JP2002365012A - 磁歪型計測装置 - Google Patents

磁歪型計測装置

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JP2002365012A
JP2002365012A JP2001171387A JP2001171387A JP2002365012A JP 2002365012 A JP2002365012 A JP 2002365012A JP 2001171387 A JP2001171387 A JP 2001171387A JP 2001171387 A JP2001171387 A JP 2001171387A JP 2002365012 A JP2002365012 A JP 2002365012A
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roll
support shaft
fixed
measuring device
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Koji Morimura
浩司 森村
Masashi Yoshikawa
雅司 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動する物体の内部応力や表面形状等を容易
かつ精度よく測定することを目的とする。 【解決手段】 磁歪型計測装置1は、搬送される板材S
の内部応力や表面形状等を測定可能なものである。磁歪
型計測装置1は、板材の搬送方向と略直交するように配
置される支持軸2と、支持軸2に軸受8を介して回転自
在に支持されており、板材Sの表面に接触させる回転ロ
ール7と、支持軸2に固定されており、板材Sに対して
非接触となる固定ロール6と、板材Sの表面と対向する
ように、固定ロール6のリセス部6a内に収容された磁
歪型検出ユニット10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁歪型計測装置に
関し、特に、圧延ライン上を搬送される板材といった各
種物体の内部応力や表面形状等を測定するのに好適な磁
歪型計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示すような磁歪型計測
装置が知られている。同図に示す磁歪型計測装置100
は、それぞれ略コの字状(門形状)を呈する励磁用コア
101と、検出用コア102とを備える。励磁用コア1
01には、励磁用コイル103が巻回されている。励磁
用コイル103には、交流電源105から所定周波数の
交流電圧が印加される。また、検出用コア102には、
検出用コイル104が巻回されている。検出用コイル1
04は、交流電源105によって駆動される同期整流回
路106に接続されている。
【0003】図6に示すように、励磁用コア101と検
出用コア102とは、筐体107の内部に収容され、励
磁用コイル103と検出用コイル104とが非接触で交
差するように位置決めされている。そして、励磁用コア
101の各下端面と、検出用コア102の各下端面と
は、筐体107の下端部から微小距離δだけ内方(上
方)に位置する。
【0004】このように構成された磁歪型計測装置10
0によって例えば加工中の鋼材等の残留応力を測定する
ような場合は、まず、筐体107の下端面を検査対象物
の表面と当接させる。この状態で、交流電源105から
各励磁用コイル103に交流電圧を印加すると、検査対
象物の内部に渦電流が発生する。そして、検査対象物の
内部に残留応力が生じていると、渦電流によって生じた
磁力線が変化し、その変化に伴って検出用コイル104
に電流が流れることになる。そして、検出用コイル10
4からによって検出された磁気歪の変動量が、同期整流
回路106を介して表示装置108上に表示されること
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
磁歪型計測装置を用いれば、定置状態の物体の内部応力
や表面形状等を容易に計測することができる。しかしな
がら、上述したような磁歪型計測装置を、例えば、圧延
ライン上を搬送される板材(ストリップ)のような、移
動する物体に適用した場合、次のような問題が発生して
しまう。
【0006】すなわち、圧延ラインの場合を例にとれ
ば、図7に示すように、板材Sは、高速で搬送されこと
から、上下に振動してしまう(ばたついてしまう)。こ
