JP2016098079A - ピペットチップ自動収納装置 - Google Patents

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務 井上
金一 山田
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Abstract

【課題】ピペットチップを迅速かつ確実にラックへと供給し、自動的に収納することができるピペットチップ自動収納装置を提供する。【解決手段】ピペットチップCを自動的にラックRに収納するピペットチップ自動収納装置1であって、ピペットチップCの頭部C1を保持しながらラックRの配置方向へ搬送する搬送手段4と、搬送手段4の終端において下向きに傾斜配置されておりピペットチップCをラックRの収納穴hへ向けて滑り落とす滑落シュート5と、滑落シュート5の上面側に対向する位置において滑落シュート5との間隔が下方に向けて狭くなるように垂下されて揺動自在に支持されている揺動プレート6とを有する。【選択図】 図5

Description

本発明は、マイクロピペット等の先端に取り付けられるピペットチップを自動的にラックに収納するピペットチップ自動収納装置に関するものである。
従来、未使用のピペットチップは、複数の収納穴を有するラックに収納された状態で使用されている。ところが、ピペットチップは1000本単位で袋詰めされていることが多いため、それらの小さなピペットチップを一本ずつ手作業でラックへ収納することは、極めて煩雑であり多大な時間を要する作業となっている。
このため、手作業ではなく自動的にピペットチップをラックに収納する技術が提案されている。例えば、特開2001−187629号公報には、ピペット用チップを回転ドラムの内周底部に形成されたすくい樋によってすくい上げるとともに、ドラムの回転に伴ってすくい樋が内周上部に到達した段階で落下させ、この落下するチップのうち適正な姿勢のものを受部材によってキャッチし、チップの先端側をスリット間に落とし込ませるようにしながらも他端の基部側を保持するスライドレールに案内して、チップを一定姿勢に整列させた状態で順次収納体に個別に収容する方法が開示されている(特許文献1)。
特開2001−187629号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、単に傾斜状態で固定されたスライド板によってスライドレールが構成されている(図1、図9等)。このため、ピペットチップの頭部とスライド板との間に発生する摩擦抵抗によって、ピペットチップがスライド板上をスムーズに滑り落ちず搬送速度の制御が難しく、迅速かつ確実に供給できないという問題がある。
また、特許文献1では、スライドレールから受け取ったピペットチップをラックへ送り出す個別送出部が、送り車とガイド体とから構成されている(図13等)。このため、送り車を回転させる駆動機構が必要であり、装置が複雑化・高コスト化するという問題がある。また、送り車の突起がピペットチップの頭部に挿入されずに引っ掛かったり、逆に当該突起からピペットチップがうまく外れないおそれもある。
また、ピペットチップは、極めて軽量で挙動が不安定であるところ、ガイド体としての落下パイプは、ピペットチップの頭部と略同径程度の細い筒状に形成されている。このため、ピペットチップがわずかにでも傾斜していると、落下パイプに弾かれてうまく入らない。また、落下パイプ内にほこり等の異物が混入すると、ピペットチップが引っ掛かってスムーズに落下しないという問題もある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、ピペットチップを迅速かつ確実にラックへと供給し、自動的に収納することができるピペットチップ自動収納装置を提供することを目的としている。
本発明に係るピペットチップ自動収納装置は、ピペットチップを自動的にラックに収納するピペットチップ自動収納装置であって、前記ピペットチップの頭部を保持しながら前記ラックの配置方向へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段の終端において下向きに傾斜配置されており前記ピペットチップを前記ラックの収納穴へ向けて滑り落とす滑落シュートと、前記滑落シュートの上面側に対向する位置において前記滑落シュートとの間隔が下方に向けて狭くなるように垂下されて揺動自在に支持されている揺動プレートとを有している。
また、本発明の一態様として、前記搬送手段は、前記ピペットチップの頭部を保持しうる隙間を隔てて平行に傾斜されて互いに外回りに回転するように支持されている一対の回転ロッドから構成されており、前記回転ロッドの一方には、下端部近傍の外周面に沿って螺旋状のスパイラルリングが巻き付けられているとともに、前記回転ロッドの傾斜に沿って下方に移動される前記ピペットチップの下降速度が、前記スパイラルリングに沿って搬送される前記ピペットチップの搬送速度よりも速くなるように前記回転ロッドの傾斜角度が調整されていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記回転ロッドは、前記ピペットチップを前記ラックに供給する量を制御するための下方回転ロッドとして機能し、この下方回転ロッドの上方には、前記ピペットチップを直立状態で前記下方回転ロッドへ供給する一対の上方回転ロッドが設けられていてもよい。
