JP2005272114A - パーツフィーダ - Google Patents

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【課題】種々の姿勢で移送されるパーツを確実に正常な姿勢に揃えて選別する。
【解決手段】パーツフィーダは、内側円盤1と、内側円盤1に対して傾斜する外側リング板2と、外側リング板2で移送されるパーツPを選別する姿勢選別機構4とを備える。外側リング板2は、内側円盤1から供給されるパーツPを供給部5から上昇落下部6に移送し、姿勢選別機構4でもって非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下させて、正常姿勢パーツのみを選別して外部に排出する。外側リング板2の上面には、パーツPの太さよりも幅の小さな横姿勢溝24を設けており、この横姿勢溝24にパーツPを案内して横姿勢で移送し、また、パーツを横姿勢溝24に案内しない状態ではパーツPを縦姿勢で移送するようにしている。パーツフィーダは、横姿勢と縦姿勢で移送されるパーツを姿勢選別機構4の選別ガイド22で選別して、正常姿勢パーツのみを排出する。
【選択図】図16

Description

本発明は、パーツを特定の姿勢で排出するパーツフィーダに関する。
パーツを特定の姿勢で排出する装置として、パーツフィーダが使用される。パーツフィーダは、パーツに振動を与えて一定の方向に移送する。この構造のパーツフィーダは、効率よくパーツを移送するように設計するのが非常に難しい。パーツを入れて移送するホッパーの振動が、部分的に異なる状態となったり、あるいは全ての部分でパーツを効率よく移送するように振動できないことがあるからである。このため、パーツの種類や大きさを考慮して、振動するホッパーを専用に設計し、さらに各々のホッパーの振動機構を細かく調整して製作しているのが実状である。このため、ホッパーに重量や大きさが異なるパーツを入れて移送すると、パーツによっては必ずしもスムーズに移送できなくなる。
さらに、振動でパーツを移送するパーツフィーダの最大の欠点は、振動される衝撃でパーツに損傷を与えることである。たとえば、鍔付のベアリングを振動式のパーツフィーダで移送すると、振動の衝撃でボールと転動面の表面に損傷を受けることがある。損傷を受けたベアリングは、使用状態で騒音を発生して不良品となってしまう。このため、完成されたベアリングをパーツフィーダで移送すると、最後の移送工程で不良品となることがある。
さらにまた、振動式のパーツフィーダは、振動による騒音の発生を皆無にはできない。また、パーツの移送速度に制限を受けて、速く移送するのが難しい。移送速度を速くするために、振動を強くすると騒音がさらに大きくなる。にもかかわらず、必ずしもパーツを速く移送できない。また、振動を強くするほど、パーツの損傷も甚だしくなる。
この欠点は、パーツを振動させないで移送するパーツフィーダで解消できる。(特許文献1参照)
特願2002−167707号
このパーツフィーダは、図1に示すように、水平ないしほぼ水平面内に回転できるように配設している内側円盤1と、この内側円盤1の外側に内側円盤1に対して傾斜する姿勢に配設されてなる外側リング板2と、外側リング板2と内側円盤1を回転させる駆動機構3と、外側リング板2で非正常姿勢で移送される非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下させる姿勢選別機構4とを備える。外側リング板2は、内側円盤1と同一平面に配設されて、内側円盤1から方向性のあるパーツPが供給される供給部5と、内側円盤1よりも上昇位置に配設されてなる上昇落下部6とを備える。この外側リング板2は、内側円盤1から供給されたパーツPを供給部5から上昇落下部6に移送する。姿勢選別機構4は、パーツPの方向を検出して、上昇落下部6において非正常姿勢にある非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下して、正常姿勢にある正常姿勢パーツのみを選別して回転する外側リング板2でもって外部に排出する。
この構造のパーツフィーダは、非正常姿勢パーツを上昇落下部で内側円盤の上に落下させる。内側円盤に落下されたパーツは、正常姿勢パーツとなって外側リング板で移送されると外部に排出されるが、非正常姿勢パーツとなって外側リング板で移送されると、再び内側円盤の上に落下される。このため、パーツは正常姿勢パーツとなるまで外側リング板から内側円盤に繰り返し落下され、正常姿勢パーツとなると外部に排出される。姿勢選別機構は、非正常姿勢パーツを落下させるので、落下するパーツは再び供給部から外側リング板に送られる。このメカニズムでパーツを特定姿勢として排出するパーツフィーダは、全体の機構を極めて簡単にしながら、パーツの姿勢を特定な方向に揃えて排出できる。
図1のパーツフィーダは、たとえば鍔付ベアリングのように方向性のあるパーツを方向を揃えて排出できる。鍔付ベアリングは、図2の(1)と(2)に示す2方向で移送される。したがって、いずれか一方を正常姿勢パーツとして排出し、他方を非正常姿勢パーツとして外側リング板から落下して、特定姿勢のパーツのみを排出できる。しかしながら、図3と図4に示すように、(1)と(2)の縦姿勢と、(3)と(4)の横姿勢で移送されるパーツは、姿勢選別機構でもって安定して正確に特定な姿勢のみを選別するのが難しくなる欠点がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、種々の姿勢で移送されるパーツを確実に正常な姿勢に揃えて選別できるパーツフィーダを提供することにある。
