JP2003095420A - パーツフィーダ - Google Patents

パーツフィーダ

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JP2003095420A
JP2003095420A JP2001287911A JP2001287911A JP2003095420A JP 2003095420 A JP2003095420 A JP 2003095420A JP 2001287911 A JP2001287911 A JP 2001287911A JP 2001287911 A JP2001287911 A JP 2001287911A JP 2003095420 A JP2003095420 A JP 2003095420A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の状態にある部品を速やかに一列に整列
してスムーズに排出する。1台で種々の部品を綺麗に並
べて排出する。移送する部品の損傷を極減する。 【解決手段】 パーツフィーダは、部品Pを整列して円
軌道に並べる円形の整列溝6を上面に有する整列リング
1と、この整列リング1を回転させる回転機構2と、整
列リング1の上面に部品Pを供給する供給機構3と、整
列溝6に案内して移送される溝内部品P0から、整列溝
6に案内されないで移送される溝外部品P1、P2を分離
するセパレータ4と、整列溝6で移送される部品Pを整
列溝6から移送ダクト8に取り出す掻上爪5とを備え
る。このパーツフィーダは、供給機構3から回転する整
列リング1の上に供給された部品Pを整列溝6で整列
し、整列溝6に案内されないで移送される溝外部品P
1、P2を溝内部品P0から分離し、整列溝6で移送され
る部品Pを掻上爪5で取り出して移送ダクト8に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、ローラ
ー等の円柱状の部品を整列して排出するのに最適なパー
ツフィーダに関し、とくに油等が付着して整列するのが
難しい部品をも排出できるパーツフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】ローラー等の部品を一列に整列して排出
するパーツフィーダは、たとえばベアリングの製造工程
で使用される。この用途に使用されるパーツフィーダ
は、油等が付着する部品を、一列に整列して並べて排出
する必要がある。ところが、部品に油が付着している
と、この油が部品の整列を非常に難しくする。油の粘着
性が部品のスムーズな移動を阻害するからである。この
ため、円筒状のホッパー全体を振動させて、ホッパーの
内周に沿って設けている排出ガイドに部品を整列して排
出する最も一般的に使用されるパーツフィーダは、この
種の用途には使用できない。油の付着力が部品を互いに
分離して排出ガイドに一列に並べて排出するのを阻害す
るからである。この種の用途に使用されるパーツフィー
ダとして、ホッパーの底をテーパー状にしてその中心に
部品の排出口を設けたものが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造のパーツフィ
ーダは、ホッパー全体を振動させて部品を底の排出口で
一列に並べて排出する。このため、油が付着している部
品も排出できる。ただ、この構造のパーツフィーダは、
1個の部品を排出口に入れて一列に並べるのに時間がか
かる。いいかえると、単位時間に排出できる部品の個数
を多くできない。それは、1個1個の部品の姿勢を、ホ
ッパーの底と排出口との境界の狭い領域で整列するから
である。このため、多数の部品を能率よく短時間で一列
に並べて排出できない欠点がある。
【0004】さらに、この構造のパーツフィーダは、排
出口で部品が詰まることがある。また、部品が底に詰ま
って排出できなくなると、詰まった部品を取り除くのに
手間がかかる欠点もある。さらにまた、この構造のパー
ツフィーダは、排出口の大きさを、整列して排出する部
品の大きさによって最適なものに変更する必要がある。
それは、大きな排出口で小さい部品を排出すると、一列
に整列して排出できず、また、小さい排出口では大きい
部品を排出できないからである。このため、排出する部
品によって排出口の大きさを変更する必要がある。現実
には、排出口の大きさを変更するのは極めて難しい。こ
