JP7283906B2 - ワーク供給装置 - Google Patents

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本明細書では、ワーク供給装置を開示する。
従来、ワーク供給装置としては、表裏のあるワッシャなどのワークを立てた状態から斜め方向に導き横臥状態にする案内レールを背中合わせで2つ配設した表裏反転機構を備え、立てたワッシャの表裏に合わせて案内レールを切り替えることにより、ワークの表裏を揃えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このワーク供給装置では、ワークの表裏を揃えることができるとしている。
特開2002-154022号公報
しかしながら、この特許文献1に記載されたワーク供給装置では、ワークの向きを撮像し、撮像画像に基づいて画像判定してアクチュエータを駆動して案内レールを切り替えるよう揺動させるものであり、表裏反転機構が大がかりなものであった。このため、より簡素な構成でワークの表裏を揃えることが望まれていた。
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、より簡素な構成によってワークの表裏を揃えることができる新規なワーク供給装置を提供することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本明細書で開示するワーク供給装置は、
平面とテーパ面とが形成されたワークを供給するワーク供給装置であって、
ワークを載置して搬送する搬送ユニットと、
前記テーパ面が通過可能な厚さを有し前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で前記搬送ユニット上に配設された堤防部と、前記堤防部上にある前記ワークに対し搬送方向側へ移動力を加える移動力付与部と、を有する表裏選別ユニットと、を備え、
前記表裏選別ユニットは、前記搬送ユニット上に前記テーパ面側が載置された前記ワークが前記堤防部を乗り越え、前記搬送ユニット上に前記平面側が載置された前記ワークが前記搬送ユニットから脱落することによって前記ワークの表裏を選別するものである。
この装置では、表裏選別ユニットによって、搬送ユニット上にテーパ面側が載置されたワークが移動力を付与されて堤防部を乗り越え、搬送ユニット上に平面側が載置されたワークが堤防部に引っ掛かり搬送ユニットから脱落することによってワークの表裏を選別する。このように、堤防部と移動力付与部という簡素な構造によってワークの表裏を揃えることができる。
本開示のワーク供給装置において、前記移動力付与部は、ノズルを有し、前記ワークにエアを噴出することによって前記移動力を加えるものとしてもよい。この装置では、エアを吹きかけることによって、ワークを移動させるため、部材の摩耗などが生じない。また、移動力の付与の調整をより容易に行うことができる。なお、移動力付与部としては、例えば、ワークに接触して移動力を付与するブラシや、ワークに接触して移動力を付与する柔軟性を有する平板状の部材などとしてもよい。
本開示のワーク供給装置において、前記堤防部は、2つの堤防板を有するものとしてもよい。この装置では、2つの堤防板を備えるため、例えば、表裏逆であるワークが偶然に1つ目の堤防板を乗り越えてしまった場合でも、次の堤防板に引っ掛かるため、より確実に表裏を揃えることができる。なお、堤防板が3つ以上あるものとしてもよいが、移動力を十分に付与できないことがあるため、2つの堤防板がより好ましい。
本開示のワーク供給装置は、前記表裏選別ユニットの下流側に配設され、前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜して前記ワークを導くガイド面が形成され前記搬送ユニット上に配設されたガイド部材を有する整列ユニット、を備えたものとしてもよい。この装置では、ガイド部材によって、ワークが搬送方向に交差する方向へ一旦移動させられるため、表裏揃えたワークが所定の間隔を有して次のユニットへ送られる。このため、その下流側でのワークのつまりなどをより抑制することができる。この整列ユニットを備えたワーク供給装置において、前記ガイド部材は、前記表裏選別ユニットから前記ワークが送られてくる前記搬送ユニットの一端側から前記搬送ユニットの他端側の途中まで前記ガイド面が形成されているものとしてもよい。この装置では、搬送ユニットの端部から、他端側の途中までワークが移動するため、ワークの間隔を調整しやすい。
本開示のワーク供給装置は、前記搬送ユニットとの間に平板状の前記ワークが1枚通過可能な隙間を有するよう配置された分離ローラと、前記ワークの搬送方向に逆行する向きに前記分離ローラを回転させる駆動部と、を有し、重なっている前記ワークを分離させるワーク分離ユニット、を備えたものとしてもよい。この装置では、分離ローラによって平板状のワークを1枚づつにより確実に分離することができ、ひいては、表裏選別ユニットで表裏をより確実に揃えることができる。
本開示のワーク供給装置は、前記搬送ユニットの下方に配設され、前記搬送ユニットから落下した前記ワークも収容するワーク収容ユニット、を備え、前記搬送ユニットは、中央に孔が形成され上面に前記ワークを載置した状態で回転する円板形状の循環ディスクと、前記循環ディスクを回転駆動する駆動部とを有しているものとしてもよい。この装置では、循環ディスクによりワークを搬送するため、コンベアなど直線状にワークを搬送するものに比してよりコンパクト化を図ることができる。また、循環ディスクでは、中央の孔か、外周側からワークが落下するのみであるので、ワーク収容ユニットは、落下したワークを回収しやすい。
