JP2002214202A - 渦流探傷用プローブ - Google Patents

渦流探傷用プローブ

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JP2002214202A JP2001008296A JP2001008296A JP2002214202A JP 2002214202 A JP2002214202 A JP 2002214202A JP 2001008296 A JP2001008296 A JP 2001008296A JP 2001008296 A JP2001008296 A JP 2001008296A JP 2002214202 A JP2002214202 A JP 2002214202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出コイルの出力にリフトオフによるノイズ
成分を殆ど含まない渦流探傷用プローブを提供する。 【解決手段】 円環状の環状部材11の外周に周設され
た溝12内に巻き線13を巻回して励磁コイル1を構成
し、三角板状の三角部材21の外周に周設された溝22
内に巻き線23を巻回して検出コイル2を構成する。検
出コイル2の一辺を、励磁コイル1の内側に、励磁コイ
ル1の直径方向に渡し、該一辺の対向頂点を、励磁コイ
ル1から離隔して配し、検出コイル2を励磁コイル1に
対して直交させる。前記対向頂点と逆側の励磁コイル1
の側面を探傷面として、対象物Tの表面に対向させて使
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励磁コイルと検出
コイルとを有し、導電性の対象物の表面傷の検出に用い
られる渦流探傷用プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】金属等の導電性の材料及び製品等の表面
傷を検出するために、渦流探傷用プローブが用いられて
いる。図10は、従来の一般的な渦流探傷用プローブの
構成の概略を示す模式図である。従来の一般的な渦流探
傷用プローブは、円環状の励磁コイル1と、該励磁コイ
ル1と同径の円環状の検出コイル2とを備え、該励磁コ
イル1及び検出コイル2を平行に配してあり、検出コイ
ル2の励磁コイル1と逆側の面を探傷面としてある。こ
のような渦流探傷用プローブを使用するときには、導電
性の材料及び製品等の対象物Tの表面と前記探傷面とを
適宜距離離隔させて対向させ、対象物Tの表面に対して
前記励磁コイル1の中心軸が略直交するように励磁コイ
ル1及び検出コイル2を配し、励磁コイル1に交流電流
を通流する。この結果、励磁コイル1の周囲には交流磁
界が発生し、該交流磁界によって対象物Tの表面に渦電
流が誘起される。
【0003】対象物Tの表面に傷が存在する場合、渦電
流が傷に沿って流れるため、傷が存在しない部分から傷
が存在する部分へ渦流探傷用プローブを移動させたと
き、渦電流の流路が変化する。このことによって、渦電
流によって生じる磁界の強さ及び方向が変化し、この磁
界によって誘起される検出コイル2の端子間電圧(出
力)が変化することとなる。この電圧変化は、通常交流
電圧の振幅と位相の変化として検出できるため、検出コ
イル2の端子間電圧の振幅及び位相を測定し、測定結果
から対象物Tの表面の傷の有無及び傷の性状を検出する
ようになっている。
【0004】このような渦流探傷用プローブは、ソレノ
イドコイル内に対象物を挿入して渦流探傷を行う貫通コ
イル等の他の渦流探傷装置に比して、種々の形状の対象
物に適用することが可能であり、構造が簡単であること
から、数多くの分野で用いられている。しかし、このよ
うな従来の渦流探傷用プローブでは、検出コイル2の出
力に、励磁コイル1と対象物Tの表面との距離、所謂リ
フトオフによる位相成分が含まれており、リフトオフの
変化がノイズ成分として検出されるため、傷のみを検出
することが困難であり、傷の種類及び深さ等の傷の性状
の解析に利用される位相解析の適用が困難であるという
欠点を有していた。
【0005】以下に、従来の渦流探傷用プローブの動作
