JP2002521510A - エチレンの三元共重合体およびそれらの製造方法 - Google Patents

エチレンの三元共重合体およびそれらの製造方法

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ティンカル、アイオアン
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サソール テクノロジー(プロプライエタリー)リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝オレフィンおよび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の異なるオレフィンとの重合体を提供するものである。上記オレフィン類はフィッシャー−トロプシュ法から得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は重合に関する。本発明は、特に、第一単量体としてのエチレンと第二
および第三単量体との重合体、およびそのような重合体の製造方法に関する。
【0002】 広く述べると、本発明によれば、第一の成分または単量体としてのエチレンと
、第二の成分または単量体としての分枝オレフィンおよび第三の成分または単量
体としての少なくとも1種の異なるオレフィンとの重合体が提供される。
【0003】 本発明による重合体において用いられるオレフィン系単量体はフィッシャー−
トロプシュ法誘導することができる、即ちいわゆるフィッシャー−トロプシュ法
から得ることができる;しかし、他の方法から得られる他のいかなる重合グレー
ドのオレフィン系単量体も、フィッシャー−トロプシュ法誘導オレフィン系単量
体の1種または2種以上に代えて用いることができる。すなわち、フィッシャー
−トロプシュ法誘導単量体と非フィッシャー−トロプシュ法誘導単量体とを組み
合わせることが可能である。
【0004】 単量体または成分に関して「フィッシャー−トロプシュ法誘導」とは、一酸化
炭素と水素を含んで成る合成ガスを、適切なフィッシャー−トロプシュ触媒、普
通はコバルト、鉄、またはコバルト/鉄系のフィッシャー−トロプシュ触媒の存
在下で、昇温下において、普通は固定床またはスラリー床反応器である適切な反
応器中で反応させることによって得られる単量体または成分を意味し、それによ
って本発明の重合体において使用するのに適した単量体または成分を含めて、あ
る範囲の生成物が得られる。フィッシャー−トロプシュ反応からの生成物は、次
に、通常は、本発明の重合体において使用するのに適した単量体または成分のよ
うな個々の生成物を得るように仕上げ処理されなければならない。
【0005】 かくして、本発明による重合体は、第一単量体としてのエチレンと、第二単量
体としての少なくとも1種の分枝オレフィンおよび第三単量体としての第三オレ
フィンとの重合体であることができ、この場合これらのオレフィンはフィッシャ
ー−トロプシュ法から得られる。それら重合体は、上記に代わって、他の方法か
ら得られた他のいかなる重合グレードのオレフィン系単量体の重合体であっても
よいし、或いはそれらはフィッシャー−トロプシュ法誘導オレフィン系単量体と
非フィッシャー−トロプシュ法誘導オレフィン系単量体との組み合わせの重合体
であってもよい。
【0006】 本発明者は、驚くべきことに、触媒接触重合において、第二の単量体または成
分、例えば第一分枝アルファーオレフィンとして、および/または第三の単量体
または成分、例えば線状アルファーオレフィンまたは第二分枝アルファーオレフ
ィンとして用いられるオレフィン系単量体をフィッシャー−トロプシュ法から得
ると、得られる重合体は非常に大きな領域の基本的性質および/または適用性を
有し、しかもこれら性質の一部は単量体が全て従来の方法で得られている重合体
のそのような性質よりも優れていることを発見した。本発明者は、この予想外の
挙動は、今までは不純物と見なされていた、存在する非常に少量の他のオレフィ
ン系成分に因ると考えている。これらの他のオレフィン系成分は、触媒の力を触
媒が単量体を最早重合しなくなる程度まで失わせるものを除けば、線状であろう
と、分枝状鎖であろうと、或いは芳香族であろうと、1個または2個以上の二重
結合を有する他の炭化水素であることができる。本発明者は、さらに、これらの
成分は、時には、本発明により得られる重合体中の多分散性を変えるように機能
し、従ってこれら重合体の加工性を改善することができると考えている。これら
の成分は、触媒のある種の活性部位に対して選択的におよび/または部分的にお
よび/または一時的に毒となることがあり、従って単量体挿入反応、および/ま
たは成長反応、および/または転移反応、および/または停止反応のような色々
な反応の速度を遅くしまたは速め、それによって重合体鎖中の共単量体の分布、
および/または重合体中における個々の共単量体の含有レベル、および/または
重合体骨格の分枝の長さ、および/または重合体の分子量、および/またはその
分子量分布、および/またはその形態が変えられるのである。ここで、これらの
内のいずれか一つまたは二つ以上が、得られる重合体の予想外の適用性に反映さ
れる。
【0007】 しかし、本発明者は、また、実際の用途には、本発明の重合において、第二単
量体成分、例えば第一分枝アルファーオレフィンとして、および/または第三単
量体成分、例えば線状アルファーオレフィンまたは第二分枝アルファーオレフィ
ンとして用いられるオレフィン系単量体が、フィッシャー−トロプシュ法から得
られているとき、前記で言及した他のオレフィン系成分の割合は特定の限界内に
あるのが好ましいことも発見した。
【0008】 しかして、第二単量体成分中、例えば第一分枝アルファーオレフィン中、およ
び/または第三単量体成分中、例えば線状アルファーオレフィンまたは第二分枝
アルファーオレフィン中に存在するこれら他のオレフィン系成分の量は、それら
成分がフィッシャー−トロプシュ法から得られる場合、単量体の総質量に基づい
て、即ち質量または重量基準で与えると、0.002〜2%、さらに好ましくは
0.02〜2%、最も好ましくは0.2〜2%であることができる。第二単量体
の場合、その中に存在する第三単量体、例えば線状アルファーオレフィンまたは
第二分枝アルファーオレフィンはどれも、前記で言及した他のオレフィン系成分
の一部を構成しない。同様に、第三単量体の場合、その中に存在する第二単量体
、例えば第一分枝アルファーオレフィンはどれも、前記他のオレフィン系成分の
一部を構成しない。第二および第三単量体中に存在するそのような成分に関し、
これらは本発明による重合体を得る重合反応にあずかる各成分または単量体の総
量または総割合の一部をなす。特定のケースでは、共単量体の1種における前記
他のオレフィン系成分の総量は前記限界の上に来ることがあり、この場合それに
付随して他の共単量体中における前記他のオレフィン系成分の総量が減少するこ
とにも留意されたい。この増加または減少の機構は加成則に従うことができ、例
えば前記他のオレフィン系成分が一つの単量体中で増加せしめられる量は、総量
が一定のままであると言う条件で、前記他のオレフィン系成分が重合で用いられ
る他の単量体中で減少せしめられる量と同じとなるだろう。しかし、ある特定の
ケースでは、前記他のオレフィン系成分の前記限界を越える割合での存在は排除
されない。
【0009】 エチレンもフィッシャー−トロプシュ法から得ることができる。しかし、フィ
ッシャー−トロプシュ法誘導エチレンを得る際に伴われる分離、精製法に起因し
て、フィッシャー−トロプシュ法誘導エチレンを含んでいる重合体は、ある特定
のケースでは、従来の方法から得られたエチレンを含んでいる重合体に対して何
らの相違も示さないことがある。
【0010】 付け加えると、第三の単量体または成分が後記のプロピレンまたは1−ブテン
から成り、そしてそれがフィッシャー−トロプシュ法から得られている場合、そ
れは、初めに、それが他の商業的に入手可能なプロピレンまたは1−ブテンと実
質的に同じになるように仕上げ処理されていることができる。その場合、本発明
による、そのようなプロピレンまたは1−ブテンから誘導される重合体は、本発
明による、他の商業的に入手可能なプロピレンまたは1−ブテンから誘導されて
いる重合体に対して何らの相違も示さないことがある。
【0011】 さらに具体的に説明すると、本発明の第一側面によれば、第一の成分または単
量体としてのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレ
フィンおよび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の異なるアルファ
ーオレフィンとの重合体であって、それら共単量体の少なくとも1種がフィッシ
ャー−トロプシュ法誘導されている、そのような重合体が提供される。
【0012】 言い換えると、本発明のこの第一側面によれば、第一の成分または単量体とし
てのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンお
よび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の異なるアルファーオレフ
ィンとの反応生成物である重合体であって、それら共単量体の少なくとも1種が
フィッシャー−トロプシュ法誘導されている、そのような重合体が提供される。
【0013】 さらに、本発明の上記第一側面によれば、第一の成分または単量体としてのエ
チレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第
三の成分または単量体としての少なくとも1種の異なるアルファーオレフィンと
の三元重合体であって、それら共単量体の少なくとも1種がフィッシャー−トロ
プシュ法誘導されている、そのような三元共重合体が提供される。
【0014】 第三成分は、線状アルファーオレフィン、または第二成分の分枝アルファーオ
レフィンとは異なる第二分枝アルファーオレフィンから成ることができる。
【0015】 エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよび異なるアルファーオ
レフィンのモル割合の和に対する比は、99.9:0.1〜80:20であるこ
とができる。エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよび異なるア
ルファーオレフィンのモル割合の和に対する好ましい比は、99.9:0.1〜
90:10である。エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよび異
なるアルファーオレフィンのモル割合の和に対する最も好ましい比は、99.9
:0.1〜95:5である。
【0016】 分枝アルファーオレフィンのモル割合の、異なるアルファーオレフィンのモル
割合に対する比は、0.1:99.9〜99.9:0.1であることができる。
分枝アルファーオレフィンのモル割合の、異なるアルファーオレフィンのモル割
合に対する好ましい比は、1:99〜99:1である。分枝アルファーオレフィ
ンのモル割合の、異なるアルファーオレフィンのモル割合に対する最も好ましい
比は、2:98〜98:2である。
【0017】 本発明の重合体は、特に、エチレン、分枝アルファーオレフィンおよび異なる
アルファーオレフィンを、一つまたは二つ以上の反応領域中で、その反応領域(
一つまたは複数)に大気圧〜5000kg/cm2の範囲内の圧力および周囲温
度〜300℃の温度を保持しながら、適切な触媒または触媒系の存在下において
反応させることによって得られるものであることができる。
【0018】 本発明者は、エチレンとそれとは異なるアルファーオレフィンとを共重合する
、またはエチレンと少なくとも2種の線状アルファーオレフィンとを三元共重合
する公知の技術は、エチレンと、第二成分としての特定の分枝アルファーオレフ
ィンおよび第三成分としての特定の第三線状アルファーオレフィンとの本発明に
よる重合には適用または外挿することができないことを発見した。それどころか
、本発明者は、驚くべきことに、本発明による三元共重合体は基本的性質および
/または適用性における予想外の領域を有し、そのためこの三元共重合体は大き
な適用分野で使用できることを発見した。本発明者は、また、驚くべきことに、
エチレンと、分枝アルファーオレフィンおよび第三の線状アルファーオレフィン
との本発明による三元共重合体は同じ領域の密度を有することができるが、但し
同じ領域のメルトフローインデックスを有しつつ、異なる驚くべき適用性を有す
ることができることも見いだした。
【0019】 さらに詳しくは、本発明者は、驚くべきことに、本発明による、エチレンと、
第二成分としての分枝アルファーオレフィンおよび第三成分としての線状アルフ
ァーオレフィンとの広い三元共重合体族の中には、さらに驚くべき適用性を有す
る特定の族が存在することを見いだした。例えば、本発明者は、エチレン、線状
アルファーオレフィンおよび総炭素原子数が6に等しい分枝アルファーオレフィ
ンの三元共重合により得られるエチレンの三元共重合体は、予想外にも、エチレ
ンと、線状アルファーオレフィンおよび総炭素原子数が6より多い分枝アルファ
ーオレフィンとの三元共重合により得られるエチレンの三元共重合体とも、また
エチレンと、線状アルファーオレフィンと、総炭素原子数が6より少ない分枝ア
ルファーオレフィンとの三元共重合により得られるエチレンの三元共重合体とも
異なることを見いだした。
【0020】 本発明者は、さらに驚くべきことに、エチレンと、第二成分としての分枝アル
ファーオレフィンおよび第三成分としての線状アルファーオレフィンとの本発明
による三つの三元共重合体族、即ち第一の族としての、エチレン、線状アルファ
ーオレフィンおよび総炭素原子数が6に等しい分枝アルファーオレフィンの重合
により得られる三元共重合体;第二の族としての、エチレンと、線状アルファー
オレフィンと、総炭素原子数が6より多い分枝アルファーオレフィンとの重合に
より得られるエチレンの三元共重合体;および第三の族としての、エチレンと、
線状アルファーオレフィンと、総炭素原子数が6より少ない分枝アルファーオレ
フィンとの重合により得られるエチレンの三元共重合体には、使用される、異な
る総炭素原子数を有する異なる線状アルファーオレフィンに依存して、大きな範
囲の予想外の性質を有する特定の区別可能な重合体群を見いだすことができるこ
とを発見した。これら群の個別のメンバーが有する性質は、予想されるだろう線
状オレフィン系炭化水素の炭素数には比例しない。
【0021】 各族および下位族としての群における三元共重合体の性質は、主として、本発
明による三元共重合体を形成する三元共重合反応において用いられる、エチレン
の割合の、分枝アルファーオレフィンおよびさらなるアルファーオレフィンの割
合の和に対する比率により、およびこの三元共重合反応で用いられる、分枝アル
ファーオレフィンの割合の、線状アルファーオレフィンの割合に対する比率によ
り決まる。言い換えると、三元共重合体の性質は、モル基準でのエチレン:総共
単量体の含有量の和に基づいて、分枝アルファーオレフィンの割合の、線状アル
ファーオレフィンの割合に対する比率を変えることによって変えることができる
のである。このようにして、ある特定の限界間で制御される大きな範囲の適用性
を有する大きな範囲の特定の三元共単量体を得ることができる。得られる三元共
重合体は主たる加工分野において改善された適用に適している。この三元共重合
体の典型的な用途に押出成形、ブロー成形および射出成形がある。
【0022】 かくして、本発明の第二側面によれば、第一の成分または単量体としてのエチ
レンと、第二の成分または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレ
フィンおよび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の線状アルファー
オレフィンとの重合体が提供される。
【0023】 言い換えると、本発明のこの第二側面によれば、第一の成分または単量体とし
てのエチレンと、第二の成分または単量体としての少なくとも1種の分枝アルフ
ァーオレフィンおよび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の線状ア
ルファーオレフィンとの反応生成物である重合体が提供される。
【0024】 さらに、本発明の上記第二側面によれば、第一の成分または単量体としてのエ
チレンと、第二の成分または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオ
レフィンおよび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の線状アルファ
ーオレフィンとの三元共重合体が提供される。
【0025】 エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよびさらなる線状アルフ
ァーオレフィンのモル割合の和に対する比は、99.9:0.1〜80:20で
あることができる。エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよびさ
らなる線状アルファーオレフィンのモル割合の和に対する好ましい比は、99.