また、本発明の一態様として、一対の前記上方回転ロッドは、前記ピペットチップの頭部を保持しうる隙間を隔てて平行に傾斜されて互いに外周りに回転されるとともに、前記上方回転ロッド間の隙間が前記下方回転ロッド間の隙間に沿って重なる直上位置に支持されており、各上方回転ロッドの外周面には、直立状態の前記ピペットチップを前記下方回転ロッドの隙間に落下させる落下溝が形成されていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記上方回転ロッドの一方には、外周面に沿って螺旋状の上方スパイラルリングが巻き付けられており、前記上方スパイラルリングは、前記落下溝よりも上方側の各ピッチが、前記落下溝の軸心方向長さよりも大きく形成されていてもよい。
また、本発明の一態様として、前記上方回転ロッドの一方には、前記落下溝よりも下方位置に下方側に向けて拡径されたテーパ部が設けられているとともに、前記上方回転ロッドの他方には、前記テーパ部と向かい合う位置に拡径部が設けられていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記上方回転ロッドの他方には、前記テーパ部の終端部近傍の外周面に前記落下溝から落下しなかった前記ピペットチップを下方へ払い落とす払落し部材が設けられているとともに、前記上方回転ロッドの一方には、前記払落し部材と向かい合う位置に前記払落し部材を収容する収容溝が形成されていてもよい。
また、本発明の一態様として、前記下方回転ロッドの下端には、前記ピペットチップを前記滑落シュートへ落下させて供給する供給用小径部が形成されていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記下方回転ロッドには、前記落下溝の直下位置よりも上方側に、前記ピペットチップを落下させて供給量を制限する供給制限用小径部が形成されていてもよい。
また、本発明の一態様として、前記ラックを載置可能な凹状載置板と、この凹状載置板を所定位置に移動するステージ移動モータとを有する移動ステージと、前記ラックを載置可能であって前記凹状載置板の凹部に相補する凸部を備えてなる凸状載置板と、この凸状載置板を揺動自在に軸支する円盤フレームと、この円盤フレームを回転駆動するゴンドラ駆動モータとを有する回転ゴンドラと、前記ステージ移動モータおよび前記ゴンドラ駆動モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転ゴンドラから前記移動ステージへ前記ラックを受け渡す場合、前記ラックを載置した前記凸状載置板の下方へ前記凹状載置板を移動させた後、前記凸状載置板の凸部が前記凹状載置板の凹部を通過するようにして前記凸状載置板を下方へ回転移動させ、前記移動ステージから前記回転ゴンドラへ前記ラックを受け渡す場合、前記ラックを載置した前記凹状載置板の下方へ前記凸状載置板を移動させた後、その凸部が前記凹部を通過するようにして前記凸状載置板を上方へ回転移動させてもよい。
本発明によれば、ピペットチップを迅速かつ確実にラックへと供給し、自動的に収納することができる。
本発明に係るピペットチップ自動収納装置の一実施形態を示す一部断面正面図である。 図1の平面図である。 図1の右側面図である。 本実施形態において、回転ゴンドラを省略した正面図である。 図4の右側面図である。 本実施形態の上方回転ロッドおよび下方回転ロッドを示す平面図である。 本実施形態の上方回転ロッドおよび下方回転ロッドにおいて、ピペットチップを供給する様子を示す図である。 本実施形態における上方回転ロッドおよび下方回転ロッドの連動状態を示す正面図である。 本実施形態の滑落シュートおよび揺動プレートを示す(a)正面図、および(b)ピペットチップが滑落する際の一部断面側面図である。 本実施形態の回転ゴンドラを示す側面図である。 本実施形態の凸状載置板および凹状載置板を示す平面図である。 本実施形態において、(a)回転ゴンドラから移動ステージへラックを受け渡す様子、および(b)移動ステージから回転ゴンドラへラックを受け渡す様子を示す図である。
以下、本発明に係るピペットチップ自動収納装置1の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態のピペットチップ自動収納装置1は、ピペットチップCを自動的にラックRに収納するためのものであり、図1から図3に示すように、多数のピペットチップCが投入される回転ドラム2と、この回転ドラム2から受け取ったピペットチップCを直立状態にさせる一対の上方回転ロッド3と、この上方回転ロッド3から受け取ったピペットチップCの供給量を制御する一対の下方回転ロッド4と、この下方回転ロッド4から受け取ったピペットチップCをラックRの収納穴hへ滑り落とす滑落シュート5と、この滑落シュート5を滑り落ちるピペットチップCの挙動を安定させる揺動プレート6と、ラックRを所定位置に移動する移動ステージ7と、この移動ステージ7との間でラックRを受け渡しする回転ゴンドラ8とを有している。以下、各構成について詳細に説明する。