原理を説明する。検出コイル2の端子間電圧Vc は、励
磁コイル1に通流される励磁電流Iexによって発生する
磁界で誘起される電圧Vexと、渦電流Iinによって発生
する磁界で誘起される電圧V inとの和で表される。 Vc =Vex+Vin …(1)
【0006】ここで、電圧Vex,Vinは、式(2)〜
(5)で表すことができる。 Vex=A・(dφex/dt) …(2) φex=B・Iex+Φ1 (d) …(3) Vin=C・(dφin/dt) …(4) φin=D・Iin+Φ2 (d) …(5) 但し、A,B,C,D:定数 φex:励磁電流Iexによって発生する磁界の強さ Φ1 (d):リフトオフdの変化に伴うφexの変動成分 φin:渦電流Iinによって発生する磁界の強さ Φ2 (d):リフトオフdの変化に伴うφinの変動成分
【0007】従って、リフトオフdが変化した場合、こ
れに伴って磁界φex,φinが変化するため、検出コイル
2の端子間電圧Vc の振幅及び位相の両者が変化する。
【0008】このような理由によって、リフトオフが変
化したり、励磁コイル1の対象物Tの表面に対する傾き
が変化した場合に、前述したような検出コイル2の出力
に含まれるノイズ成分、及びリフトオフによる位相成分
の変化が発生する。そこで、従来では、リフトオフを一
定に保ちながら、対象物Tの表面の走査を行うことがで
きるような構造としたり、リフトオフの量を測定し、リ
フトオフによる成分を検出コイル2の出力から取り除く
べく前記出力を補正する構造とした渦流探傷用プローブ
を用いていた。このような渦流探傷用プローブは、構造
が複雑であり、高価であるという問題があった。
【0009】このような問題を解決すべく、以下のよう
な渦流探傷用プローブが提案され、日本非破壊検査協会
の平成12年度秋期学術講演大会講演概要集p131に
掲載されている。図11は、日本非破壊検査協会の平成
12年度秋期学術講演大会講演概要集p131に掲載さ
れた渦流探傷用プローブの構成の概略を示す模式図であ
り、図12は、該渦流探傷用プローブの動作原理を説明
する説明図である。図11に示す如く、この渦流探傷用
プローブは、円環状の励磁コイル1と、四角環状の検出
コイル2とを備え、検出コイル2の一辺を励磁コイル1
の内側で励磁コイル1の直径方向に渡した状態で、検出
コイル2の中心軸が励磁コイル1の中心軸と直交するよ
うに励磁コイル1及び検出コイル2を配置する。
【0010】図13は、対象物Tの表面に発生する渦電
流の流路を説明する説明図である。図13(a)に示す
如く、対象物Tの表面に傷がない場合には、対象物Tの
表面の渦電流は、励磁コイル1の巻き線方向と同一の円
周方向に流れる。この場合、この渦電流によっては検出
コイル2に鎖交する方向に磁界が殆ど発生せず、このた
め検出コイル2には起電力が殆ど発生しない。また、こ
の場合には、検出コイル2の出力は略0であるので、リ
フトオフが変化したときであっても、これによるノイズ
成分が検出コイル2の出力に殆ど含まれることがない。
【0011】また、図13(b)に示す如く、対象物T
の表面に傷が存在する場合には、渦電流は傷に沿って流
れる。検出コイル2を傷の長手方向と平行にしたとき、
図12に示す如く、前記渦電流によって、検出コイル2
と鎖交する方向に磁界が発生し、検出コイル2に起電力
が発生する。
【0012】このような理由により、日本非破壊検査協
会の平成12年度秋期学術講演大会講演概要集p131
に掲載された渦流探傷用プローブでは、検出コイル2の
出力にノイズ成分が殆ど含まれないため、傷の検出精度
を大幅に向上させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
日本非破壊検査協会の平成12年度秋期学術講演大会講
演概要集p131に掲載された渦流探傷用プローブにお
いては、以下に説明するような理由によって、検出コイ
ル2の出力に依然ノイズ成分を含んでいるという問題が
あった。
【0014】図14は、日本非破壊検査協会の平成12
年度秋期学術講演大会講演概要集p131に掲載された
渦流探傷用プローブの周囲に発生する磁界の状態を説明
する模式図である。図14に示す如く、渦流探傷用プロ
