JP2002370834A - 棒状物品の供給機 - Google Patents

棒状物品の供給機

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JP2002370834A JP2001178984A JP2001178984A JP2002370834A JP 2002370834 A JP2002370834 A JP 2002370834A JP 2001178984 A JP2001178984 A JP 2001178984A JP 2001178984 A JP2001178984 A JP 2001178984A JP 2002370834 A JP2002370834 A JP 2002370834A
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奉文 越智
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホッパからの棒状物品の取出しを安定させつ
つ、その供給速度の高速化を図ることができる棒状物品
の供給機を提供する。 【解決手段】 フィルタアタッチメントに向け、空送管
を通じてフィルタロッドを空送するフィルタロッド供給
機4は、溝付きの上部ドラム10の上側にフィルタロッ
ドFのホッパ8を備えており、上部ドラム10の回転回
入側に位置するホッパ8の一側壁14は、下側から第1
勾配θ1の下部壁部分18と、下部壁部分18に沿って
圧縮空気を吹き出す複数の噴気孔24を有した垂直壁部
分20と、第2勾配θ2の上部壁部分22とを含み、第
1勾配θ1は直角の1/2〜3/4の範囲(60°)に
設定され、第2勾配θ2は直角と第1勾配θ1との間の角
度の76°に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばフィルタ
シガレットの製造に使用されるフィルタロッド等の棒状
物品を、その消費装置に向けて供給する供給機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の棒状物品の供給機には、特開昭
60-177109号公報および特開平8-58972号公報に開示され
ているように、溝付きドラムを上下に備えたデュアルド
ラム型の供給機と、特開平7-147963号公報に開示されて
いるように1つの溝付きドラムのみを備えたシングルド
ラム型の供給機がある。
【0003】これら供給機は何れのタイプであっても、
ホッパの出口から棒状物品、つまり、フィルタロッドを
溝付きドラムにより1本ずつ取出して移送し、この後の
移送過程にて、圧縮空気の断続的な噴出によりフィルタ
ロッドに空送圧を付与し、この空送圧により、そのフィ
ルタロッドを供給機から空送管内に吐出し、そして、こ
の空送管内を通じて消費装置であるフィルタシガレット
製造機、いわゆるフィルタアタッチメントに向けて空送
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、フィ
ルタアタッチメントによるフィルタシガレットの生産速
度が高速化するに連れ、この種の供給機にあっても、フ
ィルタロッドの供給速度に関し、更なる高速化が要求さ
れている。供給機の高速化には溝付きドラムの回転速度
や、供給機からフィルタロッドの吐出速度を共に高速化
する必要がある。しかしながら、溝付きドラムの高速回
転はホッパ内のフィルタロッドが溝付きドラムの取出し
溝に落ち込むよりも前に、その取出し溝の移動をもたら
すことにもなり、取出し溝が空のままでホッパの出口を
通過し、取出し溝によるフィルタロッドの確実な受取
り、つまり、ホッパからのフィルタロッドの安定した取
出しを不能にする。
【0005】この点、特開昭60-177109号公報の供給機
にあっては、溝付きドラムの回転回入側に位置するホッ
パの一側壁に圧縮空気を噴出する噴気孔を備え、この噴
気孔から溝付きドラムの外周面に向けて圧縮空気流を噴
出させることで、ホッパ内のフィルタロッドを取出し溝
に強制的に落込ませるようにしているが、しかしなが
ら、このような圧縮空気流のみでは、溝付きドラムの高
速回転に十分に対処できない。
【0006】より詳しくは、上記公報の供給機の場合、
ホッパにおける一側壁の下部はその勾配が比較的緩や
か、たとえば30°程度に設定されているため、一側壁
の下部に接するフィルタロッドに着目すると、これらフ
ィルタロッドは一側壁の下部により実質的に支持された
状態にあるから、その上側に積層されたフィルタロッド
の重量が大きく加わり、たとえ上述の圧縮空気流が付与
されるとしても、溝付きドラムの高速回転に対して、取
出し溝に向かうフィルタロッドの流下速度が不足し、取
出し溝へのフィルタロッドの受取りが不安定になるもの
と考えられる。
【0007】一方、取出し溝にフィルタロッドが受取ら
れたとしても、溝付きドラムの高速回転化は、フィルタ
ロッドの受取り姿勢を不安定にする。つまり、取出し溝
の溝方向に対してフィルタロッドが傾いた状態で受取ら
れ易い。この場合、前述したデュアルドラム型の供給機
にあっては、上下の溝付きドラム間でのフィルタロッド
の受渡しが不安定になる。一方、シングルドラム型の供
給機にあっては、フィルタロッドの端面に空送圧を真っ
直ぐに付与することができないため、フィルタロッドの
安定した吐出が不能となり、供給機内にてフィルタロッ
ドの詰まりを発生させ易い。
【0008】さらに、公知の供給機は何れのタイプにあ
っても、空送圧の供給を受ける溝付きドラムには回転抵
抗の低減を図るため、そのケーシングに対して非接触型
の回転支持構造が採用されており、この非接触型の回転
支持構造はその溝付きドラムの両端面および外周面の三
方とケーシングとの間にそれぞれギャップを確保してい
る。このような回転支持構造は、各ギャップの大きさが
部品の加工精度や組付け精度に大きく依存することか
ら、各ギャップを所望の大きさに正確に維持するのは非
常に困難である。このため、フィルタロッドの吐出速度
を高速化するために、断続的に供給される空送圧が高圧
にされると、高圧の空送圧がギャップを通じて大きく漏
れてしまうため、この漏れが溝付きドラムにその径方向
および軸線方向の振動を発生させてしまう。このような
溝付きドラムの振動は、溝付きドラムとケーシングとの
間の干渉を招き、溝付きドラムの回転自体を不能にする
虞がある。
【0009】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、ホッパからの安定した
棒状物品の取出しや吐出を維持しつつ、棒状物品の供給
