JP2003043034A - 自動蓄尿検査装置 - Google Patents

自動蓄尿検査装置

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JP2003043034A
JP2003043034A JP2001227313A JP2001227313A JP2003043034A JP 2003043034 A JP2003043034 A JP 2003043034A JP 2001227313 A JP2001227313 A JP 2001227313A JP 2001227313 A JP2001227313 A JP 2001227313A JP 2003043034 A JP2003043034 A JP 2003043034A
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渉 ▲廣▼瀬
Wataru Hirose
Sadahiro Yano
禎宏 矢野
Takeshi Kono
猛 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 尿サンプリング機構のメンテナンスをほとん
ど行う必要がなく、しかも、常に良好に所望の動作を行
うことができる自動蓄尿検査装置を提供すること。 【解決手段】 採尿容器10に収容された尿24をサン
プリングして所定の容器に注入する尿サンプリング機構
15を備えた自動蓄尿検査装置1において、前記尿サン
プリング機構15のサンプリング流路23の下流側に、
採尿容器10内の尿24を吸引または吐出するノズル2
5を少なくとも上下動するように設けるとともに、前記
サンプリング流路23の前記ノズル25より上流側に、
サンプリングタンク29およびポンプ31をこの順に直
列に設け、このポンプ31の吸引動作によって、採尿容
器10内の尿24を吸引してサンプリングタンク29内
に一時的に収容し、その後、サンプリングタンク29内
に一時的に収容された尿24bを、前記ポンプ31の加
圧動作によって所定の容器に注入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院などの医療
施設に設けられる自動蓄尿検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄尿検査は、患者の水分の代謝の観察の
ためや尿中成分の定量を行ための手法として用いられる
が、近時、例えば大きな病院においては、入院患者の蓄
尿検査を行うために、複数の病室のそれぞれに簡易便器
および測定端末としての自動蓄尿検査装置を設置すると
ともに、ナースセンターなどの看護婦詰所にデータ管理
機を設け、このデータ管理機と各病室に設けられた自動
蓄尿検査装置とをLANを用いるなどしてデータネット
ワークを構成した蓄尿管理システムが導入されるように
なってきている。
【0003】上記自動蓄尿検査装置においては、患者自
らが自分の排出した尿を採尿容器に採取し、この採尿容
器を自動蓄尿検査装置の尿サンプリング部にセットまた
は尿サンプリング部に設けられた尿受け槽に投入するこ
とにより、採尿容器内の尿が適宜サンプリングされて、
尿の量(体積)やその比重が測定され、その測定結果
は、自動蓄尿検査装置内のメモリに患者別に記録される
とともに、中央データ管理装置としてのデータ管理機に
送られ、このメモリ内に記録されるようになっている。
また、前記測定後の採尿容器内の尿は、適宜分注されて
成分検査などに供される。なお、分注されない残余の尿
は廃棄される。
【0004】上記自動蓄尿検査装置における尿のサンプ
リング方式として、採尿容器内の尿を吸い上げる方式の
もの(例えば特開平10−73590号公報)や、前記
採尿容器内の尿を尿サンプリング部の尿受け槽に投入す
るようにした投げ込み方式のもの(例えば特開2001
−27563号公報のものなどがある。そして、これら
いずれのサンプリング方式のものにおいては、従来、尿
が流れる流路にピンチバルブや電磁弁などを設けて、尿
の流れを制御するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、尿が流れる流路にピンチバルブや電磁弁など流
路を狭めたり、流路を開閉したりする可動部分が存在し
ていると、前記ピンチバルブや電磁弁内の尿通過部分に
尿に含まれる成分や異物が結石するなどして詰まりを生
じるなど前記ピンチバルブや電磁弁の動作に不具合が生
じ、所定のサンプリングを行うこと困難になるおそれが
あるとともに、ピンチバルブや電磁弁を定期的にメンテ
ナンスする必要がある。
【0006】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、尿サンプリング機構のメンテナ
ンスをほとんど行う必要がなく、しかも、常に良好に所
