JP3626696B2 - 自動蓄尿検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、病院などの医療機関に設けられる自動蓄尿検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蓄尿検査は、患者の水分の代謝の観察のためや尿中成分の定量を行ための手法として用いられるが、近時、大きな病院においては、入院患者の蓄尿検査を行うために、複数の病室のそれぞれに簡易便器および測定端末としての自動蓄尿検査装置を設置するとともに、ナースセンターなどの看護婦詰所にデータ管理機を設け、このデータ管理機と各病室に設けられた自動蓄尿検査装置とをLANを用いるなどしてネットワークを構成した蓄尿管理システムが導入されるようになってきている。
【0003】
上記自動蓄尿検査装置においては、患者自らが自分の排出した尿を採尿容器に採取し、この採尿容器を自動蓄尿検査装置の尿サンプリング部にセットすることにより、採尿容器内の尿の量(体積)やその比重が尿測定部において測定され、その測定結果は、自動蓄尿検査装置内のメモリに患者別に記録されるとともに、中央データ管理装置としてのデータ管理機に送られ、このメモリ内に記録されるようになっている。また、前記採尿容器内の尿は、適宜分注されて、成分検査などに供される。
【0004】
ところで、上記自動蓄尿検査装置においては、尿測定部は比重計の他に、尿サンプリング部内に設けられるサンプリング用部材を駆動するモータや、装置全体を制御したり比重計算などを行う演算制御装置としてのコンピュータなどの電気・電子機器類が設けられており、これらの電気・電子機器類を水や水蒸気などの湿気から保護する必要がある。
【0005】
そこで、従来においては、装置の全体を防湿構造とするため、装置の前面に防湿扉を設け、測定時以外は防湿扉を閉じ、測定時にのみ防湿扉を開けるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動蓄尿検査装置においては、装置とは別体の防湿扉を設ける必要があるため、装置全体の構成がそれだけ大掛かりとなりコストもアップする。そして、測定中は、必ず防湿扉を開いた状態となっているため、誤って水などが尿測定部に入るおそれがあり、尿測定部内の電気・電子機器類の電気絶縁性などに支障を来すおそれがあった。
【0007】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、電気・電子機器類を収容する尿測定部を防湿構造とし、これらの装置を良好な状態の下で収容し、所望の動作が確実に行われるようにした自動蓄尿検査装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明では、採尿容器内の尿をサンプリングする尿サンプリング部および前記サンプリングされた尿の比重を測定する尿測定部を備え、比重が測定された尿をノズルを経て採尿容器に戻されるように構成された自動蓄尿検査装置において、前記尿測定部を、尿サンプリング部と尿測定部とを区画する仕切り部材を含む部材で囲うとともに、前記仕切り部材に可及的に小径の孔を開設し、前記ノズルを有する軸を前記孔を通して尿サンプリング部と尿測定部とに跨がるように配置し、さらに、外部から前記尿測定部の内部空間に湿った空気などが侵入しても速やかに排出すべく前記尿測定部内から前記外部に向かって空気が流れるように構成している。
【0009】
上記構成の自動蓄尿検査装置においては、電気・電子機器類を収容した尿測定部が防湿構造となっているので、これらの電気・電子機器類が良好な環境(湿度および/または温度)の下に設置されることとなり、所望の動作が確実に行われる。そして、この尿測定部を防湿構造とすることにより、装置全体の構成が複雑になったり、装置が大型化するといったこともない。
