JPH095667A - 色分解光学系 - Google Patents
色分解光学系Info
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- JPH095667A JPH095667A JP15049295A JP15049295A JPH095667A JP H095667 A JPH095667 A JP H095667A JP 15049295 A JP15049295 A JP 15049295A JP 15049295 A JP15049295 A JP 15049295A JP H095667 A JPH095667 A JP H095667A
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Abstract
光を、青、赤、緑の光に分解する色分解プリズム20
と、フィルタ保持体30とで構成する。フィルタ保持体
30は、支持軸33を中心に回転可能であり、円形の基
盤31上に、3枚のノッチフィルタF1〜F3と1つの
開口部を備えて構成している。
Description
を、色分解プリズムによって3色の光に分解する色分解
光学系に関する。
系では、入射光を青色光、赤色光及び緑色光に分解する
手法の1つのとして、色分解プリズムが用いられてい
る。この色分解プリズムは、図6に示すように、プリズ
ム101の射出面に青色光反射用のダイクロイックフィ
ルタ111を備え、2つのプリズム102、103の接
合面に赤色光反射用のダイクロイックフィルタ112を
備えて構成している。
膜の干渉を利用したダイクロイックフィルタが使用され
ているが、このダイクロイックフィルタは、光の入射角
度によって分光透過特性が変化する性質を有している。
例えば、図6における光線cは、図7で実線(参照符号
c)で示す透過率となるが、ダイクロイックフィルタに
対する入射角が光線cとは異なる、光線a、bでは、図
7で点線(参照符号a)、破線(参照符号b)で示すよ
うな透過率となり、光線cの透過率と相異することが分
かる。一般に、入射角度が大きくなるほど、分光透過特
性は短波長側に移動する。
側に位置するレンズ系120から光が入射する際、入射
する光束は瞳位置から出射されるため、画面の上端aと
下端bとに向かう光線では、ダイクロイックフィルタ1
11、112への入射角度が互いに異なる。このため、
分光透過特性が双方変化し、画面の上端aではマゼン
タ、下端bでは緑色のシェーディングが生じる結果とな
る。従来では、このように生じたシェーディングを、カ
メラ側で電気的に補正することでシェーディング補正を
実施していた。
系に交換した場合、或はレンズ系の倍率を変化させた場
合などには、そのシェーディングの補正値も変化するた
め、カメラ側で想定されていないレンズ系等が使用され
た場合には、電気的にシェーディング補正を行うことが
実質的に不可能であるという欠点があった。
べくなされたものであり、その目的は、このようなシェ
ーディングを電気的に補正するのではなく、光学的に補
正し得る機構を備えた色分解光学系を提供することにあ
る。
学系は、レンズ系と、分光透過特性の異なる2種のダイ
クロイックフィルタを介し、レンズ系を介して入射する
光を、青色光、赤色光及び緑色光に分解する色分解プリ
ズムとを備えて構成しており、さらに、レンズ系と色分
解プリズムとの間の光路中に、緑色光と青色光との境界
域の光、或は、緑色光と赤色光との境界域の光のうち、
少なくともいずれか一方の光の透過量を低減させる狭帯
域フィルターを備えることを特徴とする。
分解プリズムとの間の光路中に、狭帯域フィルターを選
択的に配置するフィルター保持部材をさらに備えて構成
することもできる。
と赤色光との境界域の光は、シェーディングの発生原因
となっており、これらの波長を有する光が色分解プリズ
ムへ入射する前に、狭帯域フィルタによって低減させ
る。
フィルタが必要か否かに応じ、狭帯域フィルタを光路中
にセットしたり、或は光路外に移動させる。また、フィ
ルタ保持部材に複数種の狭帯域フィルタを保持させてお
くことで、好適な狭帯域フィルタを適宜選択して使用し
得る。
説明する。
す。この色分解光学系は、撮影レンズで構成するレンズ
系10、このレンズ系10を介して入射する光を、青色
光、赤色光及び緑色光の3色の光に分解する色分解プリ
ズム20、及び、レンズ系10と色分解プリズム20と
の間に配設したフィルタ保持体30を備えて構成する。
射用のダイクロイックフィルタ24を備えるプリスム2
1と、2つのプリズム22、23の接合面に赤色光反射
用のダイクロイックフィルタ25を備えた接合プリズム
26とで構成しており、プリスム21と接合プリズム2
6とを、僅かな空隙を隔てて配置している。
に入射する光のうち、ダイクロイックフィルタ24にお
いて青色光となる波長域の光が反射され、プリズム21
のプリズム面で全反射された後、チャンネルBへ向けて
出射される。ダイクロイックフィルタ24を透過した光
のうち、赤色光となる波長域の光がダイクロイックフィ
ルタ25で反射され、プリズム22のプリズム面で全反
射された後、チャンネルRへ向かって出射される。緑色
光となる波長域の光はそのまま透過され、チャンネルG
へ向けて出射される。
して示す。このフィルタ保持体30は、円盤状の基盤3
1に、合計3枚のノッチフィルタF1〜F3を備えると
共に、1つの開口部Oを備え、この開口部Oには、ノッ
チフィルタF1〜F3と同じ光学パスの透明なガラスが
装着されている。
ーディングを補正するための狭帯域フィルタである。ノ
ッチフィルタF1は、チャンネルBとチャンネルGとが
重なり合う範囲の波長域の光を低減するBGフィルタで
あり(クロスポイント、図7参照)、このノッチフィル
タF1の分光透過特性は図3に示すとおりである。
ャンネルRとが重なり合う範囲の波長域の光を低減する
GRフィルタであり(クロスポイント、図7参照)、こ
のノッチフィルタF2の分光透過特性は図4に示すとお
りである。
一方の面にノッチフィルタF1を配し、他方の面にノッ
チフィルタF2を配した重合フィルタであり、その分光
透過特性も図3と図4で示した特性を重ね合せた特性と
なっている。
は、基盤31がベアリング32を介し支持軸33によっ
て回転自在に支持されており、この支持軸33は、カメ
ラ本体40側に支持されている。従って基盤31を回転
させることで、ノッチフィルタF1〜F3及び開口部O
のうち、いずれか1つを光路中にセットすることができ
る。
場合の分光透過特性を図5に示す。前述した図7のグラ
フと比較すると、ノッチフィルタF3を介すことで、チ
ャンネルBとチャンネルGとが重なり合う波長域と、チ
ャンネルGとチャンネルRとが重なり合う波長域との双
方で、入射光の透過率がいづれも低減されていることが
分かる。低減されたこれらの光は、カラーシェーディン
グの原因となる波長域の光であり、これにより、カラー
シェーデイングの発生を充分に抑えることができる。