ーブでは、励磁コイル1をコイル径に比して長さが短い
ソレノイドコイルとすることが多いため、励磁コイル1
によって発生する磁界は、対象物Tの表面に垂直な磁束
だけを含んでいるのではなく、励磁コイル1からこれの
中心軸方向へ離れるにしたがって、磁束が励磁コイル1
の外側へ湾曲する。
【0015】従って、検出コイル2の内側には、励磁コ
イル1から離れるにしたがい、検出コイル2に鎖交する
方向の磁界が多く存在することとなり、これによってリ
フトオフの変化に応じたノイズ成分が検出コイル2の出
力に含まれることとなる。
【0016】また、傷の長手方向と検出コイル2とが平
行である場合に比して、傷の長手方向と検出コイル2と
が平行でない場合には、検出コイル2の出力が低下し、
更に傷の長手方向と検出コイル2とが垂直である場合に
は、傷を検出することができず、傷の検出精度が低いと
いう問題があった。
【0017】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、導体を三角形状に巻回してなる検出コイルを、
三角形の一辺を励磁コイル側に配し、該一辺の対向頂点
を励磁コイルから離隔させるようにして配することによ
り、励磁コイルによって発生する磁界の内、検出コイル
に鎖交する成分を検出コイルの内側に殆ど含まず、検出
コイルの出力に含まれるリフトオフの変化に応じたノイ
ズ成分を低減した渦流探傷用プローブを提供することを
目的とする。
【0018】本発明の他の目的は、励磁コイルの中心軸
方向と交差する方向を中心軸方向とする検出コイルを励
磁コイルの中心軸上に配し、該検出コイルを励磁コイル
の中心軸を中心に回動させることによって、傷の方向に
関係なく、安定して傷の検出を行うことができる渦流探
傷用プローブを提供することにある。
【0019】本発明の更に他の目的は、検出コイルの回
動角度を検出することによって、傷の長手方向を検出
し、対象物に対する傷の方向を含めた傷の性状を正確に
検出することができる渦流探傷用プローブを提供するこ
とにある。
【0020】本発明の更に他の目的は、励磁コイルの中
心軸方向と夫々交差する相異なる複数の方向を夫々の中
心軸方向とする複数の検出コイルを励磁コイルの中心軸
上に配することによって、傷の長手方向に関係なく、安
定して傷の検出を行うことができる渦流探傷用プローブ
を提供することにある。
【0021】本発明の更に他の目的は、複数の検出コイ
ルの出力電圧の内、最大の出力電圧を選択することによ
り、最も正確に傷の性状を表している出力電圧を得るこ
とができ、傷の検出精度を向上させることができる渦流
探傷用プローブを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る渦流探傷
用プローブは、励磁コイルと、該励磁コイルの中心軸方
向と交差する方向を中心軸方向とする検出コイルとを備
える渦流探傷用プローブにおいて、前記検出コイルは導
体を三角形状に巻回してなり、該三角形の一辺を前記励
磁コイル側に配し、該一辺の対向頂点を前記励磁コイル
から離隔させるように配してあることを特徴とする。
【0023】第1発明による場合は、検出コイルの励磁
コイルから離隔された一頂点と反対側の励磁コイルの側
面を対象物に対向させた状態で、励磁コイル内に交流電
流を通流させることにより、対象物の表面の探傷を行
う。
【0024】図15は検出コイル付近の磁界の方向を説
明する説明図である。図15(a)に示す如く、四角形
の環状をなす検出コイル2では、励磁コイル1からの距
離に関わらず、励磁コイル1に対して交差する方向に設
けられた2辺間の距離は一定であるが、図15(b)に
示す如く、三角形の環状をなす検出コイル2では、励磁
コイル1から離れるにしたがって、励磁コイル1に対し
て交差する方向に設けられた2辺間の距離が小さくな
る。従って、四角形の環状をなす検出コイル2の内側の
空間のうち、励磁コイル1から離れた部分の外側の空間
には、検出コイル2に鎖交する方向の磁界が多く含まれ
ているが、三角形の環状をなす検出コイル2は、励磁コ
イル1から離れるにしたがって内側の空間が小さくなる
