JP2021115368A - 薬剤フィーダ - Google Patents
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Abstract
Description
また(図9(b),図11(b)参照)、傾斜回転体30の上面は、中央突起31を除く央部32が中央突起31や周縁部33より凹んでいて、回転容器20+30の内部空間を増加させている。
受動部材41は、回転体の外周面を環状回転体20の外周面や下面あるいは傾斜回転体30の下面に当接させて、環状回転体20と傾斜回転体30を自転容易状態で固定位置に保持する支承専用のものとなっている。
具体的には、大径部外装回転伝動部材42は、回転駆動部材51の大径部52に形成された環状溝に内側部分を収めた状態で外装されて(図11(b)参照)、環状回転体20の支承に加え環状回転体20に対して摩擦伝動による回転伝動機能も担うものとなっている(図9(b)参照)。
そのため、回転駆動機構50は、回転駆動モータ54にて回転駆動部材51を軸回転させることで、環状回転体20を比較的高速で軸回転させるとともに、傾斜回転体30を比較的低速で軸回転させるものとなっている。
第1規制部材71も、第2規制部材72も、揺動中心部が周壁11側に位置するとともに、揺動端部が環状回転体20の上端周縁部23の上に位置しているので、その上端周縁部23の上の薬剤搬送経路幅を外周側から狭めるものとなっている。
なお、細かな形状なので図示は割愛したが、薬剤が排出ガイド13によって落下排出口14へ押し出される前に慣性等で落下排出口14へ転げ落ちるのを簡便に防止するために、上端周縁部23の上面は最外周部分が僅かに盛り上がっている。
コントローラの回転制御は、低速回転から始まり、最初の薬剤の排出を検出した後、更に、予め設定された所定数の薬剤の排出を検出すると、高速回転に移行するようになっている。また、予め指定された総排出数と排出済み個数とから残数を算出するとともに、やはり指定された所定数に残数が達すると回転速度を落としたり、薬剤排出完了後に不所望な過剰落下の防止のため逆回転を行わせるようにもなっている。
そのうち、薬剤搬送経路幅の規制作業は、作業担当者が、多数の薬剤5のうちから適宜な一個を型用薬剤5aに選出して、それを型置場74に収めてから、それにリンク機構73の一端が当接するようにリンク機構73の位置を調整するという簡単なことで、遂行される。
また、薬剤のランダム投入は、やはり作業担当者が、文字通り多数の薬剤5を環状回転体20の上部開口から回転容器20+30へランダムに投入すれば良い。
そうすると、投入されたランダム収容薬剤5bは、自然に、傾斜回転体30の上面のうち下側に来ている部分の上に集まる。
そうして、周縁部33が環状回転体20の上端周縁部23よりも高くなるところまで運ばれた薬剤5は、大部分が周縁部33の傾斜に基づく滑落や転動によって上端周縁部23の上へ乗り移る。
こうして、過剰な薬剤5等がランダム収容薬剤5bに戻るので、上端周縁部23の上の薬剤搬送経路には或る程度絞り込まれて適量に近い頻度で薬剤5が送り込まれる。
そして、整列済み薬剤5cの多くは、直ちに排出ガイド13の当接側面に沿って進み、一列になって落下排出口14に送り込まれる。
こうして、総ての整列済み薬剤5cが無駄なく一列で落下排出口14に送り込まれる。落下排出口14に送り込まれた薬剤5は重力で加速されて落下速度を増すことから、先後の薬剤5の離隔距離が広がるので、その離隔距離が十分になる所に設置したフォトセンサ等で落下薬剤5を検出するといったことで、的確に、薬剤5を計数することができる。
そして、それに応じて脆い薬剤や転がり易い薬剤も取り扱うには、薬剤の損傷や過剰な転動を回避・抑制するために、薬剤と仕分け部材との当たりが和らぐようにするといった謂わば仕分け部材の繊細化や多様化が求められる。
そこで、二重回転タイプ薬剤フィーダを踏襲しつつ更に薬剤整列時の高さ規制機能を維持しつつも薬剤に対する仕分け部材の当たりは緩やかな薬剤フィーダを実現することが技術的な課題となる。
なお、上記の縦線は、仮想のものであり、既述した鉛直線が典型的であるが、環状回転体の薬剤移送機能を損なわないほど少しなら鉛直線から傾いていても良い。
従って、本発明によれば、二重回転タイプ薬剤フィーダを踏襲しつつ更に薬剤整列時の高さ規制機能を維持しつつも薬剤に対する仕分け部材の当たりは緩やかな薬剤フィーダを実現することができる。
図1〜図8に示した実施例1は、上述した解決手段1〜10(出願当初の請求項1〜10)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、筐体パネルや,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