本開示のワーク供給装置は、前記搬送ユニットの下方に配設され、前記搬送ユニットから落下した前記ワークも収容するワーク収容ユニットと、前記ワーク収容ユニットに収容された前記ワークを前記搬送ユニット上に載置させるワーク取出ユニットと、前記表裏選別ユニットの上流側に配設され、前記搬送ユニットとの間に平板状の前記ワークが1枚通過可能な隙間を有するよう配置された分離ローラと、前記ワークの搬送方向に逆行する向きに前記分離ローラを回転させる駆動部と、を有し、重なっている前記ワークを分離させるワーク分離ユニットと、前記表裏選別ユニットの下流側に配設され、前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜して前記ワークを導くガイド面が形成され前記搬送ユニット上に配設されたガイド部材を有する整列ユニットと、前記整列ユニットで整列された前記搬送ユニット上の前記ワークを下流に配設された装置へ送り出す送出ユニットと、を備え、前記搬送ユニットは、中央にが形成され上面に前記ワークを載置した状態で回転する円板形状の循環ディスクと、前記循環ディスクを回転駆動する駆動部とを有しており、前記ワーク取出ユニット、前記ワーク分離ユニット、前記表裏選別ユニットと、前記整列ユニットと、前記送出ユニットとが前記循環ディスクの円周に沿って配設されているものとしてもよい。この装置では、各ユニットが循環ディスクの円周に沿って配設されているため、例えば直線状に各ユニットを配置するものに比して、よりコンパクト化を図ることができる。
本開示のワーク供給装置において、加振するユニットを備えていないものとしてもよい。一般的に、ワーク供給装置は、加振するユニットがあると装置が大がかりになりやすいが、この装置ではそれがないため、より簡素な構成とすることができる。
ワーク作業システム10の一例を表す概略説明図。 ワーク供給装置20の一例を表す概略説明図。 ワーク供給装置20の各構成を表す平面図。 制御部80の電気的な接続関係を示す説明図。 ワーク取出ユニット33及びワーク分離ユニット40の概略説明図。 表裏選別ユニット50及び整列ユニット60の概略説明図。 ワーク供給処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 別の移動力付与部52Bの一例を表す説明図。 別のワークW2の一例を表す説明図。
本明細書で開示するワーク作業システム10の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、ワーク作業システム10の一例を表す概略説明図である。図2は、ワーク供給装置20の一例を表す概略説明図である。図3は、ワーク供給装置20の各構成を表す平面図である。図4は、制御部80の電気的な接続関係を示す説明図である。図5は、ワーク取出ユニット33及びワーク分離ユニット40の概略説明図である。図6は、表裏選別ユニット50及び整列ユニット60の概略説明図である。なお、説明の便宜のため、ワーク供給装置20における、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1~3、5に示した通りとして以下説明する。
ワーク作業システム10は、ワークWを組み付ける作業を実行する装置により構成されている。ここでは、ワークWとしての平ワッシャをボルトに組み付ける作業を行う装置を一例として説明する。ワークWは、図1に示すように、テーパ面18とが形成されている。ワーク供給装置20での表裏選別の手法から、便宜的に平面17をおもて面、テーパ面18を裏面として説明する。ワーク作業システム10は、ワーク作業ロボット12と、搬送装置13と、ワーク供給装置20とを有している。ワーク作業ロボット12は、多関節アームを備えたロボットであり、ワーク供給装置20のワーク載置部73に載置されたワークWを採取し、作業用プレート14上のボルトに挿入する作業を行う。搬送装置13は、ボルトが配列された作業用プレート14を搬送するベルトコンベアである。
ワーク供給装置20は、平面17とテーパ面18とが形成されたワークWをワーク作業ロボット12へ供給する装置である。ワーク供給装置20は、搬送ユニット21と、ワーク収容ユニット30と、ワーク取出ユニット33と、ワーク分離ユニット40と、表裏選別ユニット50と、整列ユニット60と、送出ユニット70とを備えている。このワーク供給装置20では、これらのユニットが搬送ユニット21が備える循環ディスク22の円周に沿って配設されている。また、ワーク供給装置20は、ワークWを加振するユニットを備えていないため、作業中の振動や騒音がきわめて少ない。
搬送ユニット21は、ワークを載置して搬送するユニットである。この搬送ユニット21は、循環ディスク22と、駆動部23と(図4、6参照)、落下孔24と、駆動軸25(図5、6参照)とを有している。循環ディスク22は、中央に落下孔24が形成され上面にワークWを載置した状態で回転する円板形状の部材である。この循環ディスク22には、下面側に4つの落下孔24が形成された支持板が配設されている。駆動軸25は、この支持板の中央に接続されている。駆動部23は、駆動軸25を軸回転することによって循環ディスク22を回転駆動するモータである。このワーク供給装置20では、駆動部23は、上から見て時計回りに循環ディスク22を回転駆動する。また、ワーク供給装置20では、循環ディスク22上に載置されて搬送されたワークWが各ユニットを通過できないほど多い場合、余剰のワークWが中央の落下孔24へ落下する。この搬送ユニット21では、循環ディスク22の外周側の全体に壁部が設けられており、外周側にはワークWが落下しない。
