JP2017094334A - 多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法 - Google Patents

多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017094334A
JP2017094334A JP2015225447A JP2015225447A JP2017094334A JP 2017094334 A JP2017094334 A JP 2017094334A JP 2015225447 A JP2015225447 A JP 2015225447A JP 2015225447 A JP2015225447 A JP 2015225447A JP 2017094334 A JP2017094334 A JP 2017094334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
bearing
eddy current
rolling mill
backup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015225447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6634786B2 (ja
Inventor
一郎 上光
Ichiro Uemitsu
一郎 上光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2015225447A priority Critical patent/JP6634786B2/ja
Publication of JP2017094334A publication Critical patent/JP2017094334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6634786B2 publication Critical patent/JP6634786B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】バッグアップロールに組み込まれた軸受を多段圧延機から取り外すことなく、複数の軸受の外輪表面の損傷を検出することができる多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法を提供する。【解決手段】多段圧延機10は、第2中間ロール14の取付位置に取り付け可能なロール用軸受検査部品30を備える。ロール用軸受検査部品30は、支持体31と、支持体31の軸方向溝33に軸方向に移動可能に保持された複数の渦電流センサ40を備える。渦電流センサ40は、バックアップロール15の複数の軸受20の外輪22の外周面22bの損傷の有無を同時に検査する。【選択図】図2

Description

本発明は、多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法に関し、より詳細には、バックアップロール用軸受を多段圧延機に組み付けた状態のまま、該軸受の損傷の有無を検査することができる多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法に関する。
従来、鉄鋼材による板材を製造する圧延機は、圧延時に鉄鋼材を圧迫挟持して圧延するワークロールと、該ワークロールの撓みを防止して均一な厚みの板材を得るため、ワークロールの外周面を転動自在に支える一段または複数段の中間ロールと、該中間ロールをその外側で支えてワークロールの撓みを防止するバックアップロールと、からなる多段圧延機が多く用いられている。
多段圧延機用のバックアップロールには、一般的に複列円筒ころ軸受が広く採用されている。このバックアップロール用軸受は、外輪の外周面が中間ロールに直接接触し、高速回転、水、高温、激しい振動、重荷重などの厳しい使用環境で用いられるため、外輪の外周面に圧痕、かじり、キズ、クラックなどの損傷が生じることがある。このため、上記損傷の進展を抑制すべく、外周面の表面には定期的に再研磨が行われている。
特許文献1には、渦電流センサを用いて軸受鋼中の疲労による残留オーステナイトの変化を測定することで軸受負荷状態を診断するようにした軸受負荷状態診断方法が開示されている。また、特許文献2には、渦電流測定装置により、使用前後における軸受のインピーダンス変化を測定して、軸受の残存寿命を予測する方法が開示されている。
特許第4013056号公報 国際公開特許第2011/074654号公報
ところで、バックアップロール用軸受の外輪の外周面の損傷は、軸受機能を著しく低下させ、損傷が進展した場合、操業ラインの突発停止等の問題に発展する虞がある。また、外輪の外周面を再研磨すると、再研磨による焼き戻りなどが生じ、該焼き戻り部分から早期はく離やクラックが発生することがある。このため、該軸受の外輪の外周面の損傷を簡単に検出して、使用時や再研磨時の損傷を抑制することが求められている。
また、特許文献1の技術は軸受の負荷状態を診断する、特許文献2の技術は金属疲労の進行度を測定するものであり、いずれも、バックアップロール用軸受の外輪の外周面の損傷を検出するものではない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、バッグアップロールに組み込まれた軸受を多段圧延機から取り外すことなく、複数の軸受の損傷を検出することができる多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 多段圧延機のバックアップロールを構成する軸受を検査する多段圧延機のロール用軸受検査部品であって、
