JP2007080960A - 搬送系調整用装置およびその調整方法 - Google Patents

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Takanori Murata
貴則 村田
Keigo Fukuda
圭吾 福田
Satoshi Morimoto
聡 森本
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Abstract

【課題】半導体製造装置のウェハを収納するウェハカセットとウェハカセットにウェハを
搬送する搬送手段からなる搬送系において、作業者が目視による官能調整によることなく
、ウェハカセットと搬送手段の高さと傾きを調整することができる搬送系調整用装置を得
ること。
【解決手段】ウェハカセット内にウェハを搬送する搬送アームに保持され、ウェハカセッ
ト内に配置される基準ウェハ20と、ウェハの端部を保持するウェハカセットのカセット
脚に保持され、基準ウェハ20との間の距離を測定する距離測定部12を備える基準板1
0と、距離測定部12によって測定された基準板10と基準ウェハ20との間の距離を表
示する表示部40と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ウェハをウェハカセットに搬送するウェハ搬送位置を調整する搬送系調整
用装置とその調整方法に関するものである。
半導体デバイスの生産において一般的に用いられる半導体処理装置には、処理前や処理
済みの半導体ウェハ(以下、単にウェハという)を一時的に収納するウェハカセットが搭
載される。このウェハカセットにウェハを出し入れする際には、ウェハを搬送アームに搭
載して行う。
図14は、ウェハカセットにウェハを搬送アームで搬送している状態を模式的に示す断
面図である。ウェハカセット300は、搬送されたウェハ320を保持するための等間隔
に形成された複数のカセット脚301をその側面内周に有している。また、このカセット
脚301のいずれかにウェハ320を搬送するための搬送アーム330が設けられる。
このようなウェハカセット300へのウェハ320の搬送方法について説明する。まず
、ウェハカセット300外で搬送アーム330上にウェハ320が搭載され、図示しない
駆動機構によってウェハカセット300内に搬送される。このとき、搬送アーム330は
、搭載したウェハ320がウェハカセット300内の上下方向に隣接するカセット脚30
1の間に位置するように調整されており、カセット脚301に接触することなくウェハカ
セット300内に搬送される。そして、ウェハカセット300内の所定の位置に至ると、
搬送アーム330は下方に移動し、ウェハ320の端部がウェハ320の直近のカセット
脚301に引っかかり、カセット脚301に保持される状態となる。なお、ウェハカセッ
ト300からのウェハ320の取り出しは、上記と逆の順序によって行われる。
ところで、もし、搬送アーム330が上下に位置するカセット脚301に対してどちら
かに偏って挿入されると、ウェハカセット300に搬送アーム330を挿入する際に、搬
送アーム330がウェハ320と衝突してウェハ320が破損したり、また、ウェハカセ
ット300から搬送アーム330を抜き出す場合に、ウェハ320の表面(上主面)に接
触して、表面に形成された半導体素子が破損したり、異物が付着する可能性が高まる。ま
た、搬送アーム330とウェハカセット300とが平行な関係にない場合にも同様の問題
が発生する可能性が高まる。そのため、搬送アーム330に搭載されたウェハ320をウ
ェハカセット300内に挿入する際には、搬送アーム330に搭載されたウェハ320と
ウェハカセット300の水平面が平行となるように、そして、搬送するウェハ320の上
下に位置するカセット脚301との間に均等な隙間を有するように、搬送アーム330と
ウェハカセット300を予め調整しておく必要がある。
従来、このような搬送アーム330とウェハカセット300の調整は、目視で実施され
ていた。図15〜図18−2は、従来の搬送アームとウェハカセットの調整の様子を模式
的に示す図である。図15は、搬送アームとウェハのセンタ位置の確認方法の従来例を示
す図である。この図15に示されるように、搬送アーム330は、平板状の部材にウェハ
320を搭載したときに、ウェハ320が所定の範囲内に収まるようにウェハ320の形
状に合わせた凹部331を有している。この凹部331は、搭載されるウェハ320より
もわずかに大きい寸法となっている。そして、搬送アーム330とウェハ320のセンタ
位置を確認する場合には、搬送アーム330の凹部331にウェハ320が均等に収まっ
ているか、ウェハ320と搬送アーム330の凹部331の周縁部との間隔がそれぞれの
位置Bで等しいか、を従来では目視によって確認していた。
図16は、ウェハと搬送アームの高さ位置の確認方法の従来例を示す図である。この図
16は、図15におけるX方向の傾きの調整方法を示しており、搬送アーム330にウェ