望の動作を行うことができる自動蓄尿検査装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、採尿容器に収容された尿をサンプリ
ングして所定の容器に注入する尿サンプリング機構を備
えた自動蓄尿検査装置において、前記尿サンプリング機
構のサンプリング流路の下流側に、採尿容器内の尿を吸
引または吐出するノズルを少なくとも上下動するように
設けるとともに、前記サンプリング流路の前記ノズルよ
り上流側に、サンプリングタンクおよびポンプをこの順
に直列に設け、このポンプの吸引動作によって、採尿容
器内の尿を吸引してサンプリングタンク内に一時的に収
容し、その後、サンプリングタンク内に一時的に収容さ
れた尿を、前記ポンプの加圧動作によって所定の容器に
注入するようにしている(請求項1)。
【0008】上記構成の自動蓄尿検査装置においては、
尿サンプリング機構のサンプリング流路には、ピンチバ
ルブや電磁弁等のように流路を狭めたりする部材や可動
部分がなく、尿中の成分や異物によって流路に詰まりが
生じたりすることがなくなる。したがって、流路および
これに設けられる部材についてこれを定期的にメンテナ
ンスする必要がなくなる。
【0009】そして、前記自動蓄尿検査装置において、
サンプリング流路のノズルとサンプリングタンクとの間
に比重計を設けたり(請求項2)あるいは尿糖計を設け
るなどしてもよい(請求項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を、図を参
照しながら説明する。図1〜図4は、この発明の一つの
実施の形態を示す。まず、図1は実施の形態における自
動蓄尿検査装置の構成の一例を示す図であり、この図に
おいて、1は例えば病室内の適宜の場所、例えばユニッ
トバス内や、簡易トイレに隣接した場所などに設けられ
る自動蓄尿検査装置で、この実施の形態においては、測
定を行う装置本体2と採尿容器収納部3とからなる。す
なわち、4は適宜の素材よりなるケースで、その内部は
仕切り板5,6によって3つの空間4a,4b,4cに
区画されている。そして、上二つの空間4a,4bには
装置本体2を構成する部材(後述する)が設けられ、最
下段の空間4cには採尿容器収納部3(後述する)が形
成されている。
【0011】前記装置本体2の構成を説明すると、上方
の空間4aには、前面がパネル7で覆われて防湿構造に
形成されている尿測定部8(その構成は後述する)が設
けられ、下方の空間4bには、前面が外部に開放された
尿サンプリング部9(その構成は後述する)が設けられ
ている。
【0012】まず、前記尿測定部8および尿サンプリン
グ部9における構成を、図2および図3をも参照しなが
ら説明すると、尿サンプリング部9の底板を兼ねた仕切
り板6には、例えば内部が筒状で把手を備えた樹脂より
なる採尿容器10をセットするための容器セット部11
が形成され、その近傍には採尿容器10を検出するため
の容器検出センサ12が設けられている。13は採取さ
れた尿を患者ごとに区別して収容するための複数の分注
容器で、なお、14は洗浄液排出槽で、その下方は排水
管(図示していない)に接続されている。
【0013】15は尿サンプリング機構で、例えば次の
ように構成されている。すなわち、16は尿サンプリン
グ部9内の上方に設けられる回転アームで、尿測定部8
内に設けられた正逆いずれの方向にも回転するモータ1
7によって回転駆動され、仕切り板5に開設された小孔
5aを挿通して下方に垂直方向に延びる回転軸18の下
端部に固着されており、両矢印19で示す方向に回転す
る。前記回転軸18は、尿測定部8内に設けられた別の
モータ(このモータも正逆いずれの方向にも回転する)
20によって上下動する上下動駆動機構21によって両
矢印22で示す上下方向に移動できるようにも構成され
ている。したがって、回転アーム16は、水平方向にお
いて回転しかつ上下方向に直線移動する。
【0014】23は尿をサンプリングする流路で、例え
ばゴムまたは樹脂よりなる可撓性の管よりなり、その下
流側には採尿容器10内の尿24の液面24aを検知す
る機能をも備えたノズル25が設けられている。このノ
ズル25は、尿サンプリング部9内の容器セット部11
の上方に設けられ、この実施の形態においては、導電率
の変化に基づいて液面検知を行うものよりなり、図2に
示すように、一方の電極としても機能するパイプ状ノズ
ル本体25aとこれに平行な状態に設けられ、他方の電
極となる棒体25bとからなる。このノズル25は、回
転アーム16の先端側(遊端側)において保持ブロック
26によって保持され、回転アーム16の動きに伴って
回転および/または上下動する。なお、ノズル25によ
って得られる液面検知信号は、小孔17を挿通する信号
線(図示していない)を介してマイクロコンピュータ
(後述する)に送られる。
【0015】そして、この実施の形態においては、図3
に示すように、前記採尿容器10と複数の分注容器13