速度を高速化することができる棒状物品の供給機を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、棒状物品を蓄えるホッパと、外周面にて
ホッパの出口を閉塞した状態で一方向に回転可能に設け
られた上部ドラムと、上部ドラムの外周面にその周方向
に等間隔を存して設けられ、上部ドラムの回転に伴いホ
ッパの出口を通過する際にホッパ内の棒状物品を1本ず
つ吸引して受取り、ホッパから取出し可能な取出し溝
と、上部ドラムに隣接して設けられ、上部ドラムの回転
方向とは逆方向に回転可能な下部ドラムと、下部ドラム
の外周面にその周方向に等間隔を存して設けられ、下部
ドラムの回転に伴い上部ドラムの取出し溝と順次合致
し、取出し溝から棒状物品を受取って移送する移送溝
と、下部ドラムの外周を囲む外周ガイド壁および下部ド
ラムの両側面を囲むサイド壁を有し、下部ドラムを回転
自在に支持するケーシングと、ケーシングの一方のサイ
ド壁に設けられ、一端が下部ドラムの回転に伴い移送溝
に順次連通し、他端が空送管に接続された吐出ポート
と、吐出ポートに連通した移送溝内にケーシングの他方
のサイド壁側から圧縮空気を噴射し、移送溝内の棒状物
品を前記吐出ポートを通じて空送管に吐出する圧空噴射
手段とを具備した棒状物品の供給機、つまり、デュアル
ドラム型の供給機を前提とし、本発明の供給機は以下の
種々の特徴を備えている。
【0011】すなわち、本発明の請求項1の供給機は、
上部ドラムの回転回入側に位置したホッパの一側壁に関
し、この一側壁が、上部ドラムの外周面から直角の1/
2〜3/4の第1勾配角を存して上方に延びる下部壁部
分と、この下部壁部分の上側に直接又は間接的に連な
り、直角と第1勾配角との間の第2勾配角を存した上部
壁部分と、下部壁部分に沿い、上部ドラムの外周面に向
けて圧縮空気を噴出する噴気孔とを含むものとなってい
る。
【0012】上述の請求項1の供給機によれば、ホッパ
内にて、その一側壁の下部壁部分に接する棒状物品は下
部壁部分の第1勾配が直角の1/2以上の急角度である
ことから、その流下速度が下部壁部分との接触により大
きく低減されることはなく、しかも、噴気孔からの圧縮
空気流を受けることで、上部ドラムの外周面に向け、か
つ、下部壁部分に沿って速やかに流下する。それゆえ、
上部ドラムの回転に伴い、上部ドラムの取出し溝がホッ
パの出口に進入すると直ちに、下部壁部分に接し、且
つ、最下位に位置する棒状物品は取出し溝に向かう速い
流下速度に加え、その取出し溝からの吸引力を受けるこ
とで、取出し溝に確実に速やかに受取られる。
【0013】また、ホッパの一側壁における上部壁部分
は、下部壁部分の第1勾配と直角との間のより急な第2
勾配を有しているので、ホッパ内に上部壁部分の高さレ
ベルまで棒状物品が積層されていても、上部壁部分近傍
の上部領域の棒状物品の重量が下部壁部分に沿う棒状物
品に過大に加わったり、逆に、上部領域の棒状物品の流
下方向が下部壁部分から大きく逸れるようなこともな
い。したがって、下部壁部分に沿う棒状物品の流下が上
部領域の棒状物品の重量により妨げられることもなく、
また、上部領域から下部壁部分に向かう棒状物品の流下
量をも十分に確保される。
【0014】また、上述の目的の達成するため、本発明
の供給機(請求項2)は、前提の供給機において、各取
出し溝に棒状物品を吸引するための吸着孔を1個のみ設
け、この吸着孔は取出し溝の溝方向中央に位置付けられ
ている。このような請求項2の供給機によれば、上部ド
ラムの取出し溝に棒状物品が不安定な姿勢で受取られた
としても、棒状物品は取出し溝にその溝方向中央にての
み吸着されているだけであるから、ホッパの出口を通過
する過程にて、ホッパ内の上側の棒状物品と接触するこ
とで、その吸着位置を中心に旋回する結果、その受取り
姿勢が取出し溝に真っ直ぐに沿うような正規な姿勢に修
正され、取出し溝に安定して保持される。
【0015】さらに、上述の目的を達成するため、本発
明の供給機(請求項3)は、前提の供給機において、そ
のケーシングおよび圧空噴射手段が改良されている。こ
の場合、ケーシングは、下部ドラムの軸線方向の移動を
許容し、下部ドラムのドラム軸を軸線方向および径方向
の両方に回転自在に支持する軸受手段と、下部ドラムを
軸線方向でみて一方に付勢する付勢手段と、下部ドラム
を付勢手段の付勢力に抗して軸線方向に移動させ、一方
のサイド壁と下部ドラムとの間のギャップを調整する調
整手段とを含み、そして、圧空噴射手段は、他方のサイ
ド壁内に軸線方向の移動が許容されかつ気密を存した状
態で嵌合され、下部ドラムと一体に回転する円筒部材
と、他方のサイド壁から円筒部材を通じて移送溝内に圧
縮空気を噴出可能とする圧空経路とを含んでいる。
【0016】請求項3の供給機によれば、下部ドラムは
その軸線方向の移動が許容されているので、ケーシング
の一方のサイド壁と下部ドラムとの間のギャップは調整
手段により最適に調整され、この際、下部ドラムは付勢
手段により付勢力によりスラスト力を受けた状態にあ
り、軸受手段、具体的には深溝玉軸受は、下部ドラムの
ドラム軸を軸線方向および径方向の両方向に堅固に支持
するものとなる。
【0017】一方、ケーシングの他方のサイド壁側にあ
っては、他方のサイド壁内に下部ドラム側の円筒部材を
気密に嵌合させ、そして、この円筒部材内を通じて圧空
経路を確立しているので、他方のサイド壁側と下部ドラ
ムとの間に圧縮空気の漏れを発生させる間隙は存在しな
い。したがって、圧空経路を通じて移送溝内に噴射され
る圧縮空気の噴射圧、つまり、空送圧が高圧にされて
も、圧縮空気の漏れが大幅に低減される結果、下部ドラ
ムの振動が抑制され、下部ドラムの高速回転化が可能と
なる。
【0018】好ましくは、ホッパは、上部ドラムの回転
回出側に位置した他側壁と上部ドラムとの間に配置さ
れ、前記上部ドラムの回転方向と同一の方向に回転する
掻上げローラと、上部ドラムに対して掻上げローラを接
離させ、上部ドラムと掻上げローラとの間の間隙を調節
する調節手段とをさらに含んでいる(請求項4)。掻上
げローラは、上部ドラムの回転に伴い、棒状物品を受取
った取出し溝がホッパの出口から抜出る際、この取出し
溝内の棒状物品に隣接する上側の棒状物品を上方に向け
て払い除け、ホッパの出口からの棒状物品の取出しを円
滑にする。さらに、掻上げローラと上部ドラムとの間の
間隙が調節可能であることで、この間隙を棒状物品の径
に応じて調節することができ、取出し溝内の棒状物品と
掻上げローラとの接触が回避され、掻上げローラと取出
し溝との間での棒状物品の噛込みが防止される。