ため、検出コイル2の内側の空間には、検出コイル2に
鎖交する方向の磁界が殆ど含まれない。検出コイル2に
鎖交する方向の磁界は、検出コイル2の端子間に電圧を
誘起し、このような磁界はリフトオフの変化に応じてそ
の強さが変化するため、リフトオフの変化に応じて前記
電圧も変化し、これがノイズ成分となる。従って、第1
発明に係る渦流探傷用プローブでは、検出コイル2の出
力に含まれるリフトオフの変化に応じたノイズ成分を低
減することが可能となる。
【0025】第2発明に係る渦流探傷用プローブは、励
磁コイルと、検出コイルとを備える渦流探傷用プローブ
において、前記検出コイルは、前記励磁コイルの中心軸
方向と交差する方向を中心軸方向とするように、前記励
磁コイルの中心軸上に配してあり、前記励磁コイルの中
心軸を中心に回動することが可能としてあることを特徴
とする。
【0026】第2発明による場合は、励磁コイルの中心
軸方向と交差する方向を中心軸方向とする検出コイルを
励磁コイルの中心軸上に配し、該検出コイルを励磁コイ
ルの中心軸を中心に回動させる。検出コイルと傷の長手
方向とが平行となったとき、検出コイルに最大の出力電
圧が発生する。このときの出力電圧は傷の性状を正確に
表しており、この出力電圧を得ることによって、この傷
を正確に検出することができ、傷の長手方向に関係な
く、安定して傷の検出を行うことができる。
【0027】第3発明に係る渦流探傷用プローブは、第
2発明に係る渦流探傷用プローブにおいて、前記検出コ
イルの回動の角度を検出する回路を更に備えることを特
徴とする。
【0028】第3発明による場合は、検出コイルの回動
角度を検出する。検出コイルが1回転する間で、最大の
出力電圧を発生したときに、検出コイルと傷とが平行と
なっている。このときの検出コイルの回動角度を得るこ
とにより、傷の長手方向を検出することができ、対象物
に対する傷の方向を含めた傷の性状を正確に検出するこ
とができる。
【0029】第4発明に係る渦流探傷用プローブは、励
磁コイルと、複数の検出コイルとを備える渦流探傷用プ
ローブにおいて、夫々の検出コイルは、前記励磁コイル
の中心軸方向と夫々交差する相異なる複数の方向を夫々
の中心軸方向とするように、前記励磁コイルの中心軸上
に配してあることを特徴とする。
【0030】第4発明による場合は、励磁コイルの中心
軸方向と夫々交差する相異なる複数の方向を夫々の中心
軸方向とする複数の検出コイルを励磁コイルの中心軸上
に配する。これによって、傷の長手方向が何れの方向で
あっても、傷に略平行な検出コイルによってこの傷を検
出することができ、傷の長手方向に関係なく、安定して
傷の検出を行うことができる。
【0031】第5発明に係る渦流探傷用プローブは、第
4発明に係る渦流探傷用プローブにおいて、複数の検出
コイルの夫々の出力電圧の内、最大の出力電圧を選択す
る回路を更に備えることを特徴とする。
【0032】第5発明による場合は、複数の検出コイル
の出力電圧の内、最大の出力電圧を選択する。検出コイ
ルは、傷と平行となったときに最大の出力電圧を発生す
る。従って、最大の出力電圧を発生している検出コイル
が、他の検出コイルよりも傷に対して平行に近い位置に
あり、この出力電圧が他の出力電圧よりも正確に傷の性
状を表している。このため、回路によって選択される出
力電圧は、傷の性状を正確に表すものであり、このよう
にすることによって、傷の検出精度を向上させることが
できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1.図1、図2、及び図3は、本発明に係る
渦流探傷用プローブの実施の形態1の要部の構成を示す
斜視図、平面図、及び正面図である。図中、1は励磁コ
イル、2は検出コイルである。励磁コイル1は、外径1
2mm、内径6mm、厚さ5mmのポリカーボネイト製
の円環部材11の外周に、幅1mm、深さ1.5mmの
溝12を周設し、該溝12内に銅線をポリイミド樹脂で
被覆してなる外径300μmの巻き線13を120回巻
回して構成してある。
【0034】また、検出コイル2は、その正面視が、一
辺が6mmより少し小さい寸法の正三角形状をなし、厚