は、回転アーム16によって回転するノズル25が描く
円弧状の軌跡27上に配置されている。
【0016】前記サンプリング流路23のノズル25よ
り上流側の部分は、回転アーム16に沿うとともに、小
孔17を挿通して上方の尿測定部8に導入されている。
この尿測定部8におけるサンプリング流路23における
構成を、図2を参照しながら説明すると、28は光学式
の比重計で、サンプリング流路23に直列に設けられて
おり、これを通過する尿24の比重を測定するものであ
る。そして、この比重計28の上流側のサンプリング流
路23には、サンプリングタンク29が設けられ、さら
に、このサンプリングタンク29の上流側には、空気流
路30を介してシリンジポンプ31が接続されている。
なお、32はシリンジポンプ31の駆動用モータで、正
逆いずれの方向にも回転する。また、33は例えば水道
水などの洗浄水をサンプリングタンク29に導入するラ
インであり、34はこのライン33に介装された常時
(電源オフ時)閉じている電磁弁である。
【0017】そして、前記尿測定部8の内部(例えばパ
ネル7の背面部)には、装置本体2および採尿容器収容
室3の各部を制御するとともに、ノズル25および比重
計28からの信号に基づいて尿量および尿比重の演算な
どを行う制御演算装置としてのマイクロコンピュータ
(図示していない)が設けられており、このマイクロコ
ンピュータには、入力・表示部35からの入力信号が入
力されるとともに、所定の測定や動作を行わせるための
シーケンスプログラムが格納されている。
【0018】また、前記尿測定部8の上方の一隅部に
は、開口36が形成され、この開口36の内側に内部に
エアーを吸入するためのファン37が設けられている。
そして、尿測定部8の前記上方の隅部側とは対角線上の
下方の隅部には、例えば細かい網目状または格子状の通
風孔38が形成されている。
【0019】さらに、前記尿測定部8のパネル7の表面
には、タッチパネル式の例えば液晶表示装置よりなる入
力・表示部35が設けられており、患者名および/また
はコード番号を表示したり、患者に対する操作内容に関
する指示やマイクロコンピュータによる演算結果などが
表示されるようにしてある。また、前記パネル7には、
患者に対する操作指示用の拡声器39が設けられてい
る。つまり、患者に対して、入力・表示部35における
文字等によるメッセージ表示と拡声器39における音声
メッセージのそれぞれによって操作内容が指令されるよ
うにしてある。
【0020】なお、40は容器セット部11を照明する
ための照明灯、41は尿サンプリング部9の上方に設け
られる表示灯である。
【0021】そして、採尿容器収納部3の構成を簡単に
説明すると、この採尿容器収容部3は、例えば、4人の
患者A,B,C,Dのそれぞれ専用の採尿容器10を収
納する機能のほかに、使用後の採尿容器10をそれぞれ
洗浄する機能を備えた4つの容器収納室42A〜42D
よりなる。各容器収納室42A〜42Dは、それらの構
造は互いに同じであり、その前面に開閉自在な扉43を
備えている。そして、詳細な図示は省略しているが、各
扉43の内面には採尿容器10を保持・固定する容器載
置部が設けられるとともに、各室内には適宜の洗浄液を
噴出する洗浄器が設けられ、使用した採尿容器10を洗
浄液で洗浄するように構成されている。なお、44は、
容器収納室42A〜42Dの扉43の上方に設けられる
識別灯である。また、各扉43には開閉状態検知センサ
(図示していない)が設けられているものとする。
【0022】上記自動蓄尿検査装置1の動作を説明す
る。この自動蓄尿検査装置1が、4人部屋の病室に1台
設けられているものとし、4人の患者A,B,C,Dの
それぞれ専用の採尿容器10を、それぞれ専用の容器収
納室42A〜42Dに収容するものとする。この場合、
マイクロコンピュータのメモリ部には、4人の患者の名
前と容器収納室42A〜42Dとを1対1で対応するよ
うに記憶させてある。
【0023】患者Aが採尿容器収納部3の自分の容器収
納室42Aの扉43を開いて採尿容器10を取り出し、
扉43を閉める。この扉43の開閉により、非測定モー
ドであった自動蓄尿検査装置1が測定モードになり、容
器収納室42Aの開閉状態検知センサが動作して、その
出力がマイクロコンピュータに入力される。
【0024】前記マイクロコンピュータにおいては、前
記開閉状態検知センサの出力に基づいて患者の名前Aが
検索され、その名前が入力・表示部35に表示されると
ともに、拡声器39から、例えば、「Aさんですね」と
確認のメッセージが発せられる。
【0025】前記患者Aは、自分の名前を確認した後、
例えば室内の簡易トイレにおいて用を足し、自分の尿を
採尿容器10に採取する。
【0026】前記採尿後の患者Aは、前記採尿容器10
を持って自動蓄尿検査装置1の前面に来て、採尿容器1
0を尿サンプリング部9の容器セット部11にセットす