【0019】また、取出し溝の溝深さおよびピッチは、
取出し溝内の棒状物品がその上側にて積層状態にあるホ
ッパ内の他の棒状物品と上部ドラムとの間の接触を阻止
すべく設定されているのが好ましい(請求項5)。この
場合、上部ドラムの回転速度が高速化しても、上部ドラ
ムは、取出し溝に受取られた棒状物品以外の棒状物品と
接触することはなく、その接触により棒状物品が損傷さ
れることもない。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の棒状物品の供給
機をフィルタシガレットの製造システムに適用した一例
を示す。フィルタシガレットの製造システムは、複数の
フィルタアタッチメント2と、棒状物品であるフィルタ
ロッドの供給機4と、これらフィルタアタッチメント2
と対応する供給機4との間を接続する空送管6とから構
成されており、各供給機4は対応するフィルタアタッチ
メント2、より詳しくは、そのロッドホッパに向け、空
送管6を通じてフィルタロッドを供給する。
【0021】ここで、フィルタアタッチメント2はその
供給機4からのフィルタロッドのみならず、シガレット
製造機にて製造されたシガレットロッドの供給をも受
け、そして、これらシガレットロッドとフィルタロッド
とからフィルタシガレットを製造する。図2に示すよう
に、供給機4はフィルタロッドFを蓄えるホッパ8を備
え、ホッパ8の下端出口は上部ドラム10により閉塞さ
れた状態にある。上部ドラム10はその外周面に複数の
取出し溝12を有した溝付きドラムであり、取出し溝1
2は上部ドラム10の周方向に等間隔を存して配置され
ている。上部ドラム10は図2でみて、矢印Aで示すよ
うに反時計方向に回転される。したがって、上部ドラム
10の回転に伴い、ホッパ8の下端出口内に進入した取
出し溝12はホッパ8内のフィルタロッドFを1本ずつ
受取ることができる。
【0022】ホッパ8は、上部ドラム10の回転回入側
に位置した一側壁14と、その回転回出側に位置する他
側壁16とを有し、上部ドラム10の回転方向でみて、
ホッパ8の下端出口の幅は側壁14,16間にて規定さ
れている。一側壁14はホッパ8内に面する内壁面が上
部ドラム10の外周側から下部壁部分18、垂直壁部分
20および上部壁部分22として形成されており、下部
壁部分18は水平面に対して直角の1/2から3/4の
範囲の第1勾配θ1を有する。具体的には、第1勾配θ1
はたとえば60°に設定されている。
【0023】また、上部壁部分22は、第1勾配θ1
りも大きな第2勾配θ2を有し、この第2勾配θ2は垂直
(直角)と第1勾配θ1との間の角度、具体的には76
°に設定されている。なお、垂直壁部分20は必要に応
じて設けられるものであって、上部壁部分22は下部壁
部分18から直接に連なっていてもよい。また、ホッパ
8の他側壁16に関して、その勾配は特に制約されるも
のではないが、下部壁部分18の第1勾配θ1と同程度
であるのが好ましい。
【0024】さらに、垂直壁部分20には複数の噴気孔
24が開口しており、これら噴気孔24はホッパ8の奥
行き方向、つまり、ホッパ8内のフィルタロッドFの軸
線方向に所定の間隔を存して配置されている。各噴気孔
24は一側壁14内を延びるエアブロー通路26に連通
し、エアブロー通路26はホッパ8の外側にて空圧源に
接続されている。図2から明かなように噴気孔24は、
下部壁部分18と同一の勾配を存して傾斜し、これによ
り、噴気孔24から噴射される圧縮空気は下部壁部分1
8に沿って流れることになる。
【0025】一方、ホッパ8はその他側壁16側に掻上
げローラ28を備えている。この掻上げローラ28は他
側壁16と上部ドラム10の外周との間からホッパ8内
に臨むようにして配置され、上部ドラム10と同一方
向、つまり、図2でみて反時計方向に回転される。掻上
げローラ28は上部ドラム10の外周面に対して接離可
能であり、これにより、掻上げローラ28と上部ドラム
10との間の間隙、つまり、掻上げローラ28と取出し
溝12内に受取られたフィルタロッドFとの間の間隙E
がフィルタロッドFの直径に応じて調節される。具体的
には、フィルタロッドFの直径が8mmである場合、間隙
Eは1.8 mm程度に設定されるのが好ましい。
【0026】より詳しくは、図3に示されるように掻上
げローラ28はそのローラ軸30に所定の間隔を存して
取付けられている。ローラ軸30の一端は供給機4のフ
レーム32、つまり、このフレーム32に形成した孔3
4に遊挿され、軸受36を介して取付けディスク38に
回転自在に支持されている。取付けディスク38は複数
の取付けボルト40を介してフレーム32に締結される
が、ここで、取付けボルト40は、取付けディスク38
に形成した円弧状のボルト挿通孔42を通じてフレーム
32にねじ込まれている。
【0027】一方、ローラ軸30の他端はカップリング
44を介して駆動軸46の一端に接続され、駆動軸46
はスリーブ48の外周面に対して偏心した状態で、スリ
ーブ48を貫通し、そして、スリーブ48の両端に軸受
50を介して回転自在に支持されている。なお、スリー
ブ48自体はフレーム32に回転自在に支持されてい
る。
【0028】駆動軸46の他端にはプーリ52が取付け
られ、このプーリ52と電動モータ54側のプーリ(図
示しない)との間は無端状のベルト56を介して接続さ
れている。したがって、電動モータ54が駆動される
と、その駆動力が駆動軸46およびローラ軸30を介し
て各掻上げローラ28に伝達され、この結果、これら掻
上げローラ28は上部ドラム10と同一の方向に所定の
速度、具体的には、フィルタロッドFの直径に応じた周
速にて回転される。つまり、電動モータ54は掻上げロ
ーラ28の周速を任意に設定可能となっている。
【0029】ここで、前述した取付けボルト40による
取付けディスク38の締結を解除した状態で、スリーブ
48を回転させると、駆動軸46がスリーブ48に対し
て偏心していることから、図4に示されるように駆動軸
46はスリーブ48内をその径方向に移動し、これによ
り、各掻上げローラ28が上部ドラム10に対して接離
する結果、前述した間隙Eの調節が可能となる。
【0030】一方、図2から明らかなように、上部ドラ
ム10を横断面でみたとき、取出し溝12は、上部ドラ
ム10の外周形状にその回転方向に連続した波形形状を
付与するものであるが、しかしながら、上部ドラム10
の軸線方向でみたとき、各取出し溝12は、図5に示す
ように3つの溝部分12a,12b,12cからなる分
割構造をなしている。
【0031】また、上部ドラム10はそのドラム軸58
にキー59を介して一体的に連結され、キー59は上部
