できる。
【0072】さらに、NDフィルター71a〜71cは
安価であり、一般に市販されているので、簡単に入手で
き、光量調整装置の製造費が特に大幅に上昇することは
ない。
【0073】なお、このNDフィルター71a〜71c
を用いた光量調整装置であっても、先の実施例の光量調
整装置と同様に、標本11に対する多重染色数の増減に
簡単に対応できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明の落射蛍光顕
微鏡によれば、落射照明用光源からダイクロイックミラ
ーまでの光路に、各狭帯域励起光波長の光の光量をそれ
ぞれ個別に調整する光量調整装置が介挿されている。し
たがって、多重染色蛍光標本においてこの標本から発す
る各蛍光色素の励起光量をそれぞれ独立して簡単に調整
できるので、各蛍光色素毎の蛍光強度の違い及び褪色速
度の違いや観察者の好みに応じて多重染色の蛍光像の明
るさの比を変えることができ、観察又は写真撮影等に際
して蛍光色素の違いによる蛍光像の明るさの相違を確実
に補正でき、観察しやすい蛍光像を得ることができる。
【0075】また、照射光側で励起光を調整するので、
標本より発し観察光路に導かれる蛍光は従来顕微鏡のよ
うに調節フィルタ―により強度が弱められることがない
ので、蛍光強度を上げるために、通常より多くの励起光
を標本に照射する必要がなく、標本に対して損傷を与え
ることがない。また将来的に多重染色の同期観察の数が
増加したり、減少した場合においても、単位光量調整ユ
ニットを増減することによって簡単に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる落射蛍光顕微鏡の
概略構成を示す光学系構成図。
【図2】 同実施例顕微鏡に組込まれた光量調整装置の
概略構成を示す光学系構成図。
【図3】 同光量調整装置の外観図。
【図4】 同光量調整装置の内部構成を示す断面図。
【図5】 同光量調整装置に組込まれた各分離用ダイク
ロイックミラーの透過波長特性図。
【図6】 同光量調整装置に組込まれた各干渉フィルタ
ーの透過波長特性と励起フィルターの透過波長特性との
相互関係を示す図。
【図7】 本発明の他の実施例に係わる落射蛍光顕微鏡
に組込まれた光量調整装置の外観図。
【図8】 同光量調整装置に組込まれた各NDフィルタ
ーの透過特性と励起フィルターの透過波長特性との相互
関係を示す図。
【図9】 一般的な落射蛍光顕微鏡の概略構成を示す光
学系構成図。
【図10】 同落射蛍光顕微鏡における各色素波長領域
における蛍光フィルターセットの各フィルータとダイク
ロイックミラーの各透過波長特性図。
【符号の説明】
1…光源、6…蛍光フィルターセット,7…励起フィル
ター、8…ダイクロイックミラー、9…吸収フィルタ
ー、10…ステージ、11…標本、12…対物レンズ、
13…ビームスプリッター、16…光量調整装置、3
2,32´…全反射ミラー、33a,33b.33c…
分離用ダイクロイックミラー、33a´,33b´33
c´…集光用タイクロイックミラー、34a,34b,
34c…干渉フィルター、42a,42b,42c,6
2a,62b,62c…単位光量調整ユニット、71
a,71b,71c…NDフィルター。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 落射照明用光源から出射された光束から
    複数の狭帯域励起光波長の光を抽出する励起フィルタ―
    と、この励起フィルタ―にて抽出された複数の狭帯域励
    起光波長の光を反射させて標本に照射し、当該標本から
    発せられる複数種類の蛍光を透過するダイクロイックミ
    ラ―と、このダイクロイックミラ―からの透過光に含ま
    れる不要波長成分を吸収する吸収フィルタ―と、この吸
    収フィルタ―を透過した蛍光像を観察する観察光学系と
    を有する落射蛍光顕微鏡において、 前記落射照明用光源から前記ダイクロイックミラーまで
    の光路に介挿され、前記各狭帯域励起光波長の光の光量
    をそれぞれ個別に調整する光量調整装置を備えたことを
    特徴とする落射蛍光顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記光量調整装置は、入射光を前記各帯
    域励起光波長の光に分離する複数の分離用ダイクロイッ
    クミラ―と、この各分離用ダイクロイックミラ―にて分
    離された各光の光量を調整する複数の光量調整用フィル
    タ―と、この各光量調整用フィルタ―で光量が調整され
    た各光を1本の光束に集光するための複数の集光素子と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の落射蛍光顕微
    鏡。
  3. 【請求項3】 前記光量調整装置は、1個の分離用ダイ
    クロイックミラ―と1個の光量調整用フィルタ―及び1
    個の集光素子が組込まれた複数の単位光量調整ユニット
    を有し、かつこの各単位光量調整ユニットは任意に着脱
    及び増設可能に構成されたことを特徴とする請求項2記
    載の落射蛍光顕微鏡。
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