JP2002506094A - 高活性オレフィン重合触媒 - Google Patents

高活性オレフィン重合触媒

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JP2002506094A JP2000535682A JP2000535682A JP2002506094A JP 2002506094 A JP2002506094 A JP 2002506094A JP 2000535682 A JP2000535682 A JP 2000535682A JP 2000535682 A JP2000535682 A JP 2000535682A JP 2002506094 A JP2002506094 A JP 2002506094A
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トーマス ジェイ. プルカット,
ロナルド エス. シノモト,
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Abstract

(57)【要約】 シリカに支持されたαオレフィン重合触媒を調製するための方法は、シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理し、シリル化シリカ支持体を遷移金属化合物と接触させて中間体を形成し、次いで得られた中間体をアルキルマグネシウムアルコキシドと接触させて触媒を形成する工程を包含する。この遷移金属化合物は、金属塩化物または金属クロロアルコキシドのいずれかであり、そしてこの遷移金属は、チタン、バナジウム、およびジルコニウムから選択され得る。このアルキルマグネシウムアルコキシドは、ブチルエチルマグネシウムブトキシド、ブチルエチルマグネシウム2−エチルヘキソキシド、ブチルオクチルマグネシウムエトキシド、またはブチルマグネシウムプロポキシドから選択され得る。このプロセス工程は、脂肪族有機溶媒(例えば、ヘプタン)の存在化で行われ得、この溶媒中の固体のスラリーは、このプロセス工程の間に形成される。このプロセスによって生成される触媒は、類似の条件下で公知のプロセスによって調製された触媒と比較して、遷移金属化合物が適用された後にアルキルマグネシウムアルコキシドが反応化合物と接触する間に、より高い活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、オレフィン重合触媒、特にαオレフィン重合触媒、およびこのよう
な触媒を調製するための方法に関する。
【0002】 (発明の背景) エチレン、プロピレンの重合、ならびに1−ブテン、1−ヘキサン、1−オク
テン、および他のアルケンとのエチレンの共重合に使用するためのシリカに支持
された触媒は、周知である。これらのシリカに支持された触媒の1つの型は、チ
ーグラー−ナッタ触媒であり、これは、遷移金属化合物ならびに有機金属化合物
である、マグネシウムおよびアルミニウムの主要な有機金属化合物の反応混合物
から構成される。チーグラー−ナッタ触媒は通常、MgCl2上に支持されるが 、シリカに支持されたチーグラー−ナッタ触媒もまた公知である。米国特許第3
,787,384号は、シリカのオルガノマグネシウム化合物との反応、続いて
、その生成物の四塩化チタンでの処理による触媒合成を開示する。米国特許第4
,374,753号は、シリカ支持体を特定の有機シリコン化合物と反応させて
、より高度な活性、より高度なメルトインデックス特性、およびより狭い分子量
分布を得る方法を開示する。米国特許第4,388,220号は、オルガノマグ
ネシウム化合物を、シリカ支持体と反応させる前に、アルコール、アミン、また
はカルボン酸と反応させ、続いて、チタン成分で処理する方法を開示する。
【0003】 触媒開発の主要な目的は、触媒活性を改良することであり、この活性は、代表
的には、単位重量の触媒あたりのポリマー生成の速度として測定される。
【0004】 シリカに支持された触媒を用いて作製されるポリオレフィンは、多くのアプリ
ケーションに適しており、このアプリケーションとしては、多くの他の公知の使
用の中でも、厚い壁のビンおよび他の容器、ワイヤおよびケーブルのコーティン
グ、バッグのような容器の射出成形および射出吹込み成形が挙げられる。
【0005】 (発明の要旨) 本発明は、αオレフィンの重合のためのシリカに支持された触媒を作製するた
めの方法、およびこのような方法によって生成された触媒に関する。本発明の方