ドラム10の一端部に位置付けられている。ドラム軸5
8は上部ドラム10を貫通して延び、その両端部が軸受
60を介してフレーム32に回転自在に支持されてい
る。ドラム軸58の一端にはギヤ62が取付けられ、そ
して、その他端に駆動力が入力されることで、上部ドラ
ム10は所定の速度で回転する。
【0032】各取出し溝12にはその中央の溝部分12
bの底にのみ、吸着孔64が開口しており、この吸着孔
64は上部ドラム10内の軸方向孔66に連通してい
る。すなわち、図6に示されるように上部ドラム10に
は各溝部分12bの吸着孔64に対応し、独立した軸方
向孔66がそれぞれ形成されている。これら軸方向孔6
6は上部ドラム10の他端面にて開口し、これら開口端
は同一の円上に等間隔を存して分布されている。
【0033】上部ドラム10の他端面にはコントロール
リング68が密着しており、このコントロールリング6
8は上部ドラム10のドラム軸58を囲み、かつ、フレ
ーム32側に固定されている。すなわち、上部ドラム1
0が回転されると、その他端面はコントロールリング6
8に気密を存して摺接する。コントロールリング68に
は上部ドラム10の他端面と接する側の端面に、図7に
示すような円弧状の吸引溝70が形成されている。この
吸引溝70は前述した軸方向孔66の分布径と略同一の
曲率半径を有し、コントロールリング68の略半周に亘
って延びている。したがって、上部ドラム10が回転さ
れるとき、各軸方向孔66の開口端は吸引溝70に順次
連通する。
【0034】一方、吸引溝70はコントロールリング6
8内の軸方向孔72に連通し、この軸方向孔72はコン
トロールリング68に隣接した接続リング74内の内部
通路(図示しない)を通じて外部の吸引ホース76に接
続され、この吸引ホース76が負圧源に接続されてい
る。なお、接続リング74もまたコントロールリング6
8と同様に固定部材である。
【0035】したがって、コントロールリング68の吸
引溝70は負圧源から所定のサクション圧の供給を常時
受けた状態にあり、吸引溝70に上部ドラム10の軸方
向孔66が連通した状態にあるとき、つまり、軸方向孔
66が吸引溝70によって規定されるサクション域Sを
通過するとき、その軸方向孔66を通じて対応する吸着
孔64、つまり、その取出し溝12に吸引力が供給され
る。
【0036】ここで、図2に示されるように、上部ドラ
ム10の回転方向でみて、サクション域Sはホッパ8の
一側壁14の直前位置からホッパ8の下端出口を越えた
領域、つまり、上部ドラム10の略半周に亘って延びて
いる。上部ドラム10の下側には、上部ドラム10に転
接するようにして下部ドラム78が配置され、この下部
ドラム78は上部ドラム10とは反対方向、つまり、図
2でみて矢印Bで示す時計方向に回転可能であり、その
外周面には周方向に等間隔を存して移送溝80が設けら
れている。具体的には、上部ドラム10および下部ドラ
ム78は、取出し溝12および移送溝80が互いに合致
しながら回転される。
【0037】下部ドラム78はその三方がケーシング8
2により覆われており、このケーシング82は、下部ド
ラム78の外周面を覆う外周ガイド84と、図5に示さ
れるように下部ドラム78の両側面を覆い、下部ドラム
78のドラム軸86を回転自在に支持する左右一対のサ
イド壁88,90とから構成されている。より詳しく
は、外周ガイド84は、下部ドラム78の約下側半周部
分を覆っており、外周ガイド84の内周面と下部ドラム
78の外周との間には所定のギャップが確保され、これ
により、下部ドラム78は外周ガイド84に摺接するこ
となく回転する。具体的には、外周ガイド84は図8か
ら明らかなように両端に端壁を有した半割の筒形状を有
し、その両端部にて、フレーム32側に支持可能となっ
ている。
【0038】つまり、下部ドラム78の一端側に位置す
るサイド壁88は外周ガイド84の一端部に連結され、
深溝玉軸受92を介してドラム軸86の一端部を回転自
在に支持している。ここで、深溝玉軸受92は、ドラム
軸86に対してはその軸線方向への移動が不能である
が、しかしながら、サイド壁88に対してはその軸線方
向の摺動を許容した状態で取付けられている。
【0039】ドラム軸86の一端はサイド壁88から突
出し、この一端にキー94を介してスリーブ軸96が装
着され、そして、このスリーブ軸96にギヤ98が取付
けられている。このギヤ98は上部ドラム10側のギヤ
62に噛み合い、これにより、下部ドラム78は上部ド
ラム10からの駆動力を受けることで回転される。サイ
ド壁88内には取付け板99を介して波形ワッシャ10
0が装着されている。この波形ワッシャ100は図9に
示すような形状を有し、深溝玉軸受92と同軸上に配置
されることで、押圧スリーブ102を介して深溝玉軸受
92を下部ドラム78側に向けて押圧付勢している。し
たがって、下部ドラム78は波形ワッシャ100により
他方のサイド壁90に向かうスラスト力を受けている。
【0040】さらに、サイド壁88内には下部ドラム7
8側に向けて開口した環状穴103が形成され、そし
て、この環状穴103に円筒部材としてのエアフランジ
104が回転自在、かつ、その軸線方向に摺動自在に嵌
合されている。より詳しくは、エアフランジ104は一
端が開口するとともに、他端が閉塞されたカップ形状を
なし、その外周面が環状穴103の内周面に気密を存し
て摺接可能となっている。
【0041】エアフランジ104はその他端が下部ドラ
ム78の一端面に密着して取付けられ、下部ドラム78
と一体に回転する。図10から明らかなようにエアフラ
ンジ104の外周部内には、その周方向に等間隔を存し
て連通孔106が形成され、これら連通孔106はエア
フランジ104の他端面にて開口し、対応する移送溝8
0に常時連通した状態にある。
【0042】また、エアフランジ104の外周面には連
通孔106に対応して入力ポート108が開口し、これ
ら入力ポート108はエアフランジ104の周方向に等
間隔を存して配置されている。一方、サイド壁88には
供給ポート110が形成され、この供給ポート110
は、下部ドラム78の回転に伴い、移送溝80が所定の
回転角位置、すなわち、吐出回転角位置に到達したと
き、その移送溝80に前述した入力ポート108および
連通孔106を介して接続可能となっている。
【0043】図2に示されているように、供給ポート1
10は外周ガイド84の領域内に位置付けられ、サイド
壁88の外側に固定されたジョイント112を介して圧
空供給管114に接続され、この圧空供給管114は電
磁弁116を介して圧空源に接続されている。一方、図