傾斜回転体300は、概ね円盤状の丸板部310を主体としたものであり(図1(a)参照)、上面中央に既述の中央突起31を維持するとともに(図1(b)参照)、下面の中央から下方へ突き出た回転軸部370を具備している(図1(b)参照)。
この上面央部320の表面には、概ね径方向に延びる細くて浅い直線状の溝を多数並べて彫ることで並行波状凹凸321が形成されており(図では周方向を異にする3箇所)、斜面で薬剤の転動を促す機能が強化されているので、薬剤の撹拌効果や上面周縁部330への誘導効果が発揮される。
引渡部340は、取扱対象の薬剤より大きめの局所的な面取状の外下がり切欠であり、その外下がり角度が、概ね45゜程度で、概ね20゜〜30゜程度である傾斜回転体300の装着時傾斜角より大きい。そのため、傾斜回転体300が環状回転体200の中に傾斜状態で装着されても、その状態で軸回転したときに引渡部340の傾斜が水平に対して最も近づく上昇位置でも、引渡部340の外下がり角度は概ね15゜以上を維持する。このような引渡部340にも上記の並行波状凹凸321と同様の模様が形成されている。
凸部360は、引渡部340の後端側の押上部350を上面央部320より高く上方へ延長する基部361と、その上向きの凸部を引渡部340の内周側まで延伸させた延伸部362とを連ねたものであり、総ての引渡部340及び押上部350に付設しても良いが、この実施例では、一つおきに付設されている。
また、図3は、(a)が環状回転体200の上端周縁部230に係る平面図、(b)が上端周縁部230の一部に係る拡大図である。
そのため、面取232の水平からの傾きは、上端周縁部230の回転に伴って下降時(図では左方)の最大傾斜(α+β)と上昇時の(図では右方)の最小傾斜(α−β)との間で変動するが、面取232の傾斜角度αが環状回転体200の傾斜角度βより大きいので、常に外周側ほど下さがりの状態が維持されるようになっている。
その傾斜(β)は、薬剤フィーダ10の筐体内における環状回転体200の取り付け方などで個々に具現化しても良いが、傾斜(β)が小さいので、例えば、薬剤フィーダ10の筐体を取り付ける先の棚板等の上面を角度βだけ傾斜させておくといったことで、纏めて簡便に具現化することもできる。
それらの溝231は、何れも、菱形や紡錘形に近い形状の彫り込みからなり、長手方向を径方向に向けていて、径方向の両端で幅が縮み、径方向の途中で幅が拡がっており、拡幅部のところで薬剤が落ち着き易いものとなっている。また(図2(b)参照)、溝231の最深部の深さeは、上述の面取232の深さdよりも深くなっている。さらに(図2(b),図3参照)、溝231の外径寄り端部が面取232にまで及んでいるので、溝231から面取232への薬剤移動が円滑に行われるようにもなっている。
これらの溝231や面取232さらに彫り込み233は、薬剤の移動を阻害しないように、円滑面になっているが、上端周縁部230のうち溝231や面取232を除いた上面部分は、薬剤の滑り過ぎを防止するために、ブラスト加工などが施されて、粗面になっている。
第1,第2規制部材710,720は同形なので、一方710を詳述するが、第1規制部材710は、既述の第1規制部材71と同様、図では左端の揺動中心部が周壁11側に位置し、図では右端の揺動端部が環状回転体200の上端周縁部230の上方に位置し、リンク機構73の長手方向進退に応じて上端周縁部230の上の薬剤搬送経路幅を外周側から狭める横幅規制機能を発揮するものとなっている(図4(a),(b)参照)。
何れの部材610,620も、既述の仕分け部材60と同様に、排出ガイド13を含むとともに規制機構700を支持する板体に対して、装着されている。
前段垂下物612は(図5(b)参照)、複数の大玉613(図では二個の球体)を緩く連結して鎖状にしたものであり、市販のボールチェーン等で足りれば容易かつ安価に具現化できる。第1仕分け部材610では、二個の前段垂下物612が、支持部材611から上端周縁部230の薬剤搬送経路の上方へ横並び状態で垂れ下がり、通常は前段垂下物612の下端が薬剤の高さより少しだけ高くなるように上下位置が調整される。
中段垂下物622は(図5(c)参照)、複数の中玉623(図では三個の球体)を緩く連結して鎖状にしたものであるが、中玉623が小粒になり連結個数が増えている。
後段垂下物632も、やはり複数(図では手前七個と奥六個)の小玉633を緩く連結して鎖状にしたものであり、小玉633が更に小粒になり連結個数が増えている。