のため、板材Sとの干渉を避けるため、磁歪型計測装置
100の筐体の下端面と、測定対象である板材Sとの間
の間隔Dを、ある程度大きくしておく必要がある。しか
しながら、磁歪型計測装置の精度は、測定対象との間隔
Dが大きくなればなるほど悪化してしまう。また、測定
対象である板材Sは、移動中に上下に振動することか
ら、磁歪型計測装置100(筐体)の下端面と、測定対
象である板材Sとの間の間隔D自体も変動してしまう。
従って、移動する物体に対して、上述したような従来の
磁歪型計測装置を適用した場合、磁歪型計測装置と測定
対象物との間の間隔が大きいこと、および、当該間隔が
変動することに起因して、対象物の内部応力や表面形状
の測定精度が悪化してしまう。一方、磁歪型計測装置を
ロールに組込み、両者を一体的に回転させれば間隔Dを
安定的にゼロに保つことができる。しかしながら、この
場合、ロールが1回転する間に、磁歪型計測装置の個数
分の計測が断片的に行なわれるのみであり、連続的な計
測は困難となる。また、計測精度はロールの回転数に依
存してしまう。
【0007】そこで、本発明は、移動する物体の内部応
力や表面形状等を容易かつ精度よく測定可能とする磁歪
型計測装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による磁歪型計測装置は、移動する物体の内部応力や表
面形状等を測定可能な磁歪型計測装置において、物体の
移動方向と略直交するように配置される支持軸と、支持
軸に回転自在に支持されており、物体の表面に接触させ
る回転ロールと、支持軸に固定されており、物体に対し
て非接触となる固定ロールと、物体の表面と対向するよ
うに、固定ロールに収容された磁歪型検出ユニットとを
備えることを特徴とする。
【0009】この磁歪型計測装置は、例えば、圧延ライ
ンにおける板材(ストリップ)のような、移動する物体
の内部応力や表面形状等を測定する際に用いると好適な
ものである。この磁歪型計測装置は、支持軸、回転ロー
ル、及び、固定ロールを備える。支持軸は、測定対象と
なる物体の移動方向と略直交するように、当該物体の上
方又は下方に配置される。回転ロールは、軸受等を介し
て支持軸に取り付けられており、支持軸に対して回転自
在である。
【0010】一方、固定ロールは、回転ロールよりも僅
かに小さい外径を有し、測定対象となる物体に対して非
接触となる。そして、固定ロールは、回転ロールと隣り
合せになるように支持軸に固定される。また、固定ロー
ルには、所定のリセス部が形成されており、このリセス
部内には、物体の表面と対向させることができるように
磁歪型検出ユニットが収容される。磁歪型検出ユニット
は、励磁用コイルおよび検出用コイル等からなり、励磁
用コイルを介して物体内部に磁力線を発生させると共
に、磁力線の変化を検出用コイルによって検出するもの
である。
【0011】このように構成された磁歪型計測装置を用
いて、移動する物体の内部応力や表面形状等を計測する
に際しては、測定対象となる物体の表面と、固定ロール
に収容されている磁歪型検出ユニットとを対向させると
共に、回転ロールを測定対象となる物体の表面に接触さ
せる。この状態から、物体を移動させ、磁歪型検出ユニ
ットによる計測を開始すると、回転ロールは、物体の移
動に伴って支持軸の周りに回転する。これに対して、固
定ロールは、測定対象である物体と接触して回転する回
転ロールよりも僅かに小さい外径を有することから、移
動する物体に対して接触することはなく、また、支持軸
に対して位置決めされた状態に維持される。
【0012】これにより、固定ロールに収容されている
磁歪型検出ユニットと測定対象となる物体との間隔を略
一定に保つことが可能となる。また、回転ロールと固定
ロールとの外径差をできるだけ小さくしておけば、磁歪
型検出ユニットと測定対象となる物体との間隔を極めて
小さくすることができる。更に、回転ロールによって物
体の振動を抑制することも可能となる。従って、この磁
歪型計測装置を用いれば、移動する物体の内部応力や表
面形状等を容易かつ精度よく測定することができる。
【0013】また、支持軸は、物体に対して位置調整可
能であると好ましい。
【0014】このような構成を採用すれば、測定対象と
なる物体に対して、無理な力を加えることなく、回転ロ
ールや固定ロール(磁歪型検出ユニット)を位置決めす
ることが可能となる。
【0015】更に、固定ロールの両側には、回転ロール
が各1体ずつ配置されていると好ましい。
【0016】このような構成のもとでは、固定ロールの