9:0.1〜90:10である。エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフ
ィンおよびさらなる線状アルファーオレフィンのモル割合の和に対する最も好ま
しい比は、99.9:0.1〜95:5である。
【0026】 分枝アルファーオレフィンのモル割合の、さらなる線状アルファーオレフィン
のモル割合に対する比は、0.1:99.9〜99.9:0.1であることがで
きる。分枝アルファーオレフィンのモル割合の、さらなる線状アルファーオレフ
ィンのモル割合に対する好ましい比は、1:99〜99:1である。分枝アルフ
ァーオレフィンのモル割合の、さらなる線状アルファーオレフィンのモル割合に
対する最も好ましい比は、2:98〜98:2である。
【0027】 本発明の上記の第二側面による重合体は、特に、エチレン、分枝アルファーオ
レフィンおよび第三線状アルファーオレフィンを、一つまたは二つ以上の反応領
域中で、その反応領域(一つまたは複数)に大気圧〜5000kg/cm2の範
囲内の圧力および周囲温度〜300℃の温度を保持しながら、適切な触媒または
触媒系の存在下において反応させることによって得られるものであることができ
る。
【0028】 本発明の上記第二側面による重合体は、次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
範囲内のメルトフローレート;および/または
【0029】 b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
囲内の密度 を有し;および/または
【0030】 c)重合体の硬度を重合体の密度に対してプロットしたとき、その硬度が次の
式: 545.4ρ−463.64<H<545.4ρ−447.3
【0031】 (式中、ρは上記のようにして測定された重合体の密度であり、そしてHはAS
TM D2240に従って測定された重合体の硬度であり、ここで上記の式が有
効である変域は: 0<H<60および 0.82<ρ<0.96 である。) に従うことができる。
【0032】 本発明の上記第二側面の第一態様において、その重合体はエチレン、分枝アル
ファーオレフィンとしての4−メチル−1−ペンテンおよび線状アルファーオレ
フィンの三元共重合体であることができる。
【0033】 線状アルファーオレフィンは、総炭素原子数が3〜10である任意の線状アル
ファーオレフィンであることができ、かくして第三または線状アルファーオレフ
ィン含有量が異なり、そして異なる適用性を有する三元共重合体の下位群がもた
らされる。驚くべきことに、本発明者は、線状アルファーオレフィンの炭素原子
数と得られる重合体の性質との間に数学的関係が存在しないことを見いだした。
【0034】 エチレンと、第二成分としての4−メチル−1−ペンテンおよび第三成分とし
ての線状アルファーオレフィンとの三元共重合体は、次の性質:
【0035】 a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
範囲内のメルトフローレート;および/または
【0036】 b)ASTM D15052従って測定して、0.890〜約0.950の範
囲内の密度 を有し;および/または
【0037】 c)重合体の降伏点引張強さを重合体の密度に対してプロットしたとき、その
引張強さが次の式: σ>111.1ρ−93.3
【0038】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてσ
はASTM D638Mに従って測定された上記の降伏点引張強さであり、ここ
で上記の式が有効である変域は: σ>0および 0.84<ρ<0.96 である。) に従い;および/または
【0039】 d)重合体のモジュラスを重合体の密度に対してプロットしたとき、そのモジ
ュラスが次の式: E>3636ρ−3090.9
【0040】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてE
はASTM D638Mに従って測定された重合体のモジュラスであり、ここで
上記の式が有効である変域は: E>0および 0.85<ρ<0.96 である。) に従うことができる。
【0041】 本発明の上記第二側面の第一態様の第一変型において、その三元共重合体はエ
チレンと、4−メチル−1−ペンテンおよびプロピレンとの反応によって得られ
るものであることができる。
【0042】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよびプロピレンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0043】 硬度 = 23および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 17.6および/または 降伏点強さ(MPa) = 5.0および/または 降伏点伸び(%) = 76および/または ヤング率(MPa) = 142
【0044】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0045】 硬度 > 23および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 17.6および/または 降伏点強さ(MPa) > 5.0および/または 降伏点伸び(%) > 76および/または ヤング率(MPa) > 142
【0046】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0047】 硬度 < 23および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 17.6および/または 降伏点強さ(MPa) < 5.0および/または 降伏点伸び(%) < 76および/または ヤング率(MPa) < 142
【0048】 本発明の上記第二側面の第一態様の第二変型において、その三元共重合体はエ
チレンと、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ブテンとの反応によって得られ
るものであることができる。
【0049】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ブテンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0050】 硬度 = 39および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 34.1および/または 降伏点強さ(MPa) = 8.4および/または 降伏点伸び(%) = 56および/または ヤング率(MPa) = 269
【0051】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0052】 硬度 > 39および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 34.1および/または 降伏点強さ(MPa) > 8.4および/または 降伏点伸び(%) > 56および/または ヤング率(MPa) > 269
【0053】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0054】 硬度 < 39および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 34.1および/または 降伏点強さ(MPa) < 8.4および/または 降伏点伸び(%) < 56および/または ヤング率(MPa) < 269
【0055】 本発明の上記第二側面の第一態様の第三変型において、その三元共重合体はエ
チレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ペンテンの反応によって得られる
ものであることができる。
【0056】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ペンテンの三元共重合
体は、次の性質を有することができる:
【0057】 硬度 = 46および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 42および/または 降伏点強さ(MPa) = 11.3および/または 降伏点伸び(%) = 79および/または ヤング率(MPa) = 324
【0058】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0059】 硬度 > 46および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 42および/または 降伏点強さ(MPa) > 11.3および/または 降伏点伸び(%) > 79および/または ヤング率(MPa) > 324
【0060】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0061】 硬度 < 46および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 42および/または 降伏点強さ(MPa) < 11.3および/または 降伏点伸び(%) < 79および/または ヤング率(MPa) < 324
【0062】 本発明の上記第二側面の第一態様の第四変型において、その三元共重合体はエ
チレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ヘキセンの反応によって得られる
ものであることができる。
【0063】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ヘキセンの三元共重合
体は、次の性質を有することができる:
【0064】 硬度 = 42および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 31.8および/または 降伏点強さ(MPa) = 8.8および/または 降伏点伸び(%) = 47および/または ヤング率(MPa) = 352
【0065】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0066】 硬度 > 42および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 31.8および/または 降伏点強さ(MPa) > 8.8および/または 降伏点伸び(%) > 47および/または ヤング率(MPa) > 352
【0067】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0068】 硬度 < 42および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 31.8および/または 降伏点強さ(MPa) < 8.8および/または 降伏点伸び(%) < 47および/または ヤング率(MPa) < 352
【0069】 本発明の上記第二側面の第一態様の第五変型において、その三元共重合体はエ
チレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ヘプテンの反応によって得られる
ものであることができる。
【0070】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ヘプテンの三元共重合
体は、次の性質を有することができる:
【0071】 硬度 = 58および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 16.9および/または 降伏点強さ(MPa) = 21.3および/または 降伏点伸び(%) = 50および/または ヤング率(MPa) = 622
【0072】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0073】 硬度 > 58および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 16.9および/または 降伏点強さ(MPa) > 21.3および/または 降伏点伸び(%) > 50および/または ヤング率(MPa) > 622
【0074】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0075】 硬度 < 58および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 16.9および/または 降伏点強さ(MPa) < 21.3および/または 降伏点伸び(%) < 50および/または ヤング率(MPa) < 622
【0076】 本発明の上記第二側面の第一態様の第六変型において、その三元共重合体はエ
チレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−オクテンの反応によって得られる
ものであることができる。
【0077】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−オクテンの三元共重合
体は、次の性質を有することができる:
【0078】 硬度 = 33および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 31.5および/または 降伏点強さ(MPa) = 7.8および/または 降伏点伸び(%) = 65および/または ヤング率(MPa) = 204
【0079】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0080】 硬度 > 33および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 31.5および/または 降伏点強さ(MPa) > 7.8および/または 降伏点伸び(%) > 65および/または ヤング率(MPa) > 204
【0081】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0082】 硬度 < 33および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 31.5および/または 降伏点強さ(MPa) < 7.8および/または 降伏点伸び(%) < 65および/または ヤング率(MPa) < 204
【0083】 本発明の上記第二側面の第一態様の第七変型において、その三元共重合体はエ
チレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ノネンの反応によって得られるも
のであることができる。
【0084】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−ノネンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0085】 硬度 = 42および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 38.5および/または 降伏点強さ(MPa) = 14.9および/または 降伏点伸び(%) = 90および/または ヤング率(MPa) = 274
【0086】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0087】 硬度 > 42および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 38.5よび/または 降伏点強さ(MPa) > 14.9および/または 降伏点伸び(%) > 90および/または ヤング率(MPa) > 274
【0088】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0089】 硬度 < 42および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 38.5および/または 降伏点強さ(MPa) < 14.9および/または 降伏点伸び(%) < 90および/または ヤング率(MPa) < 274
【0090】 本発明の上記第二側面の第一態様の第八変型において、その三元共重合体はエ
チレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−デセンの反応によって得られるも
のであることができる。
【0091】 特に、エチレン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−デセンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0092】 硬度 = 5および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 11.5および/または 降伏点強さ(MPa) = 1.5および/または 降伏点伸び(%) = 34および/または ヤング率(MPa) = 103
【0093】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0094】 硬度 > 5および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 11.5および/または 降伏点強さ(MPa) > 1.5および/または 降伏点伸び(%) > 34および/または ヤング率(MPa) > 103
【0095】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0096】 硬度 < 5および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 11.5および/または 降伏点強さ(MPa) < 1.5および/または 降伏点伸び(%) < 34および/または ヤング率(MPa) < 103
【0097】 本発明の前記第二側面の第二態様において、その重合体はエチレン、分枝アル
ファーオレフィンとしての3−メチル−1−ブテンおよび線状アルファーオレフ
ィンの三元共重合体であることができる。
【0098】 線状アルファーオレフィンは、前記のとおり、総炭素原子数が3〜10である
任意の線状アルファーオレフィンであることができ、かくして第三または線状ア
ルファーオレフィン含有量が異なり、そして異なる適用性を有する三元共重合体
の下位群がもたらされる。
【0099】 エチレンと、第二成分としての3−メチル−1−ブテンおよび第三成分として
の線状アルファーオレフィンとの三元共重合体は、次の性質:
【0100】 a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
範囲内のメルトフローレート;および/または
【0101】 b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
囲内の密度 を有し;および/または
【0102】 c)三元共重合体の降伏点引張強さを三元共重合体の密度に対してプロットし
たとき、その引張強さが次の式: σ>111.11ρ−95.56
【0103】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてσ
はASTM D638Mに従って測定された三元共重合体の降伏点引張強さであ
り、ここで上記の式が有効である変域は: σ>0および 0.86<ρ<0.96 である。) に従い;および/または
【0104】 d)三元共重合体のモジュラスを三元共重合体の密度に対してプロットしたと
き、そのモジュラスが次の式: E>5555.56ρ−4833.3
【0105】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてE
はASTM D638Mに従って測定された三元共重合体のモジュラスであり、
ここで上記の式が有効である変域は: E>0および 0.87<ρ<0.96 である。) に従うことができる。
【0106】 本発明の前記第二側面の第二態様の第一変型において、その三元共重合体はエ
チレンと、3−メチル−1−ブテンおよびプロピレンとの反応によって得られる
ものであることができる。
【0107】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよびプロピレンの三元共重合体は
、次の性質を有することができる:
【0108】 硬度 = 40および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 30.1および/または 降伏点強さ(MPa) = 9.4および/または 降伏点伸び(%) = 37および/または ヤング率(MPa) = 476
【0109】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0110】 硬度 > 40および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 30.1および/または 降伏点強さ(MPa) > 9.4および/または 降伏点伸び(%) > 37および/または ヤング率(MPa) > 476
【0111】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0112】 硬度 < 40および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 30.1および/または 降伏点強さ(MPa) < 9.4および/または 降伏点伸び(%) < 37および/または ヤング率(MPa) < 476
【0113】 本発明の前記第二側面の第二態様の第二変型において、その三元共重合体はエ
チレンと、3−メチル−1−ブテンおよび1−ブテンとの反応によって得られる
ものであることができる。
【0114】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ブテンの三元共重合体は
、次の性質を有することができる:
【0115】 硬度 = 28および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 22.4および/または 降伏点強さ(MPa) = 5.6および/または 降伏点伸び(%) = 144および/または ヤング率(MPa) = 199
【0116】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0117】 硬度 > 28および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 22.4および/または 降伏点強さ(MPa) > 5.6および/または 降伏点伸び(%) > 144および/または ヤング率(MPa) > 199
【0118】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0119】 硬度 < 28および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 22.1および/または 降伏点強さ(MPa) < 5.6および/または 降伏点伸び(%) < 144および/または ヤング率(MPa) < 199
【0120】 本発明の前記第二側面の第二態様の第三変型において、その三元共重合体はエ
チレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ペンテンの反応によって得られるも
のであることができる。
【0121】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ペンテンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0122】 硬度 = 53および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 47.7および/または 降伏点強さ(MPa) = 15.2および/または 降伏点伸び(%) = 83および/または ヤング率(MPa) = 477
【0123】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0124】 硬度 > 53および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 47.7および/または 降伏点強さ(MPa) > 15.2および/または 降伏点伸び(%) > 83および/または ヤング率(MPa) > 477
【0125】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0126】 硬度 < 53および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 47.7および/または 降伏点強さ(MPa) < 15.2および/または 降伏点伸び(%) < 83および/または ヤング率(MPa) < 477
【0127】 本発明の前記第二側面の第二態様の第四変型において、その三元共重合体はエ
チレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ヘキセンの反応によって得られるも
のであることができる。
【0128】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ヘキセンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0129】 硬度 = 14および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 10および/または 降伏点強さ(MPa) = 1.7および/または 降伏点伸び(%) = 74および/または ヤング率(MPa) = 52
【0130】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0131】 硬度 > 14および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 10および/または 降伏点強さ(MPa) > 1.7および/または 降伏点伸び(%) > 74および/または ヤング率(MPa) > 52
【0132】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0133】 硬度 < 14および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 10および/または 降伏点強さ(MPa) < 1.7および/または 降伏点伸び(%) < 74および/または ヤング率(MPa) < 52
【0134】 本発明の前記第二側面の第二態様の第五変型において、その三元共重合体はエ
チレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ヘプテンの反応によって得られるも
のであることができる。
【0135】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ヘプテンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0136】 硬度 = 51および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 28.3および/または 降伏点強さ(MPa) = 12.9および/または 降伏点伸び(%) = 48および/または ヤング率(MPa) = 406
【0137】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0138】 硬度 > 51および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 28.3および/または 降伏点強さ(MPa) > 12.9および/または 降伏点伸び(%) > 48および/または ヤング率(MPa) > 406
【0139】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0140】 硬度 < 51および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 29.3および/または 降伏点強さ(MPa) < 12.9および/または 降伏点伸び(%) < 48および/または ヤング率(MPa) < 406
【0141】 本発明の前記第二側面の第二態様の第六変型において、その三元共重合体はエ
チレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−オクテンの反応によって得られるも
のであることができる。
【0142】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−オクテンの三元共重合体
は、次の性質を有することができる:
【0143】 硬度 = 49および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 39.8および/または 降伏点強さ(MPa) = 9.9および/または 降伏点伸び(%) = 53および/または ヤング率(MPa) = 380
【0144】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0145】 硬度 > 49および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 39.8および/または 降伏点強さ(MPa) > 9.9および/または 降伏点伸び(%) > 53および/または ヤング率(MPa) > 380
【0146】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0147】 硬度 < 49および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 39.8および/または 降伏点強さ(MPa) < 9.9および/または 降伏点伸び(%) < 53および/または ヤング率(MPa) < 380
【0148】 本発明の前記第二側面の第二態様の第七変型において、その三元共重合体はエ
チレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ノネンの反応によって得られるもの
であることができる。
【0149】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−ノネンの三元共重合体は
、次の性質を有することができる:
【0150】 硬度 = 43および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 24.2および/または 降伏点強さ(MPa) = 10.2および/または 降伏点伸び(%) = 41および/または ヤング率(MPa) = 403
【0151】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0152】 硬度 > 43および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 24.2よび/または 降伏点強さ(MPa) > 10.2および/または 降伏点伸び(%) > 41および/または ヤング率(MPa) > 403
【0153】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0154】 硬度 < 43および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 24.2および/または 降伏点強さ(MPa) < 10.2および/または 降伏点伸び(%) < 41および/または ヤング率(MPa) < 403
【0155】 本発明の前記第二側面の第二態様の第八変型において、その三元共重合体はエ
チレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−デセンの反応によって得られるもの
であることができる。
【0156】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび1−デセンの三元共重合体は
、次の性質を有することができる:
【0157】 硬度 = 46および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 30.6および/または 降伏点強さ(MPa) = 13.3および/または 降伏点伸び(%) = 52および/または ヤング率(MPa) = 347
【0158】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0159】 硬度 > 46および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 30.6および/または 降伏点強さ(MPa) > 13.3および/または 降伏点伸び(%) > 52および/または ヤング率(MPa) > 347
【0160】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0161】 硬度 < 46および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 30.6および/または 降伏点強さ(MPa) < 13.3および/または 降伏点伸び(%) < 52および/または ヤング率(MPa) < 347
【0162】 本発明の前記第一側面の第三態様において、その重合体はエチレン、分枝アル
ファーオレフィンとしての4−メチル−1−ヘキセンおよび線状アルファーオレ
フィンの三元共重合体であることができる。
【0163】 線状アルファーオレフィンは、この場合も前記のように、総炭素原子数が3〜
10である任意の線状アルファーオレフィンであることができ、かくして第三ま
たは線状アルファーオレフィン含有量が異なり、そして異なる適用性を有する三
元共重合体の下位群がもたらされる。
【0164】 本発明の第三側面によれば、第一の成分または単量体としてのエチレンと、第
二の成分または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレフィンおよ
び第三の成分または単量体としての少なくとも1種の異なる分枝アルファーオレ
フィンとの重合体が提供される。
【0165】 言い換えると、本発明のこの第三側面によれば、第一の成分または単量体とし
てのエチレンと、第二の成分または単量体としての少なくとも1種の分枝アルフ
ァーオレフィンおよび第三の成分または単量体としての少なくとも1種の異なる
分枝アルファーオレフィンとの反応生成物である重合体が提供されるのである。
【0166】 さらに、本発明の上記第三側面によれば、第一の成分または単量体としてのエ
チレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第
三の成分または単量体としての異なる分枝アルファーオレフィンとの三元共重合
体が提供される。
【0167】 さらにまた、本発明の上記第三側面によれば、エチレンと少なくとも2種の異
なる分枝アルファーオレフィンとの重合体が提供される。
【0168】 本発明の前記第二側面による三元共重合体の族の第三成分としての線状アルフ
ァーオレフィンを、本発明の第三側面による異なる分枝オレフィンにより置き換
えることによって、新しい三元共重合体の族が得られ、この場合これらの三元共
重合体はさらに驚くべき挙動を示し、かくしてその用途範囲を広げる。
【0169】 本発明者は、驚くべきことに、エチレンと本発明のこの側面による2種の異な
る分枝アルファーオレフィンとの三元共重合体族の中には、さらに驚くべき適用
性を見いだすことができる重合体の特定の下位族が存在することを見いだした。
エチレンと、第二成分の分枝アルファーオレフィンと、総炭素原子数が6に等し
い第三成分の分枝アルファーオレフィンとの三元共重合により得られるエチレン
の三元共重合体は、予想外にも、エチレンと、第二成分の分枝アルファーオレフ
ィン成分と、総炭素原子数が6より多い第三成分の分枝アルファーオレフィンと
の三元共重合により得られるエチレンの三元共重合体とも、またエチレンと、第
二成分の分枝アルファーオレフィンと、総炭素原子数が6より少ない第三成分の
分枝アルファーオレフィンとの三元共重合により得られるエチレンの三元共重合
体とも異なるのである。
【0170】 各族における三元共重合体の性質は、主として、エチレンの割合の、分枝アル
ファーオレフィンの割合の和に対する比率により、および2種の異なる分枝アル
ファーオレフィンの割合の比率により決まる。言い換えると、三元共重合体の性
質は、モル基準でのエチレン:総共単量体の含有量の和に基づいて、この2種の
分枝アルファーオレフィンのモル比を変えることによって異なるのである。この
ようにして、ある特定の限界間で制御される大きな範囲の適用性を有する大きな
範囲の特定の三元共単量体を得ることができる。この三元共重合体の典型的な用
途に押出成形、ブロー成形および射出成形がある。
【0171】 エチレンのモル割合の、第一分枝アルファーオレフィンおよび第二分枝アルフ
ァーオレフィンのモル割合の和に対する比は、99.9:0.1〜80:20で
あることができる。エチレンのモル割合の、第一分枝アルファーオレフィンおよ
び第二分枝アルファーオレフィンのモル割合の和に対する好ましい比は、99.
