JP2018095454A - 小物部品の定量供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水平方向における専有面積をコンパクトにすることが可能な小物部品の定量供給装置を提供する。【解決手段】定量供給装置100は、複数の小物部品90を貯留する貯留部10と、貯留部10に対して相対的に上下に往復移動する昇降部材30であって貯留部10に貯留されている複数の小物部品90のなかから所定量の小物部品90を上昇する際にすくい上げる上向き面(例えば、上端面32)を有する昇降部材30と、昇降部材30を上下に往復移動させる昇降機構40と、昇降部材30によってすくい上げられた小物部品90が取り出される取出部(例えば、取出皿81)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、小物部品の定量供給装置に関する。
特許文献1には、略水平に配置された内側円盤と、内側円盤に対して傾斜した姿勢で内側円盤の外側に配置された外側リング板と、を備える供給装置(パーツフィーダ)が記載されている。内側円盤と外側リング板とは、一端部どうしが同等の高さ位置に配置されており、内側円盤の一端部から外側リング板の一端部へと小物部品(パーツ)が受け渡されるようになっている。また、内側円盤に沿って供給ガイドが設けられている。この供給ガイドは、内側円盤の回転に伴って回転しないように定位置に固定されている。
内側円盤が回転することによって、小物部品は供給ガイドによりガイドされて、内側円盤の一端部に移動し、更に、外側リング板の一端部へ受け渡される。
更に、小物部品は、外側リング板の回転に伴って移動する過程で整列させられた後、外部に排出される。
特開2006−27909号公報
しかしながら、特許文献1の供給装置は、略水平に配置された内側円盤及び外側リング板を有するため、水平方向において多くのスペースを要する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、水平方向における専有面積をコンパクトにすることが可能な、小物部品の定量供給装置を提供するものである。
本発明によれば、定量の小物部品を供給する定量供給装置であって、
複数の前記小物部品を貯留する貯留部と、
前記貯留部に対して相対的に上下に往復移動する昇降部材であって、前記貯留部に貯留されている複数の前記小物部品のなかから所定量の前記小物部品を上昇する際にすくい上げる上向き面を有する昇降部材と、
前記昇降部材を上下に往復移動させる昇降機構と、
前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が取り出される取出部と、
を備える小物部品の定量供給装置が提供される。
本発明によれば、上下に往復移動する昇降部材によって所定量の小物部品をすくい上げて取り出すことができるので、水平方向における定量供給装置の専有面積をコンパクトにすることが可能となる。
第1実施形態に係る定量供給装置の正面断面図であり、昇降部材が上死点に位置する状態を示す。 第1実施形態に係る定量供給装置の正面断面図であり、昇降部材が下死点に位置する状態を示す。 第1実施形態に係る定量供給装置の平断面図であり、図1のIII−III線に沿った断面を示す。 第1実施形態に係る定量供給装置の平断面図であり、図1のIV−IV線に沿った断面を示す。 第1実施形態に係る定量供給装置の平断面図であり、図1のV−V線に沿った断面を示す。 第1実施形態に係る定量供給装置が備える昇降機構を説明するための側面図である。 第1実施形態に係る定量供給装置の正面図である。 昇降部材によって小物部品がすくい上げられた状態を示す正面断面図である。 小物部品をすくい上げた昇降部材が上死点に到達した状態を示す正面断面図である。 昇降部材の高さ位置の変化を示すタイムチャートである。 変形例1に係る定量供給装置の要部を示す正面断面図である。 変形例2に係る定量供給装置の要部を示す正面断面図である。 図13(a)は変形例3に係る定量供給装置の要部を示す側面図であり、図13(b)は変形例4に係る定量供給装置の要部を示す側面図であり、図13(c)は変形例5に係る定量供給装置の要部を示す側面図であり、図13(d)は変形例6に係る定量供給装置の要部を示す側面図である。 第2実施形態に係る定量供給装置の平面図である。 図14の拡大図である。 図15のA−A線に沿った側断面図である。 第2実施形態において昇降部材によってすくい上げられた小物部品が上昇する状態を示す側断面図である。 図18(a)は第2実施形態において積層状態の小物部品が払い落とし部材に向けて移動する状態を示す定量供給装置の側断面図であり、図18(b)は上側の小物部品が払い落とし部材によって払い落とされた後の状態を示す定量供給装置の側断面図である。 第2実施形態において経路修正部材によって小物部品の経路が修正される動作を説明するための定量供給装置の側断面図である。 第2実施形態に係る定量供給装置の貯留部の底部近傍の側断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図10を用いて第1実施形態を説明する。
図1及び図2は第1実施形態に係る小物部品の定量供給装置100(以下、単に定量供給装置100)の正面断面図である。このうち図1は昇降部材30が上死点に位置する状態を示し、図2は昇降部材30が下死点に位置する状態を示す。また、図2においては、貯留部10に複数の小物部品90が貯留されている様子が示されている。
なお、以下の説明では、図1及び図2において左側の方向を左、右側の方向を右、手前側の方向を前(正面)、奥側の方向を後(奥)とそれぞれ称する。
図3から図5の各々は第1実施形態に係る定量供給装置100の平断面図である。このうち図3は図1のIII−III線に沿った断面を示し、図4は図1のIV−IV線に沿った断面を示し、図5は図1のV−V線に沿った断面を示す。
図6は第1実施形態に係る定量供給装置100が備える昇降機構40を説明するための側面図であり、昇降機構40を右方から視た構造を示している。なお、図6においては、必要最小限の構成要素を抜粋して示している。
図7は第1実施形態に係る定量供給装置100の正面図である。
図8は昇降部材30によって小物部品90がすくい上げられた状態を示す正面断面図である。
図9は小物部品90をすくい上げた昇降部材30が上死点に到達した状態を示す正面断面図である。
図10は昇降部材30の高さ位置の変化を示すタイムチャートである。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る定量供給装置100は、定量の小物部品90(図2)を供給する定量供給装置100である。定量供給装置100は、複数の小物部品90を貯留する貯留部10と、貯留部10に対して相対的に上下に往復移動する昇降部材30であって貯留部10に貯留されている複数の小物部品90のなかから所定量の小物部品90を上昇する際にすくい上げる上向き面(例えば、上端面32)を有する昇降部材30と、昇降部材30を上下に往復移動させる昇降機構40と、昇降部材30によってすくい上げられた小物部品90が取り出される取出部(例えば、取出皿81)と、を備える。
この定量供給装置100によれば、上下に往復移動する昇降部材30によって所定量の小物部品90をすくい上げて取り出すことができるので、水平方向における定量供給装置100の専有面積をコンパクトにすることが可能となる。
なお、所定量の小物部品90をすくい上げて取出部(取出皿81)に取り出す動作を所定回数(1回以上)繰り返すことによって、定量の小物部品90を供給することができる。
ここで、「所定量」と「定量」は、互いに同数であってもよいし、所定量よりも定量が多い数であってもよい。
本実施形態の場合、昇降部材30は、一度の上昇動作によって、1個の小物部品90をすくい上げるようになっている。このため、例えば、定量が5個の場合には、昇降部材30によって小物部品90をすくい上げて該小物部品90を取出皿81に取り出す動作を5回繰り返すことによって、定量の小物部品90を供給することができる。
小物部品90は特に限定されないが、例えば、図8等に示すように、円板状の板状部91と、板状部91の中心から板状部91に対して直交する方向に一方向に延びている軸部92と、を有する固定ピンなどであることが挙げられる。ただし、小物部品90の形状は、この例に限らない。
また、小物部品90の材料は特に限定されないが、例えば、小物部品90は非磁性材料により構成されたものとすることができ、より詳細には、例えば、樹脂製の小物部品90を用いることができる。
貯留部10は、複数(多数)の小物部品90を貯留するホッパーであり、上端に形成された開口10aにおいて外部に開放している。
より詳細には、貯留部10は、例えば、角筒状の第1部分11と、第1部分11の下方に連接されている逆四角錐台状の第2部分12と、第2部分12の下方に連接されている逆四角錐台状の第3部分13と、平面視矩形状の平板状の第4部分14と、第4部分14の中央に配置されている第5部分15と、を含んで構成されている。
したがって、貯留部10の内部領域の平断面積は、第2部分12及び第3部分13においては下方に向けて徐々に縮小している。
第3部分13の内面の傾斜角度は、第2部分12の内面の傾斜角度よりも急角度になっている。
第4部分14は水平に配置されており、第3部分13の下端の周方向に沿って第4部分14の周縁部が接続されている。
第4部分14の中央部には平面視円形の開口14aが形成されている。
第5部分15は、水平に配置された円盤形状のものであり、第5部分15の外径は開口14aの内径と略等しく設定されている。
第5部分15の上面が第4部分14の上面と面一に配置されている。
第5部分15の上端部の外周面が第4部分14の開口14aの内周縁に近接して配置されている。
第5部分15の上面には、すり鉢状(逆円錐台状)の凹部15aが形成されている。
したがって、貯留部10の内部領域の平断面積は、第5部分15の凹部15a内においても、下方に向けて徐々に縮小している。
