JP2002372547A - 自動蓄尿検査装置 - Google Patents
自動蓄尿検査装置Info
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Abstract
よく測定することができ、所望の尿検査を確実に行うこ
とができる自動蓄尿検査装置を提供すること。 【解決手段】 容器セット部11に載置された採尿容器
10に対して接近・離間自在に設けられ、前記採尿容器
10内の尿22の液面高さを検出するとともに前記尿2
2の一部または全部を吸引または吐出するためのノズル
23を一端に有する尿サンプリング流路21を備えた自
動蓄尿検査装置において、前記尿液面22aの高さ検出
の妨げとなる気泡49を測定部位に存在させないように
するためのエアー48を前記ノズル23から吐出できる
ように構成した。
Description
機関に設けられる自動蓄尿検査装置に関する。
尿中成分の定量を行うための手法として用いられるが、
近時、大きな病院においては、入院患者の蓄尿検査を行
うために、複数の病室のそれぞれに簡易便器および測定
端末としての自動蓄尿検査装置を設置するとともに、ナ
ースセンターなどの看護婦詰所にデータ管理機を設け、
このデータ管理機と各病室に設けられた自動蓄尿検査装
置とをLANを用いるなどしてネットワークを構成した
蓄尿管理システムが導入されるようになってきている。
らが自分の排出した尿を採尿容器に採取し、この採尿容
器を自動蓄尿検査装置の尿サンプリング部にセットする
ことにより、採尿容器内の尿の量(体積)やその比重が
測定され、その測定結果は、自動蓄尿検査装置内のメモ
リに患者別に記録されるとともに、中央データ管理装置
としてのデータ管理機に送られ、このデータ管理機のメ
モリ内に記録されるようになっている。また、前記採尿
容器内の尿は、適宜分注されて成分検査などに供され
る。
は、採取された尿の量を測定したりその尿の比重を測定
するために、容器セット部の上方に、この容器セット部
に載置される採尿容器に対して接近・離間自在にノズル
を設け、このノズルによって、採尿容器内の尿の液面高
さを検出するとともに前記尿の一部または全部を吸引し
て比重計に供給し、比重測定後の尿を採尿容器内に吐出
させるようにしている。
出は、前記ノズルに電極機能をもたせ、導電率の変化ま
たは静電容量の変化に基づいて検出されるが、電極であ
るノズルの先端と尿の液面との間に気泡が僅かでも存在
すると、液面位置を正しく検出することが困難になると
ともに、気泡と尿とが電気的に同じ性質を有していると
ころから、気泡を液面であると誤検出するおそれがあ
り、そのため、液面高さの測定結果に誤差が生じ、尿量
の測定値に誤差が生ずる場合がある。前記気泡の発生
は、採尿後、採尿容器を持ち運びする際にも生ずるが、
糖尿病などある種の病気の患者から排出される尿には、
気泡が生ずることが多い。
たもので、その目的は、気泡が生じている尿における液
面高さを精度よく測定することができ、所望の尿検査を
確実に行うことができる自動蓄尿検査装置を提供するこ
とである。
め、この発明は、容器セット部に載置された採尿容器に
対して接近・離間自在に設けられ、前記採尿容器内の尿
の液面高さを検出するとともに前記尿の一部または全部
を吸引または吐出するためのノズルを一端に有する尿サ
ンプリング流路を備えた自動蓄尿検査装置において、前
記尿液面の高さ検出の妨げとなる気泡を測定部位に存在
させないようにするためのエアーを前記ノズルから吐出
できるように構成したことを特徴としている(請求項
1)。
の高さ検出に際して、当該尿液面の検出に用いるノズル
の先端からエアーを吹き出すことにより、前記測定の妨
げになる気泡を測定部位から除くことができ、したがっ
て、液面に気泡が存在している尿であっても、尿液面を
確実に検出することができる。
は、容器セット部に載置された採尿容器に対して接近・
離間自在に設けられ、前記採尿容器内の尿の液面高さを
検出するとともに前記尿の一部または全部を吸引または
吐出するためのノズルを一端に有する尿サンプリング流
路を備えた自動蓄尿検査装置において、前記尿サンプリ
ング流路に尿の比重を測定する比重計を設け、前記尿液
面の高さ検出に際して、前記比重計による測定結果に基
づいて前記ノズルの前記尿液面への到達の有無を判別す
るようにしたことを特徴としている(請求項2)。
が尿液面に到達していないときは、比重計によって得ら
れる比重の測定値は異常値となる。つまり、比重計は、
