JP2001165908A - 金属材料の検査方法及びその検査装置 - Google Patents

金属材料の検査方法及びその検査装置

Info

Publication number
JP2001165908A
JP2001165908A JP34767199A JP34767199A JP2001165908A JP 2001165908 A JP2001165908 A JP 2001165908A JP 34767199 A JP34767199 A JP 34767199A JP 34767199 A JP34767199 A JP 34767199A JP 2001165908 A JP2001165908 A JP 2001165908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
metal material
inspected
positions
contact portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34767199A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouichi Kurasako
涼一 倉迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP34767199A priority Critical patent/JP2001165908A/ja
Publication of JP2001165908A publication Critical patent/JP2001165908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサと被検査体との距離を正確に一定にし
た状態で、複数位置におけるセンサ出力を得ることがで
きる金属材料の検査方法及びその検査装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 渦電流式ギャップセンサ8を用いて金属
材料の組織又は組成を検査する金属材料の検査方法であ
って、センサ8が設けられた移動体6に設けられた当接
部10をブレーキディスク16に当接させ、当接状態を
維持したまま移動体6を移動させることにより、センサ
8とブレーキディスク16の距離を所定の距離に維持し
たままブレーキディスク16の複数の位置におけるセン
サ8の出力を取得し、この複数の位置におけるセンサ8
の出力からブレーキディスク16の材料組織又は組成を
検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属材料である
被検査体の材料組織又は組成の状態に応じた電気出力を
発生するセンサを用いて金属材料の組織又は組成を検査
する金属材料の検査方法及びその検査装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、インピーダンス変化を検出するこ
とにより試料、即ち被検査体の材料組成を検査する装置
が存在する(特開平2−162253号)。この装置に
おいては、コイルの高周波に対するインピーダンスの変
化を用いて被検査体の材料組成の検査を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、被検査
体の複数位置においてセンサ出力をとり、被検査体の均
一さを検査する場合には、センサ出力にセンサと被検査
体との距離が影響するため、センサと被検査体との距離
を正確に一定にした状態でセンサ出力をとる必要があ
る。
【0004】しかしながら、上述の装置等においては、
センサと被検査体との距離を正確に一定にした状態で、
複数位置におけるセンサ出力を得ることができる構成は
採用されていなかった。
【0005】この発明の課題は、センサと被検査体との
距離を正確に一定にした状態で、複数位置におけるセン
サ出力を得ることができる金属材料の検査方法及びその
検査装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の金属材料
の検査方法は、金属材料である被検査体の材料組織又は
組成の状態に応じた電気出力を発生するセンサを用いて
金属材料の組織又は組成を検査する金属材料の検査方法
であって、前記センサが設けられた移動体に設けられた
当接部を前記被検査体に当接させ、当接状態を維持した
まま前記移動体を移動させることにより、前記センサと
前記被検査体の距離を所定の距離に維持したまま前記被
検査体の複数の位置における前記センサの出力を取得
し、この複数の位置におけるセンサの出力から前記被検
査体の材料組織又は組成を検査することを特徴とする。
【0007】この請求項1記載の金属材料の検査方法に
よれば、移動体に設けられた当接部を被検査体に当接さ
せ、当接状態を維持したまま移動体を移動させることに
より、センサと被検査体の距離を所定の距離に維持した
まま被検査体の複数の位置におけるセンサの出力を取得
することができる。従って、この複数の位置におけるセ
ンサの出力から被検査体の複数位置における材料組織又
は組成の不均一を検出することができる。
【0008】また、請求項2記載の金属材料の検査装置
は、請求項1記載の金属材料の検査方法に用いられる金
属材料の検査装置であって、前記当接部は球面形状を有
することを特徴とする。
【0009】この請求項2記載の金属材料の検査装置に
よれば、当接部が球面形状を有していることからセンサ
と被検査体の距離を被検査体に起伏等がある場合におい
ても正確に所定の距離に維持したまま被検査体の複数の
位置におけるセンサの出力を取得することができる。従
って、この複数の位置におけるセンサの出力から被検査
体の複数位置における材料組織又は組成の不均一を検出
することができる。
【0010】また、請求項3記載の金属材料の検査装置
は、請求項1記載の金属材料の検査方法に用いられる金
属材料の検査装置であって、前記当接部は前記センサと
前記被検査体との間に配置された非電導体又は非磁性体
からなることを特徴とする。
【0011】この請求項3記載の金属材料の検査装置に
よれば、当接部がセンサと被検査体との間に配置された
非電導体又は非磁性体からなるため被検査体の複数の位
置における正確なセンサ出力を取得することができる。
従って、この複数の位置におけるセンサの出力から被検
査体の複数位置における材料組織又は組成の不均一を検
出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2を参照して、こ
