JP2002525374A - 抗ウイルスプリン誘導体 - Google Patents

抗ウイルスプリン誘導体

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JP2002525374A JP2000572234A JP2000572234A JP2002525374A JP 2002525374 A JP2002525374 A JP 2002525374A JP 2000572234 A JP2000572234 A JP 2000572234A JP 2000572234 A JP2000572234 A JP 2000572234A JP 2002525374 A JP2002525374 A JP 2002525374A
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クリストファー マギギャン,
ジャン バルザリーニ,
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ユニバーシティ カレッジ カーディフ コンサルタンツ リミテッド
リーガ ファウンデイション
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Abstract

(57)【要約】 ヌクレオシドホスホルアミデートを含む化合物、それらの調製およびウイルス感染、特にHIVおよびHBVの処置における治療的使用が開示される。この化合物は、2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イルを含む、置換アデニンアナログ部分を含む。この化合物は、抗ウイルス活性と酸安定性の両方を示す。ホスホルアミデートの塩およびエステルが含まれる。代表的な化合物は、(1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル−(メトキシ−L−アラニニル)]ホスフェートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は化合物に関する。詳細には、本発明は抗ウイルス剤としての使用に適
切な化合物に関する。本発明はまた、本発明の化合物の治療的使用、本発明の化
合物を含有する薬学的組成物、および薬剤の製造における本発明の化合物の使用
に関する。
【0002】 ヒト後天性免疫不全症候群(AIDS)の認識から、多くの関心および研究活
動が、その理解および処置方法を提供する試みに向けられてきた。ヒト免疫不全
ウイルス(HIV)は、AIDSにおける推定病原因子として同定された。現在
、様々な化合物(これらは、それらの目的として、HIV、B型肝炎ウイルス(
HBV)、ヘルペスおよび他のウイルスに関する抗ウイルス活性の証明を有する
)の使用に関する多くの文献が存在する。
【0003】 抗ウイルス活性を証明し、多くの研究の目的であったクラスの化合物は、ヌク
レオシドアナログである。
【0004】 このような化合物の例は、「Abacavir」であり、これは置換アデニン
アナログである(Foster R.H.およびFaulds D.Drugs
1998,55,729〜736)。この化合物は、予備的な研究で示された
この化合物の潜在的な活性および安定性のため、臨床用途に入れられた。
【0005】 PCT/GB96/00580は、HIVに関して高活性であると言われるヌ
クレオシドアナログのクラスに関する。特に、PCT/GB96/00580は
、TK-およびTK+細胞の両方において、高い効力のインビトロウイルスインヒ
ビターと言われる化合物を提供する問題に取り組む。PCT/GB96/005
80で開示される化合物は、プリンのホスホルアミデートまたはピリミジンヌク
レオシドアナログである。しかし、このような化合物は、グリコシド結合切断に
対する化学的不安定性(例えば、酸)または生物学的不安定性(例えば、ヌクレ
オシドホスホリラーゼ)を示す。結果として起こる不活性化は、それらの潜在的
な臨床効果を制限し得る。
【0006】 しかし、臨床的設定に潜在的に有用な化合物は、多くの他の特性ならびに証明
(少なくともインビトロ試験における、十分な所望の抗ウイルス活性)を示す必
要がある。主に、これらの他の特性は、良好な薬物速度特性、化合物の容易な扱
いおよび供給を可能にするのに十分な化合物の安定性、および問題のウイルス感
染の処置が必要な患者へ、この化合物を、副作用の受容可能なレベルで投与する
のに十分低い毒性を含む。
【0007】 しかし、実際には、化合物の他の特性を改良するために、インビトロで抗ウイ
ルス活性を示す化合物を改変する試みは、化合物が示す抗ウイルス活性に悪影響
を与え得ることがしばしば見出される。理想的に、臨床試験で提案されるさらな
る任意の化合物はまた、容易な投与手段を有し、そして経済的に実行可能な経路
により調製可能である必要がある。
【0008】 良好な薬物速度論特性および安定性と共に、効力のある抗ウイルス活性、特に
、高HIVおよび/またはHBV活性を示し、そして臨床用途に有利な特性を有
する化合物を提供するのに十分低い毒性を示す新規なクラスの化合物を提供する
ことが、本発明の目的である。
【0009】 本発明によると、以下の式(I)に従う化合物、あるいはその薬学的に受容可
能な誘導体または代謝産物が提供される:
【0010】
【化5】 ここで、Arは、アリール基であり; R1およびR2は、H、アルキルおよびアリール基からなる群から独立して選択
され、 Xは、O、NH、NR4およびSからなる群から選択され、ここで、R4は、ア
ルキルおよびアリール基からなる群から選択され; R5は、H、アルキルおよびアリール基からなる群から選択され、ここで、R1 およびR5がそれぞれアルキルの場合、これらは連結して5または6員環を形成
し得; そして、R3は、H、アルキル、アリール、複素環式および多環式基からなる
群から選択される。
【0011】 本発明は、現在定義される化合物の塩、および生理学的に機能的な誘導体を含
む。
【0012】 本明細書中において、アルキル基との言及は、分枝または非分枝、環状または
非環状、飽和または不飽和(例えば、アルケニルまたはアルキニル)の、ヒドロ
カルビルラジカルを意味する。環状の場合、アルキル基は、好ましくは、C3
12であり、より好ましくは、C5〜C10であり、より好ましくは、C5〜C7
ある。非環状の場合、アルキル基は、好ましくは、C1〜C16であり、より好ま
しくは、C1〜C6であり、より好ましくは、メチルまたはエチルである。
【0013】 本明細書において、アリール基との言及は、芳香族基(例えば、フェニルまた
はナフチル)、あるいは1つ以上、好ましくは1つのヘテロ原子(例えば、O、
Nおよび/またはS)を含有する複素環式芳香族基(例えば、ピリジル、ピロリ
ル、フラニルおよびチオフェニル)を意味する。好ましくは、アリール基は、フ
ェニルまたは置換フェニルを含む。
【0014】 アルキルおよびアリール基は、置換されていても置換されていなくてもよく、
好ましくは、置換されていない。置換されている場合、一般に、1〜3個の置換
基が存在し、好ましくは、1個の置換基が存在する、置換基には以下が挙げられ
る:ハロゲン原子およびハロメチル基(例えば、CF3およびCCl3);酸素含
有基(例えば、オキソ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、アルコ
キシ、アルコイル(alkoyl)、アルコイルオキシ、アリールオキシ、アリ
ーロイル(aryloyl)およびアリーロイルオキシ);窒素含有基(例えば
、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シアノ、アジドおよびニトロ)
;硫黄含有基(例えば、チオール、アルキルチオール、スルホニルおよびスルホ
キシド);それ自体が置換され得る複素環式基;それ自体が置換され得るアルキ
ル基;ならびにそれ自体が置換され得るアリール基(例えば、フェニルおよび置
換フェニル)。アルキルには、置換または非置換ベンジルが挙げられる。本明細
書中において、アルコキシおよびアリールオキシ基との言及は、それぞれ、アル
キル−O−およびアリール−O−基を意味する。アルコイルおよびアリーロイル
基との言及は、それぞれ、アルキル−CO−およびアリール−CO−を意味する
【0015】 本明細書中において、複素環式基との言及は、合計で1〜6個のヘテロ原子を
含む、1個以上の、必要に応じて架橋された環を含む基を意味する。基中の各環
は、合計で、3〜12個、好ましくは、1〜6個の原子を含み得る。存在する少
なくとも1つの環は、1〜2個のヘテロ原子を含む。2つ以上の環が存在する場
合、これらは縮合されても縮合されなくてもよい。これらの環は、不飽和を含み
得る。ヘテロ原子には、O、SおよびNが挙げられる。このような複素環式基の
例は、1つ以上のピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチア
ゾリル、オキサゾリル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダ
ゾリニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、ピロニル、ピリ
ジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、
チオナフチル、ベンゾフラニル、イソベンゾフリル、インドリル、オキシインド
リル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、7−アザインドリル、イ
ソインダゾリル、ベンゾピラニル、クマリニル、イソクマリニル、キノリル、イ
ソキノリル、ナフチリジニル(napthridinyl)、シンノリニル、キ
ナゾリニル、ピリドピリジル、ベンゾキサジニル、キノキサジニル、クロメニル
、クロマニル、イソクロマニルおよびカルボリニルを含む。
【0016】 本明細書中において、多環式基との言及は、それ自体が置換され得る、2つ以
上の非芳香族炭素環式または複素環式環を含有する基を意味する。好ましくは、
この基は、2〜4個の縮合または非縮合環を含み、各環は、適切には、3〜12
個の原子、より適切には、4〜10個、より適切には、5〜7個、そしてさらに
より適切には、5〜6個の原子を含有する。上記の環状アルキルおよび複素環式
環の定義もまた、多環式基中の環に適用される。
【0017】 本明細書中において、ハロゲンとの言及は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素
ラジカルを意味し、好ましくは、フッ素または塩素ラジカルを意味する。
【0018】 基Arは、置換または非置換アリール基を含み、ここで用語「アリール基」お
よびこの基の可能な置換は上記の定義通りである。好ましくは、Arは、置換ま
たは非置換フェニル基である。特に好ましい置換基は、電子求引基(例えば、ハ
ロゲン(好ましくは、塩素またはフッ素)、トリハロメチル(好ましくは、トリ
フルオロメチル)、シアノおよびニトロ基)である。好ましくは、Arは、フェ
ニル、3,5−ジクロロ−フェニル、p−トリフルオロメチル−フェニル、p−
シアノ−フェニルまたはp−ニトロ−フェニルである。
【0019】 R3は、水素、アルキル、アリール、複素環式および多環式基から選択される
【0020】 好ましくは、R3は、置換または非置換アルキル基である。好ましくは、R3
、置換または非置換C1-6アルキル基であり、より好ましくは、エチルまたはメ
チル基である。
【0021】 好ましくは、R1およびR2の少なくとも一方は水素である。R1およびR2が異
なる場合、それらが結合している炭素原子は、不斉中心であることが理解される
。好ましくは、この炭素原子はキラルである。この炭素原子がキラルである場合
、この部位の立体化学は、DまたはL、あるいはその混合であり得、L−立体化
学が好ましい。
【0022】 R5およびR1は連結して、5または6員環を形成するように、3〜4個の炭素
原子を含むアルキレン架橋を形成し得る。好ましくは、R5は水素である。
【0023】 基−NH−CHR1−CO23は、カルボキシ保護αアミノ酸に相当すること
が理解される。好ましくは、基R1は、天然に存在するアミノ酸(例えば、アラ
ニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、グ
リシン、グルタミン酸、グルタミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リ
ジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプ
トファン、チロシン、バリン)の側鎖に相当する。好ましくは、R1は、Meま
たはPhCH2(それぞれ、アラニンまたはフェニルアラニンの側鎖に相当する
)である。好ましくは、不斉中心−CHR1−における立体化学は、L−アミノ
酸と一致する。
【0024】 本発明のアリールエステルホスフェート化合物が、それらの対応するヌクレオ
シドアナログである、(1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピ
ルアミノ)−9H−プリン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール
(これは、Abacavirとして公知であり、以下の構造式:
【0025】
【化6】 を有する)と比較して、インビトロ試験において有意に増大した抗ウイルスの抗
力を示すことが、この化合物の特徴である。
【0026】 本発明のさらなる局面によると、式(II)の化合物、あるいはその薬学的に
受容可能な誘導体または代謝産物が提供される:
【0027】
【化7】 ここで、R1、R2、R3、R5およびXは、上記の定義通りである。好ましくは
、Xは、Oである。
【0028】 このような抗ウイルス代謝産物の細胞内生成は、いくつかの理由のため、本発
明の重要な特徴である。ヌクレオシドがホストヌクレオチドキナーゼに良好な基
質ではない場合、トリホスフェートが優れたRTインヒビターであっても、活性
化は乏しく、抗ウイルス効果は低い。このような場合、本発明の代謝産物の生成
は、抗ウイルス作用の非常に有意な増大を引き起こし得る。
【0029】 「薬学的に受容可能な誘導体」とは、任意の薬学的に受容可能な塩、エステル
、またはこのようなエステルの塩、あるいはレシピエントへの投与により本発明
の式の化合物または本発明の代謝産物を提供し得る(直接または間接的に)任意
の他の化合物を意味する。好ましい「薬学的に受容可能な誘導体」には、ナトリ
ウム塩、コハク酸塩、フマル酸塩、グルタル酸塩およびD−酒石酸塩が挙げられ
る。
【0030】 「薬学的に受容可能な代謝産物」とは、本発明の化合物によって示される逆転
写酵素阻害を生じる本発明の代謝産物、あるいは本発明の式の化合物の代謝産物
または残基を意味する。
【0031】 本発明のさらなる局面によると、処置方法、好ましくはウイルス感染の予防ま
たは処置における使用のための、本発明に従う化合物が提供される。
【0032】 本発明のさらなる局面によると、ウイルス感染の予防または処置のための薬剤
の製造における、本発明に従う化合物の使用が提供される。
【0033】 本発明のさらなる局面によると、ウイルス感染の処置を必要とする患者に、有
効容量の本発明に従う化合物を投与する工程を包含する、ウイルス感染の予防ま
たは処置方法が提供される。
【0034】 ウイルス感染は、HIVおよびヘルペスウイルス(HSV1およびHSV2、
CMV、VZV、EBV、HAV、HBV、HCV、HDV、HHV6、HHV
7、HHV8、パピローマ、アデノウイルス、狂犬病ならびにインフルエンザを
含む)のような任意のウイルス感染を含み得る。
【0035】 好ましくは、ウイルス感染は、HIVまたはHBV感染を含み、より好ましく
は、HIV−IまたはHIV−IIを含む。化合物がHIV−IおよびHIV−
II、ならびにHBVに対して良好な活性を示すことが、本発明の特徴である。
【0036】 本発明のさらなる局面によると、本発明の化合物を薬学的に受容可能な賦形剤
と組み合わせて含有する薬学的組成物が提供される。
【0037】 本発明のさらなる局面によると、本発明の化合物を薬学的に受容可能な賦形剤
と合わせる工程を包含する、薬学的組成物の調製方法が提供される。
【0038】 本発明の化合物は、酸媒介加水分解に対して有意な安定性を示し得る。従って
、本発明の化合物は、胃の非常に酸性な環境下で安定性を保持し得るため、ヒト
における典型的な投薬条件下での経口投与に特に適切であり得る。
【0039】 式(I)の化合物中のプリンは、弱塩基(pKa=5.0)であり、式(I)
の化合物は酸に対して安定性を示すため、式(I)の化合物と酸(例えば、カル
ボン酸およびジカルボン酸)とから塩が形成され得る。このような塩は安定な結
晶性固体であり得、これは改良された保管寿命、および薬学的組成物への製造の
間の扱いやすさの点から有利であり得る。好ましいカルボン酸およびジカルボン
酸には、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸および酒石酸が挙げられる
。式(I)の化合物の塩とは対照的に、式(I)の化合物の遊離塩基は、吸湿性
であり得る非結晶性アモルファス形態であり得る。
【0040】 式(II)の化合物のP−OH基は、弱酸であり、従って、例えば、ナトリウ
ム、カリウム、アンモニウムおよびトリエチルアンモニウム塩を与えるような塩
基を有する一塩基の塩を形成し得る。XがOHである場合、式(II)の化合物
において、二塩基の塩が形成され得る。このような二塩基の塩は、安定な固体の
形態であり得、改良された有効期限、および薬学的組成物の製造での取り扱い安
さの利点を提供し得る。
【0041】 本発明の化合物はまた、生体培地(例えば、ヒト血漿)中での増強した安定性
を実証し得る。ヒト血漿のような培地で本発明を具体化する化合物の増加した半
減期により、処置の必要なヒトへの投与に薬物動態学的利点を許容し得る。
【0042】 本発明で使用される医薬は、以下の経口または非経口経路により投与され得る
:静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、経皮、気道(エアロゾル)、直腸、経膣、お
よび局所(経頬および舌下を含む)投与。
【0043】 経口投与のために、本発明の化合物が、一般に、錠剤またはカプセル形態で、
粉末または顆粒として、あるいは水溶液または懸濁液として提供される。
【0044】 経口のための錠剤は、以下の薬学的に受容可能な賦形剤と共に混合した活性成
分を含み得る:不活性希釈剤、崩壊剤、結合剤、潤滑剤、甘味剤、香味剤、着色
剤、および防腐剤。適切な不活性希釈剤には、炭酸ナトリウムおよび炭酸カルシ
ウム、リン酸ナトリウムおよびリン酸カリウム、ならびにラクトースが挙げられ
、一方コーンスターチおよびアルギニン酸は、適切な崩壊剤である。結合剤には
、スターチおよびゼラチンが挙げられ、一方潤滑剤は、存在する場合、一般に、
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクであり得る。所望であれ
ば、この錠剤は、グリセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレート
のような物質でコーティングされ、胃腸管の吸収を遅らせる。
【0045】 経口使用のためのカプセルは、硬質ゼラチンカプセルおよび軟質ゼラチンカプ
セルを含み、硬質ゼラチンカプセルにおいて、この活性成分は、固体希釈剤で混
合され、軟質ゼラチンカプセルにおいて、この活性成分は、水あるいはピーナッ
ツオイル、流動パラフィン、またはオリーブオイルのようなオイルで混合される
【0046】 直腸投与のための処方物は、例えば、ココアバターまたはサリチル酸を含む適
切な塩基を有する坐薬として提供され得る。
【0047】 経膣投与のために適切な処方物は、当該分野で公知である適切なキャリアのよ
うな活性成分をさらに含むペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、
フォームまたはスプレイ形態として提供され得る。
【0048】 筋肉内、腹腔内、皮下および静脈内の使用のために、本発明の化合物は、一般
的に、適切なpHおよび等張性に緩衝化された、滅菌水溶液または懸濁液として
提供される。適切な水性ビヒクルには、リンガー溶液および等張性塩化ナトリウ
ムが挙げられる。本発明に従う水性の懸濁液には、セルロース誘導体、アルギニ
ン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、およびトラガカントゴムのような懸濁
剤、ならびにレシチンのような湿潤剤が挙げられ得る。水性懸濁液のための適切
な防腐剤には、エチルおよびn−プロピルp−ヒドロキシベンゾエートが挙げら
れる。
【0049】 本発明の化合物はまた、リポゾーム処方物として提供され得る。
【0050】 一般に、適切な用量は、1日当たりのレシピエントの1kgの体重当たり0.
