JPH1164265A - き裂測定装置 - Google Patents

き裂測定装置

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JPH1164265A
JPH1164265A JP22510097A JP22510097A JPH1164265A JP H1164265 A JPH1164265 A JP H1164265A JP 22510097 A JP22510097 A JP 22510097A JP 22510097 A JP22510097 A JP 22510097A JP H1164265 A JPH1164265 A JP H1164265A
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JP
Japan
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crack
coil
permanent magnet
contact needle
contact
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Withdrawn
Application number
JP22510097A
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English (en)
Inventor
Shoichi Fujiwara
祥一 藤原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動的に測定面の錆などを除去することが出来
るとともに、測定値の信頼性を向上することが出来る装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】磁心入りコイル3と、先端を円錐状にした
接触針7を固着した永久磁石5と、上記磁心入りコイル
3と永久磁石5との間に挿着した絶縁シート4と、永久
磁石5を押し上げるコイルばね6と、交流および直流電
源19と、切替スイッチ18と、処理装置16と、指示
計17からなる計測装置15を備え、前記計測装置15
は、(a)管内面の錆などにより、接触不良を起こした
場合には、交流電源から、磁心入りコイル3に交流電流
を流し、接触針7を固着した永久磁石5を振動させて錆
などを除去するとともに、(b)き裂測定時には、直流
電源から、外側の接触針に直流定電流を流し、内側の接
触針から電圧を検出し、この電圧値を処理して指示計1
7き裂の深さを表示することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器の細管等
の非破壊検査用き裂測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図3〜図5に示す。図3
は、従来の検出器の説明図(1)、図4は、従来の検出
器の説明図(2)、図5は、従来の検出器の説明図
(3)である。
【0003】電気抵抗法は、欠陥(き裂)の周辺に電流
を流して電場を形成し、電場の乱れ方からき裂の形状を
検出するものである。き裂を横切って流れる電流は、き
裂により電流が妨げられ、抵抗値はき裂の深さに比例す
る。
【0004】例えば、図5のように披検体40におい
て、き裂41を挟んだ等間隔(a)の4本の接触針
(A)(B)(C)(D)を、き裂と直角に当て、外側
の2本の接触針(A)(D)から一定の直流電流42を
流し、内側の2本の接触針(B)(C)で電位差を測定
する。
【0005】き裂41が存在しないときの健全部の測定
電圧V0 を測定し、き裂41がある場合の電圧値Vとの
比V/V0 を算出する。このV/V0 から、図4を用い
てd/aを求め、き裂41の深さdを推定することがで
きる(き裂41の深さdを非破壊的に求めることが出来
る)。
【0006】図3は従来の検出器31の説明図で、接触
針32は一定間隔(a)に設けられている。また、接触
針32をコイルばね35で押圧しているため、披検体4
0に凹凸面が存在しても、4本の接触針32がそれぞれ
完全に接触するようになっている。
【0007】測定時には、図3の接触針32と図4の披
検体40との接触不良を除くために、披検体40の表面
を研磨し、上記検出器31を披検体40に手動で押しつ
けて、き裂を測定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
は、次のような問題がある。 (1)測定時に、図3の接触針32と図4の披検体40
との接触不良を除くために、披検体40の表面を研磨す
ることが必要であった。 (2)測定時に、検出器31を披検体40に手動で押し
つけて、き裂を測定することが必要であった。 本発明は、これらの問題を解決することができる装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)本発明に係るき裂測定装置は、熱交換器
などの細管の欠陥を非破壊的に検出するき裂測定装置に
おいて、(A)磁心2にコイルを巻き付けた磁心入りコ
イル3と、(B)先端を円錐状にした接触針7を固着し
た永久磁石5と、(C)上記磁心入りコイル3と永久磁
石5との間に挿着した絶縁シート4と、(D)永久磁石
5を押し上げるコイルばね6と、(E)交流および直流
電源19と、切替スイッチ18と、処理装置16と、指
示計17からなる計測装置15を備え、(F)前記計測
装置15は、(a)管内面の錆などにより、接触不良を
起こした場合には、交流電源から、磁心入りコイル3に
交流電流を流し、接触針7を固着した永久磁石5を振動
させて錆などを除去するとともに、(b)き裂測定時に
は、直流電源から、外側の接触針に直流定電流を流し、
内側の接触針から電圧を検出し、この電圧値を処理して
指示計17にき裂の深さを表示することを特徴とする。
【0010】したがって、次のように作用する。本発明
のき裂測定装置(検出器)1には、図1に示すように、
接触針7を作動させるための磁心入りコイル3と、接触
針7を固着した永久磁石5と、コイルばね6がある。
【0011】き裂測定時には、上記き裂測定装置(検出
器)1を管内に挿入し、図5のようにき裂41を挟んだ
位置で停止させる。管内面の錆などにより、接触不良を
起こした場合には、磁心入りコイル3に交流電流を流
し、接触針7を固着した永久磁石5を振動させる。
【0012】この振動により、接触針7の先端が接触し
ている披検体40の表面を連打し、錆などが除去され
る。続いて接触針7を固着した永久磁石5が披検体40
の測定面に押圧する方向に磁心入りコイル3に直流電流
を流し、4本の接触針7をそれぞれ押しつける。
【0013】測定時には、図5に示すように、外側の接
触針7(A)(D)に直流定電流を流し、内側の接触針
7(B)(C)から電圧を検出し、この電圧値を処理し
て指示計17き裂の深さを表示する。
【0014】以上説明したように、本発明のき裂測定装
置は、(a)磁心入りコイル3と、先端を円錐状にした
接触針7を固着した永久磁石5を近接させ、(b)上記
磁心入りコイル3に交流電流を流し、接触針7を連打さ
せ、自動的に測定面の錆などを除去すると共に、(c)
上記磁心入りコイル3に直流電流を流し、接触針7を測
定面に押圧し、測定することが出来るため、測定値の信
頼性を向上することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
〜図2に示す。図1は、第1の実施の形態に係るき裂測
定装置の説明図、図2は、第1の実施の形態に係るき裂
測定装置のブロック図である。
【0016】図1に示すように、ケーシング11には円
筒状の収納部が等間隔に設けられており、上方には磁心
入りコイル3が固定され、この磁心入りコイル3には図
2の交流および直流電源19から交流、または直流が、
図1に示すリード線9aを介して供給される。
【0017】磁心入りコイル3の下には絶縁シート4を
介して接触針7を固定した永久磁石5があり、永久磁石
5の下方には接触針7を中心とした位置にコイルばね6
を固定し、永久磁石5を押し上げている。
【0018】コイルばね6の下端にはリード線9bを接
続しており、このリード線9bは溝10bを通りケーブ
ル13を介して処理装置16に接続されている。また、
交流、直流の切替え、あるいは計測時の切替えは切替ス
イッチ18で行う。
【0019】き裂測定時には、前記のように検出器1に
設けた接触針7の(B)(C)間にき裂を挟む位置まで
上記検出器1を管内に挿入する。次に、接触針7が披検
体40に押圧する方向に電源部から磁心入りコイル3に
直流電流を流し、接触針7の(A)(D)に直流定電流
を流すと、接触針7の(B)(C)間に、き裂深さdに
対応した電位差が生じる。
【0020】この電位差を処理装置16で増幅し、計算
処理して、き裂深さdを指示計17で表示させる。測定
時に、例えば出力電圧の指示が0V,あるいは不安定に
なる場合の原因は、接触針7と披検体40間の接触不良
のためである。
【0021】その場合には、磁心入りコイル3に適切な
周波数の交流電流を流すと、絶縁シート4を介して永久
磁石5が振動するため、上記永久磁石5に固着した接触
針7の先端が測定面を連打し、測定面の錆なとが除去さ
れる。なお、接触針7が押圧する時の反力は、検出器1
の上蓋12と、管内面で持たせている。
【0022】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)管内面の錆などにより、接触不良を起こした場合
には、磁心入りコイル3に交流電流を流し、接触針7を
連打させ、自動的に測定面の錆などを除去することが出
来る。 (2)測定時には、磁心入りコイル3に直流電流を流
し、接触針7を測定面に押圧し、測定することが出来る
ため、測定値の信頼性が向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るき裂測定装置
の説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るき裂測定装置
のブロック図。
【図3】従来の検出器の説明図(1)。
【図4】従来の検出器の説明図(2)。
【図5】従来の検出器の説明図(3)。
【符号の説明】
1、31…き裂測定装置(検出器) 2 …磁心 3 …磁心入りコイル 4 …絶縁シート 5 …永久磁石 6、35…コイルばね 7、32…接触針 8 …永久磁石収納部 9、36…リード線 10…溝 11、33…ケーシング 12、34…上蓋 13…ケーブル 14…細管 15、37…計測装置 16…処理装置 17、38…指示計 18…切替スイッチ 19…交流、直流電源 39…直流電源 40…披検体 41…き裂 42…直流電流