第5部分15の中央部には平面視円形の挿通孔15bが形成されており、該挿通孔15bに昇降部材30が挿通されている。第5部分15は、昇降部材30を上下に案内する軸受けとしても機能している。
貯留部10の第1部分11の側面には、貯留部10からすくい上げられた小物部品90を貯留部10の外部に排出するための排出開口16が形成されている。
第1部分11の内部には、排出開口16に向けて小物部品90を流下させる排出スロープ17が設けられている。
排出スロープ17は、貯留部10の中央側から排出開口16に向けて下り傾斜している上面を有する傾斜部18と、傾斜部18の側端から起立していて傾斜部18から側方に小物部品90が脱落してしまうことを規制する側壁部19と、を備えている。
定量供給装置100は、以下に説明する支持構造体を備えており、この支持構造体によって定量供給装置100の各部が支持されている。
支持構造体は、定量供給装置100を支持する載置面(不図示)上に載置される基台20と、基台20から立設されている支持フレーム21と、を備えている。
支持フレーム21は、例えば、正面視において、下向きに開口したコ字形状に形成されている。支持フレーム21は、例えば、左右一対の板状の側壁部と、板状の天面部とを有している。左右の側壁部の板面はそれぞれ左右を向いており、天面部の板面は上下を向いている。
支持フレーム21の天面部の上面に対して、貯留部10の第5部分15が固定されている。
また、支持フレーム21の一方の側壁部に対して、支持ブラケット67を介して、後述する攪拌用モータ64が固定されている。
また、支持フレーム21の他方の側壁部に対して、後述する昇降用モータ41が固定されている。
なお、支持フレーム21の他方の側壁部には、開口21aが形成されており、この開口21aに昇降用モータ41のモータ軸41aが挿通されている。
更に、支持構造体は、支持フレーム21の一対の側壁部どうしの間において支持フレーム21から起立している板状のLMガイド支持フレーム22を備えている。LMガイド支持フレーム22の板面は左右を向いている。
LMガイド支持フレーム22には、後述するLMガイド48のガイドレール48aが固定されている。
LMガイド支持フレーム22には開口22aが形成されており、この開口22aに昇降用モータ41のモータ軸41aが挿通されているか、又は、開口22a内で後述する回転体42が回転可能となっている。
更に、支持構造体は、図7に示す正面プレート23及び側面プレート24(図1、図2では不図示)と、図示しない背面プレートを備えている。
正面プレート23、側面プレート24、及び背面プレートはそれぞれ板状に形成されており、それぞれ支持フレーム21から起立している。
正面プレート23及び背面プレートの板面は、前後(正面及び背面)を向いており、正面プレート23と背面プレートは互いに平行に対向して配置されている。
側面プレート24の板面は左右を向いている。
貯留部10の第1部分11、第2部分12、第3部分13及び第4部分14は一体化されている。例えば、第1部分11が正面プレート23、側面プレート24及び背面プレートの上部に対して固定されていることによって、第1部分11、第2部分12、第3部分13及び第4部分14が正面プレート23、側面プレート24及び背面プレートによって支持されている。
昇降部材30は、例えば、上下に延在する棒状体である。より詳細には、昇降部材30は軸心方向に長尺な円柱形状の棒状体であり、軸心方向が上下方向(鉛直方向)に延在している。そして、昇降部材30の上向き面は、棒状体の上端面32である。
昇降部材30は、後述する昇降機構40によって、図1に示す上死点と図2に示す下死点との間で上下に往復移動可能となっている。
昇降部材30の移動方向は、鉛直上方及び下方であり、昇降部材30は定位置で上下動する。
上端面32の直径は、例えば、小物部品90の板状部91の直径と同等の寸法に設定されている。
図8に示すように、板状部91が上端面32に接するとともに軸部92が板状部91から上方に延びる姿勢で、上端面32によって小物部品90を支持し、該小物部品90を昇降部材30によってすくい上げることができるようになっている。
ここで、図2に示すように、昇降部材30が下死点に位置する際に、上向き面(上端面32)の高さ位置が、貯留部10の底面のうち平面視において昇降部材30の周囲の部分(第5部分15の凹部15a)の高さ位置以下となるようになっている。
これにより、昇降部材30が下死点に位置する際に、貯留部10内の小物部品90を好適にすくい上げることができるようになっている。
より詳細には、本実施形態の場合、昇降部材30が下死点に位置する際に、上端面32の高さ位置が、第5部分15の凹部15aの下端の高さ位置と等しくなる。
また、貯留部10の底面のうち平面視において昇降部材30の周囲に位置する部分(第5部分15の凹部15aや、第3部分13及び第2部分12)が、昇降部材30に向けて下り傾斜する形状に形成されている。
これにより、貯留部10内の小物部品90が少なくなった場合でも、小物部品90を昇降部材30側に供給できるため、より確実に、昇降部材30によって小物部品90をすくい上げることが可能となる。
より詳細には、貯留部10において、昇降部材30を上下にガイドする挿通孔15bに隣接する部分が、昇降部材30に向けて下り傾斜する形状に形成されている。
昇降部材30の上端面32(上向き面)は凹面となっている。本実施形態の場合、上端面32は、例えば、逆円錐形状の凹面である。ただし、上端面32は放物曲面などの凹曲面であってもよい。
上端面32が凹面であることによって、上端面32上に小物部品90を安定的に保持しやすくなっている。
なお、昇降部材30の下端部には、左方を向く平面形状に形成された平面部33が形成されている。後述するように、この平面部33に対して、昇降機構40が備える平板状の部分(昇降体44の固定部45)が固定されている。
ここで、図5に示すように、定量供給装置100は、排出スロープ17と一体に設けられた板状などの形状の支持ブラケット51(図4も併せて参照)と、支持ブラケット51によって支持されている支持部材52と、を備えている。
図1及び図2に示すように、支持部材52は、後述する気流吹付部を支持する第1支持部53と、後述する払除手段を支持する第2支持部54と、を含んで構成されている。
第1支持部53は、水平に配置された盤状ないしはブロック状の部分であり、上死点に位置するときの昇降部材30の上端面32の上方に配置されている。
第2支持部54は、第1支持部53の右端部から垂下しているブロック状の部分である。第2支持部54の下端部は、上死点に位置するときの昇降部材30の上端面32の右方に配置されている。
ここで、排出スロープ17は、上死点に位置するときの昇降部材30の上端面32の左方に配置されている。すなわち、上死点に位置するときの昇降部材30の上端面32を基準として、第2支持部54の下端部と排出スロープ17とは、互いに反対側に配置されている。
支持部材52は、支持ブラケット51によって片持ち式で支持されることにより、貯留部10内の上部の宙空に配置されている。
なお、貯留部10内に貯留された複数の小物部品90のうち、最も高い位置に位置する小物部品90が第2支持部54の下端よりも下方に位置する程度に、貯留部10における小物部品90の貯留量が調節されるものとする。
支持部材52の材料は特に限定されないが、支持部材52は、例えば、全体が金属により一体形成されている。
定量供給装置100は、昇降部材30によりすくい上げられた小物部品90を昇降部材30から取出部(取出皿81)に向けて払い除ける払除手段を備えている。
この払除手段は、例えば、昇降部材30によりすくい上げられた小物部品90を気流で側方に吹き落とすように構成されている。
この払除手段は、例えば、図示しないエアコンプレッサ等の高圧空気供給手段から供給される高圧空気を吐出する側方吐出ノズル56と、第2支持部54に形成された吐出孔54bと、を含んで構成されている。
第2支持部54の下端部には、側方吐出ノズル56が差し込まれることによって該側方吐出ノズル56を保持する保持孔54aが形成されている。保持孔54aは、第2支持部54の下端部において右方に開口しており、第2支持部54の右側から保持孔54aに側方吐出ノズル56が差し込まれることによって、側方吐出ノズル56が第2支持部54により保持されている。
吐出孔54bは、第2支持部54の下端部において左方に開口しており、第2支持部54の内部で保持孔54aと連通している。吐出孔54bは、例えば、円形の細孔である。
図1に示すように、側方吐出ノズル56及び吐出孔54bは、上死点に位置するときの昇降部材30の上端面32の右方に配置されている(図4も併せて参照)。
側方吐出ノズル56から高圧空気が吐出されることにより、吐出孔54bから左方に向けて高圧空気が吐出される。
図9に示すように、小物部品90をすくい上げた昇降部材30が上死点に達した際に、吐出孔54bから吐出される高圧空気により形成された気流によって小物部品90が排出スロープ17側に吹き落とされ、該小物部品90が排出スロープ17を流下し排出開口16を介して貯留部10の外部に排出されるようになっている。
定量供給装置100は、昇降部材30によりすくい上げられた小物部品90に対して昇降部材30の上方から気流を吹き付ける気流吹付部を備えている。
この気流吹付部は、例えば、図示しないエアコンプレッサ等の高圧空気供給手段から供給される高圧空気を吐出する下方吐出ノズル55と、第1支持部53に形成された吐出孔53bと、を含んで構成されている。
第1支持部53の下端部には、下方吐出ノズル55が差し込まれることによって該下方吐出ノズル55を保持する保持孔53aが形成されている。保持孔53aは、第1支持部53の上面に開口しており、第1支持部53の上側から保持孔53aに下方吐出ノズル55が差し込まれることによって、下方吐出ノズル55が第1支持部53により保持されている。
吐出孔53bは、第1支持部53の下面に開口しており、第1支持部53の内部で保持孔53aと連通している。吐出孔53bは、例えば、円形の細孔である。