01〜10mgの範囲、好ましくは、1日当たりの1kgの体重当たり0.2〜
1.0mgの範囲である。所望される用量は、好ましくは1日に1回提供される
が、1日に渡って適切な間隔で、2、3、4、5または6以上の準投与用量とし
て投薬される。これらの準用量は、単位投薬形態(例えば、単位投薬形態当たり
10〜1500mg、好ましくは、20〜1000mg、および最も好ましくは
50〜700mgの活性成分を含む)で投与され得る。
【0051】 本発明のさらなる局面に従って、以下の式の化合物:
【0052】
【化8】 と、以下の式の化合物:
【0053】
【化9】 との反応を含む本発明の化合物の調製のためのプロセスを提供する。ここで、R 1 、R2、R3、R5およびXは、上に定義される通りの意味を有する。
【0054】 この反応は、テトラヒドロヒドロフラン中、N−メチルイミダゾールの存在下
、周囲温度で乾燥条件下で実施され得るか、またはt−ブチルマグネシウムクロ
リドおよび過剰の適切なホスホロクロリデエート(phosphorochlo
rideate)試薬を使用して実施され得る。
【0055】 本発明を具体化する化合物(ここで、Arは、Hによって置換される)は、水
性塩基を用いたエステルの処置によって酸形態から調製され得る。
【0056】 XがNHまたはNR4である化合物は、酸形態(X=OおよびR3=H)をアミ
ンで処理することにより調製され得る。
【0057】 上記出発物質である(1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピ
ルアミノ)−9H−プリン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール
は、アバカビア(Abacavir)として公知であり、そして当該技術分野で
公知の任意の手順、例えば、欧州特許明細書番号0434450号、PCT特許
出願番号PCT/GB95/02014、およびPCT特許出願番号PCT/E
P98/02835、に記載される手順により作製され得、これらの全ては、本
明細書中に参考として援用される。
【0058】 ここで本発明は、以下の実施例に参考として記載される。以下は、例示の目的
のためにすぎず、詳細な改変体は、本発明の範囲内で成され得ることが理解され
る。
【0059】 (実験手順) (一般方法) 以下の無水溶媒および試薬は、Aldrichによる完全な密封ストッパーで
乾燥したものを購入した:ジクロロメタン(DCM)、ジエチルエーテル(Et 2 O)、テトラヒドロフラン(THF)、N−メチルイミダゾール(NMI)、
メタノール(MeOH)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ピリジン(pyr
)、ジオキサン、およびtBuMgCl。トリエチルアミン(NEt3)を、数
時間CaH2上で還流することにより乾燥し、次いで即時使用のために蒸留した
【0060】 (クロマトグラフィー) 薄層クロマトグラフィー(tlc)を、市販のMerck Kieselge
l60F254プレートで実施し、そして分離した成分を、紫外光(254nmお
よび366nm)を使用して視覚化するか、または5%のドデカ−モリブド−リ
ン酸(MPA)のエタノール溶液で処理し、続いて加熱することにより視覚化し
た。カラムクロマトグラフィーを、定常相としてWoelmシリカ(32〜63
mm)を用いて実施した。
【0061】 (スペクトルによる特徴づけ) 他に記載がなければ、全てのNMRデータは、CDCl3で得られた。プロト
ンおよび炭素−13核磁気共鳴を、それぞれ300MHzおよび75MHzの作
動周波数によってBruker Avance DPX300分光計で記録した
。リン31NMRスペクトルを、121MHzで作動するBruker Ava
nce DPX300分光計で記録し、外部標準として85%のリン酸を基準に
したδの単位として記録し、正のシフトとは、低磁場シフトのことである。以下
の略語を、NMRシグナルの帰属に使用した:s(1重線)、d(2重線)、t
(3重線)、q(4重線)、m(多重線)、bs(幅広のシグナル)、dd(2
重線の重複)、dt(3重線の重複)。
【0062】 低い分解能の質量スペクトルは、VG Platform II Fison
s機器(Fisons、Altrincham、UK)(大気圧イオン化質量分
析法、エレクトロスプレー質量分析法)で、負または正のイオンモードのいずれ
かで実施した。
【0063】 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を、溶出液として水/アセトニトリ
ル(100%の水(0分)、20%の水(35分)、20%の水(45分)、1
00水(55分))を用い、流速1ml/分を使用してSSODS2逆相カラム
で実施し、254nmのUVによって検出した。標準:アセトン(tR4.54
分)、トルエン(tR10.21分)。最終の生成物は、99%以上の純度(検
出不可能な量の親ヌクレオシドを含む)を示した。
【0064】 (化合物の命名法および番号付け) 可能な場合IUPAC命名法を使用するが、簡単ないくつかの化合物は、省略
した。番号付けは、従来のヌクレオシドの番号付けによる。
【0065】
【化10】 (標準手順) 実施の目的のために、適用可能な標準手順を提供する。
【0066】 (標準手順1) 無水アルコール(10mol当量)の攪拌溶液に、塩化チオニル(2mol当
量)を0℃で滴下し、得られた溶液を1時間攪拌した。室温まで上昇させ、適切
なアミノ酸(1mol当量)を添加し、そしてこの反応を6〜16時間、加熱還
流した。溶媒を除去し、メタノール:エーテルで再結晶化し、アミノエステル塩
酸塩を得た。
【0067】 (標準手順2) 適切なアミノ酸(1mol当量)、p−トルエンスルホン酸(1.1mol当
量)および適切なアルコール(1mol当量)を、トルエン(100ml)中、
ディーンスターク条件下で6〜16時間、加熱還流した。室温まで冷却し、この
溶媒を減圧下で除去し、オイル状物を得た。これをジクロロメタン(50ml)
中に溶解し、10%のK2CO3(50ml)、および水(50ml)で洗浄し、
濾過し、そして濾液を減圧乾燥し、オイル状物を得た。これを、最小量のアセト
ンに溶解させ、2MのHClで中和し、凍結乾燥し、アミノ酸エステル塩酸塩を
得た。
【0068】 (標準手順3) フェニルジクロロホスフェート(1mol当量)および適切なアミノ酸エステ
ル塩酸塩(1mol当量)を、無水ジクロロメタン(30〜60ml)中に懸濁
した。無水ジクロロメタン(30ml)中に、無水トリエチルアミン(2mol
当量)を−80℃で滴下し、そしてこの反応を、一晩かけて室温まで上昇させた
。この溶媒を減圧下および窒素下で除去し、白色の固体を得た。これを、無水エ
ーテル(2×25ml)で洗浄し、濾過し、そして濾液を減圧乾燥し、粗オイル
状物として生成物を得た。これらを、無水THF中に保存し、任意のさらなる精
製なしで使用した。
【0069】 (標準手順4) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(1mol当量)を、無
水ピリジン(3×5ml)との共沸により乾燥し、次いで無水THF(5〜30
ml)中で懸濁した。この懸濁液に、tBuMgCl(1〜2mol当量、1.
0MのTHF溶液)を滴下し、得られた懸濁液を10分間攪拌した。次いで、ホ
スホロクロリデート(phosphorochloridate)種(3mol
当量、THF溶液)を滴下し、得られた溶液を、室温で24〜96時間攪拌した
。次いでこの反応を、飽和NH4Cl(0.1ml)の添加によってクエンチし
、そして10分後この溶媒を減圧下で除去した。この粗生成物を、シリカカラム
クロマトグラフィーにより精製した。
【0070】 (L−アラニンメチルエステル塩酸塩) C41021Cl1、MW=139.38 これを、標準手順1に従って、無水メタノール(34ml、0.84mol)、
塩化チオニル(8.2ml、0.112mol)、およびL−アラニン(5.0
g、0.056mol)を使用して合成した。この生成物を、白色固体(2.8
7g、36.7%)として得た。
【0071】
【数1】 (フェニル−(メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート) C101341Cl11、MW=277.65 これを、標準手順3に従って、L−アラニンジメチルエステル塩酸塩(2.0g
、14.34mmol)、フェニルホスホロクロリデート(3.02g、2.1
4ml、14.34mmol)および無水トリエチルアミン(2.90g、4.
0ml、28.68mmol)を使用して合成した。この生成物(3.91g、
98.2%)を、無色のオイル状物として単離し、これを無水THF(40ml
)中で保存し、0.47Mの溶液を得た。
【0072】
【数2】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メ
トキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート.Cf1490) C2430571、MW=527.53 これを、標準手順4に従って、THF(30ml)中の(1S,4R)−4−(
2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シク
ロペンテン−1−メタノール(500mg、1.75mmol)、tBuMgC
l(1.0M、THF溶液)(1.75ml、1.75mmol)およびフェニ
ル−(メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(0.47M、TH
F溶液)(11.17ml、5.24mmol)を使用し、そして室温で70時
間攪拌して合成した。この粗生成物を3%MeOH(DCM中)、次いで2%M
eOH(DCM中)で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、白色
泡状物(442mg、48%)として生成物を得た。
【0073】
【数3】 (フェニル−(メトキシ−D−アラニニル)−ホスホロクロリデート) C101341Cl11、MW=277.65 これを、標準手順3に従って、D−アラニンメチルエステル塩酸塩(1.0g、
7.17mmol)、PhOP(O)Cl2(1.51g、1.07ml、7.
17mmol)およびNEt3(1.45g、2.0ml、14.0mmol)
を使用して合成し、1.66g(83.4%)の粗生成物を得、0.60mmo
l/mlの溶液を得るために無水THF(10ml)中に保存した。これを、さ
らなる精製なしで使用した。
【0074】
【数4】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メ
トキシ−D−アラニニル)]−ホスフェート.Cf1583) C2430571、MW=527.53 これを、標準手順4に従って、THF(25ml)中の(1S,4R)−4−(
2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シク
ロペンテン−1−メタノール(400mg、1.4mmol)、tBuMgCl
(1.0M、THF溶液)(2.1ml、2.1mmol)およびフェニル−(
メトキシ−D−アラニニル)−ホスホロクロリデート(0.6M、THF溶液)
(7.0ml、4.19mmol)を使用し、そして室温で36時間攪拌して合
成した。この粗生成物を3%MeOH(CHCl3中)、次いで2.5%MeO
H(CHCl3中)を用いた溶出によって精製し、白色泡状物(318.6mg
、43.2%)として生成物を得た。
【0075】
【数5】 フェニル−(メトキシ−L−フェニルアラニニル)−ホスホロクロリデート C161741Cl11、MW=353.74。
【0076】 これを、標準手順3に従って、L−フェニルアラニンメチルエステル(1.0
g、4.64mmol)、PhOP(O)Cl2(0.98g、0.70ml、
4.64mmol)およびNEt3(0.94g、1.30ml、9.28mm
ol)を使用して合成し、粗生成物1.45g(88.4%)をオイルとして得
、これを無水THF(10ml)中に保存し、0.41mmol/ml溶液を得
、これをさらに精製することなく使用した。
【0077】
【数6】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メト
キシ−L−フェニルアラニニル)]−ホスフェート。Cf1585。
【0078】 C3134571、MW=603.6。
【0079】 これを、標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタ
ノール(300mg、1.05mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M
溶液)(1.57ml、1.57mmol)およびフェニル−(メトキシ−L−
フェニルアラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.41M溶液)(7
.66ml、3.14mmol)(室温で48時間、THF(20ml)中で撹
拌される)を使用して、合成した。粗生成物を、CHCl3中の3%MeOH、
次いでCHCl3中の2.5%MeOHで溶出することによって精製し、生成物
を白色泡状物として得た(272.9mg、43.15%)。
【0080】
【数7】 フェニル−(メトキシグリシニル)−ホスホロクロリデート C91141Cl11、MW=263.62。
【0081】 これを、標準手順3に従って、グリシンメチルエステル(1.5g、11.9
mmol)、PhOP(O)Cl2(2.52g、1.79ml、11.9mm
ol)およびNEt3(2.42g、3.33ml、23.9mmol)を使用
して合成し、無水THF(15ml)中に保存されるオイルとして粗生成物3.