9:0.1〜90:10である。エチレンのモル割合の、第一分枝アルファーオ
レフィンおよび第二分枝アルファーオレフィンのモル割合の和に対する最も好ま
しい比は、99.9:0.1〜95:5であることができる。
【0172】 第一分枝アルファーオレフィンのモル割合の、第二分枝アルファーオレフィン
のモル割合に対する比は、0.1:99.9〜99.9:0.1であることがで
きる。第一分枝アルファーオレフィンのモル割合の、第二分枝アルファーオレフ
ィンのモル割合に対する好ましい比は、1:99〜99:1であることができる
。第一分枝アルファーオレフィンのモル割合の、第二分枝アルファーオレフィン
のモル割合に対する最も好ましい比は2:98〜98:2であることができる。
【0173】 本発明の第三側面による重合体は、特に、エチレン、第一分枝アルファーオレ
フィンおよびさらなるまたは第二の分枝アルファーオレフィンを、一つまたは二
つ以上の反応領域中で、その反応領域(一つまたは複数)に大気圧〜5000k
g/cm2の範囲内の圧力および周囲温度〜300℃の温度を保持しながら、適
切な触媒または触媒系の存在下において反応させることによって得られるもので
あることができる。
【0174】 本発明の第三側面の第一態様において、その重合体はエチレン、4−メチル−
1−ペンテンおよび第三の異なる分枝アルファーオレフィンの三元共重合である
ことができる。
【0175】 従来、エチレンと3−メチル−1−ペンテンとの重合体には実用上の用途はな
いと一般に信じられていた。本発明者は、しかし、驚くべきことに、エチレンを
本発明に従って4−メチル−1−ペンテンおよび3−メチル−1−ペンテンと三
元共重合させるときは、この反応が実行可能であるだけでなく、優れた適用性を
有する重合体を得ることができることを見いだした。
【0176】 本発明の上記第三側面の第一態様の第一変型において、その重合体はエチレン
、4−メチル−1−ペンテンおよび3−メチル−1−ペンテンの三元共重合体で
あることができる。
【0177】 エチレンと、第二成分としての4−メチル−1−ペンテンおよび第三成分とし
ての3−メチル−1−ペンテンとの三元共重合体は、次の性質:
【0178】 a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
範囲内のメルトフローレート;および/または
【0179】 b)ASTM D1505に従って測定して約0.890〜約0.950の範
囲内の密度 を有し;および/または
【0180】 c)三元共重合体の降伏点引張強さを三元共重合体の密度に対してプロットし
たとき、その引張強さが次の式: σ>240ρ−212.4
【0181】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてσ
はASTM D638Mに従って測定された三元共重合体の降伏点引張強さであ
り、ここで上記の式が有効である変域は: σ>0および 0.885<ρ<0.96 である。) に従い;および/または
【0182】 d)三元共重合体のモジュラスを三元共重合体の密度に対してプロットしたと
き、そのモジュラスが次の式: E>700/0.06ρ−10500
【0183】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてE
はASTM D638Mに従って測定された上記三元共重合体のモジュラスであ
り、ここで上記の式が有効である変域は: E>0および 0.9<ρ<0.96 である。) に従い;および/または
【0184】 e)三元共重合体の衝撃強さを三元共重合体の密度に対してプロットしたとき
、その衝撃強さが次の式: I>150ρ−109
【0185】 (式中、ρは上記のようにして測定された三元共重合体の密度であり、そしてI
はASTM D256Mに従って測定された三元共重合体の衝撃強さであり、こ
こで上記の式が有効である変域は: I>20および 0.86<ρ<0.943 である。) に従うことができる。
【0186】 特に、エチレン、3−メチル−1−ペンテンおよび4−メチル−1−ペンテン
の三元共重合体は、次の性質を有することができる:
【0187】 硬度 = 32および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 27および/または 降伏点強さ(MPa) = 4.8および/または 降伏点伸び(%) = 55および/または ヤング率(MPa) = 272
【0188】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0189】 硬度 > 32および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 27よび/または 降伏点強さ(MPa) > 4.8および/または 降伏点伸び(%) > 55および/または ヤング率(MPa) > 272
【0190】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0191】 硬度 < 32および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 27および/または 降伏点強さ(MPa) < 4.8および/または 降伏点伸び(%) < 55および/または ヤング率(MPa) < 272
【0192】 本発明の前記第三側面の第一態様の第二変型において、その重合体はエチレン
、3−メチル−1−ブテンおよび4−メチル−1−ペンテンの三元共重合体であ
ることができる。
【0193】 特に、エチレン、3−メチル−1−ブテンおよび4−メチル−1−ペンテンの
三元共重合体は、次の性質を有することができる:
【0194】 硬度 = 56および/または 衝撃強さ(kJ/m2) = 51.2および/または 降伏点強さ(MPa) = 16.1および/または ヤング率(MPa) = 451
【0195】 もう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有することがで
きる:
【0196】 硬度 > 56および/または 衝撃強さ(kJ/m2) > 51.2および/または 降伏点強さ(MPa) > 16.1および/または ヤング率(MPa) > 451
【0197】 さらにもう一つの特定のケースでは、その三元共重合体は次の性質を有するこ
とができる:
【0198】 硬度 < 56および/または 衝撃強さ(kJ/m2) < 51.2および/または 降伏点強さ(MPa) < 16.1および/または ヤング率(MPa) < 451
【0199】 本発明の前記第三側面の第二態様において、その重合体はエチレン、4−メチ
ル−1−ヘキセンおよび第三の異なる分枝アルファーオレフィンの三元共重合体
であることができる。
【0200】 本出願人は、また、エチレンと、線状アルファーオレフィンおよびさらなる分
枝アルファーオレフィンとの重合、またはエチレンと2種の分枝アルファーオレ
フィンとの重合において、その重合に異なる特定の方法を用いるときはさらに特
定の重合体が得られることを見いだした。
【0201】 かくして、本発明の第四側面によれば、少なくとも、第一の成分または単量体
としてのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィ
ンと、第三の成分または単量体としての線状アルファーオレフィンとを、一つま
たは二つ以上の反応領域中で、その反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜50
00kg/cm2の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定
の触媒、または特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応さ
せる工程を含んで成る重合体の製造方法が提供される。
【0202】 この反応は、しかして、一段反応容器中で、または二つまたは三つ以上の一連
の反応容器で与えることができる、一つまたは二つ以上の反応領域中で実施され
る。
【0203】 この反応はバッチ式で行うことができ、その場合さらなる分枝アルファーオレ
フィンおよび線状アルファーオレフィンは反応の開始時に同時に加えられ、一方
エチレンは反応の進行中に連続的に加えられ、またその際生成物は反応中に取り
出されない。これに代えて、上記反応を、線状アルファーオレフィンとさらなる
分枝アルファーオレフィンとを、反応の進行中に、エチレンと同時に、連続的に
または不連続的に加え、そして生成物を反応中に取り出さずに、バッチ式で行う
ことができる。さらにまた、上記反応を、線状アルファーオレフィンか、さらな
る分枝アルファーオレフィンのどちらかを反応の開始時に加え、一方エチレンを
反応中に連続的に加え、その際反応の初めに加えられなかった単量体の連続的ま
たは不連続的供給を行い、また反応中に生成物を取り出さずに、バッチ式で行う
こともできる。
【0204】 上記反応は、しかし、エチレンを連続的に加え、そして線状アルファーオレフ
ィンとさらなる分枝アルファーオレフィンとを反応の進行中に一緒にまたは別個
に、連続的にまたは不連続的に加え、そして生成物の三元共重合体を反応領域か
ら連続的に抜き取って、連続式で行うこともできる。
【0205】 上記の方法から、特定の供給原料組成物および特定の反応条件に基づいて得ら
れる重合体は、単量体の異なる反応性によって主として定まる分布を有する。こ
れは、性質が主として組成と非均質性とで制御される、非常に多様性に富む、エ
チレン、さらなる分枝アルファーオレフィンおよび線状アルファーオレフィンの
重合体を得るための独特の手段となる。
【0206】 得られる重合体の分子量は、反応中において反応領域に水素を加えることによ
り調整することができる。加えられる水素の量が多ければ多いほど、重合体の分
子量は小さくなる。
【0207】 重合は、酸素および水が実質的に存在しない状態で、そして不活性な飽和炭化
水素の存在下または非存在下で行われるのが好ましい。
【0208】 本発明のこの側面による重合反応は、スラリー相、溶液相または蒸気相中で行
うことができるが、スラリー相重合が好ましい。
【0209】 エチレンとオレフィン類とを共重合させる任意、適当な触媒または触媒系が、
少なくとも原則的には用いることができる。不均質系チーグラー−ナッタタイプ
、クロム系タイプ、メタロセンタイプ、シングルサイトタイプ、その他のタイプ
の触媒のような触媒が文献で知られている。しかし、活性化された塩化マグネシ
ウム上に担持または装填されたチタン触媒から成る触媒系が好ましい。
【0210】 最も好ましい触媒は、特別に活性化された塩化マグネシウム上に特別に装填さ
れた特別に調製されたチタン触媒である。
【0211】 かくして、本発明のこの側面の一つの態様によれば、少なくとも、第一の成分
または単量体としてのエチレン、第二の成分または単量体としての分枝アルファ
ーオレフィンおよび第三の成分または単量体としての線状アルファーオレフィン
を、一つまたは二つ以上の反応領域中で、その反応領域(一つまたは複数)を大
気圧〜5000kg/cm2の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しな
がら、特定の触媒、または特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下にお
いて反応させる工程を含んで成る重合体の製造方法であって、上記の特定の触媒
が:
【0212】 i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得;
【0213】 ii)上記スラリーに少なくとも1種のアルコールおよび1種のエーテルを加
え、その混合物を一定期間攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを得
【0214】 iii)部分的に活性化された上記塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアル
ミニウム化合物を加え、得られた混合物をむらのないコンシステンシーとなるま
で磨砕し、その後室温まで冷却して活性化された塩化マグネシウムを得;
【0215】 iv)上記活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄し
て、触媒の担体を構成する洗浄された活性化塩化マグネシウムを得;
【0216】 v)上記洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコー
ル装填担体を得;
【0217】 vi)上記アルコール装填担体に四塩化チタンを加え、得られた混合物を還流
下で一定期間攪拌してチタン装填触媒を得;そして
【0218】 vii)上記チタン装填触媒を冷却し、次いで高度に精製された炭化水素溶媒
で洗浄し、続いてその洗浄済みチタン装填触媒を乾燥および微粉砕して触媒を得
る ことによって得られたものである、上記の方法が提供される。
【0219】 好ましい炭化水素溶媒は、脂肪族または脂環式の液体炭化水素のような不活性
な飽和炭化水素液体である。最も好ましい炭化水素溶媒はヘキサンおよびヘプタ
ンである。
【0220】 エーテル(1種または複数種)は総炭素原子数が8〜16である線状エーテル
から選ぶことができる。アルコール(1種または複数種)は2〜8個の炭素原子
を有するアルコールの範囲から選ぶことができる。混合物は、これを40〜14
0℃の温度で1〜12時間攪拌することができる。
【0221】 アルキルアルミニウム化合物は、式AlRm(式中、Rmは1〜10個の炭素原子を
有するラジカル成分である)を有するものである。
【0222】 本発明のこの側面のもう一つの態様によれば、少なくとも、第一の成分または
単量体としてのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオ
レフィンと、第三の成分または単量体としての線状アルファーオレフィンとを、
一つまたは二つ以上の反応領域中で、その反応領域(一つまたは複数)を大気圧
〜5000kg/cm2の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら
、特定の触媒、または特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において
反応させる工程を含んで成る重合体の製造方法であって、上記の特定の触媒が:
【0223】 i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得;
【0224】 ii)上記スラリーに少なくとも1種のエーテルを加え、その混合物をある一
定期間攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを得;
【0225】 iii)部分的に活性化された上記塩化マグネシウムスラリーを濾過し、そし
て高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にエーテルが検出されなくなるまで
洗浄して、洗浄された部分的に活性化された塩化マグネシウムを得;
【0226】 iv)上記洗浄済み塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミニウム化合物
を加え、続いてむらのないコンシステンシーとなるまで磨砕し、そして室温まで
冷却して活性化された塩化マグネシウムを得;
【0227】 v)上記活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中
にアルキルアルミニウムが検出されなくなるまで洗浄して、触媒の担体を構成す
る洗浄された活性化塩化マグネシウムを得;
【0228】 vi)上記洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコ
ール装填担体を得;
【0229】 vii)上記アルコール装填担体を高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して
、洗浄されたアルコール装填担体を得;
【0230】 viii)上記洗浄済みアルコール装填担体に四塩化チタンを加え、それをむ
らのないコンシステンシーとなるまで磨砕してチタン装填触媒を得;そして
【0231】 ix)上記チタン装填触媒を高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にチタ
ンが検出されなくなるまで洗浄して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法が提供される。
【0232】 前記のように、塩化マグネシウムは部分的に無水化されていることができ、そ
の含水率は水0.02〜2モル/塩化マグネシウムモルであることができる。
【0233】 好ましい炭化水素溶媒は、脂肪族または脂環式の液体炭化水素のような不活性
な飽和炭化水素液体である。ヘキサンおよびヘプタンが最も好ましい。
【0234】 エーテル類は総炭素原子数が8〜16である線状エーテルから選ぶことができ
る。混合物は、これを40〜140℃の温度で1〜12時間攪拌することができ
る。
【0235】 アルキルアルミニウム化合物は、式AlRm(式中、Rmは1〜10個の炭素原子を
有するラジカル成分である)を有することができる。本発明のこの側面のこの態
様で使用されるアルキルアルミニウム化合物は塩素を含まないものである。
【0236】 触媒は、これを予備重合することができる。
【0237】 この予備重合には、2〜8個の炭素原子を有するアルファーオレフィンが好ま
しい。予備重合から得られる重合体の量は、重合体1〜500/触媒lgの範囲
にあるのが好ましい。
【0238】 かくして、本発明のこの側面のもう一つの態様によれば、少なくとも、第一の
成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝ア
ルファーオレフィンと、第三の成分または単量体としての線状アルファーオレフ
ィンとを、一つまたは二つ以上の反応領域中で、その反応領域(一つまたは複数
)を大気圧〜5000kg/cm2の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保
持しながら、特定の触媒、または特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在
下において反応させる工程を含んで成る重合体の製造方法であって、上記の触媒
が2〜8個の炭素原子を有するアルファーオレフィンと、または2〜8個の炭素
原子を有するアルファーオレフィンの混合物と予備重合されており、そしてその
予備重合の結果として得られる重合体の量は重合体1〜500/触媒lgの範囲
にある、上記の方法が提供される。
【0239】 予備重合は、重合体の製造方法で反応せしめられる単量体と同じ単量体を用い
て行われるのが好ましい。
【0240】 異なる予備重合法を用いることもできる。しかし最も好ましい方法は次の:
【0241】 i)密閉容器中において、不活性条件下で、1〜10重量%の量のトリアルキ
ルアルミニウム化合物を、攪拌下で、高度に精製された炭化水素溶媒に約80℃
において加えて液体混合物を得;
【0242】 ii)上記液体混合物に0.1〜1重量%の量の触媒を加え; iii)上記密閉容器に0.5重量%未満の量の水素を加え;
【0243】 iv)単量体を別個にまたは混合物として、所望とされる重合体/触媒比に相
当する所望とされる重量増加が達成されるまで連続的に供給し;そして
【0244】 v)得られた予備重合触媒を濾過し、それを炭化水素溶媒で洗浄し、続いても
う一つの濾過工程を行い、続いてその乾燥を行う 工程を有するものである。
【0245】 気相法のためには、触媒は通常予備重合されるか、または担持される。最も好
ましい予備重合は、重合体の製造方法で反応せしめられるものと同じ単量体を用
いて行われる。最も好ましい担体は、三元共重合で得られるべき三元共重合体と
同じ組成を持つ三元共重合体の粉末であって、この担体は三元共重合において助
触媒として用いられる同じアルキルアルミニウムで処理される。
【0246】 本発明により製造される触媒が三元共重合に用いられるときは、助触媒を用い
ることができる。好ましい助触媒は、式AlRm(式中、Rmは1〜10個の炭
素原子を有するラジカル成分である)を有するものである。
【0247】 溶液重合には、本発明の方法の温度、および溶媒は、三元共重合体が選択され
た溶媒の中に三元共重合の間に完全に溶けるように選ばれる。
【0248】 本発明のこの側面による三元共重合で用いられるオレフィン系単量体は、前記
のフィッシャー−トロプシュ法から得ることができる;しかし、他の方法から得
られる任意の他の重合グレードのオレフィン系単量体が、前記のフィッシャー−
トロプシュ法から得られる1種または2種以上のオレフィン系単量体に代えて用
いることができる。
【0249】 かくして、本発明のこの側面の一つの態様において、エチレンはフィッシャー
−トロプシュ法から得られるものであることができる。しかし、前記で述べたよ
うに、フィッシャー−トロプシュ法によるエチレンの製造において伴われる仕上
げ処理、即ち分離および精製の方法に因り、フィッシャー−トロプシュ法誘導エ
チレンを含んでいる重合体は、ある場合には、従来の方法のために得たエチレン
を含んでいる重合体に対して何らの相違も示さないことがある。
【0250】 本発明のこの側面のもう一つの態様において、分枝アルファーオレフィンはフ
ィッシャー−トロプシュ法誘導されることができる。実用上の用途を有するほと
んど全ての公知のアルファーオレフィンは、フィッシャー−トロプシュ法から得
ることができる。しかし、好ましい分枝アルファーオレフィンは4〜10の単素
数を有するものである。最も好ましいものは、分枝鎖が二重結合に対して遠い方
の末端に位置せしめられているものである。これらのオレフィンは少量の他のオ
レフィンを含んでいてもよい。
【0251】 そのような最も好ましい分枝オレフィンの例は、3−メチル−1−ブテン、4
−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセンおよび3−メチル−1−ペ