例えば所定値(例えば1.000)より低い値を出力し
たり、エラーを出力したりする。逆に、ノズルが尿液面
に到達しているときは、前記測定値は前記所定値以上と
なる。したがって、前記比重計の測定結果に基づいてノ
ズルの尿液面への到達の有無を確実に判別することがで
きる。
しながら説明する。図1〜図3は、この発明の第1の実
施の形態を示す。まず、図1および図2は、この発明の
自動蓄尿検査装置の一例を示す図で、これらの図におい
て、1は例えば病室内の適宜の箇所に設置される自動蓄
尿検査装置で、この実施の形態では、測定を行う装置本
体2と採尿容器洗浄装置3とからなる。すなわち、4は
適宜の素材よりなるケースで、その内部は仕切り板5,
6によって3つの空間4a,4b,4cに区画されてお
り、上二つの空間4a,4bには装置本体2が設けら
れ、最下段の空間4cには採尿容器洗浄装置3が設けら
れている。
方の空間4aには、前面がパネル7で覆われて防湿構造
に形成されている尿測定部8が設けられ、下方の空間4
bには、前面が外部に開放された尿サンプリング部9が
設けられている。
を説明すると、底板を兼ねた仕切り板6には、例えば内
部が筒状の採尿容器10をセットするための容器セット
部11が形成され、その近傍には採尿容器10を検出す
るための容器検出センサ12が設けられている。また、
13は採取された尿23を区分して収容するための複数
の分注カセットである。そして、14は尿サンプリング
部9内の上方に設けられる回転アームで、尿測定部8内
に設けられたモータ15によって回転駆動され、仕切り
板5に形成された小孔5aを挿通して下方に垂直方向に
延びる回転軸16の下端部に固着されており、両矢印1
7で示す方向に回転する。前記回転軸16は、尿測定部
8内に設けられた別のモータ18によって上下動する上
下動駆動機構19によって両矢印20で示す上下方向に
移動できるようにも構成されている。したがって、回転
アーム14は、水平方向において回転しかつ上下方向に
直線移動する。なお、前記モータ15,18には例えば
ロータリエンコーダがそれぞれ付設されており、回転ア
ーム14の水平および上下方向の移動量を把握できるよ
うにしてある。
尿測定部8に跨がって設けられる尿サンプリング流路で
あり、その一端(上流側)には、採尿容器10内の尿2
2の液面22a(図2参照)を検知する機能をも有する
ノズル23を備えている。このノズル23は、尿サンプ
リング部9内の容器セット部11の上方に設けられ、こ
の実施の形態においては、導電率の変化に基づいて液面
検知を行うものよりなり、図2に拡大して示すように、
一方の電極としても機能するパイプ状ノズル本体23a
とこれに平行な状態に設けられ、他方の電極となる棒体
23bとからなる。このノズル23は、水平方向におい
て回転しかつ上下方向において直線移動する回転アーム
14の先端側(遊端側)において保持ブロック24によ
って保持され、回転アーム14の動きに伴って同様に回
転および/または上下動する。なお、ノズル23によっ
て得られる信号は、小孔5aを挿通する信号線(図示し
ていない)を介してマイクロコンピュータ(後述する)
に送られるようにしてある。
ための照明灯、26は尿サンプリング部9の上方に設け
られる表示灯である。
すると、27は前記ノズル本体23aの上端側に接続さ
れる可撓性の連結管(尿サンプリング流路21の一部を
構成する)で、途中で回転軸16に係止され、その上端
側は仕切り板5に形成された小孔5aを挿通して比重計
28の下端に接続されている。この比重計28の上端
(下流側)には、可撓性の連結管29(尿サンプリング
流路21の一部を構成する)を介してシリンジポンプ3
0が接続されている。また、前記連結管29には、図2
に示すように、三方電磁弁などの切換弁31が介装され
ており、この切換弁31には、比重計28、連結管2
7、ノズル本体23aをエアーパージするためのパージ
ライン32が接続されている。さらに、33はエアー供
給ポンプ、34はシリンジポンプ30の駆動用モータで
ある。つまり、一端にノズル23を備えた尿サンプリン
グ流路21には、比重計28、切換弁31がこの順で設
けられるとともに、切換弁31にはシリンジポンプ30
およびエアー供給ポンプ33が接続されている。
本体2および採尿容器洗浄装置3の各部を制御するとと
もに、比重計28からの信号に基づいて演算を行う制御
演算装置としてのマイクロコンピュータ(図示していな
い)が設けられており、このマイクロコンピュータに