図1に示すように、下方吐出ノズル55及び吐出孔53bは、昇降部材30の上端面32の上方に配置されている。より詳細には、吐出孔53bは、例えば、上端面32の中心の直上に配置されており、鉛直下方に向けて高圧空気を吐出するようになっている。
図8に示すように、小物部品90をすくい上げた昇降部材30が上昇する過程及び上死点付近に位置する際に、吐出孔53bから吐出される高圧空気により形成された気流が上端面32上の小物部品90に対して、上方から吹き付けられる。
これにより、図8に示すように、気流によって小物部品90を上端面32の中心に対してセンタリングさせることができるため、小物部品90を上端面32上において安定的に保持させやすくなる。よって、昇降部材30の上昇時に小物部品90が上端面32から脱落してしまうことを抑制できる。
また、小物部品90が、上端面32上に、不安定な姿勢、又は、上端面32の中心に対して位置ずれした状態で保持されている場合には、当該小物部品90を吐出孔53bからの気流によって上端面32から吹き落とすことができる。
また、複数の小物部品90が絡み合った状態で上端面32によってすくい上げられた場合など、上端面32上に2個以上の小物部品90が保持されている場合に、2個目以降の小物部品90を気流で吹き落とし、上端面32上に確実に1個の小物部品90を保持させることも可能となる。
昇降機構40は、例えば、昇降用モータ41と、昇降用モータ41のモータ軸41aに固定されている回転体42と、回転体42の先端部に設けられているスライド部43と、昇降部材30の下端部に固定されている昇降体44と、を備えて構成されている。
昇降用モータ41は、例えば、モータ軸41aが左右に水平に延在するように支持フレーム21における右側の側壁部に固定されている。モータ軸41aは、支持フレーム21の右側の側壁部に形成された開口21aを貫通して配置されている。
回転体42は、例えば、棒状体である。
回転体42は、その一端部がモータ軸41aに対して固定されており、該回転体42はモータ軸41aに対して直交する方向に延在している。
モータ軸41aが回転する際に、回転体42はモータ軸41aに伴って回転する。すなわち、回転体42は、鉛直面内で回転(旋回)する。ここで、この鉛直面は、左右を向く面である。
スライド部43は、回転体42の先端部から左方に突出した状態に設けられている。
図6に示すように、スライド部43は、側面形状が円形のものである。
スライド部43は、回転体42の先端部に対して固定されていてもよいし、回転体42の先端部に対して回転可能に軸支されていてもよい。後者の場合のスライド部43の回転軸は、左右方向に水平に延在している。
図1及び図6に示すように、昇降体44は、昇降部材30の下端部に対して固定されている。
昇降体44は、昇降部材30の下端部に形成された平面部33に対して固定されている平板状の固定部45と、固定部45に対して平行に配置されている平板状の水平ガイド部46と、固定部45と水平ガイド部46とを相互に連結している一対の連結部47と、を備えている。
水平ガイド部46は、昇降部材30の下端部を間に挟んで、固定部45とは反対側に配置されている。固定部45及び水平ガイド部46の板面は、それぞれ左右を向いている。
一対の連結部47は、昇降部材30の下端部の手前側と奥側にそれぞれ配置されている。一対の連結部47は、それぞれ平板状のものであり、板面が前後(手前と奥)を向いている。
水平ガイド部46は、前後方向に長尺に形成されている。水平ガイド部46には、前後方向に延在するガイドスリット46aが形成されている。
ガイドスリット46a内にスライド部43が配置されており、スライド部43がガイドスリット46aに沿って摺動可能となっている。
更に、昇降機構40は、昇降体44を鉛直方向に往復移動可能にガイドする一対のLMガイド48を備えている。
一対のLMガイド48の各々は、鉛直方向に延在するガイドレール48aと、ガイドレール48aに沿って鉛直方向に移動可能な移動体48bと、を備えている。
各ガイドレール48aは、互いに平行に、上記のLMガイド支持フレーム22に固定されている。すなわち、一方のガイドレール48aは、昇降部材30よりも手前側においてLMガイド支持フレーム22に固定されて鉛直方向に延在しており、他方のガイドレール48aは、昇降部材30よりも奥側においてLMガイド支持フレーム22に固定されて鉛直方向に延在している。
各移動体48bに対して、昇降体44の水平ガイド部46が固定されている。すなわち水平ガイド部46は、一対の移動体48b間にわたって架設されることで、前後方向に延在している。
昇降用モータ41のモータ軸41a及び回転体42に伴ってスライド部43が回転(旋回)する際には、スライド部43が水平ガイド部46のガイドスリット46aに沿って摺動しつつ、水平ガイド部46を含む昇降体44が鉛直方向に移動する。また、昇降体44に固定されている昇降部材30は、昇降体44に伴って昇降する。
すなわち、スライド部43が上方向成分を持つ方向に移動する際には、昇降体44及び昇降部材30が上昇し、スライド部43が下方向成分を持つ方向に移動する際には、昇降体44及び昇降部材30が下降する。
ここで、モータ軸41aは、一定速度(一定の角速度)で回転する。
図10に示すように、昇降部材30が上死点付近に位置するとき、並びに、下死点付近に位置するときには、昇降部材30の高さ位置の変化速度が小さくなる。
このため、昇降部材30の下死点付近において、昇降部材30の上端面32に小物部品90を載せて該小物部品90を昇降部材30によってすくい上げる動作を容易に且つ再現性よく行うことができる。
また、昇降部材30の上死点付近において、昇降部材30の上端面32から排出スロープ17へと小物部品90を吹き落とす動作を容易に且つ再現性よく行うことができる。
このように、昇降機構40は、水平な回転軸(モータ軸41a)と、回転軸に固定され回転軸の軸回転に伴って先端部が鉛直面内で円運動する回転体42と、回転体42の先端部の円運動を鉛直方向の往復移動に変換して昇降部材30に伝達する伝達機構と、を備えている。
伝達機構は、回転体42の先端部に設けられたスライド部43と、スライド部43を水平方向にガイドする水平ガイド部46と、水平ガイド部46を鉛直方向に往復移動可能にガイドする鉛直ガイド部(LMガイド48)と、を備えている。
定量供給装置100は、更に、貯留部10に貯留されている小物部品90を攪拌する攪拌機構60を備えている。
攪拌機構60は、貯留部10内に配置されている攪拌部材61と、貯留部10の外部から攪拌部材61を磁力で吸着する吸着部62と、吸着部62を移動させる移動機構63と、を備えている。
吸着部62が移動することによって、吸着部62によって吸着されている攪拌部材61が貯留部10内で移動(転動)するので、該攪拌部材61によって貯留部10内の小物部品90を攪拌することができる。
吸着部62は、例えば、ネオジム磁石などの磁石により構成されている。
一方、攪拌部材61は、少なくとも一部分が、400系ステンレス鋼や鉄鋼材などの、磁石によって吸着される磁性体金属により構成されている。
攪拌機構60の移動機構63は、例えば、モータ軸64aを有する攪拌用モータ64と、モータ軸64aに固定されている駆動ギア65と、駆動ギア65と噛み合っている従動ギア66と、を備えて構成されている。
攪拌用モータ64は、モータ軸64aが鉛直方向に延在するように、支持ブラケット67を介して支持フレーム21に固定されている。
従動ギア66は、支持フレーム21の天面部と貯留部10の第4部分14と間において、水平に配置されている。従動ギア66の中央には挿通孔66aが形成されており、挿通孔66aに第5部分15が挿通されている。挿通孔66aの内径は、貯留部10の第5部分15の外径と略等しい寸法に設定されており、従動ギア66は第5部分15によって軸受けされている。
モータ軸64aが回転する際には、該モータ軸64aと一体に駆動ギア65が回転するので、該駆動ギア65と噛み合っている従動ギア66も回転する。
従動ギア66には、吸着部62を保持するポケットが形成されており、該ポケットにより吸着部62が保持されている。
本実施形態の場合、攪拌機構60は、2つの攪拌部材61と、2つの吸着部62とを備えている。攪拌部材61と吸着部62とは1対1で対応しており、各吸着部62は、それぞれ対応する攪拌部材61を吸着している。
図3に示すように、2つの攪拌部材61は、平面視において、昇降部材30を間に挟んで互いに対向する位置関係となっている。また、図3には示されないが、2つの吸着部62も、平面視において、昇降部材30を間に挟んで互いに対向する位置関係となっている。
従動ギア66が回転する際には、従動ギア66に伴って吸着部62が円運動(平面視において昇降部材30の周囲を円運動)し、且つ、各吸着部62に伴って各攪拌部材61が円運動(平面視において昇降部材30の周囲を円運動)するようになっている。
このように、移動機構63は、平面視において昇降部材30を取り囲む移動軌跡で攪拌部材61を円運動させる。
吸着部62は、貯留部10の底部(例えば第4部分14)を介して攪拌部材61を吸着している。
なお、貯留部10は、304系ステンレス等の非磁性金属により構成されていることが好ましい。
攪拌部材61は、例えば、球状に形成されている。このため、攪拌部材61によって小物部品90が攪拌される際に、攪拌部材61が小物部品90を傷付けてしまうことを抑制できるようになっている。
ここで、攪拌機構60は、常時、小物部品90を攪拌するようになっていてもよいが、本実施形態の場合、攪拌機構60による小物部品90の攪拌動作は、昇降部材30による小物部品90のすくい上げ動作が滞った際に発動するようになっている。
このような動作を実現するため、定量供給装置100は、小物部品90をすくい上げた昇降部材30が上死点に達した際に、上端面32上に小物部品90が載っているか否かを検出するための検出機構を備えている。
この検出機構は、例えば、小物部品90を光学的に検出するセンサにより構成されている。このセンサは、例えば、図4に示すように、発光部71と受光部72とを備えている。発光部71は、受光部72に向けて光を出力するものであり、受光部72は、発光部71から出力された光を検出しているか否かを示す検出信号を出力する。