ャンネルGとのクロスポイントのみを低減させたい場合
には、基盤31を回転させてノッチフィルタF1を光路
中に配置させ、チャンネルGとチャンネルRとのクロス
ポイントのみを低減させたい場合には、基盤31を回転
させてノッチフィルタF2を光路中に配置すればよい。
また、ノッチフィルタが不要な場合、或は色再現性を重
視する場合等には、光路中に開口部Oを配置すればよ
く、このように撮影状況に応じて、各種ノッチフィルタ
F1〜F3或は開口部Oを適宜選択して使用することが
できる。
ズム20との間に、フィルタ保持体30を配置する例を
示したが、原理的には、レンズ系10の前面、或は各チ
ャンネルの射出面に、ノッチフィルタを配設することも
できる。しかし、例えば、レンズ系10に広角レンズを
用いた場合には、ノッチフィルタに対する入射光の入射
角度が大きくなってしまい、また、各チャンネルの射出
面にノッチフィルタを配置した場合には、ノッチフィル
タの交換が困難である等の欠点がある。このため、ノッ
チフィルタに対する入射角度の変動が少なく、交換も容
易な位置、すなわち、本実施例で示した位置にノッチフ
ィルタを配置することが最も望ましい。
を1枚の基盤31上に形成する例を示したが、複数の基
盤で構成することもでき、各基盤上のノッチフィルタを
組合わせて使用することもできる。さらに、基盤31を
円盤状に形成し回転させることで、ノッチフィルタを交
換する例を示したが、この形態に限定するものではな
く、個々のノッチフィルタを、光路中にセットできれば
よい。
分解光学系であれば、必要となるノッチフィルタの特性
も一定であるため、交換も不要である。このため、レン
ズ系10と色分解プリズム20との間に、予め固定した
状態で好適なノッチフィルタを配置して、色分解光学系
を構成することも可能である。
色分解光学系は、レンズ系と色分解プリズムとの間に、
緑色光と青色光との境界域の光、及び、緑色光と赤色光
との境界域の光のうち、少なくともいずれか一方の光を
低減させる狭帯域フィルターを備えて構成した。従っ
て、シェーディングの発生原因となっていた波長域の光
を低減させることでができ、光学的にカラーシェーディ
ング補正を実施することができる。また、この位置に狭
帯域フィルターを配設することで、この狭帯域フィルタ
ーに入射する光の角度変動を小さく抑えることができ、
フィルター交換も容易に行うことができる。
に帯域フィルターを選択的に配置するフィルター保持部
材を備えて構成したので、狭帯域フィルタが必要か否か
に応じて、狭帯域フィルタを光路中にセットし、或は光
路外に移動させることができる。また、フィルタ保持部
材に複数種の狭帯域フィルタを保持させておくことで、
好適な狭帯域フィルタを適宜選択して使用することもで
きる。
図である。
フである。
フである。
射角による分光特性変化を示すグラフである。
光特性変化を示すグラフである。
23…プリズム、24、25…ダイクロイックフィル
タ、30…フィルタ保持体、F1、F2、F3…ノッチ
フィルタ、O…開口部。
Claims (2)
- 【請求項1】 レンズ系と、 前記レンズ系を介して入射する光を、分光透過特性の異
なる2種のダイクロイックフィルタを介し、前記レンズ
系を介して入射する光を、青色光、赤色光及び緑色光に
分解する色分解プリズムと、 を備える色分解光学系において、 前記レンズ系と前記色分解プリズムとの間の光路中に、
緑色光と青色光との境界域の光、及び、緑色光と赤色光
との境界域の光のうち、少なくともいずれか一方の光の
透過量を低減させる狭帯域フィルターを備えることを特
徴とする色分解光学系。 - 【請求項2】 前記色分解光学系は、 前記レンズ系と前記色分解プリズムとの間の光路中に、
前記狭帯域フィルターを選択的に配置するフィルター保
持部材をさらに備えることを特徴をする請求項1記載の
色分解光学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15049295A JP3961034B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 色分解光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15049295A JP3961034B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 色分解光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095667A true JPH095667A (ja) | 1997-01-10 |
JP3961034B2 JP3961034B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=15498058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15049295A Expired - Fee Related JP3961034B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 色分解光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3961034B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6677934B1 (en) * | 1999-07-30 | 2004-01-13 | L-3 Communications | Infrared touch panel with improved sunlight rejection |
JP2008128708A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Fujifilm Corp | 光断層画像化装置 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15049295A patent/JP3961034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6677934B1 (en) * | 1999-07-30 | 2004-01-13 | L-3 Communications | Infrared touch panel with improved sunlight rejection |
JP2008128708A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Fujifilm Corp | 光断層画像化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3961034B2 (ja) | 2007-08-15 |
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