のため、各々の部品に専用のパーツフィーダを使用する
必要があり、1台で種々の大きさの部品を並べて排出で
きない欠点がある。
【0005】また、この構造のパーツフィーダの最大の
欠点は、排出される部品に損傷を与えることである。そ
れは、所定量の部品を入れたホッパーを振動させて、底
の排出口から排出するからである。この状態で底の排出
口から排出される部品は、上の部品に押されながら振動
される。振動によって部品どうしが衝突し、あるいは排
出口のコーナーに衝突して表面に傷がつくことがある。
ベアリングのローラー等は、できるかぎり損傷を極減す
ることが要求される。ローラー表面の極めてわずかな傷
が、ベアリングの寿命を著しく短くすると共に、騒音の
原因となるからである。
【0006】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、種々
の状態にある部品を速やかに一列に整列して詰まらない
ようにスムーズに排出できるパーツフィーダを提供する
ことにある。また、本発明の他の大切な目的は、配列し
て排出する部品が変わっても簡単に対応して調整でき、
1台で種々の部品を綺麗に並べて排出できるパーツフィ
ーダを提供することにある。さらにまた、本発明の他の
大切な目的は、移送する部品の損傷を極減して一列に並
べて排出できるパーツフィーダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパーツフィーダ
は、部品Pを整列して円軌道に並べる円形の整列溝6を
上面に有する整列リング1と、この整列リング1を回転
させる回転機構2と、整列リング1の上面に部品Pを供
給する供給機構3と、整列リング1の整列溝6の近傍に
あって、整列リング1の整列溝6に案内して移送される
溝内部品P0から、整列溝6に案内されないで移送され
る溝外部品P1、P2を分離するセパレータ4と、整列リ
ング1の整列溝6の底部に先端を突出させて、整列溝6
で移送される部品Pを、整列溝6から移送ダクト8に取
り出す掻上爪5とを備える。このパーツフィーダは、供
給機構3から回転する整列リング1の上に供給された部
品Pを整列溝6で整列し、整列溝6に案内されないで移
送される溝外部品P1、P2を溝内部品P0から分離し、
整列溝6で移送される部品Pを掻上爪5で取り出して移
送ダクト8に供給する。
【0008】整列リング1は、整列溝6を設けている上
面を水平面に対して傾斜する姿勢に配設することができ
る。傾斜する整列リング1は、下部に供給機構3から部
品Pを供給して、傾斜する整列リング1の下部を部品P
の供給位置13とすることができる。さらに、傾斜する
整列リング1は、上部で掻上爪5が部品Pを整列溝6か
ら取り出して、傾斜する整列リング1の上部を取出位置
14とすることができる。整列リング1は、上面を水平
面に対して5〜20度に傾斜させることができる。
【0009】供給機構3は、好ましくは、整列リング1
の内側に回転できるように配設してなる回転体17と、
この回転体17の上方に配設されて、回転体17との間
に部品Pを排出できる排出隙間19を設けているホッパ
ー18と、回転体17を回転させる駆動機構20と、整
列リング1の上に配設される部品Pを検出して駆動機構
20を駆動する部品センサー21とを備える。この供給
機構3は、部品センサー21の信号で駆動機構20が回
転体17を回転させると、ホッパー18に供給されてな
る部品Pが排出隙間19を通過して整列リング1の上に
供給される。回転体17は、円錐状とすることができ
る。回転体17と整列リング1との間に、セパレータ4
で溝内部品P0から分離された溝外部品P1、P2を供給
位置13に移送する排出リング22を設けることができ
る。
【0010】セパレータ4は、整列溝6の上方に配設し
ている上セパレータ4Aと、整列溝6の側部に配設して
い横セパレータ4Bとを設けて、上セパレータ4Aと横
セパレータ4Bでもって、溝外部品P1、P2を溝内部品
P0から分離することができる。さらに、整列リング1
は、上面に緩衝層7を設けることができる。緩衝層7
は、プラスチック層とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのパーツフィーダを例示す
るものであって、本発明はパーツフィーダを下記のもの