定量供給装置100は、図示しない制御部を備えており、受光部72からの検出信号は、制御部に入力される。
上端面32により小物部品90を保持している昇降部材30が上死点に達した際には、発光部71からの光が小物部品90によって遮られる一方で、それ以外のときには発光部71からの光が受光部72によって検出されるように、発光部71及び受光部72が配置されている。
したがって、制御部は、発光部71から出力された光を検出している旨を示す検出信号が所定時間にわたって継続した場合に、昇降部材30による小物部品90のすくい上げ動作が滞ったと判定し、攪拌機構60による攪拌動作を発動(つまり攪拌用モータ64を駆動)させる。
一方、制御部は、発光部71から出力された光を検出していない旨を示す検出信号が入力されると、攪拌機構60による攪拌動作を停止させる。
発光部71は、例えば、貯留部10の第1部分11における手前側の面に設けられており、受光部72は、例えば、貯留部10の第1部分11における奥側の面に設けられている。
貯留部10の第1部分11には、発光部71から出力される光を貯留部10内に通過させるための開口、及び、発光部71からの光を貯留部10内から受光部72側に放射させるための開口が形成されている。
また、必要に応じて、支持ブラケット51には、発光部71からの光を通過させる開口51aが形成されている。
図7に示すように、貯留部10の外部、例えば、側面プレート24の外面側には、排出スロープ17を流下した小物部品90を受容する取出皿81が設けられている。
取出皿81は、例えば、正面視L字状の板状部材である支持部材82によって支持されている。支持部材82は、水平に配置される第1板面82aと、起立状態に配置される第2板面82bと、を有しており、第1板面82aにより取出皿81を支持している。支持部材82は、第1板面82aの右端部から上方に向けて第2板面82bが起立する状態に配置されている。
ここで、例えば、側面プレート24の内面側には、取出皿81からの小物部品の取り出しを検出するための取出判定用スイッチ84が設けられている。取出判定用スイッチ84は、支持部材82の第2板面82bと対向する位置に配置されており、第2板面82bには、取出判定用スイッチ84を押圧するための突起であるスイッチ押圧部83が設けられている。スイッチ押圧部83は、例えば、第2板面82bを貫通した状態に第2板面82bに固定されたボルトなどにより構成することができる。
また、側面プレート24の外面側には、直接又は間接に蝶番85が設けられている。蝶番85は、側面プレート24の外面側に固定されている固定部85aと、固定部85aに対して回転可能な回転部85bと、を備えている。固定部85aに対する回転部85bの回転の軸は、側面プレート24の外面に沿う方向で、且つ、水平方向となっている。
そして、蝶番85の回転部85bには、支持部材82の第2板面82bの上端部が固定されている。
図7に示すように、取出皿81は、半球状(球の下半分の形状)の本体部81aと、本体部81aの上側に連接されていて当該本体部81aの上端よりも緩やかな傾斜で外方に拡径している上縁拡径部81bと、を備えている。
このような形状の取出皿81は、金属板に、へら絞り加工を施すことによって、作製することができる。
取出皿81がこのような形状であることにより、作業者は、極めて容易に取出皿81上の小物部品90を余さず片手で取り出すことができる。
ここで、上記制御部は、発光部71からの検出信号に基づいて、取出皿81上に排出された小物部品90の数を計数する。
例えば、制御部は、発光部71からの光が小物部品90によって遮られた回数を、取出皿81上に排出された小物部品90の数とみなす。
すなわち、昇降部材30によってすくい上げられた小物部品90は、その後、吐出孔54bから吐出される気流によって排出スロープ17上に吹き落とされて、排出スロープ17を流下した後、取出皿81上に排出されるものとみなされる。
制御部は、取出皿81上に排出された小物部品90のカウント数が予め定められた数(例えば5個以上10個以下などの所定数)に達すると、昇降用モータ41に停止信号を出力し、停止信号を受けた昇降用モータ41が動作停止することにより、昇降部材30の上下動作が停止する。
また、制御部は、昇降用モータ41に停止信号を出力するとともに、図示しないランプ等の報知部に対し、報知信号を出力し、報知信号を受けた報知部が発光動作等の報知動作を行うようになっている。
この報知動作により、作業者は、取出皿81上に所定数の小物部品が排出されたことを認識できる。
取出判定用スイッチ84は、通常時には、取出皿81及び支持部材82の重みによってスイッチ押圧部83により押圧されて、オン状態となるようになっている。
取出皿81上に排出された小物部品90が作業者の手によって取出皿81上から掴み上げられる際に、取出皿81が図7において左方に引っ張られることにより、回転部85b、支持部材82及び取出皿81が固定部85aに対して回転し、取出判定用スイッチ84からスイッチ押圧部83が浮き上がる。これにより、取出判定用スイッチ84が一時的にオフ状態となるようになっている。
上記制御部は、取出判定用スイッチ84の状態を監視しており、取出判定用スイッチ84がオン状態からオフ状態に切り替わったタイミングから起算して所定時間後(例えば2秒後)に、昇降用モータ41の駆動を開始させる。すなわち小物部品90の排出動作を再開させる。
こうして、貯留部10から取出皿81への所定数の小物部品90の排出動作と、報知部による報知動作と、作業者による取出皿81からの所定数の小物部品90の取り出し動作と、を繰り返し実行することが可能となっている。
次に、定量供給装置100の一連の動作を説明する。
定量供給装置100の稼働時には、制御部の制御下で、昇降用モータ41が駆動し、昇降部材30が繰り返し上下に往復移動する。
また、定量供給装置100の稼働時には、例えば、吐出孔53b及び吐出孔54bの各々から、常時、高圧空気が吐出される。
また、定量供給装置100の稼働時には、発光部71から受光部72に向けて、常時、光が出力される。
昇降部材30が下死点付近に移動した際には、貯留部10内の小物部品90のうち、1個の小物部品90が上端面32上に載り、引き続き、この小物部品90が上端面32上に保持された状態で、昇降部材30に伴って上昇する。
この際、図8に示すように、吐出孔53bから下方に吐出される高圧空気による気流によって、小物部品90が上端面32上において中央にセンタリングされるので、小物部品90が安定的に上端面32上に保持される。
また、小物部品90が、上端面32上に、不安定な姿勢、又は、上端面32の中心に対して位置ずれした状態で保持されている場合には、当該小物部品90を吐出孔53bからの気流によって上端面32から吹き落とすことができる。
また、上端面32上に2個以上の小物部品90が載っていた場合には、2個目以降の小物部品90を吐出孔53bからの気流によって吹き落とし、上端面32上に1個の小物部品90が載った状態にすることができる。
よって、1個の小物部品90が上端面32の中心に対して位置合わせされた状態で上端面32上に載っている場合に、小物部品90を保持した状態で昇降部材30が上死点に移動するようにできる。
やがて、昇降部材30が上死点に到達すると、吐出孔54bからの気流によって上端面32上の小物部品90が排出スロープ17側に吹き落とされる(図9)。
排出スロープ17側に吹き落とされた小物部品90は、排出スロープ17の傾斜部18上を流下した後、排出開口16を介して貯留部10の外部に排出され、取出皿81(図7)上に受け取られる。
ここで、小物部品90が吐出孔54bからの気流によって吹き落とされる前の段階で、発光部71から受光部72に向かう光が小物部品90によって遮られるので、その旨を示す検出信号が受光部72から制御部に入力される。
これにより、制御部は、1個の小物部品90が取出皿81に取り出されたものとみなす。
昇降部材30によって1個ずつの小物部品90がすくい上げられて排出スロープ17を介して取出皿81上に排出される動作が所定回数繰り返されることにより、制御部は、その旨を認識し、昇降用モータ41を停止させるとともに、図示しない報知部に報知を行わせる。
報知部での報知により、作業者は、取出皿81上に所定数の小物部品90が排出されたことを認識できる。
作業者が取出皿81から小物部品90を取り出すことにより、取出判定用スイッチ84が一時的にオフ状態となるので、制御部は、昇降用モータ41の駆動を再開させる。
なお、定量供給装置100の稼働時に、発光部71から出力された光を受光部72が検出している旨を示す検出信号が所定時間にわたって継続した場合、制御部は、攪拌機構60による攪拌動作を発動させる。
これにより、攪拌部材61が貯留部10の底部で昇降部材30の周囲を円運動するので、攪拌部材61によって小物部品90どうしのブリッジ状態が解消される。よって、昇降部材30が下死点に移動した際に、小物部品90がスムーズに上端面32上に載りやすくなる。
その結果、発光部71からの光が小物部品90によって再び遮られると、発光部71から出力された光を受光部72が検出していない旨を示す検出信号が制御部に入力されるので、制御部は攪拌機構60による攪拌動作を停止させる。
以上のような第1実施形態によれば、上下に往復移動する昇降部材30によって所定量の小物部品90をすくい上げて取り出すことができるので、水平方向における定量供給装置100の専有面積をコンパクトにすることが可能となる。
<変形例1>
図11は変形例1に係る定量供給装置の要部を示す正面断面図である。
本変形例の場合、昇降部材30が下死点に位置する際に、上向き面(上端面32)の高さ位置が、貯留部10の底面のうち平面視において昇降部材30の周囲の部分(第5部分15の凹部15a)の高さ位置よりも低くなる。
これにより、昇降部材30が下死点に位置する際に、凹部15aと上端面32との間に段差が生じ、この段差に小物部品90が位置決め状態で入り込みやすくなる。
よって、上端面32上に小物部品90を載せる動作をより確実に行うことができるようになる。