ハ320を搭載した状態で、ウェハカセット300の上下に隣接するカセット脚301の
隙間の中央にウェハ320が位置しているか否かを、従来では目視によって確認していた
。より具体的には、上下のカセット脚301とウェハ320の上下面との間のそれぞれの
距離d1,d2が等しいか否かを、目視によって確認していた。
図17は、ウェハと搬送アームの高さ位置の確認方法の従来例を示す図である。この図
17は、図15におけるY方向の傾きの調整方法を示しており、ウェハ320がカセット
脚301に保持された状態で、搬送アーム330を移動させて、それぞれの位置でのウェ
ハ320と搬送アーム330の先端との隙間C,Dが同じであるか否かを、従来では目視
によって確認していた。
図18−1〜図18−2は、搬送アーム単体での傾き調整方法の従来例を示す図であり
、図18−1は、搬送アームとウェハカセットが設置されるチャンバの状態を示す側面図
であり、図18−2は、搬送アームの平面図である。従来では、図18−1に示されるよ
うに、搬送アーム330とチャンバ323が平行な位置関係にあるか否かをノギス356
によって測定していた。たとえば、図18−2に示されるように、搬送アーム330の所
定の4点を測定ポイントP1〜P4として、これらの測定ポイントP1〜P4で搬送アーム3
30とチャンバ323との間の距離を計測し、搬送アーム330のチャンバ323に対す
る傾きを確認していた。
以上のように、従来のウェハカセット300と搬送アーム330からなる搬送系の調整
は、目視調整で行うものが多いために、作業者によるばらつきや調整の再現性がなく、ウ
ェハ320の搬送が安定せず、また目視調整のために調整の定量化ができないという問題
点があった。
また、図16に示されるように、ウェハカセット300内のカセット脚301とカセッ
ト脚301との間に搬送アーム330に搭載されたウェハ320が位置するように調整す
る場合に、ウェハ320の上下にはたとえば約1.1mmのマージンしかないので、正確
な調整が必要とされるが、上述したように目視でこのような狭い空間の調整を行っている
ので、正確な調整ができないという問題点もあった。さらに、図17に示されるように、
ウェハ320の奥行き(Y方向)の傾きの調整は、奥における搬送アーム330の先端と
ウェハ320との距離を目視で確認することが困難であり、照明の関係からも全体の傾き
を把握するのは困難であるという問題点があった。また、図15に示されるように、ウェ
ハ320と搬送アーム330のセンタ位置の調整は目視であったために、確実な調整がで
きないという問題点もあった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、半導体製造装置のウェハを一時的に収納す
るウェハカセットとウェハカセットにウェハを搬送する搬送手段からなる搬送系において
、作業者が目視による官能調整によることなく、ウェハカセットと搬送手段の高さと傾き
を調整することができる搬送系調整用装置とその調整方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる搬送系調整用装置は、ウェハカセット内に
ウェハを搬送するウェハ搬送手段に保持され、前記ウェハカセット内に配置される基準ウ
ェハと、ウェハの端部を保持する前記ウェハカセットのカセット脚に保持され、前記基準
ウェハとの間の距離を測定する距離測定手段を備える基準板と、前記距離測定手段によっ
て測定された前記基準板と前記基準ウェハとの間の距離を表示する表示手段と、を備える
ことを特徴とする。
この発明によれば、基準板の距離測定手段によって測定された基準ウェハとの距離を表
示手段に表示出力させるようにしたので、ウェハカセット内におけるカセット脚とウェハ
搬送手段上の基準ウェハの位置関係を数値で把握することができる。これにより、ウェハ
カセットとウェハ搬送手段との位置関係が平行でない場合や、基準ウェハを搭載したウェ
ハ搬送手段の位置がウェハカセット内の隣接する上下のカセット脚の中央部付近にない場
合には、その出力結果を見ながら調整することができるので、精度よく調整を行うことが
可能になる。このようにウェハカセットとウェハ搬送手段などからなる搬送系を調整する
結果、ウェハの搬送が安定し、搬送不良を削減することができるという効果を有する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる搬送系調整用装置およびその調整方法の
好適な実施の形態を詳細に説明する。この発明の搬送系調整用装置およびその調整方法は
、ウェハを収納するウェハカセットと、ウェハを搬送する搬送アームとの位置関係を調整
する際に適用される。より具体的には、ウェハカセットに搬送アームでウェハを搬送する
際に、搬送アームで保持されるウェハが、ウェハカセットに設けられるウェハを保持する
ためのカセット脚に接触しないようにウェハカセット内に搬送されるように、搬送アーム
とウェハカセットとの間の位置関係の調整を支援するものである。
実施の形態1.
