JP2002515085A - 触 媒 - Google Patents

触 媒

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JP2002515085A JP54187397A JP54187397A JP2002515085A JP 2002515085 A JP2002515085 A JP 2002515085A JP 54187397 A JP54187397 A JP 54187397A JP 54187397 A JP54187397 A JP 54187397A JP 2002515085 A JP2002515085 A JP 2002515085A
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Abstract

(57)【要約】 オレフィンの重合に適する触媒の製造方法であり、この方法は、炭素原子の総数が8又はそれ以上であるエーテル、と塩化マグネシウムを混合して、部分活性塩化マグネシウムを作成し;アルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムを混合して、未洗浄塩化マグネシウムを形成し;そして活性塩化マグネシウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して、活性塩化マグネシウム含有スラリーを作成することを含む。複数のアルコールを活性塩化マグネシウム含有スラリーと混合して、活性塩化マグネシウム/アルコール錯体を形成する。そして四塩化チタンを活性塩化マグネシウム/アルコール錯体と混合して、塩化マグネシウム担持チタン触媒を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】 触媒 本発明は触媒に関する。特に、オレフィンの重合に使用するための触媒及ひ触 媒システム、かかる触媒の製造法、及び重合方法に関する。 本発明の第一局面によれば、オレフィンの重合に適する触媒を製造する方法が 提供され、この方法は、 炭素原子の総数が8以上であるエーテルを塩化マグネシウムと混合して部分活 性化塩化マグネシウムを生成し; アルキルアルミニウムを部分活性化塩化マグネシウムと混合して未洗浄活性化 塩化マグネシウムを形成し; 活性化塩化マグネシウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して活性化塩化マグ ネシウム含有スラリを得; 複数のアルコールを活性化塩化マグネシウム含有スラリと混合して活性化塩化 マグネシウム/アルコール複合体を形成し;そして 四塩化チタンを活性化塩化マグネシウム/アルコール複合体と混合して塩化マ グネシウム支持チタン触媒を形成する; ことを含んでいる。 従って、この方法によって得られる触媒は特異に活性化された塩化マグネシウ ムの上に支持された特異なチタン触媒である。従って、塩化マグネシウムは触媒 支持体である。エーテル及びアルキルアルミニウム化合物の混合工程は塩化マグ ネシウム支持体活性化工程を成し、アルコール及び塩化チタン(TiCl4)の混合 工程は触媒充填工程を成す。 知られているように、塩化マグネシウムは5種類の水和物、即ち、MgCl2.12H2 O,MgCl2.8H2O,MgCl2.6H2O,MgCl2.4H2O及びMgCl2.2H2Oを形成している。応用 及び一般的な使用の観点からはこれらのうちの最も重要なものは6水和形態、Mg Cl2.6H2Oであり、それは既知の方法によってMgCl2.2H2Oを得るのに使用される一 般的な原料である。 また、オレフィン重合プロセスはかかるプロセスに使用される反応媒体中又はチ ーグラー‐ナッタ(Ziegler-Natta)触媒中に存在する微量な水によってさえ決定 的に影響されることが知られている。塩化マグネシウムを基本とし非常に低い割 合ではあるが水を含有する既知のチーグラー‐ナッタ触媒をオレフィン重合に使 用する試みは、オレフィン重合の生産性を有効でない又は実用的でないところま で低下させる結果となった。結局、水和支持体打衣料を完全に乾燥させるにはか なりの努力が通常要求される。これらの方法はいずれも労力と経費がかかる。多 くの場合、乾燥剤が使用され、乾燥剤の一部は得られる触媒の中に複合体として 残留し、触媒性能に望ましくない結果をもたらす。 驚くべきことに、本発明の方法に従って製造された触媒では、塩化マグネシウ ムの中の限られた量の水は許容され得るばかなでなく触媒に特別の性質を付与す るのに実際望ましいということが判明した。本発明者らは、驚くべきことに、最 初に支持体の中に存在する或る量の水は、ここに記載の特殊な触媒製造法を使用 することと組み合わされると、最終触媒に優れた作用特性を付与するというこを 発見した。従って、本発明によれば、塩化マグネシウムは部分無水化されてもよ い。言い換えれば、塩化マグネシウムは、1モルのMgCl2当たり0.02モルの 水と1モルのMgCl2当たり2モルの水の間の含水量、好ましくは、1モルのMgCl2 当たり0.08モルの水と1モルのMgCl2当たり0.3モルの水の間の含水量、 を有してもよい。この特定量の水はその分布を通して、特異活性化支持体の形成 に関与する。低い含水量のためには、既知の塩化マグネシウム無水化法が使用で きるが、既知の塩化マグネシウム無水化法では無水化剤が無水化塩化マグネシウ ムの不活性炭化水素液体による洗浄後にMgCl2の中に残るということを除けばで ある。特に有機酸エステルによる無水化は避けるべきである。 用語「部分無水化」及び「無水」は、塩化マグネシウムに関して使用されると き、上記の水和水限度を意味している。これは、MgCl2.6H2Oに比べればMgCl2.2H2 Oが「無水化」生成物であるというような又は0.1%の水を含有する塩化マグ ネシウムと比べたときには1.5%の水を含有する塩化マグネシウムが「非無水 」とみられるというような別の解釈を除外する。従って、部分無水化塩化マグネ シウムは質量基準で1.5%の含水量又は5%もの含水量を有 してもよい。 支持体活性化工程は不活性条件下で、即ち、実質的に酸素及び水を含有しない 反応環境中で、好ましく行われる。反応環境はまた、触媒製造の各特定工程のた めに使用される反応体以外の反応性生成物を何ら実質的に含有すべきでない。 本発明による触媒製造方法においては、支持体活性化は基本工程を構成する。 MgCl2を直接TiCl4と反応させる試みは、多分、高い結晶秩序、低い表面積及び低 い気孔容量(pore volume)のせいで、ほとんどチタンの固定が何ら行われなくす る。一般に、MgCl2の結晶化度を減少させる及び表面積及び気孔容量を増加させ る方法は知られている。しかしながら、これら方法が本発明の方法に使用した触 媒支持体活性化工程の代わりに使用された場合には、全く別の性能をもつ全く別 の触媒が得られる。予想外にも、ここに記載の活性化手順を使用した場合だけ優 れた性能をもつ新規触媒が最終工程で得られることがわかった。 従って、活性化手順は、先に言及した通り、 炭素原子の総数が8以上であるエーテルを塩化マグネシウムと混合して部分活 性化塩化マグネシウムを生成し; アルキルアルミニウムを部分活性化塩化マグネシウムと混合して未洗浄活性化 塩化マグネシウムを形成し;そして 活性化塩化マグネシウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して活性化塩化マグ ネシウム含有スラリを得る; ことを含んでいる。 驚くべきことに、所要の効果がどのエーテルによっても達成されるというわけ ではないこともわかった。従って、エーテルは炭素原子の総数が8以上であるエ ーテルの範囲から選ばれる。エーテルは炭素原子の総数が8〜16でそしてタイ プR’−O−R”(ここではR’=R”)である直鎖エーテルであってもよい。 特に、炭素原子の総数が8未満であるエーテルはここに記載の活性化手順には適 しない。さらに、各エーテルが8以上の炭素原子総数を有するエーテルの混合物 も使用できる。エーテルはジブチルエーテル又は好ましくはジペンチルエーテル であってもよい。 部分無水化塩化マグネシウム対エーテルのモル比は0.3:1から3:1の間 にあってもよい。好ましくは、塩化マグネシウム対エーテルのモル比は1:1か ら2.5:1の間にある。 使用できる代表的なアルキルアルミニウム又はアルキル‐アルミニウム化合物 は式AlR3(式中、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基又はアルキル成分である )によって表されるトリアルキル‐アルミニウム化合物である。使用できる適す るトリアルキル‐アルミニウム化合物の具体例はトリブチルアルミニウム、トリ ‐イソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、及びトリオクチルアル ミニウムである。驚くべきことに、新規開発触媒の性能のコントロールを達成す るには、ハロゲンを含有しないアルキル‐アルミニウム化合物だけが使用できる ことが判明した。好ましいトリアルキル‐アルミニウム化合物はトリエチル‐ア ルミニウムである。アルキル‐アルミニウム化合物対無水塩化マグネシウムのモ ル比は1:1から6:1の間にあってもよい。アルキル‐アルミニウム化合物対 無水塩化マグネシウムの好ましいモル比は4:1から5:1までである。しかし ながら、最終触媒のための特異性能目標に適する特異量でアルキルアルミニウム 化合物が添加されるということは活性化工程の重要な特徴であるばかりでなく最 終複合体触媒を達成するこの特殊な方法の重要な特徴でもある。 支持体活性化のこの工程の一態様においては、塩化マグネシウムに対するアル キル‐アルミニウム化合物のモル比は選択範囲の最低に近いことができる。従っ て、この場合は、アルキル‐アルミニウム化合物の主な目標は支持体活性化と、 チタン化合物の固定のためのその準備である。この場合、成分の割合は式(1) に従うように選択されてもよい: 式中、Aは使用されるアルキル‐アルミニウム化合物の全モル数を表す; Bは使用されるMgCl2の全モル数を表す; Cは使用されるエーテルの全モル数を表す; Dは存在する水の全モル数を表し、MgCl2に会合した水和の水と、下記に 説明するようにエーテルとM9Cl2の混合物のためのキャリヤ液体の中の極 く微量の何らかの水(存在する場合)との和である。 支持体活性化の別の態様においては、塩化マグネシウムに対するアルキル‐ア ルミニウム化合物のモル比は選択範囲の最高に近いことができる。