07g(97.15%)を得、0.774mmol/ml溶液を得、これをさら
に精製することなく使用した。
【0082】
【数8】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メト
キシ−グリシニル)]−ホスフェート。Cf1588。
【0083】 C2328571、MW=513.49。
【0084】 これを、標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタ
ノール(300mg、1.05mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M
溶液)(1.57ml、1.57mmol)およびフェニル−(メトキシ−グリ
シニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.774M溶液)(4.06ml
、3.14mmol)(室温で96時間、THF(20ml)中で撹拌される)
を使用して、合成した。粗生成物を、CHCl3中の3%MeOH、次いでCH
Cl3中の2.5%MeOHで溶出することによって精製し、生成物を白色泡状
物として得た(82.6mg、15.4%)。
【0085】
【数9】 メチル−2−アミノ−2−メチルプロパノエートヒドロクロリド C51221Cl1、MW=153.61。
【0086】 これを、標準手順1に従って、2−アミノ−イソ酪酸(4g、0.039mo
l)を塩化チオニル(5.66ml、0.078mol)および無水メタノール
(23.5ml、0.58mol)とともに使用して合成した。これにより、生
成物を白色固体として得た(5.805g、97.4%)。
【0087】
【数10】 フェニル−(メチル−2−アミノ−2−メチルプロパノエート)−ホスホロク
ロリデート C111541Cl11、MW=291.67。
【0088】 これを、標準手順3に従って、2−アミノ−イソブチレートメチルエステルヒ
ドロクロリド(1.0g、6.51mmol)、PhOP(O)Cl2(1.3
7g、0.97ml、6.51mmol)およびNEt3(1.32g、1.1
8ml、13.02mmol)を使用して合成し、粗生成物1.73g(91%
)をオイルとして得た。これを、無水THF(10ml)中に保存し、0.59
3mmol/mlの溶液を得、そしてさらに精製することなく使用した。
【0089】
【数11】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メト
キシ−α,αジメチルグリシニル)]−ホスフェート。Cf1584。
【0090】 C2532571、MW=542.23。
【0091】 これを、標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタ
ノール(300mg、1.05mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M
溶液)(1.57ml、1.57mmol)およびフェニル−(メトキシ−ジメ
チルグリシニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.59M溶液)(5.3
ml、3.14mmol)(室温で96時間、THF(20ml)中で撹拌され
る)を使用して、合成した。粗生成物を、CHCl3中の3%MeOH、次いで
CHCl3中の2.5%MeOHで溶出することによって精製し、生成物を白色
泡状物として得た(193.7mg、34.14%)。
【0092】
【数12】 L−アスパラギン酸ジメチルエステルヒドロクロリド C61241Cl1、MW=197.62。
【0093】 これを、標準手順1に従って、L−アスパラギン(2.5g、0.019mo
l)を塩化チオニル(3.67ml、0.042mol)および無水メタノール
(12.86ml、0.32mol)とともに使用して合成した。これにより、
L−アスパラギン酸ジメチルエステルヒドロクロリドを3.70g、99%収率
で得た。
【0094】
【数13】 フェニル−(ジメトキシ−L−アスパルチル)−ホスホロクロリデート C121561Cl11、MW=335.68。
【0095】 これを、標準手順3に従って、L−アスパラギン酸ジメチルエステル(1.0
g、5.04mmol)、PhOP(O)Cl2(1.06g、0.75ml、
5.04mmol)およびNEt3(1.02g、1.40ml、10.1mm
ol)を使用して合成し、粗生成物0.55g(32.4%)をオイルとして得
た。これを、無水THF(5ml)中に保存し、0.33mmol/mlの溶液
を得、そしてさらに精製することなく使用した。31 P NMR:δ9.74、9.59(1:1)。
【0096】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(L−
アスパラギン酸ジメチルエステル)]−ホスフェート。Cf1589。
【0097】 C2430571、MW=527.53。
【0098】 これを、標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタ
ノール(250mg、0.87mol)、tBuMgCl(THF中1.0M溶
液)(0.87ml、0.87mmol)およびフェニル−(L−アスパラギン
酸ジメチルエステル)−ホスホロクロリデート(THF中0.50M溶液)(5
.20ml、2.62mmol)(室温で48時間、THF(15ml)中で撹
拌される)を使用して、合成した。粗生成物を、CHCl3中の2.5%MeO
H(×2)で溶出することによって精製し、生成物を淡黄色泡状物として得た(
163.5mg、32.0%)。
【0099】
【数14】 3−シクロヘキシル−L−アラニンメチルエステル塩酸塩 C91912Cl1、MW=221.75。
【0100】 これを、標準手順1に従って、3−シクロヘキシル−L−アラニン(3.0g
、17.5mol)、メタノール(30ml)および塩化チオニル(2.56m
l、35mmol)を使用して合成した。生成物を、白色固体として単離した(
3.23g、83.9%)。
【0101】
【数15】 フェニル−(メトキシ−3−シクロヘキシル−L−アラニニル)−ホスホロク
ロリデート C1623141Cl1、MW=359.82。
【0102】 これを、標準手順3に従って、DCM(60ml)中の3−シクロヘキシル−
L−アラニンメチルエステル塩酸塩(0.7g、316mmol)、PhOP(
O)Cl2(0.47ml、3.16mmol)、トリエチルアミン(0.88
ml、6.31mmol)を使用して合成した。通常のワークアップにより、粗
生成物を黄色オイルとして得た(1.18g、100%)。これを、無水THF
(7ml)中に保存し、0.45M溶液を得た。
【0103】
【数16】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(メトキ
シ−3−シクロヘキサン−L−アラニニル)−ホスフェート。Cf1709。
【0104】 C3040751、MW=609.66。
【0105】 これを、標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタ
ノール(150mg、0.52mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M
溶液の、1.05ml、1.05mmol)(THF(4ml)中)、およびフ
ェニル−(メトキシ−3−シクロヘキサン−L−アラニニル)−ホスホロクロリ
デート(THF中0.45M溶液の、3.5ml、1.57mmol)を室温で
24時間で使用して、合成した。24時間後、さらなるフェニル−(メトキシ−
3−シクロヘキサン−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.
45M溶液の、2.5ml、1.12mmol)を添加し、そして反応系を、さ
らに24時間撹拌した。粗生成物を、CHCl3中の3%MeOH、次いでCH
Cl3中の2.5%MeOHで溶出することによって精製し、純粋な生成物を淡
黄色泡状固体として得た(79.6mg、24.9%)。
【0106】
【数17】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(L−アラニニル)
−ホスフェートジアンモニウム塩。Cf1540。
【0107】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メト
キシ−L−アラニニル)]−ホスフェート(125mg、0.24mmol)を
、H2O:NEt3(10ml、1:1 v/v)中で25〜35℃で5時間、撹
拌した。この反応混合物を、DCM(8×20ml)で抽出し、そして水層を乾
燥するまで減らした。得られた固体を、イソプロパノール中に可溶化し、そして
フラッシュカラムクロマトグラフィー(i−PrOH:H2O:NH3(11:1
:1から9:1:2)でグラジエント溶出する)によって精製した。適切な画分
を、乾燥するまで減らし、そして凍結乾燥し、純粋な生成物を白色泡状固体とし
て得た(106mg、95%)。
【0108】
【数18】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(D−アラニニル)
−ホスフェートジアンモニウム塩。
【0109】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(メト
キシ−D−アラニニル)]−ホスフェート(100mg、0.19mmol)を
、H2O:NEt3(8ml、1:1 v/v)中で16時間、撹拌した。この反
応混合物を、DCM(5×20ml)で抽出し、そして水層を乾燥するまで減ら
した。得られた固体を、イソプロパノール中に可溶化し、そしてフラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(i−PrOH:H2O:NH3(11:1:1から9:1
:2)でグラジエント溶出する)によって精製した。適切な画分を、乾燥するま
で減らし、そして凍結乾燥し、純粋な生成物を白色泡状固体として得た(88%
)。
【0110】
【数19】 フェニル−(エトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート C111541Cl11、MW=291.67。
【0111】 これを、標準手順3に従って、L−アラニンエチルエステルヒドロクロリド(
1.0g、6.51mmol)、PhOP(O)Cl2(1.37g、0.97
ml、6.51mmol)およびNEt3(1.32g、1.81ml、13.
0mmol)を使用して合成し、粗生成物1.85g(97.4%)をオイルと
して得た。これを、無水THF(10ml)中に保存し、0.63mmol/m
lの溶液を得、そしてさらに精製することなく使用した。
【0112】
【数20】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(エト
キシ−L−アラニニル)]−ホスフェート。Cf1587。
【0113】 C2430571、MW=527.53。
【0114】 これを、標準手順4に従って、無水THF(20ml)中の(1S,4R)−
4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2
−シクロペンテン−1−メタノール(300mg、1.4mmol)、tBuM
gCl(THF中1.0M溶液)(1.57ml、1.57mmol)およびフ
ェニル−(エトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.
49M溶液)(6.45ml、3.14mmol)を使用して、室温で24時間
撹拌して、合成した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(CHCl3中の
2.5%MeOHで溶出する)によって精製し、生成物を淡黄色泡状物として得
た(290mg、51.1%)。
【0115】
【数21】 フェニル−(ベンズオキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート C161741Cl11、MW=353.74。
【0116】 これを、標準手順3に従って、L−アラニンベンジルエステルヒドロクロリド
(1.0g、4.64mmol)、PhOP(O)Cl2(0.98g、0.6
9ml、4.64mmol)およびNEt3(0.94g、1.29ml、9.
27mmol)を使用して合成し、粗生成物1.61g(98.2%)を得た。
これを、無水THF(10ml)中に保存し、0.46mmol/mlの溶液を
得、そしてさらに精製することなく使用した。
【0117】
【数22】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(ベン
ズオキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート。Cf1582。
【0118】 C3035571、MW=603.6。
【0119】 これを、標準手順4に従って、無水THF(20ml)中の(1S,4R)−
4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2
−シクロペンテン−1−メタノール(400mg、1.4mmol)、tBuM
gCl(THF中1.0M溶液)(2.1ml、2.1mmol)およびフェニ
ル−(ベンズオキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.
46M溶液)(9.2ml、4.19mmol)を使用して、室温で64時間撹
拌して、合成した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(CHCl3中の3
%MeOH、次いでCHCl3中の2.5%MeOHで溶出する)によって精製
し、生成物を白色泡状物として得た(82.2mg、9.75%)。 第2合成を、THF(2.5ml)中の(1S,4R)−4−(2−アミノ−6
−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1
−メタノール(200mg、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.
0M溶液の2.43ml、2.43mmol)およびフェニル−(ベンズオキシ
−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.46M溶液の2.2
ml、2.1mmol)を用いて行った。カラムクロマトグラフィー(CHCl 3 中の3%MeOHで溶出する)によって精製し、純粋な生成物を白色泡状固体
として得た(90mg、21.3%)。
【0120】
【数23】 L−アラニンn−プロピルエステル塩酸塩 C61412Cl1、MW=167.634。
【0121】 これを、標準手順1に従って、無水プロパン−1−オール(42.0ml、0
.56mol)、塩化チオニル(8.2ml、0.112mol)およびL−ア
ラニン(5.0g、0.056mol)を使用して合成した。生成物を白色固体
として単離した(8.88g、94.3%)。
【0122】
【数24】 フェニル−(n−プロポキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート C1217141Cl1、MW=305.79。
【0123】 これを、標準手順3に従って、DCM(70ml)中のL−アラニンn−プロ
ピルエステル塩酸塩(0.5g、2.98mmol)、PhOP(O)Cl2
0.45ml、2.98mmol)、トリエチルアミン(0.83ml、5.9
7mmol)を使用して合成した。通常のワークアップにより、この粗生成物を
黄色オイル(0.84g、92.1%)として得、これをTHF(5ml)中に
保存し、0.55M溶液を得た。
【0124】
【数25】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(n−プ
ロポキシ−L−アラニニル)−ホスフェート。Cf1646。
【0125】 C2634751、MW=555.57。
【0126】 これを、標準手順4に従って、THF(3ml)中の(1S,4R)−4−(
2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シク
ロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuMgC
l(THF中1.0M溶液の、0.7ml、0.7mmol)、およびフェニル
−(n−プロピル−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.5
5M溶液の、1.9ml、1.05mmol)を室温で24時間使用して、合成
した。粗生成物を、CHCl3中の3%MeOHで溶出することによって精製し
、純粋な生成物を淡黄色泡状固体として得た(123mg、63.4%)。
【0127】
【数26】 L−アラニンn−ブチルエステル塩酸塩 C71612Cl1、MW=181.661。
【0128】 これを、標準手順1に従って、無水ブタン−1−オール(51.4ml、0.
56mol)、塩化チオニル(8.2ml、0.112mol)およびL−アラ
ニン(5.0g、0.056mol)を使用して合成した。生成物を白色固体と
して単離した(8.86g、86.9%)。
【0129】
【数27】 フェニル−(n−ブトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート C1319141Cl1、MW=317.82。
【0130】 これを、標準手順3に従って、DCM(80ml)中のL−アラニンn−ブチ
ルエステル塩酸塩(0.5g、2.75mmol)、PhOP(O)Cl2(0
.41ml、2.75mmol)、トリエチルアミン(0.77ml、5.5m
mol)を使用して合成した。通常のワークアップにより、この粗生成物を黄色
オイル(0.84g、94.5%)として得、これをTHF(5ml)中に保存
し、0.525M溶液を得た。
【0131】
【数28】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(n−ブ
トキシ−L−アラニニル)−ホスフェート。Cf1647。
【0132】 C2736751、MW=569.597。
【0133】 これを、標準手順4に従って、THF(3ml)中の(1S,4R)−4−(
2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シク
ロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuMgC
l(THF中1.0M溶液の、0.7ml、0.7mmol)、およびフェニル
−(n−ブチル−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(THF中0.52
5M溶液の、2.0ml、1.05mmol)を室温で24時間使用して、合成
した。粗生成物を、CHCl3中の3%MeOHで溶出することによって精製し
、純粋な生成物を淡黄色泡状固体として得た(157mg、78.9%)。
【0134】
【数29】 L−アラニンi−プロピルエステル塩酸塩 C61412Cl1、MW=167.634。
【0135】 これを、標準手順1に従って、無水プロパン−2−オール(43.0ml、0
.56mol)、塩化チオニル(8.2ml、0.112mol)およびL−ア
ラニン(5.0g、0.056mol)を使用して合成した。生成物を半結晶性
固体として単離した(8.86g、86.9%)。
【0136】
【数30】 フェニル−(i−プロポキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート C1217141Cl1、MW=305.79。
【0137】 これを、標準手順3に従って、DCM(70ml)中のL−アラニンi−プロ
ピルエステル塩酸塩(0.5g、2.98mmol)、PhOP(O)Cl2
0.45ml、2.98mmol)、トリエチルアミン(0.83ml、5.9
7mmol)を使用して合成した。通常のワークアップにより、この粗生成物を
黄色オイル(1.12g、>100%)として得、これをTHF(5ml)中に
保存し、0.597M溶液を得た。
【0138】
【数31】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(i−
プロポキシ−L−アラニニル)−ホスフェート.Cf1661) (C2634751、MW=555.57) これを、標準的な手順4に従って、THF(3ml)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0MのTHF溶液)およびフェニル
−(i−プロピル−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(chlorid
ate)(1.76ml、1.05mmol、0.597MのTHF溶液)を室
温で72時間使用して合成した。粗生成物を、CHCl3中3%MeOHで溶出
(×2)することによって精製し、純粋な生成物を淡黄色泡状固体として得た(
106.8mg、54.8%)。
【0139】
【数32】 (フェニル−tertブチルオキシ−L−アラニニルホスホロクロリデート) (C161741Cl11、MW=353.74) これを標準的な手順3に従って、L−アラニンtertブチルエステルヒドロ
クロリド(0.5g、2.75mmol)、PhOP(O)Cl2(0.41m
l、2.75mmol)およびNEt3(0.77ml、5.5mmol)を使
用して、0.77g(87.5%)の粗生成物を得、これを無水THF(5ml
)中に保存し、0.48mmol/ml溶液を得、これをさらなる精製なしに使
用した。
【0140】
【数33】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル−te
rtブチルオキシ−L−アラニニル)−ホスフェート.Cf1645) (C2430571、MW=603.6) これを、標準的な手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−
シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−
メタノール(140mg、0.52mmol)、tBuMgCl(1.05ml
、1.05mmol、1.0MのTHF溶液)、およびフェニル−(tertブ
チルオキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(3.3ml、1.57
mmol、0.48MのTHF溶液)を使用し、無水THF(4ml)中、室温
で48時間攪拌して合成した。粗生成物を、CHCl3中3%MeOHで溶出す
ることによって精製し、純粋な生成物を白色泡状固体として得た(192.3m
g、69.0%)。
【0141】
【数34】 (L−アラニンn−ペンチルエステル塩酸塩) (C81612Cl1、MW=195.69) これを標準的な手順1に従って、ペンタン−1−オール(36.3ml、0.
337mol)、チオニルクロリド(4.92ml、67.4mmol)および
L−アラニン(3.0g、33.7mmol)を使用して合成した。生成物を白
色固体の純粋な生成物として単離した(4.86g、73.7%)。
【0142】
【数35】 (フェニル−(n−ペントキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート) (C1421141Cl1、MW=333.78) これを標準的な手順3に従って、DCM(60ml)中、L−アラニンn−ペ
ンチルエステル塩酸塩(0.5g、2.56mmol)、PhOP(O)Cl2
(0.38ml、2.56mmol)、トリエチルアミン(0.71ml、5.
11mmol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物を黄色オイ
ル(0.79g、92.6%)として得、これをTHF(5ml)中に保存し、
0.47M溶液を得た。
【0143】
【数36】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(n−
ペンチルオキシ−L−アラニニル)−ホスフェート.Cf1706) (C2838751、MW=583.7) これを、標準的な手順4に従って、THF(3mL)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0MのTHF溶液)およびフェニル
−(n−ペンチル−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(2.22ml、
1.05mmol、0.47MのTHF溶液)を室温で24時間使用して合成し
た。粗生成物を、CHCl3中2.5〜3.0%MeOHで溶出(×2)するこ
とによって精製し、純粋な生成物を淡黄色泡状固体として得た(143.2mg
、70.2%)。
【0144】
【数37】 (L−アラニンn−ヘキシルエステル塩酸塩) (C92012Cl1、MW=209.75) これを標準的な手順2に従って、L−アラニン(2.0g、22.5mmol
)、ヘキサン−1−オール(2.82ml、22.5mmol)、p−トルエン
スルホン酸一水和物(4.7g、24.7mmol)およびトルエン(100m
l)を使用して合成した。L−アラニンn−ヘキシルエステルヒドロクロリドを
白色粉末固体として単離した(3.32g、70.5%)。
【0145】
【数38】 (フェニル−(n−ヘキシルオキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
) (C1523141Cl1、MW=347.81) これを標準的な手順3に従って、DCM(60ml)中、L−アラニンn−ヘ
キシルエステル塩酸塩(0.5g、2.38mmol)、PhOP(O)Cl2
(0.36ml、2.38mmol)、トリエチルアミン(0.66ml、4.