下限設定機構651には、目盛部材652が付設されており(図5(c)参照)、その目盛が下限設定機構651と支持部材621との間隔ひいては型用薬剤5aのサイズを示し更には手動調整機構650によって調整された第2仕分け部材620による規制高さをも示すようになっている。また、支持部材621の上下位置調整に付随して、型用薬剤5aの採寸・表示まで行われるので、第1仕分け部材610の調整の目安にもなる。
二つの前段垂下物612は、何れも上端周縁部230の薬剤搬送経路の上方に垂れ下がるが、上端周縁部230の径方向である薬剤搬送経路の横断方向に並んでいる。前段垂下物612の下端位置は、調整方針に依存するので一概には言えないが、大抵は、薬剤搬送経路上で薬剤が重なっていれば上の薬剤に対して干渉するように、薬剤より少し高くされる。大玉613が重めで薬剤の重なりが効率良く解消されるが、自由端である下端の大玉613が直ぐ上の連結部の変形によって逃げるため薬剤への衝撃は少なくて済む。
また、何れの中段垂下物622も、上端周縁部230の薬剤搬送経路の上方に位置しており、それらが薬剤搬送経路に対しては斜めに並んでいる。
そのため、中段垂下物622は、薬剤搬送経路上で薬剤が重なっていれば上の薬剤に対して中玉623が干渉して薬剤の重なりを解消する機能に加え、例えば単独で孤立した状態や斜めがかった横並び状態などでたまたま薬剤搬送経路の内周側に載っているような薬剤を剤搬送経路の中央へ戻すか傾斜回転体300へ戻すか切り分けることで薬剤搬送経路上の薬剤整列機能を強化する機能をも発揮するものとなっている。
しかも、手動調整機構650による支持部材621の高さ調整に伴って、一方の後段垂下物632の下端位置は上述の中段垂下物622の下端位置より少し低くされ、他方の後段垂下物632の下端位置は更に低くされるようになっている。
そのため、上述した大玉613を連ねた第1仕分け部材610と、中玉623を連ねた中段垂下物622と、小玉633を連ねた後段垂下物632は、それらの下端位置が玉の大小の順になっている。
板部810は、周壁11に対して、直に、或いは排出ガイド13の形成された板体を介して間接的に、上乗せ状態で着脱しうるものであり、装着状態では貫通穴811が環状回転体200や傾斜回転体300の上方に位置するとともに、筒部820が板部810から上方へ少し広がりながら突き出て、貫通穴811を上方へ伸ばすことで、薬剤の収容量を増加させるようになっている。
さらに、貫通穴811の一部に膨らみ812が形成されるとともに(図6(b)参照)、そこに連なる筒部820の該当部分にも膨らみ821が形成されていて(図6(a)参照)、傾斜回転体300の上昇部との不所望な干渉を回避するとともに、傾斜回転体300から環状回転体200へ薬剤を引き渡すことが円滑に行えるようにもなっている。
また、大蓋110は、それを閉めても傾斜回転体300等の動作状況を目視で確認できるように、透明か半透明の部材からなる。
なお、図示のように蝶番部材を薬剤フィーダ100の後方(図では右後)に設けて大蓋110を前方へ下ろすと薬剤フィーダ100が閉まり大蓋110を後方へ上げる薬剤フィーダ100が開くようにしておくと複数の薬剤フィーダ100を横に並べても使い易いが、大蓋110が他の方向へ開くようにしても良い。
薬剤落下検出手段560は、落下排出口14から下方へ延びた薬剤の落下経路に臨むフォトセンサ等からなり、環状回転体200の上端周縁部230に整列してから順に落下経路を通って逐次排出された薬剤の落下状態を検出するようになっている。
そのため、例えば薬剤排出指示が上位装置の薬剤分包機から出されたような場合、謂わば一包単位での逆転式排出動作が行われるようになっている。
また、回転容器200+300の逆回転は、環状回転体200と傾斜回転体300とを共に逆回転させるのも可能であるが、この実施例では、環状回転体200には正転を継続させ、傾斜回転体300だけ少し逆回転させるようになっている。
そして、薬剤フィーダ100を使用して多数の薬剤5を逐次送出するには、大蓋110を開け(図7(a)参照)、薬剤5の量が回転容器200+300の容量を超えない場合は容器延伸体800を装着するまでも無いが(図7(a)の右前の薬剤フィーダ100を照)、薬剤5の量が回転容器200+300の容量を超える場合は容器延伸体800を装着してから(図7(a)の左奥の薬剤フィーダ100を参照)、所要個数かそれより多めの薬剤5を回転容器200+300の中へランダム投入する(なお、薬剤5の図示は、既述した図12や図13に準ずるので、ここでは割愛した)。