その時は、支 持体活性化及びチタン化合物の固定のためのその準備に加えて、Ti4+の還元のた めに利用可能な大量のアルキルが残る。この場合、活性化支持体を炭化水素キャ リヤ液体で洗浄した後に測定された全アルミニウム含量に基づいて、活性化支持 体/アルコール複合体の製造のために使用されるアルコールの総量、及び使用さ れるアルコールの組合せの組成、触媒製造の次工程で得られる活性化支持体/ア ルコール複合体の中のアルミニウムに結合されたアルキルのレベルを予測できる 。触媒製造のこの初期段階から製造の次工程のための幾つかの限度を予測するこ とは重要である。それから、共重合及び三元共重合のために更に適する触媒を得 られるであろう。 活性剤即ちエーテル及びアルキル‐アルミニウム化合物の混合は、まずエーテ ルを塩化マグネシウムと混合した後にアルキル‐アルミニウム化合物を混合する ことを行うことを条件に様々な手法で遂行することができる。 従って、活性化段階の一態様では、エーテルを固体粒子状形態のMgCl2に添加 することができ、そして混合物は機械的手段によって10分〜24時間の間、好 ましくは1時間〜12時間の間、攪拌される。攪拌中の温度は40℃〜140℃ の範囲であることができる。前記攪拌の後に、混合物は20℃以下に冷却される ことができ、その後で、アルキル‐アルミニウム化合物はエーテルで処理済みの MgCl2に直接添加される又は混合物を不活性炭化水素キャリヤ液体の中に懸濁さ せた後に添加されることができる。炭化水素キャリヤ液体は不活性である、即ち 、それは活性化反応には参加しない。それは脂肪族又は脂環式の液体炭化水素で あってもよく、ヘキサン及びヘプタンが好ましい。 活性化段階の別の態様では、エーテルは不活性炭化水素液体中のMgCl2の懸濁 物に添加することができ、そして混合物は機械的手段によって10分〜24時間 の間、好ましくは1時間〜12時間の間、攪拌される。攪拌中の混合物の温度は 40℃と不活性炭化水素液体の還流温度の間にあってもよいが、140℃を越え るべきでない。混合物を攪拌下で20℃以下に冷却した後に、アルキル‐アルミ ニウム化合物は、激しい攪拌を伴って、混合物に直接に又は不活性炭化水素液体 と共に添加されることができる。従って、炭化水素液体は不活性であり、それ は活性化反応には参加しない。それは脂肪族又は脂環式の液体炭化水素であって もよく、ヘキサン及びヘプタンが好ましい。 液体の純アルキルアルミニウム化合物を利用する又は上記のように不活性炭化 水素液体中のアルキル‐アルミニウム化合物の溶液を使用することによりアルキ ルーアルミニウム化合物の添加を滴下の態様で行うことによって最良の結果が得 られる。添加の仕方及び触媒製造のこの工程のために選択される条件はこれ以降 の触媒製造のために活性化支持体の高度の活性化を達成するのに重要である。 活性化支持体含有スラリは言及した通り、アルコールの添加に先立って、ヘキ サンのような不活性飽和炭化水素液体で洗浄されている。洗浄は厳密であっても よく、例えば、多数回、代表的には10〜20回、繰り返されてもよい。この段 階で、活性化支持体は活性化の第一工程で使用した最初のエーテルが存在しない ことを点検されるべきである。最初に導入されたエーテルが存在しないことが本 発明の方法の重要な特徴である。 活性化の各工程の注目すべき効果は塩化マグネシウム結晶構造の無秩序化と表 面積及び気孔容量の増加である。しかしながら、得られた触媒の性能とBET法 で測定したときの表面積との間に直接関係は観察されなかった。それどころか、 本発明者らは触媒性能に対する表面積の効果の重要性が低下していると考えてい る。しかしながら、対照的に、気孔容量の増加は得られる触媒の性能を向上させ ることが判明した。活性化の特異な手法の結果として、特定レベルの表面欠陥と 結晶無秩序は、活性化の2つの工程の確立された限度によって与えられる多数の 可能性から選ばれる各具体的ケースについて、表面積とは無関係に達成されると いうことが考えられる。しかしながら、同時に、記載の方法に忠実であることに よってのみ本発明による触媒製造のための適する支持体が得られるということは 驚くべきことであった。 触媒製造の次工程は、言及した通り、複数のアルコールを活性化支持体含有ス ラリと混合して部分活性化支持体/アルコール複合体を形成することである。ア ルコールは別々にスラリと混合することができるが、好ましくは多成分混合物と して使用される。従って、二成分、三成分又はそれ以上の多成分のアルコール混 合物が使用できる。出願人は驚くべきことに、特に良好な結果が三成分アルコー ル混合物によって得られることを見いだした。 アルコール混合物の添加は攪拌下で行われてもよい。攪拌時間は1分〜10時 間、好ましくは、5分〜4時間、であってもよい。温度範囲は0℃とアルコール 混合物のアルコール又は活性化工程で使用された溶剤のいずれか一つの沸点の低 い方との間に、より好ましくは0℃と室温の間に、あることができる。 各アルコールは炭素原子数2〜10を有してもよい。最も好ましいアルコール は、触媒即ちこの触媒製造方法の生成物を使用するところの重合方法に使用され るモノマーと同じ炭素原子数を有するものである。好ましい二成分アルコール混 合物はエタノールとプロパノール;エタノールと1−ブタノール;エタノールと1 −ペンタノール;エタノールと1−ヘキサノール;エタノールと1−ヘプタノール ;及びエタノールと1−オクタノールである。二成分混合物中の一方のアルコー ル対他方のアルコールのモル比率は広範囲にわたって変動可能であるが、好まし くは、約1:1である。好ましい三成分アルコール混合物はエタノールとプロパ ノールと1−ブタノール;エタノールとプロパノールと1−ペンタノール;エタノ ールとプロパノールと1−ヘキサノール;エタノールとプロパノールと1−ヘプ タノール;エタノールとプロパノールと1−オクタノール;エタノールと1−ブタ ノールと1−ペンタノール;エタノールと1−ブタノールと1−ヘキサノール;エ タノールと1−ブタノールと1−ヘプタノール;エタノールと1−ブタノールと 1−オクタノール;エタノールと1−ペンタノールと1−ヘキサノール;エタノー ルと1−ペタタノールと1−ヘプタノール;エタノールと1−ペンタノールと1 −オクタノール;エタノールと1−ヘキサノールと1−ヘプタノール;エタノール と1−ヘキサノールと1−オクタノール;エタノールと1−ヘプタノールと1− オクタノールである。かかる三成分混合物中のそれぞれのアルコールのモル比率 は広範囲にわたって変動可能である。 一般に、アルコール混合物‐対‐最初に使用した無水塩化マグネシウムのモル 比は0.4:1から4:1の間、好ましくは0.8:1から2.5:1の間、に あってもよい。 本発明の一態様においては、使用されるアルコールの量は、式(2)に従うよ うなものであってもよい:式中、[A]は添加されるアルコールの全モル数を表し、そして[A1]は活性 化塩化マグネシウム含有スラリの中に存在したアルミニウムの測定されたモル数 である。 本発明の別の態様においては、使用されるアルコールの量は、式(3)に従う ようなものであってもよい: 式中、[A]及び[A1]は上記定義通りである。 本発明の更に別の態様においては、使用されるアルコールの量は、式(4)に 従うようなものであってもよい: 式中、[A]及び[A1]は上記定義通りである。 従って、後で添加される四塩化チタンのパートをTi3+反びTi2+に還元する特異 な能力をもつ本発明に従って製造されたどのような活性化支持体/アルコール複 合体の具体的ケースからも、本発明に従う広範囲の新規なチーグラー‐ナッタ型 触媒を製造することができる。 四塩化チタンを活性化塩化マグネシウム/アルコール複合体又は活性化支持体 /アルコール複合体と混合することは、四塩化チタンを活性化支持体/アルコー ル複合体に添加することによって行われてもよい。 塩化チタンが添加された後で、得られたスラリを還流下で10分〜5時間、好 ましくは1〜2時間、攪拌してもよい。しかしながら、温度は望むならば1℃分 づつ下げることができる、しかし、攪拌時間は温度が1℃低下する毎に例えば約 5分増加すべきである。その後で、スラリを放冷する、例えば、約24時間。ス ラリ中の触媒は不活性炭化水素液体によって、好ましくは、活性化塩化マグネシ ウムを洗浄するのに使用したものと同じ炭化水素液体によって洗浄される。洗浄 は多数回、代表的には10回〜40回、例えば、約20回、繰り返される。 塩化チタン‐対‐最初に使用した塩化マグネシウムのモル比は、約1:2から 約20:1の間、好ましくは、2:1から10:1の間、にあってもよい。 最終洗浄は少なくとも2工程の複合体反応中に生成された不活性化合物を除去 する。それはまた、未反応の四塩化チタン及び支持体表面上に吸着された弱く結 合された塩化チタン(それらは明らかに活性中心の形成に寄与しない)を除去す る。注目すべき効果は触媒の表面積及び気孔容量の増加と、添加チタン1g当た りの活性度の増加である。異なる洗浄回数を使用した場合には異なる性質をもつ 触媒が得られることがわかった。 得られた触媒はオレフィンの重合に特に適しており、特に、適切な助触媒も含 む触媒システムの部分として使用されたときにそうである。 本発明はまた、本発明の第一局面の方法によって得られた触媒に関する。 従って、触媒は上記の触媒製造方法の各工程によって得られる。各工程で規定 された限度の範囲内で選択できるパラメーターの多数の異なる組合せによって非 常に多様な触媒が得られ、そして各々の具体的触媒は複合体構造を有する。 より詳しくは、触媒は、本発明の第一局面の方法によって得ることができる触 媒範囲から選ばれた触媒であることができ、そして0.1%〜6%(重量基準) の全アルミニウム含量、3%〜15%(重量基準)の全マグネシウム含量、及び 3%〜15%(重量基準)の全チタン含量を有し、チタンに対するマグネシウム の重量比が3/1以下であることを条件としている。 従って、本発明の第二の局面によれば、触媒支持体としての塩化マグネシウム と、チタン及びアルミニウムを含んでおり、0.1%〜6%(重量基準)の全ア ルミニウム含量、3%〜15%(重量基準)の全マグネシウム含量、及び3%〜 15%(重量基準)の全チタン含量を有し、チタンに対するマグネシウの重量比 が3/1以下である、塩化マグネシウム支持チタン触媒が提供される。 より詳しくは、触媒はその中に存在する全チタンの50%未満のTi3+含量を有 してもよい。一態様においては、Ti3+とTi2+の和は、触媒中に存在する全チタン の50%未満であってもよい。別の態様においては、Ti3+とTi2+の和は、触媒中 に存在する全チタンの10%未満であってもよい。