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器などの細管の欠陥を非破壊的に検
    出するき裂測定装置において、(A)磁心(2)にコイ
    ルを巻き付けた磁心入りコイル(3)と、(B)先端を
    円錐状にした接触針(7)を固着した永久磁石(5)
    と、(C)上記磁心入りコイル(3)と永久磁石(5)
    との間に挿着した絶縁シート(4)と、(D)永久磁石
    (5)を押し上げるコイルばね(6)と、(E)交流お
    よび直流電源(19)と、切替スイッチ(18)と、処
    理装置(16)と、指示計(17)からなる計測装置
    (15)を備え、(F)前記計測装置(15)は、 (a)管内面の錆などにより、接触不良を起こした場合
    には、交流電源から、磁心入りコイル(3)に交流電流
    を流し、接触針(7)を固着した永久磁石(5)を振動
    させて錆などを除去するとともに、 (b)き裂測定時には、直流電源から、外側の接触針に
    直流定電流を流し、内側の接触針から電圧を検出し、こ
    の電圧値を処理して指示計(17)にき裂の深さを表示
    することを特徴とするき裂測定装置。
JP22510097A 1997-08-21 1997-08-21 き裂測定装置 Withdrawn JPH1164265A (ja)

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JPH1164265A true JPH1164265A (ja) 1999-03-05

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ID=16823991

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JP22510097A Withdrawn JPH1164265A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 き裂測定装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201150A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Kurita Water Ind Ltd 水管の電気抵抗測定方法及び装置
JP2008534980A (ja) * 2005-04-05 2008-08-28 ホルン、ハラルド 鋼構造の状態を測定する方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006201150A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Kurita Water Ind Ltd 水管の電気抵抗測定方法及び装置
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Effective date: 20041102