法は、シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理してシリル化シリカ支持体を
形成し、次いでシリル化シリカ支持体を、金属塩化物または金属クロロアルコキ
シドから選択される遷移金属化合物と接触させて、中間体を形成する工程を包含
する。この遷移金属は、チタン、バナジウム、またはジルコニウムのいずれかで
あり得るが、好ましくはチタンである。その後、この中間体を、アルキルマグネ
シウムアルコキシドと接触させて、触媒を形成する。
【0006】 本発明の好ましい実施態様に従って、プロセス工程は、脂肪族有機溶媒の存在
下で実施される。この実施態様に従って、シリカ支持体をオルガノシラン化合物
で処理して、シリル化シリカ支持体を形成し、そしてこのシリル化シリカ支持体
を溶媒中にスラリー化して、第1のスラリーを形成する。次いで、この第1のス
ラリーを上記の溶媒の第1の溶液、および遷移金属塩化物または遷移金属クロロ
アルコキシドから選択される遷移金属化合物と接触させて、中間体を形成する。
次いで、この中間体を、上記の溶媒の第2の溶液およびアルキルマグネシウムア
ルコキシドと接触させて、触媒を含有する第2のスラリーを形成する。粉末形態
の触媒を、第2のスラリーを乾燥させることによって単離する。
【0007】 前述の一般的な説明および以下の詳細な説明はともに、本発明の例示であるが
、制限ではないことが理解されるべきである。
【0008】 (発明の詳細な説明) 本発明は、αオレフィンの重合に適した、シリカに支持された触媒に関する。
本発明の触媒は、広範なポリオレフィンを生成するために使用され得、このポリ
オレフィンとしては、ポリエチレン、プロピレンとのポリエチレン共重合体、お
よび公知の気体相およびスラリー重合プロセスの条件下で固体として形成する他
のαオレフィンが挙げられるがこれらに限定されない。
【0009】 一般的には、3つの工程が、本発明のシリカに支持された触媒の調製に関与し
、そして以下の順序で実施される: 1.シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理して、シリル化シリカ支持体
を形成する工程; 2.このシリル化シリカ支持体を遷移金属塩化物および遷移金属クロロアルコ
キシドと接触させる工程;ならびに 3.工程2からの中間体をアルキルマグネシウムアルコキシドと接触させて、
触媒を形成する工程。
【0010】 上記の工程1の前に、シリカ支持体が提供されなければならない。シリカ支持
体およびその調製方法は、当該分野で周知である。本発明と関連して使用される
シリカ支持体は、商業的供給源から入手可能なものであり得るか、または先行技
術において公知の調製および精製方法を使用する当該分野で受容されたプロセス
によって作製され得る。例えば、本発明に関連して使用されるシリカ支持体は、
米国特許第5,232,883号に記載される方法によって調製され得る。
【0011】 本発明に適した多孔性シリカ支持体は、約200〜約800m2/gの表面積 および約1.0〜約4.0ml/gの孔容積を有し得る。この粒子は、約20〜
約200ミクロンの直径を有する球状であってもよいし、角張っていてもよい。
シリカ支持体は、代表的にはヒドロキシル基からなるかまたはヒドロキシル基を
含む表面反応性基を有する。総表面ヒドロキシル含量は、200℃にて5時間乾
燥させた後に、1.0〜4.0mmol/gまで変化し得、これは、支持体の表
面積に依存する。シラン処理後に、表面ヒドロキシル含量は、0.30〜1.3
mmol/gまで変化し得、これは支持体の表面積に依存する。
【0012】 シリカ成分を構成する粒子の形状は、球状および/または粒状であり得るが、
好ましくはよりよい流動性のために球状である。上記に特定された表面積、孔容
積、および孔直径の範囲は、好ましくは、実質的に全ての多孔性シリカ成分の粒
子を含む。混合物中に球状粒子および粒状粒子が存在する場合、両方の型は、個
々に、好ましくは、特定化された特徴を有するべきである。本発明のシリカ成分
は、合計5%重量/重量(w/w)までの、チタン、アルミニウム、ホウ素、マ
グネシウム、または他の元素を含む化合物を含み得る。本発明の触媒のシリカ成
分は、好ましくは、約60〜約98%、および好ましくは少なくとも80%w/
wシリカを含み、残りの量は、触媒化合物である。好ましくは、シリカ支持体の
最初の孔容積の少なくとも70%は、合成後の触媒中に残る。
【0013】 シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理する前に、シリカは約800℃未