更に詳細な態様において、触 媒の中のTi3+に対するTi2+の比は5/1より大きくてもよい。 さらに、本発明の第三局面によれば、触媒システムが提供され、それは 上記の通りの触媒;及び 助触媒としてのアルミニウム化合物 を含んでいる。 助触媒はオルガノ‐アルミウニム化合物であってもよいし又はオルガノ‐アル ミウニム化合物を含んでいてもよい。使用することができる代表的なオルガノ‐ アルミニウム化合物は、式AlRmX3-m(式中、Rは炭素原子数1〜15の炭化水素 の基又は成分であり、Xはハロゲン原子であり、そしてmは0≦m≦3によって 表される数である)によって表される化合物である。使用できる適するオルガノ ーアルミニウム化合物の具体例は、トリアルキルアルミニウム、トリアルケニル アルミニウム、部分ハロゲン化アルキルアルミニウム、アルキルアルミニウムセ スキハライド、及びアルミニウムジハライドである。好ましいオルガノ‐アルミ ニウム化合物はアルキルアルミニウムであり、そしてそれらのうちの最も好まし いのはトリエチルアルミニウムである。触媒システムの中のアルミニウム対チタ ンの原子比は0.1:1から15000:1の間、好ましくは、1:1から75 00:1の間、にある。 本発明による触媒及び触媒システムは、それらを更に既知のチーグラー‐ナッ タ触媒から区別する一つ又はそれ以上の利点を有している。 本発明による触媒及び触媒システムは、それらが高い触媒活性を有すること及 びそれらが重合の後で生成物から抽出されなくてもよいことを特徴としている。 従って、触媒又は触媒システムは触媒1g当たりポリマー10000g以上の生 産性を有するであろう。言い換えれば、例えば、エチレンが単独重合体を得るた めに触媒又は触媒システムを使用して反応させられる場合、又はエチレンが触媒 又は触媒システムを使用して、プロピレン、1‐ブテン、1−ペンテン、1−ヘ キセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン及び1−デセンの群から選ば れた直鎖形態の又は二重結合によって他の炭素原子と結合している炭素原子に分 枝が結合している異性体を除いた分枝鎖形態のオレフィンと共重合させられる場 合、触媒1g当たりポリマー10000g以上の生産性得られる。特に、触媒又 は触媒システムは触媒1g当たりポリマー30000g以上の生産性、又は触媒 1g当たりポリマー100000g以上の生産性さえ有するかも知れない。 同様に、例えば、三元共重合を、エチレンと、直鎖形態又は二重結合によって 他の炭素原子と結合している炭素原子に分枝が結合している異性体を除いた分枝 鎖形態どちらかの形態の、1−ペンテンと、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキ セン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン及び1−デセンのオレフィン群 から選ばれたモノマーとの間で、そして触媒又は触媒システムを使用して、行う 場合には、触媒1g当たり三元共重合体10000g以上の生産性が得られるで あろう。 例えば、三元共重合を、エチレンと1−ペンテンと1−ヘキセンの間で、そし て触媒又は触媒システムを使用して、行う場合には、触媒1g当たり三元共重合 体25000g以上の生産性が得られるであろう。 本発明による触媒及び触媒システムはエチレンとα‐オレフィン(単数又は複 数)の共重合、三元共重合、又は多元共重合中にα‐オレフィンの適切な導入速 度を有する。従って、触媒又は触媒システムは、ポリマーの密度をコントロール する従ってポリマーの密度に依存するそれらの性質を暗黙のうちにコントロール する容易な方法を提供する。 エチレンと、各々が4〜8の全炭素原子数を有しその全炭素原子数が互いに異 なっている2種類のαオレフィンとからなるモノマー供給原料の三元共重合に使 用された場合、触媒は供給原料中のこれらモノマーの比率とは25%未満しか相 違しない量のこれらモノマーを三元共重合体の中に組み入れる能力を有するであ ろう。 本発明による触媒及び触媒システムは様々なプロセス条件下での共重合及び三 元共重合中に速度向上効果を有しそれを特に高い効率の共重合及び三元共重合に 適するようにさせるであろう。 本発明による触媒及び触媒システムは得られるポリマーの分子量コントロール に適しており、そしてポリマーの分子量のための調節剤としての水素の使用に適 している。得られるポリマーの分子量は触媒及び/又は水素濃度が増加するにつ れて減少する。従って、ポリマーの分子量に関連した作用特性は容易にコントロ ールすることができる。本発明による触媒及び触媒システムはエチレンとαオレ フィン(単数又は複数)の共重合又は三元共重合に使用されたときに4未満の多 分散指数を有するであろう。 本発明の様々な触媒は各工程に規定された特定限度の範囲内で製造された場合 に、様々な分子量分布のポリマーを得るためのプロセスにおいて使用することが できる。本発明のこの局面の一態様においては、分子量分布は4未満である。 本発明による触媒及び触媒システムは或る取扱条件下で実用的な貯蔵時間を有 する。15℃において不活性条件下で通常の乾燥ボックス内に保管された触媒の サンプルについては1月の貯蔵時間後に、活性度の実質的低下は観察されなかっ た。 本発明による触媒及び触媒システムは12時間までの「凍結時間」の後でスラ リ重合を再開するのに適している。「凍結時間(freezing time)」は、重合ゾー ンにモノマーを供給するのを中断すると同時に反応温度を周囲温度好ましくは1 5℃に降下させてから、モノマーの供給を再開すると共に反応温度に再加熱する までの間に経過した時間として定義され、この時間中は、スラリは攪拌下に保た れ、そして反応ゾーンから生成物は排出されない。 上記利点の組合せは本発明による触媒及び触媒システムをして、既知のチーグ ラー‐ナッタ触媒に比べて工業的応用のための改良された触媒及び触媒システム にしている。 触媒製造の各工程は触媒製造を工業的応用に適するものにする実用的な工程で ある。最も時間を要する操作、即ち、洗浄操作は、触媒の有利な沈降時間によっ て利益を得ている。「沈降時間(sedimentation time)」は、n−ヘプタン中の0 .5gの触媒の攪拌懸濁物25mLが目盛付きアンプルに移されたとき沈降する のに要する時間として定義され、その時間は20℃において、懸濁物を測定用ア ンプルに移した瞬間から沈降触媒上の溶液が完全に透明になる時までを測定され る。一般的には、活性化支持体は20分未満の良好な沈降時間T1を有するのに、 最終触媒は30分未満の良好な沈降時間T2を有することが判明した。驚くべきこ とに、本発明によるそれら触媒からは、T1<10分及びT2<20分、特に、T1< 5分及びT2<15分を有する優れた性能が得られることが判明した。また、驚く べきことに、沈降時間によって決定されたときの最終製造触媒の圧縮度と重合中 の如昭ヒとの間の良好なバランスを有する本発明による触媒は、その触媒を使用 する重合中に良好な性能を与えることも判明した。 本発明の第四局面によれば、重合方法が提供され、その方法は、少なくとも一 つのオレフィンを上記の通りの触媒又は触媒システムの存在下で反応させ、それ によってオレフィンのポリマーを得ることを含んでいる。 反応は単一反応ゾーンの中で、大気圧〜200kg/cm2の圧力で、及び周囲温度 〜120℃の温度で、行われてもよい。 適するオレフィンは炭素原子の総数が2〜10であるα‐オレフィン、たとえ ば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘ プテン、1−オクテン、1−ノネン又は1−デセンであり、直鎖形態であるか又 は二重結合によって別の炭素原子と結合している炭素原子に分枝が結合している 異性体を除いた分枝鎖形態である。 重合方法の一態様においては、単一オレフィンを触媒又は触媒システムの存在 下で単独重合させてもよい。 本発明の別の態様においては、少なくとも2種のオレフィンを触媒又は触媒シ ステムの存在下で反応させてこの2つのオレフィンの共重合体を得てもよい。本 発明による、そして活性化支持体/アルコール複合体製造工程に二成分アルコー ル混合物を使用することによって製造された、触媒を使用してもよい。2つのア ルコールは共重合に使用されるオレィンと同じ炭素原子数を有していてもよい。 好ましい共重合体はエチレンと直鎖α‐オレフィンの共重合体である。かかる共 重合体の例は、エチレンとプロピレン;エチレンと1−ブテン;エチレンと1−ペ ンテン:エチレンと1−ヘキセン;エチレンと1−ヘプテン:及びエチレンと1− オクテン;の共重合体である。 本発明の更に別の態様においては、3種類のオレフィンを触媒又は触媒システ ムの存在下で反応させてオレフィンの三元共重合体を得てもよい。本発明による そして活性化支持体/アルコール複合体製造丁程に三成分アルコール混合物を使 用することによって製造された触媒を使用してもよい。3つのアルコールは三元 共重合に使用されるオレィンと同じ炭素原子数を有していてもよい。 かかる三元共重合体の好ましい例はエチレンと、プロピレン、1−ブテン、1 −ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン及び1− デセンの、直鎖形態又は二重結合によって別の炭素原子と結合している炭素原子 に分枝が結合している異性体を除いた分枝鎖形態の、オレフィン群から選ばれた 2種のモノマーとの三元共重合体である。 かかる三元共重合体のより好ましい例は、少なくとも1つの直鎖α‐オレフィ ンを含有するものである。かかる三元共重合体の例は、エチレンとプロピレンと 1−ブテン;エチレンとプロピレンと1−ペンテン;エチレンとプロピレンと1− ヘキセン;エチレンとプロピレンと1−ヘプテン;エチレンとプロピレンと1−オ クテン;エチレンと1−ブテンと1−ペンテン;エチレンと1−ブテンと1−ヘキ セン;エチレンと1−ブテンと1−ヘプテン;エチレンと1−ブテンと1−オクテ ン;エチレンと1−ペンテンと1−ヘキセン:エチレンと1−ペンテンと1−ヘプ テン:エチレンと1−ペンテンと1−オクテン;エチレンと1−ヘキセンと1−ヘ プテン:エチレンと1−ヘキセンと1−オクテン:エチレンと1−ヘプテンと1− オクテン:の三元共重合体である。 