る。このとき、尿サンプリング部9の容器セット部11
近傍に設けられた照明灯40が点灯し、容器セット部1
1を照明するようにしておけば、患者Aは、前記採尿容
器10を容器セット部11に正しくセットすることがで
きる。このセットにより、容器検出センサ12が動作
し、その出力がマイクロコンピュータに入力され、採尿
容器10が正しくセットされたことが通知される。
【0027】前記採尿容器10のセットにより、モータ
17,20,32が所定のシーケンスに基づいて動作
し、サンプリング機構15によって、採尿容器10内の
尿24のサンプリングが行われ、測定および分注が行わ
れる。以下、サンプリング機構15の動作の流れの一例
を示す図4をも参照しながら説明する。
【0028】今、ノズル25が所定のホームポジション
に位置しているものとする。このホームポジションは、
患者による採尿容器10の容器セット部11へのセット
やこのセット部11からの採尿容器10の取り出しの邪
魔にならないような位置であることはいうまでもない。
【0029】(1)モータ17を動作させて回転アーム
16を回転させ、ホームポジションにあるノズル23を
円弧27を描くように回転させ、容器セット部11に載
置されている採尿容器10の上方に位置させる(ステッ
プS1)。
【0030】(2)次いで、モータ20を動作させて回
転アーム16を下降させ、ノズル25を下降させる(ス
テップS2)。このノズル25の下降により、ノズル2
5の先端(下端)が採尿容器10内の尿24内に進入す
るが、その進入時にノズル25によって液面の高さ位置
が検出され、これに基づいて尿24の量(体積)が測定
される。
【0031】(3)次いで、モータ32を動作させてポ
ンプ31に吸引を行わせ、ノズル25に採尿容器10内
の尿24を所定量吸引させる(ステップS3)。この尿
24の吸引量は、前記測定された尿24の例えば1/1
0とする。この吸引された尿24は、サンプリング流路
23を上流側方向に進み、比重計28を通過する際、そ
の比重が測定される。
【0032】(4)前記比重計28を経た尿24は、サ
ンプリング流路23をさらに上流側に進み、サンプリン
グタンク29内に符号24bで示すように、一時的に収
容される(ステップS4)。
【0033】(5)モータ20を回転させて、回転アー
ム16を上昇させ、ノズル25の下端部が採尿容器10
の上端より高くなるように、ノズル25を上昇させる
(ステップS5)。
【0034】(6)ポンプ32を動作させ、ノズル25
に空気を1mL程度吸引させる(ステップS6)。これ
により、ノズル25の下端部からの尿24の滴下が防止
される。
【0035】(7)モータ17を動作させて回転アーム
16を回転させることにより、ノズル25を回転させ、
A氏の尿24を保管すべき分注容器13の上方位置まで
ノズル25を移動させる(ステップS7)。
【0036】(8)モータ20を動作させて回転アーム
16を下降させることにより、ノズル25を前記分注容
器13に対して所定の高さ位置まで下げる(ステップS
8)。
【0037】(9)ポンプ32を動作させ、サンプリン
グタンク29内の尿24bの全てをノズル25によって
前記分注容器13内に注入する(ステップS9)。
【0038】(10)モータ17,20を動作させて、
回転アーム16を上昇させるとともに回転させることに
より、ノズル25をホームポジションに戻す(ステップ
S10)。
【0039】前記尿の総量や比重の測定結果は、入力・
表示部35に表示されるとともに、マイクロコンピュー
タのメモリ内に格納されたり、LANなどのネットワー
クを介して、看護婦詰所などに設けられるデータ管理機
(図示していない)に送信され、そのメモリ内に格納さ
れる。
【0040】なお、前記一連のサンプリング、測定の動
作において、前記(9)におけるサンプリングタンク2
9内の尿24の分注容器13への注入完了後、ノズル2
5を洗浄液排出槽14の上方に位置させ、その状態で、
電磁弁34を開いて洗浄水をサンプリングタンク29に
導入し、この洗浄水をサンプリング流路23をノズル2
5方向に移動させて、サンプリング流路23、比重計2
8、ノズル25を通過させて、ノズル25から洗浄液排
出槽14に流し出すようにして、尿24が通ったサンプ
リング流路23、比重計28およびノズル25を洗浄す
るようにしてもよい。
【0041】また、患者の尿24を成分検査しないとき
などにおいては、サンプリングした尿24は分注容器1
3に分注する必要がなく、この場合、サンプリングタン
ク29内の尿24は採尿容器10に戻される。
【0042】上記自動蓄尿検査装置においては、サンプ
リング機構15におけるサンプリング流路23の尿24
に接する部分に、従来の装置と異なり、ピンチバルブや
電磁弁のような流路径を狭めたり可動部分が存在しない
とともに、尿24の比重を測定する比重計28も光学式
であり、尿24の流れる流路を狭めたりするものではな