ンテンである。4−メチル−1−ペンテンと3−メチル−1−ペンテンとの混合
物も好ましい。
【0252】 本発明のこの側面のもう一つの態様において、線状アルファーオレフィンはフ
ィッシャー−トロプシュ法から得られたものであることができる。このような線
状アルファーオレフィンの典型的な例は、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネンおよび1−デセン
である。このようなオレフィンの好ましい例は炭素数が3〜9のものであり、炭
素数が4〜8のものが最も好ましい。これらのオレフィンは、前記のとおり、少
量の他のオレフィン系成分を含んでいてもよい。
【0253】 本発明の異なる側面において第二および/または第三成分として用いることが
できるフィッシャー−トロプシュ法誘導オレフィンの典型的な例は、本発明のこ
の側面に関して前記されたものであって、その中には、典型的には、他のオレフ
ィン系成分を前記のレベルで含んでいる。かくして、本発明のこの側面の一つの
態様においては、第二成分および/または第三成分は質量で0.002〜2%の
他のオレフィン系成分を含んでいることができる。本発明のこの側面のもう一つ
の態様においては、第二成分および/または第三成分は質量で0.02〜2%の
他のオレフィン系成分を含んでいることができる。本発明のこの側面のさらにも
う一つの態様においては、第二成分および/または第三成分は質量で0.2〜2
%の他のオレフィン系成分を含んでいることができる。本発明のこの側面のさら
に他の態様においては、他のオレフィン系成分が一方の成分中に質量で2%を越
える量で存在しているとき、それら成分は上記量に釣り合うように2%未満の量
で存在すると言う条件で、第二成分および/または第三成分は質量で0.002
〜2%を越える量の上記の他のオレフィン系成分を含んでいることができる。所
望によっては、上記量より少ない他のオレフィン系成分が他方の成分中に存在し
得ることは当然である。
【0254】 他のオレフィン系成分の典型的な例に次のものがある:
【0255】 ・1−ペンテン、この場合他のオレフィン系成分の総量は0.5%で、主として
次のものを含む: ―2−メチル−1−ブテン−0.46% ―非常に低割合の、炭素数が5である分枝オレフィン類 ―非常に低割合の、炭素数が5である内部オレフィン類 ―非常に低割合の、炭素数が5である環式オレフィン類 ―非常に低割合のジエン類
【0256】 ・1−ヘキセン、この場合他のオレフィン系成分は主として次のものを含む: ―分枝オレフィン類、主として炭素数が6のもの−0.51% ―内部オレフィン類、主として炭素数が6のもの−0.18% ―環式オレフィン類、主として炭素数が6のもの−0.13% ―非常に低割合のジエン類
【0257】 ・1−ヘプテン、この場合他のオレフィン系成分は主として次のものを含む: ―分枝オレフィン類、主として炭素数が7のもの−0.48% ―内部オレフィン類、主として炭素数が7のもの−0.53%
【0258】 ・1−オクテン、この場合他のオレフィン系成分は主として次のものを含む: ―分枝オレフィン類、主として炭素数が8のもの−0.41% ―内部オレフィン類、主として炭素数が8のもの−0.83%
【0259】 ・1−ノネン、この場合他のオレフィン系成分は主として次のものを含む: ―分枝オレフィン類、主として炭素数が9のもの−0.65% ―内部オレフィン類、主として炭素数が9のもの−0.51%
【0260】 ・3−メチル−1−ブテン、この場合他のオレフィン系成分は主として4個の炭
素原子を有する内部オレフィン類−0.03%、および非常に少量のジエン類を
含む
【0261】 ・他のオレフィン系成分の総量(2%)が、主として2,3−ジメチル−1−ブ
テンから成る4−メチル−1−ペンテンと3−メチル−1−ペンテンとの1:1
混合物
【0262】 ・他のオレフィン系成分の総量が2%で、主として3−メチル−1−ペンテンか
ら成る4−メチル−1−ペンテン。
【0263】 これらの典型的な例は、しかし、単量体類がその中に存在する他のオレフィン
系成分の総含有量に関して前記の限界に従うと言う条件で、他のオレフィン系成
分が存在することを排除しない。
【0264】 前記のとおり、第三の単量体または成分がプロピレンまたは1−ブテンから成
り、そしてそれがフィッシャー−トロプシュ法から得られている場合、それを、
まず、その単量体または成分が他の商業的に入手可能なプロピレンまたは1−ブ
テンと実質的に同じになるように仕上げ処理しておいてもよく、その場合そのよ
うなプロピレンまたは1−ブテンから誘導される本発明による重合体は、他の商
業的に入手可能なプロピレンまたは1−ブテンから誘導された本発明による重合
体に対して何らの相違も示さないことがある。
【0265】 本発明のこの側面の一つの態様において、エチレンは、これを分枝アルファー
オレフィンとしての4−メチル−1−ペンテンおよび線状アルファーオレフィン
と共重合させることができる。
【0266】 線状アルファーオレフィンは、総炭素原子数が3〜10である任意の線状アル
ファーオレフィンであることができ、かくして第三成分、即ち使用される線状ア
ルファーオレフィンに関して異なる、方法に関する特定の変型の下位群がもたら
される。
【0267】 本発明のこの側面のこの態様の第一変型では、その第三単量体はプロピレンで
ある。
【0268】 本発明のこの側面のこの態様の第二変型では、その第三単量体は1−ブテンで
ある。
【0269】 本発明のこの側面のこの態様の第三変型では、その第三単量体は1−ペンテン
である。
【0270】 本発明のこの側面のこの態様の第四変型では、その第三単量体は1−ヘキセン
である。
【0271】 本発明のこの側面のこの態様の第五変型では、その第三単量体は1−ヘプテン
である。
【0272】 本発明のこの側面のこの態様の第六変型では、その第三単量体は1−オクテン
である。
【0273】 本発明のこの側面のこの態様の第七変型では、その第三共単量体は1−ノネン
である。
【0274】 本発明のこの側面のこの態様の第八変型では、その第三共単量体は1−デセン
である。
【0275】 本発明のこの側面のもう一つの態様において、エチレンは、これを分枝アルフ
ァーオレフィンとしての3−メチル−1−ブテンおよび線状アルファーオレフィ
ンと共重合させることができる。
【0276】 線状アルファーオレフィンは、総炭素原子数が3〜10である任意の線状アル
ファーオレフィンであることができ、かくして第三成分、即ち使用される線状ア
ルファーオレフィンに関して異なる、方法に関する特定の変型の下位群がもたら
される。
【0277】 本発明のこの側面のこの態様の第一変型では、その第三単量体はプロピレンで
ある。
【0278】 本発明のこの側面のこの態様の第二変型では、その第三単量体は1−ブテンで
ある。
【0279】 本発明のこの側面のこの態様の第三変型では、その第三単量体は1−ペンテン
である。
【0280】 本発明のこの側面のこの態様の第四変型では、その第三単量体は1−ヘキセン
である。
【0281】 本発明のこの側面のこの態様の第五変型では、その第三単量体は1−ヘプテン
である。
【0282】 本発明のこの側面のこの態様の第六変型では、その第三単量体は1−オクテン
である。
【0283】 本発明のこの側面のこの態様の第七変型では、その第三共単量体は1−ノネン
である。
【0284】 本発明のこの側面のこの態様の第八変型では、その第三共単量体は1−デセン
である。
【0285】 本発明の第五側面によれば、エチレン、第一分枝アルファーオレフィンおよび
第二の異なる分枝アルファーオレフィンを、一つまたは二つ以上の反応領域中で
、その反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2の圧力およ
び周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特定の触媒お
よび助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含んで成る三元共
重合体の製造方法が提供される。
【0286】 この反応は、しかして、一段反応容器中で、または二つまたは三つ以上の一連
の反応容器で与えることができる一つまたは二つ以上の反応領域中で実施される
【0287】 かくして、前記で本発明の第四側面に関しても記したように、上記反応はバッ
チ式で行うことができ、その場合第一分枝アルファーオレフィンおよび第二分枝
アルファーオレフィンは反応の開始時に同時に加えられ、一方エチレンは反応の
進行中に連続的に加えられ、またその際生成物は反応中に取り出されない。これ
に代えて、上記反応を、第一分枝アルファーオレフィンと第二分枝アルファーオ
レフィンとを、反応の進行中に、エチレンと同時に、連続的にまたは不連続的に
加え、そして生成物を反応中に取り出さずに、バッチ式で行うことができる。さ
らにまた、上記反応を、第一分枝アルファーオレフィンか、第二分枝アルファー
オレフィンのどちらかを反応の開始時に加え、一方エチレンを反応中に連続的に
加え、そして反応の初めに加えられなかった単量体の連続的または不連続的供給
を行い、また反応中に生成物を取り出さずに、バッチ式で行うことができる。
【0288】 上記反応は、しかし、エチレンを連続的に加え、そして第一分枝アルファーオ
レフィンと第二分枝アルファーオレフィンとを反応の進行中に一緒にまたは別個
に、連続的にまたは不連続的に加え、そして生成物の三元共重合体を反応領域か
ら連続的に抜き取って、連続式で行うこともできる。
【0289】 本発明のこの側面による方法から、特定の供給原料組成物および特定の反応条
件に基づいて得られる三元共重合体は、単量体の異なる反応性によって主として
定まる分布を有する。この場合、分枝アルファーオレフィンの反応速度は、一般
に、それらの対応する線状アルファーオレフィンの反応速度より遅い。これは、
性質が主として組成と非均質性とで制御される、非常に多様性に富む、エチレン
、第一分枝アルファーオレフィンおよび第二分枝アルファーオレフィンの三元共
重合体を得るための独特の手段となる。
【0290】 得られるランダム三元共重合体の分子量は、反応中に反応領域に水素を加える
ことにより調整することができる。加えられる水素の量が多ければ多いほど、ラ
ンダム三元共重合体の分子量は小さくなる。
【0291】 三元共重合は、酸素および水が実質的に存在しない状態で、そして不活性な飽
和炭化水素の存在下または非存在下で行われるのが好ましい。
【0292】 本発明のこの側面による三元共重合反応は、また、スラリー相、溶液相または
蒸気相中で行うことができるが、スラリー相重合が好ましい。
【0293】 エチレンとオレフィン類とを共重合させる任意、適当な触媒または触媒系が、
少なくとも原則的には用いることができる。不均質系チーグラー−ナッタタイプ
、クロム系タイプ、メタロセンタイプ、シングルサイトタイプ、その他のタイプ
の触媒のような触媒が文献で知られている。しかし、活性化された塩化マグネシ
ウム上に担持または装填されたチタン触媒から成る触媒系が好ましい。
【0294】 最も好ましい触媒は、本発明の第四側面により調製された、特別に活性化され
た塩化マグネシウム上に特別に装填された2種の特別に調製されたチタン触媒で
ある。しかし、触媒の調製に関しては、別の方法も好ましい。
【0295】 かくして、本発明のこの側面の一つの態様によれば、少なくとも、第一の成分
または単量体としてのエチレンと、第二の成分または単量体としての分枝アルフ
ァーオレフィンと、第三の成分または単量体としての異なる分枝アルファーオレ
フィンとを、一つまたは二つ以上の反応領域中で、その反応領域(一つまたは複
数)を大気圧〜5000kg/cm2の圧力および周囲温度〜300℃の温度に
保持しながら、特定の触媒、または特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存
在下において反応させる工程を含んで成る重合体の製造方法であって、上記の特
定の触媒が:
【0296】 i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得;
【0297】 ii)上記スラリーに少なくとも1種のエーテルを加え、その混合物をある一
定期間攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを得;
【0298】 iii)上記の部分的に活性化された塩化マグネシウムを高度に精製された炭
化水素溶媒で、洗液中にエーテルが検出されなくなるまで洗浄して、洗浄された
部分的に活性化された塩化マグネシウムを得;
【0299】 iv)上記洗浄済み塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミニウム化合物
を攪拌下に加え、そして室温まで冷却して活性化された塩化マグネシウムを得;
【0300】 v)上記活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中
にアルキルアルミニウムが検出されなくなるまで洗浄して、触媒の担体を構成す
る洗浄された活性化塩化マグネシウムを得;
【0301】 vi)上記洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコ
ール装填担体を得;
【0302】 vii)上記アルコール装填担体を高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して
、洗浄されたアルコール装填担体を得;
【0303】 viii)上記洗浄済みアルコール装填担体に四塩化チタンを加え、それをむ
らのないコンシステンシーとなるまで磨砕してチタン装填触媒を得;そして
【0304】 ix)上記チタン装填触媒を高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にチタ
ンが検出されなくなるまで完全に洗浄して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法が提供される。
【0305】 塩化マグネシウムは部分的に無水化されることができ、その含水率は水0.0
2〜2モル/塩化マグネシウム1モルであることができる。
【0306】 好ましい炭化水素溶媒は、脂肪族または脂環式の液体炭化水素のような不活性
な飽和炭化水素液体である。ヘキサンおよびヘプタンが最も好ましい。
【0307】 エーテル(1種または複数種)は総炭素原子数が8〜16である線状エーテル
から選ぶことができる。混合物(一つまたは二つ以上)は、これを40〜140
℃の温度で1〜12時間攪拌することができる。
【0308】 アルキルアルミニウム化合物は、式AlRm(式中、Rmは1〜10個の炭素原子を
有するラジカル成分である)を有することができる。反応は反応中に塩素が存在
しないことにより特徴付けられる。
【0309】 さらに、触媒は、本発明の第四側面に記載した方法により予備重合させること
ができる。
【0310】 気相三元共重合には、担持されるかまたは予備重合された触媒のどちらかが用
いることができる。予備重合触媒は前記のとおりであることができる。最も好ま
しい担体は、三元共重合で得られるべき三元共重合体と同じ組成を持つ三元共重
合体の粉末であり、この担体が三元共重合において助触媒として用いられる同じ
アルキルアルミニウムで処理される。
【0311】 この発明により製造された触媒が三元共重合に用いられるときは、助触媒を用
いることができる。好ましい助触媒は、式AlRm(式中、Rmは1〜10個の炭素原
子を有するラジカル成分である)を有するものである。
【0312】 溶液重合には、本発明の方法の温度、および溶媒は、三元共重合体が選択され
た溶媒の中に三元共重合中において完全に溶けるように選ばれる。
【0313】 本発明のこの側面による三元共重合で用いられるオレフィン系単量体は、前記
において本発明の第四側面で説明したフィッシャー−トロプシュ法から得ること
もできる;しかし、他の方法から得られる他のいかなる重合グレードのオレフィ
ン系単量体も、前記のとおり、フィッシャー−トロプシュ法から得られる1種ま
たは2種以上のオレフィン系単量体に代えて用いることができる。
【0314】 かくして、本発明のこの側面の一つの態様において、第一単量体として用いら
れるエチレンはフィッシャー−トロプシュ法から得ることができる。
【0315】 本発明のこの側面のもう一つの態様において、第一分枝アルファーオレフィン
は、前記において本発明の第四側面に関して説明したとおり、フィッシャー−ト
ロプシュ法から得ることができる
【0316】 好ましい分枝オレフィンは、3−メチル−1−ブテンおよび4−メチル−1−
ペンテンである。しかし、4−メチル−1−ペンテンと3−メチル−1−ペンテ
ンとの混合物が最も好ましい。
【0317】 本発明のこの側面のもう一つの態様においては、両分枝オレフィンがフィッシ
ャー−トロプシュ法から得ることができる。このようなオレフィンの好ましい例
は4〜9の炭素数を有するものである。
【0318】 使用することができるフィッシャー−トロプシュ法誘導オレフィンの典型的な
例は、前記で本発明の第四側面に関して説明したとおりである。適したポリオレ
フィンの追加の例は、他のオレフィン系単量体の総量が2質量%である4−メチ
ル−1−ペンテンと3−メチル−1−ペンテンとの1/1混合物である(百分率
は質量基準で与えられる)。
【0319】 本発明のこの側面の一つの態様においては、エチレンは、これを第一分枝アル
ファーオレフィンまたは第二共単量体成分としての4−メチル−1−ペンテンお
よび第三共単量体成分としての異なる第二分枝アルファーオレフィンと共重合さ
せることができる。
【0320】 本発明のこの側面のこの態様の第一変型では、その第三単量体は3−メチル−
1−ブテンであることができる。
【0321】 本発明のこの側面のこの態様の第二変型では、その第三単量体は4−メチル−
1−ヘキセンであることができる。
【0322】 本発明のこの側面のこの態様の第三変型では、その第三単量体は3−メチル−
1−ペンテンであることができる。
【0323】 本発明のこの側面のもう一つの態様においては、エチレンは、これを第一分枝
アルファーオレフィンまたは第二単量体成分としての3−メチル−1−ブテンお
よび第二の異なる分枝オレフィンまたは第三共単量体成分と共重合させることが
できる。
【0324】 本出願人は、また、驚くべきことに、三元共重合は、共単量体の一方または両
方を反応媒体として使用し、そしてエチレンを2種の共単量体の混合物から成る
反応媒体に導入するか、またはエチレンおよび第二共単量体を第三単量体より成
る反応媒体中で使用することによって実施することができることを見いだした。
【0325】 かくして、本発明の第六側面によれば、第一単量体としてのエチレンと、第二
分枝単量体および第三単量体とを重合反応で重合させる方法であって、その共単
量体の少なくとも1種をその重合反応中に反応の媒体または溶媒として使用する
、上記の方法が提供される。
【0326】 かくして、本発明の第六側面によれば、共単量体の少なくとも1種が反応の媒
体または溶媒として使用される。反応の熱は、冷却マントルまたは冷却コイルの
ような古典的な熱交換機構を使用することによって取り除くことができる。しか
し、好ましい方法は、単量体反応媒体の蒸発熱を利用することによるものである
。かくして、反応媒体としての単量体(1種または複数種)をある制御された量
で蒸発させ、熱交換機中で外部冷却し、そして反応容器に戻すことができる。
【0327】 本発明のこの側面の一つの態様によれば、1種の単量体が反応媒体として用い
られる。
【0328】 本発明のこの側面の第二の態様によれば、共単量体の混合物が反応媒体として
用いられる。
【0329】 本発明のこの側面による共単量体は、本発明の第四および第五側面に関して前
記で述べた単量体から選ぶことができる。
【0330】 本発明のこの側面の一つの態様においては、第一単量体としてのエチレンは第
二単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三共単量体としての線状ア
ルファーオレフィンと反応せしめられる。
【0331】 本発明のこの側面のこの態様の一つの変型では、その分枝単量体は反応の媒体
または溶媒であることができる。
【0332】 本発明のこの側面のこの態様のもう一つの変型では、その線状単量体は反応の
媒体または溶媒であることができる。
【0333】 本発明のこの側面のこの態様のもう一つの変型では、その線状単量体と分枝単
量体の両者が反応の媒体または溶媒であることができる。
【0334】 本発明のこの側面のもう一つの態様においては、第一単量体としてのエチレン
は第二単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三共単量体としてのも
う一つの分枝アルファーオレフィンと反応せしめられる。
【0335】 本発明のこの側面のこの態様の一つの変型では、その第一分枝単量体は反応の
媒体または溶媒であることができる。
【0336】 本発明のこの側面のこの態様のもう一つの変型では、その第二分枝単量体は反
応の媒体または溶媒であることができる。
【0337】 本発明のこの側面のこの態様のもう一つの変型では、それら両分枝単量体は反
応の媒体または溶媒であることができる。
【0338】 ここで、本発明を次の非限定実施例によりさらに説明する。
【0339】 これらの実施例においては、単量体がフィッシャー−トロプシュ法誘導された
ことが示されている。フィッシャー−トロプシュ法誘導されたと示されていない
単量体は、全て、いわゆる重合グレードのもの、即ちファインケミカルスのアル
ドリッチ・カタログ・ハンドブック(Aldrich Catelog Handbook of Fine Chemi
cals)で定義されるような最高純度のものであった。これらの重合グレードの単
量体は商業的にか、またはフィッシャー−トロプシュ法単量体を仕上げ処理する
ことによるかのどちらかで得られた。
【0340】 実施例において、第二および/または第三成分中に存在する他のオレフィン系
成分の百分率は全て質量基準で表されている。
【0341】実施例1 触媒Aの調製 還流冷却器および攪拌機構を具えた250mLのフラスコ中で、含水率が1.
