JPH06186205A - 渦電流探傷装置 - Google Patents

渦電流探傷装置

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Publication number
JPH06186205A
JPH06186205A JP4335800A JP33580092A JPH06186205A JP H06186205 A JPH06186205 A JP H06186205A JP 4335800 A JP4335800 A JP 4335800A JP 33580092 A JP33580092 A JP 33580092A JP H06186205 A JPH06186205 A JP H06186205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
signal
coils
flaw
reference signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4335800A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kizawa
真 鬼澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特定の方向の管壁の欠陥を検出しやすく、コイ
ルの本数を低減することができる渦電流探傷装置を提供
する。 【構成】検出コイルを鞍型にし管内部の周方向に配置し
た。 【効果】従来の円筒型のコイルと比較して、検査コイル
の検出できる磁束の方向がひろがり、特定の方向の管壁
の欠陥を検出しにくくなることがない。また、検出コイ
ルの本数を従来の方法に比べて低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁場の変化により配管
に生じる渦電流の変化を利用して配管の微細な傷を探知
するための渦電流探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】渦電流や磁場の変化を利用して配管の内
外の微細な欠陥を探知する手段として、複数のコイルの
一部のコイルに交流電流を通じて金属配管の内外表面近
傍を移動させ、欠陥があった場合に金属配管における渦
電流の分布に変化が生じてコイル間のインピーダンスが
変化することを利用する方法がある。ただし渦電流の流
れる方向が傷の方向と一致して渦電流分布にそれほど変
化が表れない場合、欠陥を検知しにくくなる。そのため
交流電流を通じる参照信号コイルを配管の軸を中心とし
て回転させたり、特開昭62−6163号公報に記載のように
参照信号コイルを三相コイルとし配管の中心軸廻りの回
転磁界を発生させ配管中を流れる渦電流の方向を常に変
化させる手段が提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、検出コイルコイル捲線の中心が配管の中心軸と同
じ向きになるように、または配管の表面に垂直になどあ
る特定の方向に配置される。検出コイルは主にコイルの
中心軸方向の磁束の変化を検出するため、検出コイルの
配置による特定方向の欠陥を検出しにくくなる問題があ
る。またコイルの本数が少ないと欠陥の位置や形状の特
定が難しい問題もある。
【0004】本発明の目的は、検出コイルの配置によら
ず配管の欠陥を高感度で検出し、また検出コイルの本数
が少なくても欠陥の位置や形状によらず高感度で欠陥を
検出できる渦電流探傷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の渦電流探傷装置では、三相参照信号発生器
と、探傷モードに応じて必要な各高周波信号を生成する
高周波信号発生器と、三相参照信号と高周波信号を合成
する信号合成器と、合成された信号から参照信号コイル
を駆動する三相参照信号発生器と、参照信号コイル駆動
信号により回転磁界を生成する複数の三相参照信号コイ
ルと、複数の検査コイルからの欠陥信号を検査コイルの
位置を特定しながら検波する探傷信号検波器と、探傷モ
ードの設定を考慮して検査コイルの位置から欠陥の有無
及び形状を特定する探傷ユニットと、検出された欠陥信
号を処理する探査信号処理装置からなる渦電流探傷装置
において、検査コイルを鞍型コイルで構成した渦電流探
傷プローブを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の渦電流探傷装置では、参照信号コ
イルを鞍型コイルで構成した渦電流探傷プローブを備え
た事を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の渦電流探傷装置によれば、検査コイル
を複数の鞍型コイルで構成した渦電流探傷プローブを備
えている。配管の中心から外に向かう方向の磁場のほか
に軸方向の磁場、さらに斜めの磁場も検出でき、従来の
検査コイルでは検出しにくい方向の欠陥を検出できる。
【0008】この構成の渦電流探傷装置は、参照信号コ
イルを鞍型のコイルで構成した。そのため、第一の作用
に加えて参照信号から発生する磁束の方向が拡大し、検
出コイルが特定の方向の管壁の欠陥を検出しにくくなる
ことが少なくなる。また参照信号コイルの本数を低減す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1及び図2は、本発明に係わる渦電流探
傷装置の第一の実施例を示す。
【0011】図1は渦電流探傷プローブの先端の斜視
図、図2は渦電流探傷プローブ及び渦電流探傷装置のブ
ロック図である。管内部の周方向に配置した参照信号コ
イル1は参照コイル三相結線11で相互に接続され、参
照コイル三相結線11からとりだした参照コイル三相線
12を三相参照信号発生器4に接続している。三相信号
発生器4は三相交流信号発生器8と高周波信号発生器9
が接続され、高周波で変調された三相回転磁界駆動信号
を出力する。そのため参照信号コイル1は三相参照信号
に駆動され高周波の回転磁界を生成する。一方、参照コ
イルの近傍の検出コイルは管壁の周方向に複数配列し探
傷信号を検出する。各検査コイル2からの出力は束ねら
れた検査コイル線13,14を通じ、それぞれ探傷信号