規制機構700の幅規制の調整は(図4(a),(b)参照)、型用薬剤5aを型置場740に置いてから小蓋741を閉め更に止めネジ742を締めることで、型用薬剤5aが確実に固定されるうえ、型用薬剤5aのセット状態を目視で簡便に確認することができ、更に、バネ730の付勢によって二連の規制部材710,720の位置合わせも容易かつ的確になされる。
また(図5(a),(b)参照)、仕分け機構600のうち第1仕分け部材610による高さ規制の調整は、型用薬剤5aのサイズを示している目盛部材652を参照しながら手動調整を行うことで、これも容易かつ的確に済ませることができる。
当初は薬剤サイズの推定値がクリアされているので、初期動作が行われ、回転容器200+300の回転が先ず高速から始まる。もっとも、高速とは言っても、脆い薬剤5が表面等に崩れや欠けといった損傷を負うほど高速ではない。
そして、最初の薬剤が傾斜回転体300から環状回転体200へ乗り移る頃には、回転容器200+300の回転が低速になる。そのため、最初の薬剤5が割と早めに環状回転体200の上に送り込まれるが、転がり易い薬剤でも勢い余って落下排出口14へ行ってしまうといった不所望な事態には至らない。
それだけでも薬剤5が傾斜回転体300によって環状回転体200の上へ運ばれるが、凸部360の付設された引渡部340では、凸部360の基部361が加わって押上部350の高さが増しているうえ、引渡部340の内周側も凸部360の延伸部362によって高められているので、例え傾斜回転体300の回転が極めて遅くても、高い確率で薬剤5が傾斜回転体300から環状回転体200へ押し上げ移載される。
このように、前段垂下物612の所では、薬剤5の高さ規制が緩やかに行われるとともに、横幅方向への振り分けも、状況によっては、それなりに行われる。
このように、この薬剤フィーダ100では、前段垂下物612と第1規制部材710と中段垂下物622と後段垂下物632と第2規制部材720とが、薬剤の高さ規制と横幅規制との何れが主で何れが従かという相違はあるが、多くのものが両方の規制を行うので、環状回転体200の上端周縁部230の上の薬剤5は、粗密いずれの状態であっても、多段階で何度も繰り返される両規制によって、薬剤搬送経路の上で一列になる。
こうして、薬剤排出指示で指示された個数の薬剤5が薬剤フィーダ100から送り出され、一の薬剤排出指示に応じた薬剤供給が迅速かつ的確に完了する。
この場合、傾斜回転体300から環状回転体200へ薬剤5が乗り移る箇所の直ぐ後方位置から、排出ガイド13の手前までは(図5(a)参照)、環状回転体200の上端周縁部230の上の薬剤搬送経路と傾斜回転体300の上方空間とが容器延伸体800の垂下部830によって仕切られているので(図6(a)参照)、容器延伸体800の筒部820の中の薬剤5が不所望に雪崩れ込むことはなく、薬剤5は、貫通穴811の膨らみ812を通って(図6(b)参照)、少しずつ薬剤搬送経路の上に乗り込む。
一つ目は、回転容器200+300を十分な時間に亘って継続的に逆転させるものであり、この場合、環状回転体200の上に乗っていた薬剤が逆転時に仕分け機構600や規制機構700更には排出ガイド13の内周側延長面などによって環状回転体200の内側に押し込まれて傾斜回転体300の上に集まるので、それを手作業等で取り出す。
二つ目は、回転容器200+300を排出完了まで継続的に正転させるものであり、この場合、フィーダ単独使用の場合は排出薬剤を回収用容器などで回収し、分包機組込使用の場合は分包紙に封入して回収する。
上記実施例では、第2仕分け部材620の手動調整機構650や規制機構700の型置場740に、薬剤5から選出した型用薬剤5aを置いていたが、型用薬剤5aは、薬剤5から選出したものに限られる訳でなく、要部寸法が同じであれば薬剤以外の代用品であっても良い。
10…薬剤フィーダ、
11…周壁、12…搬送面ガイド、13…排出ガイド、14…落下排出口、
20…環状回転体、21…下部、22…上部、23…上端周縁部(薬剤搬送経路)、
30…傾斜回転体、31…中央突起、32…央部、33…周縁部、
20+30…回転容器、
40…支承機構、41…受動部材、
42…大径部外装回転伝動部材、43…小径部外装回転伝動部材、
50…回転駆動機構、51…回転駆動部材、
52…大径部、53…小径部、54…回転駆動モータ、
60…仕分け部材、61…基端部、62…先端部(薬剤当接部位)、63…支持部、
70…規制機構、71…第1規制部材、72…第2規制部材、
73…リンク機構、74…型置場、
100…薬剤フィーダ、
110…大蓋、
200+300…回転容器、
200…環状回転体、
201…縦線、210…下部、220…上部、