少なくとも一つの渦電流センサと、
中間ロール用取付位置に取り付け可能で、且つ、前記渦電流センサを軸方向に移動可能に保持する支持体と、
を有することを特徴とする多段圧延機のロール用軸受検査部品。
(2) 前記渦電流センサは、前記バックアップロールの複数の前記軸受の外周面をそれぞれ検出可能な複数の渦電流センサを備え、
前記支持体は、前記複数の渦電流センサを軸方向に移動可能に保持することを特徴とする(1)に記載の多段圧延機のロール用軸受検査部品。
(3) 前記支持体は、前記渦電流センサを軸方向に移動可能に保持するように、軸方向に沿って形成される軸方向溝を備えて円柱状に形成されることを特徴とする(1)または(2)に記載の多段圧延機のロール用軸受検査部品。
(4) 被圧延部材を圧延するワークロールと、前記ワークロールをそれぞれ支持する少なくとも2段の中間ロール及びバックアップロールと、を備え、前記バックアップロールは複数の軸受を有する多段圧延機であって、
(1)〜(3)のいずれかに記載のロール用軸受検査部品は、前記バックアップロールに対向する前記中間ロールの取付位置に取り付け可能であることを特徴とする多段圧延機。
(5) 前記ロール用軸受検査部品は、前記渦電流センサが複数の前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面と対向可能となるように回転可能に配置され、
前記渦電流センサは、前記複数のバックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面の損傷の有無を検出可能であることを特徴とする(4)に記載の多段圧延機。
(6) 前記軸受は、円筒ころ軸受であることを特徴とする(4)または(5)に記載の多段圧延機。
(7) 被圧延部材を圧延するワークロールと、前記ワークロールをそれぞれ支持する少なくとも2段の中間ロール及びバックアップロールと、を備え、前記バックアップロールは複数の軸受を有する多段圧延機のロール用軸受損傷検出方法であって、
前記バックアップロールに対向する前記中間ロールの取付位置の少なくとも一箇所に、(1)〜(3)のいずれかに記載のロール用軸受検査部品を取り付ける工程と、
前記渦電流センサによって、前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面の損傷の有無を検出する工程と、
を備えることを特徴とする多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法。
(8) 前記検出工程は、前記バックアップロールの回転及び前記渦電流センサの軸方向移動を行いながら、前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面全面の損傷の有無を検出することを特徴とする(7)に記載の多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法。
(9) 前記検出工程は、前記支持体の回転を行いながら、前記ロール用軸受検査部品と対向する複数の前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面の損傷の有無を検出することを特徴とする(7)または(8)に記載の多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法。
本発明の多段圧延機のロール用軸受検査部品、多段圧延機、及び多段圧延機のバックアップロール用軸受の損傷検出方法によれば、バッグアップロールに組み込まれた軸受を多段圧延機から取り外すことなく、複数の軸受の外輪の外周面の損傷を検出することができる。
本発明に係る多段圧延機の圧延ロール部の断面図である。 (a)は多段圧延機のロール用軸受検査部品により軸受の外輪表面の損傷の有無を検出する状態を示す要部断面図、(b)は多段圧延機のロール用軸受検査部品の平面図、(c)は多段圧延機のロール用軸受検査部品の側面図である。 図1に示す多段圧延機の第2中間ロールを多段圧延機のロール用軸受検査部品に交換した状態の多段圧延機の断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る多段圧延機、及びそのロール用軸受検査部品について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、多段圧延機10は、ハウジング11内に複数種の圧延ロール群が設けられており、搬送される鉄鋼材(被圧延部材)Pを、圧延ロール群によって均一な厚みに圧延する。圧延ロール群は、鉄鋼材Pを圧延する一対のワークロール12と、一対のワークロール12を回転自在に支持する複数(図1に示す実施形態では上下各2個、総計4個)の第1中間ロール13と、これら第1中間ロール13を回転自在に支持する複数(図1に示す実施形態では上下各3個、総計6個)の第2中間ロール14とを備えている。各第2中間ロール14は、バックアップロール軸16に組み付けられて複数の軸受20によって構成される複数(図1に示す実施形態では上下各4個、総計8個)のバックアップロール15によってバックアップされている。なお、複数の軸受20は、通常、1つのバックアップロール15に対して、6〜8個取り付けられているが、図2では、軸方向一端側の3個のみ図示している。
第2中間ロール14は、ハウジング11内の取付位置に転がり軸受を介して回動自在に支持されている。
また、バックアップロール15は、軸受20間に配置されたサドル18等を介してハウジング11に取付けられている。サドル18は、不図示の偏心軸に嵌合するサドル受け(図示せず)を介してバックアップロール15をバックアップロール軸16と直交方向に位置制御して、鉄鋼材Pの板厚を制御するようになっている。なお、各バックアップロール軸16は、常時静止した状態(非回転状態)に維持されている。