ワーク収容ユニット30は、ワークWを収容する上部が開口した箱状の部材である収容部31を有している(図5、6参照)。このワーク収容ユニット30は、搬送ユニット21の下方に配設されている。搬送ユニット21から落下したワークWは、落下孔24を通過して収容部31に収容される。収容部31には、ワーク取出ユニット33側に傾斜した傾斜壁部32(図6参照)が形成されている。ワーク収容ユニット30に落下したワークWは、傾斜壁部32に沿って滑り、ワーク取出ユニット33側に集まる。
ワーク取出ユニット33は、ワーク収容ユニット30に収容されたワークWを搬送ユニット21の循環ディスク22上に載置させるユニットである。このワーク取出ユニット33は、取出ドラム34と、駆動部35とを有している。取出ドラム34は、片側が開口した円筒状の部材であり、回転軸が水平方向とほぼ平行になるように装置本体の前方側に軸支されている。取出ドラム34には、その内側に複数のすくい部材36が配設されている。すくい部材36は、収容部31に収容されたワークWをすくい上げ、循環ディスク22上へ落下させるへら状の部材である。駆動部35は、取出ドラム34を回転駆動するモータである。
ワーク分離ユニット40は、循環ディスク22上で重なり合ったワークWの重なりを解除しワークWを1枚ずつに分離させるユニットである。ワーク分離ユニット40は、分離ローラ41と、駆動部42とを有している。分離ローラ41は、円柱状の部材である。分離ローラ41の外表面には、摩擦係数の高い材質(例えばゴムなど)が形成されている。この分離ローラ41は、搬送ユニット21の循環ディスク22との間に平板状のワークWが1枚通過可能な隙間を有するよう配置されている。駆動部42は、分離ローラ41を回転駆動するモータである。この駆動部42は、図5に示すように、ワークWの搬送方向に逆行する向きに前記分離ローラを回転させる。ワーク分離ユニット40と表裏選別ユニット50との間には、ガイド部材43が配設されている(図3、5参照)。ガイド部材43は、ワーク分離ユニット40により分離されたワークWを循環ディスク22の中央側へ導く板状部材である。ワークWは、ワーク分離ユニット40を通過すると、ガイド部材43のよって循環ディスク22の内側へ寄せられ、次の表裏選別ユニット50に1つずつ供給される(図3参照)。ガイド部材43は、多数のワークWが分離ローラ41を通過した場合、余剰のワークWを中央側の落下孔24へ落下させることにより、一定量のワークWを表裏選別ユニット50へ供給する(図3参照)。
表裏選別ユニット50は、堤防板53をワークWが乗り越えられるか否かによってワークWの表裏方向を揃えるユニットである。この表裏選別ユニット50は、堤防部51と、移動力付与部52とを有している(図2、3、6参照)。堤防部51は、堤防板53と、支持部材54(図2、6参照)と、固定部材55と(図3、6参照)を備える。堤防板53は、テーパ面18が通過可能な厚さを有しワークWの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で搬送ユニット21の循環ディスク22上に配設されている(図3参照)。テーパ面18が通過可能な厚さとは、堤防板53の上面がテーパ面の高さ以下となる厚さをいうものとする。堤防板53は、循環ディスク22の回転に伴いワークWが移動する際に、ワークWが循環ディスク22の中央に導かれるように、循環ディスク22の法線に対して傾いた向きに傾斜して固定されている。この堤防板53は、矩形状の薄板であり、上方から支柱を介して固定部材55に固定されている。堤防板53は、循環ディスク22に接触しない微少なクリアランスを有して循環ディスク22上において固定部材55に固定されている。支持部材54は、装置本体に固定されており、循環ディスク22上に覆い被さる部材である。この支持部材54の下面側に固定部材55が固定されている。堤防板53は、固定部材55及び支持部材54によって吊り下げられた状態で固定されている。この堤防部51は、2つの堤防板53を有する。堤防板53は1つでも精度高くワークWの表裏選別を行うことができるが、2つである方が選別の精度を更に高くすることができる。また、堤防板53が3つ以上では、ワークWが乗り越えられないことがあり、選別の効率が落ちることがある。堤防板53は、2つであることがより好ましい。移動力付与部52は、堤防部51上にあるワークWに対し搬送方向側へ移動力を加え、堤防部51を乗り越えてワークWを次のユニットへ移動させるものである。移動力付与部52は、ノズル56と、エア供給部57とを備えている(図6など参照)。ノズル56は、エア供給部57から供給されたエアをワークWに噴出することによってワークWに移動力を加える。この表裏選別ユニット50では、図6の下段に示すように、搬送ユニット21の循環ディスク22上にテーパ面18側が載置されると、ワークWが堤防板53を乗り越え、更にノズル56によって移動力が付与されて、次のユニットへ搬送される。一方、循環ディスク22上に平面17側が載置されると、ワークWのエッジが堤防板53のエッジに引っかかり、ワークWが堤防板53を乗り越えられずに堤防板53に導かれて循環ディスク22から脱落する。表裏選別ユニット50では、このような作用によってワークWの表裏を選別する。