さらに、図1のパーツフィーダは、図5に示すように、テーパーベアリングのテーパーローラーのように、細長いパーツであって横姿勢で移送されて、その両端の形状が異なるパーツを姿勢選別機構で確実に安定して選別できない欠点もあった。
本発明の第2の目的は、横姿勢で移送されるパーツの姿勢を姿勢選別機構で確実に選別して、姿勢を揃えて排出できるパーツフィーダを提供することにある。
本発明のパーツフィーダは、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。パーツフィーダは、水平ないしほぼ水平面内に回転できるように配設している内側円盤1と、この内側円盤1の外側にあって内側円盤1に対して傾斜する外側リング板2と、外側リング板2と内側円盤1を回転させる駆動機構3と、外側リング板2で移送される正常姿勢パーツを通過させて、非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下させる姿勢選別機構4とを備える。内側円盤1に対して傾斜する外側リング板2は、内側円盤1からパーツPが供給される下部に位置する供給部5と、内側円盤1よりも上昇位置に配設されてなる上昇落下部6とを備える。姿勢選別機構4は、外側リング板2の上昇落下部6に設けている選別ガイド22を備える。この選別ガイド22は、外側リング板2で移送されるパーツPに接触して選別する選別部22aを有する。この選別部22aは、正常姿勢パーツを外側リング板2から落下させることなく通過させるが、非正常姿勢パーツを外側リング板2から落下させる形状をしている。回転される外側リング板2は、内側円盤1から供給されるパーツPを供給部5から上昇落下部6に移送すると共に、姿勢選別機構4でもって非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下させて、正常な姿勢にある正常姿勢パーツのみを選別して外側リング板2で外部に排出する。
さらに、本発明の請求項1のパーツフィーダは、外側リング板2の上面に、中心軸が水平方向となる姿勢でパーツPを案内する横姿勢溝24を円周方向に設けている。この横姿勢溝24は、幅をパーツPの太さよりも小さくしており、パーツPを横姿勢溝24に案内して横姿勢で移送し、また、パーツを横姿勢溝24に案内しない状態ではパーツPを縦姿勢で移送するようにしている。このパーツフィーダは、横姿勢と縦姿勢で移送されるパーツを姿勢選別機構4の選別ガイド22で選別して、正常姿勢パーツのみを排出する。
さらに、本発明の請求項2のパーツフィーダは、外側リング板2の上面に、中心軸が水平方向となる姿勢でパーツPを案内する横姿勢溝24を中心から外側に向かって所定の間隔で設けている。このパーツフィーダは、パーツPを横姿勢溝24に案内して横姿勢で移送し、横姿勢で移送されるパーツPを姿勢選別機構4の選別ガイド22で選別して、正常姿勢パーツのみを排出する。
さらに、本発明の請求項3のパーツフィーダは、請求項2に記載されるパーツフィーダであって、外側リング板2の半径方向に、あるいは半径方向に対して傾斜する姿勢で所定のピッチで横姿勢溝24を設けている。
本発明のパーツフィーダは、外側リング板2の供給部5を、内側円盤1と同一平面に配置することができる。
本発明のパーツフィーダは、内側円盤1と外側リング板2の両方を水平面に対して傾斜させることができる。このパーツフィーダは、外側リング板2を、供給部5から上昇落下部6に向かって上り勾配に傾斜し、内側円盤1を、供給部5から外側リング板2の上昇落下部6に向かって下り勾配に傾斜する。
本発明のパーツフィーダは、内側円盤1を水平面内に配設し、外側リング板2を供給部5から上昇落下部6に向かって上り勾配に傾斜させることができる。さらに、本発明のパーツフィーダは、外側リング板2を水平に配設し、内側円盤1を供給部5から外側リング板2の上昇落下部6に向かって下り勾配に傾斜させることができる。
本発明のパーツフィーダは、駆動機構3が、内側円盤1と外側リング板2を同一方向に同一回転数で回転させることができる。さらに、本発明のパーツフィーダは、パーツPを、両端部の形状が異なるパーツとすることができる。
本発明のパーツフィーダは、縦姿勢や横姿勢で移送されるパーツを確実に正常な姿勢に揃えて選別できる特長がある。それは、本発明のパーツフィーダが、パーツを移送する外側リング板の上面に横姿勢溝を設けており、この横姿勢溝にパーツを案内して横姿勢で移送すると共に、パーツを横姿勢溝に案内しない状態ではパーツを縦姿勢で移送し、横姿勢と縦姿勢で移送されるパーツを姿勢選別機構の選別ガイドで選別して、正常姿勢パーツのみを排出しているからである。本発明のパーツフィーダは、従来のように縦姿勢で移送されるパーツを選別ガイドで選別するだけでなく、横姿勢で移送されるパーツを横姿勢溝に案内して正確に移送しながら選別ガイドで選別するので、種々の姿勢で移送されるパーツを確実に正常な姿勢に揃えて選別できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパーツフィーダを例示するものであって、本発明はパーツフィーダを下記のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図6と図7に示すパーツフィーダは、図3や図4に示すように、外側リング板の上で水平な横姿勢と垂直な縦姿勢で移送されるパーツで、両端部の形状が異なるパーツ、あるいは図5に示すように、横姿勢で移送されて両端の形状が異なるパーツ等を特定の姿勢で排出する。パーツPは、たとえば円筒状、円柱状、角筒状、角柱状、あるいはこれらを連結した形状で、両端の形状が異なるものである。