5に示されるように、サイド壁90はシリンダヘッド1
18を含み、このシリンダヘッド118は図11に示す
ように上方に向けて開口した円弧形状をなしている。シ
リンダヘッド118は前述したフレーム32に支持され
る一方、軸受ブロック120を装着したものとなってい
る。
【0044】軸受ブロック120内には、下部ドラム7
8側からニードル軸受124および深溝玉軸受126が
順次収容されている。より詳しくは、ニードル軸受12
4は、ドラム軸86の軸線方向の移動を許容した状態
で、ドラム軸86を回転自在に支持している。一方、深
溝玉軸受126は前述した深溝玉軸受92と対をなすも
ので、ドラム軸86に対してはその軸線方向に移動不能
に支持されているが、軸受ブロック120に対しては軸
線方向の摺動が許容された状態にある。
【0045】さらに、軸受ブロック120の他端部には
調整ねじ128がドラム軸86と同軸にしてねじ込ま
れ、調整ねじ128の一端は軸受ブロック120内に突
出している。そして、軸受ブロック120内には、調整
ねじ128と深溝玉軸受126との間に押圧ディスク1
30が摺動自在に嵌合され、この押圧ディスク130は
調整ねじ128のねじ込みを受けることで、深溝玉軸受
126を介してドラム軸86、つまり、下部ドラム78
を前述した波形ワッシャ100のスラスト力に抗して押
戻すことができる。
【0046】この点に関して詳述すると、供給機4が組
付けられたとき、下部ドラム78は前述した波形ワッシ
ャ100が発生するスラスト力を受け、その他端面はサ
イド壁90,つまり、そのシリンダヘッド118および
軸受ブロック120の一端端面に密着した状態にある。
このような密着状態は、下部ドラム78の回転抵抗を増
加させ、その回転速度を高速化するうえで、好ましいも
のではない。
【0047】しかしながら、このような状態で、調整ね
じ128をねじ込み、押圧ディスク130および深溝玉
軸受126を介して下部ドラム78を押戻せば、下部ド
ラム78の他端面とシリンダヘッド118および軸受ブ
ロック120との間、つまり、下部ドラム78とサイド
壁90の一端面との間に所望のギャップGを正確且つ容
易に確保することができ、このギャップGの大きさは、
下部ドラム78の回転抵抗を増加させることなく、下部
ドラム78とサイド壁90との間に十分な空圧的シール
が得られる程度に設定される。
【0048】一方、図11に示されるようにシリンダヘ
ッド118にはその下部に円弧状の吐出ポート132が
形成されており、この吐出ポート132は、下部ドラム
78の移送溝80が前述した吐出回転角位置を通過する
際、その移送溝80と連通すべく下部ドラム78の周方
向に所定の長さに亘って延びている。さらに、シリンダ
ベッド118の他端面にはコネクタノズル134が連結
されており、このコネクタノズル134は図12に示さ
れるようにシリンダヘッド118と同様な円弧形状な
し、そして、吐出ポート132に合致する円弧スロット
136を有している。円弧スロット136にはノズル部
138が接続され、このノズル部138は一端が円弧ス
ロット136に合致し、他端が空送管6に接続される扁
平な漏斗形状をなしている。
【0049】再度、図2を参照すると、下部ドラム78
の外側には渡りガイド140が配置されており、この渡
りガイド140は、下部ドラム78の回転方向でみて、
外周ガイド84の上流側に位置する上端から上部ドラム
10に向けて延びている。渡りガイド140の基部は外
周ガイド84の延長部を構成すべく、下部ドラム78の
外周面を覆い、そして、その先端部は櫛歯状をなし、こ
の櫛歯部が上部ドラム10における取出し溝12の各溝
部分を挟み付けるようにして配置されている。より詳し
くは、渡りガイド140は図13に示すような形状をな
し、その櫛歯部は、取出し溝12の中央の溝部分12
b、つまり、フィルタロッドFの吸着位置Xを中心とし
て左右対称である。なお、渡りガイド140は外周ガイ
ド84に固定されている。
【0050】さらに、上部ドラム10の外側にも、渡り
ガイド142が配置されており、この渡りガイド142
は、上部ドラム10の回転方向でみて、前述したサクシ
ョン域Sの下流端から下部ドラム78に向け、上部ドラ
ム10の外周に沿って延びている。次に、上述した供給
機4の動作およびその作用を説明する。
【0051】図14〜図16は、上部ドラム10の回転
に伴い、その1つの空の取出し溝12がホッパ8の下端
出口に進入し始める状態から、その下端出口内に完全に
進入するまでの状態を順次示しており、図16から明ら
かなようにホッパ8の下端出口内に空の取出し溝12が
完全に進入すると、その取出し溝12にホッパ8内のフ
ィルタロッドFが直ちに受取られ、そして、フィルタロ
ッドFは取出し溝12の吸着孔64に吸着される。この
後、フィルタロッドFはその取出し溝12とともにホッ
パ8の下端出口から抜け出し、そして、下部ドラム78
に向けて移送される。
【0052】ここで、ホッパ8の一側壁14、つまり、
その垂直壁部分20の噴気孔24から下部壁部分18に
沿って噴射される圧縮空気は、下部壁部分18に接する
フィルタロッド列を上部ドラム10の外周面に向けて流
下させるように働き、一方、ホッパ8の下端出口に進入
する取出し溝12はその進入直前にて、その吸着孔64
にサクション圧の供給を受け、前記フィルタロッド列の
最下位にあるフィルタロッドFを吸引する。したがっ
て、最下位のフィルタロッドFは取出し溝12に向かう
速い流下速度を受け、取出し溝12に速やかに受取ら
れ、そして、その吸着孔64にて確実に吸着される。
【0053】また、下部壁部分18はその第1勾配θ1
が前述したように直角の1/2〜3/4の範囲、つま
り、60°に設定されているので、前記フィルタロッド
列の重量がその最下位のフィルタロッドFに過大に働く
こともないし、逆に、下部壁部分18にて実質的に支持
されるようなこともない。この結果、前記フィルタロッ
ド列は噴気孔24からの圧縮空気の噴射を受け、上部ド
ラム10の外周面、つまり、ホッパ8の下端出口に順次
進入する取出し溝12に向けて円滑に速い流下速度で流
下することができる。
【0054】さらに、ホッパ8内にてフィルタロッドF
が満杯状態にあっても、上部壁部分22の第2勾配θ2
が直角と第1勾配θ1との間のより急な角度に設定され
ているので、上部壁部分22の高さレベルにて積層状態
にある上部領域のフィルタロッドFの重量が前記フィル
タ列に過大に働くこともないし、また、逆に、上部領域
のフィルタロッドFの流下が下部壁部分18から逸れる
方向に向かうようなこともない。したがって、前記フィ