両側で、各回転ロールが測定対象となる物体と接触する
ことから、物体の振動を効果的に抑制可能となると共
に、固定ロールに収容されている磁歪型検出ユニットと
測定対象となる物体との間隔の変動を極めて効果的に抑
制可能となる。
【0017】また、磁歪型検出ユニットを収容する固定
ロールを複数備えると好ましい。
【0018】このような構成を採用すれば、支持軸の軸
方向における物体の応力分布や形状変化の度合い等を容
易かつ精度よく計測可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による磁
歪型計測装置の好適な実施形態について詳細に説明す
る。
【0020】図1は、本発明による磁歪型計測装置を示
す斜視図であり、図2は、図1におけるII−II線につい
ての断面図である。これらの図面に示す磁歪型計測装置
1は、板材(ストリップ)Sを圧延する圧延ラインRL
に組み込まれものとして構成されている。すなわち、磁
歪型計測装置1は、圧延ラインRLのテンションレベラ
やロールレベラ(何れも図示省略)の出入口等に配置さ
れ、板材Sに内在する残留応力(内部応力)、板材Sの
幅方向(搬送方向と直交する方向)における応力分布
(表面形状)等を計測するために用いられる。
【0021】図1及び図2に示すように、磁歪型計測装
置1は、支持軸2を有する。この支持軸2は、圧延ライ
ンRLの所定箇所の両側に設置された一対の架台3によ
って、板材Sの上方に位置すると共に、板材Sの搬送方
向(移動方向)と略直交するように支持されている。架
台3は、支持軸2を垂直方向に位置調整自在に支持して
いる。すなわち、各架台3の内側には、垂直ガイド部3
aが形成されており、各垂直ガイド部3aには、支持ブ
ロック4が摺動自在に配置されている。また、各支持ブ
ロック4の下部には、スクリュジャッキ5の一端が接続
されている。そして、支持軸2の両端部は、各支持ブロ
ック4に固定されている。これにより、各スクリュジャ
ッキ5を操作すれば、支持軸2と板材Sとの間の距離を
調整することができる。
【0022】また、支持軸2の略中央部には、短尺の固
定ロール6が固定されている。固尺ロールは、セラミッ
ク、樹脂、ラバー等の非磁性体によって円筒状に形成さ
れており、支持軸2に対して溶接またはキーを介して固
定される。また、固定ロール6は、支持軸2を挿通させ
る孔部と連なるように、鉛直下方かつ径方向に開口され
たリセス部6aを有する。そして、支持軸2には、固定
ロール6を固定させた際にリセス部6aと連なる凹部2
aが形成されている。これらリセス部6aと凹部2aと
によって画成される領域には、図2及び図3に示すよう
に、磁歪型検出ユニット10が収容されている。
【0023】磁歪型検出ユニット10は、図2等に示す
ように、それぞれ略コの字状(門形状)を呈する励磁用
コア11と、検出用コア12とを備える。励磁用コア1
1には、励磁用コイル13が巻回されている。励磁用コ
イル13は、配線を介して外部に設けられた交流電源1
5と接続されている。また、検出用コア12には、検出
用コイル14が巻回されている。検出用コイル14は、
配線を介して、交流電源15によって駆動される外部の
同期整流回路16に接続されている。
【0024】励磁用コイル13と交流電源15とを結ぶ
各配線、及び、検出用コイル14と同期整流回路16と
を結ぶ各配線は、いずれも支持軸2の中心軸に沿うよう
に形成された孔部2bを介して、支持軸2の外部に引き
出される。また、同期整流回路16は、制御装置17に
接続されている。制御装置17は、磁歪型検出ユニット
10の検出信号を演算処理する演算処理部、及び、演算
処理部の処理結果を表示させるモニタ等を含む。これに
より、交流電源15から励磁用コイル13に交流電圧を
印加して板材Sの内部に渦電流を発生させると、板材S
の内部の応力により、渦電流の磁力線が変化し、その変
化に伴って検出用コイル14に電流が流れることにな
る。そして、制御装置17は、検出用コイル14に流れ
た電流の値を演算処理した上で、計測結果をモニタ上に
表示させる。
【0025】図2及び図3に示すように、励磁用コア1
1と検出用コア12とは、励磁用コイル13と検出用コ
イル14とが非接触で交差するように、固定ロール6の
リセス部6aにスペーサを介してそれぞれ固定されてい
る。この際、励磁用コア11の2つの下端面と、検出用
コア12の2つの下端面とは、固定ロール6の下部と接
する水平面と略同一レベルに位置し、板材Sと対向する
ことになる。
【0026】更に、支持軸2には、固定ロール6を挟み