図1は、この発明にかかる搬送系調整用装置の概略構成を示す図であり、図2−1は、
搬送系調整用装置を構成する基準板の下面図であり、図2−2は、図2−1の基準板の平
面図であり、図2−3は、基準板の他の構成例を示す下面図であり、図2−4は、図2−
3の基準板の平面図であり、図3は、搬送系調整用装置を構成する基準ウェハの平面図で
あり、図4は、搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を示す断面模式図であ
る。
この搬送系調整用装置は、ウェハカセット100に搭載可能な円盤状を有する基準板1
0および基準ウェハ20と、基準板10と基準ウェハ20との中心位置を合わせるセンタ
位置調整用シャフト30と、基準板10と基準ウェハ20との距離(間隔)を表示する表
示部40と、を備える。
基準板10は、ウェハカセット100に搭載可能な円盤状を有するアルミニウムなどの
材料から構成される板材11に、搬送アーム130に保持された状態の基準ウェハ20と
の距離を測定する距離測定部12を備えた構成を有する。この図1と図2−1に示される
例では、板材11の中心に対して4回回転対称となる板材11の下面側の周縁部の位置に
4個の距離測定部12が設けられている。この距離測定部12として、渦電流型や静電容
量型、レーザ型などの非接触式変位計を用いることができる。また、板材11の上面側に
は、基準板10の回転を防止するための回転防止ガイド13が設けられており、この板材
11が後述するウェハカセット100に設けられるカセット脚101に引っかかることで
、ウェハカセット100内における板材11の面内の回転を防止する。さらに、板材11
の中心部には、ウェハカセット100内で基準ウェハ20との間でセンタ位置を調整する
ためのセンタ穴14が穿たれる。なお、距離測定部12は、特許請求の範囲における距離
測定手段に対応している。
距離測定部12は、表示部40とケーブルを介して接続されるため、そのケーブルが基
準板10の寸法からはみ出したりする可能性がある。そこで、たとえば、図2−3〜図2
−4に示されるように、基準板10を構成することで、ケーブルのはみ出しなどを抑え、
基準板10のウェハカセット100のカセット脚101への収まり具合を良好にすること
ができる。この例では、板材11の2組の隣り合う2つの距離測定部12の中間に距離測
定部12から伸びるケーブル12Aを反対側の面へ通すためのケーブル通し穴16を2つ
設けている。また、板材11の距離測定部12が設けられる側の面の距離測定部12とケ
ーブル通し穴16との間には、ケーブル12Aを格納するためのケーブル溝15が形成さ
れ、そのケーブル12Aを抑えるためのケーブル押え板17が設けられる。これにより、
距離測定部12から伸びるケーブル12Aを固定することができる。なお、この図2−3
〜図2−4は、距離測定部12と表示部40とを結ぶケーブルの配置方法の一例であり、
これに限定される趣旨ではない。
基準ウェハ20は、基準板10の距離測定部12による距離測定が可能な構造を有して
おり、円盤状を有するアルミナなどの材料から構成されるウェハ21に、基準板10の距
離測定部12の設置位置に対応した位置に設けられる距離測定用部材22を備えた構成を
有する。距離測定用部材22は、距離測定部12の距離の検出原理に応じた材料から構成
され、ウェハ21の上面部側に設けられる。たとえば距離測定部12が渦電流型やレーザ
型の非接触式変位計である場合には、距離測定用部材22は金属材料などの導電性材料か
らなる。また、基準板10と同様にウェハ21の中心部には、ウェハカセット100内で
基準板10との間でセンタ位置を調整するためのセンタ穴23が穿たれる。なお、基準ウ
ェハ20をアルミナで構成することで、ひずみの発生を抑えることができる。また、この
基準ウェハ20は、搬送アーム130によって搬送される通常のウェハと同じ質量を有す
るように構成することが望ましい。
センタ位置調整用シャフト30は、基準板10と基準ウェハ20の中心部に穿たれたセ
ンタ穴14,23とほぼ同じ径を有する挿入部31と、挿入部31よりも断面径が大きく
、該センタ位置調整用シャフト30の基準板10と基準ウェハ20のセンタ穴14,23
からの落下を防止するためのストッパ部32と、から構成される。基準板10がウェハカ
セット100の所定の位置に設置され、基準ウェハ20が搬送アーム130によってウェ
ハカセット100内に搬送された後、基準板10と基準ウェハ20との位置を合わせるた
めに、両者の中央に設けられたセンタ穴14,23に、このセンタ位置調整用シャフト3
0を挿入することで、両者の間の位置関係が固定される。これにより、基準ウェハ20の
距離測定用部材22の位置を、基準板10の距離測定部12と対向した位置に合わせるこ
とが可能となる。このセンタ位置調整用シャフト30は、特許請求の範囲における位置合
せ用部材に対応している。
表示部40は、各距離測定部12によって測定された基準板10と基準ウェハ20との
間の距離を表示する。この表示部40は、距離測定部12によって測定された距離を個別
に表示することができるものであればよい。また、表示する値としては、「mm」などの