ルタロッド列のフィルタロッドFが取出し溝12に順次
受取られていく過程にて、上部領域のフィルタロッドF
は下部壁部分18に向けて円滑に導かれ、下部壁部分1
8に沿う前記フィルタロッド列を安定して生成すること
ができる。
【0055】この結果、上部ドラム10の回転速度が高
速化しても、その取出し溝12はホッパ8の下端出口に
進入すると直ちに、フィルタロッドFを確実に受取るこ
とができ、ホッパ8の下端出口に進入した取出し溝12
は全てフィルタロッドFを受取った状態で、ホッパ8の
下端出口から抜け出し、これにより、ホッパ8からのフ
ィルタロッドFの安定した取出しが可能となる。
【0056】一方、各取出し溝12の吸着孔64はその
中央に1個のみ設けられているだけであるから、取出し
溝12に不安定にして吸着されたフィルタロッドFはそ
の吸着位置を中心とした旋回が許容された状態にある。
それゆえ、取出し溝12への受取り姿勢が不安定なフィ
ルタロッドFはホッパ8の下端出口から抜け出す前の過
程にて、他のフィルタロッドFとの接触により、その不
安定な受取り姿勢が矯正され、その取出し溝12にしっ
かりと受取られて保持される。
【0057】また、ホッパ8の掻上げローラ28は、ホ
ッパ8の下端出口から取出し溝12とともにフィルタロ
ッドFが取出される際、そのフィルタロッドFに隣接す
るフィルタロッドFを上方に向けて払い除け、フィルタ
ロッドFの円滑な取出しを可能にする。また、その際、
掻上げローラ28と取出し溝12内のフィルタロッドF
との間には所定の間隙Eが確保されているので、この間
隙Eの確保はフィルタロッドFの横断面が真円でなくと
も、フィルタロッドFが掻上げローラ28と取出し溝1
2との間に噛み込むようなこともなく、フィルタロッド
Fの安定した取出しに大きく貢献する。
【0058】さらに、図17に示されるように、ホッパ
8の下端出口内を取出し溝12が移動する際、取出し溝
12内に受取られたフィルタロッドF以外の他のフィル
タロッドFは、取出し溝12内の受取りフィルタロッド
Fにより、上部ドラム10の外周との接触が阻止され
る。すなわち、取出し溝12に関しては、その溝深さや
ピッチ間隔が適切に設定されており、前記他のフィルタ
ロッドFと上部ドラム10の外周との間の接触が阻止さ
れている。たとえば、上部ドラム10の小径化を図るた
め、取出し溝12のピッチ間隔、つまり、取出し溝12
の溝間隔がフィルタロッドFの半径程度に設定されてい
る場合にあっては、取出し溝12の溝深さをフィルタロ
ッドFの直径の55〜60%程度に設定することで、前
記他のフィルタロッドFと上部ドラム10との接触を確
実に阻止することができる。
【0059】図17中、2点鎖線で示されるように取出
し溝12の溝深さが深いと、前記他のフィルタロッドF
は上部ドラム10の外周に接触することもあり、この場
合、上部ドラム10の回転速度が高速であると、上部ド
ラム10により他のフィルタロッドFが損傷を受けるこ
とにもなるが、しかしながら、本実施形態にあってはそ
のような不具合を解消することができる。
【0060】前述したようにホッパ8から取出されたフ
ィルタロッドFは、上部ドラム10の回転が進むに連
れ、下部ドラム78に向けて移送されるが、この際、フ
ィルタロッドFが前述のサクション域Sから外れると、
その取出し溝12の吸着孔64にはサクション圧が供給
されず、この時点で、フィルタロッドFの吸着は解除さ
れる。しかしながら、この際には、上部ドラム10の外
側には渡りガイド142が配置されているので、フィル
タロッドFは取出し溝12から脱落することなく、下部
ドラム78に向けて移送される。
【0061】そして、フィルタロッドFが下部ドラム7
8に到達し、そして、その取出し溝12と下部ドラム7
8の移送溝80が合致すると、フィルタロッドFの吸着
は既に解除されていることから、フィルタロッドFは渡
りガイド140に案内されながら、取出し溝12から移
送溝80に受渡され、この後は、下部ドラム78の回転
に伴い、その移送が継続される。
【0062】ここで、前述したように渡りガイド140
の先端部は、フィルタロッドFの吸着位置を中心して左
右対称な櫛歯状をなしているので、渡りガイド140は
取出し溝12から移送溝90へのフィルタロッドFの受
渡しを安定して行うことができる。この後、フィルタロ
ッドFを受取った移送溝80が前述した吐出回転角位置
に到達すると、サイド壁88の供給ポート110とその
移送溝80と組をなすエアフランジ104の入口ポート
108とが連通し、予め開弁していた電磁弁116を通
じて圧空源から圧空供給管114内に供給されている高
圧の圧縮空気がエアフランジ104の連通孔106を通
じ、その移送溝80内に噴出される。この圧空は移送溝
80内のフィルタロッドFをシリンダヘッド118の吐
出ポート132およびコネクタノズル134内を通じて
空送管6に吐出し、そして、吐出されたフィルタロッド
Fは空送管6を通じて、対応するフィルタアタッチメン
ト2に向けて空送される。
【0063】ここで、前述したように下部ドラム78
は、波形ワッシャ102の付勢力を受け、その軸線方向
にスラスト力を受けた状態にあるので、下部ドラム78
のドラム軸86を回転自在に支持する深溝玉軸受92,
126はドラム軸86をその軸線方向および径方向の両
方向にしっかりと支持したものとなっている。また、下
部ドラム78はその軸線方向への移動が許容され、その
軸方向位置を前述した調整ねじ128のねじ込み量によ
り調整可能であるから、下部ドラム78とサイド壁90
との間のギャップGを適切に設定することができ、たと
え移送溝80内に高圧の圧縮空気が噴出されても、この
高圧の圧縮空気が前記ギャップGを通じて大きく漏れる
ようなことはなく、また、サイド壁90が下部ドラム7
8の回転抵抗の回転抵抗を大きく増加させることもない
ので、下部ドラム78の高速回転化が可能となる。
【0064】一方、サイド壁88と下部ドラ78との間
の回転支持構造に関しては、下部ドラム78が円筒形状
のエアフランジ104を介してサイド壁88に回転自在
に摺接支持されているので、下部ドラム78の回転抵抗
を増加させることなく、下部ドラム78の高速回転化が
可能であり、しかも、サイド壁88とエアフランジ10
4との間の気密性をも簡単にして確保することができ
る。
【0065】なお、下部ドラム78と外周ガイド84と
の間の間隙は、下部ドラム78および外周ガイド84の
軸芯を調整することで、所望の値に容易に設定される。
この結果、上部ドラム10および下部ドラム78の双方
の回転速度を共に高速化できるので、供給機4からのフ