は、所定の測定や動作を行わせるためのシーケンスプロ
グラムが格納されている。
は、開口35が形成され、この開口35の内側に内部に
エアーを吸入するためのファン36が設けられている。
そして、尿測定部8の前記上方の隅部側とは対角線上の
下方の隅部には、例えば細かい網状または格子状の通風
孔37が形成されている。
には、タッチパネル式の例えば液晶表示装置よりなる入
力・表示部38が設けられており、患者名および/また
はコード番号を表示する部分(名前表示部)39が形成
されるとともに、患者に対する操作内容に関する指示や
前記マイクロコンピュータによる演算結果などが表示さ
れるようにしてある。また、前記パネル7には、患者に
対する操作指示用の拡声器40が設けられている。つま
り、患者に対して、入力・表示部38における表示と拡
声器40における音声のそれぞれによって操作内容が指
令されるようにしてある。
説明すると、この採尿容器洗浄装置3は、例えば三人の
患者のそれぞれ専用の採尿容器10を洗浄しこれを保管
するための専用の3つの洗浄室41が隣接配置されてい
る。各洗浄室41には、両矢印42方向に回転して室内
を開閉する扉42が設けられ、この扉42は、その内面
に採尿容器10を保持・固定する容器載置部43が設け
られるとともに、一部に透視可能なガラス窓44が形成
されている。室内の下方と上方に洗浄用シャワー栓45
a,45bが設けられ、採尿に用いた採尿容器10を適
宜の洗浄液で洗浄するとともに、室の側壁に送風孔46
が形成してあり、送風により洗浄後の採尿容器10を乾
燥させるように構成されている。なお、47は各洗浄室
40の上部に設けられる表示灯である。
も参照しながら説明する。この図3は、採尿容器10内
の尿22の液面22aの検知動作の一例を示すものであ
る。
自分の採尿容器10を取り出し、これを手に持って例え
ば病室に設けられている簡易便器(図示していない)で
用を足し、自分の尿を採尿容器10に採取して、この採
尿容器10を保持して自動蓄尿検査装置1の前面まで来
る。このとき、自動蓄尿検査装置1は、測定待機モード
(非測定モード)であり、各部の照明灯や表示灯は消え
ている。
る自分の名前表示部39aを指で押す。これによって、
自動蓄尿検査装置1が測定モードとなる一方、入力・表
示部39における当該患者の名前表示部39aのみが点
灯するとともに、照明灯26が点灯し、容器セット部1
1が照明され、例えば「Aさんですね。」といった確認
のメッセージが拡声器40から発せられ、次いで、「採
尿容器を容器セット部に置いて下さい。」といった指示
メッセージが発せられる。
器セット部11が明るく照明されることにより、手に持
っている採尿容器10を容器セット部11にセットす
る。この採尿容器10の存在は、容器検出センサ12に
よって検出され、その検出出力に基づいてモータ18が
動作する一方、切換弁31が動作してエアーパージライ
ン32と連結管29が連通し、ポンプ33によってエア
ーが連結管29方向に供給される。
に示すように、その先端部23Aからエアー48を吹き
出しながら下降する。 ノズル23が尿液面22a近くまで下降すると、尿
液面22aのノズル23の下方に存在していた気泡49
が、図3(B)に示すように、ノズル23から吹き出さ
れるエアー48によって移動させられ、ノズル先端部2
3A近傍、すなわち、測定部位近傍に存在しなくなる。 そして、ノズル23が図3(C)に示すようにさら
に降下して、その先端部23Aが尿液面22aに接触し
て尿液面22aを検知すると同時にポンプ33が停止す
るとともに、切換弁31がオフとなり、シリンジポンプ
30が連結管29と連通するようになり、エアー48の
供給が停止され、気泡の発生が防止される。
〜のシーケンスによって液面検知を行うため、測定
部位近傍の尿液面22aに気泡49が存在したり、ノズ
ル先端部23Aに気泡49が付着することがないので、
尿液面22aの高さ位置を確実にしかも精度よく検出す
ることができる。
〜のシーケンスで正しく検知を行うことができない
と予想される場合は、この〜のシーケンスを複数回
繰り返し行い、そのときに得られるデータを比較して測
定精度を上げるようにしてもよい。また、尿液面22a
における気泡49の状況を確認するため、ノズル23を
水平方向において位置を少しずらし、その状態で前記
〜のシーケンスを複数回繰り返して行い、そのときに
得られるデータを比較するようにしてもよい。
