JP2002310860A - 自動蓄尿検査装置 - Google Patents

自動蓄尿検査装置

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JP2002310860A JP2001112517A JP2001112517A JP2002310860A JP 2002310860 A JP2002310860 A JP 2002310860A JP 2001112517 A JP2001112517 A JP 2001112517A JP 2001112517 A JP2001112517 A JP 2001112517A JP 2002310860 A JP2002310860 A JP 2002310860A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気・電子機器類を収容する尿測定部を防湿
構造とし、これらの装置を良好な状態の下で収容し、所
望の動作が確実に行われるようにした自動蓄尿検査装置
を提供すること。 【解決手段】 採尿容器10内の尿をサンプリングする
尿サンプリング部9および前記サンプリングされた尿の
比重を測定する尿測定部8を備えた自動蓄尿検査装置1
において、前記尿測定部8を、尿サンプリング部9と尿
測定部8とを区画する仕切り部材5を含む部材で囲うと
ともに、前記仕切り部材5に可及的に小径の孔16を開
設し、尿のサンプリングに必要な部材を前記小孔16を
通して尿サンプリング部9と尿測定部8とに跨がるよう
に配置し、さらに、尿測定部8内からその外部に向かっ
て空気が流れるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院などの医療
機関に設けられる自動蓄尿検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄尿検査は、患者の水分の代謝の観察の
ためや尿中成分の定量を行ための手法として用いられる
が、近時、大きな病院においては、入院患者の蓄尿検査
を行うために、複数の病室のそれぞれに簡易便器および
測定端末としての自動蓄尿検査装置を設置するととも
に、ナースセンターなどの看護婦詰所にデータ管理機を
設け、このデータ管理機と各病室に設けられた自動蓄尿
検査装置とをLANを用いるなどしてネットワークを構
成した蓄尿管理システムが導入されるようになってきて
いる。
【0003】上記自動蓄尿検査装置においては、患者自
らが自分の排出した尿を採尿容器に採取し、この採尿容
器を自動蓄尿検査装置の尿サンプリング部にセットする
ことにより、採尿容器内の尿の量(体積)やその比重が
尿測定部において測定され、その測定結果は、自動蓄尿
検査装置内のメモリに患者別に記録されるとともに、中
央データ管理装置としてのデータ管理機に送られ、この
メモリ内に記録されるようになっている。また、前記採
尿容器内の尿は、適宜分注されて、成分検査などに供さ
れる。
【0004】ところで、上記自動蓄尿検査装置において
は、尿測定部は比重計の他に、尿サンプリング部内に設
けられるサンプリング用部材を駆動するモータや、装置
全体を制御したり比重計算などを行う演算制御装置とし
てのコンピュータなどの電気・電子機器類が設けられて
おり、これらの電気・電子機器類を水や水蒸気などの湿
気から保護する必要がある。
【0005】そこで、従来においては、装置の全体を防
湿構造とするため、装置の前面に防湿扉を設け、測定時
以外は防湿扉を閉じ、測定時にのみ防湿扉を開けるよう
にしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動蓄尿検査装置においては、装置とは別体の防湿扉を
設ける必要があるため、装置全体の構成がそれだけ大掛
かりとなりコストもアップする。そして、測定中は、必
ず防湿扉を開いた状態となっているため、誤って水など
が尿測定部に入るおそれがあり、尿測定部内の電気・電
子機器類の電気絶縁性などに支障を来すおそれがあっ
た。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、電気・電子機器類を収容する尿
測定部を防湿構造とし、これらの装置を良好な状態の下
で収容し、所望の動作が確実に行われるようにした自動
蓄尿検査装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、採尿容器内の尿をサンプリングする