【0010】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1および図2は、この発明の一つの実施例を示す。これらの図は、この発明の自動蓄尿検査装置の一例を示すもので、これらの図において、1は例えば病室内の適宜の箇所に設置される自動蓄尿検査装置であり、この実施例では、測定を行う装置本体2と採尿容器洗浄装置3とからなる。すなわち、4は適宜の素材よりなるケースで、その内部は仕切り板5,6によって3つの空間4A,4B,4Cに区画されている。そして、上二つの空間4A,4Bには装置本体2を構成する部材(後述する)が設けられ、最下段の空間4Cには採尿容器洗浄装置3(後述する)が設けられている。
【0011】
まず、装置本体2の構成を説明すると、上方の空間4Aは、ケース4の天板4a、左右の側板4b,4c、背面板4d、仕切り板5によって囲まれているとともに、その前面の開口部分がパネル7によって覆われており、この空間4Aには尿測定部8(その構成は後述する)が設けられている。そして、下方の空間4Bは、仕切り板5、左右の側板4b,4c、背面板4d、仕切り板6によって囲まれているとともに、その前面は外部に開放されており、この空間4Bには尿サンプリング部9(その構成は後述する)が設けられている。
【0012】
まず、尿サンプリング部9における構成を説明すると、底板を兼ねた仕切り板6には、例えば内部が筒状の採尿容器10をセットするための容器セット部11が形成され、その近傍には採尿容器10を検出するための容器検出センサ12が設けられている。また、13は採取された尿を区分して収容するための複数の分注カセットである。そして、14は尿サンプリング部9内の上方に設けられる回転アームで、尿測定部8内に設けられたモータ15によって回転駆動され、仕切り板5に形成された小孔16を挿通して下方に垂直方向に延びる回転軸17の下端部に固着されており、両矢印18で示す方向に回転する。前記回転軸17は、尿測定部8内に設けられた別のモータ19によって上下動する上下動駆動機構20によって両矢印21で示す上下方向に移動できるようにも構成されている。したがって、回転アーム14は、水平方向において回転しかつ上下方向に直線移動する。
【0013】
そして、22は採尿容器10内の尿の液面を検知する機能をも備えたノズルで、尿サンプリング部9内の容器セット部11の上方に設けられ、この実施例においては、導電率の変化に基づいて液面検知を行うものよりなり、一方の電極としても機能するパイプ状ノズル本体22aとこれに平行な状態に設けられ、他方の電極となる棒体22bとからなる。このノズル22は、水平方向において回転しかつ上下方向において直線移動する回転アーム14の先端側(遊端側)において保持ブロック23によって保持され、回転アーム14の動きに伴って同様に回転および/または上下動する。なお、ノズル22によって得られる信号は、小孔16を挿通する信号線(図示していない)を介してマイクロコンピュータ(後述する)に送られるようにしてある。
【0014】
また、24は容器セット部11を照明するための照明灯、25は尿サンプリング部9の上方に設けられる表示灯である。
【0015】
次に、尿測定部8における構成を説明すると、26は前記ノズル本体22aの上端側に接続される可撓性の連結管で、途中で回転軸17に係止され、その上端側は仕切り板5に形成された小孔16を挿通して比重計27の下端に接続されている。この比重計27の上端には、可撓性の連結管28を介してシリンジポンプ29が接続されている。また、前記連結管28には、三方電磁弁などの切換弁30が介装されており、この切換弁30には、比重計27、連結管26、ノズル本体22aをエアーパージするためのパージライン(図示していない)が接続されている。なお、31はシリンジポンプ29の駆動用モータである。
【0016】
そして、前記尿測定部8の内部には、装置本体2および採尿容器洗浄装置3の各部を制御するとともに、比重計27からの信号に基づいて演算を行う制御演算装置としてのマイクロコンピュータ(図示していない)が設けられており、このマイクロコンピュータには、所定の測定や動作を行わせるためのシーケンスプログラムが格納されている。
【0017】
また、前記尿測定部8の上方の一隅部、例えば側板4cの上方には、開口32が形成され、この開口32の内側に内部にエアーを吸入するためのファン33が設けられている。そして、尿測定部8の前記上方の隅部側とは対角線上の下方の隅部、例えば側板4bには、例えば、フィルタを備えた、細かい網状または格子状の通風孔34が形成されている。