77mmol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物を黄色オイ
ル(0.69g、83.2%)として得、これをTHF(4ml)中に保存し、
0.496M溶液を得た。
【0146】
【数39】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(n−
ヘキシルオキシ−L−アラニニル)−ホスフェート) (C2940751、MW=597.651) これを、標準的な手順4に従って、THF(3ml)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0M THF溶液)およびフェニル
−(n−ヘキソキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(2.11ml
、1.05mmol、0.496MのTHF溶液)を室温で24時間使用して合
成した。追加のフェニル−(n−ヘキソキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロ
リデート(1.5ml、0.68mmol、0.496MのTHF溶液)を添加
し、そして反応系をさらに24時間攪拌した。粗生成物を、CHCl3中3.0
%MeOHで溶出(×2)することによって精製し、純粋な生成物を淡黄色泡状
固体として得た。
【0147】
【数40】 (L−アラニンシクロ−ヘキシルエステル塩酸塩) (C91612Cl1、MW=205.71) これを標準的な手順2に従って、L−アラニン(2.0g、22.5mmol
)、シクロヘキサノール(2.34ml、22.5mmol)、p−トルエンス
ルホン酸一水和物(4.7g、24.7mmol)、およびトルエン(100m
l)を使用して合成した。p−トルエンスルホン酸塩を淡橙色固体として単離し
た(1.45g)。
【0148】 反応を、L−アラニン(3.0g、33.7mmol)、シクロヘキサノール
(5.26ml、50.6mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物(9.
62g、50.6mmol)、およびトルエン(100ml)を使用して繰り返
した。L−アラニンシクロヘキシルエステル塩酸塩を白色固体として単離した(
3.15g、45.45%)。
【0149】
【数41】 (フェニル−(c−ヘキシルオキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
) (C1521141Cl1、MW=345.79) これを標準的な手順3に従って、DCM(60ml)中、L−アラニンc−ヘ
キシルエステル塩酸塩(0.7g、3.4mmol)、PhOP(O)Cl2
0.51ml、3.4mmol)、トリエチルアミン(0.95ml、6.8m
mol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物を黄色オイル(1
.12g、95.2%)として得、これをTHF(7ml)中に保存し、0.4
6M溶液を得た。
【0150】
【数42】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(c−
ヘキシルオキシ−L−アラニニル)−ホスフェート.Cf1707) (C2938751、MW=595.635) これを、標準的な手順4に従って、THF(3ml)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0MのTHF溶液)およびフェニル
−(c−ヘキソキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(2.28ml
、1.05mmol、0.46MのTHF溶液)を室温で24時間使用して合成
した。粗生成物を、CHCl3中3〜4%MeOH、次いで、CHCl3中2.5
〜3.0%MeOHで溶出することによって精製し、純粋な生成物を淡黄色泡状
固体として得た(199mg、95.7%)。
【0151】
【数43】 (L−アラニンシクロヘキサンメチルエステル塩酸塩) (C102012Cl1、MW=221.75) これを標準的な手順2に従って、L−アラニン(3.0g、33.7mmol
)、シクロヘキサンメタノール(4.15ml、33.7mmol)、p−トル
エンスルホン酸一水和物(7.05g、37.1mmol)およびトルエン(1
00ml)を使用して合成した。9.2gのPTSA塩をDCM(50ml)に
溶解し、そして10%のK2CO3(50ml)および水(2×50ml)で洗浄
し、MgSO4で乾燥し、濾過し、そして濾液を濃縮して乾燥させ、黄色オイル
を得た。これを2MのHClで中和し、2時間攪拌し、次いで、凍結乾燥し、塩
酸塩を白色固体として得た(4.32g、75.8%)。
【0152】
【数44】 (フェニル−(シクロヘキサン−メトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリ
デート) (C1623141Cl1、MW=359.82) これを標準的な手順3に従って、DCM(70ml)中、L−アラニンシクロ
ヘキサンメチルエステル塩酸塩(0.7g、3.16mmol)、PhOP(O
)Cl2(0.47ml、3.16mmol)、トリエチルアミン(0.88m
l、6.31mmol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物を
黄色オイル(1.10g、96.8%)として得、これをTHF(6ml)中に
保存し、0.51M溶液を得た。
【0153】
【数45】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−フェニル−(シク
ロヘキサン−メトキシ−L−アラニニル)−ホスフェート.Cf1708) (C3040751、MW=609.66) これを、標準的な手順4に従って、THF(5ml)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0MのTHF溶液)およびフェニル
−(シクロヘキサン−メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(2
.06ml、1.05mmol、0.51MのTHF溶液)を室温で48時間使
用して合成した。粗生成物を、DCM中4〜6%MeOH、次いでCHCl3
3%MeOHで溶出することによって精製し、純粋な生成物を淡黄色泡状固体と
して得た(161.1mg、75.6%)。
【0154】
【数46】 (4−クロロフェニル−ホスホロジクロリデート) (C6421Cl3、MW=246.43) オキシ塩化リン(2ml、21.5mmol)を250mlのRBF中で、無
水ジエチルエーテル(70ml)と攪拌した。これに4−クロロフェノール(4
−chlorophanol)(2.1ml、21.5mmol)、および無水
トリエチルアミン(3.0ml、21.5mmol)の無水ジエチルエーテル(
30ml)溶液に−80℃で滴下した。これを−80℃で1時間激しく攪拌し、
そして16時間にわたって放置して、室温に昇温した。トリエチルアミン塩酸塩
を濾別し、そして濾液を濃縮して、乾燥させ、粗生成物を黄色オイルとして得た
(4.61g、87.2%)。31 P NMR:4.99(s).13 C NMR:δ 148.4(’ipso’−Ph)、133.2(’p’−
Ph)、130.7(’m’−Ph)、122.4(’o’−Ph)。
【0155】 (4−クロロフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
) (C1012141Cl2、MW=246.43) これを標準的な手順3に従って、無水DCM(100ml)中、L−アラニン
メチルエステル塩酸塩(2.61g、18.7mmol)、およびp−クロロフ
ェニルホスホロジクロリデート(4.61g、18.7mmol)およびトリエ
チルアミン(5.21ml、37.4mmol)を使用して合成した。通常の後
処理により、粗生成物を無色粗オイル(3.76g、64.4%)として得、こ
れを無水THF(20ml)中に保存し、0.6M溶液を得、これをさらなる生
成なしに使用した。
【0156】
【数47】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[4−クロロフェ
ニル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート.Cf1620) (C2429751Cl1、MW=562.02) これを、標準的な手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−
シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−
メタノール(250mg、0.87mmol)、tBuMgCl(1.75ml
、1.75mmol、1.0MのTHF溶液)、および4−クロロフェニル−(
メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(4.37ml、2.62
mmol、0.6MのTHF溶液)を使用し、無水THF(13ml)中、室温
で24時間攪拌して合成した。粗生成物を、CHCl3中3%MeOHで溶出す
ることによって精製し、純粋な生成物を白色泡状固体として得た(364.5m
g、74.5%)。
【0157】
【数48】 (4−ブロモフェニル−ホスホロジクロリデート) (C642Cl2Br1、MW=289.87) これを、以下を使用することを除いて、4−クロロフェニル−ホスホロジクロ
リデートの方法に類似した方法によって合成した:オキシ塩化リン(3.29g
、2ml、21.5mmol)、無水ジエチルエーテル(70ml)中の4−ブ
ロモフェノール(3.71g、21.5mmol)、および無水ジエチルエーテ
ル(30ml)中の無水トリエチルアミン(2.71g、3ml、21.5mm
ol)。反応系を−80℃から室温で16時間攪拌した。濾過および溶媒の除去
後、生成物を透明液体として得た(4.61g、87.2%)。
【0158】
【数49】 (4−ブロモフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
) (C1012141Cl1Br1、MW=356.55) これを標準的な手順3に従って、DCM(70ml)中、L−アラニンメチル
エステル塩酸塩(1.0g、7.16mmol)、4−ブロモフェニル−ホスホ
ロジクロリデート(1.82g、7.16mmol)、トリエチルアミン(2m
l、14.3mmol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物を
黄色オイル(2.24g、87.7%)として得、これをTHF(12ml)中
に保存し、0.524M溶液を得た。
【0159】
【数50】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[4−ブロモフェ
ニル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート.Cf1710) (C2429751Br1、MW=606.42) これを、標準的な手順4に従って、THF(5ml)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0MのTHF溶液)および4−ブロ
モフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(2.0m
l、1.05mmol、0.524MのTHF溶液)を室温で24時間使用して
合成した。粗生成物を、DCM中4〜6%MeOH、次いで、DCM中4%Me
OHで溶出することによって精製し、純粋な生成物を白色泡状固体として得た(
115.2mg、54.4%)。
【0160】
【数51】 (4−フルオロフェニル−ホスホロジクロリデート) (C6421Cl21、MW=228.97) これを、以下を使用することを除いて、4−クロロフェニル−ホスホロジクロ
リデートの方法に類似した方法によって合成した:オキシ塩化リン(3.29g
、2ml、21.5mmol)、無水ジエチルエーテル(70ml)中の4−フ
ルオロフェノール(2.41g、21.5mmol)、および無水ジエチルエー
テル(30ml)中の無水トリエチルアミン(2.71g、3ml、21.5m
mol)。反応系を−80℃で4時間攪拌し、次いで室温で2時間攪拌した。濾
過および溶媒の除去後、生成物を透明液体として得た(4.08g、83.0%
)。
【0161】
【数52】 (4−フルオロフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデー
ト) (C1012141Cl11、MW=295.65) これを標準的な手順3に従って、DCM(70ml)中、L−アラニンメチル
エステル塩酸塩(1.0g、7.16mmol)、4−フルオロフェニル−ホス
ホロジクロリデート(1.64g、7.16mmol)、トリエチルアミン(2
ml、14.3mmol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物
を黄色オイル(1.97g、93.0%)として得、これをTHF(12ml)
中に保存し、0.56M溶液を得た。
【0162】
【数53】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[4−フルオロフ
ェニル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート.Cf1737) (C24297511、MW=545.57) これを、標準的な手順4に従って、THF(5ml)中、(1S,4R)−4
−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−
シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tBuM
gCl(0.7ml、0.7mmol、1.0MのTHF溶液)および4−フル
オロフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(1.8
9ml、1.05mmol、0.56MのTHF溶液)を室温で24時間使用し
て合成した。溶媒を減圧下で除去し、そして残渣を、クロロホルム中2.5〜5
%メタノール、次いで、クロロホルム中3%メタノールでカラムにかけ、純粋な
生成物を淡黄色泡状固体として得た(62.0mg、32.5%)。
【0163】
【数54】 (4−ヨードフェニル−ホスホロジクロリデート) (C6421Cl21、MW=336.07) これを、以下を使用することを除いて、4−クロロフェニル−ホスホロジクロ
リデートの方法に類似した方法によって合成した:オキシ塩化リン(3.29g
、2ml、21.5mmol)、無水ジエチルエーテル(60ml)中の4−ヨ
ードフェノール(4.72g、21.5mmol)、および無水ジエチルエーテ
ル(20ml)中の無水トリエチルアミン(2.71g、3ml、21.5mm
ol)。反応系を−80℃で4時間、次いで室温で2時間攪拌した。濾過および
溶媒の除去後、生成物を透明液体として得た(6.2g、85.8%)。
【0164】
【数55】 (4−ヨードフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
) (C1012141Cl11、MW=403.55) これを標準的な手順3に従って、DCM(70ml)中、L−アラニンメチル
エステル塩酸塩(1.0g、7.16mmol)、4−ヨードフェニル−ホスホ
ロジクロリデート(2.41g、7.16mmol)、トリエチルアミン(2m
l、14.3mmol)を使用して合成した。通常の後処理により、粗生成物を
黄色オイル(3.59g、>100%)として得、これをTHF(14ml)中
に保存し、0.51M溶液を得た。
【0165】
【数56】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[4−ヨードフェニ
ル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート。Cf1738。 C24297511、MW=653.48。
【0166】 この化合物を、標準的手順4に従って、THF(5ml)中の(1S,4R)
−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−
2−シクロペンテン−1−メタノール(100mg、0.35mmol)、tB
uMgCl(0.7mlのTHF中1.0M溶液、0.7mmol)、および4
−ヨードフェニル−(メトキシ−L−アラニニル)−ホスホロクロリデート(2
.05mlのTHF中0.51M溶液、1.05mmol)を使用して、室温、
48時間で、合成した。溶媒を減圧下で除去し、そして残渣をクロロホルム中3
〜6%メタノール、次いでクロロホルム中3%メタノールでカラム分離して、純
粋な生成物を白色泡状固体として得た(82.0mg、29.9%)。
【0167】
【数57】 L−アラニン(3−ペンチル)エステル塩酸塩
【0168】
【化8】 チオニルクロリド(1.6ml、0.022M)を、3−ペンタノール(18
.2ml、0.17M)の撹拌溶液に、0℃、窒素下で滴下して添加した。この
混合物を30分間撹拌し、次いで室温まで昇温させた。L−アラニン(P25
60℃、4時間予備乾燥:1.0g、0.011M)を添加し、そして得られた
懸濁液を一晩加熱還流した(この反応混合物は無色透明の溶液となった)。溶媒
を減圧下で除去してオイルとし、このオイルを繰返し粉砕し、そしてジエチルエ
ーテル、続いてペトロール(petrol)(60/80)と共沸して、残余の
3−ペンタノールを除去した。得られたオイル状残渣を、高真空下で乾燥して固
化させて、桃色固体を得た(1.96g、10mmol、89%)。
【0169】
【数58】 フェニル(3−ペンチルオキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
【0170】
【化9】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.45ml、3.
0mmol)、乾燥トリエチルアミン(0.8ml、6.0mmol)、L−ア
ラニン(3−ペンチル)エステル塩酸塩1a(0.583g、3.0mmol)
および乾燥DCM(計60ml)から調製した。粗生成物を、透明な淡黄色オイ
ルとして得た(1.055g、>100%)。 δP(CDCl3、121MHz)8.99、9.37 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、0.211g/ml溶液とし
て使用した。
【0171】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル(3−ペ
ンチルオキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート[Cf1685]。
【0172】
【化10】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(3−ペンチルオキシ−L−アラニニル)ホス
ホロクロリデート1b(3.3mlの0.211g/ml溶液、2.1mmol
)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%MeO
H)により、この反応が1.5時間後に完了したことが示された。粗製残渣を、
(i)MeOH:CHCl3(4:96)および(ii)MeOH:CHCl3
3:97)を溶離液として使用するカラムクロマトグラフィーによって2回精製
して、生成物を無色透明なオイルとして得、このオイルを、粉砕およびジエチル
エーテルとの共沸の後に固化させて、白色泡状物とした(0.202g、0.3
5mmol、50%)。
【0173】
【数59】 L−アラニン(3,3−ジメチル−1−ブチル)エステル塩酸塩
【0174】
【化11】 標準的手順2に従って、L−アラニン(1.6g、18mmol)、p−TS
A一水和物(3.8g、20mmol)、3,3−ジメチルブタン−1−オール
(2.2ml、18mmol)およびトルエン(100ml)から調製した。塩
酸塩への転換: p−トルエンスルホン酸塩をCHCl3に再溶解し、そして1
0%炭酸カリウム溶液および水で洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO4)、濾
過し、そして溶媒を減圧下で除去して、粗生成物をオイルとして得た。Aq.H
Cl(1M)を添加し、そしてこの溶液を室温で30分間撹拌した。この溶液を
凍結乾燥して、塩酸塩を白色固体として得た(3.31g、15.8mmol、
88%)。
【0175】
【数60】 フェニル(3,3−ジメチル−1−ブトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロ
リデート
【0176】
【化12】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.45ml、3.