尿サンプリング部および前記サンプリングされた尿の比
重を測定する尿測定部を備えた自動蓄尿検査装置におい
て、前記尿測定部を、尿サンプリング部と尿測定部とを
区画する仕切り部材を含む部材で囲うとともに、前記仕
切り部材に可及的に小径の孔を開設し、尿のサンプリン
グに必要な部材を前記小孔を通して尿サンプリング部と
尿測定部とに跨がるように配置し、さらに、尿測定部内
からその外部に向かって空気が流れるように構成してい
る。
【0009】上記構成の自動蓄尿検査装置においては、
電気・電子機器類を収容した尿測定部が防湿構造となっ
ているので、これらの電気・電子機器類が良好な環境
(湿度および/または温度)の下に設置されることとな
り、所望の動作が確実に行われる。そして、この尿測定
部を防湿構造とすることにより、装置全体の構成が複雑
になったり、装置が大型化するといったこともない。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面を参照
しながら説明する。図1および図2は、この発明の一つ
の実施例を示す。これらの図は、この発明の自動蓄尿検
査装置の一例を示すもので、これらの図において、1は
例えば病室内の適宜の箇所に設置される自動蓄尿検査装
置であり、この実施例では、測定を行う装置本体2と採
尿容器洗浄装置3とからなる。すなわち、4は適宜の素
材よりなるケースで、その内部は仕切り板5,6によっ
て3つの空間4A,4B,4Cに区画されている。そし
て、上二つの空間4A,4Bには装置本体2を構成する
部材(後述する)が設けられ、最下段の空間4Cには採
尿容器洗浄装置3(後述する)が設けられている。
【0011】まず、装置本体2の構成を説明すると、上
方の空間4Aは、ケース4の天板4a、左右の側板4
b,4c、背面板4d、仕切り板5によって囲まれてい
るとともに、その前面の開口部分がパネル7によって覆
われており、この空間4Aには尿測定部8(その構成は
後述する)が設けられている。そして、下方の空間4B
は、仕切り板5、左右の側板4b,4c、背面板4d、
仕切り板6によって囲まれているとともに、その前面は
外部に開放されており、この空間4Bには尿サンプリン
グ部9(その構成は後述する)が設けられている。
【0012】まず、尿サンプリング部9における構成を
説明すると、底板を兼ねた仕切り板6には、例えば内部
が筒状の採尿容器10をセットするための容器セット部
11が形成され、その近傍には採尿容器10を検出する
ための容器検出センサ12が設けられている。また、1
3は採取された尿を区分して収容するための複数の分注
カセットである。そして、14は尿サンプリング部9内
の上方に設けられる回転アームで、尿測定部8内に設け
られたモータ15によって回転駆動され、仕切り板5に
形成された小孔16を挿通して下方に垂直方向に延びる
回転軸17の下端部に固着されており、両矢印18で示
す方向に回転する。前記回転軸17は、尿測定部8内に
設けられた別のモータ19によって上下動する上下動駆
動機構20によって両矢印21で示す上下方向に移動で
きるようにも構成されている。したがって、回転アーム
14は、水平方向において回転しかつ上下方向に直線移
動する。
【0013】そして、22は採尿容器10内の尿の液面
を検知する機能をも備えたノズルで、尿サンプリング部
9内の容器セット部11の上方に設けられ、この実施例
においては、導電率の変化に基づいて液面検知を行うも
のよりなり、一方の電極としても機能するパイプ状ノズ
ル本体22aとこれに平行な状態に設けられ、他方の電
極となる棒体22bとからなる。このノズル22は、水
平方向において回転しかつ上下方向において直線移動す
る回転アーム14の先端側(遊端側)において保持ブロ
ック23によって保持され、回転アーム14の動きに伴
って同様に回転および/または上下動する。なお、ノズ
ル22によって得られる信号は、小孔16を挿通する信
号線(図示していない)を介してマイクロコンピュータ
(後述する)に送られるようにしてある。
【0014】また、24は容器セット部11を照明する
ための照明灯、25は尿サンプリング部9の上方に設け
られる表示灯である。
【0015】次に、尿測定部8における構成を説明する
と、26は前記ノズル本体22aの上端側に接続される
可撓性の連結管で、途中で回転軸17に係止され、その
上端側は仕切り板5に形成された小孔16を挿通して比
重計27の下端に接続されている。この比重計27の上