なお、本発明において、ピペットチップCとは、図9(b)に示すように、マイクロピペット等の先端に取り付けられる頭部C1と、先細り形状に形成された先端部C2とを有する全てのチップを含む概念である。また、ラックRとは、図11に示すように、ピペットチップCを収納する収納穴hが複数形成されている全てのラックRを含む概念である。
回転ドラム2は、投入された多数のピペットチップCの向きを揃えつつ上方へと搬送し、上方回転ロッド3へ受け渡すものである。本実施形態において、回転ドラム2は、図4および図5に示すように、略円筒状のドラム本体21と、このドラム本体21の外周面を支持して回転力を伝達する一対の回転支持軸22と、これら回転支持軸22を回転駆動するドラム駆動モータ23とを有している。
ドラム本体21の背面には、ピペットチップCを投入する投入口211が形成されており、正面には上方回転ロッド3および下方回転ロッド4を挿入する開口212が形成されている。また、ドラム本体21の内周面には、図4および図5に示すように、ピペットチップCをすくい上げて落下させる断面略半円状のすくい爪213が、円周方向に沿って複数設けられている。各すくい爪213は、その長手方向がドラム本体21の軸心と略平行となるように配置されている。また、各回転支持軸22は、図2に示すように、連動ベルト221によって連結されており、一つのドラム駆動モータ23で同時に回転するようになっている。なお、すくい爪213の形状や個数は、ドラム本体21に投入されたピペットチップCを底部ですくい上げ、上部で落下させ得るものであれば適宜選択してもよい。
上方回転ロッド3は、回転ドラム2から落下されたピペットチップCを直立状態とし、下方回転ロッド4へ供給するものである。本実施形態において、上方回転ロッド3は、一対の丸棒で構成されており、下方回転ロッド4の上方に設けられている。また、各上方回転ロッド3は、図1から図5に示すように、ピペットチップCの頭部C1を保持しうる隙間を隔てて平行に傾斜され、互いに外周りに回転するようになっている。このため、ピペットチップCは、各上方回転ロッド3により持ち上げられて摩擦抵抗が低減するとともに、傾斜によって各上方回転ロッド3の下端部に向けて自然に滑り落ちる。
また、図2および図6に示すように、一対の上方回転ロッド3間の隙間は一対の下方回転ロッド4間の隙間に沿って重なる直上位置に支持されているとともに、各上方回転ロッド3の外周面には、直立状態のピペットチップCを下方回転ロッド4間の隙間に落下させる落下溝31が形成されている。また、上方回転ロッド3の一方には、落下溝31よりも下方位置に下方側に向けて拡径されたテーパ部33が形成されている。さらに、上方回転ロッド3の他方には、テーパ部33と向かい合う位置に一定の径で拡径された拡径部34が設けられている。これらテーパ部33および拡径部34によって、落下溝31から落下しなかったピペットチップCは、各上方回転ロッド3の上方へ持ち上げられるようになっている。
なお、本実施形態では、図5および図6に示すように、各上方回転ロッド3の外周面にくびれ部を形成することで落下溝31を構成しているが、この構成に限定されるものではない。直立状態のピペットチップCの頭部C1を通過させ、傾斜状態のピペットチップCの頭部C1を通過させない溝であれば、どのような形状であってもよい。ここで、直立状態とは、ピペットチップCが鉛直下向きに保持されている状態のみならず、鉛直方向に対してわずかに傾斜した状態も含む概念である。
また、本実施形態において、各一対の上方回転ロッド3の一方には、図2および図6に示すように、外周面に沿って螺旋状の上方スパイラルリング32が巻き付けられている。本実施形態において、上方スパイラルリング32は、落下溝31よりも上方側の各ピッチが、落下溝31の軸心方向長さよりも大きく形成されている。また、上方スパイラルリング32は、テーパ部33近傍における各ピッチが、ピペットチップCの頭部C1よりも狭く形成されており、ピペットチップCを持ち上げ易くなっている。
さらに、本実施形態において、各一対の上方回転ロッド3の他方には、図2および図6に示すように、下端部近傍の外周面に落下溝31から落下しなかったピペットチップCを下方へ払い落とす払落し部材35が設けられている。また、上方回転ロッド3の一方には、払落し部材35と向かい合う位置に払落し部材35を収容する収容溝36が形成されている。このため、落下溝31から落下せずに上方回転ロッド3の下端部まで送られたピペットチップCは、テーパ部33および拡径部34によって持ち上げられた後、外回り回転する払落し部材35により下方へ払い落とされ、装置底部のチップ受け(図示せず)等に回収されるようになっている。