満の温度で乾燥されて、表面の水分を完全に除去され得る。あるいは、この乾燥
工程は、オルガノシラン化合物の表面に依存して、いくつかの場合、小量の水分
を残すために、部分的であってもよいし、この乾燥工程は、全体的に排除されて
もよい。通常、シリカ支持体から表面の水分を少なくとも部分的に除去すること
が好ましい。例えば、ヘキサメチルジシラザンの場合、シリカ上の水分の量を制
御して、シリカとヘキサメチルジシラザンの反応を触媒する。
【0014】 このシリカ支持体は、まず、オルガノシラン化合物で処理されて、シリル化シ
リカ支持体を形成する。本明細書中で使用される場合、用語「オルガノシラン化
合物」は、米国特許第4,374,753号(本明細書中に参考として援用する
)に記載されるのと同じ意味を有する。特に、本発明に有用なオルガノシラン化
合物は、以下の化学式を有する: (R3Si)2NH;または RnSiXm ここで、それぞれ、mは、1、2、または3であり、nは、3、2、または1で
あり、m+nの合計は4であり、そしてXは、シリカ支持体のヒドロキシル基と
化学的に反応性の基(たとえば、クロリド、アミド、アルコキシド、フェノキシ
ドなど)である。本発明は、少なくとも1つのこのような反応性基を必要とする
。1つより多い基が使用される場合、それらは同じであっても異なっていてもよ
い。反応性基の例は、−F、−Cl、−Br、−OCH3、−OCH2CH3、− NH2、−N(CH32、−N(H−)Si(CH33、−CH2CH2CH2Cl
、−CH2CH2CH2NH2、−OCH2CH2OCH3、−O2CCH3、および− CH2CH2CH2SHである。R基は、炭素および水素のみを含む炭化水素基で ある。たとえば、アルキル、フェニル、またはアルケニル(例えば、ビニル)で
あり得る。
【0015】 オルガノシラン化合物の量は、シリカ上の表面反応性基が過剰に存在し得る。
この場合、表面反応性基の変換は、できるだけ完全になされ得る。未反応の過剰
のシリコン化合物は、必要ならば減圧下で200℃未満で蒸留することによって
、または加熱および不活性ガスパージングによって除去され得る。シリカのオル
ガノシラン化合物との反応生成物は、300℃を超える温度で加熱されるべきで
はない。300℃を超える温度で加熱することによって、結合したシラン基の熱
分解が導かれ得る。オルガノシラン化合物の量はまた、シリカの表面反応性基の
化学量論的当量未満であり得る。この場合、全てのオルガノシラン化合物は、表
面に付着され、その結果、過剰分に除去は必要ではない。
【0016】 シリカ支持体のオルガノシラン化合物での処理は、任意の公知の様式で実施さ
れ得る。この工程は、窒素雰囲気中で、シリカ支持体にオルガノシラン化合物を
噴霧する工程を包含し得る。この反応物を混合して、次いで窒素でパージして、
過剰のアンモニアを除去し、そして最終的に、静置して、反応を、代表的には少
なくとも数日間進行させる。従って、この処理の後、シリカ支持体は、シリカ支
持体の少なくとも半分の(好ましくは、実質的に全ての)反応性ヒドロキシル基
が−OSiRnm-1に変換されていることを意味する、シリル化シリカ支持体と
呼ばれる。
【0017】 次いで、このシリル化シリカ支持体を、金属塩化物および金属クロロアルコキ
シドからなる群から選択される遷移金属化合物(すなわち、金属塩化物、金属ク
ロロアルコキシド、またはその両方の組み合わせ)と接触させる。この遷移金属
は、チタン、バナジウム、またはジルコニウム、あるいはそれらの組み合わせで
あり得る。一般的には、この遷移金属の反応性は、分子量の増加とともに減少す
るので、チタンは最も好ましい遷移金属である。遷移金属塩化物が選択される事
象において、最も好ましい化合物は、四塩化チタンである。遷移金属クロロアル
コキシドが選択される事象において、アルコキシド基の炭素数は、1〜12、好
ましくは2〜4の範囲であり得る。
【0018】 添加される遷移金属化合物の量は、シリカ支持体の表面反応性基の数に依存す
る。一般的には、遷移金属化合物の量は、表面反応性基の1〜200%まで変化
し得るが、好ましくは、ちょうど表面反応性基の量未満(例えば、80〜95%
)である。一般的には、1グラムのシリカあたり、約0.5〜約2.5mmol
の範囲の量の遷移金属化合物が適切なようであり、好ましくは1.25mmol
/gである。
【0019】 本発明に従うシリル化触媒を、当該分野で公知のような従来の様式で、遷移金