に特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】さらにまた、本発明のパーツフィーダは、
油のように付着力のある物質が付着する部品Pを能率よ
く一列に並べて排出できるので、たとえばベアリングの
ローラー等の排出に最適である。したがって、以下、一
列に並べて排出する部品Pを、ベアリングのローラーと
してパーツフィーダを詳述する。ただ、本発明のパーツ
フィーダは、ベアリングのローラーに限らず種々の部品
Pを移送できるので、移送する部品Pをベアリングのロ
ーラーには特定しない。
【0014】図1ないし図3に示すパーツフィーダは、
部品Pであるベアリングのローラーを一列に並べる整列
リング1と、この整列リング1を回転させる回転機構2
と、整列リング1の上面に部品Pを供給する供給機構3
と、溝外部品を溝内部品から分離するセパレータ4と、
整列リング1の整列溝6で移送される部品Pを、整列溝
6から取り出して移送ダクト8に供給する掻上爪5とを
備える。
【0015】整列リング1は、金属を円形のリング状に
切削加工して製作される。この整列リング1は、部品P
を円軌道に一列に並べる円形の整列溝6を上面に設けて
いる。整列溝6は、整列リング1の上面で外周縁の近傍
に配設される。整列溝6の拡大断面図を図4に示す。こ
の整列溝6は、下部の底溝6Aと上部の上溝6Bからな
る。底溝6Aは、対向面を垂直面とする溝で、ここに部
品Pが落ち込まないように、部品Pの外径よりも溝幅
(D)を狭くしている。上溝6Bは、整列溝6にスムー
ズに部品Pを案内できるように、上方に向かって溝幅を
次第に広くしている。この整列溝6は、上溝6BをV溝
として、このV溝の底にコ字状の底溝6Aを設けてい
る。上溝6Bの最大幅(W)は、好ましくは部品Pの外
径よりも大きくする。ただ、上溝6Bの幅が広すぎると
複数の部品Pが整列溝6に並んで侵入するので、上溝6
Bの最大幅(W)は、部品Pの外径の2倍よりも小さく
する。
【0016】整列リング1は、上面に緩衝層7を設けて
いる。この緩衝層7は、ウレタン等のプラスチック層で
ある。緩衝層7のある整列リング1は、部品Pの損傷を
より少なくして整列溝6に整列できる。金属が直接に部
品Pに接触せず、緩衝層7が部品Pに接触するからであ
る。
【0017】整列リング1は、整列溝6を設けている上
面を水平面に対して傾斜する姿勢に配設している。すな
わち、整列溝6を傾斜面内で回転させる。整列リング1
は、下方に突出する回転軸10を中心に固定している。
この回転軸10が回転できるようにベアリング11で支
持されて、整列リング1は回転できるようにフレーム9
に連結される。ベアリング11は、整列リング1の回転
軸10を垂直な姿勢ではフレーム9に連結しない。この
回転軸10の回転中心軸Mが垂直面に対して傾斜するよ
うに、整列リング1をフレーム9に連結する。回転中心
軸Mの傾斜角は、好ましくは約10度である。ただ、こ
の傾斜角は5〜20度の範囲とすることもできる。傾斜
角が大きすぎると、整列溝6に案内している部品Pを移
送できなくなる。部品Pが整列溝6に沿って滑るからで
ある。したがって、整列リング1の傾斜角は、整列溝6
で部品Pを滑らないように移送できる角度とする。傾斜
する整列リング1は、上り勾配の方向に回転して、供給
位置13の部品Pを整列溝6に案内して効率よく取り出
しできる。ただし、本発明のパーツフィーダは、整列リ
ングの上面に設けている整列溝を水平面内で回転させる
こともできる。
【0018】回転機構2は、回転速度を変更できる減速
モーター12を備える。この減速モーター12は、整列
リング1の回転軸10に連結されて、整列リング1を一
定の方向に回転させる。
【0019】供給機構3は、傾斜する整列リング1の下
部の供給位置13に部品Pを供給する。供給位置13に
供給された部品Pは、回転する整列リング1の上に載っ
て取出位置14から排出される。整列リング1に載らな
い部品Pが、排出されるのを阻止するために、図5に示
すように、供給位置13の排出側に隔壁15を配設して
いる。隔壁15は、整列リング1の上には配設されず、
整列リング1で部品Pを排出できるようにしている。さ
らに、整列リング1の外側には回転しない周壁16を固
定している。周壁16は、整列リング1の上に載って移
送される部品Pが外側に落ちるのを阻止する。
【0020】図の供給機構3は、整列リング1の内側に