置が検出され、これに基づいて尿22の量(体積)が測
定される。次いで、モータ34が動作して採尿容器10
内の尿が所定量吸引されて比重計28内に導入されるこ
とにより、尿の比重が測定される。前記比重計28に導
入された尿は、所定の時間経過後、ノズル23を経て採
尿容器10に戻される。そして、例えば、他の尿の試験
項目のための尿の分注指令がある場合には、モータ1
5,18が動作して、ノズル23を上下動および回転さ
せて、採尿容器10内の尿が分注カセット13に分注さ
れる。
の測定や他の試験用の分注のための尿の採取などの動作
の間中、照明灯25が点滅するので、所定の測定および
分注が行われていることが目視によって確認できる。前
記尿の総量や比重の測定結果は、入力・表示部39に表
示されるとともに、マイクロコンピュータのメモリ内に
格納されたり、LANなどのネットワークを介して、看
護婦詰所などに設けられるデータ管理機(図示していな
い)に送信され、そのメモリ内に格納される。
に尿がなくなると、切換弁31を介して、パージ用のエ
アーが比重計28、連結管27、ノズル本体23aに供
給され、これらの各部がエアーパージされる。その後、
3つの洗浄室41のうち、患者Aの採尿容器10を洗浄
する洗浄室41の上部の表示灯47のみが明るく点灯す
るとともに、例えば「採尿容器を貴方の洗浄室に入れて
下さい。」といった指示メッセージが拡声器40から発
せられる。
示および自分の洗浄室41の表示灯47が明るく点灯す
ることにより、前記空の採尿容器10を自分の洗浄室4
1に収容する。この場合、洗浄室41の扉43を一旦開
いて採尿容器10を洗浄室41内部に収容して扉43を
閉めたことが適宜のセンサ(図示していない)によって
検知されることにより、洗浄用シャワー栓45a,45
bから適宜の洗浄液が採尿容器10に向けて噴射されて
採尿容器10の洗浄が行われ、その後、送風孔46から
適宜の風(例えば温風)が洗浄室41内に供給されて洗
浄後の採尿容器10が乾燥される。
表示灯47が点滅する、所定の洗浄が行われていること
が目視によって確認できる。また、洗浄室41の扉43
の窓45を通して洗浄室41内の様子を確認することが
できる。
と、点滅していた表示灯47が点灯するとともに、例え
ば「採尿容器の洗浄が完了したので、これを取り出し、
採尿容器保管場所に保管して下さい。」といったメッセ
ージが拡声器40から発せられる。
したがって、患者Aは洗浄室41から採尿容器10を取
り出し、これを採尿容器保管場所の所定の位置に戻す
が、前記点灯が終わって所定の時間が経過すると、入力
・表示部39における照明が終わり、自動蓄尿検査装置
1は元の測定待機モードに復する。
測定が終了すると、入力・表示部39における表示や音
声により、例えば「採尿容器内の尿を廃棄して洗浄室内
に収容して下さい。」といった指令が出力される。
ける自動蓄尿検査装置1においては、尿液面22aの高
さを測定するに際して、尿液面22aの測定に用いるノ
ズル23の先端部23Aからエアー48を吹き出す(吐
出する)ことにより、前記測定の妨げとなる気泡49を
測定部位に存在させないようにしているので、気泡49
の多い尿22であっても、その液面22aを確実に検出
することができる。
22aの高さを測定するに際して、尿液面22aの測定
に用いるノズル23の先端部23Aからエアー48を吹
き出すことにより、前記測定の妨げとなる気泡49を測
定部位に存在させないようにしていたが、尿液面22a
の高さの検出に際して、比重計28による測定結果に基
づいてノズル先端部23Aが尿液面22aに到達したか
否かを判断するようにしてもよい。以下、これを第2の
実施の形態として、図4および図5を参照しながら、説
明する。
尿容器10を容器セット部11にセットすると、採尿容
器10の存在が容器検出センサ12によって検出され
る。そして、この検出出力に基づいてモータ18が動作
してノズル23が、図4(A)に示すように、下降する
(ステップS11)。このときのノズル23の移動量
は、モータ18に付設されているロータリエンコーダで
把握される。
Aが、図4(B)に示すように、採尿容器10内の尿液
面22aに存在する気泡49に接すると、導電率に変化
が生じ、自動蓄尿検査装置1は、ノズル先端部23Aが
尿液面22aに到達したと判断(誤検出)してしまう。
から予め設定された位置まで下降させ、図4(C)に示
すように、ノズル23によって尿22を所定量吸引して
(ステップS12)、比重計28において比重測定を行