<変形例2>
図12は変形例2に係る定量供給装置の要部を示す正面断面図である。
すなわち、本変形例の場合、昇降部材30は、上向き面(上端面32)によって保持された小物部品90を負圧により吸引するための吸引孔35を有している。
よって、吸引孔35を介して空気を吸引することによって、小物部品90を昇降部材30の上端面32上により安定的に保持することが可能となる。
<変形例3>
図13(a)は変形例3に係る定量供給装置の要部を示す側面図である。
本変形例の場合、吐出孔54bは、幅広のスリット状に形成されている。
このような変形例によれば、吐出孔54bから吐出された高圧空気による気流を、より確実に、上端面32上の小物部品90に当てやすくなる。よって、より確実に、昇降部材30によりすくい上げられた小物部品90を取出皿81に向けて払い除けやすくなる。
<変形例4>
図13(b)は変形例4に係る定量供給装置の要部を示す側面図である。
本変形例の場合、第2支持部54には、水平方向に並んで配置された複数の吐出孔54bが形成されている。
このような変形例によれば、吐出孔54bから吐出された高圧空気による気流を、より確実に、上端面32上の小物部品90に当てやすくなる。よって、より確実に、昇降部材30によりすくい上げられた小物部品90を取出皿81に向けて払い除けやすくなる。
<変形例5>
図13(c)は変形例5に係る定量供給装置の要部を示す側面図である。
本変形例の場合、幅広のスリット状に形成された一対の吐出孔54bが、間隔54cを空けて、水平方向に並んで配置されている。
ここで、間隔54cは、昇降部材30が上死点に位置するときの上端面32の側方(図1において右方)に位置しているものとする。
これにより、吐出孔54bから吐出された高圧空気による気流と、吐出孔53b(図1)から吐出された高圧空気による気流との干渉を抑制できるので、互いの気流が阻害し合うことを抑制できる。
<変形例6>
図13(d)は変形例6に係る定量供給装置の要部を示す側面図である。
本変形例の場合、第2支持部54には、水平方向に並んで配置された複数の吐出孔54bが形成されている。ただし、複数ずつ(例えば3つずつ)の吐出孔54bどうしの間に間隔54cが存在している。
本変形例によっても、吐出孔54bから吐出された高圧空気による気流と、吐出孔53b(図1)から吐出された高圧空気による気流との干渉を抑制できるので、互いの気流が阻害し合うことを抑制できる。
〔第2実施形態〕
次に、図14から図20を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る定量供給装置100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る定量供給装置100と相違している。本実施形態に係る定量供給装置100の構成のうち、第1実施形態と共通する構成については、適宜に説明を省略する。
図14は第2実施形態に係る定量供給装置100の平面図である。
図15は図14の拡大図である。
図16は図15のA−A線に沿った側断面図である。
図17は第2実施形態において昇降部材30によってすくい上げられた小物部品90が上昇する状態を示す側断面図である。
図18(a)は第2実施形態において積層状態の小物部品90が払い落とし部材160に向けて移動する状態を示す定量供給装置100の側断面図であり、図18(b)は上側の小物部品90が払い落とし部材160によって払い落とされた後の状態を示す定量供給装置100の側断面図である。なお、図18(a)及び図18(b)は図15のB−B線に沿った断面図である。
図19は第2実施形態において経路修正部材180によって小物部品90の経路が修正される動作を説明するための定量供給装置100の側断面図である。な、図19は図15のC−C線に沿った断面図である。
図20は第2実施形態に係る定量供給装置100の貯留部10の底部近傍の側断面図である。なお、図20は図14のD−D線に沿った断面図である。
本実施形態の場合、定量供給装置100は、下方吐出ノズル55及び側方吐出ノズル56と、それらを支持するための支持ブラケット51及び支持部材52と、を備えていない。更に、本実施形態に係る定量供給装置100は、攪拌機構60(攪拌部材61、吸着部62、移動機構63等)を備えていない。
図14から図16に示すように、本実施形態に係る定量供給装置100は、昇降部材30によってすくい上げられた小物部品90が昇降部材30から受け渡されるターンテーブル110と、ターンテーブル110によって搬送された小物部品90をターンテーブル110から取出部(取出皿81)に排出する排出部(例えば、後述する排出ガイド部材190)と、を備えている。
ターンテーブル110は、鉛直な回転軸周りに貯留部10に対して回転可能に、貯留部10によって保持されている。ターンテーブル110の上面111は水平に配置されている。
定量供給装置100は、ターンテーブル110を回転させる図示しないモータ等のアクチュエータを備えている。モータの動作は、制御部により制御される。
ターンテーブル110の上面111に受け渡された小物部品90は、回転するターンテーブル110に載って搬送された後、排出ガイド部材190によってターンテーブル110から払い落とされて、取出部(取出皿81(図7参照))に排出されるようになっている。
平面視において、昇降部材30はターンテーブル110の近傍に配置されている。
ここで、昇降部材30の上面である上向き面36は、ターンテーブル110側に向けて下り傾斜している。
これにより、昇降部材30が上昇することによって、上向き面36によってすくい上げられた小物部品90が図16に示す受け渡し位置まで上昇すると、小物部品90が上向き面36からターンテーブル110の上面111に受け渡されるようになっている。すなわち、上向き面36上の小物部品90が自重により上向き面36を滑り落ちて、上面111上に落下するようになっている。
本実施形態の場合、昇降部材30の形状が、角棒状となっている。すなわち、昇降部材30は平面視矩形状となっている。
また、上向き面36は、傾斜方向に対して直交する断面形状がV字状のV字谷形状となっている。
これにより、小物部品90が上向き面36から上面111に向けてよりスムーズに滑り落ちるようにできるとともに、小物部品90が上向き面36の両脇(図15において上向き面36の上方及び下方)にこぼれ落ちてしまうことも抑制できる。
なお、上記の第1実施形態では、昇降部材30の上端面32で1個ずつの小物部品90をすくい上げる例を説明したが、本実施形態の場合、上向き面36で一度に複数個(例えば2〜5個など)の小物部品90をすくい上げうるようになっていてもよい。この場合、上向き面36ですくい上げた複数個の小物部品90を上昇させ、ターンテーブル110上に一度に複数個ずつの小物部品90を供給することが可能である。
図16及び図17に示すように、本実施形態に係る定量供給装置100は、昇降部材30によってすくい上げられた小物部品90が上向き面36からターンテーブル110への受け渡し位置(図16に示す位置)に上昇するまで当該上向き面36からの当該小物部品90の落下を規制する落下規制部120を更に備えている。
よって、傾斜した上向き面36からの小物部品90の落下を抑制しつつ、昇降部材30によって小物部品90を受け渡し位置まで上昇させて、小物部品90を上向き面36からターンテーブル110に受け渡すことができる。
落下規制部120は、昇降部材30とターンテーブル110との間に立設されている板状部である。
板状部は、板面がターンテーブル110側と昇降部材30側とを向いている。落下規制部120において昇降部材30側を向く面が、上向き面36からの小物部品90の落下を規制する規制面121を構成している。
落下規制部120が板状部であるため、昇降部材30をターンテーブル110のより近傍に配置することができる。よって、上向き面36からターンテーブル110への小物部品90の受け渡しをより確実かつ短時間で行うことができる。
定量供給装置100は、落下規制部120よりも上方の位置まで上昇した小物部品90を上向き面36からターンテーブル110へ案内する傾斜面131を更に備えている。傾斜面131は、上面111よりも高い位置に配置されている。
このため、定量供給装置100は傾斜面131を備えているため、上向き面36からターンテーブル110への小物部品90の受け渡しの際に小物部品90が上向き面36とターンテーブル110との隙間から落下してしまうことを抑制できる。
傾斜面131は、例えば、落下規制部120と一体の板状部である傾斜部130の上面により構成されている。
すなわち、定量供給装置100は、落下規制部120と傾斜部130とを含む板状部材140を備えており、板状部材140の上部が折り曲げられることにより傾斜部130が形成されている。
板状部材140は、貯留部10に固定されている。
図17に示すように、上向き面36によってすくい上げられた小物部品90は、昇降部材30が上昇する際に、規制面121に沿って上昇する。その後、小物部品90が傾斜面131よりも上方の位置まで上昇すると、該小物部品90は、自重によって上向き面36及び傾斜面131をこの順に滑り落ちて、ターンテーブル110の上面111上に落下する。
定量供給装置100は、ターンテーブル110上で小物部品90を整列させるための機構と、排出ガイド部材190と、を備えている。
定量供給装置100は、ターンテーブル110の上方に配置されている支持部材210(図14、図16等)を備えている。支持部材210は、ターンテーブル110上で小物部品90を整列させるための各種の機構及び排出ガイド部材190を支持している。
支持部材210は、例えば、平板状に形成されており、ターンテーブル110の上面111と対向して配置されている。支持部材210は、貯留部10に対して固定されており、水平に配置されている。
なお、支持部材210の上方から、ターンテーブル110の上面111上での小物部品90の搬送状況を目視できるように、支持部材210は透明又は半透明(可視光透過性)であることが好ましい。