端には、可撓性の連結管28を介してシリンジポンプ2
9が接続されている。また、前記連結管28には、三方
電磁弁などの切換弁30が介装されており、この切換弁
30には、比重計27、連結管26、ノズル本体22a
をエアーパージするためのパージライン(図示していな
い)が接続されている。なお、31はシリンジポンプ2
9の駆動用モータである。
【0016】そして、前記尿測定部8の内部には、装置
本体2および採尿容器洗浄装置3の各部を制御するとと
もに、比重計27からの信号に基づいて演算を行う制御
演算装置としてのマイクロコンピュータ(図示していな
い)が設けられており、このマイクロコンピュータに
は、所定の測定や動作を行わせるためのシーケンスプロ
グラムが格納されている。
【0017】また、前記尿測定部8の上方の一隅部、例
えば側板4cの上方には、開口32が形成され、この開
口32の内側に内部にエアーを吸入するためのファン3
3が設けられている。そして、尿測定部8の前記上方の
隅部側とは対角線上の下方の隅部、例えば側板4bに
は、例えば、フィルタを備えた、細かい網状または格子
状の通風孔34が形成されている。
【0018】さらに、前記尿測定部8のパネル7の表面
には、タッチパネル式の例えば液晶表示装置よりなる入
力・表示部35が設けられており、患者名および/また
はコード番号を表示する部分(名前表示部)36が形成
されるとともに、患者に対する操作内容に関する指示や
前記マイクロコンピュータによる演算結果などが表示さ
れるようにしてある。また、前記パネル7には、患者に
対する操作指示用の拡声器37が設けられている。つま
り、患者に対して、入力・表示部35における表示と拡
声器37における音声のそれぞれによって操作内容が指
令されるようにしてある。
【0019】次に、採尿容器洗浄装置3の構成を簡単に
説明すると、この採尿容器洗浄装置3は、例えば三人の
患者のそれぞれ専用の採尿容器10を洗浄しこれを保管
するための専用の3つの洗浄室38が隣接配置されてい
る。各洗浄室38には、両矢印39方向に回転して室内
を開閉する扉40が設けられ、この扉40は、その内面
に採尿容器10を保持・固定する容器載置部41が設け
られるとともに、一部に透視可能なガラス窓42が形成
されている。室内の下方と上方に洗浄用シャワー栓43
a,43bが設けられ、採尿に用いた採尿容器10を適
宜の洗浄液で洗浄するとともに、室の側壁に送風孔44
が形成してあり、送風により洗浄後の採尿容器10を乾
燥させるように構成されている。
【0020】そして、前記採尿容器洗浄装置3の各洗浄
室38の上部には、表示灯45がそれぞれ設けられてい
る。
【0021】上記自動蓄尿検査装置1の動作を説明す
る。今、一つの病室に例えば3人の患者が入院している
ものとし、各患者ごとに専用の採尿容器10が定めら
れ、この採尿容器10が、自動蓄尿検査装置1の近傍に
設けられた採尿容器保管場所(図示していない)に患者
が区別できるように一括して収容されているものとす
る。
【0022】(1)例えば患者Aが採尿容器保管場所か
ら自分の採尿容器10を取り出し、これを手に持って例
えば病室に設けられているトイレ(図示していない)で
用を足し、自分の尿を採尿容器10に採取して、この採
尿容器10を保持して自動蓄尿検査装置1の前面まで来
る。このとき、自動蓄尿検査装置1は、測定待機モード
(非測定モード)であり、各部の照明灯や表示灯は消え
ている。
【0023】(2)前記患者Aは、入力・表示部35に
おける自分の名前表示部35aを指で押す。これによっ
て、自動蓄尿検査装置1が測定モードとなる一方、入力
・表示部35における患者Aの名前表示部35aのみが
点灯するとともに、照明灯24が点灯し、容器セット部
11が照明されるとともに、例えば「Aさんですね。」
といった確認のメッセージが拡声器37から発せられ、
次いで、「採尿容器を容器セット部に置いて下さい。」
といった指示メッセージが発せられる。
【0024】(3)患者Aは、前記メッセージおよび容
器セット部11が明るく照明されることにより、手に持
っている採尿容器10を容器セット部11にセットす
る。この採尿容器10の存在は、容器検出センサ12に
よって検出され、その検出出力に基づいてモータ19が
動作してノズル22が下降してその先端が採尿容器10
内の尿内に進入するが、その進入時に液面の高さ位置が
検出され、これに基づいて尿の量(体積)が測定され