さが3mmのポリカーボネイト製の三角部材21の外周
に、幅1mm、深さ1mmの溝22を周設し、該溝22
内に銅線をポリイミド樹脂で被覆してなる外径70μm
の巻き線23を100回巻回して構成してある。
【0035】なお、励磁コイル1の形状を円環状とした
が、これに限定されるものではなく、四角環状又は三角
環状等、他の形状としてもよいことはいうまでもない。
【0036】また、三角部材21を正面視正三角形状と
したが、これに限定されるものではなく、例えば正面視
二等辺三角形状としてもよいことはいうまでもない。
【0037】このような検出コイル2は、励磁コイル1
に対して垂直とされ、その1辺側を励磁コイル1の円環
部材11の内側に、検出コイル2の下面と励磁コイル1
の下面とが整合する状態まで挿入されている。
【0038】なお、励磁コイル1及び検出コイル2は、
前述したような寸法及び材質に限定されるものではな
く、他の寸法及び材質としてもよいことはいうまでもな
い。
【0039】以上の如く構成された渦流探傷用プローブ
は、例えば平板状の対象物Tの表面に探傷面たる下面が
対向する状態で、対象物Tから適宜距離離隔され、この
状態で対象物Tの表面を走査することによって使用され
る。
【0040】図4は、本発明に係る渦流探傷用プローブ
を用いた渦流探傷装置の実施の形態1の構成を示すブロ
ック図である。励磁コイル1は、発振器3に接続されて
おり、該発振器3によって作られた交流電流が励磁コイ
ル1に供給されるようになっている。また、検出コイル
2は増幅器4に接続されており、検出コイル2からの出
力が増幅されるようになっている。増幅器4は、CPU
及びメモリ等からなる解析部5に接続されている。増幅
器4からの出力は、解析部5に内蔵されるA/D変換器
(図示せず)によってデジタル信号に変換され、CPU
によって演算処理される。
【0041】また、発振器3からの出力は、移相器6に
よって所定量移相され、前記解析部5に与えられるよう
になっている。移相器6からの出力も、増幅器4からの
出力と同様、解析部5に内蔵されるA/D変換器によっ
てデジタル信号に変換された後、CPUに与えられる。
【0042】解析部5は、増幅器4から出力された信号
と、移相器6から出力された信号とに基づいて公知の技
術により位相解析を行う。解析結果は、解析部5に接続
されたCRT等の表示装置7にて表示される。
【0043】以上の如き構成により、発振器3から励磁
コイル1に交流電流が与えられ、励磁コイル1の周囲に
磁界が発生する。対象物Tの表面に傷が存在しない場
合、この磁界によって対象物Tの表面には、励磁コイル
1の巻き線方向と同方向の渦電流が流れ、この渦電流に
よって磁界が発生する。
【0044】検出コイル2は対象物Tに対して垂直に配
されており、しかも検出コイル2の内部の空間は対象物
Tから離れるにしたがって小さくなるため、励磁コイル
1の巻き線方向と同方向の渦電流によっては、検出コイ
ル2とは鎖交する磁界が殆ど発生しない。従って、検出
コイル2には起電力が殆ど発生せず、増幅器4からの出
力も略0となる。
【0045】また、リフトオフが変化したときには、励
磁コイル1によって発生する対象物Tの表面付近の磁界
の強さが変化し、このため対象物Tに発生する渦電流の
強さが変化して、渦電流による磁界の強さも変化するこ
ととなるが、渦電流による磁界は検出コイル2と殆ど鎖
交していないので、検出コイル2には起電力が殆ど発生
せず、増幅器4からの出力も依然略0となる。従って、
検出コイル2の出力にはリフトオフによるノイズ成分が
殆ど含まれない。
【0046】一方、対象物Tの表面に傷が存在する場合
には、渦電流が傷に沿って流れ、渦電流による磁界の強
さ及び方向が、対象物Tの表面に傷が存在しない場合で
の渦電流による磁界の強さ及び方向に対して変化する。
従って、該磁界が検出コイル2と鎖交し、検出コイル2
に起電力が発生して、増幅器4からの出力が変化する。
【0047】実施の形態2.図5は、本発明に係る渦流
探傷用プローブを用いた渦流探傷装置の実施の形態2の
構成を示すブロック図である。検出コイル2は、励磁コ
イル1と同軸的に配されたモータMの回転軸に連結され