単位とすることで、搬送系調整用装置の使用者にとって見やすくすることができる。この
表示部40は、特許請求の範囲における表示手段に対応している。
ここで、搬送系調整用装置を用いたウェハカセット100と搬送アーム130との位置
関係の調整支援方法について説明する。ウェハカセット100は、カセットステージ12
0上に設置され、カセットステージ120にはその傾きを修正するための調整ボルト12
1が設けられている。たとえば、調整ボルト121は、搬送系調整用装置に設けられた4
つの距離測定部12に対応して、カセットステージ120のウェハカセット100が搭載
される面の前後左右の4箇所に設けられる。ウェハカセット100の側面内周には、搬送
されたウェハを保持するための複数のカセット脚101が等間隔に形成されている。また
、このカセット脚101のいずれかにウェハを搬送するための搬送アーム130が設けら
れる。なお、この図4では、搬送アーム130を駆動させるための駆動機構などの図示を
省略している。また、この搬送アーム130は、紙面の垂直方向に駆動され、ウェハを搬
送するものとする。この搬送アーム130は、特許請求の範囲におけるウェハ搬送手段に
対応している。
まず、このウェハカセット100内の任意の位置のカセット脚101に、距離測定部1
2が下方を向くように、またカセットステージ120に設けられた調整ボルト121の位
置に対応するように、基準板10が配置される。このとき、基準板10の回転防止ガイド
13がウェハカセット100内のカセット脚101と接触することで、基準板10の面内
での回転が防止される。ついで、ウェハカセット100の外部で、搬送アーム130上に
基準ウェハ20が搭載され、搬送アーム130によってウェハカセット100内の所定の
位置、具体的にはウェハをカセット脚101に保持させる位置、まで搬送される。なお、
図4の例では、基準ウェハ20は、基準板10よりも下方に配置されるため、距離測定用
部材22が上方を向くように配置される。その後、センタ位置調整用シャフト30の挿入
部31を、上方から基準板10のセンタ穴14に挿入し、センタ位置調整用シャフト30
の挿入部31が基準ウェハ20のセンタ穴23に挿入されるように搬送アーム130の位
置を調整し、基準板10と基準ウェハ20との位置関係を固定する。なお、このとき、基
準ウェハ20の距離測定用部材22が基準板10の距離測定部12と対向するように配置
する。
基準板10と基準ウェハ20との間の位置関係が固定された後、基準板10の距離測定
部12による距離測定が開始される。距離測定部12は、基準ウェハ20上の距離測定用
部材22を用いて、基準板10と基準ウェハ20との間の距離を測定し、その結果が表示
部40に表示出力される。これにより、搬送系調整用装置の使用者は、搬送アーム130
に搭載される基準ウェハ20のウェハカセット100内での基準板10からの高さ方向の
位置を確認することができる。また、使用者は、搬送アーム130上の基準ウェハ20の
位置を示す表示部40の値を確認しながら、搬送アーム130上の基準ウェハ20とウェ
ハカセット100との間の平行度を保つようにカセットステージ120上の調整ボルト1
21を調整する。その後、使用者は、ウェハカセット100に設けられるカセット脚10
1の間隔を予め把握しているので、搬送アーム130上の基準ウェハ20の位置を示す表
示部40の値を確認しながら、基準ウェハ20の位置がウェハカセット100内の配置位
置の上下のカセット脚101のほぼ中央付近に位置するように、表示部40の値を確認し
ながら搬送アーム130の位置を調整する。これにより、基準板10と基準ウェハ20と
の平行度を確保するとともに、カセット脚101とこすれることなくウェハを搬送するこ
とができる位置に搬送アーム130の位置を調整することが可能となる。その後、基準板
10と基準ウェハ20をウェハカセット100から外し、実際のウェハのウェハカセット
100への搬送作業が開始される。
なお、図4では、搬送アーム130上に基準ウェハ20を搭載してウェハカセット10
0に搬送する場合を例示しているために、ウェハカセット100内では基準ウェハ20よ
りも基準板10の方が上位に配置される構成となっていたが、基準ウェハ20を懸架して
搬送する搬送アーム130が用いられる場合には、ウェハカセット100内では基準ウェ
ハ20よりも基準板10の方が下位に配置される構成となる。この場合には、基準ウェハ
20の距離測定用部材22が下方に向くように配置され、基準板10の距離測定部12が
上方に向くように配置される。
この実施の形態1によれば、基準板10の距離測定部12によって測定された基準ウェ
ハ20との距離を表示部40に表示出力させるようにしたので、ウェハカセット100内
におけるカセット脚101と搬送アーム130上の基準ウェハ20の位置関係を数値で把
握することができる。これにより、ウェハカセット100と搬送アーム130との位置関
係が平行でない場合や、基準ウェハ20を搭載した搬送アーム130の位置がウェハカセ
ット100内の隣接する上下のカセット脚101の中央部付近にない場合には、その出力