図に示すパーツフィーダは、水平ないしほぼ水平面内に回転できるように配設している内側円盤1と、この内側円盤1の外側に配設している外側リング板2と、この外側リング板2と内側円盤1とを回転する駆動機構3と、外側リング板2で非正常姿勢で移送される非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下させる姿勢選別機構4とを備える。
外側リング板2は、内側円盤1に対して傾斜する姿勢に配設している。さらに、外側リング板2は、その一部を内側円盤1と同一平面に配設して、内側円盤1から方向性のあるパーツPを供給できるようにしている。この外側リング板2は、内側円盤1からパーツPが供給される供給部5と、内側円盤1よりも上昇位置に配設されてなる上昇落下部6とを備え、内側円盤1から供給されたパーツPを供給部5から上昇落下部6に移送するようにしている。外側リング板2は、内側円盤1に対して相対的に傾斜して配設される。このことを実現するには、図7に示すように、内側円盤1と外側リング板2の両方を逆方向に傾斜させ、あるいは、内側円盤を水平にして外側リング板のみを傾斜させ、あるいはまた、外側リングを水平にして内側円盤を傾斜させる。
図7に示すように、内側円盤1と外側リング板2の両方を傾斜させるパーツフィーダは、外側リング板2をパーツPの供給部5から上昇落下部6に向かって上り勾配に傾斜して、内側円盤1を供給部5から外側リング板2の上昇落下部6に向かって下り勾配に傾斜させる。このパーツフィーダは、内側円盤1と外側リング板2の傾斜角を小さくして、上昇落下部6における外側リング板2と内側円盤1の落差を大きくできる。内側円盤を水平面内に配設するパーツフィーダは、外側リング板を供給部から上昇落下部に向かって上り勾配に傾斜させる。また、外側リング板を水平に配設するパーツフィーダは、内側円盤を供給部から外側リング板の上昇落下部に向かって下り勾配に傾斜して、上昇落下部で外側リング板と内側円盤とに落差を設ける。
内側円盤1と外側リング板2は、1枚の金属板を、レーザーやプレスで円形に切断して製作できる。内側円盤1の外周縁が外側リング板2の内周縁に接近するからである。ただし、内側円盤1と外側リング板2とを別々の金属板で製作できるのはいうまでもない。内側円盤1は、供給される多数のパーツPを蓄えることができるように、たとえば外径を10〜80cmとする。内側円盤1を大きくすると、大きなパーツを多数に蓄えることができる。外側リング板2は、この上にパーツPを載せて移送できるように、パーツPの外形に比べて充分な幅に設計される。
互いに傾斜する内側円盤1と外側リング板2は、一部を同一面に配設して、内側円盤1から外側リング板2にパーツPを供給する供給部5としている。外側リング板の供給部は、内側円盤からパーツを供給する部分であるから、内側円盤よりも低い位置に配置することもできる。内側円盤1と外側リング板2は、供給部5から離れるにしたがって上下の差が大きくなり、もっとも上下差の大きくなる部分、あるいはその近傍を上昇落下部6としている。外側リング板2の内周縁と内側円盤1の外周縁の間には隙間ができる。外側リング板2を内側円盤1に対して傾斜しているからである。図6と図7に示すパーツフィーダは、この隙間からパーツPが漏れないように、外側リング板2の下面に連結壁11を固定している。この連結壁11は、外側リング板2を回転させる円盤12に連結している。
図8と図9の外側リング板2は、その上面に、中心軸を水平方向とする姿勢でパーツPを案内する横姿勢溝24を円周方向に延長して設けている。この横姿勢溝24の幅はパーツPの太さよりも小さく、図8と図9に示すように、パーツを横姿勢溝24に案内して横姿勢で移送し、また、図10と図11に示すように、パーツPを横姿勢溝24に案内しない状態では、パーツPを縦姿勢で移送する。パーツPの太さとは、円筒または円柱状のパーツにあっては外径であり、角筒または角柱状のパーツにあっては対角線の長さである。図の横姿勢溝24は、横断面の形状をパーツPの外径にほぼ等しい曲率半径とするU溝である。ただし、外側リング板2の横姿勢溝24は、パーツPを横姿勢に安定して案内できる全ての形状、たとえばV溝やコ字溝とすることができる。
図8と図9に示す外側リング板2は、横姿勢溝24を円周方向に延長して設けている。この外側リング板2は、横姿勢溝24に案内するパーツPを、横姿勢であってその中心軸を図8に示すように円周方向、正確には円周の接線方向とする姿勢で移送する。外側リング板2は、横姿勢のパーツPを横姿勢溝24に案内して移送するが、図10と図11に示すように縦姿勢のパーツPを横姿勢溝24に案内しないで移送する。横姿勢溝24に案内されないパーツPは、外側リング板2の上面に載って垂直な姿勢で移送される。図10と図11のパーツPは、上下を反対にして縦姿勢に安定して外側リング板2の上に載せることができる。この種のパーツPは、その両端の底面積を、安定して縦姿勢に立てることができる大きさとしている。ただ、本発明は、図12に示すように、一端のみを安定して縦姿勢に立てることができる底面積とするパーツPも、外側リング板2で縦姿勢に移送して姿勢選別機構4で選別できる。