エチレン含有三元共重合体の最も好ましい例は、エチレンと1−ペンテンと、 プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノ ネン及び1−デセンの、直鎖形態又は二重結合によって別の炭素原子と結合して いる炭素原子に分枝が結合している異性体を除いた分枝鎖形態の、オレフィン群 から選ばれた第三オレフィンとの三元共重合体である。 次に、下記の非限定的な実施例によって本発明を説明する:実施例1 触媒(A)の製造 還流冷却器と攪拌促進機を備えた250mLのフラスコの中で、全含水量が5 %(重量基準)の2gの無水塩化マグネシウムを60mLの高精製ヘキサンの中 に懸濁した。懸濁物の温度を45℃に上げ、その後で2mLのジブチルエーテル をフラスコに加え、そして混合物を3時間攪拌した。その後で、加熱を止め、混 合物の熱を放散させ、そして温度を周囲温度まで降下させた。それから、9gの トリエチルアルミニウム(「TEA」)を、過度の熱蓄積を回避するように、滴 下で添加し、そして得られたスラリを攪拌下で室温に放冷した。それから、スラ リを各50mLのヘキサンで12回洗浄して、活性化された支持体を含有するス ラリを得た。 この活性化支持体含有スラリに、エタノールと1−ブタノールと1−ペンタノ ールの2:1:1モル混合物2mLを加え、そしてスラリを周囲温度で3時間攪 拌した。それから、スラリに20mLのTiCl4を加え、そして得られた混合物を 還流下で2時間攪拌した。冷却後、スラリを各50mLのヘキサンで10回洗浄 した。最終洗浄後に、スラリ濃度をヘキサンの添加によって、スラリ1mL当た り0.01gの塩化マグネシウム支持チタン触媒に調節した。 この触媒は0.98%(重量基準)のアルミニウム含量、11.12%(重量 基準)のマグネシウム含量、及び11.08%(重量基準)のチタン含量を有し ていた。この触媒は35.70m2/gのBET表面積及び0.1298cc/gの 気孔容量を有していた。実施例2 触媒(B)の製造 還流冷却器と攪拌促進機を備えた250mLのフラスコの中で、全含水量が1 .5%(重量基準)の2gの無水塩化マグネシウムを60mLの高精製ヘキサン の中に懸濁した。懸濁物を45℃に加熱した後に、2mLのジブチルエーテルを フラスコに加え、そして加熱を止めた。加熱を止めた後で、混合物を3時間攪拌 した。それから、9gのトリエチルアルミニウム(「TEA」)を、過度の熱蓄 積を回避するように、滴下で添加し、そして得られたスラリを攪拌下で室温に放 冷した。それから、スラリを各50mLのヘキサンで12回洗浄して、活性化さ れた支持体を含有するスラリを得た。 この活性化支持体含有スラリに、エタノールと1−ペンタノールと1−ヘキサ ノールの3:1.5:1モル混合物2mLを加え、そしてスラリを3時間攪拌し た。それから、スラリに20mLのTiCl4を加え、そして得られた混合物を還流 下で1時間攪拌した。冷却後、スラリを各50mLのヘキサンで10回洗浄した 。最終洗浄後に、スラリ濃度をヘキサンの添加によって、スラリ1mL当たり0 .01gの塩化マグネシウム支持チタン触媒に調節した。 この触媒は0.95%(重量基準)のアルミニウム含量、6.53%(重量基 準)のマグネシウム含量、及び12.15%(重量基準)のチタン含量を有して いた。この触媒は159.21m2/gのBET表面積及び0.3231cc/gの 気孔容量を有していた。実施例3 攪拌を与えられた1Lのステンレス鋼反応容器(反応器)に、300mLの高 度に精製したn−ヘプタンを加えた。反応器を85℃に加熱し、そして1mLの 10重量%TEA溶液を加えた。反応器に0.1mLの触媒Bを加え、そして混 合物を5分攪拌した後に、反応器をエチレンによって15バールに加圧し、そし て反応を開始した。反応はエチレン供給によって維持された定圧で60分間継続 し、その後、エチレン供給を止め、そして反応器をガス抜きした。触媒を失活さ せるためにイソプロパノールを加え、そして反応混合物を室温に放冷した。スラ リを濾過し、そしてイソプロパノールとアセトンで洗浄し、得られたポリマーを 80℃の真空炉内で減圧下で24時間乾燥した。粉末の形態の乾燥ポリマーを秤 量し、そして83gのポリマーが得られた。触媒Cの活性度は1時間当たり触媒 1g当たり83kgであると算出された。実施例4 攪拌を与えられた1Lのステンレス鋼反応容器(反応器)に、300mLの高 度に精製したn−ヘプタンを加えた。反応器を85℃に加熱し、そして1mLの 10重量%TEA溶液を加えた。反応器に0.1mLの触媒Aを加え、そして混 合物を5分攪拌した後に、反応器をエチレンによって15バールに加圧し、そし て反応を開始した。反応はエチレン供給によって維持された定圧で60分間継続 し、その後、エチレン供給を止め、そして反応器をガス抜きした。触媒を失活さ せるためにイソプロパノールを加え、そして反応混合物を室温に放冷した。スラ リを濾過し、そしてイソプロパノールとアセトンで洗浄し、得られたポリマーを 80℃の真空炉内で減圧下で24時間乾燥した。粉末の形態の乾燥ポリマーを秤 量し、そして58.1gのポリマーが得られた。触媒Aの活性度は1時間当たり 触媒1g当たり58.1kgであると算出された。実施例5 攪拌を与えられた10Lのステンレス鋼製重合用容器に、3000gの高度に 精製したn−ヘプタンを加えた。容器全体を窒素でパージした後に、容器に、助 触媒として15mLのトリエチルアルミニウム(ヘプタン中の10%溶液)を、 そして5mLの触媒Bを導入した。温度を85℃に設定し、そして10分間攪拌 した後、1300mgの水素を加えた。容器に、1000gのエチレンを4g/ 分の定流で、及び1−ペンテンと1−ヘキセンの5:1モル混合物の1200g を4.8g/分の定流で、導入し、それら流れは同時に開始した。次の工程で、 重合用容器の加圧を除き、そして触媒を1−プロパノールで分解した。次いで、 得られた三元共重合体を濾過し、そしてプロパノール、メタノール及びアセトン によって繰り返し洗浄した。三元共重合体を70℃の真空炉内で24時間乾燥し た。三元共重合の収量は1000gであった。 13 CNMRで測定したときの三元共重合体の組成は3.0モル%のコモノマー (1−ペンテンと1−ヘキセンの和)であり、組み込まれた1−ペンテン:1− ヘキセンのモル比は5:1であった。実施例6 次の点を除いて実施例5に記載の重合を繰り返した:触媒Bの代わりに1.2 mLの触媒Aを、そして1−ペンテン:1−ヘキセンの混合物の代わりに1−ブ テン:1−ペンテンの5:1モル混合物の600gを2.4g/分の定流で、使 用した。また、3000gの水素を導入した。得られた三元共重合体の組成は、 1.5モル%の(1−ブテンと1−ペンテンの和)であり、組み込まれた1−ブ テン:1−ペンテンのモル比は5:1であった。重合体のMFIは3.5であっ た。実施例7 触媒(C)の製造 還流冷却器と攪拌促進機を備えた250mLのフラコスの中で、全含水量が1 .5%(重量)である2gの塩化マグネシウムを60mLの高精製ヘキサンの中 に懸濁した。4mLのジペンチルエーテルをフラスコに加え、そして混合物を還 流下で3時間攪拌した。その後、温度を周囲温度まで下げ、そして10gのトリ エチルアルミニウム(「TEA」)を、過度の熱蓄積を回避するように、滴下で 添加した。得られたスラリを攪拌下で室温に放冷した。それから、スラリを各5 0mLのヘキサンで12回洗浄して活性化支持体含有スラリを得た。 この活性化支持体含有スラリに、エタノールと1−ブタノールと1−ペンタノ ールの1:1:1モル混合物2mLを加え、そしてスラリを室温で3時間攪拌し た。それから、スラリに15mLのTiCl4を加え、そして得られた混合物を還流 下で2時間攪拌した。冷却後、スラリを各50mLのヘキサンで10回洗浄した 。最終洗浄後に、スラリ濃度をヘキサンの添加によって、スラリ1mL当たり0 .01gの塩化マグネシウム支持チタン触媒に調節した。 この触媒は1.1%(重量基準)のアルミニウム含量、12.93%(重量基 準)のマグネシウム含量、及び7.04%(重量基準)のチタン含量を有してい た。この触媒は112.39m2/gのBET表面積及び0.4656cc/gの気 孔容量を有していた。実施例8 攪拌を与えられた1Lのステンレス鋼反応容器(反応器)に、300mLの高 度に精製したn−ヘプタンを加えた。反応器を85℃に加熱し、そして1mLの 10重量%TEA溶液を加えた。反応器に0.1mLの触媒Cを加え、そして混 合物を5分攪拌した後に、反応器をエチレンによって15バールに加圧し、そし て反応を開始した。反応はエチレン供給によって維持された定圧で60分間継続 し、その後、エチレン供給を止め、そして反応器をガス抜きした。触媒を失活さ せるためにイソプロパノールを加え、そして反応混合物を室温に放冷した。スラ リを濾過し、そしてイソプロパノールとアセトンで洗浄し、得られたポリマーを 80℃の真空炉内で減圧下で24時間乾燥した。粉末の形態の乾燥ポリマーを秤 量し、そして120gのポリマーが得られた。触媒Cの活性度は1時間当たり触 媒1g当たり120kgであると算出された。実施例9 触媒Cを周囲温度及び不活性条件で1月間ムブラウン(Mbraun)乾燥ボックス の中に保管した。1月の貯蔵時間の後に、実施例8を、同じ条件を使用しそして 触媒Cを使用して、繰り返した。118gの量のポリマーが得られた。1月の貯 蔵時間の後の触媒の活性度は触媒1g当たり118kgであった。実施例10 攪拌を与えられた1Lのステンレス鋼反応容器(反応器)に、300mLの高 度に精製したn−ヘプタンを加えた。反応器を85℃に加熱し、そして1mLの1 0重量%TEA溶液を加えた。反応器に0.1mLの触媒Cを加え、そして混 合物を5分攪拌した後に、反応器をエチレンによって15バールに加圧し、そし て反応を開始した。反応はエチレン供給によって維持された定圧で30分間継続 し、その後、エチレン供給を止め、そして反応器を攪拌下で15℃に冷却した。 6時間後、反応器を再加熱し、そして75℃でエチレン供給を再開した。反応は その前の条件に達し、そして更に30分間継続し、その時点でエチレン供給を止 め、そして反応器を冷却しガス抜きした。触媒を失活させるためにイソプロパノ ールを加え、そして反応混合物を室温に放冷した。スラリを濾過し、そしてイソ プロパノールとアセトンで洗浄し、得られたポリマーを80℃の真空炉内で減圧 下で24時間乾燥した。粉末の形態の乾燥ポリマーを秤量し、そして122gの ポリマーが得られた。実施例11 触媒(D)の調製 還流コンデンサーと攪拌設備を備えた250mlのフラスコを用い、60ml の高純度ヘキサンに全水分含有量が5%(質量)の塩化マグネシウム2gを懸濁 分散させた。2mlのジペンチルエーテールをフラスコに加え、混合物を還流下 で3時間攪拌した。