属化合物と接触させる。好ましくは、シリル化シリカを、まず、適切な溶媒中に
スラリー化し、そして遷移金属化合物をこの同じ溶媒に溶解して溶液を形成し、
次いでこのスラリーおよび溶液を合わせて、シリル化シリカ支持体を遷移金属化
合物と接触させる。代表的には、遷移金属/溶媒混合物を、攪拌しながらにシリ
ル化シリカのスラリーに添加し、そして攪拌を十分な時間続けて、一様に反応さ
せる。この反応は、代表的には、室温で実施され得るが、反応条件は、選択され
る特定の成分に依存する。適切な溶媒としては、ヘプタン、ヘキサン、オクタン
、およびデカンのような多くの脂肪族有機溶媒が挙げられる。あるいは、遷移金
属化合物の溶液は、シリカの孔容積をちょうど満たすように添加され得る。
【0020】 本発明の第3の一般的な工程(中間体をアルキルマグネシウムアルコキシドと
接触させて触媒を形成する工程)はまた、公知の様式で実施される。アルキルマ
グネシウム化合物のアルキル基は、1〜18炭素原子、および好ましくは2〜8
炭素原子を有し得る。アルコキシド基の炭素原子は、2〜8、好ましくは3〜6
の範囲であり得る。本発明の使用に適した例示的なアルキルマグネシウムアルコ
キシドとしては、ブチルエチルマグネシウムブトキシド、ブチルエチルマグネシ
ウム2−エチルヘキソキシド(butylethylmagnesium 2−
ethylhexoxide)、ブチルオクチルマグネシウムエトキシド、また
はブチルマグネシウムプロポキシド(butylmagnesium prop
oxide)あるいはそれらの組み合わせが挙げられる。本発明のアルキルマグ
ネシウムアルコキシドは、公知の様式で、アルキルマグネシウム化合物を反応剤
(これは、代表的には、アルコール化合物を含む)と反応させることによって形
成される。
【0021】 添加されるアルキルマグネシウムアルコキシドの量は、添加される遷移金属の
量に依存する。アルキルマグネシウムアルコキシドの最大充填量は、支持体の表
面積に依存する。通常は、遷移金属化合物およびアルキルマグネシウムアルコキ
シドは、約0.5:1〜2:1、好ましくは約1:1の範囲でマグネシウム:遷
移金属のモル比を達成する量で添加される。代表的には、マグネシウム化合物は
高価なのでこの比を超えることは所望されないが、この比を超えることことも可
能である。一般的には、1グラムのシリカあたり、約0.5〜約2.5mmol
の範囲の量のアルキルマグネシウムアルコキシドが適切であり、好ましくは約0
.8mmol/g〜1.25mmol/gであるようである。
【0022】 プロセス工程が溶媒の存在下で実施される場合、アルキルマグネシウムアルコ
キシドを溶媒に溶解して、溶液を形成し、これを、シリル化シリカおよび遷移金
属化合物の混合物に添加する。再度、プロセス条件(反応時間および温度を含む
)が必要ならば調整され得、これは選択される特定の化合物の反応性に依存する
。この実施態様において、得られるスラリーは、(代表的には、窒素パージ条件
下で)溶媒を乾燥して、自由流動性粉末(free−flowing powd
er)として触媒を得なければならない。乾燥工程はまた、加熱および/または
真空を引き込むことによって達成され得る。
【0023】 本発明の触媒は、気相またはスラリー相プロセスで使用され得、両プロセスは
、オレフィン重合の当業者に公知である。この重合は、約0〜160℃以上の範
囲の温度、および大気圧、大気圧未満、大気圧以上の条件下で行われ得る。スラ
リー重合において、固体の粒子状ポリマーの懸濁物は、モノマーを含む液体重合
媒体中で形成され、この媒体に、水素および触媒が添加される。重合媒体に使用
される溶媒としては、プロパン、2−ブタン、シクロペンタンなどが挙げられる
。気相重合プロセスは、大気圧以上の圧力および約80℃〜約105℃の範囲の
温度を利用する。この重合は、圧力容器中の触媒および生成物粒子の攪拌または
流動床で行われる。モノマー、水素、および必要に応じて不活性希釈ガス(例え
ば、窒素)を、必要な温度範囲を維持しながら、容器に導入する。形成されたポ
リマーは、連続して取り除かれ得る。得られたポリマーは押し出され、そして所
望の形状に切断され得る。
【0024】 (実施例) 以下の実施例は、本発明の本質的な特徴をさらに例示する。
【0025】 (実施例1:本発明) (触媒合成) 全ての手順を、乾燥窒素雰囲気下で行った。
【0026】 0.5立方フィートブレンダーにおいて、約1000グラムの、400m2/ gミクロスフェア状シリカゲルの表面積を有する高孔容積(3.0cc/g)ミ