図8ないし図11に示すパーツPは、その両端面を垂直に立てる縦姿勢で移送できるので、外側リング板2はパーツPを4方向に特定して移送する。すなわち、上下を反対にする2方向の縦姿勢と、前後を反対にする2方向の横姿勢で移送される。図12に示すパーツは、1方向の縦姿勢と、2方向の横姿勢からなる3方向に特定して外側リング板2で移送される。
図13の外側リング板2は、その上面に、中心軸が水平方向となる姿勢でパーツPを案内する横姿勢溝24を中心から外側に向かって所定の間隔で設けている。この外側リング板2は、両端部の形状が異なる細長いパーツ、たとえばネジやテーパーローラーの方向を揃えて排出するのに好都合である。図に示すように、細長いパーツPを横姿勢溝24に入れて移送して、後述する姿勢選別機構4でもって特定の方向のパーツPを外側リング板2から確実に落下できるからである。図の外側リング板2は、半径方向に延長して横姿勢溝24を設けているが、横姿勢溝は半径方向に対して傾斜して設けることもできる。
さらに、外側リング板2は、中心から外側に向かって設けている横姿勢溝24の幅をパーツPの太さよりも小さくして、円周方向に横姿勢溝24を設けている外側リング板2と同じように、パーツPを縦姿勢で移送できる。この外側リング板2は、図14で示すように、横姿勢溝24の間に平面部25を設け、あるいは図15で示すように、横姿勢溝24の間隔をパーツPの太さに比較して小さくして、横姿勢溝24で凹部のある外側リング板2にパーツPを縦姿勢に保持できるようにしている。縦姿勢にパーツPを移送する外側リング板2は、姿勢選別機構4で特定姿勢のパーツPのみを正常姿勢パーツとして排出する。
駆動機構3は、外側リング板2と内側円盤1とを回転させる。図の駆動機構3は、内側円盤1と外側リング板2とを一緒に同じ回転数で回転させる。この駆動機構3は、内側円盤1の中心に固定している回転軸8に連結している減速モーター9を備える。減速モーター9は、内側円盤1を図6の矢印で示す方向に回転させる。外側リング板2は、フレーム10に回転できるように連結している。図の外側リング板2は、連結壁11を介して下面に円盤12を固定しており、この円盤12の中心に筒状の回転軸13を固定している。筒状の回転軸13がベアリング14を介してフレーム10に回転できるように連結されて、外側リング板2を回転できるようにフレーム10に連結している。外側リング板2と内側円盤1とは傾斜する姿勢に配設されるので、外側リング板2と内側円盤1の回転中心は相対的に傾斜している。
図の駆動機構3は、ひとつの減速モーター9で、内側円盤1と一緒に外側リング板2も回転させる。減速モーター9で内側円盤1と外側リング板2とを一緒に回転させるために、内側円盤1は、下面に突出する駆動ピン15を固定している。この駆動ピン15を案内する一対の平行ピン16を外側リング板2に固定して、平行ピン16の間に摺動スリットを設けている。平行ピン16は、外側リング板2に固定している円盤12の上面に、中心に向かって固定している。平行ピン16の間の摺動スリットに駆動ピン15を出入りできるように、しかも平行ピン16に沿って、すなわち摺動スリットに沿って移動できるように挿入している。この駆動機構3は、減速モーター9が駆動ピン15を回転し、駆動ピン15が平行ピン16を介して外側リング板2を回転させる。内側円盤1と外側リング板2とは回転中心が互いに傾斜しているので、駆動ピン15は平行ピン16の間の摺動スリットを摺動しながら、外側リング板2を回転させる。図示しないが、駆動機構は、内側円盤に半径方向に伸びる摺動スリットを設け、この摺動スリットに案内される駆動ピンを外側リング板の回転軸に固定して、内側円盤と外側リング板を一緒に回転することもできる。
図6と図7に示すパーツフィーダは、内側円盤1と外側リング板2の間からパーツPが漏れるのを阻止するために、内側円盤1と外側リング板2の隙間を閉塞壁7で閉塞している。閉塞壁7は回転しないように固定される。閉塞壁7は、上昇落下部6を含む部分に設けている落下壁部7Aと、その両側にあって内側円盤1と外側リング板2の上下差の低い部分に配設しているガイド壁部7Bとからなる。落下壁部7Aは、上昇落下部6でパーツPを外側リング板2から内側円盤1に落下させる落下ガイド17に併用している。落下ガイド17を併用する図の落下壁部7Aは、外側リング板2から内側円盤1に向かって下り勾配の傾斜面としている。この落下ガイド17は、パーツPを、衝撃を少なく落下させて、衝撃による損傷をさらに少なくできる。また、落下ガイド17である落下壁部7Aは、フッ素樹脂等の合成樹脂で製作される。フッ素樹脂製の落下ガイド17は、パーツPを極めてスムーズに落下できる。
図に示すパーツフィーダは、外側リング板2の外周縁に沿って外周壁18を配設している。外周壁18のある外側リング板2は、回転速度を速くして、パーツPが遠心力で外側リング板2から外部に飛び出して落下するのを防止できる。このため、このパーツフィーダは、外側リング板2を速く回転して、単位時間に多量のパーツPを排出できる。ただし、外周壁は、必ずしも設ける必要はない。外側リング板を遅く回転するパーツフィーダは、外側リング板に載ったパーツが加速度で外側に落下しないからである。