5%である4gの無水化塩化マグネシウムを60mLの高度に精製されたヘプタ
ン中に懸濁させた。その後に2mLのエタノールと1.4mLのジブチルエーテ
ルを加え、その混合物を3時間攪拌した。熱の過度の蓄積を避けるために、その
フラスコにトリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液90mLを滴下し、得
られた混合物をむらのないコンシステンシーになるまで磨砕し、そして攪拌下で
室温まで放冷した。得られたスラリーを、次いで各回50mLのヘプタンを用い
る12回の洗浄に付した。
【0342】 かくして形成された、活性化された担体に、エタノール、3−メチル−1−ブ
タノールおよび2−メチル−1−ペンタノールの1:1:1モル比混合物2mL
を加え、得られたスラリーを3時間攪拌した。その後に、100mLのヘプタン
中に入れた20mLのTiCl4を加え、その混合物を還流下で60分間攪拌し
た。冷却、降温した後、そのスラリーを各回50mLのヘプタンを用いる10回
の洗浄に付した。最後の洗浄後に、そのスラリーを乾燥、微粉砕して淡黄色の粉
末状触媒を得た。
【0343】実施例2 攪拌手段が設けられた1Lのステンレス鋼製重合容器に300gの高度に精製
されたn−ヘプタンを導入した。その容器を窒素で完全にパージした後、その容
器に10mLのトリエチルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)および0.1g
の触媒Aを導入した。その温度を85℃に設定し、その容器に200mgの水素
を導入した。5分後に、10g/分なる一定流量でのエチレンおよび7g/分な
る流量での3−メチル−1−ブテンと1−ペンテンとの1:1質量比混合物の同
時供給を開始した。10分後にこの単量体の供給を止め、そして反応を1時間続
けた。
【0344】 この反応時間後に、その重合容器の圧力を除き、そして触媒をイソ−プロパノ
ールで分解した。得られた共重合体を次に濾過し、プロパノールとアセトンで繰
り返し洗浄した。この三元共重合体を真空オーブン中で70℃において24時間
乾燥した。三元共重合体の収量は92gであった。
【0345】 この三元共重合体の測定された性質は次のとおりであった:
【0346】 MFIはASTM D1238により測定して1dg/分であった。 密度はASTM D1505により測定して0.932g/ccであった。 硬度はASTM D2240により測定して53であった。
【0347】 降伏点引張強さはASTM D638Mにより測定して15.2MPaであっ
た。 降伏点伸びはASTM D638Mにより測定して83%であった。 モジュラスはASTM D638Mにより測定して477MPaであった。
【0348】 ノッチ付きアイゾット衝撃強さはASTM 256により測定して47.7k
J/m2であった。 組成:2.5%。
【0349】 この後に与えられる更なる実施例において、色々な性質は実施例2で用いられ
たのと同じASTM法を用いて測定された。組成は、C13NMRで決定される、
重合体中の共単量体のモル百分率の和として与えられる。この後に与えられる更
なる実施例において、組成は、また、C13NMRで測定される共単量体のモル百
分率としても与えられる。
【0350】実施例3 攪拌手段が設けられた1Lのステンレス鋼製重合容器を窒素で完全にパージし
た後、その容器に300gの、3−メチル−1−ブテンと4−メチル−1−ペン
テンとの99:1(質量基準)混合物を導入した。この容器に10mLのトリエ
チルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)および0.1gの触媒Aを導入した。
その温度を85℃に設定し、その容器に200mgの水素を導入した。5分後に
、エチレンの10g/分なる一定流量での供給を開始した。10分後にこの単量
体の供給を止め、そして反応を1時間続けた。
【0351】 この反応時間後に、その重合容器の圧力を除き、そして触媒をイソ−プロパノ
ールで分解した。得られた共重合体を次に濾過し、プロパノールとアセトンで繰
り返し洗浄した。この三元共重合体を真空オーブン中で70℃において24時間
乾燥した。
【0352】 この三元共重合体の測定された性質は次のとおりであった:
【0353】 収量(g) :80 密度(g/cc) :0.9195 MFI(dg/分) :2.1 硬度 :56 衝撃強さ(kJ/m2):51.2 降伏点強さ(MPa):16.1 降伏点伸び(%) :− ヤング率(MPa) :451 組成 :2.4%
【0354】実施例4 攪拌手段が設けられた1Lのステンレス鋼製重合容器を窒素で完全にパージし
た後、その容器に300gの、3−メチル−1−ペンテンと4−メチル−1−ペ
ンテンとの50:50(質量基準)混合物を導入した。この容器に10mLのト
リエチルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)および0.1gの触媒Aを導入し
た。その温度を85℃に設定し、その容器に200mgの水素を導入した。5分
後に、エチレンの10g/分なる一定流量での供給を開始した。10分後にこの
単量体の供給を止め、そして反応を1時間続けた。
【0355】 この反応時間後に、その重合容器の圧力を除き、そして触媒をイソ−プロパノ
ールで分解した。得られた共重合体を次に濾過し、プロパノールとアセトンで繰
り返し洗浄した。この三元共重合体を真空オーブン中で70℃において24時間
乾燥した。
【0356】 この三元共重合体の測定された性質は次のとおりであった:
【0357】 収量(g) :99 密度(g/cc) :0.9158 MFI(dg/分) :0.2 硬度 :48 衝撃強さ(kJ/m2):47.25 降伏点強さ(MPa):10.7 降伏点伸び(%) :88 ヤング率(MPa) :297 組成(モル%) :2.76
【0358】実施例5 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.1gの
触媒Aと40mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対して次の供
給を開始した:1g/分の連続流量でのエチレン、および0.3g/分の連続流
量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.0
1%の3−メチル−1−ペンテンも含有している4−メチル−1−ペンテンと、
0.4%の2−メチル−1−ブテンも含有している1−ペンテンとの50:50
(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続け
られた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応を
さらに20分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ
−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、ア
セトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローイン
デックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出
成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0359】 収量(g) :72 密度(g/cc) :0.923 MFI(dg/分) :1.3 硬度 :46 衝撃強さ(kJ/m2):42 降伏点強さ(MPa):11.3 降伏点伸び(%) :79 ヤング率(MPa) :324 組成(モル%) :4.08
【0360】実施例6 攪拌手段が設けられた1Lのステンレス鋼製重合容器に300gの高度に精製
されたn−ヘプタンを導入した。この容器を窒素で完全にパージした後、その容
器に10mLのトリエチルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)および0.1g
の触媒Aを導入した。その温度を85℃に設定し、その容器に200mgの水素
を導入した。5分後に、10g/分なる一定流量でのエチレンおよび4g/分な
る流量での4−メチル−1−ペンテンと1−ペンテンとの1:1(質量基準)混
合物の同時供給を開始した。10分後にこの単量体の供給を止め、そして反応を
1時間続けた。
【0361】 この反応時間後に、その重合容器の圧力を除き、そして触媒をイソ−プロパノ
ールで分解した。得られた共重合体を次に濾過し、プロパノールとアセトンで繰
り返し洗浄した。この三元共重合体を真空オーブン中で70℃において24時間
乾燥した。
【0362】 この三元共重合体の測定された性質は次のとおりであった:
【0363】 収量(g) :82 密度(g/cc) :0.918 MFI(dg/分) :0.4 硬度 :46 ヤング率(MPa) :320 組成(モル%) :2.99
【0364】実施例7 攪拌手段が設けられた1Lのステンレス鋼製重合容器に300gの高度に精製
されたn−ヘプタンを導入した。この容器を窒素で完全にパージした後、その容
器に10mLのトリエチルアルミニウム(10%ヘプタン溶液)および0.1g
の触媒Aを導入した。その温度を85℃に設定し、その容器に200mgの水素
を導入した。5分後に、10g/分なる一定流量でのエチレンおよび5g/分な
る流量での3−メチル−1−ペンテンと4−メチル−1−ペンテンとの1:1(
質量基準)混合物の同時供給を開始した。10分後にこの単量体の供給を止め、
そして反応を1時間続けた。
【0365】 この反応時間後に、その重合容器の圧力を除き、そして触媒をイソ−プロパノ
ールで分解した。得られた共重合体を次に濾過し、プロパノールとアセトンで繰
り返し洗浄した。この三元共重合体を真空オーブン中で70℃において24時間
乾燥した。
【0366】 この三元共重合体の測定された性質は次のとおりであった:
【0367】 収量(g) :92 密度(g/cc) :0.9185 MFI(dg/分) :5 硬度 :46 衝撃強さ(kJ/m2):39.6 降伏点強さ(MPa):10.3 降伏点伸び(%) :61 ヤング率(MPa) :336 組成(モル%) :6.44
【0368】実施例8 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.1gの
触媒Aと35mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対して次の供
給を開始した:1g/分の連続流量でのエチレン、および0.4g/分の連続流
量での4−メチル−1−ペンテンと3−メチル−1−ペンテンとの50:50(
質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けら
れた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさ
らに20分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−
プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセ
トンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデ
ックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成
形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0369】 収量(g) :75 密度(g/cc) :0.925 MFI(dg/分) :1.8 硬度 :50 衝撃強さ(kJ/m2):41.9 降伏点強さ(MPa):12.1 降伏点伸び(%) :84 ヤング率(MPa) :338
【0370】実施例9 触媒Bの調製 還流冷却器および攪拌機構を具えた250mLのフラスコ中で、含水率が1.
5%である20gの無水化塩化マグネシウムを150mLの高度に精製されたヘ
プタン中に懸濁させた。その後に40mLのジペンチルエーテルを加え、得られ
たスラリーを3時間還流させた。このスラリーを次に濾過し、そしてヘプタンで
洗液中にエーテルが検出できなくなるまで洗浄した。かくして得られた固体物質
をトリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液100mLの存在下で24時間
攪拌し、むらのないコンシステンシーになるまで磨砕し、次いでヘプタンで洗液
中にトリエチルアルミニウムが検出できなくなるまで洗浄した。20mLのエタ
ノールと3−メチル−1−ブタノールとの1:1(モル基準)混合物を加え、そ
の混合物を3日間攪拌し、次いで再び各回100mLのヘプタンで10回洗浄し
た。この物質を、150mLのTiCl4および100mLのヘプタンの存在下
で、室温において、むらのないコンシステンシーの固体が得られるまで磨砕した
。その温度を100℃まで上げ、そして1時間攪拌し、その後にその混合物を冷
却し、そしてヘプタンで洗液中にTiCl4が最早検出できなくなるまで洗浄し
た。
【0371】実施例10 触媒Cの調製 還流冷却器および攪拌機構を具えた250mLのフラスコ中で、含水率が1.
5%である20gの無水化塩化マグネシウムを150mLの高度に精製されたヘ
プタン中に懸濁させた。その後に40mLのジペンチルエーテルを加え、得られ
たスラリーを3時間還流させた。このスラリーを次に濾過し、そしてヘプタンで
洗液中にエーテルが検出できなくなるまで洗浄した。かくして得られた固体物質
をトリエチルアルミニウムの10%溶液100mLの存在下で24時間攪拌し、
濾過し、次いでヘプタンで洗液中にトリエチルアルミニウムが検出できなくなる
まで洗浄した。20mLのエタノールと2−メチル−1−ペンタノールとの1:
1(モル基準)混合物を加え、その混合物を3日間攪拌し、次いで再び各回10
0mLのヘプタンで10回洗浄した。この物質を、150mLのTiCl4およ
び100mLのヘプタンの存在下で、室温において、むらのないコンシステンシ
ーの固体が得られるまで磨砕した。その温度を100℃まで上げ、そして1時間
攪拌し、その後その混合物を冷却し、そしてヘプタンで洗液中にTiCl4が最
早検出できなくなるまで洗浄した。
【0372】実施例11 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、プロピレンと、0.005
%の2−メチル−1−ブテンも含有している3−メチル−1−ブテンとの30/
70(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで
続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反
応をさらに35分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLの
イソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し
、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフロー
インデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために
射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0373】 収量(g) :123 密度(g/cc) :0.915 MFI(dg/分) :2.4 硬度 :47 衝撃強さ(kJ/m2):37.1 降伏点強さ(MPa):10.9 降伏点伸び(%) :57 ヤング率(MPa) :327 組成 :4.0%
【0374】実施例12 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、そしてその混合物をさらに5分間攪拌して活性
化された触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始
した:4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、次の
両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、プロピレンと、0.