その後、温度を周辺温度に下げ、12gのトリエチルアルミ ニウム(’TEA’)を液滴状に添加して過剰な蓄熱を回避した。得られたスラ リーを攪拌しながら室温に冷却した。スラリーをそれぞれ50mlのヘキサンを 用いて6回洗浄して、活性担体含有スラリーを得た。 2.2mlの1−ブタノールと1−ペンタノールの1:2モルの混合物を、活 性担体含有スラリーに加え、混合物を還流下で2時間攪拌した。その後に、15 mlのTiCL4をスラリーに加え、得られた混合物を還流下で2時間攪拌した 。冷却後、スラリーをそれぞれ50mlのヘキサンを用いて6回洗浄した。最後 の洗浄を終了後、ヘキサンを添加することにより、スラリー濃度を0.01g塩 化マグネシウム担持チタン触媒/1mlスラリーに調節した。 この触媒は、2.63%(質量基準)のアルミニウム含有量、5.06%(質 量基準)のマグネシウム含有量と8.82%(質量基準)のチタン含有量を示し た。測定したBET表面積は20.52m2/gであり、気孔容積は0.071 cc/gであった。実施例12 攪拌機の付いた1Lステンレススチール製反応容器(反応器)に、300ml の高純度n−ヘプタンを注いだ。反応器を85℃に加熱し、これに1mlの10 重量%TEA溶液を加えた。0.1mlの触媒Dを反応器に加えて、混合物を5 分間攪拌した後、エチレンを用いて反応器を15バールに加圧して反応を開始さ せた。エチレンにより一定圧力を維持して60分間反応を継続した後、エチレン の供給を終了して反応器を開放した。イソプロパノールを加えて触媒を非活性化 し、反応混合物を室温に冷却した。スラリーを濾過し、イソプロパノールとアセ トンで洗浄し、そして得られたポリマーを80℃で真空オーブン中で減圧下で2 4時間乾燥した。粉末形態の乾燥ポリマーを秤量し、67.7gのポリマーを得 た。触媒Dの活性は、計算の結果67.7kg/1g触媒/時間であった。実施例13 3000gの高純度n−ヘプタンを、攪拌機の付いた10Lのステンレススチ ール製重合容器に注入した。容器を窒素で完全に置き換えた後、助触媒である1 50mlのトリエチルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)と5mlの触媒Dを 容器に注入した。温度を85℃に設定し、10分間攪拌後、3000mgの水素 を加えた。1000gのエチレンを4g/分の一定流量で、及び1000gの1 −ブテンを4g/分の一定流量で、同時に流動を開始して、容器に注入した。次 の工程で、重合容器を除圧し、触媒を1−プロパノールで分解した。そして、得 られたターポリマーを濾過し、プロパノール、メタノールとアセトンで繰返し洗 浄した。ターポリマーを真空オーブン中で70℃で24時間乾燥した。ターポリ マーの収量は1000gであった。 13CNMRにより測定したターポリマーの組成は、3.0モル%ブテン−1で あった。コポリマーの密度は0.9175であった。実施例14 3000gの高純度n−ヘプタンを、攪拌機の付いた10Lのステンレススチ ール製重合容器に注入した。容器を窒素で完全に置き換えた後、助触媒である1 50mlのトリエチルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)と1mlの触媒Dを 容器に注入した。温度を85℃に設定し、15分間攪拌後、3000mgの水素 を加えた。1000gのエチレンを4g/分の一定流量で、及び1000gの1 −ペンテンと1−ヘキセンの1:9の比率の混合物を4g/分の一定流量で、同 時に流動を開始して、容器に注入した。次の工程で、重合容器を除圧し、触媒を 1−プロパノールで分解した。そして、得られたターポリマーを濾過し、プロパ ノール、メタノールとアセトンで繰返し洗浄した。ターポリマーを真空オーブン 中で70℃で24時間乾燥した。ターポリマーの収量は390gであった。 13CNMRにより測定したターポリマーの組成は、0.9モル%の1−ヘキセ ン/1−ペンテンの混合物(1−ペンテンは検知困難)であった。測定したター ポリマーの分子データーは、Mw=116836;Mz=318748;Mn= 35623;および多分散性3.279792であった。実施例15 触媒(E)の調製 還流コンデンサーと攪拌設備を備えた250mlのフラスコを用い、60ml の高純度ヘキサンに、全水分含有量が1.5%(質量)の無水塩化マグネシウム 2gを懸濁分散させた。温度を45℃に上げ、フラスコに2mlのジペンチルエ ーテルを加え、混合物を3時間攪拌した。その後に、加熱を中止し、温度を消散 させ、温度を周辺温度に下げた。12gのトリエチルアルミニウム(’TEA’ )を液滴状に添加して過剰な蓄熱を回避し、得られたスラリーを攪拌しながら室 温に冷却した。混合物を室温でさらに8時間攪拌した。スラリーをそれぞれ50 mlのヘキサンを用いて6回洗浄して、活性担体含有スラリーを得た。 2mlのエタノールと1−オクタノールの1:1モルの混合物を、活性担体 含有スラリーに加え、スラリーを周辺温度で3時間攪拌した。その後に、20m 1のTiCL4をスラリーに加え、得られた混合物を還流下で2時間攪拌した。 冷却後、スラリーをそれぞれ50mlのヘキサンを用いて6回洗浄した。最後の 洗浄を終了後、ヘキサンを添加することにより、スラリー濃度を0.01g塩化 マグネシウム担持チタン触媒/1mlスラリーに調節した。 この触媒は、3.66%(質量基準)のアルミニウム含有量、8.72%(質 量基準)のマグネシウム含有量と16.93%(質量基準)のチタン含有量を示 した。Ti4+は91.65%、Ti3+は8.21%、及びTi2+は0.095% であった。実施例16 攪拌機の付いた1Lステンレススチール製反応容器(反応器)に、300ml の高純度n−ヘプタンを注いだ。反応器を85℃に加熱し、これに1mlの10 重量%TEA溶液を加えた。0.1mlの触媒Eを反応器に加えて、混合物を5 分間攪拌した後、エチレンを用いて反応器を15バールに加圧して反応を開始さ せた。エチレンにより一定圧力を維持して60分間反応を継続した後、エチレン の供給を終了して反応器を開放した。イソプロパノールを加えて触媒を非活性化 し、反応混合物を室温に冷却した。スラリーを濾過し、イソプロパノールとアセ トンで洗浄し、そして得られたポリマーを80℃で真空オーブン中で減圧下で2 4時間乾燥した。粉末形態の乾燥ポリマーを秤量し、78gのポリマーを得た。 触媒Eの活性は、計算の結果78kg/1g触媒/時間であった。実施例17 攪拌機の付いた1Lステンレススチール製反応容器(反応器)に、300ml の高純度n−ヘプタンを注いだ。反応器を85℃に加熱し、これに1mlの10 重量%TEA溶液を加えた。0.1mlの触媒Eを反応器に加えて、混合物を5 分間攪拌した後、80gのエチレンを4g/分の流速で反応器に供給した。これ と共に、4g/分の流速で80gの1−オクテンの供給を開始した。攪拌下で反 応をさらに20分間継続し、更に攪拌下で室温に冷却した後に反応器を開放した 。イソプロパノールを加えて触媒を非活性化し、反応混合物を室温に冷却した。 スラリーを濾過し、イソプロパノールとアセトンで洗浄し、そして得られたポリ マーを80℃で真空オーブン中で減圧下で24時間乾燥した。粉末形態の乾燥ポ リマーを秤量し、78gのポリマーを得た。実施例18 触媒(F)の調製 ドライボックスを用い、4gのMgCl2に4mlのジ−n−ブチルエーテル を加え、その懸濁物を1時間すり砕いた。それを45℃でさらに3時間攪拌した 後、24時間放置した。得られた固体物質は、BET表面積2.51m2/g、 気孔容積0.0121cc/gであり、測定した沈降時間は5分であった。 この固体物質に、100mlの10%トリエチルアルミニウム・ヘプタン溶液 を液滴状に添加し、攪拌を継続した。全トリエチルアルミニウムの添加終了後、 懸濁液をさらに3時間攪拌した。それぞれ50mlのヘプタンを用いて、このス ラリーを12回洗浄し、最終の洗浄終了後にヘプタンを蒸発除去した。この粉末 は、BET表面積6.48m2/g、気孔容積0.0268cc/gであり、測 定した沈降時間は5分であった。 乾燥粉末に、0.2mlのエタノール、0.37mlのペンタノールと0.4 2mlのヘキサノールを加えた。得られた不揃いの固体に、20mlのヘプタン を加え、物質を粉砕し微細な沈殿物にした。この懸濁液に7mlのTiCl4を 徐々に添加して、不活性条件下で60分間還流した。冷却後に、このスラリーを それぞれ200mlのヘプタンを用いて10回洗浄した。最終スラリーの濃度を 0.01g/mlに調節した。 最終的に得られた触媒は、BET表面積38.9m2/g、気孔容積0.1c c/gであり、測定した沈降時間は15分であった。化学分析の結果は、0.1 802%Al、11.4963%Mgと6.9060%Ti(質量基準)であっ た。Ti酸化状態は、0.688%Ti2+、4.107%Ti3+と95.205 %Ti4+であった。実施例19 攪拌機の付いた1Lステンレススチール製反応容器(反応器)に、300ml の高純度n−ヘプタンを注いだ。反応器を85℃に加熱し、これに1mlの10 重量%TEA溶液を加えた。0.1mlの触媒Fを反応器に加えて、混合物を5 分間攪拌した後、エチレンを用いて反応器を15バールに加圧して反応を開始さ せた。エチレンにより一定圧力を維持して60分間反応を継続した後、エチレン の供給を終了して反応器を開放した。イソプロパノールを加えて触媒を非活性化 し、反応混合物を室温に冷却した。スラリーを濾過し、イソプロパノールとアセ トンで洗浄し、そして80℃で真空オーブン中で減圧下で24時間乾燥した。得 られた粉末形態の乾燥ポリマーを秤量し、14.4gのポリマーを得た。触媒F の活性は、計算の結果14.4kg/1g触媒/時間であった。 実施例において、使用した触媒の分析方法を以下に説明する。 Al、MgとTi含有量は、高周波誘導結合プラズマ(IPC)により測定し た; Cl-含有量は、イオンクロマトグラフィーにより測定した; 有機種の性質と濃度は、ガスクロマトグラフィー(GC)、及び質量分光測光 と組み合わせたゲルクロマトグラフィー(GC/MS)により測定した; Ti2+とTi3+の総和は、メタノール中でFe3+の還元で得られるFe2+と1 ,10−フェナントロリン錯体のUV/VIS吸収により測定した; Ti2+は、触媒とメタノールを反応させる時に生成するプロトンとの反応によ り発生するH2量から測定した。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】平成9年11月11日(1997.11.11) 【補正内容】 請求の範囲 1.