さらに、図6に示すパーツフィーダは、内側円盤1の上に供給されたパーツPをスムーズに供給するために外側リング板2に供給する供給ガイド19を配設している。供給ガイド19は、回転しないように固定される。図のパーツフィーダは、ふたつの供給ガイド19を配設している。第1の供給ガイド19Aは、内側円盤1の中心部分に設けている。第2の供給ガイド19Bは、第1の供給ガイド19Aよりも外側に配設している。供給ガイド19は、内側円盤1の回転でパーツPを外側に移送できるように、内側円盤1の半径方向に対して傾斜させている。すなわち、供給ガイド19は、中心から外周に向かって、内側円盤1の半径方向に対して回転方向に傾斜させている。第2の供給ガイド19Bの先端部分は、外側リング板2の上方まで伸びている。この第2の供給ガイド19Bに沿って外側に移送されるパーツPを、外側リング板2の上に移送するためである。
この構造は、もっとも簡単な構造で、内側円盤1のパーツPを外側リング板2に移送できる。ただし、本発明は、内側円盤1のパーツPを外側リング板2に移送する機構を、図に示す供給ガイド19には特定しない。それは、空気流でパーツを内側円盤から外側リング板に移送し、あるいは磁気的な吸引力や反発力を利用して、磁性材であるパーツを内側円盤から外側リング板に移送することもできるからである。
内側円盤1から外側リング板2に移送されたパーツPは、複数に積み重なって移送されることがある。図のパーツフィーダは、外側リング板2の移送路に積層解除材20を配設して、パーツPを積層しないで移送するようにしている。積層解除材20は、下端縁と外側リング板2の上面との間隔を、一段のパーツPのみが通過できる隙間としている。さらに、積層解除材20は、半径方向に対して傾斜する姿勢として、外側リング板2のパーツPを内側円盤1に移送する。いいかえると、パーツPを外側リング板2から内側円盤1に移送できる方向に、半径方向に対して傾斜させている。したがって、二段以上のパーツPが外側リング板2の上に載って移送されると、一段目のパーツPのみを通過させて、一段目のパーツPの上に載って移送されるパーツPを、外側リング板2から内側円盤1に排出する。したがって、外側リング板2に載って移送されるパーツPは、積層解除材20を通過して必ず一段となる。この機構は、簡単な機構で、外側リング板2の上に積層して移送されるパーツPを一段にできる。ただし、外側リング板の上に積層して移送されるパーツは、このことを光センサーで検出して、空気流等で一段目のパーツに載って移送されるパーツを除去することもできる。
さらに、図6のパーツフィーダは、外側リング板2で移送されるパーツPを一列に並べる一列ガイド21を配設している。一列ガイド21は、外側リング板2で移送されるパーツPの移送路に配設されて、2列以上に並べて移送されるパーツPを、一列に並べて移送する。一列ガイド21は、その先端で2列以上に並べて移送されるパーツPを、外側リング板2から内側円盤1に排出する。したがって、一列ガイド21は、その先端縁と外側リング板2の内周縁との間隔が、一列のパーツPのみを移送できる間隔に調整している。
図のパーツフィーダは、内側円盤1から外側リング板2に供給されたパーツPを、積層解除材20に通過させて一段とし、さらに一列ガイド21に通過させて一列として上昇落下部6に移送する。上昇落下部6において、姿勢選別機構4がパーツPの方向を検出して、逆方向の姿勢にある非正常姿勢パーツを外側リング板2から内側円盤1に落下させる。姿勢選別機構4は、正常な姿勢にある正方向パーツを、外側リング板2から落下させることなく通過させて、外部に排出する。
図のパーツフィーダは、外側リング板2の上昇落下部6に、姿勢選別機構4として選別ガイド22を配設している。図の姿勢選別機構4は、第1選別ガイド22Aと第2選別ガイド22Bを備える。これ等の選別ガイド22は、図16ないし図19に示す姿勢で移送されるパーツPに接触して、正常姿勢パーツと非正常姿勢パーツとを選別する選別部22aを有する。これ等の図に示す選別ガイド22の選別部22aは、正常姿勢パーツを通過させるが非正常姿勢パーツを落下させる。図の姿勢選別機構4は、図17で示す姿勢のパーツ、すなわち開口部を上向きにして縦姿勢で移送されるパーツであって、図3の(1)の姿勢のパーツを正常姿勢パーツとして排出する。
第1選別ガイド22Aは、縦姿勢で移送されるパーツPを選別する。縦姿勢で移送されるパーツPは、開口部を上向きとするものを通過させて、開口部を下向きとするものを外側リング板2から落下させる。図のパーツPは、一端の外径を他端よりも大きくしている。第1選別ガイド22Aは、図18で示すように開口部を下向きに縦姿勢で移送されるパーツPを外側リング板2から押し出す選別部22aを有する。第1選別ガイド22Aの選別部22aは、図17で示すように、開口部を上向きに移送されるパーツPの底部にある面取り部に挿入されて、この姿勢のパーツPの押し出し量を少なくする。したがって、この姿勢で移送されるパーツPは、重心位置が外側リング板2の上方にあって、外側リング板2から落下しない。反対の姿勢で移送されるパーツは、開口端の周縁を面取りしていないので、図18で示すように、選別部22aで押し出される。この位置まで押し出されたパーツPは、重心位置が外側リング板2の内側にずれて内側円盤1に落下する。さらに、第1選別ガイド22Aは、図19で示すように、横姿勢で移送されるパーツPを外側リング板2から落下させない。横姿勢のパーツPは、外形を円形とするので、選別部22aで落下するまで押し出されないからである。