01%の2−メチル−1−ブテンも含有している3−メチル−1−ブテンとの5
0/50(質量基準)混合物。これらの供給は50gのエチレンが加えられるま
で続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして
反応をさらに48分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mL
のイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過
し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフロ
ーインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のため
に射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0375】 収量(g) :66 密度(g/cc) :0.921 MFI(dg/分) :5.6 硬度 :40 衝撃強さ(kJ/m2):30.1 降伏点強さ(MPa):9.4 降伏点伸び(%) :37 ヤング率(MPa) :300 組成(モル%) :5.17
【0376】実施例13 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の連続流量での、フィッシャ
ー−トロプシュ法から得られた、0.01%の2−メチル−1−オクテンも含ん
でいる1−ノネンと、3−メチル−1−ブテンとの15/85(質量基準)混合
物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、
エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続
け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの
添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、
そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し
、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られ
た結果は次のとおりであった:
【0377】 収量(g) :121 密度(g/cc) :0.92 MFI(dg/分) :9.5 硬度 :43 衝撃強さ(kJ/m2):24.2 降伏点強さ(MPa):10.2 降伏点伸び(%) :41 ヤング率(MPa) :403 組成 :4.2%
【0378】実施例14 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−ブテン
と、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.01%の2−メチル−2−
ブテンも含有している3−メチル−1−ブテンとの70/30(質量基準)混合
物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、
エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続
け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの
添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、
そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し
、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られ
た結果は次のとおりであった:
【0379】 収量(g) :143 密度(g/cc) :0.903 MFI(dg/分) :7.8 硬度 :28 衝撃強さ(kJ/m2):22.4 降伏点強さ(MPa):5.6 降伏点伸び(%) :144 ヤング率(MPa) :199 組成 :7.5%
【0380】実施例15 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.5%の2−メチル−1
−ペンテンおよび0.2%の2−メチル−2−ペンテンも含有している1−ヘキ
センと、0.5%の2−メチル−2−ブテンも含有している3−メチル−1−ブ
テンとの30/70(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが
加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に
止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そし
て100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたス
ラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そ
のメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質
の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0381】 収量(g) :117 密度(g/cc) :0.922 MFI(dg/分) :1.9 硬度 :49 衝撃強さ(kJ/m2):43.3 降伏点強さ(MPa):12.5 降伏点伸び(%) :50 ヤング率(MPa) :404 組成 :3.7%
【0382】実施例16 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−ヘキセ
ンと3−メチル−1−ブテンとの30/70(質量基準)混合物。これらの供給
は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他
の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反
応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を
停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。
この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの
機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとお
りであった:
【0383】 収量(g) :141 密度(g/cc) :0.840 MFI(dg/分) :22.6 硬度 :10 衝撃強さ(kJ/m2):10 降伏点強さ(MPa):1.7 降伏点伸び(%) :74 ヤング率(MPa) :52 組成(モル%) :10.58
【0384】実施例17 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−デセン
と、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.5%の2−メチル−2−ブ
テンも含有している3−メチル−1−ブテンとの70/30(質量基準)混合物
。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エ
チレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け
、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添
加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そ
して乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、
次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた
結果は次のとおりであった:
【0385】 収量(g) :140 密度(g/cc) :0.922 MFI(dg/分) :1.9 硬度 :46 衝撃強さ(kJ/m2):30.6 降伏点強さ(MPa):13.3 降伏点伸び(%) :52 ヤング率(MPa) :347 組成 :3.9%
【0386】実施例18 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、1%の2−メチル−2−ヘ
キセンも含有している1−ヘプテンと、0.01%の2−メチル−2−ブテンも
含有している3−メチル−1−ブテンとの30/70(質量基準)混合物。これ
らの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレン
および他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その
後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加によ
り反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾
燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで
幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は
次のとおりであった:
【0387】 収量(g) :140 密度(g/cc) :0.925 MFI(dg/分) :2.9 硬度 :51 衝撃強さ(kJ/m2):28.3 降伏点強さ(MPa):12.9 降伏点伸び(%) :48 ヤング率(MPa) :406 組成 :3.6%
【0388】実施例19 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、プロピレン
と、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、1%の3−メチル−1−ペンテ
ンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの30/70(質量基準)混合物
。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エ
チレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け
、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添
加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そ
して乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、
次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた
結果は次のとおりであった:
【0389】 収量(g) :144 密度(g/cc) :0.895 MFI(dg/分) :7.7 硬度 :31 衝撃強さ(kJ/m2):22.3 降伏点強さ(MPa):6.6 降伏点伸び(%) :61 ヤング率(MPa) :305 組成(モル%) :8.15
【0390】実施例20 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
3g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量でのプロピレンと
4−メチル−1−ペンテンとの50/50(質量基準)混合物。これらの供給は
100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の
共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反応
器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停
止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。こ
の重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機
械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとおり
であった:
【0391】 収量(g) :119 密度(g/cc) :0.876 MFI(dg/分) :11 硬度 :23 衝撃強さ(kJ/m2):17.6 降伏点強さ(MPa):5.0 降伏点伸び(%) :76 ヤング率(MPa) :142 組成 :8.7%
【0392】実施例21 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、プロピレンと、2%の3−
メチル−1−ペンテンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの50/50
(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続け
られた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応を
さらに35分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ
−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、ア
セトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローイン
デックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出
成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0393】 収量(g) :125 密度(g/cc) :0.920 MFI(dg/分) :5.4 硬度 :42 衝撃強さ(kJ/m2):30.4 降伏点強さ(MPa):9.6 降伏点伸び(%) :45.3 ヤング率(MPa) :353 組成 :7.6%
【0394】実施例22 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での1−オクテン
と4−メチル−1−ペンテンとの30/70(質量基準)混合物。これらの供給
は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他
の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反
応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を
停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。
この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの
機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとお
りであった:
【0395】 収量(g) :145 密度(g/cc) :0.915 MFI(dg/分) :2.0 硬度 :42 衝撃強さ(kJ/m2):39.5 降伏点強さ(MPa):9.5 降伏点伸び(%) :57 ヤング率(MPa) :293 組成 :4.5%
【0396】実施例23 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−オクテ
ンと、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、2%の3−メチル−1−ペン
テンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの50/50(質量基準)混合
物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、
エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続
け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの
添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、
そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し
、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られ
た結果は次のとおりであった:
【0397】 収量(g) :145 密度(g/cc) :0.918 MFI(dg/分) :2.1 硬度 :44 衝撃強さ(kJ/m2):40.8 降伏点強さ(MPa):10.8 降伏点伸び(%) :50 ヤング率(MPa) :334 組成(モル%) :3.22
【0398】実施例24 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.4%の3−メチル−2
−ヘプテンも含有している1−オクテンと、2%の3−メチル−1−ペンテンも
含有している4−メチル−1−ペンテンとの70/30(質量基準)混合物。こ
れらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレ
ンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、そ
の後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加に
より反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして
乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次い
で幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果
は次のとおりであった:
【0399】 収量(g) :145 密度(g/cc) :0.914 MFI(dg/分) :4.5 硬度 :33 衝撃強さ(kJ/m2):31.5 降伏点強さ(MPa):7.8 降伏点伸び(%) :65 ヤング率(MPa) :204 組成 :7%
【0400】実施例25 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−ブテン
と、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、1%の3−メチル−1−ペンテ
ンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの30/70(質量基準)混合物
。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エ
チレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け
、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添
加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そ
して乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、
次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた
結果は次のとおりであった:
【0401】 収量(g) :148 密度(g/cc) :0.916 MFI(dg/分) :5.4 硬度 :39 衝撃強さ(kJ/m2):34.1 降伏点強さ(MPa):8.4 降伏点伸び(%) :56 ヤング率(MPa) :269 組成 :6.1%
【0402】実施例26 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、1−ブテンと、0.5%の
3−メチル−1−ペンテンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの50/
50(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで
続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反
応をさらに35分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLの
イソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し
、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフロー
インデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために
射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0403】 収量(g) :138 密度(g/cc) :0.890 MFI(dg/分) :6.0 硬度 :28 衝撃強さ(kJ/m2):22.8 降伏点強さ(MPa):6.4 降伏点伸び(%) :100 ヤング率(MPa) :195 組成(モル%) :8.29
【0404】実施例27 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.01%の2−メチル−
1−オクテンも含有している1−ノネンと、0.5%の3−メチル−1−ペンテ
ンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの70/30(質量基準)混合物
。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エ
チレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け
、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添
加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そ
して乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、
次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた
結果は次のとおりであった:
【0405】 収量(g) :122 密度(g/cc) :0.914 MFI(dg/分) :0.75 硬度 :42 衝撃強さ(kJ/m2):38.5 降伏点強さ(MPa):14.9 降伏点伸び(%) :90 ヤング率(MPa) :274 組成 :5.1%
【0406】実施例28 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および0.2g/分の連続流量での、次の両
単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、1%の2−メチル−2
−ヘキセンも含有している1−ヘプテンと、2%の3−メチル−1−ペンテンも
含有している4−メチル−1−ペンテンとの70/30(質量基準)混合物。こ
れらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレ
ンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、そ
の後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加に
より反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして
乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次い
で幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果
は次のとおりであった:
【0407】 収量(g) :105 密度(g/cc) :0.938 MFI(dg/分) :0.9 硬度 :58 衝撃強さ(kJ/m2):16.9 降伏点強さ(MPa):21.3 降伏点伸び(%) :50 ヤング率(MPa) :622
【0408】実施例29 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での1−ヘキセン
と4−メチル−1−ペンテンとの30/70(質量基準)混合物。これらの供給
は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他
の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反
応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を
停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。
この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの
機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとお
りであった:
【0409】 収量(g) :150 密度(g/cc) :0.906 MFI(dg/分) :3.9 硬度 :42 衝撃強さ(kJ/m2):31.8 降伏点強さ(MPa):8.8 降伏点伸び(%) :47 ヤング率(MPa) :352 組成 :4.3%
【0410】実施例30 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−ヘキセ
ンと、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、1%の3−メチル−1−ペン
テンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの50/50(質量基準)混合
物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、
エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続
け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの
添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、
そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し
、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られ
た結果は次のとおりであった:
【0411】 収量(g) :150 密度(g/cc) :0.909 MFI(dg/分) :4.4 硬度 :37 衝撃強さ(kJ/m2):32.2 降伏点強さ(MPa):8.2 降伏点伸び(%) :58 ヤング率(MPa) :253 組成 :6.2%
【0412】実施例31 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.5%の2−メチル−1
−ペンテンおよび0.2%の2−メチル−2−ペンテンも含有している1−ヘキ
センと、0.5%の3−メチル−1−ペンテンも含有している4−メチル−1−
ペンテンとの70/30(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレ
ンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを
共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反応器の圧力を除き、
そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られ
たスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し
、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的
性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0413】 収量(g) :120 密度(g/cc) :0.918 MFI(dg/分) :1.2 硬度 :48 衝撃強さ(kJ/m2):44.8 降伏点強さ(MPa):12.4 降伏点伸び(%) :53 ヤング率(MPa) :364 組成 :4.6%
【0414】実施例32 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、1−デセン
と、フィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.5%の3−メチル−1−ペ
ンテンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの70/30(質量基準)混
合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで
、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間
続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノール
の添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し
、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定
し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得ら
れた結果は次のとおりであった:
【0415】 収量(g) :143 密度(g/cc) :0.835 MFI(dg/分) :27 硬度 :5 衝撃強さ(kJ/m2):11.5 降伏点強さ(MPa):1.5 降伏点伸び(%) :34 ヤング率(MPa) :103 組成(モル%) :12.67
【0416】実施例33 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での1−デセンと
4−メチル−1−ペンテンとの30/70(質量基準)混合物。これらの供給は
100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の
共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに35分間続け、その後その反応
器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停
止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。こ
の重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機
械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとおり
であった:
【0417】 収量(g) :150 密度(g/cc) :0.869 MFI(dg/分) :14.9 硬度 :20 衝撃強さ(kJ/m2):16.3 降伏点強さ(MPa):3.3 降伏点伸び(%) :56 ヤング率(MPa) :174 組成(モル%) :6.56
【0418】実施例34 触媒Dの調製 予備重合 高純度の窒素を流して完全に洗浄した、外部濾過装置を具える1000mLの
ステンレス鋼製オートクレーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を8
0℃に設定した。その正しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10
%ヘプタン溶液100mLを加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させ
た。この溶液に2gの触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分
間攪拌して活性化された触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して
次の供給を開始した:20g/分の連続流量でのエチレン、および10g/分の
連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた3
−メチル−1−ペンテンと4−メチル−1−ペンテンとの50/50(質量基準
)混合物。これらの供給は50gのエチレンが加えられるまで続けられた。次い
で、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そしてその液体媒体から固
体の予備重合触媒を外部濾過装置により分離した。この予備重合触媒をヘプタン
で2回洗浄し、その濾過装置の中に密封し、次いでその濾過装置を反応器から取
り外し、そして不活性雰囲気を有するグローブボックスに移し、そこでその予備
重合触媒を、乾燥された後の貯蔵容器に移した。
【0419】実施例35 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと30mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対し
て次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および0.8g/分
の連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた
、3−メチル−1−ペンテンと、1%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有し
ている4−メチル−1−ペンテンとの25/75(質量基準)混合物。これらの
供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよ
び他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後そ