く、尿24中の成分や異物による結石がサンプリング流
路23などに付着することがなく、長期にわたって安定
した測定を行うことができる。そして、特に、尿24に
接する部分に可動部がないので、可動部のメンテナンス
を行う必要がない。したがって、長期にわたってメンテ
ナンスフリーで使用することができる。
【0043】上述の実施の形態においては、ノズル25
を回転方向の動作と上下方向の動作によって、尿24を
サンプリングするようにしているが、ノズル25を直交
する三次元方向(X,Y,Z)方向に移動させることに
より、尿24にサンプリングを行うようにしてもよい。
また、サンプリング流路23には、必ずしも比重計28
を設ける必要がなく、これを省略してもよい。さらに、
逆に、サンプリング流路23の例えば比重計28の後段
に尿糖計を設けてもよい。
【0044】また、尿24の液面24aを検出する機構
としては、静電容量に基づくものを用いてもよく、その
場合、ノズル25は筒状の本体25aのみでよい。
【0045】さらに、自動蓄尿検査装置1としては、病
室に設けられるものに限られるものではなく、集合トイ
レに設けた自動蓄尿検査装置においても同様に実施する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動蓄
尿検査装置は、尿をサンプリングするためのサンプリン
グ機構におけるサンプリング流路に狭隘部や可動部が存
在しないので、尿中の成分等の結石がサンプリング流路
やこれに設けられるれる部材に付着するのが大幅に低減
される。したがって、安定したサンプリングを行うこと
ができるとともに、長期にわたってほとんどメンテナン
スを行うことなく、連続して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動蓄尿検査装置の一例を部分的に
透視して示す斜視図である。
【図2】前記自動蓄尿検査装置における尿サンプリング
機構を概略的に示す図である。
【図3】前記尿サンプリング機構におけるノズル、採尿
容器、分注容器の平面的配置の一例を概略的に示す図で
ある。
【図4】前記尿サンプリング機構の動作の流れの一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…自動蓄尿検査装置、10…採尿容器、13…分注容
器、15…尿サンプリング機構、23…サンプリング流
路、24,24b…尿、25…ノズル、28…比重計、
29…サンプリングタンク、31…ポンプ。
フロントページの続き (72)発明者 河野 猛 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 Fターム(参考) 2G045 AA15 CB03 DA30 FA01 FA11 GC06 HA06 HA09 JA01 JA07 JA20 2G052 AA32 AB16 AD06 AD26 AD46 BA14 CA02 CA03 CA04 CA08 CA12 CA19 CA25 CA28 CA45 EA04 FC06 FC07 FC15 GA08 GA21 HA08 HB02 HB10 HC04 HC16 HC28 HC35 HC36 HC40 HC44 JA03 JA06 JA07 JA08 JA16 JA22 JA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 採尿容器に収容された尿をサンプリング
    して所定の容器に注入する尿サンプリング機構を備えた
    自動蓄尿検査装置において、前記尿サンプリング機構の
    サンプリング流路の下流側に、採尿容器内の尿を吸引ま
    たは吐出するノズルを少なくとも上下動するように設け
    るとともに、前記サンプリング流路の前記ノズルより上
    流側に、サンプリングタンクおよびポンプをこの順に直
    列に設け、このポンプの吸引動作によって、採尿容器内
    の尿を吸引してサンプリングタンク内に一時的に収容
    し、その後、サンプリングタンク内に一時的に収容され
    た尿を、前記ポンプの加圧動作によって所定の容器に注
    入するようにしたことを特徴とする自動蓄尿検査装置。
  2. 【請求項2】 サンプリング流路のノズルとサンプリン
    グタンクとの間に比重計を設けた請求項1に記載の自動
    蓄尿検査装置。
  3. 【請求項3】 サンプリング流路のノズルとサンプリン
    グタンクとの間に尿糖計を設けた請求項1または2に記
    載の自動蓄尿検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111207965A (zh) * 2020-03-23 2020-05-29 西安交通大学第二附属医院 一种泌尿外科用尿三杯试验自动采样装置

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