【0018】
さらに、前記尿測定部8のパネル7の表面には、タッチパネル式の例えば液晶表示装置よりなる入力・表示部35が設けられており、患者名および/またはコード番号を表示する部分(名前表示部)36が形成されるとともに、患者に対する操作内容に関する指示や前記マイクロコンピュータによる演算結果などが表示されるようにしてある。また、前記パネル7には、患者に対する操作指示用の拡声器37が設けられている。つまり、患者に対して、入力・表示部35における表示と拡声器37における音声のそれぞれによって操作内容が指令されるようにしてある。
【0019】
次に、採尿容器洗浄装置3の構成を簡単に説明すると、この採尿容器洗浄装置3は、例えば三人の患者のそれぞれ専用の採尿容器10を洗浄しこれを保管するための専用の3つの洗浄室38が隣接配置されている。各洗浄室38には、両矢印39方向に回転して室内を開閉する扉40が設けられ、この扉40は、その内面に採尿容器10を保持・固定する容器載置部41が設けられるとともに、一部に透視可能なガラス窓42が形成されている。室内の下方と上方に洗浄用シャワー栓43a,43bが設けられ、採尿に用いた採尿容器10を適宜の洗浄液で洗浄するとともに、室の側壁に送風孔44が形成してあり、送風により洗浄後の採尿容器10を乾燥させるように構成されている。
【0020】
そして、前記採尿容器洗浄装置3の各洗浄室38の上部には、表示灯45がそれぞれ設けられている。
【0021】
上記自動蓄尿検査装置1の動作を説明する。今、一つの病室に例えば3人の患者が入院しているものとし、各患者ごとに専用の採尿容器10が定められ、この採尿容器10が、自動蓄尿検査装置1の近傍に設けられた採尿容器保管場所(図示していない)に患者が区別できるように一括して収容されているものとする。
【0022】
(1)例えば患者Aが採尿容器保管場所から自分の採尿容器10を取り出し、これを手に持って例えば病室に設けられているトイレ(図示していない)で用を足し、自分の尿を採尿容器10に採取して、この採尿容器10を保持して自動蓄尿検査装置1の前面まで来る。このとき、自動蓄尿検査装置1は、測定待機モード(非測定モード)であり、各部の照明灯や表示灯は消えている。
【0023】
(2)前記患者Aは、入力・表示部35における自分の名前表示部35aを指で押す。これによって、自動蓄尿検査装置1が測定モードとなる一方、入力・表示部35における患者Aの名前表示部36aのみが点灯するとともに、照明灯24が点灯し、容器セット部11が照明されるとともに、例えば「Aさんですね。」といった確認のメッセージが拡声器37から発せられ、次いで、「採尿容器を容器セット部に置いて下さい。」といった指示メッセージが発せられる。
【0024】
(3)患者Aは、前記メッセージおよび容器セット部11が明るく照明されることにより、手に持っている採尿容器10を容器セット部11にセットする。この採尿容器10の存在は、容器検出センサ12によって検出され、その検出出力に基づいてモータ19が動作してノズル22が下降してその先端が採尿容器10内の尿内に進入するが、その進入時に液面の高さ位置が検出され、これに基づいて尿の量(体積)が測定される。次いで、モータ31が動作して採尿容器10内の尿が所定量吸引されて比重計27内に導入されることにより、尿の比重が測定される。前記比重計27に導入された尿は、所定の時間経過後、ノズル22を経て採尿容器10に戻される。そして、例えば、他の尿の試験項目のための尿の分注指令がある場合には、モータ15,19が動作して、ノズル22を上下動および回転させて、採尿容器10内の尿が分注カセット13に分注される。
【0025】
そして、前記(3)で示した尿の量や比重の測定や、比重の測定や他の試験用の分注のための尿の採取などの動作の間中、照明灯24が点滅するので、所定の測定および分注が行われていることが目視によって確認できる。前記尿の総量や比重の測定結果は、入力・表示部35に表示されるとともに、マイクロコンピュータのメモリ内に格納されたり、LANなどのネットワークを介して、看護婦詰所などに設けられるデータ管理機(図示していない)に送信され、そのメモリ内に格納される。