オレフィンの重合に適する触媒の製造方法であって、 炭素原子の総数が8又はそれ以上であるエーテル、と塩化マグネシウムを混合 して、部分活性塩化マグネシウムを作成し; アルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムを混合して、未洗浄活性塩 化マグネシウムを形成し; 該性塩化マグネシウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して、活性塩化マグネ シウム含有スラリーを得て; 複数のアルコールと活性塩化マグネシウム含有スラリーを混合して、活性塩化 マグネシウム/アルコール錯体を形成し;そして 四塩化チタンと活性塩化マグネシウム/アルコール錯体を混合して、塩化マグ ネシウム担持チタン触媒を作成する; ことを特徴とする前記方法。 2.エーテルと部分無水化塩化マグネシウムの混合を不活性条件下で行い、塩化 マグネシウムを部分無水化する、請求の範囲第1項に記載する方法。 3.部分無水化塩化マグネシウムが、塩化マグネシウム1モル当たり0.02〜 2モルの水を含有する、請求の範囲第2項に記載する方法。 4.部分無水化塩化マグネシウムが、1.5%(質量)の水を含有する、請求の 範囲第2項に記載する方法。 5.部分無水化塩化マグネシウムが、5%(質量)の水を含有する、請求の範囲 第2項に記載する方法。 6.エーテルがジペンチルエーテルである、請求の範囲第2項〜第5項の何れか 1項に記載する方法。 7.エーテルがジブチルエーテルである、請求の範囲第2項〜第5項の何れか1 項に記載する方法。 8.塩化マグネシウムとエーテルのモル比が0.3:1〜3:1となる割合で、 塩化マグネシウムとエーテルを使用する、請求の範囲第2項〜第7項の何れか1 項に記載する方法。 9.40〜140℃の温度で塩化マグネシウムとエーテルの混合を行う、請求の 範囲第2項〜第8項の何れか1項に記載する方法。 10.アルキルアルミニウム、塩化マグネシウムとエーテルを、 式(1); A>B+C+D・・・・・・・・・・・・・ (1) 〔式中、 Aは、使用するアルキルアルミニウムの全モル数を表し; Bは、使用する塩化マグネシウムの全モル数を表し; Cは、使用するエーテルの全モル数を表し;そして Dは、存在する水の全モル数を表し、塩化マグネシウムに結合する水和水と使 用するキャリヤー液体中の痕跡水の総和である〕 に従う割合で使用する、請求の範囲第2項〜第9項の何れか1項に記載する方法 。 11.塩化マグネシウムとエーテルの固体状混合物にアルキルアルミニウムを液 滴状に添加し、混合物を攪拌することにより、アルキルアルミニウムと部分活性 塩化マグネシウムの混合を行う、請求の範囲第1項〜第10項の何れか1項に記 載する方法。 12.不活性飽和炭化水素キャリヤー液体中の、塩化マグネシウムとエーテルの 懸濁液又はスラリーにアルキルアルミニウムを液滴状に添加し、懸濁液を攪拌す ることにより、アルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムの混合を行う 、請求の範囲第1項〜第10項の何れか1項に記載する方法。 13.使用するアルコール量が、 式(2); 〔A〕<〔A1〕・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第12項の何れか1項に記載する方法。 14.使用するアルコール量が、 式(3); 〔A〕<2〔A1〕/3・・・・・・・・・・ (3) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリ一中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第12項の何れか1項に記載する方法。 15.使用するアルコール量が、 式(4); 〔A〕<〔A1〕/3・・・・・・・・・・・ (4) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第12項の何れか1項に記載する方法。 16.複数のアルコールを多成分アルコール混合物として使用し、活性マグネシ ウム含有スラリーと混合する、請求の範囲第1項〜第15項の何れか1項に記載 する方法。 17.活性塩化マグネシウムが20分以下の沈降時間T1を有し、他方塩化マグ ネシウム担持チタン触媒が30分以下の沈降時間T2を有する、請求の範囲第1 項〜第16項の何れか1項に記載する方法。 18.T1<10分、及びT2<20分である、請求の範囲第17項に記載する方 法。 19.T1<5分、及びT2<15分である、請求の範囲第18項に記載する方法 。 20.請求の範囲第1項〜第19項の何れか1項に記載する方法を用いて製造す る触媒。 21.Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の50%以下である、請求の 範囲第20項に記載する触媒。 22.触媒担体である塩化マグネシウム、チタンとアルミニウムから成り、0. 1〜6%(質量基準)の全アルミニウム含有量、3〜15%(質量基準)の全マ グネシウム含有量と3〜15%(質量基準)の全チタン含有量を有し、そして、 Ti3+とTi2+の総和が、存在する全チタン量の50%以下であることを特徴と する塩化マグネシウム担持チタン触媒。 23.触媒担体である塩化マグネシウム、チタンとアルミニウムから成り、0. 1〜6%(質量基準)の全アルミニウム含有量、3〜15%(質量基準)の全マ グネシウム含有量と3〜15%(質量基準)の全チタン含有量を有し、請求の範 囲第1項〜第19項の何れか1項に記載する方法を用いて製造する塩化マグネシ ウム担持チタン触媒。 24.Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の50%以下である、請求の 範囲第23項に記載する触媒。 25.マグネシウムとチタンの質量比が3:1以下である、請求の範囲第20項 〜第24項の何れか1項に記載する触媒。 26.Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の10%以下である、請求の 範囲第21項、第22項、第24項と第25項の何れか1項に記載する触媒。 27.Ti3+とTi2+の比率が5:1以上である、請求の範囲第26項に記載す る触媒。 28.ポリマー10000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第2 0項〜第27項の何れか1項に記載する触媒。 29.ポリマー30000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第2 8項に記載する触媒。 30.ポリマー100000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第 29項に記載する触媒。 31.エチレンと、それぞれが4〜8個の全炭素数を有し且つ全炭素数が1個異 なる2種のα−オレフィンから成るモノマー原料の三元重合に使用する時に、原 料中のこれらのモノマー比率から25%以下で異なるこれらのモノマーより成る ターポリマーを構成できる能力を有する、請求の範囲第20項〜第30項の何れ か1項に記載する触媒。 32.エチレンとα−オレフィンの共重合又は三元重合に用いた時に、4以下の 多分散性指数を与える、請求の範囲第20項〜第31項の何れか1項に記載する 触媒。 33.30分以下の沈降時間を有する、請求の範囲第20項〜第32項の何れか 1項に記載する触媒。 34.20分以下の沈降時間を有する、請求の範囲第33項に記載する触媒。 35 15分以下の沈降時間を有する、請求の範囲第34項に記載する触媒。 36.請求の範囲第20項〜第35項の何れか1項に記載する触媒;と 助触媒としてアルミニウム化合物; より成ることを特徴とする触媒システム。 37.助触媒がトリエチルアルミニウムである、請求の範囲第36項に記載する 触媒システム。 38.ポリマー10000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第3 6項又は第37項に記載する触媒システム。 39.エチレンと、それぞれが4〜8個の全炭素数を有し且つ全炭素数が1個異 なる2種のα−オレフィンから成るモノマー原料の三元重合に使用する時に、原 料中のこれらのモノマー比率から25%以下で異なるこれらのモノマーより成る ターポリマーを構成できる能力を有する、請求の範囲第36項〜第38項の何れ か1項に記載する触媒システム。 40.エチレンとα−オレフィンの共重合又は三元重合に用いた時に、4以下の 多分散性指数を与える、請求の範囲第36項〜第39項の何れか1項に記載する 触媒システム。 41.請求の範囲第20項〜第35項の何れか1項に記載する触媒又は請求の範 囲第36項〜第40項の何れか1項に記載する触媒システムの存在下で、少なく とも1種のオレフィンを反応させて、オレフィンポリマーを作成することを特徴 とする重合方法。 42.単一反応領域において、大気圧〜200Kg/cm2の圧力、周辺温度〜1 20℃の反応温度で反応を行う、請求の範囲第41項に記載する重合方法。 43.モノマーとして2種のオレフィンを反応させてコポリマーを製造する、請 求の範囲第41項又は第42項に記載する重合方法。 44.モノマーの1種がエチレンである、請求の範囲第43項に記載する重合方 法。 45.モノマーとして3種のオレフィンを反応させてターポリマーを製造する、 請求の範囲第41項又は第42項に記載する重合方法。 46.モノマーの1種がエチレンである、請求の範囲第45項に記載する重合方 法。 47.他のモノマーが1−ペンテンである、請求の範囲第46項に記載する重合 方法。 48.重合方法であって、 モノマーとしての複数のオレフィンを、 炭素原子の総数が8又はそれ以上であるエーテル、と塩化マグネシウムを混合し て、部分活性塩化マグネシウムを作成し;アルキルアルミニウムと部分活性塩化 マグネシウムを混合して、未洗浄塩化マグネシウムを形成し;活性塩化マグネシ ウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して、活性塩化マグネシウム含有スラリー を得て;モノマーと同数のアルコールであって、且つそれぞれが相当するモノマ ーと同数の炭素原子を有するアルコールを、活性塩化マグネシウム含有スラリー と混合して、活性塩化マグネシウム/アルコール錯体を形成し;そして四塩化チ タンと活性塩化マグネシウム/アルコール錯体を混合して、塩化マグネシウム担 持触媒を作成して得た;塩化マグネシウム担持チタン触媒の存在下で、 反応させて、オレフィンポリマーを作成することを特徴とする前記方法。 