ており、励磁コイル1の中心軸を中心に回転することが
可能であるようになされている。また、検出コイル2
は、ロータリエンコーダRに連結されており、ロータリ
エンコーダRが解析部5に接続されていて、検出コイル
2の回転角度を検出することができるようになってい
る。
【0048】解析部5では、ロータリエンコーダRから
の出力を受け、検出コイル2の回転角度を演算する。そ
して、検出コイル2が1回転している間に得られた増幅
器4からの出力の内で、最大の出力を取り出し、この出
力を用いて位相解析を行う。解析結果は、前記出力が得
られたときの検出コイル2の回転角度と共に、表示装置
7に出力される。
【0049】本実施の形態2に係る渦流探傷用プローブ
及び渦流探傷装置のその他の構成は、実施の形態1に係
る渦流探傷用プローブ及び渦流探傷装置の構成と同様で
あるので、同符号を付し、その説明を省略する。
【0050】なお、本実施の形態2においては、検出コ
イル2の形状を三角環状としたが、これに限定されるも
のではなく、円環状又は四角環状等、他の形状としても
よいことはいうまでもない。
【0051】また、本実施の形態2においては、検出コ
イル2が励磁コイル1の中心軸を中心に回転することが
可能な構成としてあるが、これに限るものではなく、検
出コイル2が励磁コイル1の中心軸を中心に揺動するこ
とが可能な構成としてもよい。
【0052】実施の形態3.図6は、本発明に係る渦流
探傷用プローブの実施の形態3の要部の構成を示す斜視
図である。円環部材11の寸法は、外径10mm、内径
6mm、厚さ3mmとしてある。本実施の形態3に係る
励磁コイル1のその他の構成は、実施の形態1に係る励
磁コイル1の構成と同様であるので、同符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0053】また、本実施の形態3に係る渦流探傷用プ
ローブは、3つの検出コイル2a,2b,2cを有して
いる。検出コイル2a,2b,2cは、正方形の環状を
なしており、幅1mm、厚さ50μmの帯状の1枚のフ
ィルムを一辺の長さが5mmの正方形状に巻回してなる
四角部材24,24,24の内部に、厚さ5μm、線幅
3μm、線間隔3μm、巻数100の巻き線25,2
5,25を夫々形成して構成されている。
【0054】前記フィルムは、2枚のポリイミドフィル
ムが貼着されたものであり、前記巻き線25,25,2
5は、この内の一枚のポリイミドフィルム上に厚さ5μ
mの銅箔を接着し、これをエッチングすることにより夫
々形成されている。そして、検出コイル2a,2b,2
cは、このポリイミドフィルムと他の一枚のポリイミド
フィルムとを、前記巻き線25,25,25を挟持する
ように貼着し、これを正方形となるように屈曲して形成
されている。
【0055】このようにして構成された検出コイル2
a,2b,2cは、検出コイル2a,2b,2c夫々の
上側の一辺の中央部を、検出コイル2a,2b,2cの
順で下側となるように、互いに重ね合わせてあり、夫々
の下側の一辺の中央部を、検出コイル2a,2b,2c
の順で下側となるように、互いに重ね合わせた状態で、
検出コイル2a,2b,2cが互いに60°の角度を隔
てるように配置されている。
【0056】なお、本実施の形態3においては、検出コ
イル2a,2b,2cの上側の一辺の重なりの順序と、
下側の一辺の重なりの順序とを同じとしたが、これに限
定されるものではなく、検出コイル2a,2b,2cの
上側の一辺の重なりの順序と、下側の一辺の重なりの順
序とを異にしてもよいことはいうまでもない。
【0057】また、本実施の形態3においては、検出コ
イルの数を3つとしたが、これに限定されるものではな
く、2つの検出コイルを用いてもよいし、4つ以上の検
出コイルを用いてもよい。
【0058】また、本実施の形態3においては、検出コ
イル2の形状を四角環状としたが、これに限定されるも
のではなく、円環状又は三角環状等、他の形状としても
よいことはいうまでもない。
【0059】図7は、本発明に係る渦流探傷用プローブ
を用いた渦流探傷装置の実施の形態3の構成を示すブロ