第2選別ガイド22Bは、横姿勢のパーツPを外側リング板2から落下させる。図のパーツPは、縦姿勢よりも横姿勢のときに高くなる。第2選別ガイド22Bは、図19で示すように、横姿勢溝24に案内されて、横姿勢に移送されるパーツPの上部に当接する選別部22aを有する。この選別部22aは、図16の平面図に示すように、パーツPが外側リング板2で移送されると、内側円盤1に落下させる方向に傾斜している。したがって、パーツPの上部がこの選別部22aに当接すると、パーツPは第2選別ガイド22Bで外側リング板2から落下される。この第2選別ガイド22Bは、横姿勢のあるパーツPを、前後の方向に関係なく落下させる。
さらに、図16に示すパーツフィーダは、開口部を前方にして移送されるパーツPを、開口部が上向きになるように、横姿勢から縦姿勢に起こす起こし片26を設けている。パーツPは、起こし片26を通過した後、選別ガイド22を通過する。したがって、起こし片26は、選別ガイド22よりも前方に配設している。起こし片26は、図20に示すように、上から下に伸びて下端を前方に折曲して引掛部26aとしている。引掛部26aは、外側リング板2で移送されるパーツPに開口部から内部に挿入される。この姿勢でパーツPが移送されると、図の鎖線で示すように、起こし片26はパーツPの開口縁を引っかけて、開口部が上向きとなる姿勢に起こす。すなわち、正常姿勢パーツの姿勢にする。正常姿勢となったパーツPは、第1選別ガイド22Aと第2選別ガイド22Bを通過して、外側リング板2で外部に排出される。このように起こし片26でパーツPを正常姿勢パーツとする装置は、能率よくパーツPを正常姿勢パーツとして排出できる。
図16ないし図19の姿勢選別機構4を備えるパーツフィーダは、パーツPをひとつの姿勢に特定して排出する。このパーツフィーダは、排出されるパーツPの後処理を能率よく簡単にできる特長がある。ただ、本発明のパーツフィーダは、必ずしもパーツのひとつの姿勢を正常姿勢パーツとして排出するものには特定しない。たとえば、図4に示すように、太い部分に細い部分を中心軸を同じとして連結しているパーツは、3方向を正常姿勢パーツとし、特定の姿勢を非正常姿勢パーツとして外側リング板2から落下させることもできる。
姿勢選別機構4は、パーツPの形状により、また正常姿勢パーツの姿勢によって、最適形状に設計される。図4に示すパーツPは、以下の姿勢選別機構4で正常姿勢パーツとして排出できる。この姿勢選別機構4は、図4の(1)の姿勢のパーツPのみを非正常姿勢パーツとし、(2)〜(4)の姿勢のパーツPを正常姿勢パーツとして排出する。(3)と(4)に示す横姿勢で排出されるパーツPは、排出側に起こし機構を連結して(2)の姿勢に揃えることができる。
パーツPの3方向を正常姿勢パーツとして排出する姿勢選別機構4は、図16の第1選別ガイド22Aと同じ構造をしている。この姿勢選別機構の選別ガイドは、図16の選別ガイド22と同じように、パーツPを外側リング板2から内側円盤1に押し出すように、外側リング板2の外側縁部に配置している。この選別ガイド22は、図21で示すように、太い部分を下側とする縦姿勢のパーツのみを非正常姿勢パーツとして外側リング板から除去して内側円盤に落下させる。図22と図23の姿勢で移送されるパーツ、すなわち、太い部分を上側にする縦姿勢のパーツPと、横姿勢のパーツPは正常姿勢パーツとして排出する。したがって、選別ガイド22の選別部22aは、太い部分を下側とする縦姿勢のパーツPを外側リング板2から落下させるように、外側リング板2の上面の近傍にあって、太い部分を押し出すと、パーツPがアンバラスになって落下するまで外側リング板2の中心に向かって突出している。
図24にパーツPの起こし機構27を示す。この起こし機構27は、下り勾配に排出される横姿勢のパーツPを、太い部分を上にする縦姿勢に整列する。この起こし機構27は、パーツPの移送路に引掛段差材28を配置し、その前方には、細い部分を入れて太い部分を係止する平行スリット29を設けている。引掛段差材28は、パーツPが移送される方向に向かって低くなるように段差28aを設けている。平行スリット29は、引掛段差材28を滑り落ちるパーツPの太い部分を係止すように、引掛段差材28に向かって伸びている。この起こし機構27は、極めて簡単な機構であるが、以下のようにして横姿勢のパーツPを、太い部分を上にする縦姿勢に揃えて平行スリット29から排出する。
図の実線で示すように、細い部分を前方に移送されるパーツPは、細い部分が引掛段差材28の段差28aを滑り落ち、図において時計方向に約90度回転して、太い部分を平行スリット29に引っかけて、太い部分を上にする縦姿勢となる。図の鎖線で示すように、太い部分を前方に移送されるパーツPは、太い部分が平行スリット29に引っかけられる状態で、細い部分が引掛段差材28の段差28aを滑り落ちて、半時計方向に90度回転して、太い部分を上にする縦姿勢となって平行スリット29で排出される。以上の起こし機構27は、極めて簡単な機構で、前後を反対方向とする横姿勢のパーツを、太い部分を上にする縦姿勢に揃えて排出する。
さらに、図示しないが、太い部分を上側とする縦姿勢のパーツは、そのままの姿勢で移送路に沿って滑り落ち、パーツの細い部分が平行スリットの内側に案内されると共に、パーツの太い部分が平行スリットに引っかかる状態となって、太い部分を上とする縦姿勢で排出される。
以上のようにして、この起こし機構27は、3方向を正常姿勢パーツとして姿勢選別機構4から排出されるパーツPを、太い部分を上にする縦姿勢に整列して排出する。