結果を見ながら調整することができるので、精度よく調整を行うことが可能になる。この
ようにウェハカセット100と搬送アーム130などからなる搬送系を調整する結果、ウ
ェハの搬送が安定し、搬送不良を削減することができるという効果を有する。また、基準
ウェハ20を実際に搬送するウェハと同じ質量とすることで、搬送アーム130の搬送時
にかかる負荷を実際のウェハの場合と同じ状態で調整を行うことができる。
さらに、距離測定部12として一般的にコンパクトな構成を有する非接触変位計を用い
ることによって、狭い場所でも使用することができる。また、距離測定部12を基準板1
0の周縁部(外周部)に設けることによって、ウェハカセット100(基準板10)と搬
送アーム130に搭載された基準ウェハ20との間の一層細かい平行度を見ることができ
る。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2にかかる搬送系調整用装置をウェハカセットに設置し
た状態を模式的に示す図である。この実施の形態2の搬送系調整用装置では、実施の形態
1の距離測定部12と表示部40を一体化したダイヤルゲージ51を基準板10Aに設け
ることを特徴とする。ダイヤルゲージ51は、距離を測定する対象に接触させる測定子5
2と、測定子52の伸縮から測定対象との距離を表示する目盛板53と、を備える。図5
の例では、基準板10Aは、ダイヤルゲージ51が取り付けられる面を下向きにしてウェ
ハカセット100内に設置され、搬送アーム130で搬送される基準ウェハ20Aとの間
の距離がダイヤルゲージ51によって測定され、その値がダイヤルゲージ51の目盛板5
3に表示される。
ここで、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略してい
る。また、この実施の形態2では、基準板10Aとして接触式の距離測定手段であるダイ
ヤルゲージ51を用いているために、基準ウェハ20Aとしては実施の形態1で使用した
基準ウェハ20のような特別な装備を必要としない。そのため、基準ウェハ20Aとして
、通常搬送の際に使用されるシリコンウェハなどのウェハを使用してもよい。
この実施の形態2での搬送系調整支援方法の手順について説明する。まず、ウェハカセ
ット100内のカセット脚101に、ダイヤルゲージ51を下方に向けた状態で基準板1
0Aを設置する。ついで、基準ウェハ20Aが搬送アーム130に搭載され、ウェハカセ
ット100内の所定の位置に搬送される。これにより、基準板10Aに設けられたダイヤ
ルゲージ51の測定子52が搬送アーム130上の基準ウェハ20Aの表面に触れ、それ
ぞれの測定子52によって基準板10Aと基準ウェハ20Aとの間の距離が測定され、目
盛板53に表示される。これにより、搬送系調整用装置の使用者は、実施の形態1と同様
に、ウェハカセット100(基準板10A)と搬送アーム130に搭載された基準ウェハ
20Aとの間の平行度と、基準ウェハ20Aの位置を確認し、調整することができる。
この実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、距離測定部と表示部とを1
つにまとめたダイヤルゲージ51を使用するようにしたので、装置構成が簡略化されると
いう効果を有する。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3にかかる搬送系調整用装置をウェハカセットに設置し
た状態を模式的に示す図であり、図7は、搬送系調整用装置の基準板の実施の形態3の構
成を示す平面図である。この実施の形態3の搬送系調整用装置は、ウェハカセット100
内のカセット脚101に配置された基準板10Bとウェハカセット100内に搬送アーム
130で搬送された基準ウェハ20Bとの間に隙間ゲージ54を挿入して、基準板10と
搬送アーム130に搬送される基準ウェハ20Bとの平行度と、基準ウェハ20B(搬送
アーム130)の高さを調整するものである。このとき使用される基準板10Bには、図
7に示されるように、実施の形態1と異なり、距離測定部12や表示部40などの構成部
品は設けられておらず、ウェハカセット100内に設置された後に挿入する隙間ゲージ5
4の挿入位置の目印となる測定ポイントマーク55が付された構成を有している。なお、
この測定ポイントマーク55は隙間ゲージ54を挿入するための目安となるものであるの
で、設けなくてもよい。また、基準ウェハ20Bは、実施の形態1で用いたものを用いて
もよいし、実施の形態1で用いたものとは異なり、構成部品を備えていないものや実際に
使用されるシリコンウェハなどを用いてもよい。なお、実施の形態1と同一の構成要素に
は同一の符号を付してその説明を省略している。
この実施の形態3での搬送系調整支援方法の手順について説明する。まず、ウェハカセ
ット100内のカセット脚101に基準板10Bを設置した後、基準ウェハ20Bが搬送
アーム130に搭載され、ウェハカセット100内の所定の位置に搬送される。ついで、
基準板10と搬送アーム130に搭載された基準ウェハ20との間の測定ポイントマーク
55が付された位置に、隙間ゲージ54を挿入する。最初に挿入する隙間ゲージ54は、