整列ユニット60は、表裏選別ユニット50の下流側に配設され、搬送ユニット21上に配設された複数のガイド部材を有しており、表裏が選別されたワークWを所定間隔で整列させるユニットである。整列ユニット60は、第1ガイド部材61と、第2ガイド部材62と、第3ガイド部材63と、支持部材65とを有している(図2、3、6参照)。第1ガイド部材61は、表裏選別ユニット50で表裏が選別されたワークWを循環ディスク22の内周側に配設された第2ガイド部材62側へ導く部材である。第1ガイド部材61は、循環ディスク22の一部を覆うように循環ディスク22上に固定されている。この第1ガイド部材61は、循環ディスク22に接触しない微少なクリアランスを有して装置本体に固定されている。第2ガイド部材62は、ワークWの搬送方向に交差する方向に傾斜してワークWを導くガイド面64が形成された部材である。第2ガイド部材62は、循環ディスク22の一部を覆うように循環ディスク22上に固定されている。この第2ガイド部材62は、循環ディスク22に接触しないクリアランスを有して循環ディスク22上に吊り下げられた状態で支持部材65に固定されている。第2ガイド部材62は、表裏選別ユニット50から送られてくるワークが搬送ユニット21の循環ディスク22の一端側から循環ディスク22の他端側の途中までガイド面64が形成されている。ガイド面64は、ワークWを循環ディスク22の進行方向に微少量移動しつつ循環ディスク22の内周側から外周側に向かって導く形状に形成されている。第2ガイド部材62は、第1ガイド部材61の先端との間でワークWが1つ通過可能な位置に固定されている(図3参照)。整列ユニット60では、多数のワークWが表裏選別ユニット50から送られてきた場合、第1ガイド部材61と第2ガイド部材62との間を通過できない余剰のワークWは、第2ガイド部材62の導入部分から循環ディスク22の内側に向かって落下する。第3ガイド部材63は、第2ガイド部材62から送られたワークWを循環ディスク22の外周側に沿って次にユニットへ導く部材である。第3ガイド部材63は、循環ディスク22の一部を覆うように循環ディスク22上に固定されている。この第3ガイド部材63は、循環ディスク22に接触しない微少なクリアランスを有して装置本体に固定されている。整列ユニット60では、第2ガイド部材62のガイド面64に沿ってワークWが移動する際に、循環ディスク22の進行方向に沿って移動するワークWとの時間のギャップを生み出すことができるため、次のユニットへ送られるワークWの間隔を比較的広く且つ一定にすることができる(図3参照)。
送出ユニット70は、整列ユニット60で整列され搬送ユニット21上に載置されたワークWを下流に配設された装置(ワーク作業ロボット12)へ送り出すユニットである。送出ユニット70は、送出ノズル71と、搬送ノズル72と、ワーク載置部73と、エア供給部74と、エアシリンダ75(図4参照)と、バッファ検出部76と、ワーク検出部77と、送出通路78とを有している。送出ノズル71は、エア供給部74から供給されたエアをワークWに噴出することによってワークWに移動力を加える。送出ノズル71は、循環ディスク22上のワークWを送出通路78へ導く方向にエアを噴出する。搬送ノズル72は、送出通路78に入ったワークWにエアを噴出することによって、ワークWをワーク載置部73へ搬送するものである。搬送ノズル72には、図示しないエア供給部からエアが供給される。ワーク載置部73は、表裏が選別されたワークWをワーク作業ロボット12へ供給する部材である。ワーク載置部73は、送出通路78から送られてきたワークWを受け取る受取位置と、ワーク作業ロボット12がワークWを採取する採取位置(図3点線参照)との間でエアシリンダ75の駆動力によりスライド移動する。ワーク載置部73が採取位置へスライドすると、ワークWの載置部位が送出通路78から切り離されるので、複数のワークWがワーク載置部73に載置されてしまうのを防止することができる。エアシリンダ75は、図示しないエア供給部からエアが供給されることにより、ワーク載置部73を移動させる駆動部である。バッファ検出部76は、ワーク載置部73へ次に送られるワークWが送出通路78に存在するか否かを検出するセンサである。ワーク検出部77は、ワーク載置部73にワークWが存在するか否かを検出するセンサである。バッファ検出部76やワーク検出部77は、スイッチなど接触式のセンサとしてもよいし、光学センサなど非接触式のセンサとしてもよい。送出通路78は、直線通路であり、隙間を隔てて配置された側壁部と、上壁部とにより形成される。
制御部80は、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体を制御する。制御部80は、図4に示すように、バッファ検出部76やワーク検出部77からの検知信号などを入力ポートを介して入力する。また制御部80は、駆動部23や駆動部35、駆動部42、エア供給部57、エア供給部74、エアシリンダ75へ駆動信号などを出力ポートを介して出力する。