さらに、図13に示す外側リング板2を備えるパーツフィーダは、外側リング板2の上面に設けられた横姿勢溝24で移送される横姿勢のパーツPを姿勢選別機構4で選別して、特定の方向のパーツPを外側リング板2から落下させる。この姿勢選別機構4は、図25と図26に示すように、横姿勢で移送されるパーツPに接触する選別部22aを有する選別ガイド22を備える。これらの図に示す選別ガイド22の選別部22aは、正常姿勢パーツを通過させるが非正常姿勢パーツを落下させる。この姿勢選別機構4は、図25で示す姿勢のパーツ、すなわち太い端部を外側とする姿勢で移送されるパーツを正常姿勢パーツとして落下させることなく通過させ、図26で示す姿勢のパーツ、すなわち太い端部を内側とする姿勢で移送されるパーツを非正常姿勢パーツとして外側リング板2から落下させる。
図25と図26に示すように、細長いパーツであって、その両端の形状が異なるパーツは、その重心位置が、軸方向の中心よりも太い端部側にずれている。この姿勢選別機構4は、この重心位置のずれを利用して横姿勢で移送される細長いパーツを選別する。すなわち、この姿勢選別機構4は、横姿勢で移送されるパーツPを、選別ガイド22の選別部22aでもって外側リング板2の内側方向に押し出すが、この押出量は正常姿勢パーツであっても非正常姿勢パーツであっても一定である。図25で示すように、太い部分を外側とする横姿勢で移送されるパーツPは、重心位置が外側リング板2の上方にあって、外側リング板2から落下しない。反対に、太い部分を内側とする横姿勢で移送されるパーツPは、図26で示すように、重心位置が外側リング板2の内側にずれて外側リング板2から落下する。この選別ガイド22は、非正常姿勢パーツを外側リング板2から落下させるが、正常姿勢パーツを落下させることなく通過できるように、パーツPの押出量を特定する。すなわち、選別ガイド22の選別部22aは、太い部分を内側とする非正常姿勢パーツを外側リング板2から落下させるように、外側リング板2の上面の近傍にあって、太い部分を押し出すと、パーツPがアンバラスになって落下するまで外側リング板2の中心に向かって突出させている。
本発明者が先に開発したパーツフィーダの垂直断面図である。 種々の姿勢で移送されるパーツの一例を示す斜視図である。 種々の姿勢で移送されるパーツの他の一例を示す斜視図である。 種々の姿勢で移送されるパーツの他の一例を示す斜視図である。 パーツの他の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかるパーツフィーダの平面図である。 図6に示すパーツフィーダの垂直断面図である。 図6に示すパーツフィーダの外側リング板の拡大平面図である。 図8に示す外側リング板の断面図である。 図9に示す外側リング板が縦姿勢のパーツを移送する一例を示す断面図である。 図9に示す外側リング板が縦姿勢のパーツを移送する他の一例を示す断面図である。 縦姿勢で移送されるパーツの他の一例を示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかるパーツフィーダの外側リング板の拡大平面図である。 外側リング板の他の一例を示す断面図である。 外側リング板の他の一例を示す断面図である。 図6に示すパーツフィーダの姿勢選別機構を示す拡大平面図である。 図3に示すパーツであって縦姿勢の正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 図3に示すパーツであって縦姿勢の非正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 図3に示すパーツであって横姿勢の非正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 起こし片が横姿勢のパーツを縦姿勢に起こす状態を示す拡大断面図である。 図4に示すパーツであって縦姿勢の非正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 図4に示すパーツであって縦姿勢の正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 図4に示すパーツであって横姿勢の正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 起こし機構が横姿勢のパーツを縦姿勢に起こす状態を示す側面図である。 起こし機構が横姿勢のパーツを縦姿勢に起こす状態を示す側面図である。 図13に示す外側リング板で移送される横姿勢の正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。 図13に示す外側リング板で移送される横姿勢の非正常姿勢パーツを姿勢選別機構が選別する状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…内側円盤
2…外側リング板
3…駆動機構
4…姿勢選別機構
5…供給部
6…上昇落下部
7…閉塞壁 7A…落下壁部
7B…ガイド壁部
8…回転軸
9…減速モーター
10…フレーム
11…連結壁
12…円盤
13…回転軸
14…ベアリング
15…駆動ピン
16…平行ピン
17…落下ガイド
18…外周壁
19…供給ガイド 19A…第1の供給ガイド
19B…第2の供給ガイド
20…積層解除材
21…一列ガイド
22…選別ガイド 22A…第1選別ガイド
22B…第2選別ガイド
22a…選別部
24…横姿勢溝
25…平面部
26…起こし片 26a…引掛部
27…起こし機構
28…引掛段差材 28a…段差
29…平行スリット
P…パーツ