付けるように(固定ロール6の両隣に)2体の回転ロー
ル7が取り付けられている。各回転ロール7は、セラミ
ック等の非磁性材料によって、固定ロール6よりも外径
がわずかに大きい円筒状に形成されている。各回転ロー
ル7は、中心軸に沿う孔部に装着された軸受8を介し
て、支持軸2に回転自在に支持される。また、支持軸2
には、各回転ロール7の外側の端面(固定ロール6と対
向しない側の端面)を押さえ付けるストッパ9が固定さ
れている。これにより、支持軸2の軸方向における各回
転ロール7の移動が規制される。
【0027】なお、各回転ロール7の外側の端面間にお
ける長さ(固定ロール6の全長と各回転ロール7の全長
とを合わせた長さ)は、測定対象となる板材Sの全幅と
略同一に設定すると好ましい。また、磁歪型検出ユニッ
ト10は、励磁用コア11の各下端面と、検出用コア1
2の各下端面とが、回転ロール7の下部と接する水平面
よりも下方に吐出しないように、固定ロール6内に収容
される。
【0028】このように構成された磁歪型計測装置1を
用いて、圧延ラインRL上を搬送される板材Sに内在す
る残留応力や表面形状等を計測するに際しては、各スク
リュジャッキ5を操作しながら支持軸2を移動させ、固
定ロール6に収容されている磁歪型検出ユニット10
(励磁用コア11および検出用コア12の各下端面)が
板材Sと対向する状態で、各回転ロール7を測定対象と
なる板材Sの表面(上面)に接触させる。このように、
支持軸2を板材Sの表面に対して位置調整可能に構成し
ておくことにより、測定対象となる板材Sに対して、無
理な力を加えることなく、固定ロール6(磁歪型検出ユ
ニット10)や回転ロール7を位置決めすることが可能
となる。
【0029】ここで、上述したように、固定ロール6の
外径は、各回転ロール7の外径よりも僅かに小さい。従
って、各回転ロール7と測定対象となる板材Sの表面
(上面)とが接触する状態では、固定ロール6と板材S
の表面と間には、隙間が形成され、固定ロール6に収容
された磁歪型検出ユニット10(励磁用コア11および
検出用コア12の各下端面)と板材Sの表面との間に
は、微小な間隔dが形成される。
【0030】この状態から、板材Sの搬送を開始させる
と共に、交流電源15から磁歪型検出ユニット10の励
磁用コア11(励磁用コイル13)に交流電圧を印加し
て、計測を開始すると、各回転ロール7は、板材Sの移
動に伴って支持軸2の周りに回転し、これにより、図3
に示すように、各回転ロール7によって板材Sの振動が
抑制されることになる。一方、固定ロール6は、測定対
象である板材Sと接触して回転する各回転ロール7より
も僅かに小さい外径を有することから、移動する板材S
に対して、依然として接触することはなく、支持軸2に
対して位置決めされた状態に維持される。従って、固定
ロール6に収容された磁歪型検出ユニット10(励磁用
コア11および検出用コア12の各下端面)と板材Sの
表面との間の微小な間隔dは板材Sの移動開始前と略同
一に保たれる。
【0031】このように、磁歪型計測装置1によれば、
計測作業中に、固定ロール6に収容されている磁歪型検
出ユニット10と測定対象となる板材Sとの間隔dを略
一定に保つことが可能である。そして、固定ロール6と
回転ロール7との外径差をできるだけ小さくしておけこ
とにより、磁歪型検出ユニット10と測定対象となる板
材Sとの間隔dを極めて小さくすることができる。従っ
て、磁歪型計測装置1を用いれば、移動する板材Sの残
留応力(内部応力)や表面形状等を容易かつ精度よく測
定することが可能となる。
【0032】また、固定ロール6の両側に回転ロール7
を各1体ずつ配置しておくことにより、固定ロール6の
両側で、各回転ロール7が測定対象となる板材Sと接触
することから、搬送される板材Sの振動を効果的に抑制
可能となる。従って、固定ロール6に収容されている磁
歪型検出ユニット10と測定対象となる板材Sとの間隔
dの変動を極めて効果的に抑制可能となる。
【0033】なお、上述した磁歪型計測装置1について
は、支持軸2が板材Sの上方に配置されるものとして説
明したが、これに限られるものではない。すなわち、図
4に示す例のように、支持軸2を板材Sの下方に配置し
て、各回転ロール7を板材Sの下面と接触させてもよ
い。このような構成を採用しても、移動する板材Sの残
留応力や表面形状等を容易かつ精度よく測定することが
可能となる。
【0034】また、図5に示すように、磁歪型検出ユニ
ット10を収容する固定ロール6を複数備えると好まし