また、収容溝36は、払落し部材35が各上方回転ロッド3間に挟み込まれないように、内側に回転してきた払落し部材35を収容するとともに、ピペットチップCによって倒された払落し部材35を再度立ち上がらせる役割を果たすようになっている。なお、本実施形態では、払落し部材35として、合成樹脂製の細い糸を複数突出させているが、この構成に限定されるものではなく、ピペットチップCを払い落とせる部材であればよい。
下方回転ロッド4は、上方回転ロッド3から受け取ったピペットチップCをラックRに供給する量を制御するものである。本実施形態において、下方回転ロッド4は、一対の丸棒で構成されており、上方回転ロッド3の下方に設けられている。また、各下方回転ロッド4は、図5および図6に示すように、ピペットチップCの頭部C1を保持しうる隙間を隔てて平行に傾斜され、互いに外周りに回転するように支持されている。このため、ピペットチップCは、上方回転ロッド3と同様、各下方回転ロッド4により持ち上げられて摩擦抵抗が低減するとともに、傾斜によって各下方回転ロッド4の下端部に向けて自然に滑り落ちる。なお、上方回転ロッド3と下方回転ロッド4とは上下において互いに平行となるように配置されており、ピペットチップCの受け渡しが確実になされる。
また、本実施形態において、各一対の下方回転ロッド4の一方には、図5および図6に示すように、下端部近傍の外周面に沿って螺旋状の下方スパイラルリング41が巻き付けられている。また、一対の下方回転ロッド4は、当該下方回転ロッド4の傾斜に沿って下方に移動するピペットチップCの下降速度が、下方スパイラルリング41に沿って搬送されるピペットチップCの搬送速度よりも速くなるように、その傾斜角度が調整されている。このため、下方回転ロッド4の回転速度に応じて下方スパイラルリング41からピペットチップCが規則的に搬送される一方、その搬送速度よりも早くピペットチップCが下降するため、ピペットチップCを供給し損ねることがない。
なお、本実施形態では、ピペットチップCをラックRの配置方向へ搬送する搬送手段4として、上述した一対の下方回転ロッド4を使用しているが、この構成に限定されるものではない。すなわち、ピペットチップCの頭部C1を保持しながらラックRの配置方向へ搬送しうる構成であれば、上記特許文献1に記載されたような搬送機構を採用してもよい。
また、本実施形態では、図5および図6に示すように、各下方回転ロッド4の下端に、ピペットチップCを滑落シュート5へ落下させて供給するための供給用小径部42が形成されている。これら供給用小径部42の隙間は、ピペットチップCの頭部C1よりもやや大きくなるように形成されている。このため、ピペットチップCは、下方回転ロッド4の下端に到達すると、供給用小径部42の隙間から自然落下し、滑落シュート5へ供給されるようになっている。
また、本実施形態において、下方回転ロッド4には、落下溝31の直下位置よりも上方側に、ピペットチップCを落下させて供給量を制限するための供給制限用小径部43が形成されている。これら供給制限用小径部43の隙間も、ピペットチップCの頭部C1よりもやや大きくなるように形成されている。このため、図7に示すように、下方回転ロッド4間に順次貯留されたピペットチップCが、供給制限用小径部43まで到達すると、その隙間から自然落下し、それ以上は貯留されなくなる。このため、上方回転ロッド3間に斜めまたは横向きで落下したピペットチップCは、頭部C1を中心に回転した際、下端側に接触するようなピペットチップCが存在しないため、直ちに直立状態となる。
また、本実施形態では、図8に示すように、各上方回転ロッド3および各下方回転ロッド4の端部には、互いに噛合する連動ギヤ群Gが設けられており、一つのロッド駆動モータ44によって、対をなす上方回転ロッド3および下方回転ロッド4が互いに外回りに回転するようになっている。
滑落シュート5は、下方回転ロッド4から受け取ったピペットチップCをラックRの収納穴hへ向けて滑り落とすものである。本実施形態において、滑落シュート5は、図5に示すように、下方回転ロッド4の隙間の下端部近傍から下方回転ロッド4の軸心に対して直交方向下向きに傾斜配置された状態で固定されている。また、滑落シュート5は、図9に示すように、長手方向に沿って断面略V字状に形成されている。
なお、本実施形態では、搬送手段として一対の下方回転ロッド4を使用しているため、滑落シュート5が、下方回転ロッド4の隙間の下端部において傾斜配置されているが、この構成に限定されるものではない。すなわち、滑落シュート5は、搬送手段の終端において下向きに傾斜配置されていればよい。
また、本発明において、直交方向とは、下方回転ロッド4の軸心に対する直交方向のみならず、当該直交方向に対してわずかに傾斜した方向を含む概念である。また、本実施形態において、滑落シュート5は断面略V字状に形成されているが、この構成に限定されるものではなく、ピペットチップCを安定状態で滑り落とす形状であれば、断面略円弧状等であってもよい。