ィルタロッドFの供給速度を大幅に高速化することがで
きる。
【0066】また、下部ドラム78の各移送溝80内に
高圧の圧縮空気が断続的に噴射されても、下部ドラム7
8からの高圧の圧縮空気の漏れは少ないので、圧縮空気
の消費効率が改善され、しかも、下部ドラム78のドラ
ム軸86はスラスト力を受けた状態で、深溝玉軸受9
2,126によりしっかりと支持されているので、断続
的な圧縮空気の噴出が下部ドラム78を前後左右に振動
させることもない。
【0067】高圧の圧縮空気の噴出は、下部ドラム78
からシリンダヘッド118へのフィルタロッドFの吐出
に要する時間を短縮させるので、下部ドラム78とシリ
ンダヘット118との間でのフィルタロッドFの詰まり
もまた確実に防止されるばかりでなく、供給機4からの
フィルタロッドFの空送距離を大幅に延長させることに
もなる。
【0068】本発明は、フィルタアタッチメント2に向
けてフィルタロッドFを供給する供給機4に適用して説
明したが、フィルタロッド以外の他の棒状物品のための
供給機にあっても同様に適用可能である。また、図示の
実施形態は、本発明を実施するうえでの一例を示したも
のであり、本発明の供給機は、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々に変更可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の棒状物品
の供給機によれば(請求項1)、上部ドラムの回転回入
側に位置するホッパの一側壁にその下部壁部分に沿って
圧縮空気を噴出する噴気孔を設ける一方、前述した如く
下部壁部分および上部側壁部分の勾配を設定すること
で、ホッパから上部ドラムによる棒状物品の取出しを安
定して行え、上部ドラムの高速回転化が可能となる。
【0070】本発明の供給機によれば(請求項2)、上
部ドラムの取出し溝がその溝方向中央のみにて棒状物品
を吸着するだけであるので、その吸着位置を中心した棒
状物品の旋回を許容し、上部ドラムの高速回転に起因
し、棒状物品の吸着受取り姿勢が不安であっても、その
受取り姿勢を安定姿勢に修正可能となり、上部ドラムの
高速回転化を可能にする。
【0071】本発明の供給機によれば(請求項3)、下
部ドラムはその軸線方向にスラスト力を受けた状態で、
下部ドラムと一方のサイド壁との間のギャップが調整さ
れており、しかも、他方のサイド壁側にあっては円筒部
材内を通じて移送溝への圧空経路が形成されているの
で、下部ドラムの高速回転を可能としつつ、移送溝内へ
の高圧の圧縮空気の噴出が可能となる。
【0072】ホッパの掻上げローラと上部ドラムとの間
の間隙が調節可能であると(請求項4)、掻上げローラ
と上部ドラムの取出し溝との間ので棒状物品の詰まりが
防止され、ホッパからの棒状物品の安定した取出しが可
能となる。上部ドラムの取出し溝に関し、その深さおよ
びピッチ間隔が適切に設定されることで(請求項5)、
取出し溝に受取られた棒状物品は、ホッパの出口にある
他の棒状物品と上部ドラムの外周との間の接触を防止
し、この接触に起因した棒状物品の損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタシガレットの製造システムを示した概
略ブロック図である。
【図2】図1中のフィルタロッド供給機の概略横断面図
である。
【図3】図2中の掻上げローラの支持構造を示した図で
ある。
【図4】図3中、IV方向からの矢視図である。
【図5】図2のフィルタロッド供給機の縦断面図であ
る。
【図6】図5の上部ドラムの横断面である。
【図7】図5のコントロールリングの横断面図である。
【図8】図5の外周ガイドの縦断面図である。
【図9】図5の波形ワッシャの側面図である。
【図10】図5のエアフランジを一部破断して示した端
面図である。
【図11】図5のシリンダヘッドの端面図である。
【図12】図5のコネクタノズルの端面図である。
【図13】図5のドラム間の渡りガイドの平面図であ
る。
【図14】上部ドラムにて、空の取出し溝がホッパの下
端出口に進入し始めた状態を示す図である。
【図15】図14の状態から上部ドラムの回転が進んだ
状態を示す図である。
【図16】図15の状態から空の取出し溝がホッパの下
端出口に完全に進入し、フィルタロッドを受取った状態
を示す図である。
【図17】ホッパの下端出口の一部を拡大して示した図
である。
【符号の説明】
2 フィルタアタッチメント 4 フィルタロッド供給機 6 空送管 8 ホッパ 10 上部ドラム 12 取出し溝 14 一側壁 18 下部壁部分 20 垂直壁部分 22 上部壁部分 24 噴気孔 28 掻上げローラ 38 取付けディスク(調節手段) 48 スリーブ(調節手段) 64 吸着孔 78 下部ドラム 80 移送溝 82 ケーシング 86 ドラム軸 88 サイド壁(他方) 90 サイド壁(一方) 92 深溝玉軸受(軸受手段) 100 波形ワッシャ(付勢手段) 104 エアフランジ(円筒部材) 106 連通孔(圧空経路) 108 入力ポート(圧空経路) 110 供給ポート(圧空経路) 118 シリンダヘッド 126 深溝玉軸受 128 調整ねじ(調整手段) 132 吐出ポート 134 コネクタノズル
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 勇夫 千葉県流山市駒木台149番地 株式会社東 京自働機械製作所研究所内 Fターム(参考) 3F015 AA22 CA02 CA03 EA02 HA01 3F072 AA13 AA27 GE02 GF02 GG04 KC01 KC07 KC18 KE13 KE18 KE20 3F075 AA04 BA01 BB01 CA09 CC03 CC25 CC28 CC29 CD03 DA13 DA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状物品を蓄えるホッパと、 外周面にて前記ホッパの出口を閉塞した状態で、一方向
    に回転可能に設けられた上部ドラムと、 前記上部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して
    設けられ、前記上部ドラムの回転に伴い前記ホッパの出
    口を通過する際に前記ホッパ内の棒状物品を1本ずつ吸
    引して受取り、前記ホッパから取出し可能な取出し溝
    と、 前記上部ドラムに隣接して設けられ、前記上部ドラムの
    回転方向とは逆方向に回転可能な下部ドラムと、 前記下部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して