検波器5へ接続される。各コイルからの出力は探傷信号
検波器5で検波され、三相参照コイルの回転磁界の周波
数と探傷モードに応じて各検査コイル2からの探傷信号
が一つまたは複数選択される。探傷ユニット7では選択
された探傷信号を探傷モードに応じて信号処理し、探傷
結果を出力する。
【0012】本実施例では、検出コイルを鞍型2にし、
そのため、従来の円筒型のコイルと比較して、検査コイ
ル2の検出できる磁束の方向がひろがり、特定の方向の
管壁の欠陥を検出しにくくなることがない。また検出コ
イルの本数を従来の方法に比べて低減することができ
る。
【0013】図3は第一の実施例の参照信号コイル1を
鞍型参照信号コイル17とした第2の実施例である。参
照信号コイル1を鞍型としたことにより、参照信号から
発生する磁束の方向が拡大する。そのため、検出コイル
が特定の方向の管壁の欠陥を検出しにくくなることが少
なくなる。また、検出コイルの本数を低減することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、従来の円筒型のコイル
と比較して、検査コイルの検出できる磁束の方向がひろ
がり、特定の方向の管壁の欠陥を検出しやすい。また、
検出コイルの本数を従来の方法に比べて低減することが
できる。
【0015】さらに、参照信号から発生する磁束の方向
が拡大し、検出コイルが特定の方向の管壁の欠陥を検出
しにくくなり、参照信号コイルの本数を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】渦電流探傷プローブ先端の斜視図。
【図2】渦電流探傷プローブ及び装置のブロック図。
【図3】本発明の渦電流探傷装置の第二の実施例で、渦
電流探傷プローブ先端の斜視図。
【符号の説明】
1…参照信号コイル、2…検査コイル、11…参照コイ
ル三相結線、12…参照コイル三相線、13…検査コイ
ル線、14…信号コイル線の束、15…プローブ被覆
管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相参照信号発生器と、探傷モードに応じ
    て必要な各高周波信号を生成する高周波信号発生器と、
    三相参照信号と高周波信号を合成する信号合成器と、合
    成された信号から参照信号コイルを駆動する三相参照信
    号発生器と、参照信号コイル駆動信号により回転磁界を
    生成する複数の三相参照信号コイルと、複数の検査コイ
    ルからの欠陥信号を前記検査コイルの位置を特定しなが
    ら検波する探傷信号検波器と、探傷モードの設定を考慮
    して前記検査コイルの位置から欠陥の有無及び形状を特
    定する探傷ユニットと、検出された前記欠陥信号を処理
    する探査信号処理装置からなる渦電流探傷装置におい
    て、前記検査コイルを鞍型コイルで構成したことを特徴
    とする渦電流探傷装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記参照信号コイルを
    鞍型コイルで構成した渦電流探傷装置。
JP4335800A 1992-12-16 1992-12-16 渦電流探傷装置 Pending JPH06186205A (ja)

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JP4335800A JPH06186205A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 渦電流探傷装置

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JP4335800A JPH06186205A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 渦電流探傷装置

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ID=18292573

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JP4335800A Pending JPH06186205A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 渦電流探傷装置

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JP (1) JPH06186205A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09171003A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管の渦電流探傷子及び探傷方法
JP2009198213A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toshiba Corp 渦電流探傷プローブ及び渦電流探傷装置並びに渦電流探傷方法
KR20140133402A (ko) * 2012-02-23 2014-11-19 인스티튜트 닥터 포에르스테르 게엠베하 운트 코. 카게 쓰루-코일 장치, 쓰루-코일 장치를 갖춘 검사 장비 및 검사 방법

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JPH09171003A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管の渦電流探傷子及び探傷方法
JP2009198213A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toshiba Corp 渦電流探傷プローブ及び渦電流探傷装置並びに渦電流探傷方法
KR20140133402A (ko) * 2012-02-23 2014-11-19 인스티튜트 닥터 포에르스테르 게엠베하 운트 코. 카게 쓰루-코일 장치, 쓰루-코일 장치를 갖춘 검사 장비 및 검사 방법

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