次に、こうして構成された本実施形態のワーク作業システム10の動作、特に、ワーク供給装置20が、平面17及びテーパ面18を有する平板状のワークWを供給する処理について説明する。図7は、制御部80のCPUにより実行されるワーク供給処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、制御部80の有する記憶部に記憶され、ワーク供給装置20の電源がオンされたのち、制御部80のCPUによって実行される。このルーチンが開始されると、制御部80は、まず、各駆動部を駆動し、各エア供給部からエアを供給させる(S100)。ワーク供給装置20では、駆動部23によって循環ディスク22が回転駆動し、駆動部35によって取出ドラム34が回転駆動し、駆動部42によって分離ローラ41が回転駆動する。また、ワーク供給装置20では、エア供給部57によってノズル56からエアが噴出され、エア供給部74によって送出ノズル71からエアが噴出され、他のエア供給部によって搬送ノズル72などからエアが噴出される。これにより、ワークWは、ワーク取出ユニット33により循環ディスク22上に送られ、ワーク分離ユニット40により1枚ずつに分離され、表裏選別ユニット50により表裏が選別され、整列ユニット60により所定間隔に整列され、送出ユニット70へ送り出される。表裏選別ユニット50では、テーパ面18が下向きに循環ディスク22へ載置されたワークWのみが堤防板53を越えることができるため、表裏が選別されたワークWのみが下流の整列ユニット60へ送られる(図6参照)。
次に、制御部80は、ワーク載置部73にワークが存在するかをワーク検出部77の検出信号に基づいて判定する(S110)。制御部80は、ワーク載置部73にワークWが検出されないときには、S100以降の処理を実行する。一方、ワーク載置部73にワークが検出されたときには、制御部80は、エアシリンダ75を駆動してワーク載置部73を採取位置へ移動させる(S120)。このとき、制御部80は、ワーク作業ロボット12へ採取可能の信号を出力する。この信号を受信したワーク作業ロボット12は、ワーク載置部73からワークWを採取する作業を実行する。S120のあと、制御部80は、送出通路78(バッファ)にワークWがあるかをバッファ検出部76の検出信号に基づいて判定する(S130)。バッファにワークが検出されないときには、制御部80は、S100での各駆動部の駆動及び各エア供給部のエア供給を継続させる(S140)。一方、バッファにワークWが検出されたときには、次のワークWが確保されているものとして、制御部80は、各駆動部の駆動を停止させ、且つ各エア供給部のエア供給も停止させる(S150)。S150のあと、又はS140のあと、制御部80は、ワーク作業ロボット12によってワーク載置部73からワークWが採取されたか否かをワーク検出部77の検出信号に基づいて判定する(S160)。ワーク載置部73からワークWが採取されていないときには、S130以降の処理を実行する。即ち、制御部80は、送出通路78に次のワークWが送られるまで装置全体を駆動し、送出通路78に次のワークWが送られると装置全体を停止させ待機する。
一方、S160でワーク載置部73からワークWが採取されると、制御部80は、ワーク載置部73をエアシリンダ75の駆動により受取位置へ移動させ(S170)、S100以降の処理を実行する。即ち、ワーク載置部73にワークWが載置されるまで各駆動部やエア供給部を駆動し、ワーク載置部73にワークWが載置されると採取位置へ移動させる。このとき、制御部80は、次のワークWが送出通路78にないときには、各駆動部やエア供給部を駆動して表裏選別したワークWを送出通路78へ送り、次のワークWが送出通路78にあると、各駆動部やエア供給部を停止させる。そして、ワーク載置部73からワークWが採取されると受取位置へ移動させるという処理を繰り返し実行する。このように、ワーク供給装置20では、ワーク載置部73がワークWを受け取り、採取位置へ移動したあと、送出通路78に次のワークWが送られると装置全体を停止し、送出通路78にワークWが多数送られて生じるワークWのつまりなどを防止するのである。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の搬送ユニット21が搬送ユニットに相当し、ワーク収容ユニット30がワーク収容ユニットに相当し、ワーク取出ユニット33がワーク取出ユニットに相当し、ワーク分離ユニット40がワーク分離ユニットに相当し、表裏選別ユニット50が表裏選別ユニットに相当し、整列ユニット60が整列ユニットに相当し、送出ユニット70が送出ユニットに相当する。また、循環ディスク22が循環ディスクに相当し、堤防部51が堤防部に相当し、堤防板53が堤防板に相当し、移動力付与部52が移動力付与部に相当し、ノズル56がノズルに相当し、ガイド面64がガイド面に相当し、第2ガイド部材62がガイド部材に相当し、分離ローラ41が分離ローラに相当し、駆動部23や駆動部35、駆動部42が各駆動部に相当する。更に、平面17が平面に相当し、テーパ面18がテーパ面に相当し、ワークWがワークに相当する。
以上説明した実施形態のワーク供給装置20では、表裏選別ユニット50によって、搬送ユニット21の循環ディスク22上にテーパ面18側が載置されたワークWが移動力を付与されて堤防板53を乗り越え、循環ディスク22上に平面17側が載置されたワークWが堤防板53に引っ掛かり搬送ユニット21から脱落することによってワークWの表裏を選別する。このワーク供給装置20では、堤防部51と移動力付与部52という簡素な構造によってワークWの表裏を揃えることができる。また、移動力付与部52は、ノズル56を有し、ワークWにエアを噴出することによって移動力を加えるため、部材の摩耗などをより抑制することができる。また、エアの噴出量によって、移動力の付与の調整をより容易に行うことができる。