49.2種のアルコールを活性塩化マグネシウム含有スラリーと混合し、該アル コールを2成分アルコール混合物の形態で用いて、モノマーである2種のオレフ ィンを反応させてコポリマーを作成する、請求の範囲第48項に記載する重合方 法。 50.3種のアルコールを活性塩化マグネシウム含有スラリーと混合し、該アル コールを3成分アルコール混合物の形態で用いて、モノマーである3種のオレフ ィンを反応させてターポリマーを作成する、請求の範囲第48項に記載する重合 方法。 51.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な触媒の製造方法。 52.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な触媒。 53.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な触媒システム。 54.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な重合方法。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月17日(1998.7.17) 【補正内容】 請求の範囲 1.オレフィンの重合に適する触媒の製造方法であって、 炭素原子の総数が8又はそれ以上であるエーテル、と塩化マグネシウムを混合 して、部分活性塩化マグネシウムを作成し; トリアルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムを混合して、未洗浄活 性塩化マグネシウムを形成し; 該活性塩化マグネシウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して、活性塩化マグ ネシウム含有スラリーを得て; 複数のアルコールと活性塩化マグネシウム含有スラリーを混合して、活性塩化 マグネシウム/アルコール錯体を形成し;そして 四塩化チタンと活性塩化マグネシウム/アルコール錯体を混合して、塩化マグ ネシウム担持チタン触媒を作成する; ことを特徴とする前記方法。 2.エーテルと部分無水化塩化マグネシウムの混合を不活性条件下で行い、塩化 マグネシウムを部分無水化する、請求の範囲第1項に記載する方法。 3.部分無水化塩化マグネシウムが、塩化マグネシウム1モル当たり0.02〜 2モルの水を含有する、請求の範囲第2項に記載する方法。 4.部分無水化塩化マグネシウムが、1.5%(質量)の水を含有する、請求の 範囲第2項に記載する方法。 5.部分無水化塩化マグネシウムが、5%(質量)の水を含有する、請求の範囲 第2項に記載する方法。 6.エーテルがジペンチルエーテルである、請求の範囲第2項〜第5項の何れか 1項に記載する方法。 7.エーテルがジブチルエーテルである、請求の範囲第2項〜第5項の何れか1 項に記載する方法。 8.塩化マグネシウムとエーテルのモル比が0.3:1〜3:1となる割合で、 塩化マグネシウムとエーテルを使用する、請求の範囲第2項〜第7項の何れか1 項に記載する方法。 9.40〜140℃の温度で塩化マグネシウムとエーテルの混合を行う、請求の 範囲第2項〜第8項の何れか1項に記載する方法。 10.トリアルキルアルミニウム、塩化マグネシウムとエーテルを、 式(1); A>B+C+D・・・・・・・・・・・・・ (1) 〔式中、 Aは、使用するトリアルキルアルミニウムの全モル数を表し; Bは、使用する塩化マグネシウムの全モル数を表し; Cは、使用するエーテルの全モル数を表し;そして Dは、存在する水の全モル数を表し、塩化マグネシウムに結合する水和水と使 用するキャリヤー液体中の痕跡水の総和である〕 に従う割合で使用する、請求の範囲第2項〜第9項の何れか1項に記載する方法 。 11.塩化マグネシウムとエーテルの固体状混合物にトリアルキルアルミニウム を液滴状に添加し、混合物を攪拌することにより、トリアルキルアルミニウムと 部分活性塩化マグネシウムの混合を行う、請求の範囲第1項〜第10項の何れか 1項に記載する方法。 12.不活性飽和炭化水素キャリヤー液体中の、塩化マグネシウムとエーテルの 懸濁液又はスラリーにトリアルキルアルミニウムを液滴状に添加し、懸濁液を攪 拌することにより、トリアルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムの混 合を行う、請求の範囲第1項〜第10項の何れか1項に記載する方法。 13.使用するアルコール量が、 式(2); 〔A〕<〔A1〕・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第12項の何れか1項に記載する方法。 14.使用するアルコール量が、 式(3); 〔A〕<2〔A1〕/3・・・・・・・・・・ (3) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第12項の何れか1項に記載する方法。 15.使用するアルコール量が、 式(4); 〔A〕<〔A1〕/3・・・・・・・・・・・ (4) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第12項の何れか1項に記載する方法。 16.複数のアルコールを多成分アルコール混合物として使用し、活性マグネシ ウム含有スラリーと混合する、請求の範囲第1項〜第15項の何れか1項に記載 する方法。 17.活性塩化マグネシウムが20分以下の沈降時間T1を有し、他方塩化マグ ネシウム担持チタン触媒が30分以下の沈降時間T2を有する、請求の範囲第1 項〜第16項の何れか1項に記載する方法。 18.T1<10分、及びT2<20分である、請求の範囲第17項に記載する方 法。 19.T1<5分、及びT2<15分である、請求の範囲第18項に記載する方法 。 20.請求の範囲第1項〜第19項の何れか1項に記載する方法により作成し、 そして、Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の50%以下であり、及び /又はTi3+とTi2+の比率が5:1以上になるように、Ti3+とTi2+の混合 物を含有することを特徴とする触媒。 21.塩化マグネシウム担持チタン触媒であって、 塩化マグネシウム、チタンとアルミニウムを含み、全アルミニウム含有量が0. 1〜6%(質量基準)であり、全マグネシウム含有量が3〜15%(質量基準) であり、全チタン含有量が3〜15%(質量基準)であって、そして、Ti3+と Ti2+の総和が存在する全チタン量の50%以下であり、及び/又はTi3+とT i2+の比率が5:1以上になるように、Ti3+とTi2+の混合物を含有すること を特徴とする前記触媒。 22.塩化マグネシウム担持チタン触媒であって、 触媒担体である活性塩化マグネシウムとチタンを含み、 担体は、部分無水化塩化マグネシウム、エーテルとトリアルキルアルミニウムの 反応生成物であり、該生成物は不活性飽和炭化水素により洗浄され、且つ部分無 水化塩化マグネシウムは、塩化マグネシウム1モル当たり水0.02〜2モルの 水分含有量であり、エーテルは、炭素原子の総数が8又はそれ以上のエーテル範 囲から選ばれ、トリアルキルアルミニウムは、塩化マグネシウムのモル数、エー テルのモル数と存在する水のモル数の総和以上の量で用いられ、且つハロゲンを 含有せず、そして 触媒は、全アルミニウム含有量が0.1〜6%(質量基準)であり、全マグネシ ウム含有量が3〜15%(質量基準)であり、全チタン含有量が3〜15%(質 量基準)であることを特徴とする前記触媒。 23.活性成分が、活性塩化マグネシウム担体、複数のアルコールと四塩化チタ ンの反応生成物であり、且つ触媒が、Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン 量の50%以下であり、及び/又はTi3+とTi2+の比率が5:1以上になるよ うに、Ti3+とTi2+の混合物を含有する、請求の範囲第22項に記載する触媒 。 24.Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の10%以下である、請求の 範囲第20項、第21項と第23項の何れか1項に記載する触媒。 25.マグネシウムとチタンの質量比が3:1以下である、請求の範囲第20項 〜第24項の何れか1項に記載する触媒。 26.ポリマー10000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第2 0項〜第25項の何れか1項に記載する触媒。 27.ポリマー30000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第2 6項に記載する触媒。 28.ポリマー100000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第 27項に記載する触媒。 29.エチレンと、それぞれが4〜8個の全炭素数を有し且つ全炭素数が1個異 なる2種のα−オレフィンから成るモノマー原料の三元重合に使用する時に、原 料中のこれらのモノマー比率から25%以下で異なるこれらのモノマーより成る ターポリマーを構成できる能力を有する、請求の範囲第20項〜第28項の何れ か1項に記載する触媒。 30.エチレンとα−オレフィンの共重合又は三元重合に用いた時に、4以下の 多分散性指数を与える、請求の範囲第20項〜第29項の何れか1項に記載する 触媒。 31.30分以下の沈降時間を有する、請求の範囲第20項〜第30項の何れか 1項に記載する触媒。 32.20分以下の沈降時間を有する、請求の範囲第31項に記載する触媒。 33 15分以下の沈降時間を有する、請求の範囲第32項に記載する触媒。 34.請求の範囲第20項〜第33項の何れか1項に記載する触媒;と 助触媒としてアルミニウム化合物; より成ることを特徴とする触媒システム。 35.助触媒がトリエチルアルミニウムである、請求の範囲第34項に記載する 触媒システム。 36.ポリマー10000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第3 4項又は第35項に記載する触媒システム。 37.