クロスフェア状シリカゲルを、充填した。窒素雰囲気下でブレンダーを回転させ
ながら、約130グラムのヘキサメチルジシラザン(HMDS)を、30分間に
わたって支持体に添加し、次いでさらに30分間混合した。窒素でパージして過
剰のアンモニアを除去した後、HMDS処理したシリカを、2ガロンのバケツに
流出させる。蓋をこのバケツに緩くおき、そして反応を、換気領域の内側で、3
週間進行させた。シリル化シリカゲルを、流動床において窒素下で150℃にて
10時間乾燥させた。パドルスターラーを備えた250mlの三つ口丸底フラス
コ中で、3.0グラムの上記の乾燥したシリル化シリカゲルを、約30mlのヘ
プタンでスラリー化した。次に、ヘプタン中1.2mlのTiCl4(2.52 mmol/ml)を攪拌しながらシリカ/ヘプタンスラリーに滴下した。1時間
攪拌した。次いで、ヘプタン中4.0mlのブチルエチルマグネシウムブトキシ
ド(0.75mmol/ml)を、攪拌しながら、フラスコ中の反応混合物に滴
下した。1時間攪拌した。このフラスコを、100℃まで加熱したオイルバス中
におき、そしてスラリー混合物を、窒素パージ下で4時間乾燥させた。触媒収量
は、3.5グラムの濃褐色の自由流動性粉末であった。
【0027】 (実施例2:比較例) パドルスターラーを備えた250mlの三つ口丸底フラスコ中で、本発明の実
施例1に記載の3.0gの乾燥したシリル化シリカゲルを、約25mlのヘプタ
ン中でスラリー化した。次に、ヘプタン中4.0mlのブチルエチルマグネシウ
ムブトキシド(0.75mmol/ml)を、攪拌しながらシリカ/ヘプタンス
ラリー中に滴下した。1時間攪拌した。次いで、ヘプタン中1.2mlのTiC
4(0.75mmol/ml)を、攪拌しながらフラスコ中の反応混合物に滴 下した。1時間攪拌した。このフラスコを、100℃まで加熱したオイルバス中
におき、そしてスラリー混合物を、窒素パージ下で4時間乾燥させた。触媒収量
は3.4gの赤褐色の自由流動性粉末であった。
【0028】 (実施例3) (重合プロセスにおける触媒活性) 本発明の実施例1および比較実施例2で合成した触媒を、それらの活性を決定
するために、以下の重合プロセスで使用した。使用したプロセスは、各重合につ
いて同じであった。
【0029】 500mlのイソブタンおよび20:1 Al/Ti比の25%w/w TI
BAL/ヘプタンの溶液を、窒素下で1リットル反応器に装填し、そして100
℃まで加熱した。この溶液を、エチレンで、400psig全圧まで飽和させた
。次いで、20〜50mgの触媒を、300ccボンベから、50ml イソブ
タン/500psigエチレンとともに反応器に装填した。エチレンを、重合反
応混合物に、要求に応じて、400psig全圧で連続して流加した。30分の
反応後、この反応を停止し、そしてイソブタンおよび気体を排出させた。活性を
決定した。結果を以下に示す。
【0030】
【表1】 本発明の実施例1のより高い活性は予想外である。以前の発明者らは、RMgO
R’の後にTiCl4を添加する順序が、改良された性能の触媒を得るに必須で あることを請求する。
【0031】 (実施例4:本発明の例) (触媒合成) 本発明の実施例1の手順を、以下を除いて繰り返した:ヘプタン中4.8ml
の0.62mmol/ml ブチルエチルマグネシウム2−エチルヘキソキシド
をブチルエチルマグネシウムブトキシドと置き換えた。収量3.6グラムの濃褐
色粉末を得た。
【0032】 (実施例5:比較例) 比較実施例2の手順を、以下を除いて繰り返した:ヘプタン中4.8mlの0
.62mmol/ml ブチルエチルマグネシウム2−エチルヘキソキシドをブ
チルエチルマグネシウムブトキシドと置きかえた。収量3.8グラムの赤褐色粉
末を得た。
【0033】 (実施例6:本発明の例) 本発明の実施例1の手順を、以下を除いて繰り返した:ヘプタン中3.1ml
の0.96mmol/ml ブチルオクチルマグネシウムエトキシドをブチルエ
チルマグネシウムブトキシドと置き換えた。収量3.8グラムのチョコレート褐
色粉末を得た。
【0034】 (実施例7:比較例) 比較例2の手順を、以下を除いて繰り返した:ヘプタン中3.1mlの0.9
6mmol/ml ブチルオクチルマグネシウムエトキシドをブチルエチルマグ
ネシウムブトキシドと置き換えた。収量3.2グラムの赤褐色粉末を得た。
【0035】 (実施例8) (重合プロセスにおける触媒) 本発明の実施例4および6ならびに比較実施例5および7で合成した触媒を、
それらの活性を決定するために、以下の重合プロセスで使用した。使用したプロ