図15に示すように、ターンテーブル110上で小物部品90を整列させるための各種の機構には、ガイド部材150、払い落とし部材160、整列部材170及び経路修正部材180が含まれている。
ガイド部材150は、ターンテーブル110の上面111の上方の位置であって、平面視において昇降部材30の近傍の位置に配置されている。
ガイド部材150は、例えば、それぞれ鉛直に起立している平板状の部分である第1部分151、第2部分152及び第3部分153を含んで構成されている。
ここで、図15において、ターンテーブル110の回転方向は、時計回りの方向である。
ガイド部材150の第1部分151の一方の面(ターンテーブル110の径方向外側を向いている面)は、昇降部材30及び板状部材140が配置されている方に対して斜向かいに配置されており、且つ、ややターンテーブル110の回転方向下流側を向いている。
第2部分152は、第1部分151に対してターンテーブル110の回転方向上流側に隣接して設けられており、第1部分151に対して交差して配置されている。図15に示す例では、第2部分152の一方の面(ターンテーブル110の径方向外側を向いている面)は、概ねターンテーブル110の径方向に対して直交している。
第3部分153は、第1部分151に対してターンテーブル110の回転方向下流側に隣接して設けられており、第1部分151に対して交差して配置されている。第3部分153の一方の面(ターンテーブル110の径方向外側を向いている面)は、ターンテーブル110の回転方向下流側を向いている。
ガイド部材150は、昇降部材30の上向き面36からターンテーブル110の上面111上に受け渡された小物部品90が上面111の中央部付近に移動することを規制し、該小物部品90を上面111の周縁部付近に留まらせる機能を有する。
図16に示すように、ガイド部材150は、第1部分151の上端に連接されていて第1部分151に対して直交している固定部154を有している。固定部154には、固定部154を支持部材210に対して固定するための固定孔154aが形成されている。
一方、支持部材210には、長孔211が形成されている。
そして、ボルト及びナット等により構成された止着部材155が長孔211及び固定孔154aに挿通されて、固定部154が支持部材210に対して固定されている。
支持部材210の長孔211は、ターンテーブル110の径方向の成分を持つ方向に延在している。このため、ガイド部材150を支持部材210に対して固定する位置を、ターンテーブル110の径方向において調節できるようになっている。
また、ガイド部材150は、支持部材210に対して止着部材155の1箇所で固定されており、且つ、止着部材155は軸方向が鉛直方向となる状態で支持部材210に止着されるようになっている。このため、支持部材210に対するガイド部材150の回転角度も容易に調節できるようになっている。
よって、小物部品90の寸法等に応じて支持部材210に対するガイド部材150の位置や回転角度を調節することが可能である。
なお、ガイド部材150の下縁は、ターンテーブル110の上面111に対して接触しており、ターンテーブル110が回転する際には、上面111がガイド部材150の下縁に対して摺動する。
ターンテーブル110は、摩擦抵抗が小さい非金属材料、例えばMCナイロン(登録商標)により構成されていることが好ましい。
また、ガイド部材150の少なくとも下縁部は、ターンテーブル110の上面111よりも低硬度の材料、例えばゴムにより構成されていることが好ましい。
払い落とし部材160は、ターンテーブル110の上面111の上方の位置であって、ガイド部材150よりもターンテーブル110の回転方向下流側の位置に配置されている。
払い落とし部材160は、例えば、平板な板状部材であり、鉛直に配置されている。
払い落とし部材160は、ターンテーブル110の回転方向に対して交差する姿勢で配置されている。
払い落とし部材160の下縁は水平に延在している。
図18(a)及び図18(b)に示すように、払い落とし部材160の下縁は、ターンテーブル110の上面111から上方に離間している。
払い落とし部材160の下縁と、ターンテーブル110の上面111との高低差は、小物部品90の厚みよりも大きく、且つ、2個の小物部品90が積み重なったときの2個分の小物部品90の厚みよりも小さい。
このため、図18(a)に示すように、2個の小物部品90が積み重なった状態でターンテーブル110により搬送される場合には、図18(b)に示すように、払い落とし部材160によって上側の小物部品90が払い落とされ、小物部品90が1個ずつ上面111に載った状態となるようになっている。
つまり、払い落とし部材160によって、ターンテーブル110により搬送される小物部品90の積み重なり状態を解消させることが可能である。
本実施形態の場合、払い落とし部材160の高さ位置を小物部品90の厚み寸法に応じて調節できるようになっている。
例えば、図18(a)に示すように、払い落とし部材160は、支持部材210に形成されたスリット212を上下に貫通して配置されている。
また、支持部材210の上面には、払い落とし部材160を上下にガイドするガイド板165が固定されている。ガイド板165は、それぞれ平板状に形成されたガイド部165a及び固定部165bを備えている。ガイド部165aと固定部165bとは互いに直交している。固定部165bは、ボルト及びナット等により構成された止着部材166によって支持部材210の上面に対して固定されており、ガイド部165aは支持部材210上に立設されている。
払い落とし部材160において支持部材210よりも上側に突出している部分には、上下に延在する長孔161が形成されている。
ボルト及びナット等により構成された止着部材162が長孔161に挿通されて、払い落とし部材160がガイド部165aに対して固定されている。なお、払い落とし部材160とガイド部165aとは、互いの対向面どうしが面接触している。
払い落とし部材160の高さ位置は、長孔161の範囲内で調節できるようになっている。
図15に示すように、整列部材170は、ターンテーブル110の上面111の上方の位置であって、払い落とし部材160よりもターンテーブル110の回転方向下流側の位置に配置されている。
整列部材170は、例えば、平板な板状部材であり、鉛直に配置されている。
整列部材170は、ターンテーブル110の回転方向に対して交差する姿勢で配置されており、その一方の面(ターンテーブル110の径方向外側を向いている面)が、ターンテーブル110の回転方向上流側を向いている。
整列部材170の下縁は、水平に延在しており、ガイド部材150の下縁と同様に、ターンテーブル110の上面111に接触している。
また、整列部材170の少なくとも下縁部は、ターンテーブル110の上面111よりも低硬度の材料、例えばゴムにより構成されていることが好ましい。
整列部材170の横幅方向における一端(ターンテーブル110の径方向外側の一端)は、平面視において、ターンテーブル110の外形線よりも内側に配置されており、整列部材170よりもターンテーブル110の径方向外側の経路で小物部品90がぎりぎり1個ずつ通過可能となっている。
ターンテーブル110によって搬送される小物部品90が整列部材170の配置領域に達すると、小物部品90は、整列部材170の一方の面によってターンテーブル110の径方向外側に押し出されたあと、整列部材170よりもターンテーブル110の径方向外側の経路を通って、整列部材170よりも下流側に移動する。
整列部材170よりもターンテーブル110の径方向外側の経路で小物部品90がぎりぎり1個ずつ通過可能であるため、ターンテーブル110上の小物部品90が整列部材170を通過することにより、小物部品90は一列に整列した状態となる。
つまり、整列部材170によって、ターンテーブル110により搬送される小物部品90の横並び状態を解消させることが可能である。
なお、小物部品90は、例えば、扁平な部材であり、且つ、裏と表の区別があるものである。そして、小物部品90の裏と表が所定の向きとなっているときの小物部品90と上面111との摩擦力は、所定の向きの反対向きとなっているときの小物部品90と上面111との摩擦力よりも大きいものとする。
この場合、所定の向きの反対向きで上面111に載っている小物部品90が整列部材170の一方の面に接触したときには、小物部品90が整列部材170によってターンテーブル110の径方向外側に弾かれてターンテーブル110から落下するように、整列部材170の配置が設定されていることが好ましい。
図15及び図19に示すように、経路修正部材180は、整列部材170よりもターンテーブル110の回転方向下流側の位置において、ターンテーブル110の側方に隣接して配置されている。
経路修正部材180は、例えば、平板な板状部材であり、鉛直に配置されている。
経路修正部材180は、概ねターンテーブル110の径方向に沿って配置されている。
整列部材170を通過したあと、ターンテーブル110の上面111に載って搬送される小物部品90が、平面視においてターンテーブル110からはみ出している場合は、該小物部品90が経路修正部材180によってターンテーブル110の径方向内側に押し戻されるようになっている。
このように、定量供給装置100は、ターンテーブル110上で小物部品90を整列させる整列機構を備えている。
整列機構のガイド部材150によって、小物部品90をターンテーブル110の周縁部に配置させることができる。
また、整列機構の払い落とし部材160によって、ターンテーブル110上での小物部品90の積み重なり状態を解消させることができる。
また、整列機構の整列部材170によって、小物部品90をターンテーブル110上で一列に整列させることができる。
また、整列機構の経路修正部材180によって、ターンテーブル110の径方向における小物部品90の位置を、所定の位置に修正することができる。
図15に示すように、排出ガイド部材190は、ターンテーブル110の上面111の上方の位置であって、経路修正部材180よりもターンテーブル110の回転方向下流側の位置に配置されている。