基準板10Bと搬送アーム130に搭載された基準ウェハ20Bとの間の理想的な間隔を
厚さとするものである。そして、その隙間ゲージ54を挿入できない位置には、それより
も薄い隙間ゲージ54を挿入し、その隙間ゲージ54を挿入したが基準板10Bと基準ウ
ェハ20Bとの間の間隔の方が厚い場合にはそれよりも厚い隙間ゲージ54を挿入する。
そして、実際に挿入した隙間ゲージ54の厚さの理想的な間隔の隙間ゲージ54の厚さか
らのずれを読み取って、ウェハカセット100(基準板10B)と搬送アーム130に搭
載された基準ウェハ20Bとの平行度と、基準板10Bと基準ウェハ20Bとの間隔を調
整する。
この実施の形態3によれば、実施の形態1の効果に加えて、非接触変位計やダイヤルゲ
ージなどの測定機器を用いない安価な方法でウェハカセット100と搬送アーム130の
平行度と、搬送アーム130の位置を調整することができるという効果を有する。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4にかかる搬送系調整用装置をウェハカセットに設置し
た状態を模式的に示す図であり、図9は、搬送系調整用装置の基準板の実施の形態4の構
成を示す平面図である。この搬送系調整用装置は、基準板10Cの所定の位置にノギス5
6などの距離測定手段を挿入して基準ウェハ20Cとの間の距離を測定するための測定穴
57を設けた構造を有している。図8に示されるように、この搬送系調整用装置がウェハ
カセット100に設置された状態で、基準板10Cの測定穴57にたとえばノギス56な
どを挿入することで、各測定穴57における基準板10Cと搬送アーム130に搭載され
た基準ウェハ20Cとの間の距離を測定する。なお、上述した実施の形態と同一の構成要
素には同一の符号を付してその説明を省略している。また、この実施の形態4における搬
送系調整支援方法は、実質的に実施の形態3と同一であるのでその説明を省略する。さら
に、基準ウェハ20Cは、実施の形態1で用いたものを用いてもよいし、実施の形態1で
用いたものとは異なり、構成部品を備えていないものや実際に使用されるシリコンウェハ
などを用いてもよい。また、測定穴57は、特許請求の範囲における距離測定用穴に対応
している。
この実施の形態4によれば、実施の形態1の効果に加えて、非接触変位計やダイヤルゲ
ージなどの測定機器を用いない安価な方法でウェハカセット100と搬送アーム130の
平行度と、搬送アーム130の位置を調整することができるという効果を有する。
実施の形態5.
図10は、この発明にかかる搬送系調整用装置の実施の形態5の構成を模式的に示す断
面図であり、図11は、図10の搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模
式的に示す図である。この搬送系調整用装置は、高さ方向の外寸hがウェハカセット10
0内の隣接するカセット脚101の間隔Aに丁度嵌るサイズ(h=A)となっており、ウ
ェハカセット100の側壁側に取り付けられる面と反対側の面には水平方向に凹部62が
形成される嵌込みブロック61からなる。この凹部62の高さ方向の寸法iは、ウェハ2
0Dの厚みとほぼ同じかウェハ20Dの厚みよりもわずかに大きい値を有するように形成
されている。この嵌込みブロック61を、凹部62が形成されない面をウェハカセット1
00の側壁と向かい合わせるように、隣接するカセット脚101間の空間に嵌め込むこと
によって、搬送系の調整を行う。
この実施の形態5での搬送系調整支援方法の手順について説明する。まず、ウェハカセ
ット100内の隣接するカセット脚101とカセット脚101との間に搬送系調整用装置
である嵌込みブロック61を、その凹部62がウェハカセット100内を向くように嵌め
込む。この嵌込みブロック61が嵌め込まれる位置(高さ)は、搬送アーム130がウェ
ハ20Dを搬送する位置(高さ)とする。ついで、ウェハ20Dが搬送アーム130に搭
載され、ウェハカセット100内の所定の位置に搬送される。このとき、搬送アーム13
0上のウェハ20Dが、嵌込みブロック61の凹部62内を接触することなくスムーズに
入るように、実施の形態1で説明したように、搬送アーム130上のウェハ20Dとウェ
ハカセット100との平行度と、搬送アーム130の高さを調整する。なお、この実施の
形態5では、ウェハ20Dとして、実際に使用されるシリコンウェハなどが用いられる。
この実施の形態5によれば、実施の形態1〜4で示したように、ウェハ20Dまでの距
離を測定するための基準板を用意することなく、ウェハ20Dの厚さとほぼ同じかウェハ
20Dの厚さよりもわずかに大きい凹部62を有する嵌込みブロック61をウェハカセッ
ト100内の隣接するカセット脚101とカセット脚101との間の空間に嵌め込むだけ
で、搬送アーム130上のウェハ20Dとウェハカセット100との平行度と、搬送アー
ム130の高さを調整することができるという効果を有する。また、距離測定部や表示部
がないので、構造を簡易化することができるとともに、製作コストも実施の形態1〜4の
場合に比して低く抑えることができる。
実施の形態6.