い。同図に示す磁歪型計測装置1Aの支持軸2には、複
数(計4体)の回転ロール7が軸受8を介して取り付け
られると共に、各回転ロール7の間に位置するように、
複数(計3体)の固定ロール6が固定されている。そし
て、各固定ロール6は、それぞれリセス部6aを有し、
各リセス部6aには、磁歪型検出ユニット10が各1体
ずつ収容されている。このように構成された磁歪型計測
装置1によれば、支持軸2の軸方向(板幅方向)におけ
る板材Sの応力分布や形状変化の度合い等を容易かつ精
度よく計測可能となる。
【0035】
【発明の効果】本発明による磁歪型計測装置は、以上説
明したように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、本発明による磁歪型計測装置は、移動す
る物体の内部応力や表面形状等を測定可能な磁歪型計測
装置であって、物体の移動方向と略直交するように配置
される支持軸と、支持軸に回転自在に支持されており、
物体の表面に接触させる回転ロールと、支持軸に固定さ
れており、測定対象となる物体に対して非接触となる固
定ロールと、物体の表面と対向するように、固定ロール
に収容された磁歪型検出ユニットとを備えるものであ
る。従って、このように構成された磁歪型計測装置を用
いれば、磁歪型検出ユニットと移動する物体との間の間
隔を略一定かつ極小に保つことが可能となるので、移動
する物体の内部応力や表面形状等を容易かつ精度よく測
定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁歪型計測装置を示す斜視図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線についての断面図であ
る。
【図3】本発明による磁歪型計測装置の計測状態を示す
断面図である。
【図4】本発明による磁歪型計測装置の他の態様を説明
するための断面図である。
【図5】本発明による磁歪型計測装置の他の実施形態を
示す断面図である。
【図6】従来の磁歪型計測装置を示す概略構成図であ
る。
【図7】従来の磁歪型計測装置を用いて、移動する物体
の内部応力等を計測する状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,1A…磁歪型計測装置、2…支持軸、2a…凹部、
3…架台、4…支持ブロック、5…スクリュジャッキ、
6a…リセス部、6…固定ロール、7…回転ロール、8
…軸受、9…ストッパ、10…磁歪型検出ユニット、1
1…励磁用コア、12…検出用コア、13…励磁用コイ
ル、14…検出用コイル、15…交流電源、16…同期
整流回路、17…制御装置、RL…圧延ライン、S…板
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA41 BA23 BC05 CA09 DA05 DB03 DD01 GA56 KA01 KA04 2G053 AA19 AB09 AB21 BA03 BA15 BB03 BB11 BC02 CA03 DB14 DB23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する物体の内部応力や表面形状等を
    測定可能な磁歪型計測装置において、 前記物体の移動方向と略直交するように配置される支持
    軸と、 前記支持軸に回転自在に支持されており、前記物体の表
    面に接触させる回転ロールと、 前記支持軸に固定されており、前記物体に対して非接触
    となる固定ロールと、 前記物体の表面と対向するように、前記固定ロールに収
    容された磁歪型検出ユニットとを備えることを特徴とす
    る磁歪型計測装置。
  2. 【請求項2】 前記支持軸は、前記物体に対して位置調
    整可能であることを特徴とする請求項1に記載の磁歪型
    計測装置。
  3. 【請求項3】 前記固定ロールの両側には、前記回転ロ
    ールが各1体ずつ配置されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の磁歪型計測装置。
  4. 【請求項4】 前記磁歪型検出ユニットを収容する前記
    固定ロールを複数備えることを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の磁歪型計測装置。
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