排出ガイド部材190は、例えば、それぞれ鉛直に起立している平板状の部分である第1部分191及び第2部分192を含む折れ曲がり形状に形成されている。
第1部分191は、第2部分192よりもターンテーブル110の径方向内側に配置されている。また、第2部分192は、平面視においてターンテーブル110の外側に配置されている。
第2部分192の板面は、概ねターンテーブル110の径方向に沿って配置されている(概ねターンテーブル110の回転方向に対して直交して配置されている)。
第1部分191の板面は、第2部分192に対して傾斜しており、第1部分191の一方の面(ターンテーブル110の径方向外側を向いている面)は、ターンテーブル110の回転方向上流側を向いている。
排出ガイド部材190の下縁は、水平に延在しており、ガイド部材150の下縁と同様に、ターンテーブル110の上面111に接触している。
また、排出ガイド部材190の少なくとも下縁部は、ターンテーブル110の上面111よりも低硬度の材料、例えばゴムにより構成されていることが好ましい。
ターンテーブル110に載って搬送された小物部品90は、排出ガイド部材190の配置領域に到達すると、排出ガイド部材190の第1部分191によってガイドされてターンテーブル110の径方向外側にガイドされ、ターンテーブル110から落下するようになっている。
なお、支持部材210に対する整列部材170及び排出ガイド部材190の固定構造(不図示)は、支持部材210に対するガイド部材150の固定構造(固定部154、止着部材155)と同様のものである。
このため、小物部品90の寸法等に応じて、支持部材210に対する整列部材170及び排出ガイド部材190の位置の調節や回転角度の調節が可能となっている。
定量供給装置100は、例えば、排出ガイド部材190によってガイドされてターンテーブル110から落下した小物部品90を下方に通過させる孔200を有している。
そして、この孔200の下方には、第1実施形態で説明した排出スロープ17(図1等参照)が配置されている。
孔200に落下した小物部品90は、排出スロープ17に沿って排出開口16(図1等参照)に向けて流下し、排出開口16から貯留部10の外部に排出される。
また、貯留部10の外面には、第1実施形態で説明した取出皿81(図7)が設けられており、排出開口16から排出された小物部品90が取出皿81によって受け取られるようになっている。
図14に示すように、本実施形態の場合、発光部71及び受光部72により構成される検出機構は、ターンテーブル110から小物部品90が落下した直後のタイミングで小物部品90を検出するようになっている。なお、排出ガイド部材190及び経路修正部材180には、発光部71からの光を通過させる開口193、181がそれぞれ形成されている。
本実施形態の場合も、制御部は、発光部71からの光が小物部品90によって遮られた回数を、取出皿81上に排出された小物部品90の数とみなす。
すなわち、ターンテーブル110から落下した小物部品90は、その後、排出スロープ17を介して取出皿81上に排出されるものとみなされる。
本実施形態の場合も、制御部は、取出皿81上に排出された小物部品90のカウント数が予め定められた数(例えば5個以上10個以下などの所定数)に達すると、昇降用モータ41に停止信号を出力し、停止信号を受けた昇降用モータ41が動作停止することにより、昇降部材30の上下動作が停止する。
また、制御部は、昇降用モータ41に停止信号を出力するとともに、図示しないランプ等の報知部に対し、報知信号を出力し、報知信号を受けた報知部が発光動作等の報知動作を行うようになっている。
この報知動作により、作業者は、取出皿81上に所定数の小物部品が排出されたことを認識できる。
図20に示すように、本実施形態の場合、貯留部10の底面は、平面視において昇降部材30の配置領域の直近の位置まで傾斜部220となっている。
すなわち、貯留部10の底面のうち平面視において昇降部材30の周囲に位置する部分が、昇降部材30に向けて下り傾斜する形状に形成されており、且つ、昇降部材30に向けて下り傾斜している傾斜部220の下端が昇降部材30の直近の位置に達している。
また、貯留部10は、傾斜部220の下端から下方に垂下しているガイド部221を有しており、ガイド部221によって昇降部材30が上下にガイドされている。
なお、図20に示すように、本実施形態の場合も、昇降部材30が下死点に位置する際に、上向き面36の高さ位置が、貯留部10の底面のうち平面視において昇降部材30の周囲の部分(傾斜部220の下端部)の高さ位置よりも下方の位置となるようになっている。
本実施形態の場合、定量供給装置100は、攪拌機構60を備えていない代わりに、貯留部10の傾斜部220の裏面に設けられた加振器230を備えている。加振器230の数は特に限定されず、1つでも良いし、複数でも良い。加振器230によって傾斜部220を振動させることにより、その振動を貯留部10内の複数の小物部品90に伝達することができるようになっている。よって、貯留部10に貯留されている複数の小物部品90がブリッジした場合に、小物部品90のブリッジ状態を解消することができるようになっている。
加振器230により傾斜部220を振動させるトリガは、第1実施形態において攪拌機構60を動作させるトリガと同様である。すなわち、定量供給装置100の稼働時に、発光部71から出力された光を受光部72が検出している旨を示す検出信号が所定時間にわたって継続した場合、制御部は、昇降部材30からターンテーブル110への小物部品90の受け渡しが停止していると判断し、加振器230による傾斜部220の振動を開始させる。
これにより、小物部品90どうしのブリッジ状態が解消されるため、昇降部材30が下死点に移動した際に、小物部品90がスムーズに上向き面36上に載りやすくなる。
その結果、小物部品90が昇降部材30からターンテーブル110に供給され、その後、小物部品90が排出ガイド部材190によってターンテーブル110上から孔200に落下する。これにより、発光部71からの光が小物部品90によって再び遮られると、発光部71から出力された光を受光部72が検出していない旨を示す検出信号が制御部に入力されるので、制御部は加振器230による傾斜部220の振動を停止させる。
なお、本実施形態の場合、加振器230により傾斜部220を振動させることによって小物部品90どうしのブリッジ状態を解消させるため、定量供給装置100の部材どうしの摩擦による発塵を抑制しつつ、小物部品90どうしのブリッジ状態の解消が可能である。
以上のような第2実施形態によれば、昇降部材30の傾斜した上向き面36で小物部品90を複数個ずつすくい上げてターンテーブル110上に供給し、ターンテーブル110上で小物部品90を整列させてから、個々の小物部品90を順次取出皿81に取り出すことができる。
よって、より確実に、定量の小物部品90を取出皿81に取り出すことが可能である。
以上、図面を参照して実施形態及び変形例を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記の第1実施形態においては、定量供給装置100の稼働時に吐出孔53bから下方に向けて常時高圧空気が吐出される例を説明したが、昇降部材30の上昇時にのみ吐出孔53bから高圧空気が吐出されるようにしてもよい。
更に、昇降部材30が上死点付近に位置するときには、吐出孔53bからの高圧空気の吐出が停止されるようにして、該吐出孔53bからの高圧空気による気流と、吐出孔54bから吐出される高圧空気による気流とが干渉してしまうことを抑制してもよい。
また、上記の第1実施形態においては、定量供給装置100の稼働時に吐出孔54bから側方に向けて常時高圧空気が吐出される例を説明したが、昇降部材30が上死点付近に位置するときにのみ吐出孔54bから高圧空気が吐出されるようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態においては、払除手段が、小物部品90を気流で側方に吹き落とすものである例を説明したが、払除手段は、小物部品90に衝突して小物部品90を側方に突き落とす衝突部材を含むものであってもよい。
また、昇降部材30は上端面32を含む上部が、平面部33を含む下部に対して着脱可能になっていることも好ましい。このようにすることによって、昇降部材30の上部を、小物部品90の寸法や形状に応じて、異なる直径の上端面32を有する別の上部に交換することができる。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)定量の小物部品を供給する定量供給装置であって、
複数の前記小物部品を貯留する貯留部と、
前記貯留部に対して相対的に上下に往復移動する昇降部材であって、前記貯留部に貯留されている複数の前記小物部品のなかから所定量の前記小物部品を上昇する際にすくい上げる上向き面を有する昇降部材と、
前記昇降部材を上下に往復移動させる昇降機構と、
前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が取り出される取出部と、
を備える小物部品の定量供給装置。
(2)前記昇降部材は、上下に延在する棒状体であり、
前記上向き面は、前記棒状体の上端面である(1)に記載の小物部品の定量供給装置。
(3)前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が前記昇降部材から受け渡されるターンテーブルと、
前記ターンテーブルによって搬送された前記小物部品を前記ターンテーブルから前記取出部に排出する排出部と、
を備える(1)又は(2)に記載の小物部品の定量供給装置。
(4)前記上向き面は、前記ターンテーブル側に向けて下り傾斜している(3)に記載の小物部品の定量供給装置。
(5)前記上向き面は、傾斜方向に対して直交する断面形状がV字状のV字谷形状である(4)に記載の小物部品の定量供給装置。