【0026】
(4)前記分注が行われ、採尿容器10内に尿がなくなると、切換弁30を介して、パージ用のエアーが比重計27、連結管26、ノズル本体22aに供給され、これらの各部がエアーパージされる。その後、3つの洗浄室38のうち、患者Aの採尿容器10を洗浄する洗浄室38の上部の表示灯45のみが明るく点灯するとともに、例えば「採尿容器を貴方の洗浄室に入れて下さい。」といった指示メッセージが拡声器37から発せられる。
【0027】
(5)患者Aは、前記メッセージおよび自分の洗浄室38の表示灯45が明るく点灯することにより、前記空の採尿容器10を自分の洗浄室38に収容する。この場合、洗浄室38の扉40を一旦開いて採尿容器10を洗浄室38内部に収容して扉40を閉めたことが適宜のセンサ(図示していない)によって検知されることにより、洗浄用シャワー栓43a,43bから適宜の洗浄液が採尿容器10に向けて噴射されて採尿容器10の洗浄が行われ、その後、送風孔44から適宜の風(例えば温風)が洗浄室38内に供給されて洗浄後の採尿容器10が乾燥される。
【0028】
そして、前記(5)における動作の間中、表示灯45が点滅するので、所定の洗浄が行われていることが目視によって確認できる。また、洗浄室38の扉40の窓42を通して洗浄室38内の様子を確認することができる。
【0029】
(6)前記採尿容器10の洗浄が完了すると、点滅していた表示灯45が点灯するとともに、例えば「採尿容器の洗浄が完了したので、これを取り出し、採尿容器保管場所に保管して下さい。」といったメッセージが拡声器37から発せられる。
【0030】
前記表示灯45の点灯およびメッセージにしたがって、患者Aは洗浄室38から採尿容器10を取り出し、これを採尿容器保管場所の所定の位置に戻すが、前記点灯が終わって所定の時間が経過すると、入力・表示部35における照明が終わり、自動蓄尿検査装置1は元の測定待機モードに復する。
【0031】
なお、分注指令がない場合は、前記比重の測定が終了すると、入力・表示部35における表示や音声により、例えば「採尿容器内の尿を廃棄して洗浄室内に収容して下さい。」といった指令が出力される。
【0032】
そして、上記自動蓄尿検査装置1は、その構造面を考えた場合、空間4Aにマイクロコンピュータや各種のモータ15,19,31やポンプ29など電気・電子機器類を収容した尿測定部8は、その周囲が天板4a、左右の側板4b,4c、背面板4d、仕切り板5およびパネル7によって囲まれているので、尿測定部8内の前記機器類に水が直接かかることはない。また、この尿測定部8と、オープンスペースに形成され比較的湿度の高い尿サンプリング部9との間は、仕切り板5によって区画されるとともに、この仕切り板5には、回転アーム14を回転させる軸17や尿やパージエアーを通すための連結管28など尿のサンプリングに必要な部材を挿通させるための唯一つの可及的に小さい孔16が設けられているだけであるので、前記内部空間4Aは防湿構造となり、また、前記機器類が比較的乾燥した雰囲気内に収容されることになり、これらの機器類が湿気や水分などの影響を受けることがなく、所望の動作を行うことができる。さらに、前記小孔16に適宜の素材よりなるパッキンを設け、前記サンプリングに必要な部材との間の隙間を可及的に小さくしておくことにより、尿サンプリング部9側からの湿気が尿測定部8内に侵入することがほとんど防止できる。
【0033】
そして、前記尿測定部8の例えば上方の隅部には、その内部空間4Aに外気を吸入するためのエア吸入用ファン33が設けられているとともに、尿測定部8の前記ファン設置位置とは対角線状の位置に通風孔34が形成してあるので、ファン33によって内部空間4A内に吸引された空気は、図1において矢印46で示すように流れ、内部空間4Aを斜め方向に縦断するようにして、図1において矢印47で示すように通風孔34方向に向かい、その後、通風孔34を経て尿測定部8外部に出ていき、尿測定部8の内部空間4Aを好適に換気する。したがって、尿測定部8の内部空間4Aは、常に、電子・電気機器類には好適な乾燥した状態に保持される。したがって、万一、外部から前記空間4Aに湿った空気などが侵入しても速やかに排出される。