配設している回転体17と、この回転体17の上方に配
設されて、回転体17との間に部品Pを排出できる排出
隙間19を設けているホッパー18と、回転体17を回
転させる駆動機構20と、整列リング1の上に配設され
る部品Pを検出して駆動機構20を駆動する部品センサ
ー21とを備える。回転体17は、中心を突出してなる
円錐状で、傾斜面17Aに部品Pを滑らせて移送する。
【0021】さらに、図のパーツフィーダは、回転体1
7と整列リング1との間に排出リング22を設けてい
る。この排出リング22は、整列リング1と一緒に回転
されて、セパレータ4で溝内部品から分離された溝外部
品を上に載せて供給位置13に移送する。整列リング1
と一緒に回転する排出リング22は、整列リング1と一
体構造とすることができる。この構造は、整列リング1
の幅を広くして、外側を整列リング1、内側を排出リン
グ22とする。ただ、排出リングは、整列リングよりも
早く、あるいは遅く回転して、溝外部品を供給位置に移
送することもできるので、整列リングと一緒に回転しな
いように、その外側に回転できるように配設することも
できる。この排出リングは、駆動機構(図示せず)で整
列リングと同じ方向に回転される。排出リング22がセ
パレータ4で分離された溝外部品を供給位置13に移送
できるように、供給位置13の隔壁15は送り出し側に
のみ配設される。したがって、排出リング22の上に載
っている部品Pは、排出リング22が回転すると供給位
置13に移送される。供給位置13に移送された部品P
は、整列リング1に載って供給位置13から排出され
る。
【0022】この供給機構3は、部品センサー21が部
品Pの有無や量を検出し、部品Pが少なくなると駆動機
構20で回転体17を回転させる。回転体17が回転さ
れると、ホッパー18の部品Pが排出隙間19を通過し
て、整列リング1の上に供給される。回転体17の回転
が停止されると、ホッパー18の部品Pは排出隙間19
にブリッジ状態となって、整列リング1の上には供給さ
れなくなる。このため、排出隙間19は、回転体17を
回転させるとホッパー18の部品Pを通過させるが、回
転を停止すると部品Pを通過させない隙間に開口され
る。
【0023】セパレータ4は、整列溝6に案内されて移
送される溝内部品と、整列溝6に案内されないで溝内部
品の近傍を移動する溝外部品とを分離する。回転する整
列リング1は、溝内部品と溝外部品の両方を上に載せて
移送する。セパレータ4は、溝内部品をそのまま移送
し、溝外部品を溝内部品から分離する。図6と図7のセ
パレータ4は、整列溝6の上方にある上セパレータ4A
と、整列溝6の側部にある横セパレータ4Bとを有す
る。上セパレータ4Aと横セパレータ4Bでもって、整
列溝6の外部にある部品Pを除去する。
【0024】図6と図7は、上セパレータ4Aと横セパ
レータ4Bが溝外部品を溝内部品から分離する位置関係
を示す。これらの図に示すように、整列リング1の上に
載って移送される部品Pは、溝内部品P0の上に載って
移送される溝外部品P1と、溝内部品P0の横に並んで移
送される溝外部品P2とがある。上に載って移送される
溝外部品P1は、溝内部品P0と周壁16との間に載って
移送され、あるいは溝内部品P0と溝外部品P2との上に
載って移送されるものである。これらの溝外部品P1
は、上セパレータ4Aで溝内部品P0から分離される。
上セパレータ4Aは、溝内部品P0の横に並んで移送さ
れる溝外部品P2を分離できないので、この溝外部品P2
を横セパレータ4Bで分離する。
【0025】上セパレータ4Aは、一端を周壁16に固
定している板である。この上セパレータ4Aは、溝内部
品P0は衝突しないが、溝内部品P0の上に載って移送さ
れる溝外部品P1が衝突する高さに固定している。いい
かえると、上セパレータ4Aの下端縁と整列リング1の
整列溝6との間に、溝内部品P0のみを通過させる隙間
を設けている。上セパレータ4Aは、除去した溝外部品
P1を排出リング22の方向に移送するように、回転方
向に向かって周壁16から排出リング22の方向に傾斜
している。この上セパレータ4Aは、溝内部品P0の上
に載って移送される溝外部品P1を、図6の矢印Aで示
すように分離する。この上セパレータ4Aは、溝内部品
P0から分離された溝外部品P1をスムーズに排出リング
22の上に移送できる。
【0026】横セパレータ4Bは、一端を周壁16に固