軸受20は、図2に示すように、バックアップロール軸16に嵌合固定され、外周面に内輪軌道面21aを有する内輪(静止輪)21と、内輪21に対向して回転可能に配置され、内周面に一対の外輪軌道面22aを有する外輪(回転輪)22と、内輪軌道面21aと外輪軌道面22aとの間に転動自在に複列で配置された複数の円筒ころ(転動体)23と、各円筒ころ23を等間隔に保持する保持器24と、内輪21の軸方向両側に設けられた一対のスペーサ25と、を備え、外輪回転で使用される複列円筒ころ軸受である。
このような多段圧延機10において、軸受20の外輪22は、複数の第2中間ロール14に圧接しており、該第2中間ロール14と共に回転可能に位置決めされている。この場合、各外輪22からの圧力が第2中間ロール14から第1中間ロール13を介して一対のワークロール12に作用することで、ワークロール12の撓みが防止されている。これにより、搬送される鉄鋼材Pは、一対のワークロール12によって均一な厚みに圧延される。
なお、軸受20は、図示しない潤滑油供給源からの潤滑油が圧縮エアによって搬送されることで供給される、所謂オイルミスト方式により潤滑される。
このようなバックアップロール15の外輪22は、高温、高荷重などの過酷な環境で使用されるため、外周面22bが損傷する可能性がある。このため、従来は、軸受20を多段圧延機10から取り外して外輪22の外周面22bを定期的に再研磨するなどのメンテナンス作業を行うのが一般的であった。しかし、本実施形態の多段圧延機10は、検査対象となるバックアップロール15の外輪22に対向配置された第2中間ロール14を、ロール用軸受検査部品30に交換することで、軸受20を多段圧延機10から取り外さずに、且つ複数の軸受20の外輪22の外周面22bの損傷の有無を同時に検査可能としている。
図2に示すように、ロール用軸受検査部品30は、第2中間ロール14と略同じ直径を有し、第2中間ロール14と交換可能な円柱状の支持体31を備える。支持体31の両端部31a(図2では、軸方向一端部のみ示す)は、転がり軸受19を介してハウジング11内に組付け可能である。即ち、ロール用軸受検査部品30は、第2中間ロール14に代えて組付け可能となっている。
なお、転がり軸受19は、本実施形態のように、支持体31の両端部31aに嵌合して、ロール用軸受検査部品30を構成し、ハウジング11内の中間ロール取付位置に取り付けられてもよい。或いは、転がり軸受19をロール用軸受検査部品30と第2中間ロール14との共用部品とし、転がり軸受19自体が中間ロール取付位置を構成して、ロール用軸受検査部品30の支持体31の両端部31aを嵌合させるようにしてもよい。
支持体31の外周面には、軸方向に沿って略コの字形の軸方向溝33が形成されている。軸方向溝33内には、バックアップロール15が有する軸受20と同数の渦電流センサ40が配設されている。各渦電流センサ40は、それぞれ軸受20の外輪22に対向して配置され、外輪22の外周面22bに沿って軸方向に移動可能である。また、各渦電流センサ40は、支持体31と共に回転する。
渦電流センサ40は、外輪22の外周面22bに対向配置された不図示のコイルを有し、該コイルに励磁電流を流したとき、外輪22の外周面22bに誘導される渦電流によって生じるコイルのインピーダンスの変化を検出可能である。コイルのインピーダンスは、外輪22の外周面22bの損傷(キズ、クラック、はく離など)状態により変化するため、インピーダンスの変化を検出することで外周面22bの損傷の有無、及び損傷の程度を検出することができる。各渦電流センサ40のコイルは、配線41を介して不図示のインピーダンス測定装置に接続されている。
また、焼き戻りの部分から早期はく離が発生することがあるが、渦電流センサ40は、早期はく離を検出できるため、焼き戻りが発生する箇所の特定も可能となる。
次に、軸受20の外輪22の外周面22bの損傷の有無を検査する具体的方法について説明する。
先ず、図3に示すように、検査対象となるバックアップロール15、例えば、バックアップロール15Aに対向する第2中間ロール14を、ロール用軸受検査部品30(30A)に交換し、支持体31に保持された渦電流センサ40をバックアップロール15Aに対向して配置する。これにより、1つの外輪22に1つの渦電流センサ40が対向配置される。このとき、ロール用軸受検査部品30Aの支持体31は、バックアップロール15Aの外輪22の外周面22bに当接してもよく、また、外輪22の外周面22bから離間して隙間を介して対向してもよい。
次いで、バックアップロール15Aの外輪22を回転させると共に、渦電流センサ40を軸方向に移動させて、各外輪22の外周面22bの全面に亘ってインピーダンス値を測定する。測定されたインピーダンス値と、予め決められている合否判定の基準インピーダンス値とを比較して、測定インピーダンス値が基準インピーダンス値と同じか、大きい場合には、外輪22の外周面22bに損傷があると判断し、軸受20の交換、或いは外輪22の再研磨などの処置が行われる。
なお、渦電流センサ40の検査領域は、一定の検出幅があるので、検出幅を連続させて、または一部が重複するように渦電流センサ40を移動させることで、外周面22bの全面を検査することができる。
また、各外輪22の外周面22bには、それぞれ1つの渦電流センサ40が対向配置されているので、1回の検査工程で複数の外輪22を同時に検査することができる。更に、バックアップロール15(軸受20)を多段圧延機10から取り外さずに検査することができ、検査効率が大幅に向上する。