また、堤防部51は、2つの堤防板53を有するため、例えば、表裏逆であるワークが偶然に1つ目の堤防板53を乗り越えてしまった場合でも、次の堤防板53に引っ掛かることによって、より確実に表裏を揃えることができる。更に、整列ユニット60では、第2ガイド部材62によって、ワークWが搬送方向に交差する方向へ一旦移動させられることから、表裏揃えたワークが所定の間隔を有して次のユニットへ送られるため、その下流側でのワークのつまりなどをより抑制することができる。更にまた、第2ガイド部材62は、表裏選別ユニット50からワークWが送られてくる循環ディスク22の一端側から循環ディスク22の他端側の途中までガイド面64が形成されているため、循環ディスク22の端部から他端側の途中までワークWが移動することにより、ワークWの間隔を調整しやすい。そして、ワーク分離ユニット40は、平板状のワークWが1枚通過可能な隙間を有するよう配置された分離ローラ41と、ワークの搬送方向に逆行する向きに分離ローラ41を回転させる駆動部42とを有しているため、分離ローラ41によって平板状のワークWをより確実に1枚づつに分離することができ、ひいては、表裏選別ユニット50で表裏をより確実に揃えることができる。
また、円板形状の循環ディスク22によりワークWを搬送するため、コンベアなど直線状にワークWを搬送するものに比してよりコンパクト化を図ることができる。更に、循環ディスク22では、中央の落下孔24か、外周側からワークが落下するのみであるので、ワーク収容ユニット30は、落下したワークWを回収しやすい。更にまた、ワーク供給装置20は、ワーク取出ユニット33、ワーク分離ユニット40、表裏選別ユニット50、整列ユニット60、送出ユニット70が循環ディスク22の円周に沿って配設されているため、例えば直線状に各ユニットを配置するものに比して、よりコンパクト化を図ることができる。そして、ワーク供給装置20は、加振するユニットを備えていないため、加振するユニットがある装置に比して、より簡素な構成とすることができる。また、騒音や振動などをより抑制することができる。
また、制御部80は、ワークWのワーク作業ロボット12による採取時に、送出通路78に次のワークWがあるときには、各駆動部やエア供給部を停止させるため、送出通路78へ多数のワークWが送り出されるのをより抑制することによって、送出通路78のワーク詰まりの発生を抑制することができる。更に、制御部80は、ワークWのワーク作業ロボット12による採取時に、送出通路78に次のワークがないときには、各駆動部やエア供給部を駆動させ、送出通路78へワークWを送り出すため、効率よくワーク作業ロボット12へワークWを供給することができる。更にまた、ワーク供給装置20では、ワーク載置部73の部品を交換するなど最小限の部品置き換えでサイズ違いのワッシャなどのワークWに対応することができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、移動力付与部52はノズル56からのエアで移動力を付与するものとしたが、ワークWに移動力を付与するものとすれば特にこれに限定されず、平板状の部材(例えば板バネ)やブラシなど物理的にワークWに接触して移動力を付与するものとしてもよい。図8は、別の移動力付与部52Bの一例を表す説明図である。図8に示すように、移動力付与部52Bは、柔軟性のある複数の板バネ56Bが回転軸の外周に固定された構造を有している。移動力付与部52Bは、この回転軸が回転することによって、堤防板53にかかったワークWへ板バネ56Bが進行方向へ移動力を付与する。このようにしても、ワークWに移動力を付与することができる。なお、図8では、2つの回転軸を有する移動力付与部52Bを示したが、回転軸は、1以上であればよい。
上述した実施形態では、表裏選別ユニット50は、堤防板53を2つ有するものとしたが、特にこれに限定されず、堤防板53を1つ有するものとしてもよいし、3以上有するものとしてもよい。堤防板53は、1つであっても、高い確率でワークWの表裏を揃えることができる。また、堤防板は、3つ以上ある場合は、移動力を十分に付与できないことがある。このため、堤防板53は、2つであることが表裏選別の確実性と移動力付与の観点から、より好ましい。
上述した実施形態では、堤防板53は、支持部材54及び固定部材55によって吊り下げられた状態でこれらに固定されているものとしたが、特にこれに限定されず、例えば、循環ディスク22側に突出した状態で装置本体に固定されるものとしてもよい。この表裏選別ユニット50によっても、ワークWの表裏選別を簡素な構造で行うことができる。
上述した実施形態では、ワーク分離ユニット40は、分離ローラ41を用いてワークWを1枚ずつに分離するものとしたが、特にこれに限定されず、例えば、図8に示した板バネや、ブラシなどを用いるものとしてもよい。なお、ワーク分離ユニット40では、ワークWを通過するクリアランスを正確に設定できるため、分離ローラ41の方がより好ましい。
上述した実施形態では、表裏選別ユニット50の下流に整列ユニット60を備えるものとしたが、これを省略してもよい。この装置では、ワークWの整列が十分でない場合があるとしても、より簡素な構成とすることはできる。また、表裏選別ユニット50の上流にワーク分離ユニット40を備えるものとしたが、これを省略してもよい。この装置では、ワークWの分離が十分でない場合があるとしても、より簡素な構成とすることはできる。また、例えば、ワークWが重なり合わないような平板状でないものである場合、ワーク分離ユニット40は省略することができる。