定しているロッドである。ロッドの先端は尖っており、
先端を溝内部品P0と溝外部品P2の間に位置させてい
る。この横セパレータ4Bは、溝内部品P0の横に並ん
で移送される溝外部品P2を、図6の矢印Bで示すよう
に分離する。分離された溝外部品P2は、整列リング1
から排出リング22に移送される。この横セパレータ4
Bも、整列リング1の回転方向に向かって、周壁16か
ら排出リング22の方向に傾斜するように固定される。
図の矢印Bで示す方向に溝外部品を排出するためであ
る。
【0027】掻上爪5は、図8と図9に示すように、整
列溝6で移送される溝内部品を、整列溝6から取り出し
て移送ダクト8に案内する。図1のパーツフィーダは、
傾斜する整列リング1の上部を部品Pの取出位置14と
して、取出位置14に掻上爪5を配設している。取出位
置14の掻上爪5は、溝内部品を整列溝6から取り出し
て移送ダクト8に移送する。掻上爪5は、尖った先端を
整列溝6の底部に挿入し、部品Pを上り勾配に移送して
移送ダクト8に案内するように、部品Pの移送方向に上
り勾配に傾斜させている。掻上爪5は、溝内部品を上に
載せて移送できるように、尖った先端を溝内部品の底面
よりも下に延長している。すなわち、掻上爪5の先端
は、整列溝6である底溝6Aまで突出させている。さら
に、掻上爪5は整列溝6の接線方向に連結している。こ
の掻上爪5は、回転する整列リング1でもって次々と押
されてくる部品Pを、整列溝6から移送ダクト8にスム
ーズに押し込みできる。
【0028】移送ダクト8は、部品Pを内部で移送でき
る可撓性の筒、たとえばコイルスプリングである。この
コイルスプリングである移送ダクト8は、移送する部品
Pに付着する油等を分離し、さらに、これを隙間から外
部に排出する。このため、部品Pに付着する油等で部品
Pがスムーズに移送されなくなる弊害が解消される。
【0029】
【発明の効果】本発明のパーツフィーダは、種々の状態
にある部品を速やかに一列に整列して詰まらないように
スムーズに排出できる特長がある。それは、本発明のパ
ーツフィーダが、回転する整列リングの上に供給された
部品を整列溝で整列すると共に、整列溝に案内されない
で移送される溝外部品をセパレータで分離し、整列溝で
移送される溝内部品を掻上爪で取り出しているからであ
る。この構造のパーツフィーダは、回転する整列リング
の上面に設けた整列溝で部品を整列するので、多数の部
品を能率よく短時間で一列に並べて排出でき、単位時間
に排出できる部品の個数を多くできる。
【0030】さらに、本発明のパーツフィーダは、回転
する整列リングの整列溝で部品を一列に整列して排出す
るので、従来の振動するホッパーの排出口で部品を整列
するパーツフィーダに比べて、移送する部品の損傷を極
減でき、排出される部品の品質を向上できる。しかも、
本発明のパーツフィーダは、整列リングの整列溝に案内
されない部品をセパレータで分離するので、排出する部
品が変わっても極めて簡単に対応して調整でき、種々の
部品を綺麗に並べて排出できる。したがって、各々の部
品に専用のパーツフィーダを使用することなく、1台で
種々の大きさの部品を極めて能率良く一列に並べて排出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるパーツフィーダの平
面図
【図2】図1に示すパーツフィーダの概略断面図
【図3】図2に示すパーツフィーダを矢印Cで示す方向
から見た一部断面正面図
【図4】整列リングの整列溝を示す拡大断面図
【図5】供給機構の供給位置の近傍を示す平面図
【図6】セパレータが溝外部品を溝内部品から分離する
状態を示す平面図
【図7】セパレータが溝外部品を溝内部品から分離する
状態を示す断面図
【図8】掻上爪が整列溝内の部品を取り出す状態を示す
平面図
【図9】掻上爪が整列溝内の部品を取り出す状態を示す
断面図
【符号の説明】
1…整列リング 2…回転機構 3…供給機構 4…セパレータ 4A…上セパレータ 4
B…横セパレータ 5…掻上爪 6…整列溝 6A…底溝 6
B…上溝 7…緩衝層 8…移送ダクト 9…フレーム 10…回転軸 11…ベアリング 12…減速モーター 13…供給位置 14…取出位置 15…隔壁 16…周壁 17…回転体 17A…傾斜面 18…ホッパー 19…排出隙間 20…駆動機構 21…部品センサー 22…排出リング P…部品 P0…溝内部品 P1…溝外部品 P2…溝外部品 M…回転中心軸