【0034】
なお、前記小孔16にパッキンを設けず、前記サンプリングに必要な部材との間に多少の隙間が形成されるようにしてもよい。この場合、内部空間4A内の空気は、適宜の圧力が付与された状態にしておくことにより、図1において、矢印48で示すように、小孔16を経て多少は尿サンプリング部9内に流れ出る。
【0035】
この発明は、上述の実施例に限られるものではなく、例えば、尿測定部8内の換気の方向は任意に設定することができる。
【0036】
そして、測定を行う装置本体2と採尿容器洗浄装置3とを別体構成として、自動蓄尿検査装置1を装置本体2のみで構成してあってもよい。
【0037】
また、採尿容器保管場所を設けるのに代えて、採尿容器洗浄装置3の各洗浄室38内に、複数の患者の採尿容器10をそれぞれ保管収容するようにしてもよい。さらに、採尿容器洗浄装置3には必ずしも複数の洗浄室38を設ける必要はなく、複数の患者が共用するようにしてもよい。そして、複数の患者が一つの採尿容器10を共用するようにしてもよい。
【0038】
さらに、自動蓄尿検査装置1としては、病室に設けられるものに限られるものではなく、集合トイレに設けた自動蓄尿検査装置においても同様に実施することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の自動蓄尿検査装置においては、採尿容器内の尿をサンプリングする尿サンプリング部および前記サンプリングされた尿の比重を測定する尿測定部を備え、比重が測定された尿をノズルを経て採尿容器に戻されるように構成された自動蓄尿検査装置において、前記尿測定部を、尿サンプリング部と尿測定部とを区画する仕切り部材を含む部材で囲うとともに、前記仕切り部材に可及的に小径の孔を開設し、前記ノズルを有する軸を前記孔を通して尿サンプリング部と尿測定部とに跨がるように配置し、さらに、外部から前記尿測定部の内部空間に湿った空気などが侵入しても速やかに排出すべく前記尿測定部内から前記外部に向かって空気が流れるように構成しているので、電気・電子機器類を収容した尿測定部が防湿構造となり、また、これらの電気・電子機器類が良好な環境(湿度および/または温度)の下に設置されることとなり、所望の動作が確実に行われる。そして、前記尿測定部を防湿構造とすることにより、装置全体の構成が複雑になったり、装置が大型化するといったこともない。したがって、この発明によれば、コンパクトで性能の優れた自動蓄尿検査装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動蓄尿検査装置の一例を示す部分的に透視して示す斜視図である。
【図2】前記自動蓄尿検査装置の設置状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…自動蓄尿検査装置、4A…内部空間、5…仕切り部材、8…尿測定部、9…尿サンプリング部、10…採尿容器、16…孔、17…軸、22…ノズル。
Claims (3)
- 採尿容器内の尿をサンプリングする尿サンプリング部および前記サンプリングされた尿の比重を測定する尿測定部を備え、比重が測定された尿をノズルを経て採尿容器に戻されるように構成された自動蓄尿検査装置において、前記尿測定部を、尿サンプリング部と尿測定部とを区画する仕切り部材を含む部材で囲うとともに、前記仕切り部材に可及的に小径の孔を開設し、前記ノズルを有する軸を前記孔を通して尿サンプリング部と尿測定部とに跨がるように配置し、さらに、外部から前記尿測定部の内部空間に湿った空気などが侵入しても速やかに排出すべく前記尿測定部内から前記外部に向かって空気が流れるように構成したことを特徴とする自動蓄尿検査装置。
- 前記ノズルが、回転および/または上下動するよう構成されている請求項1に記載の自動蓄尿検査装置。
- 前記孔には少なくとも前記軸と共に、尿やパージエアーを通すための連結管が挿通されている請求項1または請求項2に記載の自動蓄尿検査装置。
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