Claims (9)

  1. 水平ないしほぼ水平面内に回転できるように配設している内側円盤(1)と、この内側円盤(1)の外側にあって内側円盤(1)に対して傾斜する外側リング板(2)と、外側リング板(2)と内側円盤(1)を回転させる駆動機構(3)と、外側リング板(2)で移送される正常姿勢のパーツを通過させて、非正常姿勢のパーツを外側リング板(2)から内側円盤(1)に落下させる姿勢選別機構(4)とを備えており、
    内側円盤(1)に対して傾斜する外側リング板(2)は、内側円盤(1)からパーツ(P)が供給される下部に位置する供給部(5)と、内側円盤(1)よりも上昇位置に配設されてなる上昇落下部(6)とを備えており、
    姿勢選別機構(4)は、外側リング板(2)の上昇落下部(6)に設けている選別ガイド(22)を備えており、この選別ガイド(22)は外側リング板(2)で移送されるパーツ(P)に接触して選別する選別部(22a)を有し、この選別部(22a)は正常姿勢パーツを外側リング板(2)から落下させることなく通過させるが、非正常姿勢パーツを外側リング板(2)から落下させる形状をしており、
    回転される外側リング板(2)は、内側円盤(1)から供給されるパーツ(P)を供給部(5)から上昇落下部(6)に移送すると共に、姿勢選別機構(4)でもって非正常姿勢パーツを外側リング板(2)から内側円盤(1)に落下させて、正常な姿勢にある正常姿勢パーツのみを選別して外側リング板(2)で外部に排出するようにしてなるパーツフィーダで、
    外側リング板(2)の上面に、中心軸が水平方向となる姿勢でパーツ(P)を案内する横姿勢溝(24)を円周方向に設けており、この横姿勢溝(24)の幅はパーツ(P)の太さよりも小さく、パーツ(P)を横姿勢溝(24)に案内して横姿勢で移送し、また、パーツ(P)を横姿勢溝(24)に案内しない状態ではパーツ(P)を縦姿勢で移送し、横姿勢と縦姿勢で移送されるパーツ(P)を姿勢選別機構(4)の選別ガイド(22)で選別して、正常姿勢パーツのみを排出するようにしてなるパーツフィーダ。
  2. 水平ないしほぼ水平面内に回転できるように配設している内側円盤(1)と、この内側円盤(1)の外側にあって内側円盤(1)に対して傾斜する外側リング板(2)と、外側リング板(2)と内側円盤(1)を回転させる駆動機構(3)と、外側リング板(2)で移送される正常姿勢のパーツを通過させて、非正常姿勢のパーツを外側リング板(2)から内側円盤(1)に落下させる姿勢選別機構(4)とを備えており、
    内側円盤(1)に対して傾斜する外側リング板(2)は、内側円盤(1)からパーツ(P)が供給される下部に位置する供給部(5)と、内側円盤(1)よりも上昇位置に配設されてなる上昇落下部(6)とを備えており、
    姿勢選別機構(4)は、外側リング板(2)の上昇落下部(6)に設けている選別ガイド(22)を備えており、この選別ガイド(22)は外側リング板(2)で移送されるパーツ(P)に接触して選別する選別部(22a)を有し、この選別部(22a)は正常姿勢パーツを外側リング板(2)から落下させることなく通過させるが、非正常姿勢パーツを外側リング板(2)から落下させる形状をしており、
    回転される外側リング板(2)は、内側円盤(1)から供給されるパーツ(P)を供給部(5)から上昇落下部(6)に移送すると共に、姿勢選別機構(4)でもって非正常姿勢パーツを外側リング板(2)から内側円盤(1)に落下させて、正常な姿勢にある正常姿勢パーツのみを選別して外側リング板(2)で外部に排出するようにしてなるパーツフィーダで、
    外側リング板(2)の上面に、中心軸が水平方向となる姿勢でパーツ(P)を案内する横姿勢溝(24)を中心から外側に向かって所定の間隔で設けており、パーツ(P)を横姿勢溝(24)に案内して横姿勢で移送し、横姿勢で移送されるパーツ(P)を姿勢選別機構(4)の選別ガイド(22)で選別して、正常姿勢パーツのみを排出するようにしてなるパーツフィーダ。
  3. 外側リング板(2)の半径方向に、あるいは半径方向に対して傾斜する姿勢で所定のピッチで横姿勢溝(24)を設けている請求項2に記載されるパーツフィーダ。
  4. 外側リング板(2)の供給部(5)が内側円盤(1)と同一平面にある請求項1または2に記載されるパーツフィーダ。
  5. 内側円盤(1)と外側リング板(2)の両方が水平面に対して傾斜しており、外側リング板(2)は供給部(5)から上昇落下部(6)に向かって上り勾配に傾斜し、内側円盤(1)は供給部(5)から外側リング板(2)の上昇落下部(6)に向かって下り勾配に傾斜している請求項1または2に記載されるパーツフィーダ。
  6. 内側円盤(1)が水平面内に配設され、外側リング板(2)が供給部(5)から上昇落下部(6)に向かって上り勾配に傾斜する請求項1または2に記載されるパーツフィーダ。
  7. 外側リング板(2)が水平に配設され、内側円盤(1)が供給部(5)から外側リング板(2)の上昇落下部(6)に向かって下り勾配に傾斜する請求項1または2に記載されるパーツフィーダ。
  8. 駆動機構(3)が、内側円盤(1)と外側リング板(2)を同一方向に同一回転数で回転する請求項1または2に記載されるパーツフィーダ。
  9. パーツ(P)が、両端部の形状が異なるパーツである請求項1または2に記載されるパーツフィーダ。
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