セスは、各重合について同じであった。
【0036】 500mlのフィッシャー−ポータービン中で、200mlの乾燥ヘプタン中
0.5mlの25%w/w TIBAL/ヘプタンの溶液を、エチレンで5ps
igにて飽和させた。次いで、10〜20mgの触媒を、乾燥箱中で、飽和溶液
に添加し、この溶液を70℃まで加熱し、そしてエチレンを、5psig全圧に
て重合反応混合物に、要求に応じて、連続して流加した。1時間の反応の後、こ
の反応を停止し、そして気体を排出した。ビンの内容物を金属トレイに注ぎ、そ
して溶媒を、換気フード中でエバポレートした。活性を決定した。結果を以下に
示す。
【0037】
【表2】 本発明の実施例4および6のより高い活性、およびより高い程度は、予想外であ
る。以前の方法は、RMgOR’の後にTiCl4を添加することが、触媒の性 能の改良に重要であると力説する。
【0038】 特定の具体的な実施態様を参照して例示および記載したが、それにも関わらず
、本発明は、示された詳細に限定されることを意図しない。むしろ、様々な改変
は、特許請求の範囲内および等価物の範囲内で細部においてなされ得、本発明の
精神から逸脱しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 シノモト, ロナルド エス. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19473, シュウェンクスビル, ムスタング レ ーン 300 Fターム(参考) 4J028 AA01A AB00A AB01A AC02A AC04A AC05A AC22A AC24A AC32A AC33A AC34A BA00A BA01B BB00A BB00B BC04B BC07B CA28A CB91A EB02 EB03 EB04 FA01 FA04

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカに支持されたαオレフィン重合触媒を調製するための
    方法であって、該方法は以下の工程: シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理して、シリル化シリカ支持体を形
    成する工程; 該シリル化シリカ支持体を、金属塩化物および金属クロロアルコキシドの少な
    くとも1つからなる群から選択される遷移金属化合物と接触させて、中間体を形
    成する工程であって、ここで該金属が、チタン、バナジウム、およびジルコニウ
    ムの少なくとも1つからなる群から選択される、工程;ならびに 該中間体をアルキルマグネシウムアルコキシドと接触させて、該触媒を形成す
    る工程、 を包含する、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記シリル化シリカ支持体
    を前記遷移金属化合物と接触させる前に、溶媒中に該シリル化シリカ支持体をス
    ラリー化する工程をさらに包含し、ここで: 該シリル化シリカ支持体を該遷移金属化合物と接触させる工程が、該溶媒中に
    該遷移金属化合物を溶解させて、第1の溶液を形成し、そして該シリル化シリカ
    支持体を該第1の溶液と接触させる工程を包含し;そして 前記中間体を前記アルキルマグネシウムアルコキシドと接触させる工程が、該
    溶媒中に該アルキルマグネシウムアルコキシドを溶解させて、第2の溶液を形成
    し、そして該中間体を該第2の溶液と接触させる工程を包含する、 方法。
  3. 【請求項3】 前記触媒を乾燥する工程をさらに包含する、請求項2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記溶媒が脂肪族有機溶媒である、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法であって、前記シリカ粒子が、以下: (a)シリカの約200〜約800m2/gの平均表面積;および (b)シリカの約1.0〜約4.0ml/gの平均孔容積、 を有する、方法。
  6. 【請求項6】 前記遷移金属化合物が前記金属塩化物である、請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 前記金属塩化物が四塩化チタンである、請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法であって、前記アルキルマグネシウム