0mmol)、乾燥トリエチルアミン(0.8ml、6.0mmol)、L−ア
ラニン(3,3−ジメチル−1−ブチル)エステル塩酸塩2a(0.632g、
3.0mmol)および乾燥DCM(計60ml)から調製した。粗生成物を、
透明な淡黄色オイルとして得た(1.038g、99%)。 δP(CDCl3、121MHz)8.94、9.30 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、0.208g/ml溶液とし
て使用した。
【0177】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル(3,3
−ジメチル−1−ブトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェート[Cf1687
【0178】
【化13】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(3,3−ジメチル−1−ブトキシ−L−アラ
ニニル)ホスホロクロリデート2b(3.5mlの0.208g/ml溶液、2
.1mmol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3
中8%MeOH)により、この反応が1.5時間後に完了したことが示された。
粗製残渣を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラム
クロマトグラフィーによって2回精製して、生成物を無色透明のオイルとして得
、このオイルを、粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、白色
泡状物とした(0.287g、0.5mmol、69%)。
【0179】
【数61】 L−アラニン(4−メチル−1−フェニル)エステルp−トルエンスルホン酸
【0180】
【化14】 標準的手順2に従って、L−アラニン(1.6g、18mmol)、p−TS
A一水和物(3.8g、20mmol)、4−メチルペンタン−1−オール(2
.24ml、18mmol)およびトルエン(100ml)から調製した。この
p−トルエンスルホン酸塩を、白色固体として単離した(6.082g、17.
6mmol、98%)。
【0181】
【数62】 フェニル(4−メチル−1−ペンチルオキシ−L−アラニニル)ホスホロクロ
リデート
【0182】
【化15】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−ア
ラニン(4−メチル−1−ペンチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩3a(
2.081g、6.0mmol)および乾燥DCM(計100ml)から調製し
た。粗生成物を、無色透明のオイルとして得た(1.79g、85%)。 δP(CDCl3、121MHz)8.95、9.31 この生成物を乾燥THF(10ml)に再溶解し、0.179g/ml溶液と
して使用した。
【0183】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(4−
メチル−1−ペンチルオキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf1721
【0184】
【化16】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(4−メチル−1−ペンチルオキシ−L−アラ
ニニル)ホスホロクロリデート3b(4.1mlの0.179g/ml溶液、2
.1mmol)および乾燥THF(10ml)から調製した。TLC(CHCl 3 中8%MeOH)により、この反応が3時間後に完了したことが示された。粗
製残渣を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラムク
ロマトグラフィーによって精製して、生成物を無色透明のオイルとして得、この
オイルを、粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、白色泡状物
とした(0.288g、0.5mmol、69%)。
【0185】
【数63】 L−アラニン(シクロプロピルメチル)エステル塩酸塩
【0186】
【化17】 チオニルクロリド(1.2ml、0.017M)を、シクロプロピルメタノー
ル(6.8ml、8.4mmol)の撹拌溶液に、0℃、窒素下で滴下して添加
した。この混合物を30分間撹拌し、次いで室温まで昇温させた。L−アラニン
(P25で60℃、4時間予備乾燥:0.75g、8.4mmol)を添加し、
そして得られた懸濁液を一晩加熱還流した(この反応混合物は無色透明の溶液と
なった)。溶媒を減圧下で除去して橙/赤色オイルとし、このオイルを繰返し粉
砕し、そしてジエチルエーテルと共沸して、残余のシクロプロピルメタノールを
除去した。ジエチルエーテル(約200ml)を添加し、そしてこの混合物を3
0分間撹拌した。得られた懸濁液を濾過して、生成物をクリーム色固体として得
た(1.29g、7.1mmol、85%)。
【0187】
【数64】 フェニル(シクロプロピルメトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
【0188】
【化18】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−ア
ラニン(シクロプロピルメチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩4a(1.
082g、6.0mmol)および乾燥DCM(計100ml)から調製した。
粗生成物を、透明な黄色オイルとして得た(1.79g、94%)。 δP(CDCl3、121MHz)9.00、9.36 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、0.385g/ml溶液とし
て使用した。
【0189】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル(シクロ
プロピルメトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf1774]
【0190】
【化19】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(シクロプロピルメトキシ−L−アラニニル)
ホスホロクロリデート4b(1.85mlの0.385g/ml溶液、2.1m
mol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%
MeOH)により、この反応が3.5時間後に完了したことが示された。粗製残
渣を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラムクロマ
トグラフィーによって2回精製して、生成物を無色透明のオイルとして得、この
オイルを、粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、白色泡状物
とした(0.244g、0.4mmol、61%)。
【0191】
【数65】 L−アラニン(シクロブチルメチル)エステル塩酸塩
【0192】
【化20】 標準的手順2に従って、L−アラニン(1.6g、18mmol)、p−TS
A一水和物(3.8g、20mmol)、シクロブタンメタノール(1.9ml
、20mmol)およびトルエン(100ml)から調製した。p−トルエンス
ルホン酸塩を、白色固体として単離した(4.249g、12.9mmol、7
2%)。
【0193】
【数66】 フェニル(シクロブチルメトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
【0194】
【化21】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−ア
ラニン(シクロブチルメチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩5a(1.9
8g、6.0mmol)および乾燥DCM(計100ml)から調製した。粗生
成物を、無色透明なオイルとして得た(2.04g、>100%)。 δP(CDCl3、121MHz)9.00、9.34 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、0.408g/ml溶液とし
て使用した。
【0195】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル(シクロ
ブチルメトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf1773]。
【0196】
【化22】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(シクロブチルメトキシ−L−アラニニル)ホ
スホロクロリデート5b(1.7mlの0.408g/ml溶液、2.1mmo
l)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%Me
OH)により、この反応が3時間後に完了したことが示された。粗製残渣を、M
eOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラムクロマトグラフ
ィーによって2回精製して、生成物を無色透明なオイルとして得、このオイルを
、粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、白色泡状物とした(
0.213g、0.4mmol、52%)。
【0197】
【数67】 L−アラニン(シクロペンチルメチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩
【0198】
【化23】 標準的手順2に従って、L−アラニン(1.6g、18mmol)、p−TS
A一水和物(3.8g、20mmol)、シクロペンタンメタノール(1.9m
l、18mmol)およびトルエン(100ml)から調製した。p−トルエン
スルホン酸塩を、白色固体として単離した(6.21g、18mmol、100
%)。
【0199】
【数68】 フェニル(シクロペンチルメトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
【0200】
【化24】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−ア
ラニン(シクロペンタンメチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩6a(2.
069g、6.0mmol)および乾燥DCM(計100ml)から調製した。
粗生成物を、透明な黄色オイルとして得た(1.97g、95%)。 δP(CDCl3、121MHz)8.94、9.30 この生成物を乾燥THF(10ml)に再溶解し、0.197g/ml溶液と
して使用した。
【0201】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル(シクロ
ペンチルメトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf1722]
【0202】
【化25】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(シクロペンタンメトキシ−L−アラニニル)
ホスホロクロリデート6b(3.7mlの0.197g/ml溶液、2.1mm
ol)および乾燥THF(10ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%
MeOH)により、この反応が3時間後に完了したことが示された。粗製残渣を
、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、生成物を無色透明のオイルとして得、このオイルを
、粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、白色泡状物とした(
0.314g、0.5mmol、75%)。
【0203】
【数69】 L−アラニン(シクロブチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩
【0204】
【化26】 ベンゼンを溶媒として使用したことを除き、標準的手順2に従って、L−アラ
ニン(1.0g、11mmol)、p−TSA一水和物(2.35g、12mm
ol)、シクロブタノール(0.9ml、11mmol)およびベンゼン(65
ml)から調製した。このp−トルエンスルホン酸塩を、白色固体として単離し
た(1.73g、5.5mmol、49%)。
【0205】
【数70】 フェニル(シクロブトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
【0206】
【化27】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.75ml、5.
0mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.4ml、10.0mmol)、L−
アラニン(シクロペンタンメチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩7a(1
.58g、5.0mmol)および乾燥DCM(計65ml)から調製した。粗
生成物を、無色透明のオイルとして得た(1.13g、71%)。 δP(CDCl3、121MHz)8.96、9.33 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、0.226g/ml溶液とし
て使用した。
【0207】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル−(シク
ロブトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf1775]
【0208】
【化28】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(シクロブチルメトキシ−L−アラニニル)ホ
スホロクロリデート7b(2.95mlの0.226g/ml溶液、2.1mm
ol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%M
eOH)により、この反応が3.5時間後に完了したことが示された。粗製残渣
を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラムクロマト
グラフィーによって精製して、生成物を淡黄色オイルとして得、このオイルを、
粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、クリーム色固体とした
(0.238g、0.4mmol、60%)。
【0209】
【数71】 L−アラニン(シクロペンチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩
【0210】
【化29】 ベンゼンを溶媒として使用したことを除き、標準的手順2に従って、L−アラ
ニン(1.6g、18mmol)、p−TSA一水和物(3.8g、20mmo
l)、シクロペンタノール(1.6ml、18mmol)およびベンゼン(10
0ml)から調製した。p−トルエンスルホン酸塩を、ベージュの固体として単
離した(2.81g、8.5mmol、47%)。
【0211】
【数72】 フェニル(シクロペンチルオキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート
【0212】
【化30】 標準的手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−ア
ラニン(シクロペンタンメチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩8a(1.
98g、6.0mmol)および乾燥DCM(計100ml)から調製した。粗
生成物を、無色透明のオイルとして得た(1.8g、91%)。 δP(CDCl3、121MHz)9.01、9.37 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、0.361g/ml溶液とし
て使用した。
【0213】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニル(シクロ
ペントキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf1776]
【0214】
【化31】 標準的手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロ
ピルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール
(0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M:1.4m
l、1.4mmol)、フェニル(シクロブチルメトキシ−L−アラニニル)ホ
スホロクロリデート8b(1.93mlの0.361g/ml溶液、2.1mm
ol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%M
eOH)により、この反応が3.5時間後に完了したことが示された。粗製残渣
を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用するカラムクロマト
グラフィーによって2回精製して、生成物を無色透明のオイルとして得、このオ
イルを、粉砕およびジエチルエーテルとの共沸の後に固化させて、白色泡状物と
した(0.254g、0.4mmol、62%)。
【0215】
【数73】 (L−アラニン(フェネチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩)
【0216】
【化32】 標準手順2に従って、L−アラニン(1.0g、11mmol)、p−TSA
一水和物(2,35g、12mmol)、フェネチルアルコール(1.3ml、
11mmol)およびトルエン(65ml)から調製した。このp−トルエンス
ルホン酸塩を、オフホワイト色固体として単離した(4.0g、10.9mmo
l、97%)。
【0217】
【数74】 (フェニル(フェネトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート)
【0218】
【化33】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.5ml、3.3m
mol)、乾燥トリエチルアミン(0.93ml、6.7mmol)、L−アラ
ニン(フェネチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩9a(1.232g、3
.3mmol)および乾燥DCM(60m総量)から調製した。粗生成物を透明
の無色オイルとして得た(1.16g、9.4%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.93,9.25。
【0219】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.233g/ml溶
液として使用した。
【0220】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(フ
ェネトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf 1777])
【0221】
【化34】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(フェネトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロ
リデート9b(3.3mlの0.233g/mlの溶液、2.1mmol)およ
び乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%MeOH)は
、反応が3時間後に完了したことを示した。この粗残渣を、MeOH:CHCl 3 (4:96)を溶離液として使用して、カラムクロマトグラフィーによって2
回精製し、生成物を淡黄色オイルとして得た。これを、ジエチルエーテルでの粉
末化および共沸後、クリーム状固体に凝固させた(0.181g、0.3mmo
l、42%)。
【0222】
【数75】 (L−アラニン(3−フェニル−1−プロピル)エステルp−トルエンスルホ
ン酸塩)
【0223】
【化35】 標準手順2に従って、L−アラニン(1.0g、11mmol)、p−TSA
一水和物(2.35g、12mmol)、3−フェニル−1−プロパノ−ル(1
.5ml、11mmol)およびトルエン(65ml)から調製した。溶媒の除
去によって、粗生成物を黄色オイルとして得た。ジエチルエーテルを添加し、そ
してこの混合物を30分間冷却した。得られた懸濁液を濾過し、p−トルエンス
ルホン酸塩を白色固体として得た(4.24g、11.2mmol、100%)
【0224】
【数76】 (フェニル(フェネトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリデート) 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.5ml、3.3m
mol)、乾燥トリエチルアミン(0.93ml、6.7mmol)、L−アラ
ニン(3−フェニル−1−プロピル)エステルp−トルエンスルホン酸塩9a(
1.27g、3.3mmol)および乾燥DCM(60ml総量)から調製した
。粗生成物を透明な淡褐色オイルとして得た(1.16g、90%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.94,9.27。
【0225】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.231g/ml溶
液として使用した。
【0226】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(3
−フェニル−1−プロポキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf 177
8])
【0227】
【化36】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(3−フェニル−1−プロポキシ−L−アラニニ
ル)ホスホロクロリデート10b(3.5mlの0.231g/mlの溶液、2
.1mmol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3
中8%MeOH)は、反応が4時間後に完了したことを示した。この粗残渣を、
MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用して、カラムクロマトグ
ラフィーによって3回精製し、生成物を淡黄色オイルとして得た。これを、ジエ
チルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ凝固させた(0
.330g、0.5mmol、75%)。
【0228】
【数77】 (L−アラニン(4−フェニル−1−ブチル)エステルp−トルエンスルホン
酸塩)
【0229】
【化37】 標準手順2に従って、L−アラニン(1.0g、11mmol)、p−TSA
一水和物(2.35g、12mmol)、4−フェニル−1−ブタノール(1.
7ml、11mmol)およびトルエン(65ml)から調製した。溶媒の除去
によって、粗生成物を透明な無色オイルとして得た。これを、石油(60/80
)での粉末化および共沸後、白色固体へ凝固させた(4.4g、11.2mmo
l、100%)。
【0230】
【数78】 (フェニル(4−フェニル−1−ブトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリ
デート)
【0231】
【化38】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.5ml、3.3m
mol)、乾燥トリエチルアミン(0.93ml、6.7mmol)、L−アラ
ニン(4−フェニル−1−ブチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩11a(
1.32g、3.3mmol)および乾燥DCM(60ml総量)から調製した
。粗生成物を透明な淡褐色オイルとして得た(1.13g、85%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.89,9.24。
【0232】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.226g/ml溶
液として使用した。
【0233】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(4
−フェニル−1−ブトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf 1779
])
【0234】
【化39】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(4−フェニル−1−ブトキシ−L−アラニニル
)ホスホロクロリデート11b(3.7mlの0.226g/mlの溶液、2.
1mmol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3
8%MeOH)は、反応が4時間後に完了したことを示した。この粗残渣を、M
eOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用して、カラムクロマトグラ
フィーによって精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。これを、ジエチ
ルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ凝固させた(0.
314g、0.5mmol、69%)。
【0235】
【数79】 (L−アラニン(2−シクロヘキシルエチル)エステルp−トルエンスルホン
酸塩)
【0236】
【化40】 標準手順2に従って、L−アラニン(1.0g、11mmol)、p−TSA
一水和物(2.35g、12mmol)、2−シクロヘキシルエタノール(1.
56ml、11mmol)およびトルエン(65ml)から調製した。溶媒の除
去によって、粗生成物を透明な無色オイルとして得た。これを、ジエチルエーテ
ルでの粉末化および共沸後、白色固体へ凝固させた(2.8g、7.5mmol
、67%)。
【0237】
【数80】 (フェニル(2−シクロヘキシルエトキシ−L−アラニニル)ホスホロクロリ
デート)
【0238】
【化41】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0m
mol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−アラ
ニン(シクロヘキシルエチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩12a(2.