230…上端周縁部(薬剤搬送経路)、
231…溝、232…面取、233…彫り込み、
300…傾斜回転体、
310…丸板部、320…上面央部、321…並行波状凹凸、
330…上面周縁部、340…引渡部、350…押上部、351…央部延長面、
360…凸部、361…基部、362…延伸部、370…回転軸部
500…回転駆動機構、
511,512…回転駆動部材、541,542…回転駆動モータ、
550…傾斜回転体装着検出手段、560…薬剤落下検出手段、
570…コントローラ、
600…仕分け機構
610…第1仕分け部材、611…支持部材、612…前段垂下物、613…大玉、
620…第2仕分け部材(跨ぎ仕分け部材)、
621…支持部材(跨ぎ部)、622…中段垂下物(横並び垂下物)、623…中玉、
632…後段垂下物(横並び垂下物)、633…小玉、640…引き付け部材、
650…手動調整機構、651…下限設定機構、652…目盛部材、
700…規制機構、
710…第1規制部材、711…下段部分、712…上段部分、
720…第2規制部材、721…下段部分、722…上段部分、
730…バネ(付勢部材)、740…型置場、
741…小蓋(透明部材)、742…止めネジ(固定部材)、
800…容器延伸体、
810…板部、811…貫通穴、820…筒部、830…垂下部
Claims (10)
- 縦線を中心として軸回転可能な外側の環状回転体と、前記縦線から傾いた傾斜線を中心として軸回転可能な状態で前記環状回転体の内側に装備されて前記環状回転体の中空を塞ぐ傾斜回転体と、前記傾斜回転体の回転によってその上から前記環状回転体の上端周縁部の上に運ばれた固形の薬剤を前記環状回転体の回転時に整列させる仕分け部材および規制部材とを備えた薬剤フィーダであって、前記規制部材が前記環状回転体の前記上端周縁部の上の薬剤に対して横幅を規制するようになっており、前記仕分け部材が、前記環状回転体の前記上端周縁部の上方に垂れ下がっていて下端部を横に押されると変形しうる垂下物を具備していることにより前記環状回転体の前記上端周縁部の上の薬剤に対して高さを規制するようになっている、ことを特徴とする薬剤フィーダ。
- 前記垂下物が複数の球体を緩く連結したものであることを特徴とする請求項1記載の薬剤フィーダ。
- 前記垂下物が複数設けられていて前記環状回転体の径方向位置を異にしていることを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載された薬剤フィーダ。
- 前記垂下物が複数設けられていて前記環状回転体の周方向位置を異にしていることを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載された薬剤フィーダ。
- 前記垂下物のうち少なくとも一部のものが前記規制部材の横に位置している横並び垂下物になっており、前記仕分け部材が複数設けられていて、それらのうち一部の仕分け部材が又は全部の仕分け部材が前記規制部材を跨いでいる跨ぎ仕分け部材になっており、前記横並び垂下物が前記跨ぎ仕分け部材に具備されていることを特徴とする請求項3又は4の何れか一項に記載された薬剤フィーダ。
- 前記垂下物のうち少なくとも一部のものが前記規制部材の横に位置している横並び垂下物になっており、前記横並び垂下物に引き付け力を働かせる引き付け部材が前記規制部材に付設されていることを特徴とする請求項3又は4の何れか一項に記載された薬剤フィーダ。
- 複数の前記垂下物に大きさの異なるものが含まれていることを特徴とする請求項3乃至6の何れか一項に記載された薬剤フィーダ。
- 前記垂下物のうち大きいものは小さいものより下端位置が高くなっていることを特徴とする請求項7記載の薬剤フィーダ。
- 前記仕分け部材による規制高さを手動操作にて可変調整しうる手動調整機構と、その調整範囲の下限を前記薬剤またはその代用品の挟持にて機械的に設定しうる下限設定機構とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載された薬剤フィーダ。
- 前記手動調整機構によって調整された前記仕分け部材による規制高さを示す目盛部材が設けられていることを特徴とする請求項9記載の薬剤フィーダ。
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- 2020-01-29 JP JP2020012231A patent/JP7337382B2/ja active Active
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