上述した実施形態では、ワーク取出ユニット33が取出ドラム34によってワーク収容ユニット30の収容部31から搬送ユニット21へワークWを取り出すものとしたが、収容部31からワークWを取り出して搬送ユニット21へ載置することができれば、特にこの態様に限定されない。例えば、ワークWが磁性を有する部材である場合は、電磁石により収容部31から取り出すものとしてもよい。あるいは、循環ディスク22より上方にワークWを収容するホッパを配設し、このホッパからワークWを落下させて搬送ユニット21上にワークWを載置させるものとしてもよい。
上述した実施形態では、搬送ユニット21が循環ディスク22によりワークWを搬送するものとしたが、特にこれに限定されず、直線状のコンベアによりワークWを搬送するものとしてもよい。この装置では、装置サイズが大きくなることはあるが、表裏選別ユニット50の構成はより簡素とすることができる。なお、コンパクト化や落下したワークWの下位主などを考慮すると、循環ディスク22でワークWを搬送することがより好ましい。
上述した実施形態では、送出ユニット70は、送出通路78にワークWを整列させてワーク載置部73を用いて次の装置に供給するものとしたが、特にこれに限定されず、マガジンにワークWを逐次収容させるようなユニットにしてもよい。また。送出ユニット70は、ワーク載置部73を受取位置と採取位置とでスライド移動させるものとして説明したが、特にこれに限定されず、スライド移動を省略してもよいし、ワーク載置部73を省略してもよい。ワーク作業ロボット12は、送出通路78に整列した表裏選別済みのワークWを採取するものとしてもよい。送出ユニット70は、下流側の装置に応じた態様に適宜変更することができる。
上述した実施形態では、制御部80が送出通路78に次のワークWがあるときは、装置全体を停止するものとしたが、停止させずに装置全体又は一部を駆動するものとしてもよい。装置の駆動、停止などのタイミングは、ワーク作業ロボット12の採取タイミングなど、システム全体の作業速度を考慮して適宜設定すればよい。
上述した実施形態では、平板状の平ワッシャをワークWとして説明したが、平面とテーパ面とを有していれば特にこれに限定されない。ワークWは、平板状としてもよいし、平板状でなくてもよい。図9は、別のワークW2の一例を表す説明図である。このワークW2は、一方に平面17Bを有し他方にテーパ面18Bが形成され、高さを有する分銅状の形状を有している。このワークW2においても、表裏選別ユニット50で表裏選別を行うことができる。
本開示のワーク供給装置は、ワークを供給して作業する製造分野に利用可能である。
10 ワーク作業システム、12 ワーク作業ロボット、13 搬送装置、14 作業用プレート、17,17B 平面、18,18B テーパ面、20 ワーク供給装置、21 搬送ユニット、22 循環ディスク、23 駆動部、24 落下孔、25 駆動軸、30 ワーク収容ユニット、31 収容部、32 傾斜壁部、33 ワーク取出ユニット、34 取出ドラム、35 駆動部、36 すくい部材、40 ワーク分離ユニット、41 分離ローラ、42 駆動部、43 ガイド部材、50 表裏選別ユニット、51 堤防部、52,52B 移動力付与部、53 堤防板、54 支持部材、55 固定部材、56 ノズル、56B 板バネ、57 エア供給部、60 整列ユニット、61 第1ガイド部材、62 第2ガイド部材、63 第3ガイド部材、64 ガイド面、65 支持部材、70 送出ユニット、71 送出ノズル、72 搬送ノズル、73 ワーク載置部、74 エア供給部、75 エアシリンダ、76 バッファ検出部、77 ワーク検出部、78 送出通路、80 制御部、W,W2 ワーク。

Claims (8)

  1. 平面とテーパ面とが形成されたワークを供給するワーク供給装置であって、
    ワークを載置して搬送する搬送ユニットと、
    前記テーパ面が通過可能な厚さを有し前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で前記搬送ユニット上に配設された堤防部と、前記堤防部上にある前記ワークに対し搬送方向側へ移動力を加える移動力付与部と、を有する表裏選別ユニットと
    前記表裏選別ユニットの下流側に配設され、前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜して前記ワークを導くガイド面が形成され前記搬送ユニット上に配設されたガイド部材を有する整列ユニットと、を備え、
    前記表裏選別ユニットは、前記搬送ユニット上に前記テーパ面側が載置された前記ワークが前記堤防部を乗り越え、前記搬送ユニット上に前記平面側が載置された前記ワークが前記搬送ユニットから脱落することによって前記ワークの表裏を選別する、ワーク供給装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記表裏選別ユニットから前記ワークが送られてくる前記搬送ユニットの一端側から前記搬送ユニットの他端側の途中まで前記ガイド面が形成されている、請求項に記載のワーク供給装置。
  3. 平面とテーパ面とが形成されたワークを供給するワーク供給装置であって、
    ワークを載置して搬送する搬送ユニットと、