24g、6.0mmol)および乾燥DCM(100ml総量)から調製した。
粗生成物を透明な無色オイルとして得た(1.86g、83%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.96,9.31。
【0239】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.372g/ml溶
液として使用した。
【0240】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(2
−シクロヘキシル−1−エトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf 1
780]。
【0241】
【化42】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(シクロヘキシルエトキシ−L−アラニニル)ホ
スホロクロリデート12b(2.1mlの0.372g/mlの溶液、2.1m
mol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%
MeOH)は、反応が2.5時間後に完了したことを示した。この粗残渣を、M
eOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用して、カラムクロマトグラ
フィーによって2回精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。これを、ジ
エチルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ凝固させた(
0.302g、0.5mmol、69%)。
【0242】
【数81】 (L−アラニン(3−シクロヘキシル−1−プロピル)エステルp−トルエン
スルホン酸塩)
【0243】
【化43】 標準手順2に従って、L−アラニン(1.0g、11mmol)、p−TSA
一水和物(2.35g、12mmol)、3−シクロヘキシル−1−プロパノー
ル(1.7ml、11mmol)およびトルエン(65ml)から調製した。溶
媒を除去しそしてジエチルエーテルを添加した。得られた懸濁液を濾過し、生成
物を透明な白色固体として得た(3.9g、10.1mmol、90%)。
【0244】
【数82】 (フェニル(3−シクロヘキシル−1−プロポキシ−L−アラニニル)ホスホ
ロクロリデート)
【0245】
【化44】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.9ml、6.0m
mol)、乾燥トリエチルアミン(1.7ml、12.0mmol)、L−アラ
ニン(3−シクロヘキシル−1−プロピル)エステルp−トルエンスルホン酸塩
13a(2.32g、6.0mmol)および乾燥DCM(60ml総量)から
調製した。粗生成物を透明な淡黄色オイルとして得た(2.31g、99%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.99,9.35。
【0246】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.463g/ml溶
液として使用した。
【0247】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(3
−シクロヘキシル−1−プロポキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf
1781]。
【0248】
【化45】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(3−シクロヘキシル−1−プロポキシ−L−ア
ラニニル)ホスホロクロリデート13b(1.8mlの0.436g/mlの溶
液、2.1mmol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CH
Cl3中8%MeOH)は、反応が2.5時間後に完了したことを示した。この
粗残渣を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用して、カラム
クロマトグラフィーによって精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。こ
れを、ジエチルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ凝固
させた(0.276g、0.4mmol、62%)。
【0249】
【数83】 (L−アラニン(4−シクロヘキシル−1−ブチル)エステルp−トルエンス
ルホン酸塩)
【0250】
【化46】 標準手順2に従って、L−アラニン(0.51g、5.8mmol)、p−T
SA一水和物(1.21g、6.3mmol)、4−シクロヘキシル−1−ブタ
ノール(1.0ml、5.8mmol)およびトルエン(65ml)から調製し
た。このp−トルエンスルホン酸塩を、白色結晶性固体として得た(2.15g
、5.4mmol、93%)。
【0251】
【数84】 (フェニル(4−シクロヘキシル−1−ブトキシ−L−アラニニル)ホスホロ
クロリデート)
【0252】
【化47】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.45ml、3.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(0.8ml、6.0mmol)、L−アラ
ニン(4−シクロヘキシル−1−ブチル)エステルp−トルエンスルホン酸塩1
4a(1.2g、3.0mmol)および乾燥DCM(60ml総量)から調製
した。粗生成物を透明な褐色オイルとして得た(1.36g、>100%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.91,9.28。
【0253】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.272g/ml溶
液として使用した。
【0254】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(4
−シクロヘキシル−1−ブトキシ−L−アラニニル)]ホスフェート[Cf 1
782]。
【0255】
【化48】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(3−シクロヘキシル−1−プロポキシ−L−ア
ラニニル)ホスホロクロリデート14b(3.1mlの0.272g/mlの溶
液、2.1mmol)および乾燥THF(8ml)から調製した。TLC(CH
Cl3中8%MeOH)は、反応が2.5時間後に完了したことを示した。この
粗残渣を、MeOH:CHCl3(4:96)を溶離液として使用して、カラム
クロマトグラフィーによって2回精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た
。これを、ジエチルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ
凝固させた(0.341g、0.5mmol、75%)。
【0256】
【数85】 (フェニル(メトキシ−L−バリニル)ホスホロクロリデート)
【0257】
【化49】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.45ml、3.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(0.8ml、6.0mmol)、L−バリ
ンメチルエステル塩酸塩(0.5g、3.0mmol)および乾燥DCM(60
ml総量)から調製した。粗生成物を透明な無色オイルとして得た(0.922
g、>100%)。 δP(CDCl3,121MHz)8.99,9.37。
【0258】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.184g/ml溶
液として使用した。
【0259】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(メ
トキシ−L−バリニル)]ホスフェート[Cf 1686]。
【0260】
【化50】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(メトキシバリニル)ホスホロクロリデート15
a(3.5mlの0.184g/mlの溶液、2.1mmol)および乾燥TH
F(5ml)から調製した。この反応混合物を16時間攪拌し、その後、15a
の溶液をさらに1.5ml添加した。この反応混合物をさらに4時間攪拌した。
この粗残渣を、MeOH:DCM(5:95)を溶離液として使用して、カラム
クロマトグラフィーによって精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。こ
れを、ジエチルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ凝固
させた(0.161g、0.3mmol、41%)。
【0261】
【数86】 (フェニル(メトキシ−L−ロイシニル)ホスホロクロリデート)
【0262】
【化51】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.41ml、2.8
mmol)、乾燥トリエチルアミン(0.77ml、5.5mmol)、L−ロ
イシンメチルエステル塩酸塩(0.5g、2.8mmol)および乾燥DCM(
60ml総量)から調製した。粗生成物を透明な淡黄色オイルとして得た(1.
062g、>100%)。 δP(CDCl3,121MHz)9.33,9.51。
【0263】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.212g/ml溶
液として使用した。
【0264】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(メ
トキシ−L−ロイシニル)]ホスフェート[Cf 1718]。
【0265】
【化52】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(メトキシ−L−ロイシニル)ホスホロクロリデ
ート16a(3.2mlの0.212g/mlの溶液、2.1mmol)および
乾燥THF(10ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%MeOH)は
、反応が2時間後に完了したことを示した。この粗残渣を、MeOH:CHCl 3 (4:96)を溶離液として使用して、カラムクロマトグラフィーによって2
回精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。これを、ジエチルエーテルで
の粉末化および共沸後、白色泡状物に凝固させた(0.211g、0.4mmo
l、53%)。
【0266】
【数87】 (フェニル(メトキシ−L−プロリニル)ホスホロクロリデート)
【0267】
【化53】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.54ml、3.6
mmol)、乾燥トリエチルアミン(1.0ml、7.2mmol)、L−プロ
リンメチルエステル塩酸塩(0.6g、3.6mmol)および乾燥DCM(6
0ml総量)から調製した。粗生成物を透明な無色色オイルとして得た(1.2
4g、>100%)。 δP(CDCl3,121MHz)9.02,9.22。
【0268】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.248g/ml溶
液として使用した。
【0269】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(メ
トキシ−L−プロリニル)]ホスフェート[Cf 1719])
【0270】
【化54】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.2g、0.7mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.4ml
、1.4mmol)、フェニル(メトキシ−L−プロリニル)ホスホロクロリデ
ート17b(2.6mlの0.248g/mlの溶液、2.1mmol)および
乾燥THF(10ml)から調製した。TLC(CHCl3中8%MeOH)は
、反応が20時間後に完了したことを示した。この粗残渣を、MeOH:CHC
3(4:96)を溶離液として使用して、カラムクロマトグラフィーによって
2回精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。これを、ジエチルエーテル
での粉末化および共沸後、白色泡状物へ凝固させた(0.168g、0.3mm
ol、44%)。
【0271】
【数88】 (フェニル(ジベンジルオキシ−L−アスパルチニル(aspartinyl
))ホスホロクロリデート
【0272】
【化55】 標準手順3に従って、フェニルジクロロホスフェート(0.45ml、3.0
mmol)、乾燥トリエチルアミン(0.8ml、6.0mmol)、L−アス
パルテートジベンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩(1.46g、3.0
mmol)および乾燥DCM(60ml総量)から調製した。粗生成物を透明な
黄色オイルとして得た(0.8024g、55%)。 δP(CDCl3,121MHz)9.43,9.58。
【0273】 この生成物を乾燥THF(5ml)に再溶解し、そして0.16g/ml溶液
として使用した。
【0274】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−[フェニル(ジ
ベンジルオキシ−L−アスパルチニル)]ホスフェート[Cf 1720])
【0275】
【化56】 標準手順4に従って、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピ
ルアミノ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(
0.157g、0.55mmol)、tBuMgCl(THF中1.0M、1.
1ml、1.1mmol)、フェニル(ジベンジルオキシ−1−アスパルチニル
)ホスホロクロリデート18a(5.0mlの0.16g/mlの溶液、1.6
mmol)および乾燥THF(10ml)から調製した。TLC(CHCl3
8%MeOH)は、反応が1.5時間後に完了したことを示した。この粗残渣を
、MeOH:CHCl3(3:97)を溶離液として使用して、カラムクロマト
グラフィーによって2回精製し、生成物を透明な無色オイルとして得た。これを
、ジエチルエーテルでの粉末化および共沸後、オフホワイト色泡状物へ凝固させ
た(0.284g、0.4mmol、70%)。
【0276】
【数89】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(2
−メチルプロピル)オキシアラニニルホスフェート CF 1672) これを標準手順4から調製した(収率70%)。
【0277】
【数90】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(2
,2−ジメチルプロピル)オキシアラニニルホスフェート) CF 1673) これを標準手順4から調製した(収率94%)。
【0278】
【数91】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(3
−メチルブチル)オキシアラニニルホスフェート) CF 1674) これを標準手順4から調製した(収率47%)。
【0279】
【数92】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(シ
クロヘプタニル)オキシアラニニルホスフェート) CF 1752) これを標準手順4から調製した(収率41%)。
【0280】
【数93】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルジエトキ
シアスパルチルホスフェート)CF1714 これを、標準手順4によって収率54%で調製した。
【0281】
【数94】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメトキシ
メチオニルホスフェート)CF1715 これを、標準手順4によって収率49%で調製した。
【0282】
【数95】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメトキシ
トリプトファニルホスフェート)CF1750 これを、標準手順4によって収率70%で調製した。
【0283】
【数96】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメトキシ
イソロイシニルホスフェート)CF1751 これを、標準手順4によって収率60%で調製した。
【0284】
【数97】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルジメトキ
シグルタミルホスフェート)CF1749 これを、標準手順4によって収率38%で調製した。
【0285】
【数98】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−エチルグリシニルホスフェート)CF1783 これを、標準手順4によって収率44%で調製した。
【0286】
【数99】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−フェニル(RS)グリシニルホスフェート)CF1784 これを、標準手順4によって収率46%で調製した。
【0287】
【数100】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−ブチルグリシニルホスフェート)CF1786 これを、標準手順4によって収率51%で調製した*
【0288】
【数101】 *注:アミノ酸残基α−炭素における6:1(S:R)立体異性混合物として
単離される化合物。31P NMRスペクトルのさらなる共鳴は、ジアステレオ異
性体を含む微量な立体配置(R)アミノ酸残基に対応する4.35および5.1
8に示される。
【0289】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−プロピルグリシニルホスフェート)CF1785 これを、標準手順4によって収率50%で調製した。
【0290】
【数102】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−((p−(2”,2
”−ジメトキシプロピオン酸メチルエステル)−フェニル)メトキシアラニニル
ホスフェート)CF1671 これを、標準手順4によって収率24%で調製した。
【0291】
【数103】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−((p−メトキシフ
ェニル)メトキシアラニニルホスフェート)CF1815 これを、標準手順4によって収率23%で調製した。
【0292】
【数104】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−((p−プロポキシ
フェニル)メトキシアラニニルホスフェート)CF1816 これを、標準手順4によって収率56%で調製した。
【0293】
【数105】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[4−ヒドロキシア
セトフェノン−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスホルアミデートCf17
94 これを標準手順4によって調製した。この粗残渣をカラムクロマトグラフィー
によって、溶出液としてMeOH:CHCl3(3%:97)およびMeOH:
EtOAc(5:95)を使用して2回精製し、白色泡状物(30mg,17m
mol,15%)として生成物を得た。
【0294】
【数106】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[4n−ブチルフェ
ニル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェートCf1795 この粗残渣をカラムクロマトグラフィーによって、溶出液としてMeOH:C
HCl3(3%:97)およびMeOH:CH2Cl2(5:95)を使用して2
回精製し、白色泡状物(15mg,0.025mmol,4%)として生成物を
得た。
【0295】
【数107】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニルフェニル
−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェートCf1788 この粗残渣をカラムクロマトグラフィーによって、溶出液としてMeOH:C
HCl3(3:97)およびMeOH:CH2Cl2(5:95)およびMeOH
:AcOEt(3:97)を使用して3回精製し、黄色泡状物(35mg,0.