う(ステップS13)。
(D)に示すように、気泡49中にあるときは、比重計
28にはほとんど尿22が入らないため、比重計28に
よる測定値は、異常値となる。すなわち、比重計28は
エラーを出力したり、測定値が例えば1.000未満の
数値となる。そして、ノズル先端部23Aが尿液面22
aより下方に位置しているときは、比重計28に尿22
が入ることにより、比重計28による測定値は、正常値
(例えば1.000以上の数値)となる。
れる測定値が正常値であるときは、ノズル先端部23A
が尿液面22aに到達したと判断することができ(ステ
ップS15)、前記測定値が異常値であるときは、ノズ
ル先端部23Aは尿液面22aに未だ到達してないと判
断される。このときは、ノズル23を所定間隔ずつ少し
ずつ降下させて(ステップS16)、前記ステップS1
2以下の動作を繰り返す。
ける自動蓄尿検査装置1においては、尿液面22aの高
さを測定するに際して、比重計28による測定結果に基
づいてノズル先端部23Aの尿液面22aへの到達の有
無を判別するようにしているので、尿液面22aを確実
に検出することができる。
00)は、比重計28によって機差があるので、この数
値に限定されるものではないことはいうまでもない。
に限られるものではなく、例えば、尿液面22aを検出
する機構として静電容量に基づくものを用いてもよく、
その場合、ノズル23は、筒状のノズル本体23aのみ
でよい。
の形態とを組み合わせてよい。すなわち、尿液面22a
の高さ検出に際して、先端部23Aからエアーを吹き出
しながらノズル23を下降させた後、比重計28による
測定結果に基づいてノズル先端部23Aの尿液面22a
への到達の有無を判別するようにしてもよい。この場
合、例えば、尿液面22aを検出するに際して、測定部
位における尿液面22aに気泡49が存在していて、こ
の気泡49を比重計28によって尿液面22aとして誤
検知した場合には、ノズル23の先端部23Aからエア
ー48を吹き出して、尿液面22aの検知に妨げになら
ないように、測定部位から気泡49を遠ざけるようにす
るのである。
洗浄装置3とを別体構成として、自動蓄尿検査装置1を
装置本体2のみで構成してあってもよい。
えて、採尿容器洗浄装置3の各洗浄室41内に、複数の
採尿容器10をそれぞれ保管収容するようにしてもよ
い。そしてさらに、採尿容器洗浄装置3には必ずしも複
数の洗浄室41を設ける必要はなく、複数の患者が共用
するようにしてもよい。そして、複数の患者が一つの採
尿容器10を共用するようにしてもよい。
に設けられるものに限られるものではなく、集合トイレ
に設けた自動蓄尿検査装置においても同様に実施するこ
とができる。
ば、気泡が多数発生しているような尿であっても、その
液面を精度よくしかも確実に検出することができ、尿の
液面高さを精度よく得ることができ、尿量の測定精度が
向上する。したがって、所望の検査を確実に行うことが
できる。
的に透視して示す斜視図である。
である。
ャートである。
ット部、21…尿サンプリング流路、22…尿、22a
…尿液面、23…ノズル、28…比重計、48…エア
ー、49…気泡。
Claims (2)
- 【請求項1】 容器セット部に載置された採尿容器に対
して接近・離間自在に設けられ、前記採尿容器内の尿の
液面高さを検出するとともに前記尿の一部または全部を
吸引または吐出するためのノズルを一端に有する尿サン
プリング流路を備えた自動蓄尿検査装置において、前記
尿液面の高さ検出の妨げとなる気泡を測定部位に存在さ
せないようにするためのエアーを前記ノズルから吐出で
きるように構成したことを特徴とする自動蓄尿検査装
置。 - 【請求項2】 容器セット部に載置された採尿容器に対
して接近・離間自在に設けられ、前記採尿容器内の尿の
液面高さを検出するとともに前記尿の一部または全部を
吸引または吐出するためのノズルを一端に有する尿サン
プリング流路を備えた自動蓄尿検査装置において、前記
尿サンプリング流路に尿の比重を測定する比重計を設
け、前記尿液面の高さ検出に際して、前記比重計による
測定結果に基づいて前記ノズルの前記尿液面への到達の
有無を判別するようにしたことを特徴とする自動蓄尿検
査装置。
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---|---|---|---|
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