の発明の実施の形態の説明を行う。図1は、金属材料の
検査装置2の構成図である。この金属材料の検査装置2
は、保持台4により保持されたダイヤルゲージ6の先端
部に円板状のセンサ取付部6aが設けられ、このセンサ
取付部6aの下面に渦電流式ギャップセンサ8が取り付
けられ、この渦電流式ギャップセンサ8の下面にガラス
製で半球形状を有する当接部10が貼り付けられてい
る。
【0013】駆動装置12により回転駆動される円板状
の被検査体載置部14には、被検査体であるブレーキデ
ィスク16が載置されている。上述の渦電流式ギャップ
センサ8の下面に貼り付けられている半球形状の当接部
10の先端がダイヤルゲージ6に内蔵されているバネ部
材(図示せず)により、ブレーキディスク16の表面に
押し付けられている。なお、この当接部10は、非電導
体、非磁性体で耐摩耗性を有する部材であり、渦電流式
ギャップセンサ8とブレーキディスク16の表面との距
離を正確に一定に維持する。
【0014】上述の渦電流式ギャップセンサ8により検
出された検出値は、電圧出力としてマイクロプロセッサ
18に入力され、モニタ20により表示される。一方マ
イクロプロセッサ18から駆動回路12に対して被検査
体載置部14を回転駆動するための制御信号が出力され
る。
【0015】この金属材料の検査装置2において、ブレ
ーキディスク16の材料組織又は組成の不均一を検出す
る場合には、先ず、ブレーキディスク16を被検査体載
置部14上に載置する。次に、渦電流式ギャップセンサ
8の下面に貼り付けられている半球形状の当接部10の
先端をブレーキディスク16の表面に押し付ける。
【0016】次に、マイクロプロセッサ18から駆動部
12に対して制御信号を出力し、被検査体載置部14を
回転させることによりブレーキディスク16を1回転さ
せる。即ち、ブレーキディスク16に対して当接部10
を相対的に移動させる。この場合に、半球形状の当接部
10により渦電流式ギャップセンサ8とブレーキディス
ク16の表面との距離が一定に維持される。即ち、図2
に示すようにブレーキディスク16の表面に起伏がある
場合においても半球状の当接部10の中心は、常にブレ
ーキディスク16の表面と一定の距離に保たれる。
【0017】当接部10の先端をブレーキディスク16
の表面に当接した状態でブレーキディスク16を1回転
させると、その間に渦電流式ギャップセンサ8において
検出された検出値が電圧出力としてマイクロプロセッサ
18に入力され、モニタ20に表示される。なお、ダイ
ヤルゲージ6は、被検査体載置部14上に載置されたブ
レーキディスク16が水平状態にあることを確認するた
めに用いられる。
【0018】従って、この出力電圧の変動によりブレー
キディスク16の振動要因である材料組織又は組成の不
均一を検出することができる。即ち、渦電流式ギャップ
センサ8の出力電圧は材料組織又は組成に応じて変化す
ることから、非破壊でブレーキディスク16の材料組織
又は組成の不均一を検出することができる。また、装置
構成か簡単で小型化が可能である。
【0019】この金属材料の検査装置を用いた検査によ
り、製造段階におけるブレーキディスクの材料組織又は
組成の均一さを確認することができ、またブレーキの振
動及び鳴き等の摩擦特性に影響を受ける現象が発生した
場合に、ブレーキディスクの材料組織又は組成の不均一
さを確認することによりその現象の原因の特定を行うこ
とができる。
【0020】なお、上述の実施の形態においては、渦電
流式のセンサを用いているが、これに限らず磁力式セン
サ等、被検査体の金属材料の違いにより出力特性が異な
るセンサを用いてもよい。
【0021】また、上述の実施の形態においては、ガラ
ス製で半球形状を有する当接部10を用いているが、当
接部10は、非電導体又は非磁性体で耐摩耗性を有すれ
ばよいことから、ルビー製、サファイヤ製で半球形状を
有する当接部を用いてもよい。
【0022】また、上述の実施の形態においては、半球
形状を有する当接部10を用いているが球形状を有する
当接部を用いてもよい。
【0023】また、当接部10を当接させる装置として
ダイヤルゲージ6を用いているが、所定の荷重で当接部
10を押し付けて当接させる装置であれば、他のどのよ
うな装置を用いてもよい。
【0024】また、上述の実施の形態においては、当接
部10の先端をブレーキディスク16の表面に押し付け
た状態でブレーキディスク16を1回転させているが、
ブレーキディスク16を固定した状態で当接部10をブ
レーキディスク16に押し付け、この状態で渦電流式ギ
ャップセンサ8側を移動するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明の金属材料の検査方法によれ
ば、移動体に設けられた当接部を被検査体に当接させ、
当接状態を維持したまま移動体を移動させることによ
り、センサと被検査体の距離を所定の距離に維持したま
ま被検査体の複数の位置におけるセンサの出力を取得す
ることができるため、この複数の位置におけるセンサの
出力から被検査体の複数位置における材料組織又は組成
の不均一を検出することができる。
【0026】また、この発明の金属材料の検査装置によ
れば、当接部が球面形状を有していることからセンサと
被検査体の距離を正確に所定の距離に維持したまま被検
査体の複数の位置におけるセンサの出力を取得すること
ができる。また、当接部がセンサと被検査体との間に配
置された非伝導体又は非磁性体からなるため被検査体の
複数の位置における正確なセンサ出力を取得することが
できる。従って、この複数の位置におけるセンサの出力
から被検査体の複数位置における材料組織又は組成の不
均一を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る金属材料の検査装置
の構成図である。
【図2】この発明の実施形態に係る金属材料の検査装置
のにおける被検査体の検査の状態を示す図である。
【符号の説明】 2…金属材料検査装置、4…保持台、6…ダイヤルゲー
ジ、8…渦電流式ギャップセンサ、10…当接部、12
…駆動装置、14…被検査体載置部、16…ブレーキデ
ィスク、18…マイクロプロセッサ、20…モニタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料である被検査体の材料組織又は
    組成の状態に応じた電気出力を発生するセンサを用いて
    金属材料の組織又は組成を検査する金属材料の検査方法
    であって、 前記センサが設けられた移動体に設けられた当接部を前
    記被検査体に当接させ、当接状態を維持したまま前記移
