JP5134997B2 - 渦電流探傷プローブ及び渦電流探傷装置並びに渦電流探傷方法 - Google Patents
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Description
図1は第1実施形態の渦電流探傷プローブ10及び渦電流探傷装置1を示す図である。
図1に示すように、渦電流探傷装置1が備える第1励磁コイル11は、その中心軸11cが金属管20の長手方向に設定されるため、金属管20の周方向に直線性の強い渦電流E1が誘起される。また、第2励磁コイル12は、金属管20の長手方向と直交する方向に長軸を持つ楕円状に形状設定される。そのため、金属管20には、金属管20の長手方向と直交する方向に直線性の強い渦電流E2が誘起される領域が現れる。そして、第3励磁コイル13は、金属管20の長手方向と直交する方向に長軸を持つ楕円状に形状設定される。そのため、金属管20には、金属管20の長手方向に直線性の強い渦電流E3が誘起される領域が現れる。さらに、第2励磁コイル12及び第3励磁コイル13は、その中心軸12cと中心軸13cとが互いに直交するよう設定される。そのため、金属管20において、第2励磁コイル12により誘起される渦電流E2の直線性が強い領域と、第3励磁コイル13により誘起される渦電流E3の直線性が強い領域とが近接するようになる。
第1励磁コイル11は、図1に示すように、その中心軸11cが金属管20の中心軸20cと一致しないように配置される。このため、第1励磁コイル11の中心軸11cと金属管20の中心軸20cとが一致するよう配置される場合と異なり、金属管20に対して強い渦電流が誘起され、欠陥21に対して合成渦電流が強く感応するようになる。
(1)励磁コイルの配置変更や駆動制御などの操作を伴うことなく、欠陥の形成状態に起因する欠陥検出の信頼性低下を回避できる。
(2)各励磁コイルにより誘起される合成渦電流の方向を幅広く変化させることができる。
(3)金属管20に対して強い渦電流が誘起され、金属管20の欠陥21に対する合成渦電流の感応度が高まる。
(4)金属管20の各方向に直線性の強い合成渦電流を誘起できる。このため、励磁コイル群により誘起される合成渦電流の方向を幅広く変化させることができる。
(5)検出コイル14により検出される磁場の成分は、金属管20の欠陥21の影響を反映した成分が多くなり易く、欠陥検出の信頼性が向上する。
第2実施形態は、第1実施形態の検出コイル14の配置を変更した例である。なお、第1実施形態と同様の構成は、対応する構成に同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態の構成を変更し或いは追加した構成は、符号末尾に「A」を付して説明する。
(6)欠陥21による合成渦電流の変化を感度よく検出できる。
第3実施形態は、第1実施形態の渦電流探傷プローブ10及び被探傷体の構成を変更した例である。なお、第1実施形態と同様の構成は、対応する構成に同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態の構成を変更し或いは追加した構成は、符号末尾に「B」を付して説明する。
(7)検出コイル14Bに作用する磁場の強度が常に大きいものとなり、欠陥21による合成渦電流の変化を感度よく検出できる。
10,10A,10B 渦電流探傷プローブ
11,11B 第1励磁コイル
11c,11cB 第1励磁コイルの中心軸
12,12B 第2励磁コイル
12c,12cB 第2励磁コイルの中心軸
13,13B 第3励磁コイル
13c,13cB 第3励磁コイルの中心軸
14,14A 検出コイル
14c,14cA 検出コイルの中心軸
20 金属管(被探傷体)
20c 金属管の中心軸
21 欠陥
30 金属板(被探傷体)
Claims (7)
- 被探傷体に渦電流を誘起する複数の励磁コイルから成る励磁コイル群と、
渦電流の変化を検出する検出コイルとを備え、
前記励磁コイル群は、被探傷体としての金属管の内部に設けられ、中心軸が金属管の長手方向に沿って且つ金属管の中心軸の位置から金属管の内表面の位置に偏った位置に設定される第1励磁コイルを有し、
前記励磁コイル群は、各励磁コイルの中心軸が互いに異なる方向に設定され、供給される電流を制御することにより渦電流の方向を変更させることを特徴とする渦電流探傷プローブ。 - 前記励磁コイル群は、各励磁コイルの中心軸が互いに直交する方向に設定されたことを特徴とする請求項1記載の渦電流探傷プローブ。
- 前記励磁コイル群は、
前記第1励磁コイルの中心軸方向と直交する方向に中心軸が設定され、前記第1励磁コイルの中人軸方向と直交する方向に長軸を持つ楕円状に巻かれた第2励磁コイルと、
前記第1励磁コイルの中心軸方向および前記第2励磁コイルの中心軸方向との両方と直交する方向に中心軸が設定され、前記第1の励磁コイルの中心軸方向に長軸を持つ楕円状に巻かれた第3励磁コイルと
を有することを特徴とする請求項1記載の渦電流探傷プローブ。 - 前記検出コイルは、中心軸を3次元方向に変更可能であることを特徴とする請求項1記載の渦電流探傷プローブ。
- 前記励磁コイルは、被探傷体としての金属管の内部に設けられ、各励磁コイルの中心と前記検出コイルの中心との最短離間距離が、前記金属管の直径よりも長く且つ金属管の直径の3倍を超えない範囲で設定されることを特徴とする請求項1記載の渦電流探傷プローブ。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の渦電流探傷プローブを備えたことを特徴とする渦電流探傷装置。
- 渦電流探傷プローブを用いた渦電流探傷方法であって、
前記渦電流探傷プローブは、被探傷体に渦電流を誘起する複数の励磁コイルから成る励磁コイル群と、渦電流の変化を検出する検出コイルとを備え、前記励磁コイル群は、被探傷体としての金属管の内部に設けられ、中心軸が金属管の長手方向に沿って且つ金属管の中心軸の位置から金属管の内表面の位置に偏った位置に設定される第1励磁コイルを有し、前記励磁コイル群は、各励磁コイルの中心軸が互いに異なる方向に設定され、供給される電流を制御することにより渦電流の方向を変更させる渦電流探傷プローブであり、
前記被探傷体に対して前記励磁コイル群の励磁コイルで渦電流を誘起し、
前記渦電流の変化が最大を示すように前記渦電流の方向を変化させ、
前記被探傷体の欠陥を検出することを特徴とする渦電流探傷方法。
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