ック図である。検出コイル2a,2b,2cは、夫々増
幅器4a,4b,4cに接続されており、該増幅器4
a,4b,4cは、CPU及びメモリ等からなる選択回
路8に接続されている。増幅器4a,4b,4cの出力
は、選択回路8に内蔵されるA/D変換器(図示せず)
によって夫々デジタル信号に変換され、CPUに与えら
れる。CPUは、増幅器4a,4b,4cの出力の内の
最大の出力が何れであるかを判別し、この最大の出力を
選択して解析部5へ出力する。
【0060】本実施の形態3に係る渦流探傷装置のその
他の構成は、実施の形態1に係る渦流探傷装置の構成と
同様であるので、同符号を付し、その説明を省略する。
【0061】本実施の形態3に係る渦流探傷用プローブ
と、日本非破壊検査協会の平成12年度秋期学術講演大
会講演概要集p131に掲載された渦流探傷用プローブ
(以下、従来型渦流探傷用プローブという)とについて
比較実験を行った。従来型渦流探傷用プローブは、実施
の形態3に係る検出コイル2aと同一形状の検出コイル
を、実施の形態3に係る励磁コイル1と同一形状の励磁
コイルに直交させて、該励磁コイルの内側に、一辺を励
磁コイルの直径方向に渡した状態で配置して構成した。
【0062】図8は、実験に使用した対象物Tの構成を
示す平面図である。対象物Tは、平面視直方形状をなす
鋼板に、その中央部(図中Aにて示す部分)から3方向
に延びた傷を設けたものとした。実験は、従来型渦流探
傷用プローブと、本実施の形態3に係る渦流探傷用プロ
ーブとを図中矢符にて示す方向へ走査させて行った。な
お、従来型渦流探傷用プローブによる探傷では、検出コ
イルを走査方向に対して垂直に配した。
【0063】図9に実験結果を示す。図において、横軸
は走査方向の位置を示し、縦軸は検出コイルの出力電圧
を示している。従来型渦流探傷用プローブによる探傷で
は、図9(a)に示す如く、Aの部分で検出コイルの出
力が大きく変化しており、他の部分では殆ど変化してい
ない。従って、図8に示す傷の内、Aの部分に存在する
走査方向に直交する方向、即ち、検出コイルと平行な方
向に延びた傷のみを検出していることが分かる。
【0064】これに対して、本実施の形態3に係る渦流
探傷用プローブによる探傷では、図9(b)に示す如
く、Aの部分だけでなく、この部分の前後においても出
力が大きく変化している。従って、検出コイルと平行な
方向に延びた傷だけでなく、他の方向に延びた傷も検出
していることが分かる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明による場合
は、三角形の環状をなす検出コイルの三角形の一辺を励
磁コイル側に配し、該一辺の対向頂点を励磁コイルから
離隔させて配することにより、励磁コイルから離れるに
したがって検出コイル内側の空間が小さくなるため、検
出コイルの内側の空間に、検出コイルに鎖交する方向の
磁界が殆ど含まず、検出コイルの出力に含まれるリフト
オフの変化に応じたノイズ成分を低減することが可能と
なる。
【0066】第2発明による場合は、励磁コイルの中心
軸方向と交差する方向を中心軸方向とする検出コイルを
励磁コイルの中心軸上に配し、該検出コイルを励磁コイ
ルの中心軸を中心に回動させることによって、傷の方向
に関係なく、安定して傷の検出を行うことができる。
【0067】第3発明による場合は、検出コイルの回動
角度を検出し、検出コイルが1回転する間で、最大の出
力電圧を発生したときの回動角度を得ることにより、傷
の長手方向を検出することができる。
【0068】第4発明による場合は、励磁コイルの中心
軸方向と夫々交差する相異なる複数の方向を夫々の中心
軸方向とする複数の検出コイルを励磁コイルの中心軸上
に配することによって、傷に略平行な検出コイルのよっ
て傷を正確に検出することができ、傷の長手方向に関係
なく、安定して傷の検出を行うことができる。
【0069】第5発明による場合は、複数の検出コイル
の出力電圧の内、検出コイルの中で傷に対して最も平行
に近い位置にある検出コイルの出力電圧である最大の出
力電圧を選択することにより、傷の性状を正確に表す出
力電圧を得ることができ、傷の検出精度を向上させるこ
とができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る渦流探傷用プローブの実施の形態
1の要部の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る渦流探傷用プローブの実施の形態
1の要部の構成を示す平面図である。
【図3】本発明に係る渦流探傷用プローブの実施の形態
1の要部の構成を示す正面図である。
【図4】本発明に係る渦流探傷用プローブを用いた渦流
探傷装置の実施の形態1の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明に係る渦流探傷用プローブを用いた渦流
探傷装置の実施の形態2の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明に係る渦流探傷用プローブの実施の形態
3の要部の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る渦流探傷用プローブを用いた渦流
探傷装置の実施の形態3の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】実験に使用した対象物の構成を示す平面図であ
る。
【図9】実験の結果を示すグラフである。
【図10】従来の一般的な渦流探傷用プローブの構成の
概略を示す模式図である。
【図11】日本非破壊検査協会の平成12年度秋期学術
講演大会講演概要集p131に掲載された渦流探傷用プ
ローブの構成の概略を示す模式図である。
【図12】日本非破壊検査協会の平成12年度秋期学術
講演大会講演概要集p131に掲載された渦流探傷用プ
ローブの動作原理を説明する説明図である。
【図13】対象物の表面に発生する渦電流の流路を説明
する説明図である。
【図14】日本非破壊検査協会の平成12年度秋期学術
講演大会講演概要集p131に掲載された渦流探傷用プ
ローブの周囲に発生する磁界の状態を説明する模式図で
ある。
【図15】検出コイル付近の磁界の方向を説明する説明
図である。
【符号の説明】
1 励磁コイル 11 円環部材 12 溝 13 巻き線 2,2a,2b,2c 検出コイル 21 三角部材 22 溝 23 巻き線 24 四角部材 25 巻き線 5 解析部 8 選択回路 M モータ R ロータリエンコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルと、該励磁コイルの中心軸方
    向と交差する方向を中心軸方向とする検出コイルとを備
    える渦流探傷用プローブにおいて、 前記検出コイルは導体を三角形状に巻回してなり、該三
    角形の一辺を前記励磁コイル側に配し、該一辺の対向頂
    点を前記励磁コイルから離隔させるように配してあるこ
    とを特徴とする渦流探傷用プローブ。
  2. 【請求項2】 励磁コイルと、検出コイルとを備える渦
    流探傷用プローブにおいて、 前記検出コイルは、前記励磁コイルの中心軸方向と交差
    する方向を中心軸方向とするように、前記励磁コイルの
    中心軸上に配してあり、前記励磁コイルの中心軸を中心
    に回動することが可能としてあることを特徴とする渦流
    探傷用プローブ。
  3. 【請求項3】 前記検出コイルの回動の角度を検出する
    回路を更に備えることを特徴とする請求項2記載の渦流
    探傷用プローブ。
  4. 【請求項4】 励磁コイルと、複数の検出コイルとを備
    える渦流探傷用プローブにおいて、 夫々の検出コイルは、前記励磁コイルの中心軸方向と夫
    々交差する相異なる複数の方向を夫々の中心軸方向とす
    るように、前記励磁コイルの中心軸上に配してあること
    を特徴とする渦流探傷用プローブ。
  5. 【請求項5】 複数の検出コイルの夫々の出力電圧の
    内、最大の出力電圧を選択する回路を更に備えることを
    特徴とする請求項4記載の渦流探傷用プローブ。
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