揺動プレート6は、滑落シュート5を滑り落ちるピペットチップCの挙動を安定させるものである。本実施形態において、揺動プレート6は、図9に示すように、略長方形状の軽量な薄板で構成されている。また、揺動プレート6は、滑落シュート5の上面側に対向する位置において、滑落シュート5との間隔が下方に向けて狭くなるように垂下されて揺動自在に支持されている。具体的には、図9に示すように、揺動プレート6の上端部に設けられた揺動軸61が、滑落シュート5の略中間位置から突出形成された一対の支持片62,62に揺動自在に支持されている。
また、本実施形態では、図5および図9に示すように、揺動プレート6の下端部に、揺動プレート6のバランスを安定させるためのバランスウェイト63が設けられている。このため、バランスウェイト63の動きを光センサ等で検出することにより、揺動プレート6が揺動したか否か、すなわち、ピペットチップCが間違いなく滑落シュート5から落下したか否かを検出しうるようになっている。
なお、本実施形態では、上述した上方回転ロッド3、下方回転ロッド4、滑落シュート5および揺動プレート6からなるフィーダユニットを2セット設けることで、一度に二本のピペットチップCを同時に収納可能に構成されている。このため、一度に一本のピペットチップCを収納する構成と比較して、移動ステージ7の移動スピードを落としても同等以上の収納速度を確保でき、かつ、ステージ駆動モータ72による位置合わせ精度が向上される。
移動ステージ7は、ラックRの各収納穴hが滑落シュート5の下端と一致する位置にラックRを移動させるものである。具体的には、図1から図5に示すように、移動ステージ7は、ラックRを載置可能な凹状載置板71と、この凹状載置板71を所定位置に移動するステージ移動モータ72とを有している。
本実施形態では、凹状載置板71が、平面視で各回転ロッド3,4の軸心方向にスライドする縦レール73上に設けられており、この縦レール73が、当該縦レール73の直交方向にスライドする横レール74上に設けられている。また、ステージ移動モータ72は、縦レール73に沿ってスライドさせる縦レールモータ72xと、横レール74に沿ってスライドさせる横レールモータ72yとから構成されている。
なお、本実施形態では、ラックRの収納穴hがXY方向に配列されているため、XY方向に駆動可能な移動ステージ7を採用しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、収納穴hが同心円状に配列されたラックRを使用する場合は、ラックRを所定角度ずつ回転駆動させるような移動ステージ7であってもよい。
回転ゴンドラ8は、移動ステージ7との間でラックRを受け渡しするものである。本実施形態において、回転ゴンドラ8は、図1、図2および図10に示すように、ラックRを載置可能な凸状載置板81と、この凸状載置板81を揺動自在に軸支する円盤フレーム82と、この円盤フレーム82を回転駆動するゴンドラ駆動モータ83とを有している。そして、始動時には、全ての凸状載置板81に空のラックRを載置しておき、当該ラックRを順次移動ステージ7へ供給する一方、ピペットチップCが収納されたラックRを順次回収するようになっている。
具体的には、回転ゴンドラ8は、その回転軸が横レール74方向に一致されており、移動ステージ7に隣接されている。また、移動ステージ7の横レール74は、図4に示すように、凹状載置板71を回転ゴンドラ8の凸状載置板81の位置までスライド可能に構成されている。さらに、凸状載置板81は、図11に示すように、凹状載置板71の凹部に相補する凸部を備えている。つまり、凹状載置板71および凸状載置板81は、単独でラックRを保持しうるように、互いに相補する凹凸形状に形成されている。なお、本実施形態では、ラックRの収納穴hを厳密に位置合わせする必要があるため、凸状載置板81と比較してラックRの位置ズレが少なく安定する凹状載置板71を移動ステージ7側に用いている。
以上の構成により、図12(a)に示すように、空のラックRを載置した凸状載置板81の下方へ凹状載置板71を移動させた後、凸状載置板81の凸部が凹状載置板71の凹部を通過するようにして、凸状載置板81を下方へ回転移動させると、回転ゴンドラ8から移動ステージ7へ空のラックRが受け渡される。一方、図12(b)に示すように、ピペットチップCが収納されたラックRを載置した凹状載置板71の下方へ凸状載置板81を移動させた後、凸状載置板81の凸部が凹状載置板71の凹部を通過するようにして、凸状載置板81を上方へ回転移動させると、移動ステージ7から回転ゴンドラ8へ当該ラックRが受け渡される。以上の動作が完了すると、次の空ラックRを載置した凸状載置板81が凹状載置板71の上方となるように移動され、全てのラックRにピペットチップCが収納されるまで上述した動作を繰り返すこととなる。
また、本実施形態では、上述したドラム駆動モータ23、ロッド駆動モータ44、ステージ移動モータ72、およびゴンドラ駆動モータ83を制御する制御手段(図示せず)を有している。制御手段は、CPU(Central Processing Unit)等から構成されており、上述した各構成部による動作を実現するように、各モータの回転速度や駆動のオンオフを制御するようになっている。