の反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反
応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥し
た。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つ
かの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次の
とおりであった:
【0420】 収量(g) :81 密度(g/cc) :0.935 MFI(dg/分) :0.04 硬度 :56 衝撃強さ(kJ/m2):59.4 降伏点強さ(MPa):22.2 降伏点伸び(%) :92 ヤング率(MPa) :566 組成 :7.0%
【0421】実施例36 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと50mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対し
て次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および0.8g/分
の連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた
、3−メチル−1−ペンテンと、1%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有し
ている4−メチル−1−ペンテンとの10/90(質量基準)混合物。これらの
供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよ
び他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後そ
の反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反
応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥し
た。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つ
かの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次の
とおりであった:
【0422】 収量(g) :85 密度(g/cc) :0.939 MFI(dg/分) :0.9 硬度 :56 衝撃強さ(kJ/m2):60.6 降伏点強さ(MPa):25.2 降伏点伸び(%) :104 ヤング率(MPa) :553 組成 :2.1%
【0423】実施例37 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと100mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、
3−メチル−1−ペンテンと、2%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有して
いる4−メチル−1−ペンテンとの15/85(質量基準)混合物。これらの供
給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび
他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後その
反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応
を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した
。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つか
の機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のと
おりであった:
【0424】 収量(g) :59 密度(g/cc) :0.9414 MFI(dg/分) :0.6 硬度 :58 衝撃強さ(kJ/m2):33.8 降伏点強さ(MPa):18.3 降伏点伸び(%) :44 ヤング率(MPa) :584 組成 :1.7%
【0425】実施例38 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと100mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、
3−メチル−1−ペンテンと、1.5%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有
している4−メチル−1−ペンテンとの20/80(質量基準)混合物。これら
の供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンお
よび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後
その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により
反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥
した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾
つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次
のとおりであった:
【0426】 収量(g) :51 密度(g/cc) :0.942 MFI(dg/分) :0.26 硬度 :59 衝撃強さ(kJ/m2):47.6 降伏点強さ(MPa):20.8 降伏点伸び(%) :47 ヤング率(MPa) :618 組成 :1.65%
【0427】実施例39 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと150mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、
3−メチル−1−ペンテンと、1.5%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有
している4−メチル−1−ペンテンとの30/70(質量基準)混合物。これら
の供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンお
よび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後
その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により
反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥
した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾
つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次
のとおりであった:
【0428】 収量(g) :53 密度(g/cc) :0.943 MFI(dg/分) :0.6 硬度 :57 衝撃強さ(kJ/m2):38.0 降伏点強さ(MPa):18.3 降伏点伸び(%) :48 ヤング率(MPa) :564 組成 :1.6%
【0429】実施例40 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと120mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での、両単量体がフィッシャー−トロプシュ法から得られた、3−メチ
ル−1−ペンテンと、1.5%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有している
4−メチル−1−ペンテンとの40/60(質量基準)混合物。これらの供給は
100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の
共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後その反応
器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停
止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。こ
の重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機
械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次のとおり
であった:
【0430】 収量(g) :55 密度(g/cc) :0.942 MFI(dg/分) :0.3 硬度 :62 衝撃強さ(kJ/m2):42.7 降伏点強さ(MPa):31.5 降伏点伸び(%) :62 ヤング率(MPa) :727 組成 :1.6%
【0431】実施例41 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと150mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での、次の両単量体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、
3−メチル−1−ペンテンと、0.5%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有
している4−メチル−1−ペンテンとの50/50(質量基準)混合物。これら
の供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。次いで、エチレンお
よび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに10分間続け、その後
その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパノールの添加により
反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥
した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックスを測定し、次いで幾
つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した。得られた結果は次
のとおりであった:
【0432】 収量(g) :54 密度(g/cc) :0.920 MFI(dg/分) :0.6 硬度 :49 衝撃強さ(kJ/m2):21.5 降伏点強さ(MPa):− 降伏点伸び(%) :− ヤング率(MPa) :− 組成 :3.4%
【0433】実施例42 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと150mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での、4−メチル−1−ペンテンと、フィッシャー−トロプシュ法から
得られた、0.46%の2−メチル−1−ブテンも含有している1−ペンテンと
の50/50(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えら
れるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、
そして反応をさらに10分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして10
0mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリー
を濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメル
トフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定
のために射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0434】 収量(g) :58 密度(g/cc) :0.924 MFI(dg/分) :0.6 硬度 :50 衝撃強さ(kJ/m2):27.1 降伏点強さ(MPa):− 降伏点伸び(%) :− ヤング率(MPa) :− 組成 :3.4%
【0435】実施例43 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.5gの
予備重合触媒Dと150mgの水素を加えた。次いで、このオートクレーブに対
して次の供給を開始した:2g/分の連続流量でのエチレン、および1g/分の
連続流量での4−メチル−1−ペンテンと1−ヘキセンとの70/30(質量基
準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで続けられた。
次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反応をさらに1
0分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLのイソ−プロパ
ノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し、アセトンで
洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフローインデックス
を測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために射出成形した
。得られた結果は次のとおりであった:
【0436】 収量(g) :59 密度(g/cc) :0.941 MFI(dg/分) :0.8 硬度 :− 衝撃強さ(kJ/m2):− 降伏点強さ(MPa):− 降伏点伸び(%) :− ヤング率(MPa) :− 組成 :7.1%
【0437】実施例44 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.1gの
触媒Cと150mgの水素を加え、その混合物を5分間攪拌して活性な触媒を形
成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:2g/分の
連続流量でのエチレン、および3.4g/分の連続流量での、次の両単量体が共
にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、3−メチル−1−ペンテンと、0
.5%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有している4−メチル−1−ペンテ
ンとの10/90(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加
えられるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止
め、そして反応をさらに10分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして
100mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラ
リーを濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、その
メルトフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の
測定のために射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0438】 収量(g) :69 密度(g/cc) :0.905 MFI(dg/分) :8.6 硬度 :32 衝撃強さ(kJ/m2):27.0 降伏点強さ(MPa):4.8 降伏点伸び(%) :55 ヤング率(MPa) :272 組成(モル%) :7.94
【0439】実施例45 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.1gの
触媒Cと150mgの水素を加え、その混合物を5分間攪拌して活性な触媒を形
成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:2g/分の
連続流量でのエチレン、および6g/分の連続流量での、次の両単量体が共にフ
ィッシャー−トロプシュ法から得られた、3−メチル−1−ペンテンと、1%の
2,3−ジメチル−1−ブテンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの2
0/80(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられる
まで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そし
て反応をさらに10分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100m
Lのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾
過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフ
ローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のた
めに射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0440】 収量(g) :109 密度(g/cc) :0.915 MFI(dg/分) :7.5 硬度 :41 衝撃強さ(kJ/m2):34.4 降伏点強さ(MPa):8.2 降伏点伸び(%) :110 ヤング率(MPa) :207 組成(モル%) :6.02
【0441】実施例46 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.1gの
触媒Cと150mgの水素を加え、その混合物を5分間攪拌して活性な触媒を形
成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:2g/分の
連続流量でのエチレン、および6g/分の連続流量での、次の両単量体が共にフ
ィッシャー−トロプシュ法から得られた、3−メチル−1−ペンテンと、2%の
2,3−ジメチル−1−ブテンも含有している4−メチル−1−ペンテンとの3
0/70(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられる
まで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そし
て反応をさらに10分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100m
Lのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾
過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフ
ローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のた
めに射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0442】 収量(g) :96 密度(g/cc) :0.916 MFI(dg/分) :1.8 硬度 :48 衝撃強さ(kJ/m2):41.2 降伏点強さ(MPa):11.1 降伏点伸び(%) :89 ヤング率(MPa) :343 組成(モル%) :3.03
【0443】実施例47 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに300gの精製ヘプタンを加え、その温度を85℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.1gの
触媒Cと150mgの水素を加え、その混合物を5分間攪拌して活性な触媒を形
成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:2g/分の
連続流量でのエチレン、および6g/分の連続流量での、次の両単量体が共にフ
ィッシャー−トロプシュ法から得られた、3−メチル−1−ペンテンと、1.5
%の2,3−ジメチル−1−ブテンも含有している4−メチル−1−ペンテンと
の40/60(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えら
れるまで続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、
そして反応をさらに10分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして10
0mLのイソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリー
を濾過し、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメル
トフローインデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定
のために射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0444】 収量(g) :107 密度(g/cc) :0.916 MFI(dg/分) :0.001 硬度 :48 衝撃強さ(kJ/m2):46.6 降伏点強さ(MPa):11.3 降伏点伸び(%) :101 ヤング率(MPa) :321 組成(モル%) :3.44
【0445】実施例48 高純度の窒素を流して完全に洗浄した1000mLのステンレス鋼製オートク
レーブに350gの精製ヘプタンを加え、その温度を80℃に設定した。その正
しい温度に達したとき、トリエチルアルミニウムの10%ヘプタン溶液10mL
を加え、5分間攪拌して系中の残留不純物と反応させた。この溶液に0.2gの
触媒Bと50mgの水素を加え、その混合物をさらに5分間攪拌して活性化され
た触媒を形成した。次いで、このオートクレーブに対して次の供給を開始した:
4g/分の連続流量でのエチレン、および2g/分の連続流量での、次の両単量
体が共にフィッシャー−トロプシュ法から得られた、0.4%の3−メチル−2
−ヘプタンも含有している1−オクテンと、3−メチル−1−ブテンとの50/
50(質量基準)混合物。これらの供給は100gのエチレンが加えられるまで
続けられた。次いで、エチレンおよび他の共単量体の流れを共に止め、そして反
応をさらに35分間続け、その後その反応器の圧力を除き、そして100mLの
イソ−プロパノールの添加により反応を停止させた。得られたスラリーを濾過し
、アセトンで洗浄し、そして乾燥した。この重合体を秤量し、そのメルトフロー
インデックスを測定し、次いで幾つかの機械的および物理的性質の測定のために
射出成形した。得られた結果は次のとおりであった:
【0446】 収量(g) :143 密度(g/cc) :0.920 MFI(dg/分) :2.9 硬度 :49 衝撃強さ(kJ/m2):39.8 降伏点強さ(MPa):9.9 降伏点伸び(%) :53 ヤング率(MPa) :380 組成 :4.2%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ジュバート、ダウイド、ヨハネス 南アフリカ国 バールパーク、ルーコプ ストリート 60 Fターム(参考) 4J028 AA01 AB01 AC04A BA00A BA01B BB00A BB01B BC15B CA16B DA01 EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EC05 FA02 FA06 GA07 GA08 GA26 4J100 AA02P AA03R AA04R AA07R AA09Q AA15R AA16R AA19R AA21R CA05 DA12 DA43 DA48 DA51 FA09 FA28 FA29 FA35 FA43 4J128 AC04 BA00A BA01B BB00A BB01B BC15B CA16B DA01 EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EC05 FA02 FA06 GA07 GA08 GA26

Claims (96)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分ま
    たは単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三の成分または単量体と
    しての少なくとも1種の異なるアルファーオレフィンとの重合体であって、該共
    単量体の少なくとも1種がフィッシャー−トロプシュ法誘導されている、上記の
    重合体。
  2. 【請求項2】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分ま
    たは単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三の成分または単量体と
    しての少なくとも1種の異なるアルファーオレフィンとの反応生成物である重合
    体であって、該共単量体の少なくとも1種がフィッシャー−トロプシュ法誘導さ
    れている、上記の重合体。
  3. 【請求項3】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分ま
    たは単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三の成分または単量体と
    しての少なくとも1種の異なるアルファーオレフィンとの三元重合体であって、
    該共単量体の少なくとも1種がフィッシャー−トロプシュ法誘導されている、上
    記の三元重合体。
  4. 【請求項4】 分枝アルファーオレフィンがフィッシャー−トロプシュ法誘
    導されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の重合体。
  5. 【請求項5】 異なるアルファーオレフィンがフィッシャー−トロプシュ法
    誘導されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の重合体。
  6. 【請求項6】 分枝アルファーオレフィンおよび異なるアルファーオレフィ
    ンの両オレフィンがフィッシャー−トロプシュ法誘導されている、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の重合体。
  7. 【請求項7】 エチレンがフィッシャー−トロプシュ法誘導されている、請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の重合体。
  8. 【請求項8】 エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよび異
    なるアルファーオレフィンのモル割合の和に対する比が、99.9:0.1〜8
    0:20である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の重合体。
  9. 【請求項9】 エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよび異
    なるアルファーオレフィンのモル割合の和に対する比が、99.9:0.1〜9
    0:10である、請求項8に記載の重合体。
  10. 【請求項10】 エチレンのモル割合の、分枝アルファーオレフィンおよび
    異なるアルファーオレフィンのモル割合の和に対する比が、99.9:0.1〜
    95:5である、請求項9に記載の重合体。
  11. 【請求項11】 分枝アルファーオレフィンのモル割合の、異なるアルファ
    ーオレフィンのモル割合に対する比が、0.1:99.9〜99.9:0.1で
    ある、請求項1〜10のいずれか1項に記載の重合体。
  12. 【請求項12】 分枝アルファーオレフィンのモル割合の、異なるアルファ
    ーオレフィンのモル割合に対する比が、1:99〜99:1である、請求項11
    に記載の重合体。
  13. 【請求項13】 分枝アルファーオレフィンのモル割合の、異なるアルファ
    ーオレフィンのモル割合に対する比が、2:98〜98:2である、請求項12
    に記載の重合体。
  14. 【請求項14】 エチレン、分枝アルファーオレフィンおよび異なるアルフ
    ァーオレフィンを、一つまたは二つ以上の反応領域中で、該反応領域(一つまた
    は複数)に大気圧〜5000kg/cm2の範囲内の圧力および周囲温度〜30
    0℃の温度を保持しながら、適切な触媒または触媒系の存在下において反応させ
    ることによって得られる、請求項1〜13のいずれか1項に記載の重合体。
  15. 【請求項15】 第三成分が線状のアルファーオレフィンである、請求項1
    〜14のいずれか1項に記載の重合体。
  16. 【請求項16】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分
    または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレフィンおよび第三の
    成分または単量体としての少なくとも1種の線状アルファーオレフィンとの重合
    体であって、次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
    囲内の密度 を有し;および/または c)該重合体の硬度を該重合体の密度に対してプロットしたとき、その硬度が
    次の式: 545.4ρ−463.64<H<545.4ρ−447.3 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該重合体の密度であり、
    そしてHはASTM D2240に従って測定された該重合体の硬度であり、こ
    こで該式が有効である変域は: 0<H<60および 0.82<ρ<0.96 である。) に従う 上記の重合体。
  17. 【請求項17】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分
    または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレフィンおよび第三の
    成分または単量体としての少なくとも1種の線状アルファーオレフィンとの反応
    生成物である重合体であって、次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
    囲内の密度を有し;および/または c)該重合体の硬度を該重合体の密度に対してプロットしたとき、その硬度が
    次の式: 545.4ρ−463.64<H<545.4ρ−447.3 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該重合体の密度であり、
    そしてHはASTM D2240に従って測定された該重合体の硬度であり、こ
    こで該式が有効である変域は: 0<H<60および 0.82<ρ<0.96 である。) に従う 上記の重合体。
  18. 【請求項18】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分
    または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレフィンおよび第三の
    成分または単量体としての少なくとも1種の線状アルファーオレフィンとの三元
    重合体であって、次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
    囲内の密度 を有し;および/または c)該三元共重合体の硬度を該三元共重合体の密度に対してプロットしたとき
    、その硬度が次の式: 545.4ρ−463.64<H<545.4ρ−447.3 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてHはASTM D2240に従って測定された該三元共重合体の硬
    度であり、ここで該式が有効である変域は: 0<H<60および 0.82<ρ<0.96 である。) に従う 上記の三元共重合体。
  19. 【請求項19】 次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
    囲内の密度 を有し;および/または c)重合体の硬度を該重合体の密度に対してプロットしたとき、その硬度が次
    の式: 545.4ρ−463.64<H<545.4ρ−447.3 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該重合体の密度であり、
    そしてHはASTM D2240に従って測定された該重合体の硬度であり、こ
    こで該式が有効である変域は: 0<H<60および 0.82<ρ<0.96 である。) に従う 請求項15に記載の重合体。
  20. 【請求項20】 分枝アルファーオレフィンが4−メチル−1−ペンテンで
    ある、請求項15および19を含めて請求項15〜19のいずれか1項に記載の
    重合体。
  21. 【請求項21】 次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D15052従って測定して約0.890〜約0.950の範
    囲内の密度 を有し;および/または c)重合体の降伏点引張強さを該重合体の密度に対してプロットしたとき、そ
    の引張強さが次の式: σ>111.1ρ−93.3 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該重合体の密度であり、
    そしてσはASTM D638Mに従って測定された該重合体の降伏点引張強さ
    であり、ここで該式が有効である変域は: σ>0および 0.84<ρ<0.96 である。) に従い;および/または d)該重合体のモジュラスを該重合体の密度に対してプロットしたとき、その
    モジュラスが次の式: E>3636ρ−3090.9 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてEはASTM D638Mに従って測定された該三元共重合体のモ