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品(P)を整列して円軌道に並べる円形
    の整列溝(6)を上面に有する整列リング(1)と、この整列
    リング(1)を回転させる回転機構(2)と、整列リング(1)
    の上面に部品(P)を供給する供給機構(3)と、整列リング
    (1)の整列溝(6)の近傍にあって、整列リング(1)の整列
    溝(6)に案内して移送される溝内部品(P )から、整列溝
    (6)に案内されないで移送される溝外部品(P)、(P)
    を分離するセパレータ(4)と、整列リング(1)の整列溝
    (6)の底部に先端を突出させて、整列溝(6)で移送される
    部品(P)を、整列溝(6)から移送ダクト(8)に取り出す掻
    上爪(5)とを備え、 供給機構(3)が回転する整列リング(1)の上に部品(P)を
    供給し、この供給された部品(P)を整列溝(6)で整列し、
    整列溝(6)に案内されないで移送される溝外部品(P)、
    (P)を溝内部品(P)から分離し、整列溝(6)で移送さ
    れる部品(P)を掻上爪(5)で取り出して移送ダクト(8)に
    供給するようにしてなるパーツフィーダ。
  2. 【請求項2】 整列リング(1)が、整列溝(6)を設けてい
    る上面を水平面に対して傾斜する姿勢に配設している請
    求項1に記載されるパーツフィーダ。
  3. 【請求項3】 傾斜する整列リング(1)の下部に供給機
    構(3)が部品(P)を供給して、傾斜する整列リング(1)の
    下部を部品(P)の供給位置(13)としている請求項2に記
    載されるパーツフィーダ。
  4. 【請求項4】 傾斜する整列リング(1)の上部で掻上爪
    (5)が部品(P)を整列溝(6)から取り出して、傾斜する整
    列リング(1)の上部を取出位置(14)としている請求項2
    に記載されるパーツフィーダ。
  5. 【請求項5】 整列リング(1)が、上面を水平面に対し
    て5〜20度に傾斜させてなる請求項2に記載されるパ
    ーツフィーダ。
  6. 【請求項6】 供給機構(3)が整列リング(1)の内側に回
    転できるように配設してなる回転体(17)と、この回転体
    (17)の上方に配設されて、回転体(17)との間に部品(P)
    を排出できる排出隙間(19)を設けているホッパー(18)
    と、回転体(17)を回転させる駆動機構(20)と、整列リン
    グ(1)の上に配設される部品(P)を検出して駆動機構(20)
    を駆動する部品センサー(21)とを備え、部品センサー(2
    1)の信号で駆動機構(20)が回転体(17)を回転させると、
    ホッパー(18)に供給されてなる部品(P)が排出隙間(19)
    を通過して整列リング(1)の上に供給される請求項1に
    記載されるパーツフィーダ。
  7. 【請求項7】 回転体(17)が円錐状である請求項6に記
    載されるパーツフィーダ。
  8. 【請求項8】 回転体(17)と整列リング(1)との間に、
    セパレータ(4)で溝内部品(P)から分離された溝外部品
    (P)、(P)を供給位置(13)に移送する排出リング(22)
    を設けている請求項6に記載されるパーツフィーダ。
  9. 【請求項9】 セパレータ4が、整列溝(6)の上方に配
    設している上セパレータ(4A)と、整列溝(6)の側部に配
    設してい横セパレータ(4B)とを有し、上セパレータ(4A)
    と横セパレータ(4B)でもって、溝外部品(P)、(P)を
    溝内部品(P)から分離する請求項1に記載されるパー
    ツフィーダ。
  10. 【請求項10】 整列リング(1)の上面に緩衝層(7)を設
    けている請求項1に記載されるパーツフィーダ。
  11. 【請求項11】 緩衝層(7)がプラスチック層である請
    求項10に記載されるパーツフィーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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