つぎに、本実施形態のピペットチップ自動収納装置1による作用について説明する。
まず、本実施形態のピペットチップ自動収納装置1を用いて、ピペットチップCをラックRへ収納する場合、制御手段が、ステージ移動モータ72を制御し、空のラックRを載置した凸状載置板81の下方へ凹状載置板71を移動させた後、ゴンドラ駆動モータ83を制御し、凸状載置板81の凸部が凹状載置板71の凹部を通過するようにして、凸状載置板81を下方へ回転移動させる。このとき、凸状載置板81および凹状載置板71が、互いに相補する凹凸形状であるため、互いに接触することなく上下方向にすれ違う。これにより、空のラックRが回転ゴンドラ8の凸状載置板81から移動ステージ7の凹状載置板71へと受け渡される。
つぎに、制御手段がステージ移動モータ72を制御し、凹状載置板71上に載置されたラックRをXY方向に移動する。これにより、ラックRの収納穴hと滑落シュート5の下端部との位置合わせが行われる。一方、制御手段は、回転ドラム2のドラム駆動モータ23を制御し、ドラム本体21の回転を開始する。
つづいて、回転ドラム2のドラム本体21内に、多数本のピペットチップCを投入する。これにより、ドラム本体21の内周面に設けられたすくい爪213が、ピペットチップCを軸心方向に沿う状態ですくい上げるとともに、ドラム本体21の回転に伴って上方へと搬送した後、上方回転ロッド3の上方で自然落下させる。
各上方回転ロッド3間に自然落下するピペットチップCには、偶然に直立状態で落下するものと、斜めまたは横向き状態で落下するものとが存在する。このとき、本実施形態では、下方回転ロッド4に設けられた供給制限用小径部43が、落下溝32の直下位置よりも上方にピペットチップCが貯留するのを防止し、供給量を制限する。このため、上方回転ロッド3間に狭持されたピペットチップCの下方位置において、下方回転ロッド4間にピペットチップCが存在することがなく、図7に示すように、斜めまたは横向きで落下したピペットチップCであっても、狭持された頭部C1を中心に回転して直立状態となる。
直立状態となったピペットチップCは、互いに外周りに回転する上方回転ロッド3によって、上方へ持ち上げられ摩擦抵抗が低減するため、傾斜に沿って下方へ滑り落ちる。そして、ピペットチップCが上方スパイラルリング32に到達すると、当該上方スパイラルリング32が、落下溝31の軸心方向長さよりも大きな各ピッチ間にピペットチップCを一つずつ巻き込みながら規則的に送り出す。そして、落下溝31まで送り出されたピペットチップCは、下方回転ロッド4間へ直立状態のまま自然落下する。
上記のように、本実施形態では、上方回転ロッド3間のピペットチップCが供給過多になっても、下方回転ロッド4間に供給されるピペットチップCの数が制限される。一方、落下溝31から落下せずに上方回転ロッド3の下端側に送られたピペットチップCは、テーパ部33および拡径部34の隙間が徐々に狭くなることで持ち上げられる。その後、払落し部材35により下方へ払い落とされ、装置底部のチップ受け(図示せず)等に回収され、再びドラム本体21内に投入される。
このとき、収容溝36が内側に回転してきた払落し部材35を収容し、払落し部材35が各上方回転ロッド3間に挟み込まれるのを防止する。このため、各上方回転ロッド3が払い落し部材35を噛み込んで止まってしまうことがない。また、収容溝36は、ピペットチップCによって倒された払落し部材35を再度立ち上がらせ、払い落とし機能を維持させる。
つぎに、下方回転ロッド4間に直立状態のピペットチップCが自然落下すると、各下方回転ロッド4が互いに外周りに回転してピペットチップCを持ち上げ、摩擦抵抗を低減するとともに、傾斜によって下方へと滑り落とす。そして、ピペットチップCが下方回転ロッド4の下端部まで到達すると、下方スパイラルリング41が各ピッチ間にピペットチップCを一つずつ巻き込みながら規則的に送り出し、供給用小径部42から滑落シュート5へと落下させる。
このとき、本実施形態では、上述した下方スパイラルリング41による搬送速度よりも早い速度でピペットチップCが下降するように下方回転ロッド4が傾斜されている。このため、下方回転ロッド4の回転速度に応じて下方スパイラルリング41からピペットチップCが規則的に送り出される一方、その搬送速度よりも速くピペットチップCが下端部へ下降する。よって、下方スパイラルリング41には、常時ピペットチップCが確実に供給され、滑落シュート5へ落下し損ねることがない。
ピペットチップCが下方回転ロッド4から滑落シュート5へ落下すると、滑落シュート5の傾斜に沿ってピペットチップCがラックRの収納穴hへ滑り落ちる。このとき、揺動プレート6は、滑落シュート5との間隔が上方で広く開けられているため、ピペットチップCを迅速かつ確実に揺動プレート6と滑落シュート5との間に誘導する。一方、揺動プレート6は、滑落シュート5との間隔が下方に向けて狭くなるため、ピペットチップCを滑落シュート5側に抑え付けながら、安定的に落下させる。