(6)前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が前記上向き面から前記ターンテーブルへの受け渡し位置に上昇するまで当該上向き面からの当該小物部品の落下を規制する落下規制部を更に備えている(3)から(5)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(7)前記落下規制部よりも上方の位置まで上昇した前記小物部品を前記上向き面から前記ターンテーブルへ案内する傾斜面を更に備えている(6)に記載の小物部品の定量供給装置。
(8)前記落下規制部は、前記昇降部材と前記ターンテーブルとの間に立設されている板状部である(6)又は(7)に記載の小物部品の定量供給装置。
(9)前記昇降部材が下死点に位置する際に、前記上向き面の高さ位置が、前記貯留部の底面のうち平面視において前記昇降部材の周囲の部分の高さ位置よりも下方の位置となる(1)から(8)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(10)前記貯留部の底面のうち平面視において前記昇降部材の周囲に位置する部分が、前記昇降部材に向けて下り傾斜する形状に形成されている(1)から(9)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(11)前記昇降機構は、
水平な回転軸と、
前記回転軸に固定され、前記回転軸の軸回転に伴って先端部が鉛直面内で円運動する回転体と、
前記回転体の先端部の円運動を鉛直方向の往復移動に変換して前記昇降部材に伝達する伝達機構と、
を備えている(1)から(10)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(12)前記伝達機構は、
前記回転体の前記先端部に設けられたスライド部と、
前記スライド部を水平方向にガイドする水平ガイド部と、
前記水平ガイド部を鉛直方向に往復移動可能にガイドする鉛直ガイド部と、
を備えている(11)に記載の小物部品の定量供給装置。
(13)前記上向き面は、凹面である上記いずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(14)前記昇降部材によりすくい上げられた前記小物部品を、前記昇降部材から前記取出部に向けて払い除ける払除手段を備える上記いずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(15)前記払除手段は、前記昇降部材によりすくい上げられた前記小物部品を気流で側方に吹き落とすように構成されている(14)に記載の小物部品の定量供給装置。
(16)前記昇降部材によりすくい上げられた前記小物部品に対して前記昇降部材の上方から気流を吹き付ける気流吹付部を備える上記いずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(17)前記昇降部材が下死点に位置する際に、前記上向き面の高さ位置が、前記貯留部の底面のうち平面視において前記昇降部材の周囲の部分の高さ位置以下となる(1)から(16)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(18)前記貯留部に貯留されている前記小物部品を攪拌する攪拌機構を備えている(1)から(17)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
(19)前記攪拌機構は、
前記貯留部内に配置されている攪拌部材と、
前記貯留部の外部から前記攪拌部材を磁力で吸着する吸着部と、
前記吸着部を移動させる移動機構と、
を備える(18)に記載の小物部品の定量供給装置。
(20)前記吸着部は、前記貯留部の底部を介して前記攪拌部材を吸着する(19)に記載の小物部品の定量供給装置。
(21)前記攪拌部材は球状に形成されている(19)又は(20)に記載の小物部品の定量供給装置。
(22)前記移動機構は、平面視において前記昇降部材を取り囲む移動軌跡で前記攪拌部材を円運動させる(19)から(21)のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
10 貯留部
10a 開口
11 第1部分
12 第2部分
13 第3部分
14 第4部分
14a 開口
15 第5部分
15a 凹部
15b 挿通孔
16 排出開口
17 排出スロープ
18 傾斜部
19 側壁部
20 基台
21 支持フレーム
21a 開口
22 LMガイド支持フレーム
22a 開口
23 正面プレート
24 側面プレート
30 昇降部材
31 本体部
32 上端面
33 平面部
35 吸引孔
36 上向き面
40 昇降機構
41 昇降用モータ
41a モータ軸(回転軸)
42 回転体
43 スライド部
44 昇降体
45 固定部
46 水平ガイド部
46a ガイドスリット
47 連結部
48 LMガイド
48a ガイドレール
48b 移動体
51 支持ブラケット
51a 開口
52 支持部材
53 第1支持部
53a 保持孔
53b 吐出孔
54 第2支持部
54a 保持孔
54b 吐出孔
55 下方吐出ノズル
56 側方吐出ノズル
60 攪拌機構
61 攪拌部材
62 吸着部
63 移動機構
64 攪拌用モータ
64a モータ軸
65 駆動ギア
66 従動ギア
66a 挿通孔
67 支持ブラケット
71 発光部
72 受光部
81 取出皿(取出部)
81a 本体部
81b 上縁拡径部
82 支持部材
82a 第1板面
82b 第2板面
83 スイッチ押圧部
84 取出判定用スイッチ
85 蝶番
85a 固定部
85b 回転部
90 小物部品
91 板状部
92 軸部
100 小物部品の定量供給装置
110 ターンテーブル
111 上面
120 落下規制部
121 規制面
130 傾斜部
131 傾斜面
140 板状部材
150 ガイド部材
151 第1部分
152 第2部分
153 第3部分
154 固定部
154a 固定孔
155 止着部材
160 払い落とし部材
161 長孔
162 止着部材
165 ガイド板
165a ガイド部
165b 固定部
166 止着部材
170 整列部材
180 経路修正部材
181 開口
190 排出ガイド部材(排出部)
191 第1部分
192 第2部分
193 開口
200 孔
210 支持部材
211 長孔
212 スリット
220 傾斜部
221 ガイド部
230 加振器

Claims (12)

  1. 定量の小物部品を供給する定量供給装置であって、
    複数の前記小物部品を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に対して相対的に上下に往復移動する昇降部材であって、前記貯留部に貯留されている複数の前記小物部品のなかから所定量の前記小物部品を上昇する際にすくい上げる上向き面を有する昇降部材と、
    前記昇降部材を上下に往復移動させる昇降機構と、
    前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が取り出される取出部と、
    を備える小物部品の定量供給装置。
  2. 前記昇降部材は、上下に延在する棒状体であり、
    前記上向き面は、前記棒状体の上端面である請求項1に記載の小物部品の定量供給装置。
  3. 前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が前記昇降部材から受け渡されるターンテーブルと、
    前記ターンテーブルによって搬送された前記小物部品を前記ターンテーブルから前記取出部に排出する排出部と、
    を備える請求項1又は2に記載の小物部品の定量供給装置。
  4. 前記上向き面は、前記ターンテーブル側に向けて下り傾斜している請求項3に記載の小物部品の定量供給装置。
  5. 前記上向き面は、傾斜方向に対して直交する断面形状がV字状のV字谷形状である請求項4に記載の小物部品の定量供給装置。
  6. 前記昇降部材によってすくい上げられた前記小物部品が前記上向き面から前記ターンテーブルへの受け渡し位置に上昇するまで当該上向き面からの当該小物部品の落下を規制する落下規制部を更に備えている請求項3から5のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
  7. 前記落下規制部よりも上方の位置まで上昇した前記小物部品を前記上向き面から前記ターンテーブルへ案内する傾斜面を更に備えている請求項6に記載の小物部品の定量供給装置。
  8. 前記落下規制部は、前記昇降部材と前記ターンテーブルとの間に立設されている板状部である請求項6又は7に記載の小物部品の定量供給装置。
  9. 前記昇降部材が下死点に位置する際に、前記上向き面の高さ位置が、前記貯留部の底面のうち平面視において前記昇降部材の周囲の部分の高さ位置よりも下方の位置となる請求項1から8のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
  10. 前記貯留部の底面のうち平面視において前記昇降部材の周囲に位置する部分が、前記昇降部材に向けて下り傾斜する形状に形成されている請求項1から9のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
  11. 前記昇降機構は、
    水平な回転軸と、
    前記回転軸に固定され、前記回転軸の軸回転に伴って先端部が鉛直面内で円運動する回転体と、
    前記回転体の先端部の円運動を鉛直方向の往復移動に変換して前記昇降部材に伝達する伝達機構と、
    を備えている請求項1から10のいずれか一項に記載の小物部品の定量供給装置。
  12. 前記伝達機構は、
    前記回転体の前記先端部に設けられたスライド部と、
    前記スライド部を水平方向にガイドする水平ガイド部と、
    前記水平ガイド部を鉛直方向に往復移動可能にガイドする鉛直ガイド部と、
    を備えている請求項11に記載の小物部品の定量供給装置。
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