    ジュラスであり、ここで該式が有効である変域は: E>0および 0.85<ρ<0.96 である。) に従う 請求項20に記載の重合体。
  22. 【請求項22】 第三成分がプロピレンである、請求項20または21に記
    載の重合体。
  23. 【請求項23】 第三成分が1−ブテンである、請求項20または21に記
    載の重合体。
  24. 【請求項24】 第三成分が1−ペンテンである、請求項20または21に
    記載の重合体。
  25. 【請求項25】 第三成分が1−ヘキセンである、請求項20または21に
    記載の重合体。
  26. 【請求項26】 第三成分が1−ヘプテンである、請求項20または21に
    記載の重合体。
  27. 【請求項27】 第三成分が1−オクテンである、請求項20または21に
    記載の重合体。
  28. 【請求項28】 第三成分が1−ノネンである、請求項20または21に記
    載の重合体。
  29. 【請求項29】 第三成分が1−デセンである、請求項20または21に記
    載の重合体。
  30. 【請求項30】 分枝アルファーオレフィンが3−メチル−1−ブテンであ
    る、請求項15〜19のいずれか1項に記載の重合体。
  31. 【請求項31】 次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D1505に従って測定して約0.835〜約0.950の範
    囲内の密度 を有し;および/または c)重合体の降伏点引張強さを該重合体の密度に対してプロットしたとき、そ
    の引張強さが次の式: σ>111.11ρ−95.56 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてσはASTM D638Mに従って測定された該三元共重合体の降
    伏点引張強さであり、ここで該式が有効である変域は: σ>0および 0.86<ρ<0.96 である。) に従い;および/または d)該重合体のモジュラスを該重合体の密度に対してプロットしたとき、その
    モジュラスが次の式: E>5555.56ρ−4833.3 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてEはASTM D638Mに従って測定された該三元共重合体のモ
    ジュラスであり、ここで該式が有効である変域は: E>0および 0.87<ρ<0.96 である。) に従う 請求項30に記載の重合体。
  32. 【請求項32】 第三成分がプロピレンである、請求項30または31に記
    載の三元共重合体。
  33. 【請求項33】 第三成分が1−ブテンである、請求項30または31に記
    載の重合体。
  34. 【請求項34】 第三成分が1−ペンテンである、請求項30または31に
    記載の重合体。
  35. 【請求項35】 第三成分が1−ヘキセンである、請求項30または31に
    記載の重合体。
  36. 【請求項36】 第三成分が1−ヘプテンである、請求項30または31に
    記載の重合体。
  37. 【請求項37】 第三成分が1−オクテンである、請求項30または31に
    記載の重合体。
  38. 【請求項38】 第三成分が1−ノネンである、請求項30または31に記
    載の重合体。
  39. 【請求項39】 第三成分が1−デセンである、請求項30または31に記
    載の重合体。
  40. 【請求項40】 第三成分が第二成分の分枝アルファーオレフィンとは異な
    る分枝アルファーオレフィンである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の重
    合体。
  41. 【請求項41】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分
    または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレフィンおよび第三の
    成分または単量体としての少なくとも1種の異なる分枝アルファーオレフィンと
    の重合体。
  42. 【請求項42】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分
    または単量体としての少なくとも1種の分枝アルファーオレフィンおよび第三の
    成分または単量体としての少なくとも1種の異なる分枝アルファーオレフィンと
    の反応生成物である重合体。
  43. 【請求項43】 第一の成分または単量体としてのエチレンと、第二の成分
    または単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三の成分または単量体
    としての異なる分枝アルファーオレフィンとの三元重合体。
  44. 【請求項44】 エチレンと少なくとも2種の異なる分枝アルファーオレフ
    ィンとの重合体。
  45. 【請求項45】 エチレンと第二成分としての4−メチル−1−ペンテンお
    よび第三成分としての3−メチル−1−ペンテンとの三元共重合体である、請求
    項40〜44のいずれか1項に記載の重合体。
  46. 【請求項46】 次の性質: a)ASTM D1238に従って測定して0.01〜約100g/10分の
    範囲内のメルトフローレート;および/または b)ASTM D15052従って測定して約0.890〜約0.950の範
    囲内の密度 を有し;および/または c)三元共重合体の引張強さを該三元共重合体の密度に対してプロットしたと
    き、その引張強さが次の式: σ>240ρ−212.4 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてσはASTM D638Mに従って測定された該三元共重合体の降
    伏点引張強さであり、ここで該式が有効である変域は: σ>0および 0.885<ρ<0.96 である。) に従い;および/または d)該三元共重合体のモジュラスを該三元共重合体の密度に対してプロットし
    たとき、そのモジュラスが次の式: E>700/0.06ρ−10500 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてEはASTM D638Mに従って測定された該三元共重合体のモ
    ジュラスであり、ここで該式が有効である変域は: E>0および 0.9<ρ<0.96 である。) に従い;および/または e)該三元共重合体の衝撃強さを該三元共重合体の密度に対してプロットした
    とき、その衝撃強さが次の式: I>150ρ−109 (式中、ρはASTM D1505に従って測定された該三元共重合体の密度で
    あり、そしてIはASTM D256Mに従って測定された該三元共重合体の衝
    撃強さであり、ここで該式が有効である変域は: I>20および 0.86<ρ<0.943 である。) に従う 請求項40〜45のいずれか1項に記載の重合体。
  47. 【請求項47】 分枝アルファーオレフィンの1種が4−メチル−1−ペン
    テンである、請求項40〜44のいずれか1項に記載の重合体。
  48. 【請求項48】 分枝アルファーオレフィンの1種が3−メチル−1−ブテ
    ンである、請求項40〜44のいずれか1項に記載の重合体。
  49. 【請求項49】 第一の成分または単量体としての少なくともエチレンと、
    第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分また
    は単量体としての線状アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上の反応領
    域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2の圧力
    および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特定の触
    媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む、重合体
    の製造方法。
  50. 【請求項50】 線状アルファーオレフィンおよび分枝アルファーオレフィ
    ンを反応の開始時に同時に加え、一方エチレンを反応の進行中に連続的に加える
    、請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 線状アルファーオレフィンか、分枝アルファーオレフィン
    のどちらかを反応の開始時に加え、一方エチレンを反応中に連続的に加え、その
    場合反応の初めに加えられなかった単量体の連続的または不連続的供給を行い、
    また反応中に生成物を取り出さない、請求項49に記載の方法。
  52. 【請求項52】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして線状アルファーオレフィンと分枝アルファーオレフィンとを反応の進行中
    に一緒にかつ連続的に加える、請求項49に記載の方法。
  53. 【請求項53】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして線状アルファーオレフィンと分枝アルファーオレフィンとを反応の進行中
    に別個にかつ連続的に加える、請求項49に記載の方法。
  54. 【請求項54】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして線状アルファーオレフィンと分枝アルファーオレフィンとを反応の進行中
    に一緒にかつ不連続的に加える、請求項49に記載の方法。
  55. 【請求項55】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして線状アルファーオレフィンと分枝アルファーオレフィンとを反応の進行中
    に別個にかつ不連続的に加える、請求項49に記載の方法。
  56. 【請求項56】 少なくとも、第一の成分または単量体としてのエチレン、
    第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンおよび第三の成分ま
    たは単量体としての線状アルファーオレフィンを、一つまたは二つ以上の反応領
    域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2の圧力
    および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特定の触
    媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む重合体の
    製造方法であって、該特定の触媒が: i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
    濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得; ii)該スラリーに少なくとも1種のアルコールおよび少なくとも1種のエー
    テルを加え、そしてその混合物をある一定期間攪拌して部分的に活性化された塩
    化マグネシウムを得; iii)部分的に活性化された該塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミ
    ニウム化合物を加え、得られた混合物をむらのないコンシステンシーとなるまで
    磨砕し、その後室温まで冷却して活性化された塩化マグネシウムを得; iv)該活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して
    、触媒の担体を構成する洗浄された活性化塩化マグネシウムを得; v)該洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコール
    装填担体を得; vi)該アルコール装填担体に四塩化チタンを加え、得られた混合物を還流下
    で一定期間攪拌してチタン装填触媒を得;そして vii)該チタン装填触媒を冷却し、次いで高度に精製された炭化水素溶媒で
    洗浄し、続いて該洗浄済み触媒を乾燥および微粉砕して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法。
  57. 【請求項57】 塩化マグネシウムが部分的に無水化され、その含水率が水
    0.02モル/塩化マグネシウム1モル〜水2モル/塩化マグネシウム1モルで
    ある、請求項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 エーテルが8〜16個の総炭素原子数を有する線状エーテ
    ルから選ばれ、またアルコール(類)が2〜8個の炭素原子を有するアルコール
    類の範囲から選ばれる、請求項56または57に記載の方法。
  59. 【請求項59】 混合物を40〜140℃の温度で1〜12時間攪拌する、
    請求項56〜58のいずれか1項に記載の方法。
  60. 【請求項60】 アルキルアルミニウム化合物が式AlRm(式中、Rmは
    1〜10個の炭素原子を有するラジカル成分である)を有し、塩素は存在してい
    ない、請求項56〜59のいずれか1項に記載の方法。
  61. 【請求項61】 少なくとも、第一の成分または単量体としてのエチレンと
    、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分ま
    たは単量体としての線状アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上の反応
    領域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000Kg/cm2の圧
    力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特定の
    触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む重合体
    の製造方法であって、該特定の触媒が: i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
    濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得; ii)該スラリーに少なくとも1種のエーテルを加え、その混合物を一定期間
    攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを得; iii)部分的に活性化された該塩化マグネシウムスラリーを濾過し、そして
    高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にエーテルが検出されなくなるまで洗
    浄して、洗浄された部分的に活性化された塩化マグネシウムを得; iv)該洗浄済み塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミニウム化合物を
    加え、続いてむらのないコンシステンシーとなるまで磨砕し、そして室温まで冷
    却して活性化された塩化マグネシウムを得; v)該活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中に
    アルキルアルミニウムが検出されなくなるまで洗浄して、触媒の担体を構成する
    洗浄された活性化塩化マグネシウムを得; vi)該洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコー
    ル装填担体を得; vii)該アルコール装填担体を高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して洗
    浄されたアルコール装填担体を得; viii)該洗浄済みアルコール装填担体に四塩化チタンを加え、それをむら
    のないコンシステンシーとなるまで磨砕してチタン装填触媒を得;そして ix)該チタン装填触媒を高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にチタン
    が検出されなくなるまで洗浄して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法。
  62. 【請求項62】 少なくとも、第一の成分または単量体としてのエチレンと
    、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分ま
    たは単量体としての線状アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上の反応
    領域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2の圧
    力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特定の
    触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む重合体
    の製造方法であって、該触媒が2〜8個の炭素原子を有するアルファーオレフィ
    ン、または2〜8個の炭素原子を有するアルファーオレフィンの混合物と予備重
    合されており、そしてその予備重合の結果として得られる重合体の量が重合体1
    〜500/触媒lgの範囲である、上記の方法。
  63. 【請求項63】 予備重合が重合体の製造方法で反応せしめられる単量体と
    同じ単量体を用いて行われる、請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 予備重合が次の: i)密閉容器中において、不活性条件下で、1〜10重量%の量のトリアルキ
    ルアルミニウム化合物を、攪拌下で、高度に精製された炭化水素溶媒に約80℃
    において加えて液体混合物を得; ii)該液体混合物に0.1〜1重量%の量の触媒を加え; iii)該密閉容器に0.5重量%未満の量の水素を加え; iv)単量体を別個にまたは混合物として、所望とされる重合体/触媒比に相
    当する所望とされる重量増加が達成されるまで連続的に供給し、そして v)得られた予備重合触媒を濾過し、それを炭化水素溶媒で洗浄し、次いでも
    う一つの濾過工程を行い、続いてその乾燥を行う 工程を含んでいる、請求項62または63に記載の方法。
  65. 【請求項65】 成分または単量体の少なくとも1種がフィッシャー−トロ
    プシュ法誘導される、請求項49〜65のいずれか1項に記載の方法。
  66. 【請求項66】 エチレンがフィッシャー−トロプシュ法誘導される、請求
    項65に記載の方法。
  67. 【請求項67】 分枝アルファーオレフィンがフィッシャー−トロプシュ法
    誘導される、請求項65または66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 第二単量体が4−メチル−1−ペンテンである、請求項6
    5および67を含めて請求項65〜67のいずれか1項に記載の方法。
  69. 【請求項69】 線状アルファーオレフィンが3〜10の総炭素原子数を有
    する、請求項68に記載の方法。
  70. 【請求項70】 第二単量体が3−メチル−1−ブテンである、請求項65
    および67を含めて請求項65〜67のいずれか1項に記載の方法。
  71. 【請求項71】 線状アルファーオレフィンが3〜10の総炭素原子数を有
    する、請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 エチレン、第一分枝アルファーオレフィンおよび第二の異
    なる分枝アルファーオレフィンを、一つまたは二つ以上の反応領域中で、該反応
    領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2の圧力および周囲温度
    〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特定の触媒および助触媒
    から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む、三元共重合体の製造方
    法。
  73. 【請求項73】 第一および第二分枝アルファーオレフィンを反応の開始時
    に同時に加え、一方エチレンを反応の進行中に連続的に加える、請求項72に記
    載の方法。
  74. 【請求項74】 第一分枝アルファーオレフィンか、第二分枝アルファーオ
    レフィンのどちらかを反応の開始時に加え、一方エチレンを反応中に連続的に加
    え、その場合反応の開始時に加えられなかった第一または第二分枝オレフィンの
    他方を連続的にまたは不連続的に供給する、請求項72に記載の方法。
  75. 【請求項75】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして第一分枝アルファーオレフィンと第二分枝アルファーオレフィンとを反応
    の進行中に一緒にかつ連続的に加える、請求項72に記載の方法。
  76. 【請求項76】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして第一分枝アルファーオレフィンと第二分枝アルファーオレフィンとを反応
    の進行中に別個にかつ連続的に加える、請求項72に記載の方法。
  77. 【請求項77】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして第一分枝アルファーオレフィンと第二分枝アルファーオレフィンとを反応
    の進行中に一緒にかつ不連続的に加える、請求項72に記載の方法。
  78. 【請求項78】 反応を連続式で行い、その場合エチレンを連続的に加え、
    そして第一分枝アルファーオレフィンと第二分枝アルファーオレフィンとを反応
    の進行中に別個に、しかし不連続的に加える、請求項72に記載の方法。
  79. 【請求項79】 少なくとも、第一の成分または単量体としてのエチレンと
    、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分ま
    たは単量体としての異なる分枝アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上
    の反応領域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm 2 の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または
    特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む
    重合体の製造方法であって、該特定の触媒が: i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
    濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得; ii)該スラリーに少なくとも1種のアルコールおよび1種のエーテルを加え
    、その混合物をある一定期間攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを
    得; iii)部分的に活性化された該塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミ
    ニウム成分を加え、得られた混合物をむらのないコンシステンシーとなるまで磨
    砕し、その後室温まで冷却して活性化された塩化マグネシウムを得; iv)該活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して
    、触媒の担体を構成する洗浄された活性化塩化マグネシウムを得; v)該洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコール
    装填担体を得; vi)該アルコール装填担体に四塩化チタンを加え、得られた混合物を還流下
    で一定期間攪拌してチタン装填触媒を得;そして vii)該チタン装填触媒を冷却し、次いで高度に精製された炭化水素溶媒で
    洗浄し、続いて乾燥し、そして微粉砕して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法。
  80. 【請求項80】 塩化マグネシウムが部分的に無水化され、その含水率が水
    0.02モル/塩化マグネシウム1モル〜水2モル/塩化マグネシウム1モルで
    ある、請求項79に記載の方法。
  81. 【請求項81】 エーテルが8〜16の総炭素原子数を有する線状エーテル
    から選ばれる、請求項79または80に記載の方法。
  82. 【請求項82】 アルキルアルミニウム化合物が式AlRm(式中、Rmは1〜1
    0個の炭素原子を有するラジカル成分である)を有し、塩素は存在していない、
    請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
  83. 【請求項83】 少なくとも第一の成分または単量体としてのエチレンと、
    第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分また
    は単量体としての異なる分枝アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上の
    反応領域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2
    の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特
    定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む重
    合体の製造方法であって、該特定の触媒が: i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
    濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得; ii)該スラリーに少なくとも1種のエーテルを加え、その混合物を一定期間
    攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを得; iii)部分的に活性化された該塩化マグネシウムスラリーを濾過し、そして
    高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にエーテルが検出されなくなるまで洗
    浄して、洗浄された部分的に活性化された塩化マグネシウムを得; iv)該洗浄済み塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミニウム化合物を
    加え、続いてむらのないコンシステンシーとなるまで磨砕し、そして室温まで冷
    却して活性化された塩化マグネシウムを得; v)該活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中に
    アルキルアルミニウムが検出されなくなるまで洗浄して、触媒の担体を構成する
    洗浄された活性化塩化マグネシウムを得; vi)該洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコー
    ル装填担体を得; vii)該アルコール装填担体を高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して、
    洗浄されたアルコール装填担体を得; viii)該洗浄済みアルコール装填担体に四塩化チタンを加え、それをむら
    のないコンシステンシーとなるまで磨砕してチタン装填触媒を得;そして ix)該チタン装填触媒を高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にチタン
    が検出されなくなるまで洗浄して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法。
  84. 【請求項84】 少なくとも第一の成分または単量体としてのエチレンと、
    第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分また
    は単量体としての異なる分枝アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上の
    反応領域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm2
    の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または特
    定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む重
    合体の製造方法であって、該特定の触媒が: i)部分的に無水の塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒中に懸
    濁させて塩化マグネシウムのスラリーを得; ii)該スラリーに少なくとも1種のエーテルを加え、その混合物を一定期間
    攪拌して部分的に活性化された塩化マグネシウムを得; iii)部分的に活性化された該塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水
    素溶媒で、洗液中にエーテルが検出されなくなるまで洗浄して、洗浄された部分
    的に活性化された塩化マグネシウムを得; iv)該洗浄済み塩化マグネシウムに滴下式でアルキルアルミニウム化合物を
    攪拌下で加え、そして室温まで冷却して活性化された塩化マグネシウムを得; v)該活性化塩化マグネシウムを高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中に
    アルキルアルミニウムが検出されなくなるまで洗浄して、触媒の担体を構成する
    洗浄された活性化塩化マグネシウムを得; vi)該洗浄済み担体にアルコールの混合物を加え、続いて攪拌してアルコー
    ル装填担体を得; vii)該アルコール装填担体を高度に精製された炭化水素溶媒で洗浄して、
    洗浄されたアルコール装填担体を得; viii)該洗浄済みアルコール装填担体に四塩化チタンを加え、それをむら
    のないコンシステンシーとなるまで磨砕してチタン装填触媒を得;そして ix)該チタン装填触媒を高度に精製された炭化水素溶媒で、洗液中にチタン
    が検出されなくなるまで洗浄して触媒を得る ことによって得られたものである、上記の方法。
  85. 【請求項85】 少なくとも、第一の成分または単量体としてのエチレンと
    、第二の成分または単量体としての分枝アルファーオレフィンと、第三の成分ま
    たは単量体としての異なる分枝アルファーオレフィンとを、一つまたは二つ以上
    の反応領域中で、該反応領域(一つまたは複数)を大気圧〜5000kg/cm 2 の圧力および周囲温度〜300℃の温度に保持しながら、特定の触媒、または
    特定の触媒および助触媒から成る触媒系の存在下において反応させる工程を含む
    重合体の製造方法であって、該触媒が2〜8個の炭素原子を有するアルファーオ
    レフィンと、または2〜8個の炭素原子を有するアルファーオレフィンの混合物
    と予備重合されており、そしてその予備重合の結果として得られる重合体の量が
    重合体1〜500/触媒lgの範囲である、上記の方法。
  86. 【請求項86】 予備重合が重合体の製造方法で反応せしめられる単量体と
    同じ単量体を用いて行われる、請求項85に記載の方法。
  87. 【請求項87】 予備重合が次の: i)密閉容器中において、不活性条件下で、1〜10重量%の量のトリアルキ
    ルアルミニウム化合物を、攪拌下で、高度に精製された炭化水素溶媒に約80℃
    において加えて液体混合物を得; ii)該液体混合物に0.1〜1重量%の量の触媒を加え; iii)該密閉容器に0.5重量%未満の量の水素を加え; iv)単量体を別個にまたは混合物として、所望とされる重合体/触媒比に相
    当する所望とされる重量増加が達成されるまで連続的に供給し、そして v)得られた予備重合触媒を濾過し、それを炭化水素溶媒で洗浄し、次いでも
    う一つの濾過工程を行い、続いてその乾燥を行う 工程を含んでいる、請求項85または請求項86に記載の方法。
  88. 【請求項88】 成分または単量体の少なくとも1種がフィッシャー−トロ
    プシュ法誘導される、請求項72〜87のいずれか1項に記載の方法。
  89. 【請求項89】 エチレンがフィッシャー−トロプシュ法誘導される、請求
    項88に記載の方法。
  90. 【請求項90】 第二の成分または単量体がフィッシャー−トロプシュ法誘
    導される、請求項88または89に記載の方法。
  91. 【請求項91】 第三の成分または単量体がフィッシャー−トロプシュ法誘
    導される、請求項88または89に記載の方法。
  92. 【請求項92】 第二および第三の成分または単量体の両者がフィッシャー
    −トロプシュ法誘導される、請求項88または89に記載の方法。
  93. 【請求項93】 第二の成分または単量体が4−メチル−1−ペンテンであ
    る、請求項72〜92のいずれか1項に記載の方法。
  94. 【請求項94】 第二の成分または単量体が3−メチル−1−ブテンである
    、請求項72〜92のいずれか1項に記載の方法。
  95. 【請求項95】 第三の成分または単量体が3−メチル−1−ペンテンであ
    る、請求項72〜94のいずれか1項に記載の方法。
  96. 【請求項96】 第一単量体としてのエチレンと、第二分枝単量体および第
    三単量体とを重合反応で重合させる方法であって、該共単量体の内の少なくとも
    1種が該重合反応中に反応の媒体または溶媒として用いられる、上記の方法。
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