る。次いで、モータ31が動作して採尿容器10内の尿
が所定量吸引されて比重計27内に導入されることによ
り、尿の比重が測定される。前記比重計27に導入され
た尿は、所定の時間経過後、ノズル22を経て採尿容器
10に戻される。そして、例えば、他の尿の試験項目の
ための尿の分注指令がある場合には、モータ15,19
が動作して、ノズル22を上下動および回転させて、採
尿容器10内の尿が分注カセット13に分注される。
【0025】そして、前記(3)で示した尿の量や比重
の測定や、比重の測定や他の試験用の分注のための尿の
採取などの動作の間中、照明灯24が点滅するので、所
定の測定および分注が行われていることが目視によって
確認できる。前記尿の総量や比重の測定結果は、入力・
表示部35に表示されるとともに、マイクロコンピュー
タのメモリ内に格納されたり、LANなどのネットワー
クを介して、看護婦詰所などに設けられるデータ管理機
(図示していない)に送信され、そのメモリ内に格納さ
れる。
【0026】(4)前記分注が行われ、採尿容器10内
に尿がなくなると、切換弁30を会して、パージ用のエ
アーが比重計27、連結管26、ノズル本体22aに供
給され、これらの各部がエアーパージされる。その後、
3つの洗浄室38のうち、患者Aの採尿容器10を洗浄
する洗浄室38の上部の表示灯45のみが明るく点灯す
るとともに、例えば「採尿容器を貴方の洗浄室に入れて
下さい。」といった指示メッセージが拡声器37から発
せられる。
【0027】(5)患者Aは、前記メッセージおよび自
分の洗浄室38の表示灯45が明るく点灯することによ
り、前記空の採尿容器10を自分の洗浄室38に収容す
る。この場合、洗浄室38の扉40を一旦開いて採尿容
器10を洗浄室38内部に収容して扉40を閉めたこと
が適宜のセンサ(図示していない)によって検知される
ことにより、洗浄用シャワー栓43a,43bから適宜
の洗浄液が採尿容器10に向けて噴射されて採尿容器1
0の洗浄が行われ、その後、送風孔44から適宜の風
(例えば温風)が洗浄室38内に供給されて洗浄後の採
尿容器10が乾燥される。
【0028】そして、前記(5)における動作の間中、
表示灯45が点滅するので、所定の洗浄が行われている
ことが目視によって確認できる。また、洗浄室38の扉
40の窓42を通して洗浄室38内の様子を確認するこ
とができる。
【0029】(6)前記採尿容器10の洗浄が完了する
と、点滅していた表示灯45が点灯するとともに、例え
ば「採尿容器の洗浄が完了したので、これを取り出し、
採尿容器保管場所に保管して下さい。」といったメッセ
ージが拡声器37から発せられる。
【0030】前記表示灯45の点灯およびメッセージに
したがって、患者Aは洗浄室38から採尿容器10を取
り出し、これを採尿容器保管場所の所定の位置に戻す
が、前記点灯が終わって所定の時間が経過すると、入力
・表示部35における照明が終わり、自動蓄尿検査装置
1は元の測定待機モードに復する。
【0031】なお、分注指令がない場合は、前記比重の
測定が終了すると、入力・表示部35における表示や音
声により、例えば「採尿容器内の尿を廃棄して洗浄室内
に収容して下さい。」といった指令が出力される。
【0032】そして、上記自動蓄尿検査装置1は、その
構造面を考えた場合、空間4Aにマイクロコンピュータ
や各種のモータ15,19,31やポンプ29など電気
・電子機器類を収容した尿測定部8は、その周囲が天板
4a、左右の側板4b,4c、背面板4d、仕切り板5
およびパネル7によって囲まれているので、尿測定部8
内の前記機器類に水が直接かかることはない。また、こ
の尿測定部8と、オープンスペースに形成され比較的湿
度の高い尿サンプリング部9との間は、仕切り板5によ
って区画されるとともに、この仕切り板5には、回転ア
ーム14を回転させる軸17や尿やパージエアーを通す
ための連結管など尿のサンプリングに必要な部材を挿通
させるための唯一つの可及的に小さい孔16が設けられ
ているだけであるので、前記内部空間4Aは防湿構造と
なり、前記機器類が比較的乾燥した雰囲気内に収容され
ることになり、これらの機器類が湿気や水分などの影響
を受けることがなく、所望の動作を行うことができる。
さらに、前記小孔16に適宜の素材よりなるパッキンを
設け、前記サンプリングに必要な部材との間の隙間を可
及的に小さくしておくことにより、尿サンプリング部9
側からの湿気が尿測定部8内に侵入することがほとんど
防止できる。