また、本実施形態では、バランスウェイト63が揺動プレート6の挙動を安定させ、ピペットチップCの落下時以外の揺動を抑制する。このため、光センサ等でバランスウェイト63の動作を検出することにより、ピペットチップCが落下したか否かを確実に検出する。
ピペットチップCが収納穴hに収納された後、次のピペットチップCが落下するまでの間に、制御手段がステージ移動モータ72を駆動し、ラックRを載置した凹状載置板71を移動させる。これにより、ピペットチップCが収納されていない収納穴hが滑落シュート5の下端部に位置合わせされる。以上の動作を繰り返すことで、ラックRの全ての収納穴hにピペットチップCが自動的に収納される。
一つのラックRの全収納穴hにピペットチップCが収納された後、制御手段は、ステージ移動モータ72を制御し、凹状載置板71を凸状載置板81の下方へ移動させる。つづいて、制御手段は、ゴンドラ駆動モータ83を制御し、凹状載置板71の下方へ空の凸状載置板81を移動させ、凸状載置板81の凸部が凹状載置板71の凹部を通過するようにして凸状載置板81を上方へ回転移動させる。これにより、ピペットチップCを収納済みのラックRが移動ステージ7から回転ゴンドラ8へ自動的に受け渡される。
移動ステージ7から回転ゴンドラ8への受け渡しが完了すると、制御手段は、再びゴンドラ駆動モータ83を制御し、次の空ラックRを載置した凸状載置板81を凹状載置板71の上方位置に移動する。以上の動作を繰り返すことにより、全てのラックRの全ての収納穴hにピペットチップCが自動的に収納される。
なお、本実施形態では、回転ゴンドラ8がユニット化されており、回転軸を抜き差しすることで交換可能に構成されている。このため、一つの回転ゴンドラ8に搭載された全てのラックRにピペットチップCが収納された後、当該回転ゴンドラ8を取り外し、空きラックRが搭載された回転ゴンドラ8に交換するだけで、引き続き自動収納作業が続行可能となる。
以上のような本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1.ピペットチップCを迅速かつ確実にラックRへ供給し、自動的に収納することができる。
2.下方回転ロッド4から滑落シュート5へピペットチップCを確実に供給することができる。
3.上方回転ロッド3から下方回転ロッド4へのピペットチップCの供給を制御することができる。
4.上方回転ロッド3間の隙間に落下したピペットチップCが、斜めや横向き状態であっても速やかに直立状態へと変化させることができる。
5.上方回転ロッド3上で供給過多となったピペットチップCを確実に払い落とし、上方回転ロッド3のスムーズな回転を確保することができる。
6.空のラックRの供給作業およびピペットチップCが収納されたラックRの回収作業を自動化することができる。
なお、本発明に係るピペットチップ自動収納装置1は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、上述した本実施形態では、上方回転ロッド3、下方回転ロッド4、滑落シュート5および揺動プレート6からなるフィーダユニットを2セット設けることで、一度に2本のピペットチップCを収納可能としている。しかしながら、この構成に限定されるものではなく、上記フィーダユニットは少なくとも1セットあればよく、3セット以上備えていてもよい。例えば、上述した本実施形態では、移動ステージ7をXY方向に駆動する必要があるが、一列分の収納穴hの数だけフィーダユニットを用意すれば、一方向にのみ駆動するだけでよくなる。
また、上述した本実施形態では、移動ステージ7へラックRを供給する作業、および移動ステージ7からラックRを回収する作業を全自動で行うため、回転ゴンドラ8を設置している。しかしながら、上記各作業を手動で行う場合には、回転ゴンドラ8を設置する必要はない。
さらに、上述した本実施形態では、回転ドラム2および上方回転ロッド3を介して下方回転ロッド4へピペットチップCを供給しているが、この構成に限定されるものではない。すなわち、下方回転ロッド4に直立状態のピペットチップCを供給しうる構成であれば、上記特許文献1に記載されたような構成を採用してもよい。
1 ピペットチップ自動収納装置
2 回転ドラム
3 上方回転ロッド
4 下方回転ロッド(搬送手段)
5 滑落シュート
6 揺動プレート
7 移動ステージ
8 回転ゴンドラ
21 ドラム本体
211 投入口
212 開口
213 すくい爪
22 回転支持軸
221 連動ベルト
23 ドラム駆動モータ
31 落下溝
32 上方スパイラルリング
33 テーパ部
34 拡径部
35 払落し部材
36 収容溝
41 下方スパイラルリング
42 供給用小径部
43 供給制限用小径部
44 ロッド駆動モータ
61 揺動軸
62 支持片
63 バランスウェイト
71 凹状載置板
72 ステージ移動モータ
72x 縦レールモータ
72y 横レールモータ
73 縦レール
74 横レール
81 凸状載置板