続いて、隣接するバックアップロール15(15B)の検査を行うには、ロール用軸受検査部品30Aの支持体31を回転させて、各渦電流センサ40をバックアップロール15Bの外輪22に対向させた後、上記と同様に、バックアップロール15Bの外輪22を回転させると共に、渦電流センサ40を軸方向に移動させ、コイルのインピーダンス変化を検出してバックアップロール15Bの外輪22の外周面22bを検査する。
図3に示すように、ロール用軸受検査部品30を用いて、バックアップロール15A及び15Bに対向する第2中間ロール14を検査した後、バックアップロール15C及び15Dに対向する第2中間ロール14、バックアップロール15E及び15Fに対向する第2中間ロール14、及びバックアップロール15G及び15Hに対向する第2中間ロール14を、それぞれロール用軸受検査部品30に順に交換して検査することで、上下8本のバックアップロール15A〜15Hが有する各外輪22の外周面22bを、多段圧延機10から取り外すことなく、且つ同時に検査することができ、検査工数を大幅に削減することができる。
なお、上述した説明では、ロール用軸受検査部品30の支持体31に、軸受20と同数の渦電流センサ40が一列に配置されたものとして説明したが、支持体31に2本の軸方向溝33を形成して、それぞれが軸受20と同数の渦電流センサ40をV字型に2列配置し、互いに隣接するバックアップロール15A及び15Bに同時に対向させれば、バックアップロール15A及び15Bの各外輪22の外周面22bを同時に検査することができる。
また、4本のロール用軸受検査部品30(30A、30B、30C、30D)を用意してバックアップロール15A〜15Hを4本ずつ同時に検査することで、さらなる検査時間の短縮を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の多段圧延機のロール用軸受検査部品30によれば、第2中間ロール14の取付位置に取り付け可能な支持体31と、支持体31の軸方向溝33に軸方向に移動可能に保持された複数の渦電流センサ40を備える。したがって、支持体31を第2中間ロール14の取付位置に取り付けることで、渦電流センサ40は、バックアップロール15の複数の軸受20の外輪22の外周面22bの損傷の有無をそれぞれ検出可能である。これにより、軸受20を多段圧延機10から取り外すことなく、複数の外輪22の外周面22bを同時に検査することができる。
また、本実施形態の多段圧延機10は、鉄鋼材Pを圧延するワークロール12と、ワークロール12を支持する第1中間ロール13及び第2中間ロール14と、複数の円筒ころ軸受20を有するバックアップロール15と、を備える。ロール用軸受検査部品30は、第2中間ロール14の取付位置に取り付け可能であり、ロール用軸受検査部品30の渦電流センサ40が、バックアップロール15の複数の軸受20の外輪22の外周面22bと対向して回転可能に配置されて、複数の軸受20の外輪22の外周面22bの損傷の有無を検出可能であるので、軸受20を多段圧延機10から取り外すことなく、複数の外輪22の外周面22bを同時に検査することができる。
また、本実施形態のロール用軸受の損傷検出方法によれば、第2中間ロール14の取付位置にロール用軸受検査部品30を取り付ける工程と、渦電流センサ40によって、バックアップロール15の複数の軸受20の外輪22の外周面22bの損傷の有無を検出する工程と、を備え、検出工程は、バックアップロール15の回転及び渦電流センサ40の軸方向移動を行いながら、或いは、支持体31の回転を行いながら、ロール用軸受検査部品30と対向するバックアップロール15の複数の軸受20の外輪22の外周面22b全面の損傷の有無を検出するので、効率よく外輪22の外周面22bの損傷の有無を検出することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本発明の支持体は、本実施形態のような円柱状に限定されるものでなく、中間ロール用取付位置に取り付け可能で、且つ、前記渦電流センサを軸方向に移動可能に保持する構成であれば、他の形状であってもよい。
また、本発明のロール用軸受検査部品は、支持体に対して軸方向に移動可能な少なくとも一つの渦電流センサを有する構成であってもよい。
10 多段圧延機
12 ワークロール
13 第1中間ロール(中間ロール)
14 第2中間ロール(中間ロール)
15,15A,15B,15C,15D,15E,15F,15G,15H バックアップロール
20 軸受(円筒ころ軸受)
22 外輪
22b 外周面
30,30A,30B,30C,30D ロール用軸受検査部品
31 支持体
33 軸方向溝
40 渦電流センサ
P 鉄鋼材(被圧延部材)

Claims (9)

  1. 多段圧延機のバックアップロールを構成する軸受を検査する多段圧延機のロール用軸受検査部品であって、
    少なくとも一つの渦電流センサと、
    中間ロール用取付位置に取り付け可能で、且つ、前記渦電流センサを軸方向に移動可能に保持する支持体と、
    を有することを特徴とする多段圧延機のロール用軸受検査部品。
  2. 前記渦電流センサは、前記バックアップロールの複数の前記軸受の外周面をそれぞれ検出可能な複数の渦電流センサを備え、
    前記支持体は、前記複数の渦電流センサを軸方向に移動可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の多段圧延機のロール用軸受検査部品。
  3. 前記支持体は、前記渦電流センサを軸方向に移動可能に保持するように、軸方向に沿って形成される軸方向溝を備えて円柱状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の多段圧延機のロール用軸受検査部品。