    前記テーパ面が通過可能な厚さを有し前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で前記搬送ユニット上に配設された堤防部と、前記堤防部上にある前記ワークに対し搬送方向側へ移動力を加える移動力付与部と、を有する表裏選別ユニットと
    前記搬送ユニットとの間に平板状の前記ワークが1枚通過可能な隙間を有するよう配置された分離ローラと、前記ワークの搬送方向に逆行する向きに前記分離ローラを回転させる駆動部と、を有し、重なっている前記ワークを分離させるワーク分離ユニットと、を備え、
    前記表裏選別ユニットは、前記搬送ユニット上に前記テーパ面側が載置された前記ワークが前記堤防部を乗り越え、前記搬送ユニット上に前記平面側が載置された前記ワークが前記搬送ユニットから脱落することによって前記ワークの表裏を選別する、ワーク供給装置。
  4. 平面とテーパ面とが形成されたワークを供給するワーク供給装置であって、
    ワークを載置して搬送する搬送ユニットと、
    前記テーパ面が通過可能な厚さを有し前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で前記搬送ユニット上に配設された堤防部と、前記堤防部上にある前記ワークに対し搬送方向側へ移動力を加える移動力付与部と、を有する表裏選別ユニットと
    前記搬送ユニットの下方に配設され、前記搬送ユニットから落下した前記ワークも収容するワーク収容ユニットと、を備え、
    前記表裏選別ユニットは、前記搬送ユニット上に前記テーパ面側が載置された前記ワークが前記堤防部を乗り越え、前記搬送ユニット上に前記平面側が載置された前記ワークが前記搬送ユニットから脱落することによって前記ワークの表裏を選別し、
    前記搬送ユニットは、中央に孔が形成され上面に前記ワークを載置した状態で回転する円板形状の循環ディスクと、前記循環ディスクを回転駆動する駆動部とを有している、ワーク供給装置。
  5. 平面とテーパ面とが形成されたワークを供給するワーク供給装置であって、
    ワークを載置して搬送する搬送ユニットと、
    前記テーパ面が通過可能な厚さを有し前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で前記搬送ユニット上に配設された堤防部と、前記堤防部上にある前記ワークに対し搬送方向側へ移動力を加える移動力付与部と、を有する表裏選別ユニットと
    前記搬送ユニットの下方に配設され、前記搬送ユニットから落下した前記ワークも収容するワーク収容ユニットと、
    前記ワーク収容ユニットに収容された前記ワークを前記搬送ユニット上に載置させるワーク取出ユニットと、
    前記表裏選別ユニットの上流側に配設され、前記搬送ユニットとの間に平板状の前記ワークが1枚通過可能な隙間を有するよう配置された分離ローラと、前記ワークの搬送方向に逆行する向きに前記分離ローラを回転させる駆動部と、を有し、重なっている前記ワークを分離させるワーク分離ユニットと、
    前記表裏選別ユニットの下流側に配設され、前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜して前記ワークを導くガイド面が形成され前記搬送ユニット上に配設されたガイド部材を有する整列ユニットと、
    前記整列ユニットで整列された前記搬送ユニット上の前記ワークを下流に配設された装置へ送り出す送出ユニットと、を備え、
    前記表裏選別ユニットは、前記搬送ユニット上に前記テーパ面側が載置された前記ワークが前記堤防部を乗り越え、前記搬送ユニット上に前記平面側が載置された前記ワークが前記搬送ユニットから脱落することによって前記ワークの表裏を選別し、
    前記搬送ユニットは、中央に孔が形成され上面に前記ワークを載置した状態で回転する円板形状の循環ディスクと、前記循環ディスクを回転駆動する駆動部とを有しており、
    前記ワーク取出ユニット、前記ワーク分離ユニット、前記表裏選別ユニットと、前記整列ユニットと、前記送出ユニットとが前記循環ディスクの円周に沿って配設されている、ワーク供給装置。
  6. 平面とテーパ面とが形成されたワークを供給するワーク供給装置であって、
    ワークを載置して搬送する搬送ユニットと、
    前記テーパ面が通過可能な厚さを有し前記ワークの搬送方向に交差する方向に傾斜した状態で前記搬送ユニット上に配設された堤防部と、前記堤防部上にある前記ワークに対し搬送方向側へ移動力を加える移動力付与部と、を有する表裏選別ユニットと、を備え、
    加振するユニットを備えておらず、
    前記表裏選別ユニットは、前記搬送ユニット上に前記テーパ面側が載置された前記ワークが前記堤防部を乗り越え、前記搬送ユニット上に前記平面側が載置された前記ワークが前記搬送ユニットから脱落することによって前記ワークの表裏を選別する、ワーク供給装置。
  7. 前記移動力付与部は、ノズルを有し、前記ワークにエアを噴出することによって前記移動力を加える、請求項1~6のいずれか1項に記載のワーク供給装置。
  8. 前記堤防部は、2つの堤防板を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載のワーク供給装置。
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