エチレンと、それぞれが4〜8個の全炭素数を有し且つ全炭素数が1個異 なる2種のα−オレフィンから成るモノマー原料の三元重合に使用する時に、原 料中のこれらのモノマー比率から25%以下で異なるこれらのモノマーより成る ターポリマーを構成できる能力を有する、請求の範囲第34項〜第36項の何れ か1項に記載する触媒システム。 38.エチレンとα−オレフィンの共重合又は三元重合に用いた時に、4以下の 多分散性指数を与える、請求の範囲第34項〜第37項の何れか1項に記載する 触媒システム。 39.ここに実質的に説明し、且つ例証した、新規な触媒の製造方法。 40.ここに実質的に説明し、且つ例証した、新規な触媒。 41.ここに実質的に説明し、且つ例証した、新規な触媒システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 96/9965 (32)優先日 平成8年11月27日(1996.11.27) (33)優先権主張国 南アフリカ(ZA) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ティンクル,イオアン 南アフリカ国 9570 サソルブルグ,オア ーダー クレセント 27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.オレフィンの重合に適する触媒の製造方法であって、 炭素原子の総数が8又はそれ以上であるエーテル、と塩化マグネシウムを混合 して、部分活性塩化マグネシウムを作成し; アルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムを混合して、未洗浄活性塩 化マグネシウムを形成し; 該活性塩化マグネシウムを不活性飽和炭化水素液体で洗浄して、活性塩化マグ ネシウム含有スラリーを得て; 複数のアルコールと活性塩化マグネシウム含有スラリーを混合して、活性塩化 マグネシウム/アルコール錯体を形成し;そして 四塩化チタンと活性塩化マグネシウム/アルコール錯体を混合して、塩化マグ ネシウム担持チタン触媒を作成する; ことを特徴とする前記方法。 2.エーテルと部分無水化塩化マグネシウムの混合を不活性条件下で行い、塩化 マグネシウムを部分無水化する、請求の範囲第1項に記載する方法。 3.部分無水化塩化マグネシウムが、塩化マグネシウム1モル当たり0.02〜 2モルの水を含有する、請求の範囲第2項に記載する方法。 4.部分無水化塩化マグネシウムが、1.5%(質量)の水を含有する、請求の 範囲第2項に記載する方法。 5.部分無水化塩化マグネシウムが、5%(質量)の水を含有する、請求の範囲 第2項に記載する方法。 6.エーテルがジペンチルエーテルである、請求の範囲第2項〜第5項の何れか 1項に記載する方法。 7.エーテルがジブチルエーテルである、請求の範囲第2項〜第5項の何れか1 項に記載する方法。 8.塩化マグネシウムとエーテルのモル比が0.3:1〜3:1となる割合で、 塩化マグネシウムとエーテルを使用し、そして40〜140℃の温度で塩化マグ ネシウムとエーテルの混合を行う、請求の範囲第2項〜第7項の何れか1項に記 載する方法。 9.アルキルアルミニウム、塩化マグネシウムとエーテルを、 式(1); A>B+C+D・・・・・・・・・・・・・ (1) 〔式中、 Aは、使用するアルキルアルミニウムの全モル数を表し; Bは、使用する塩化マグネシウムの全モル数を表し; Cは、使用するエーテルの全モル数を表し;そして Dは、存在する水の全モル数を表し、塩化マグネシウムに結合する水和水と使 用するキャリヤー液体中の痕跡水の総和である〕 に従う割合で使用する、請求の範囲第2項〜第8項の何れか1項に記載する方法 。 10.塩化マグネシウムとエーテルの固体状混合物にアルキルアルミニウムを液 滴状に添加し、混合物を攪拌することにより、アルキルアルミニウムと部分活性 塩化マグネシウムの混合を行う、請求の範囲第1項〜第9項の何れか1項に記載 する方法。 11.不活性飽和炭化水素キャリヤー液体中の、塩化マグネシウムとエーテルの 懸濁液又はスラリーにアルキルアルミニウムを液滴状に添加し、懸濁液を攪拌す ることにより、アルキルアルミニウムと部分活性塩化マグネシウムの混合を行う 、請求の範囲第1項〜第9項の何れか1項に記載する方法。 12.使用するアルコール量が、 式(2); 〔A〕<〔A1〕・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第11項の何れか1項に記載する方法。 13.使用するアルコール量が、 式(3); 〔A〕<2〔A1〕/3・・・・・・・・・・ (3) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第11項の何れか1項に記載する方法。 14.使用するアルコール量が、 式(4); 〔A〕<〔A1〕/3・・・・・・・・・・・ (4) 〔式中、〔A〕が使用するアルコール量の全モル数を表し、そして〔A1〕が活 性塩化マグネシウム含有スラリー中に存在するアルミニウムの測定したモル数で ある〕 に従う、請求の範囲第1項〜第11項の何れか1項に記載する方法。 15.活性塩化マグネシウムが20分以下の沈降時間T1を有し、他方塩化マグ ネシウム担持チタン触媒が30分以下の沈降時間T2を有する、請求の範囲第1 項〜第14項の何れか1項に記載する方法。 16.T1<10分、T2<20分である、請求の範囲第15項に記載する方法。 17.T1<5分、T2<15分である、請求の範囲第16項に記載する方法。 18.請求の範囲第1項〜第17項の何れか1項に記載する方法を用いて製造す る触媒。 19.触媒担体である塩化マグネシウム、チタンとアルミニウムから成り、0. 1〜6%(質量基準)の全アルミニウム含有量、3〜15%(質量基準)の全マ グネシウム含有量と3〜15%(質量基準)の全チタン含有量を有し、マグネシ ウムとチタンの質量比が3:1以下であることを特徴とする塩化マグネシウム担 持チタン触媒。 20.触媒担体である塩化マグネシウム、チタンとアルミニウムから成り、0. 1〜6%(質量基準)の全アルミニウム含有量、3〜15%(質量基準)の全マ グネシウム含有量と3〜15%(質量基準)の全チタン含有量を有し、マグネシ ウムとチタンの質量比が3以下である、請求の範囲第1項〜第17項の何れか1 項に記載する方法を用いて製造する塩化マグネシウム担持チタン触媒。 21.存在する全チタン量を基準にして50%以下のTi3+を含有する、請求の 範囲第18項〜第20項の何れか1項に記載する触媒。 22.Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の50%以下である、請求の 範囲第18項〜第20項の何れか1項に記載する触媒。 23.Ti3+とTi2+の総和が存在する全チタン量の10%以下である、請求の 範囲第22項に記載する触媒。 24.Ti3+とTi2+の比率が5:1以上である、請求の範囲第23項に記載す る触媒。 25.ポリマー10000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第1 8項〜第24項の何れか1項に記載する触媒。 26.ポリマー30000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第2 5項に記載する触媒。 27.ポリマー100000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第 26項に記載する触媒。 28.エチレンと、それぞれが4〜8個の全炭素数を有し且つ全炭素数が1個異 なる2種のα−オレフィンから成るモノマー原料の三元重合に使用する時に、原 料中のこれらのモノマー比率から25%以下で異なるこれらのモノマーより成る ターポリマーを構成できる能力を有する、請求の範囲第18項〜第27項の何れ か1項に記載する触媒。 29.エチレンとα−オレフィンの共重合又は三元重合に用いた時に、4以下の 多分散性指数を与える、請求の範囲第18項〜第28項の何れか1項に記載する 触媒。 30.請求の範囲第18項〜第27項の何れか1項に記載する触媒;と 助触媒としてアルミニウム化合物; より成ることを特徴とする触媒システム。 31.助触媒がトリエチルアルミニウムである、請求の範囲第30項に記載する 触媒システム。 32.ポリマー10000g/触媒1g以上の生産性を有する、請求の範囲第3 0又は31項に記載する触媒システム。 33.エチレンと、それぞれが4〜8個の全炭素数を有し且つ全炭素数が1個異 なる2種のα−オレフィンから成るモノマー原料の三元重合に使用する時に、原 料中のこれらのモノマー比率から25%以下で異なるこれらのモノマーより成る ターポリマーを構成できる能力を有する、請求の範囲第30項〜第32項の何れ か1項に記載する触媒システム。 34.エチレンとα−オレフィンの共重合又は三元重合に用いた時に、4以下の 多分散性指数を与える、請求の範囲第30項〜第33項の何れか1項に記載する 触媒システム。 35.請求の範囲第18項〜第29項の何れか1項に記載する触媒又は請求の範 囲第30項〜第34項の何れか1項に記載する触媒システムの存在下で、少なく とも1種のオレフィンを反応させて、オレフィンポリマーを作成することを特徴 とする重合方法。 36.単一反応領域において、大気圧〜200Kg/cm2の圧力、周辺温度〜1 20℃の反応温度で反応を行う、請求の範囲第35項に記載する重合方法。 37.モノマーとして2種のオレフィンを反応させてコポリマーを製造する、請 求の範囲第35項又は第36項に記載する重合方法。 38.モノマーの1種がエチレンである、請求の範囲第37項に記載する重合方 法。 39.モノマーとして3種のオレフィンを反応させてターポリマーを製造する、 請求の範囲第35項又は第36項に記載する重合方法。 40.モノマーの1種がエチレンである、請求の範囲第39項に記載する重合方 法。 41.他のモノマーが1−ペンテンである、請求の範囲第40項に記載する重合 方法。 42.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な触媒の製造方法。 43.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な触媒。 44.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な触媒システム。 45.ここに実質的に説明しそして例証した、新規な重合方法。
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