058mmol,8%)として生成物を得た。
【0296】
【数108】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェノキシフェニ
ル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホスフェートCf1787 この粗残渣をカラムクロマトグラフィーによって、溶出液としてMeOH:C
HCl3(3:97)およびMeOH:CH2Cl2(5:95)を使用して2回
精製し、黄色泡状物(35mg,0.058mmol,8%)として生成物を得
た。
【0297】
【数109】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニルメトキシ
−α,α−シクロペンチルグリシニル]ホスフェートCf1763 これを、標準手順4によって収率77%で調製した。
【0298】
【数110】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニルメトキシ
−α,α−シクロヘキシル(cyclohexyl)グリシニル]ホスフェート
Cf1764 これを、標準手順4によって収率15%で調製した。
【0299】
【数111】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[フェニルメトキシ
−α,α−シクロプロピルグリシニル]ホスフェートCf1762 これを、標準手順4によって収率69%で調製した。
【0300】
【数112】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[p−(メトキシカ
ルボニル)フェニルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェートCf1766 これを、標準手順4によって収率37%で調製した。
【0301】
【数113】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[p−(トリフルオ
ロメチルチオ)フェニルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェートCf1769 これを、標準手順4によって収率34%で調製した。
【0302】
【数114】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[p−(2−メトキ
シビニル)フェニルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェートCf1767 これを、標準手順4によって収率38%で調製した。
【0303】
【数115】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[p−(2−フェニ
ルカルボニルビニル)フェニルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェートCf1
771 これを、標準手順4によって収率26%で調製した。
【0304】
【数116】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[p−(2,2−ジ
シアノビニル)フェニルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェートCf1768 これを、標準手順4によって収率10%で調製した。
【0305】
【数117】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−[o−(カルボキシ
レートエチルエステル)フェニルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェートCf
1798 これを、標準手順4によって収率24%で調製した。
【0306】
【数118】 (実施例A) (1R,4S)−9−[4−(ヒドロキシメチル)−2−シクロペンテン−2
−イル]グアニン−5’−[フェニル−(メトキシ−L−アラニニル)]−ホス
フェート。
【0307】 C2125661,MW=488.45。
【0308】 本明細書中において参考として援用されるR.VinceおよびM.Hua,
J.Med.Chem.1990,33,17−21は、(1R,4S)−9−
{4−(ヒドロキシメチル)−2−シクロペンテン−1−イル]グアニンの合成
についての手順を記載する。
【0309】 (1R,4S)−9−[4−(ヒドロキシメチル)−2−シクロペンテン−1
−イル]グアニン(400mg,1.618mmol)を無水ピリジン(4×1
0ml)と共沸することによって乾燥し、N2(g)下に保ち、無水THF(3
0ml)中に懸濁した。tBuMgCl(THF中の1.0M溶液)(1.6m
l,1.618mmol)を滴下し、得られた暗色懸濁液を10分間激しく撹拌
した。ホスホロクロリデート(4.79ml,2.43mmol)を滴下し、こ
の反応混合物を室温で69時間撹拌した。この時間後、懸濁した固形物を部分的
に溶液にあったが、固形物をなおもフラスコの側面で観察した。さらにホスホロ
クロリデート(4.79ml,2.43mmol)を添加し、この反応混合物を
さらに55時間撹拌し、飽和NH4Cl溶液(0.25m)の添加によってクエ
ンチした。さらに10分間撹拌した後、溶媒を減圧下で除去し、黄色ガム状物と
して粗生成物を得、これをMeOHに溶解し、MgSO4(S)で乾燥し、濾過
し、濾液を乾燥した。この残渣をMeOHに溶解し、シリカを加え、次いで溶媒
を除去して生成物を得、これをシリカカラム上に充填したシリカ上に予備吸着さ
せ、CHCl3中8%MeOHで溶出した。この生成物をさらにバイオテージ(
biotage)フラッシュ−40カラム上にDCM中5→9MeOHから勾配
溶出によってさらに精製し、適切な画分のエバポレーション後、この生成物を白
色泡状物(70mg,8.6%)として得た。
【0310】 本化合物は以下の式を有する:
【0311】
【化57】
【0312】
【数119】 (インビトロ試験) 前に記載したように[Balzariniら.AIDS(1991),5,2
1−28]細胞をHIV−1に感染した。簡潔に述べると、5×105細胞/ミ
リリットルを100CCID50(50%細胞培養感染用量)/細胞懸濁液ミリリ
ットルにてHIV−1またはHIV−2で感染した。次いで、100μLの感染
細胞懸濁液をマイクロタイタープレートウェルに移し、試験化合物の100μL
の適切な希釈液と混合した。4日後、HIV感染細胞細胞培地[CEM]中で巨
大細胞形成を顕微鏡で記録した。50%有効濃度(EC50)および50%細胞傷
害性濃度(CC50)を、それぞれウィルス感染および擬感染した細胞培地中の巨
大細胞または生細胞の数を50%削減するために必要な化合物濃度として定義し
た。
【0313】 以下の表において、データカラムは順に以下の通りである: HIV1 CEM:CEM細胞中のHIV−1の阻害のためのEC50(μM) HIV2 CEM:CEM細胞中のHIV−2の阻害のためのEC50(μM) CC50 CEM:CEM細胞に対する細胞障害性のためのCC50(μM) 以下の表Iは、化合物cf1490の生物学的活性を、その非ホスホルアミデ
ート化した対応物、アバカビア(Abacavir)ならびに比較実施例Aの化
合物およびその非ホスホルアミデート化した対応物と比較するインビトロデータ
を含む。アバカビアは、現在HIV感染した患者の処置に使用される。
【0314】
【表1】 表Iに見られ得るように、本発明を具体化する化合物cf1490は、公知の非
ホスホルアミデート化したアバカビアよりもインビトロのHIVに対してはるか
に向上した効力(27〜33倍)を示す。表Iの倍率(fold)向上は、HI
V1およびHIV2に対するホスホルアミデート化合物対その親ヌクレオシドの
効力の平均的増加である。
【0315】 この結果の驚くべき性質は、比較実施例Aおよびその非ホスホルアミデート化
した対応物に関して有することが証明された。実施例Aの非ホスホルアミデート
化した対応物の構造は、アバカビアのそれと一見、同様である。しかし、実施例
Aのホスホルアミデートは、HIVに対して効力を示し、これはその非ホスホル
アミデート化した対応物のそれと単に匹敵し、その構造式は以下である:
【0316】
【化58】 以下の表IIは、化合物1490のインビトロ効力データを、公知のホスホル
アミデート化した化合物に対してPCT/GB96/00580に開示される公
知の等価なデータと比較する。各場合のデータは、「インビトロ試験」として上
に記載されたインビトロアッセイによって得た。
【0317】
【表2】 化合物951、1078および1093の各々は、ヌクレオシドアナログのホ
スホルアミデートである。
【0318】 化合物951は、2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジデヒドロチミジン
5’−(フェニルエトキシアラニニル)ホスホルアミデートである。
【0319】 化合物1078は、2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジデヒドロチミジ
ン5’−(フェニルジメトキシアスパルチル)ホスホルアミデートである。
【0320】 化合物1093は、2’,3’−ジデオキシアデノシン5’−(フェニルメト
キシアラニニル)ホスホルアミデートである。
【0321】 表IIから見られ得るように、化合物1490は、HIVに対して高度な効力
を示す。
【0322】 拡大した範囲の化合物についての効力および細胞傷害性データは、表IIIに
表され、ここでCpdおよびInitは化合物の参照番号を言及し; Xはアリール(ホスフェート)部分を言及し; Yは以下の基を言及し;
【0323】
【化59】 Zは、5員環の糖環内の結合を言及し:=は不飽和ペンテンであり; Hは飽和である。
【0324】 各場合のBは、アバカビアに存在する塩基を言及する「1592」である。
【0325】 データカラムは順に以下の通りである: HIV1 CEM:CEM細胞中のHIV1の阻害のためのEC50(μM) HIV2 CEM:CEM細胞中のHIV−2の阻害のためのEC50(μM) HIV2 CEM:CEM/TK-細胞中のHIV−2の阻害のためのTK−
EC50(μM) CC50 CEM:CEM細胞に対する細胞傷害性のためのCC50μM EC50 MSV:MSVの阻害のためのEC50μM MCC MSV:MSVアッセイの最小細胞傷害性濃度。
【0326】
【表3】 (酸安定性) 胃状態をシミュレートするために設計された試験を使用する酸媒介加水分解に
対する安定性について化合物を試験した。各化合物を24時間25℃でpH1の
希HCl中でインキュベートした。0.3mgの化合物を25℃で1mLの0.
1N HClに添加した。時間=0と約24時間までの間隔でHPLCを直ぐに
実行した。
【0327】 化合物1587、およびPCT/GB/96/00580に記載されるラベル
1001および1093の比較化合物に対する結果を、以下の表IVに与える。
【0328】
【表4】 化合物1001は直ぐに消滅した(1分未満)。化合物1093は13時間未
満後に分解した。化合物1587の大部分は、22時間後インタクトなままであ
った。
【0329】 化合物1001および1093の各々は、アデノシンアナログのホスホルアミ
デートである。化合物1001は、2’,3’−ジデオキシ−2’,3’ジデヒ
ドロアデノシン−5’−(フェニルメトキシアラニニル)ホスフェートである。
化合物1093は、2’,3’−ジデオキシアデノシン5’−(フェニルメトキ
シアラニニル)ホスフェートである。
【0330】 上記の表Vに与えられた結果は、公知の化合物と比較して本発明を具体化する
化合物の酸安定性を示す。
【0331】 (生物学的安定性) 本発明の化合物1587ならびに上で同定した2つの比較化合物1001およ
び1093を、生物学的分解に対するそれらの安定性について試験した。各化合
物を37℃で4時間、正常のヘパリン化した(heparinised)ヒト血
清中でインキュベートした。選択した時間点(0,15,30分,および1,2
,4時間)で、二重サンプルを除去し、アセトニトリル抽出によって徐タンパク
した。次いで、薬物濃度を標準方法を使用してLC/MS/MS分析によって決
定した。この結果を以下の表Vに示した。
【0332】
【表5】 試験の条件下で、表Vのデータは、化合物1001および1093の各々に対
する化合物1587の6倍の安定性の利点を示す。
【0333】 (実施例1) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエト
キシ−L−アラニニル)ホスフェートコハク酸塩 (a)フェニルエトキシ−L−アラニニルホスホロクロリデート L−アラニンエチルエステル塩酸塩(3.0g,0.02モル)を乾燥塩化メ
チレン(40mL)中に懸濁した。この懸濁液に、フェニルホスホロジクロリデ
ート(2.9mL,0.02モル)を追加し、この混合物を−80℃に冷却した
。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(Aldrich,6.8mL,0.0
4モル)を反応液にアリコート(1〜2mL)で1時間かけて加えた。2時間撹
拌しながら、反応液を室温までゆっくりと加温させた。有機溶媒を真空下で除去
し、残渣をジエチルエーテル(100mL)で処理した。このジエチルエーテル
溶液を濾過し、不溶無機物を除去し、真空下で濃縮し、無色シロップとして生成
物を得た。この生成物をパートbにおいて、さらなる精製なしで使用した。
【0334】 (b)(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(
H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニ
ルエトキシ-L−アラニニル)ホスフェート (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(1.5g、5.2
mmol)にジオキサンを添加することによって乾燥し、そして真空中で濃縮し
た。この乾燥したヌクレオシドに無水ピリジン(10mL)およびテトラヒドロ
フラン(20mL)を添加した。続いて、tert−ブチルマグネシウムクロリ
ド(6mL、1Mテトラヒドロフラン溶液、6mmol)をゆっくり添加した。
この反応系を20分間攪拌し、そしてフェニルエトキシ-L−アラニニルホスホ
ロクロリデートの溶液(パートa、3g、20mLテトラヒドロフラン中の0.
01mol)を添加した。この反応系を、室温で10時間攪拌し、そして続いて
真空中で濃縮して茶色のシロップを得た。このシロップを塩化メチレン(100
mL)に溶解し、この塩化メチレンを水(2×100mL)で抽出し、乾燥し(
MgSO4)、濾過し、濃縮して茶色の固体泡状物を得た。この固体泡状物を、
クロロホルム中の5%メタノールを溶離液として使用するフラッシュクロマトグ
ラフィーによって精製し、精製後、1.7gの(60%)のホスフェート異性体
の4:6混合物を、白色固体泡状物として得た。
【0335】
【表6】 (c)(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(
H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニ
ルエトキシ−L−アラニニル)ホスフェートスクシネート塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(パート1b、376mg、0.7mmo
l)をエタノールに溶解した。この溶液に、コハク酸(82mg、0.7mmo
l)を添加し、そして得られた溶液をエバポレートして乾固した。残渣を加熱し
ながらアセトニトリル(10〜20mL)に溶解した。冷却直後沈澱が形成した
。この混合物を一晩冷蔵庫に保存し、固体を濾過によって回収し、330mg(
72%)のホスフェート異性体の4:6混合物を、固体として得た。
【0336】
【表7】 (実施例2) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメ
トキシ−L−アラニニル)ホスフェートスクシネート塩) (a)フェニルメトキシ−L−アラニニルホスホロクロリデート L−アラニンメチルエステル塩酸塩(10g、0.072mol)を、乾燥塩
化メチレン(100mL)中に懸濁した。この懸濁液にフェニルホスホロジクロ
リデート(10.7g、7.6mL)添加し、そしてこの混合物を−80℃に冷
却した。続いて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(Aldrich、25
mL)を、アリコート(1〜2mL)中の反応物に、1時間かけて添加した。こ
の溶液を−80℃で30分攪拌し、次いで、2時間攪拌しながら、ゆっくりと室
温まで加温した。有機溶媒を真空下で除去し、そして残渣をジエチルエーテル(
100mL)で処理した。このジエチルエーテル溶液を濾過して不溶性無機物を
除去し、そして真空下で濃縮して、生成物を無色のシロップとして得た:31P−
NMR(CDCl3)δ8.61;8.37ppm。この生成物をさらに精製す
ることなく実施例2bで使用した。
【0337】 (b)(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(
H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニ
ルメトキシ−L−アラニニル)ホスフェート (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール(5.5g、0.0
18mol)にジオキサンを添加することによって乾燥し、そして真空下で濃縮
した。この乾燥ヌクレオシドに、無水テトラフラン(30mL)およびピリジン
(40mL)を添加した。続いて、tert−ブチルマグネシウムクロリド(2
3mL、1Mテトラヒドロフラン溶液、1.3当量)をゆっくりと添加した。こ
の反応系を20分間攪拌し、そしてフェニルメトキシ−L−アラニニルホスホロ
クロリデート(12g、0.043mol、20mL THF中2.5当量)の
溶液を添加した。この反応を室温で12時間攪拌し、続いて真空下で濃縮して茶
色のシロップを得た。このシロップを塩化メチレン(100mL)に溶解し、こ
の塩化メチレンを水(2×100mL)で抽出し、乾燥し(MgSO4)、濾過
し、そして濃縮して茶色の泡状物を得た。この泡状物を、クロロホルム中の5%
メタノールを溶離液として使用するフラッシュクロマトグラフィーによって精製
し、6.9g(75%)の表題化合物のホスフェート異性体の混合物を白色固体
泡状物として得た。
【0338】
【表8】 (c)(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(
H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニ
ルメトキシ−L−アラニニル)ホスフェートスクシネート塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(パートb、100mg、0.19mmo
l)をメタノールに溶解した。この溶液に、コハク酸(22mg、0.19mm
ol)を添加し、そして得られた溶液をエバポレートして乾固した。残渣を加熱
しながらアセトニトリル(10mL)に添加した。冷却直後沈澱を形成した。こ
の混合物を一晩冷蔵庫に保存し、濾過によって固体を回収し、70mg(57%
)のホスフェート異性体の混合物を固体として得た;
【0339】
【表9】 (実施例3) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエ
トキシ−L−アラニニル)ホスフェートフマレート塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(198mg、0.37mmol)をエタ
ノールに溶解した。この溶液にフマル酸(43mg、0.37mmol)を添加
し、そして得られた溶液をエバポレートして乾固した。残渣を加熱しながらアセ
トニトリル(10mL)に溶解した。冷却直後沈澱を形成した。この混合物を、
一晩冷蔵庫に保存し、そして濾過によって固体を回収して、185mg(75%
)のホスフェート異性体の4:6混合物を固体として得た;
【0340】
【表10】 (実施例4) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエ
トキシ−L−アラニニル)ホスフェートグルタレート塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(パート1b、200mg、0.38mm
ol)をエタノールに溶解した。この溶液にグルタール酸(50mg、0.38
mmol)を添加し、そして得られた溶液をエバポレートして乾固した。残渣を
加熱しながらアセトニトリル(10mL)に溶解した。この混合物を、一晩冷蔵
庫に保存し、そして濾過によって固体を回収して、130mg(50%)のホス
フェート異性体の67:33混合物を固体として得た;
【0341】
【表11】 (実施例5) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメ
トキシ−L−アラニニル)ホスフェートD−タートレート塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルエト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(157mg、0.29mmol)をエタ
ノールに溶解した。この溶液にD−酒石酸(44mg、0.29mmol)を添
加し、そして得られた溶液をエバポレートして乾固した。残渣を加熱しながらア
セトニトリル(10mL)に溶解した。この混合物を、一晩冷蔵庫に保存し、そ
して濾過によって固体を回収して、112mgのホスフェート異性体の53:4
7混合物を固体として得た;
【0342】
【表12】 (実施例6) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメ
トキシ−L−アラニニル)ホスフェートジアステレオマー) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメト
キシ−L−アラニニル)ホスフェートのジアステレオマーのほぼ1:1混合物を
上記のような同様の方法論を使用して調製した:
【0343】
【表13】 ホスフェート異性体を、Chiralpak ASカラム、溶離液として二酸化
炭素中の25%メタノール、流速2mL/分、温度40℃、および圧力3000
psiを使用する超臨界流体クロマトグラフィーで分離した。溶離した第一の異
性体は、2.9分のRTを有し、そして100%のエナチオ純度であった;溶媒
のエバポレーションにより異性体を白色固体泡状物として得た:
【0344】
【表14】 溶離した第二の異性体は、6.7分のRTを有し、そして100%のエナンチオ
純度であった;溶媒のエバポレーションにより、異性体を白色泡状物として得た
【0345】
【表15】 (実施例7) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN
−メチルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(0.060g、0.11mmol)を4
0%水性メチルアミンの溶液(60mL)に懸濁し、そして室温で18時間攪拌
した。揮発性物質を真空下のスピンエバポレーションによって除去し、残渣を水
(50mL)に溶解し、ジクロロメタン(2×50mL)で抽出し、水性炭酸水
素アンモニウム緩衝液(0〜0.5M勾配、1L)でのSep−Pak(登録商
標)Vac 35cc AccellTM Plus QMAカートリッジ(Wa
ters Corp.,P/N WAT054725)(HCO3 -形態)上での
陰イオン交換クロマトグラフィーによって精製した。適切な画分を合わせ、そし
て揮発性物質を真空下のスピンエバポレーションによって除去した。残渣を脱イ
オン水に2回溶解し、そして真空下でのスピンエバポレーションによって、(1
S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プリン
−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN−メチル
アミノ−L−アラニニル)ホスフェートをアンモニウム塩として得た。この塩を
、脱イオン水に溶解し、そして脱イオン水を使用してSep−Pak(登録商標
)Vac 20cc AccellTM Plus CMカートリッジ(Wate
rs Corp.,P/N WAT054675)(Na+形態)を通過させた
。適切な画分を合わせ、凍結乾燥して、0.026g(収率46%)の(1S,
4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プリン−9
−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN−メチルアミ
ノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩2.2水和物を白色固体として
得た::MS(ES-) m/e 449(MH-)。
【0346】 C18268NaO4P・2.2H2Oの分析計算値:C,42.22;H,5
.98;N,21.88.実測値:C,42.36;H,5.77;N,21.
66。
【0347】 (実施例8) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN
−シクロプロピルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN−
シクロプロピルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩を、40%
水性メチルアミン溶液を脱イオン水(50mL)中のシクロプロピルアミン(5
mL、72mmol)の溶液と置き換えたことを除いて、(1S,4R)−4−
(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プリン−9−イル)−2
−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN−メチルアミノ−L−アラ
ニニル)ホスフェートナトリウム塩を調製するために使用した方法と類似の方法
によって調製した。合わせた画分の凍結乾燥により、35mg(収率58%)の
(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN−シ
クロプロピルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩2.5水和物
を白色固体として得た:MS(ES-)m/e475(MH-)。
【0348】 C20288NaO4P・2.5H2Oの分析計算値:C,44.20;H,6
.12;N,20.61.実測値:C,44.27;H,5.81;N,20.