    アルコキシドが、ブチルエチルマグネシウムブトキシド、ブチルエチルマグネシ
    ウム2−エチルヘキソキシド、ブチルオクチルマグネシウムエトキシド、および
    ブチルマグネシウムプロポキシドの少なくとも1つからなる群から選択される、
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法であって、ここで: 前記遷移金属化合物が、約0.5mmol/gシリカ〜約2.5mmol/g
    シリカの量で添加され; 前記アルキルマグネシウムアルコキシドが、約0.5mmol/gシリカ〜2
    .5mmol/gシリカの量で添加され;そして 該遷移金属化合物および該アルキルマグネシウムアルコキシドが、約0.5:
    1〜2:1の範囲のマグネシウム:金属のモル比を達成する量で添加される、 方法。
  10. 【請求項10】 シリカに支持されたαオレフィン重合触媒を調製するため
    の方法であって、該方法は以下の工程: シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理して、シリル化シリカ支持体を形
    成する工程; 該シリル化シリカ支持体を溶媒中にスラリー化して、第1のスラリーを形成す
    る工程; 該第1のスラリーを、該溶媒の第1の溶液、ならびに金属塩化物および金属ク
    ロロアルコキシドの少なくとも1つからなる群から選択される遷移金属化合物と
    接触させて、中間体を形成する工程であって、ここで該金属が、チタン、バナジ
    ウム、およびジルコニウムの少なくとも1つからなる群から選択される、工程; 該中間体を、該溶媒の第2の溶液およびアルキルマグネシウムアルコキシドと
    接触させて、該触媒を含有する第2のスラリーを形成する工程;ならびに 該第2のスラリーを乾燥させて、該触媒を粉末形態で得る工程、 を包含する、方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法であって、ここで: 前記遷移金属化合物が塩化チタンであり; 前記アルキルマグネシウムアルコキシドが、ブチルエチルマグネシウムブトキ
    シド、ブチルエチルマグネシウム2−エチルヘキソキシド、ブチルオクチルマグ
    ネシウムエトキシド、およびブチルマグネシウムプロポキシドからなる群から選
    択され;そして 前記溶媒が脂肪族有機溶媒である、 方法。
  12. 【請求項12】 以下のプロセス: シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理して、シリル化シリカ支持体を形
    成する工程; 該シリル化シリカ支持体を、金属塩化物および金属クロロアルコキシドの少な
    くとも1つからなる群から選択される遷移金属化合物と接触させて、中間体を形
    成する工程であって、ここで該金属が、チタン、バナジウム、およびジルコニウ
    ムの少なくとも1つからなる群から選択される、工程;ならびに 該中間体をアルキルマグネシウムアルコキシドと接触させて、該触媒を形成す
    る工程、 によって生成される、触媒。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の触媒であって、前記プロセスがさらに
    、前記シリル化シリカ支持体を前記遷移金属化合物と接触させる前に、該シリル
    化シリカ支持体をスラリー化する工程を包含し、そしてここで: 該シリル化シリカ支持体を該遷移金属化合物と接触させる工程が、該溶媒中に
    該遷移金属化合物を溶解させて、第1の溶液を形成し、そして該シリル化シリカ
    支持体を該第1の溶液と接触させる工程を包含し;そして 前記中間体を前記アルキルマグネシウムアルコキシドと接触させる工程が、該
    溶媒中に該アルキルマグネシウムアルコキシドを溶解させて、第2の溶液を形成
    し、そして該中間体を該第2の溶液と接触させる工程を包含する、 触媒。
  14. 【請求項14】 前記プロセスが、前記触媒を乾燥させる工程をさらに包含
    する、請求項13に記載の触媒。
  15. 【請求項15】 前記溶媒が、脂肪族有機溶媒である、請求項13に記載の
    触媒。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の触媒であって、前記シリカ粒子が、以
    下: (a)シリカの約200〜約800m2/gの平均表面積;および (b)シリカの約1.0〜約4.0ml/gの平均孔容積、 を有する、触媒。