【0033】そして、前記尿測定部8の例えば上方の隅
部には、その内部空間4Aに外気を吸入するためのエア
吸入用ファン33が設けられているとともに、尿測定部
8の前記ファン設置位置とは対角線状の位置に通風孔3
4が形成してあるので、ファン33によって内部空間4
A内に吸引された空気は、図1において矢印46で示す
ように流れ、内部空間4Aを斜め方向に縦断するように
して、図1において矢印47で示すように通風孔34方
向に向かい、その後、通風孔34を経て尿測定部8外部
に出ていき、尿測定部8の内部空間4Aを好適に換気す
る。したがって、尿測定部8の内部空間4Aは、常に、
電子・電気機器類には好適な乾燥した状態に保持され
る。したがって、万一、外部から前記空間4Aに湿った
空気などが侵入しても速やかに排出される。
【0034】なお、前記小孔16にパッキンを設けず、
前記サンプリングに必要な部材との間に多少の隙間が形
成されるようにしてもよい。この場合、内部空間4A内
の空気は、適宜の圧力が付与された状態にしておくこと
により、図1において、矢印48で示すように、小孔1
6を経て多少は尿サンプリング部9内に流れ出る。
【0035】この発明は、上述の実施例に限られるもの
ではなく、例えば、尿測定部8内の換気の方向は任意に
設定することができる。
【0036】そして、測定を行う装置本体2と採尿容器
洗浄装置3とを別体構成として、自動蓄尿検査装置1を
装置本体2のみで構成してあってもよい。
【0037】また、採尿容器保管場所を設けるのに代え
て、採尿容器洗浄装置3の各洗浄室38内に、複数の患
者の採尿容器10をそれぞれ保管収容するようにしても
よい。さらに、採尿容器洗浄装置3には必ずしも複数の
洗浄室38を設ける必要はなく、複数の患者が共用する
ようにしてもよい。そして、複数の患者が一つの採尿容
器10を共用するようにしてもよい。
【0038】さらに、自動蓄尿検査装置1としては、病
室に設けられるものに限られるものではなく、集合トイ
レに設けた自動蓄尿検査装置においても同様に実施する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動蓄
尿検査装置においては、採尿容器内の尿をサンプリング
する尿サンプリング部および前記サンプリングされた尿
の比重を測定する尿測定部を備えた自動蓄尿検査装置に
おいて、前記尿測定部を、尿サンプリング部と尿測定部
とを区画する仕切り部材を含む部材で囲うとともに、前
記仕切り部材に可及的に小径の孔を開設し、尿のサンプ
リングに必要な部材を前記小孔を通して尿サンプリング
部と尿測定部とに跨がるように配置し、さらに、尿測定
部内からその外部に向かって空気が流れるように構成し
ているので、電気・電子機器類を収容した尿測定部が防
湿構造となり、これらの電気・電子機器類が良好な環境
(湿度および/または温度)の下に設置されることとな
り、所望の動作が確実に行われる。そして、前記尿測定
部を防湿構造とすることにより、装置全体の構成が複雑
になったり、装置が大型化するといったこともない。し
たがって、この発明によれば、コンパクトで性能の優れ
た自動蓄尿検査装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動蓄尿検査装置の一例を示す部分
的に透視して示す斜視図である。
【図2】前記自動蓄尿検査装置の設置状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…自動蓄尿検査装置、5…仕切り部材、8…尿測定
部、9…尿サンプリング部、10…採尿容器、16…小
孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 採尿容器内の尿をサンプリングする尿サ
    ンプリング部および前記サンプリングされた尿の比重を
    測定する尿測定部を備えた自動蓄尿検査装置において、
    前記尿測定部を、尿サンプリング部と尿測定部とを区画
    する仕切り部材を含む部材で囲うとともに、前記仕切り
    部材に可及的に小径の孔を開設し、尿のサンプリングに
    必要な部材を前記小孔を通して尿サンプリング部と尿測
    定部とに跨がるように配置し、さらに、尿測定部内から
    その外部に向かって空気が流れるように構成したことを
    特徴とする自動蓄尿検査装置。
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