図12は、この発明にかかる搬送系調整用装置の実施の形態6の構成を模式的に示す断
面図であり、図13は、図12の搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模
式的に示す図である。この搬送系調整用装置70は、ウェハカセット100の第1のカセ
ット脚101Aから先端が所定の位置となるように配置された第1の探針71Aと、第1
のカセット脚101Aと下側に隣接する第2のカセット脚101Bから先端が第2のカセ
ット脚101Bよりも上側の所定の位置となるように配置された第2の探針71Bと、第
1と第2の探針71A,71Bに接続されるテスタなどの電気抵抗計測部72とを備える
構成となっている。第1と第2の探針71A,71Bの先端間の垂直方向の距離Rは、ウ
ェハ20Eの厚さdとほぼ同じかまたはウェハ20Eの厚さdよりもわずかに大きい値を
有するように設定されている。これにより、たとえば、搬送アーム130の高さや搬送ア
ーム130に搭載されたウェハ20Eとウェハカセット100の平行度の調整を行う際に
、半導体であるウェハ20Eが第1と第2の探針71A,71Bに接触すると、電気抵抗
計測部72に電流が流れ、ウェハ20Eの位置が適当でないことを確認することができる
。なお、図13では、搬送系調整用装置70をウェハカセット100に1箇所設けた場合
を示したが、ウェハカセット100に複数箇所設けてもよい。たとえば、実施の形態1の
ようにウェハカセット100の対称となる位置に4箇所設けるようにしてもよい。なお、
電気抵抗計測部72は、特許請求の範囲における電気抵抗計測手段に対応している。
この実施の形態6での搬送系調整支援方法の手順について説明する。まず、搬送系調整
用装置70が設置されたウェハカセット100内のカセット脚101Bの位置に、搬送ア
ーム130によって半導体のウェハ20Eを搬送する。このとき、搬送アーム130上の
ウェハ20Eが搬送系調整用装置70の第1と第2の探針71A,71Bに接触すること
がないように、すなわち、電気抵抗計測部72に表示される値が導通を示す値となること
がないように確認しながら、搬送アーム130上のウェハ20Eとウェハカセット100
との平行度と、搬送アーム130の高さが調整される。
この実施の形態6によれば、隣接するカセット脚101間の所定の幅内にウェハ20E
が位置するように調整する際に、ウェハ20Eが半導体であることを利用して、それが触
れたときの電気抵抗値を測定して、ウェハ20Eの位置が所定の幅の範囲外に位置するこ
とを知らせるようにしたので、実施の形態4の場合に比較して、視覚的に使用者に調整状
況を通知することができるという効果を有する。
以上のように、この発明にかかる搬送系調整用装置は、半導体ウェハをウェハカセット
に搬送する際の搬送器具の調整に有用である。
この発明による搬送系調整用装置の概略構成を示す図である。 搬送系調整用装置を構成する基準板の下面図である。 搬送系調整用装置を構成する基準板の平面図である。 基準板の他の構成例を示す下面図である。 図2−3の基準板の平面図である。 搬送系調整用装置を構成する基準ウェハの平面図である。 搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を示す断面模式図である。 この発明の実施の形態2による搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3による搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模式的に示す図である。 搬送系調整用装置の基準板の実施の形態3の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態4による搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模式的に示す図である。 搬送系調整用装置の基準板の実施の形態4の構成を示す平面図である。 この発明による搬送系調整用装置の実施の形態5の構成を模式的に示す断面図である。 図10の搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模式的に示す図である。 この発明による搬送系調整用装置の実施の形態6の構成を模式的に示す断面図である。 図12の搬送系調整用装置をウェハカセットに設置した状態を模式的に示す図である。 ウェハカセットにウェハを搬送アームで搬送している状態を模式的に示す断面図である。 搬送アームとウェハのセンタ位置の確認方法の従来例を示す図である。 ウェハと搬送アームの高さ位置の確認方法の従来例を示す図である。 ウェハと搬送アームの高さ位置の確認方法の従来例を示す図である。 搬送アームとウェハカセットが設置されるチャンバの状態を示す側面図である。 搬送アームの平面図である。
符号の説明
10,10A〜10C 基準板
11 板材
12 距離測定部
12A ケーブル
13 回転防止ガイド
14,23 センタ穴