    動体を移動させることにより、前記センサと前記被検査
    体の距離を所定の距離に維持したまま前記被検査体の複
    数の位置における前記センサの出力を取得し、この複数
    の位置におけるセンサの出力から前記被検査体の材料組
    織又は組成を検査することを特徴とする金属材料の検査
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属材料の検査方法に用
    いられる金属材料の検査装置であって、前記当接部は球
    面形状を有することを特徴とする金属材料の検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の金属材料の検査方法に用
    いられる金属材料の検査装置であって、前記当接部は前
    記センサと前記被検査体との間に配置された非電導体又
    は非磁性体からなることを特徴とする金属材料の検査装
    置。
JP34767199A 1999-12-07 1999-12-07 金属材料の検査方法及びその検査装置 Pending JP2001165908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34767199A JP2001165908A (ja) 1999-12-07 1999-12-07 金属材料の検査方法及びその検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34767199A JP2001165908A (ja) 1999-12-07 1999-12-07 金属材料の検査方法及びその検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001165908A true JP2001165908A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18391800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34767199A Pending JP2001165908A (ja) 1999-12-07 1999-12-07 金属材料の検査方法及びその検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001165908A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113720905A (zh) * 2021-08-25 2021-11-30 苏州德斯森电子有限公司 一种刹车盘涡流检测机
KR102434224B1 (ko) 2021-07-26 2022-08-19 (주)글로스코 타원형 알고리즘이 포함된 자기공명탐상방법에 의한 검사 장치 및 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102434224B1 (ko) 2021-07-26 2022-08-19 (주)글로스코 타원형 알고리즘이 포함된 자기공명탐상방법에 의한 검사 장치 및 방법
CN113720905A (zh) * 2021-08-25 2021-11-30 苏州德斯森电子有限公司 一种刹车盘涡流检测机
CN113720905B (zh) * 2021-08-25 2022-11-11 苏州德斯森电子有限公司 一种刹车盘涡流检测机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4095181A (en) Rotating pot shaped eddy current probe in which only a small fraction of the lip forming the outer core portion is retained
JPH0345541B2 (ja)
US6275032B1 (en) Surface flatness measuring apparatus
US4336496A (en) Electrical contact test apparatus to test contact resistance of a sample terminal
JP2001165908A (ja) 金属材料の検査方法及びその検査装置
KR102199456B1 (ko) 지그 모듈을 이용한 비파괴적 방식의 레일 축방향 응력 측정 시스템 및 그 방법
JPH04221757A (ja) 欠陥検出装置及び方法
US6844721B2 (en) Variable electromagnetic damping apparatus
US3320799A (en) Surface testing apparatus
JP3249425B2 (ja) 亀裂測定装置
US7671607B2 (en) System and method for measuring air bearing gap distance
US2659857A (en) Instrument for indicating permeability
JPH0351777A (ja) 半導体装置の測定装置及びその測定方法
US6734664B2 (en) Compliant laminar eddy current sensitivity standard
JPS6180076A (ja) Mr素子の検査装置
CN111551581B (zh) 一种热电材料性能测量系统
JP3538557B2 (ja) 接触検査装置
JP2966156B2 (ja) テーパー状座面角度測定装置および測定方法
JPH0833374B2 (ja) 金属内異質層検出方法およびその装置
WO2006103483A2 (en) Magnetic imaging equipment for non-destructive testing of magnetic and/or electrically conductive materials
JPS63223539A (ja) 微小領域強度試験装置
RU155182U1 (ru) Устройство для фиксации вибродатчика
JPS5954941A (ja) 自動記録振杆硬度計
JP3242381B2 (ja) 金属片混入検出装置
JPH05346383A (ja) 引っかき式硬さ試験方法および試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050314