  17. 【請求項17】 前記遷移金属化合物が前記金属塩化物である、請求項12
    に記載の触媒。
  18. 【請求項18】 前記金属塩化物が四塩化チタンである、請求項17に記載
    の触媒。
  19. 【請求項19】 請求項12に記載の触媒であって、前記アルキルマグネシ
    ウムアルコキシドが、ブチルエチルマグネシウムブトキシド、ブチルエチルマグ
    ネシウム2−エチルヘキソキシド、ブチルオクチルマグネシウムエトキシド、お
    よびブチルマグネシウムプロポキシドの少なくとも1つからなる群から選択され
    る、触媒。
  20. 【請求項20】 請求項12に記載の触媒であって、ここで: 前記遷移金属化合物が、約0.5mmol/gシリカ〜約2.5mmol/g
    シリカの量で添加され; 前記アルキルマグネシウムアルコキシドが、約0.5mmol/gシリカ〜約
    2.5mmol/gシリカの量で添加され;そして 該遷移金属化合物および該アルキルマグネシウムアルコキシドが、約0.5:
    1〜2:1の範囲のマグネシウム:金属のモル比を達成する量で添加される、 触媒。
  21. 【請求項21】 以下のプロセス: シリカ支持体をオルガノシラン化合物で処理して、シリル化シリカ支持体を形
    成する工程; 該シリル化シリカ支持体を溶媒中にスラリー化して、第1のスラリーを形成す
    る工程; 該第1のスラリーを、該溶媒の第1の溶液ならびに金属塩化物および金属クロ
    ロアルコキシドの少なくとも1つからなる群から選択される遷移金属化合物と接
    触させて、中間体を形成する工程であって、ここで該金属が、チタン、バナジウ
    ム、およびジルコニウムの少なくとも1つからなる群から選択される、工程; 該中間体を、該溶媒の第2の溶液およびアルキルマグネシウムアルコキシドと
    接触させて、該触媒を含有する第2のスラリーを形成する工程;ならびに 該第2のスラリーを乾燥させて、該触媒を粉末形態で得る工程、 によって生成される、触媒。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の触媒であって、ここで: 前記遷移金属化合物が塩化チタンであり; 前記アルキルマグネシウムアルコキシドが、ブチルエチルマグネシウムブトキ
    シド、ブチルエチルマグネシウム2−エチルヘキソキシド、ブチルオクチルマグ
    ネシウムエトキシド、およびブチルマグネシウムプロポキシドの少なくとも1つ
    からなる群から選択され;そして 前記溶媒が脂肪族有機溶媒である、 触媒。
  23. 【請求項23】 請求項1に記載の方法であって、前記オルガノシラン化合
    物が、以下の化学式: (R3Si)2NH ここで、Rは炭素および水素のみを含む炭化水素基である、 を有する、方法。
  24. 【請求項24】 請求項1に記載の方法であって、前記オルガノシラン化合
    物が、以下の化学式: R3SiX1、 ここで、 Rは、炭素および水素のみを含む炭化水素基であり; Xは、前記シリカ支持体の反応性表面ヒドロキシル基と化学的に反応性である
    基であり、そして−F、−Cl、−Br、−OCH3、−OCH2CH3、−NH2 、−N(CH32、−N(H)Si(CH33、−CH2CH2CH2Cl、−C H2CH2CH2NH2、−OCH2CH2OCH3、−O2CCH3、および−CH2
    2CH2SHからなる群から選択される、 を有する、方法。
  25. 【請求項25】 請求項12に記載の触媒であって、前記オルガノシラン化
    合物が、以下の化学式: (R3Si)2NH ここで、Rは炭素および水素のみを含む炭化水素基である、 を有する、触媒。
  26. 【請求項26】 請求項12に記載の触媒であって、前記オルガノシラン化
    合物が、以下の化学式: R3SiX1、 ここで、 Rは、炭素および水素のみを含む炭化水素基であり; Xは、前記シリカ支持体の反応性表面ヒドロキシル基と化学的に反応性である
    基であり、そして−F、−Cl、−Br、−OCH3、−OCH2CH3、−NH2 、−N(CH32、−N(H)Si(CH33、−CH2CH2CH2Cl、−C H2CH2CH2NH2、−OCH2CH2OCH3、−O2CCH3、および−CH2
    2CH2SHからなる群から選択される、 を有する、触媒。
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