  4. 被圧延部材を圧延するワークロールと、前記ワークロールをそれぞれ支持する少なくとも2段の中間ロール及びバックアップロールと、を備え、前記バックアップロールは複数の軸受を有する多段圧延機であって、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のロール用軸受検査部品は、前記バックアップロールに対向する前記中間ロールの取付位置に取り付け可能であることを特徴とする多段圧延機。
  5. 前記ロール用軸受検査部品は、前記渦電流センサが複数の前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面と対向可能となるように回転可能に配置され、
    前記渦電流センサは、前記複数のバックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面の損傷の有無を検出可能であることを特徴とする請求項4に記載の多段圧延機。
  6. 前記軸受は、円筒ころ軸受であることを特徴とする請求項4または5に記載の多段圧延機。
  7. 被圧延部材を圧延するワークロールと、前記ワークロールをそれぞれ支持する少なくとも2段の中間ロール及びバックアップロールと、を備え、前記バックアップロールは複数の軸受を有する多段圧延機のロール用軸受損傷検出方法であって、
    前記バックアップロールに対向する前記中間ロールの取付位置の少なくとも一箇所に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロール用軸受検査部品を取り付ける工程と、
    前記渦電流センサによって、前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面の損傷の有無を検出する工程と、
    を備えることを特徴とする多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法。
  8. 前記検出工程は、前記バックアップロールの回転及び前記渦電流センサの軸方向移動を行いながら、前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面全面の損傷の有無を検出することを特徴とする請求項7に記載の多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法。
  9. 前記検出工程は、前記支持体の回転を行いながら、前記ロール用軸受検査部品と対向する複数の前記バックアップロールの前記複数の軸受の外輪の外周面の損傷の有無を検出することを特徴とする請求項7または8に記載の多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法。
JP2015225447A 2015-11-18 2015-11-18 多段圧延機のロール用軸受検査部品、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法 Active JP6634786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015225447A JP6634786B2 (ja) 2015-11-18 2015-11-18 多段圧延機のロール用軸受検査部品、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015225447A JP6634786B2 (ja) 2015-11-18 2015-11-18 多段圧延機のロール用軸受検査部品、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017094334A true JP2017094334A (ja) 2017-06-01
JP6634786B2 JP6634786B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=58804304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015225447A Active JP6634786B2 (ja) 2015-11-18 2015-11-18 多段圧延機のロール用軸受検査部品、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6634786B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61162308U (ja) * 1985-03-28 1986-10-08
JPH0557309A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Kobe Steel Ltd 圧延機のバツクアツプロールコーテイング方法
JPH11197722A (ja) * 1998-01-21 1999-07-27 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オンラインロール研削方法及び装置
JP2002365012A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 磁歪型計測装置
JP4013056B2 (ja) * 2002-12-18 2007-11-28 日本精工株式会社 軸受負荷状態診断方法
JP2010014135A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Nsk Ltd バックアップロール用転がり軸受