    設けられ、前記下部ドラムの回転に伴い前記上部ドラム
    の前記取出し溝と順次合致し、前記取出し溝から棒状物
    品を受取って移送する移送溝と、 前記下部ドラムの外周を囲む外周ガイド壁および前記下
    部ドラムの両側面を囲むサイド壁を有し、前記下部ドラ
    ムを回転自在に支持するケーシングと、 前記ケーシングの一方のサイド壁に設けられ、一端が前
    記下部ドラムの回転に伴い前記移送溝に順次連通し、他
    端が空送管に接続された吐出ポートと、 前記吐出ポートに連通した前記移送溝内に前記ケーシン
    グの他方のサイド壁側から圧縮空気を噴射し、前記移送
    溝内の棒状物品を前記吐出ポートを通じて前記空送管に
    吐出する圧空噴射手段とを具備した棒状物品の供給機に
    おいて、 前記上部ドラムの回転回入側に位置した前記ホッパの一
    側壁は、 前記上部ドラムの外周面から直角の1/2〜3/4の第
    1勾配角を存して上方に延びる下部壁部分と、 前記下部壁部分の上側に直接又は間接的に連なり、直角
    と前記第1勾配角との間の第2勾配角を存した上部壁部
    分と、 前記下部壁部分に沿い、前記上部ドラムの外周面に向け
    て圧縮空気を噴出する噴気孔とを含むことを特徴とする
    棒状物品の供給機。
  2. 【請求項2】 棒状物品を蓄えるホッパと、 外周面にて前記ホッパの出口を閉塞した状態で一方向に
    回転可能に設けられた上部ドラムと、 前記上部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して
    設けられ、前記上部ドラムの回転に伴い前記ホッパの出
    口を通過する際に前記ホッパ内の棒状物品を1本ずつ吸
    引して受取り、前記ホッパから取出し可能な取出し溝
    と、 前記上部ドラムに隣接して設けられ、前記上部ドラムの
    回転方向とは逆方向に回転可能な下部ドラムと、 前記下部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して
    設けられ、前記下部ドラムの回転に伴い前記上部ドラム
    の前記取出し溝と順次合致し、前記取出し溝から棒状物
    品を受取って移送する移送溝と、 前記下部ドラムの外周を囲む外周ガイド壁および前記下
    部ドラムの両側面を囲むサイド壁を有し、前記下部ドラ
    ムを回転自在に支持するケーシングと、 前記ケーシングの一方のサイド壁に設けられ、一端が前
    記下部ドラムの回転に伴い前記移送溝に順次連通し、他
    端が空送管に接続された吐出ポートと、 前記吐出ポートに連通した前記移送溝内に前記ケーシン
    グの他方のサイド壁側から圧縮空気を噴射し、前記移送
    溝内の棒状物品を前記吐出ポートを通じて前記空送管に
    吐出する圧空噴射手段とを具備した棒状物品の供給機に
    おいて、 前記各取出し溝はその溝方向中央にのみ、棒状物品を吸
    引する1個の吸着孔を有することを特徴とする棒状物品
    の供給機。
  3. 【請求項3】 棒状物品を蓄えるホッパと、 外周面にて前記ホッパの出口を閉塞した状態で一方向に
    回転可能に設けられた上部ドラムと、 前記上部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して
    設けられ、前記上部ドラムの回転に伴い前記ホッパの出
    口を通過する際に前記ホッパ内の棒状物品を1本ずつ吸
    引して受取り、前記ホッパから取出し可能な取出し溝
    と、 前記上部ドラムに隣接して設けられ、前記上部ドラムの
    回転方向とは逆方向に回転可能な下部ドラムと、 前記下部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して
    設けられ、前記下部ドラムの回転に伴い前記上部ドラム
    の前記取出し溝と順次合致し、前記取出し溝から棒状物
    品を受取って移送する移送溝と、 前記下部ドラムの外周を囲む外周ガイド壁および前記下
    部ドラムの両側面を囲むサイド壁を有し、前記下部ドラ
    ムを回転自在に支持するケーシングと、 前記ケーシングの一方のサイド壁に設けられ、一端が前
    記下部ドラムの回転に伴い前記移送溝に順次連通し、他
    端が空送管に接続された吐出ポートと、 前記吐出ポートに連通した前記移送溝内に前記ケーシン
    グの他方のサイド壁側から圧縮空気を噴射し、前記移送
    溝内の棒状物品を前記吐出ポートを通じて前記空送管に
    吐出する圧空噴射手段とを具備した棒状物品の供給機に
    おいて、 前記ケーシングは、 前記下部ドラムの軸線方向の移動を許容し、前記下部ド
    ラムのドラム軸を軸線方向および径方向の両方に回転自
    在に支持する軸受手段と、 前記下部ドラムを軸線方向でみて一方に付勢する付勢手
    段と、 前記下部ドラムを前記付勢手段の付勢力に抗して軸線方
    向に移動させ、前記一方のサイド壁と前記下部ドラムと
    の間のギャップを調整する調整手段とを含み、 前記圧空噴射手段は、 前記他方のサイド壁内に軸線方向の移動が許容され且つ
    気密を存した状態で嵌合され、前記下部ドラムと一体に
    回転する円筒部材と、 前記他方のサイド壁から前記円筒部材内を通じて前記移
    送溝内に圧縮空気を噴出可能とする圧空経路とを含むこ
    とを特徴とする棒状物品の供給機。
  4. 【請求項4】 前記ホッパは、 前記上部ドラムの回転回出側に位置した他側壁と前記上
    部ドラムとの間に配置され、前記上部ドラムの回転方向
    と同一の方向に回転する掻上げローラと、 前記上部ドラムに対して前記掻上げローラを接離させ、
    前記上部ドラムと前記掻上げローラとの間の間隙を調節
    する調節手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1
    〜3の何れかの棒状物品の供給機。
  5. 【請求項5】 前記取出し溝の溝深さおよびピッチは、
    前記取出し溝内の棒状物品がその上側にて積層状態にあ
    る他の棒状物品と前記上部ドラムとの間の接触を阻止す
    べく設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかの棒状物品の供給機。
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