82 円盤フレーム
83 ゴンドラ駆動モータ
C ピペットチップ
C1 頭部
C2 先端部
G 連動ギヤ群
R ラック
h 収納穴

Claims (10)

  1. ピペットチップを自動的にラックに収納するピペットチップ自動収納装置であって、
    前記ピペットチップの頭部を保持しながら前記ラックの配置方向へ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の終端において下向きに傾斜配置されており前記ピペットチップを前記ラックの収納穴へ向けて滑り落とす滑落シュートと、
    前記滑落シュートの上面側に対向する位置において前記滑落シュートとの間隔が下方に向けて狭くなるように垂下されて揺動自在に支持されている揺動プレートと
    を有するピペットチップ自動収納装置。
  2. 前記搬送手段は、前記ピペットチップの頭部を保持しうる隙間を隔てて平行に傾斜されて互いに外回りに回転するように支持されている一対の回転ロッドから構成されており、
    前記回転ロッドの一方には、下端部近傍の外周面に沿って螺旋状のスパイラルリングが巻き付けられているとともに、前記回転ロッドの傾斜に沿って下方に移動される前記ピペットチップの下降速度が、前記スパイラルリングに沿って搬送される前記ピペットチップの搬送速度よりも速くなるように前記回転ロッドの傾斜角度が調整されている、請求項1に記載のピペットチップ自動収納装置。
  3. 前記回転ロッドは、前記ピペットチップを前記ラックに供給する量を制御するための下方回転ロッドとして機能し、この下方回転ロッドの上方には、前記ピペットチップを直立状態で前記下方回転ロッドへ供給する一対の上方回転ロッドが設けられている、請求項1または請求項2に記載のピペットチップ自動収納装置。
  4. 一対の前記上方回転ロッドは、前記ピペットチップの頭部を保持しうる隙間を隔てて平行に傾斜されて互いに外周りに回転されるとともに、前記上方回転ロッド間の隙間が前記下方回転ロッド間の隙間に沿って重なる直上位置に支持されており、各上方回転ロッドの外周面には、直立状態の前記ピペットチップを前記下方回転ロッドの隙間に落下させる落下溝が形成されている、請求項3に記載のピペットチップ自動収納装置。
  5. 前記上方回転ロッドの一方には、外周面に沿って螺旋状の上方スパイラルリングが巻き付けられており、前記上方スパイラルリングは、前記落下溝よりも上方側の各ピッチが、前記落下溝の軸心方向長さよりも大きく形成されている、請求項3または請求項4に記載のピペットチップ自動収納装置。
  6. 前記上方回転ロッドの一方には、前記落下溝よりも下方位置に下方側に向けて拡径されたテーパ部が設けられているとともに、前記上方回転ロッドの他方には、前記テーパ部と向かい合う位置に拡径部が設けられている、請求項4または請求項5に記載のピペットチップ自動収納装置。
  7. 前記上方回転ロッドの他方には、前記テーパ部の終端部近傍の外周面に前記落下溝から落下しなかった前記ピペットチップを下方へ払い落とす払落し部材が設けられているとともに、前記上方回転ロッドの一方には、前記払落し部材と向かい合う位置に前記払落し部材を収容する収容溝が形成されている、請求項5または請求項6に記載のピペットチップ自動収納装置。
  8. 前記下方回転ロッドの下端には、前記ピペットチップを前記滑落シュートへ落下させて供給する供給用小径部が形成されている、請求項3から請求項7のいずれかに記載のピペットチップ自動収納装置。
  9. 前記下方回転ロッドには、前記落下溝の直下位置よりも上方側に、前記ピペットチップを落下させて供給量を制限する供給制限用小径部が形成されている、請求項4から請求項8のいずれかに記載のピペットチップ自動収納装置。
  10. 前記ラックを載置可能な凹状載置板と、この凹状載置板を所定位置に移動するステージ移動モータとを有する移動ステージと、
    前記ラックを載置可能であって前記凹状載置板の凹部に相補する凸部を備えてなる凸状載置板と、この凸状載置板を揺動自在に軸支する円盤フレームと、この円盤フレームを回転駆動するゴンドラ駆動モータとを有する回転ゴンドラと、
    前記ステージ移動モータおよび前記ゴンドラ駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記回転ゴンドラから前記移動ステージへ前記ラックを受け渡す場合、前記ラックを載置した前記凸状載置板の下方へ前記凹状載置板を移動させた後、前記凸状載置板の凸部が前記凹状載置板の凹部を通過するようにして前記凸状載置板を下方へ回転移動させ、
    前記移動ステージから前記回転ゴンドラへ前記ラックを受け渡す場合、前記ラックを載置した前記凹状載置板の下方へ前記凸状載置板を移動させた後、その凸部が前記凹部を通過するようにして前記凸状載置板を上方へ回転移動させる、請求項1から請求項9のいずれかに記載のピペットチップ自動収納装置。
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