WO2011074654A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 日本精工株式会社 軸受の残存寿命予測方法及び残存寿命診断装置並びに軸受診断システム
JP2013217894A (ja) * 2012-03-16 2013-10-24 Jfe Steel Corp ロール管理装置およびロール管理方法
KR20140069577A (ko) * 2012-11-29 2014-06-10 현대제철 주식회사 압연롤의 연마 및 비파괴 검사 겸용 장치

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61162308U (ja) * 1985-03-28 1986-10-08
JPH0557309A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Kobe Steel Ltd 圧延機のバツクアツプロールコーテイング方法
JPH11197722A (ja) * 1998-01-21 1999-07-27 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オンラインロール研削方法及び装置
JP2002365012A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 磁歪型計測装置
JP4013056B2 (ja) * 2002-12-18 2007-11-28 日本精工株式会社 軸受負荷状態診断方法
JP2010014135A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Nsk Ltd バックアップロール用転がり軸受
WO2011074654A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 日本精工株式会社 軸受の残存寿命予測方法及び残存寿命診断装置並びに軸受診断システム
JP2013217894A (ja) * 2012-03-16 2013-10-24 Jfe Steel Corp ロール管理装置およびロール管理方法
KR20140069577A (ko) * 2012-11-29 2014-06-10 현대제철 주식회사 압연롤의 연마 및 비파괴 검사 겸용 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6634786B2 (ja) 2020-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2344289C (en) Method and device for monitoring a bearing structure
JP2001353508A (ja) 軸受装置の監視方法とその装置
JPWO2016175322A1 (ja) 異常診断システム
JP2007298080A (ja) 変位センサ付複列ころ軸受と複列ころ軸受の異常診断方法
JP2007024663A (ja) 鉄道車両の車軸支持装置の異常診断方法及び装置
RU2529695C2 (ru) Способ и устройство для измерения цилиндров
JPWO2016133100A1 (ja) 異常診断システム
JP6634786B2 (ja) 多段圧延機のロール用軸受検査部品、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法
JP2006057939A (ja) ロータリーキルンの支持装置
JP4013056B2 (ja) 軸受負荷状態診断方法
JP2008304037A (ja) 軸受潤滑機構、及び多段式圧延機
JP6217284B2 (ja) 回転試験装置
KR101010622B1 (ko) 윤활유의 자동공급이 가능한 선재압연 롤러가이드 장치
JP4383373B2 (ja) 連続鋳造機におけるロールのベアリング異常検出装置及び方法
JP2013145028A (ja) 密封型転がり軸受
AHERWAR et al. International Journal of Mechanical Engineering and Technology (IJMET)
JP5760491B2 (ja) 外輪回転形転がり軸受及び圧延機
JP2021110425A (ja) 転がり軸受の選定方法
Krynke et al. The quality of materials applied for slewing bearing raceway-Technical Paper
JP2006047180A (ja) 転がり軸受の保持器摩耗試験方法及びその保持器摩耗試験装置
US20240085272A1 (en) A monitoring system for monitoring parameters representative of operating conditions of an oil film bearing
JP2017009015A (ja) 密封型多列円錐ころ軸受
JP2009248118A (ja) バックアップロール装置
JP2012172724A (ja) 外輪回転形転がり軸受及び圧延機
JP4112774B2 (ja) 加工設備における回転体の回転不良監視装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6634786

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150