15 ケーブル溝
16 ケーブル通し穴
17 ケーブル押え板
20,20A〜20C 基準ウェハ
20D,20E,21 ウェハ
22 距離測定用部材
30 センタ位置調整用シャフト
31 挿入部
32 ストッパ部
40 表示部
51 ダイヤルゲージ
52 測定子
53 目盛部
54 隙間ゲージ
55 測定ポイントマーク
56 ノギス
57 測定穴
61 嵌込みブロック
62 凹部
70 搬送系調整用装置
71A,72B 探針
72 電気抵抗計測部
100 ウェハカセット
101,101A,101B カセット脚
120 カセットステージ
121 調整ボルト
130 搬送アーム

Claims (11)

  1. ウェハカセット内にウェハを搬送するウェハ搬送手段に保持され、前記ウェハカセット
    内に配置される基準ウェハと、
    ウェハの端部を保持する前記ウェハカセットのカセット脚に保持され、前記基準ウェハ
    との間の距離を測定する距離測定手段を備える基準板と、
    前記距離測定手段によって測定された前記基準板と前記基準ウェハとの間の距離を表示
    する表示手段と、
    を備えることを特徴とする搬送系調整用装置。
  2. 前記基準ウェハと前記基準板の中心には位置合せ用のセンタ穴が穿たれ、
    該センタ穴に挿入して前記ウェハカセット内での両者の位置合せを行う位置合せ用部材
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送系調整用装置。
  3. 前記基準ウェハは、前記ウェハカセット内に実際に搬送されるウェハと同じ質量を有す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送系調整用装置。
  4. 前記距離測定手段は、非接触変位計によって構成されることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の搬送系調整用装置。
  5. 前記距離測定手段と前記表示手段は、ダイヤルゲージによって構成されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1つに記載の搬送系調整用装置。
  6. ウェハカセット内にウェハを搬送するウェハ搬送手段に保持され、前記ウェハカセット
    内に配置される基準ウェハと、
    ウェハの端部を保持する前記ウェハカセットのカセット脚に前記基準ウェハと所定の距
    離を置いて保持される基準板と、
    前記基準ウェハと前記基準板との間の距離を測定する距離測定手段と、
    を備えることを特徴とする搬送系調整用装置。
  7. 前記距離測定手段は、前記基準ウェハと前記基準板との間に挿入して両者間の距離を測
    定する所定の厚さの隙間ゲージであることを特徴とする請求項6に記載の搬送系調整用装
    置。
  8. 前記基準板は、所定の位置に表裏面を貫通する距離測定用穴を有し、
    前記距離測定手段は、前記基準板から前記基準ウェハまでの距離を、前記距離測定用穴
    に挿入して計測する距離計測器であることを特徴とする請求項6に記載の搬送系調整用装
    置。
  9. ウェハカセットの内周側面に設けられるウェハの端部を保持するカセット脚とこのカセ
    ット脚に隣接する他のカセット脚との間に嵌め込まれる搬送系調整用装置であって、
    隣接する前記カセット脚の中央に前記カセット脚に保持されるウェハの厚さ方向の中心
    を合せて、このウェハの厚さに所定のマージンを加えた値を幅とする、基板面方向に伸び
    た切れ込みによって形成される凹部を備えることを特徴とする搬送系調整用装置。
  10. ウェハカセットの内周側面に設けられるウェハの端部を保持する第1のカセット脚から
    、この第1のカセット脚に隣接する第2のカセット脚との間の空間に先端が向けられて配
    置される導電性を有する第1の探針と、
    前記第2のカセット脚から、前記第1のカセット脚との間の空間に先端が向けられ、前
    記第1の探針と前記ウェハの厚さよりも長い距離を隔てて配置される導電性を有する第2
    の探針と、
    前記第1と前記第2の探針と接続され、前記第1と前記第2の探針間の導通を検出する
    電気抵抗計測手段と、
    を備えることを特徴とする搬送系調整用装置。
  11. ウェハカセット内に所定の間隔で配置されるカセット脚に、距離測定手段を有する基準
    板を設置する第1の工程と、
    ウェハ搬送手段に搭載した基準ウェハを、前記ウェハカセット内の所定のカセット脚に
    対応する位置に搬送する第2の工程と、
    前記距離測定手段によって、前記基準板と前記基準ウェハとの間の距離を測定する第3
    の工程と、
    前記距離測定手段によって測定された距離を表示する第4の工程と、
    を含むことを特徴とする搬送系調整方法。
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