49。
【0349】 (実施例9) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN
,N−ジメチルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルN−
ジメチルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩を、40%水性メ
チルアミン溶液を40%水性ジメチルアミン溶液(50mL)で置き換えたこと
を除いて、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9
(H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェ
ニルN−メチルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩を調製する
ために使用した方法に類似した方法によって調製した。合わせた画分の凍結乾燥
により、39mg(収率59%)の(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シ
クロプロピルアミノ−9(H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1
−メタノールO−(フェニルN,N−ジメチルアミノ−L−アラニニル)ホスフ
ェートナトリウム塩3水和物を白色固体として得た:MS(ES-)m/e46
3(MH-)。
【0350】 C19288NaO4P・3.0H2Oの分析計算値:C,44.22;H,6
.34;N,20.73.実測値:C,42.40;H,6.01;N,20.
51。
【0351】 (実施例10) ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(L−アラニ
ニル)ホスフェート二ナトリウム塩) (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメト
キシ−L−アラニニル)ホスフェート(0.5g、0.95mmol)をトリエ
チルアミン(30mL)および脱イオン水(30mL)の溶液に懸濁させ、そし
て室温で18時間攪拌した。揮発性物質を真空下でスピンエバポレーションによ
り除去し、そして残渣を水(50mL)に溶解し、ジクロロメタン(2×50m
L)で抽出し、そして水性炭酸水素アンモニウム緩衝液(0〜0.5M勾配、1
L)でのSep−Pak(登録商標)Vac 35cc AccellTM Pl
us QMAカートリッジ(Waters Corp.,P/N WAT054
725)(HCO3 -形態)上での陰イオン交換クロマトグラフィーによって精製
した。適切な画分を合わせ、そして揮発性物質を真空下でスピンエバポレーショ
ンによって除去した。残渣を2回脱イオン水に溶解し、そして真空下でスピンエ
バポレートして、(1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミ
ノ−9(H)−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−
(L−アラニニル)ホスフェートをアンモニウム塩として得た。この塩を脱イオ
ン水に溶解し、そして脱イオン水を使用してSep−Pak(登録商標)Vac
20cc AccellTM Plus CMカートリッジ(Waters C
orp.,P/N WAT054675)(Na+形態)を通過させた。適切な
画分を合わせ、そして凍結乾燥して0.430g(収率86%)の(1S,4R
)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プリン−9−イ
ル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(L−アラニニル)ホスフェー
ト二ナトリウム塩2.5水和物を白色固体として得た:MS(ES-)m/e4
36(MH-)。
【0352】 C17227Na25P・2.5H2Oの分析計算値:C,38.79;H,5
.17;N,18.63.実測値:C,38.62;H,5.11;N,18.
43。
【0353】 (抗B型肝炎ウイルス活性) 実施例1〜10の化合物を、Jansen,Rらによって記載される方法(A
ntimicrobial Agents and Chemotherapy
、第37巻、3号、441−447頁、1993)に従って、抗B型肝炎ウイル
ス活性について試験した。代表的なIC50の値は、0.017μM〜3.0μM
の範囲であった。
【0354】 ((1S,4R)−4−[(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H
)−プリン−9−イル)]−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニ
ルエトキシ−L−アラニニル)ホスフェートの3つの塩の形態の溶解度および溶
液/固体状態安定性) これらの塩は、高温および多湿においてさえ、それらが、組成を変化させない
安定な流動可能な(free−flowing)結晶固体であるという点で、取
扱いおよび処方の利点を有する。対照的に、(1S,4R)−4−[(2−アミ
ノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プリン−9−イル)]−2−シクロ
ペンテン−1−メタノールO−(フェニルエトキシ−L−アラニニル)ホスフェ
ートの遊離塩基は、結晶化され得ない吸湿性のアモルファス固体の泡状物である
【0355】
【表16】 溶液安定性=室温で27時間後の親(AUC)の%(最初のAUCに対して正規
化される)。 固体状態安定性=60℃で2週間後の親(AUC)の%(最初のAUCに対して
正規化される)。
【0356】 2’,3’−ジデオキシアデノシン、および2’,3’−ジデオキシ−2’,
3’−ジデヒドロアデノシンのホスホロアミデートの遊離塩基は、吸湿性のアモ
ルファス泡状物またはガムである。しかし、酸に対するそれらの不安定性は、改
善された物理特性を有する塩を形成するための、酸との錯体の有利な利用を妨げ
;酸への暴露は、これらの化合物を急速に分解する。(1S,4R)−4−[2
−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プリン−9−イル]−2−シ
クロペンテン−1−メタノール(アバカビル(abacavir))は、複素環
と糖との間に不安定なグルコシド結合を含むヌクレオシドと比較して、酸に対す
る増大した安定性を有する。従って、アバカビルのホスホロアミデートタンパク
質(protide)は、薬学的開発に適した、有利な物理特性を有することが見
出された安定な塩を形成する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月23日(2000.10.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 好ましくは、R3は、置換または非置換アルキル基である。好ましくは、R3
、置換または非置換C1-6アルキル基であり、より好ましくは、エチルまたはメ
チル基である。 好ましくは、R3は、−CH3、−C25および−CH2Phからなる群から選
択される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 好ましくは、R1およびR2の少なくとも一方は水素である。R1およびR2が異
なる場合、それらが結合している炭素原子は、不斉中心であることが理解される
。好ましくは、この炭素原子はキラルである。この炭素原子がキラルである場合
、この部位の立体化学は、DまたはL、あるいはその混合であり得、L−立体化
学が好ましい。 適切には、R1およびR2は同一であるかまたは異なり、これらはH、−CH3
または−C25である。好ましくは、R1はHであり、そしてR2は−CH3また
は−CH2CH3である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 本発明のさらなる局面によると、処置、予防または診断方法、好ましくはウイ
ルス感染の予防または処置における使用のための、本発明に従う化合物が提供さ
れる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0276
【補正方法】変更
【補正内容】
【0276】
【数89A】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(2
−メチルプロピル)オキシ−L−アラニニルホスフェート CF 1672) これを標準手順4から調製した(収率70%)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0277
【補正方法】変更
【補正内容】
【0277】
【数90A】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(2
,2−ジメチルプロピル)オキシ−L−アラニニルホスフェート) CF 16
73) これを標準手順4から調製した(収率94%)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0278
【補正方法】変更
【補正内容】
【0278】
【数91A】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(3
−メチルブチル)オキシ−L−アラニニルホスフェート) CF 1674) これを標準手順4から調製した(収率47%)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0279
【補正方法】変更
【補正内容】
【0279】
【数92A】 ((1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール−O−(フェニル(シ
クロヘプタニル)オキシ−L−アラニニルホスフェート) CF 1752) これを標準手順4から調製した(収率41%)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0280
【補正方法】変更
【補正内容】
【0280】
【数93A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルジエトキ
シ−L−アスパルチルホスフェート)CF1714 これを、標準手順4によって収率54%で調製した。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0281
【補正方法】変更
【補正内容】
【0281】
【数94A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメトキシ
−L−メチオニルホスフェート)CF1715 これを、標準手順4によって収率49%で調製した。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0282
【補正方法】変更
【補正内容】
【0282】
【数95A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメトキシ
−L−トリプトファニルホスフェート)CF1750 これを、標準手順4によって収率70%で調製した。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0283
【補正方法】変更
【補正内容】
【0283】
【数96A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルメトキシ
−L−イソロイシニルホスフェート)CF1751 これを、標準手順4によって収率60%で調製した。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0284
【補正方法】変更
【補正内容】
【0284】
【数97A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニルジメトキ
シ−L−グルタミルホスフェート)CF1749 これを、標準手順4によって収率38%で調製した。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0285
【補正方法】変更
【補正内容】
【0285】
【数98A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−エチル−L−グリシニルホスフェート)CF1783 これを、標準手順4によって収率44%で調製した。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0287
【補正方法】変更
【補正内容】
【0287】
【数100A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−ブチル−L−グリシニルホスフェート)CF1786 これを、標準手順4によって収率51%で調製した*
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0289
【補正方法】変更
【補正内容】
【0289】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−(フェニル(メトキ
シ−α−プロピル−L−グリシニルホスフェート)CF1785 これを、標準手順4によって収率50%で調製した。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0290
【補正方法】変更
【補正内容】
【0290】
【数102A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−((p−(2”,2
”−ジメトキシプロピオン酸メチルエステル)−フェニル)メトキシ−L−アラ
ニニルホスフェート)CF1671 これを、標準手順4によって収率24%で調製した。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0291
【補正方法】変更
【補正内容】
【0291】
【数103A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−((p−メトキシフ
ェニル)メトキシ−L−アラニニルホスフェート)CF1815 これを、標準手順4によって収率23%で調製した。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0292
【補正方法】変更
【補正内容】
【0292】
【数104A】 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノールO−((p−プロポキシ
フェニル)メトキシ−L−アラニニルホスフェート)CF1816 これを、標準手順4によって収率56%で調製した。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0343
【補正方法】変更
【補正内容】
【0343】
【表13A】 ホスフェート異性体を、Chiralpak ASカラム、溶離液として二酸化
炭素中の25%メタノール、流速2mL/分、温度40℃、および圧力2.06
8428×107Pa(3000psi)を使用する超臨界流体クロマトグラフ
ィーで分離した。溶離した第一の異性体は、2.9分のRTを有し、そして10
0%のエナチオ純度であった;溶媒のエバポレーションにより異性体を白色固体
泡状物として得た:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/18 A61P 31/18 31/20 31/20 31/22 31/22 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 バルザリーニ, ジャン ベルギー国 ビー−3001 ヒバーリー, カペルドリーフ 20 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 DA38 GA16 MA01 MA04 NA03 NA14 ZB33 4H050 AA01 AA02 AB29 WA15 WA24

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)の化合物: 【化1】 またはその薬学的に受容可能な誘導体もしくは代謝産物であって、 ここで、 Arは、アリール基であり、 R1およびR2は、それぞれ独立して、H、アルキルおよびアリール基からなる
    群から選択され、 Xは、O、NH、NR4およびSを含む群から選択され、ここで、R4は、アル
    キルおよびアリールからなる群から選択され; R5は、H、アルキルおよびアリール基を含む群から選択され、ここで、R1
    よびR5が、それぞれアルキルである場合、これらは、連結して、5−または6
    −員環を形成し得; そしてR3は、H、アルキル、アリール、複素環式および多環式基を含む群か
    ら選択される、化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化合物であって、ここで、 Arがフェニルまたは置換フェニルである、化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれか一項に記載の化合物であって、
    ここで、R3が、−CH3、−C25および−CH2Phを含む群から選択される
    、化合物。
  4. 【請求項4】 式(II)の化合物: 【化2】 ここで、R1、R2、R3、R5およびXが請求項1に属する意味を有する、化合物
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物であって、ここ
    で、R1およびR2が同一であるかまたは異なっており、H、−CH3、または−
    CH2CH3である、化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物であって、ここ
    で、R1がHであり、そしてR2が−CH3または−CH2−Phである、化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物であって、ここ
    で、R1およびR2を有するC原子がキラルである、化合物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物であって、ここ
    で、前記化合物が、R1およびR2を有するC原子に関して、Lキラリティーを有
    する、化合物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物であって、ここ
    で、XがOである、化合物。
  10. 【請求項10】 以下から選択される化合物: (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[L−アラニニ
    ル]ホスフェートジアンモニウム塩 (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル ベ
    ンジルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−D−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α,α−ジメチルグリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−フェニルアラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル エ
    トキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシグリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル L
    −アスパルチルジメチルエステル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[4−クロロフ
    ェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル t
    ertブチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル n
    −プロポキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル n
    −ブチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル i
    −プロポキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[(p−(2”
    ,2”−ジメトキシプロピオン酸メチルエステル)フェニル)メトキシ−L−ア
    ラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル(2
    −メチルプロピル)オキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル(2
    ,2−ジメチルプロピル)オキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 3
    −メチルブチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 3
    −ペンチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−バリニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 3
    ,3−ジメチル−1−ブチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル n
    −ペンチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロヘキシルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロヘキサンメトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−3−シクロヘキサン−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[4−ブロモフ
    ェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル ジ
    エトキシ−L−アスパルチル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−メチオニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−ロイシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−プロリニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピル(proyl)アミ
    ノ)−9H−プリン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メチレン−[フェ
    ニル ジベンジルオキシ−L−アスパルチニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 4
    −メチル−1−ペンチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロペンチルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[4−フルオロ
    フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[4−ヨードフ
    ェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル ジ
    メトキシ−L−グルタミル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−トリプトファニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−L−イソロイシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロヘプタニルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロブチルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロプロピルメトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロブチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル シ
    クロペンチルオキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル フ
    ェネトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 3
    −フェニル−1−プロポキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 4
    −フェニル−1−ブトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 2
    −シクロヘキシル−1−エトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 3
    −シクロヘキシル−1−プロポキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル 4
    −シクロヘキシル−1−ブトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α−エチル−L−グリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α−フェニル(RS)グリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α−プロピル−L−グリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α−ブチル−RS−グリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−フェノキ
    シフェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−フェニル
    フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[4−ヒドロキ
    シアセトフェノン メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[4−ブチルフ
    ェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−メトキシ
    フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−プロポキ
    シフェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α,α−シクロペンチルグリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α,α−シクロヘキシルグリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[フェニル メ
    トキシ−α,α−シクロプロピルグリシニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−(メトキ
    シカルボニル)フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−(トリフ
    ルオロメチルチオ)フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−(2−メ
    トキシビニル)フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−(2−フ
    ェニルカルボニルビニル)フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[p−(2,2
    −ジシアノビニル)フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェート (1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プ
    リン−9−イル]−2−シクロペンテン−1−メタノール O−[o−(カルボ
    キシレートエチルエステル)フェニル メトキシ−L−アラニニル]ホスフェー
    ト (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル エ
    トキシ−L−アラニニル)ホスフェートスクシネート塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル メ
    トキシ−L−アラニニル)ホスフェートスクシネート塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル エ
    トキシ−L−アラニニル)ホスフェートフマレート塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル エ
    トキシ−L−アラニニル)ホスフェートグルタレート塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル エ
    トキシ−L−アラニニル)ホスフェートD−タートレート(tartrate)
    塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル メ
    トキシ−L−アラニニル)ホスフェートジアステレオ異性体 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル N
    −メチルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル N
    −シクロプロピルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(フェニル N
    ,N−ジメチルアミノ−L−アラニニル)ホスフェートナトリウム塩 (1S,4R)−4−(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9(H)−プ
    リン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−メタノール O−(L−アラニニ
    ル)ホスフェート二ナトリウム塩。
  11. 【請求項11】 処置、予防または診断の方法における使用のための、請求
    項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 ウイルス感染の処置または予防のための医薬の製造におけ
    る、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の化合物の使用であって、ここで、前記
    ウイルス感染がHIVを含む、使用。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の化合物の使用であって、ここで、前記
    ウイルス感染がHBVを含む、使用。
  15. 【請求項15】 ウイルス感染の予防または処置方法であって、該方法は、
    このような処置が必要な患者に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物
    の有効用量を投与する工程を包含する、方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法であって、ここで、前記ウイルス
    感染がHIVである、方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の方法であって、ここで、前記ウイルス
    感染がHBVである、方法。
  18. 【請求項18】 請求項15〜17のいずれか一項に記載の方法であって、
    該方法が、前記化合物の有効用量を患者に経口的に投与する工程を包含する、方
    法。
  19. 【請求項19】 薬学的組成物であって、該組成物は、請求項1〜10のい
    ずれか一項に記載の化合物を、薬学的に受容可能な賦形剤とともに含む、組成物
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の組成物であって、経口投与のための形
    態である、組成物。
  21. 【請求項21】 請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の調製プロ
    セスであって、該プロセスは、以下の式 【化3】 を有する化合物と、以下の式 【化4】 の化合物とを反応させる工程を包含する、プロセス。
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