JP2017009015A - 密封型多列円錐ころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、軸受内部のグリース状態を確認することができ、軸受損傷の検知精度を高めることができる密封型多列円錐ころ軸受を提供する。
【解決手段】密封型4列円錐ころ軸受1によれば、複列内輪4は、内輪軌道面4a、4aから離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、潤滑剤を採取するための貫通孔30を有する。
【選択図】図2
【解決手段】密封型4列円錐ころ軸受1によれば、複列内輪4は、内輪軌道面4a、4aから離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、潤滑剤を採取するための貫通孔30を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、密封型多列円錐ころ軸受に関し、より詳細には、例えば、鉄鋼設備の圧延機等に使用される密封型多列円錐ころ軸受に関する。
鉄鋼設備の圧延機に使用されるロールは、高温の鋼板や硬質の鋼板を連続的に圧延加工するため、鋼板と接するロールの表面は、時間の経過と共に形状が崩れ、また、粗さも粗くなる。ロール表面の劣化は、圧延される鋼板の表面に直接影響を与えるため、圧延される鋼板では、所定の形状や粗さが得られなくなる。そのため、ロールは定期的に数時間間隔で圧延機から引き出され、ロールの表面は、所定の形状及び粗さとなるように加工機により研摩される。
そして、ロールは、研摩加工完了後、再び圧延機に組み込まれ、圧延加工が行われる。これらの作業を繰り返し、数ヶ月、例えば3ヶ月が経過した後、ロールに使用された軸受は、定期的にチョック(軸箱)から抜き取られ、軸受の分解、洗浄、点検のメンテナンスが行われる。軸受に剥離損傷がなければ、その後、軸受は再度組立てられ、チョック内に挿入される。そして、ロールをチョックに組み込んだ後、これらが圧延機内に組み込まれ、圧延加工が再開される。一般に圧延設備では上記の作業が行われている。
鉄鋼設備圧延機ロール用軸受としては、従来、四列円すいころ軸受が使用されている。この軸受は、圧延中に飛散するスケールや、鋼板の冷却やロールの潤滑等を目的とした大量の圧延水が存在する極めて過酷な環境で使用される。これらが軸受内部に入り込むと、転動体の転動面と軌道面との間に噛み込んだり、または、潤滑不良を誘起させ、表面疲労により早期に軸受が損傷する虞がある。
そのため、軸受両側にシールを付け、それら異物を軸受内部に浸入させない、密封型の軸受が広く使用されている。
そのため、軸受両側にシールを付け、それら異物を軸受内部に浸入させない、密封型の軸受が広く使用されている。
ところで、近年、生産性向上や効率化を進める鉄鋼各社では、圧延荷重や圧延速度の増加、メンテナンス期間の延長、または不十分な軸受周りのメンテナンス等により、密封型軸受においても早期に軸受が損傷する場合がある。
軸受に剥離損傷が生じた場合、圧延加工中は、圧延による著しい外部振動のため、その軸受損傷を機械的に捕らえることは極めて困難である。したがって、軸受の剥離損傷は、軸受の分解、洗浄、点検を行うメンテナンスのときに初めて確認される。
そのため、軸受が剥離損傷を生じても、次回の軸受のメンテナンスを行うまでの間はそれを発見できず、そのまま使用されることになる。その結果、最悪の場合、剥離損傷から焼付きを生じ、軸受損傷のみならず、ロールの割損、圧延機の故障、鋼板廃却、ラインストップを引き起こし、多大な損失を生じる可能性がある。
そこで、特許文献1に記載の軸受の異物侵入検出方法では、空気やグリースに比べて異物(水、スケール)の誘電率が高いことに着目し、軸受内部に臨むようにセンサを取り付け、軸受内部の物質の誘電率を検出し、メンテナンス時以外に軸受損傷を確認するものが考案されている(例えば、特許文献1参照)。このような検出方法では、密封型の軸受において、軸受のメンテナンスのタイミングに拘わらず、グリースの状態を観察することができ、早期に軸受内部の異常を発見して、未然に軸受の損傷を回避することが可能となる。
また、圧延機に使用される密封型4列円錐ころ軸受において、内輪に内径面から外径面に貫通する給脂孔を設け、メンテナンス時にグリースを給脂するようにしたものが開示されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
ところで、特許文献1に記載の軸受の異物侵入検出方法によれば、軸受内部にセンサを配置する必要があり、軸受内部のキャパシティの減少や、センサからの配線、センサのメンテナンスなど、多くの課題が存在する。
また、特許文献2や3に記載の密封型の軸受では、異物の検出に関する記載はない。
また、特許文献2や3に記載の密封型の軸受では、異物の検出に関する記載はない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、軸受内部のグリース状態を確認することができ、軸受損傷の検知精度を高めることができる密封型多列円錐ころ軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に外輪軌道面を有する少なくとも一つの外輪と、
外周面に内輪軌道面を有する少なくとも一つの内輪と、
該外輪と該内輪との間に2列以上に配置される複数の転動体と、
前記外輪と前記内輪との間に形成された軸受空間の軸方向両端部をそれぞれ密封する一対の密封装置と、
を備える密封型多列円錐ころ軸受であって、
前記内輪は、前記内輪軌道面から離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、潤滑剤を採取するための貫通孔を有することを特徴とする密封型多列円錐ころ軸受。
(2) 前記内輪は、一対の前記内輪軌道面を有する複列内輪を備え、
前記貫通孔は、前記複列内輪の前記一対の内輪軌道面間で、大径側鍔面から離間した位置に形成されていることを特徴とする(1)に記載の密封型多列円錐ころ軸受。
(3) 前記貫通孔は、前記軸受空間の軸方向両端部で、小径側鍔面、及び、前記密封装置が摺接する摺接面から離間した位置に形成されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の密封型多列円錐ころ軸受。
(4) 前記貫通孔は、取り外し可能な閉塞部材によって塞がれていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の密封型多列円錐ころ軸受。
(1) 内周面に外輪軌道面を有する少なくとも一つの外輪と、
外周面に内輪軌道面を有する少なくとも一つの内輪と、
該外輪と該内輪との間に2列以上に配置される複数の転動体と、
前記外輪と前記内輪との間に形成された軸受空間の軸方向両端部をそれぞれ密封する一対の密封装置と、
を備える密封型多列円錐ころ軸受であって、
前記内輪は、前記内輪軌道面から離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、潤滑剤を採取するための貫通孔を有することを特徴とする密封型多列円錐ころ軸受。
(2) 前記内輪は、一対の前記内輪軌道面を有する複列内輪を備え、
前記貫通孔は、前記複列内輪の前記一対の内輪軌道面間で、大径側鍔面から離間した位置に形成されていることを特徴とする(1)に記載の密封型多列円錐ころ軸受。
(3) 前記貫通孔は、前記軸受空間の軸方向両端部で、小径側鍔面、及び、前記密封装置が摺接する摺接面から離間した位置に形成されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の密封型多列円錐ころ軸受。
(4) 前記貫通孔は、取り外し可能な閉塞部材によって塞がれていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の密封型多列円錐ころ軸受。
本発明の密封型多列円錐ころ軸受によれば、内輪は、内輪軌道面から離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、潤滑剤を採取するための貫通孔を有するので、簡単な構成で、軸受内部の潤滑剤の状態を確認することができ、軸受損傷の検知精度を高めることができる。
以下、本発明の各実施形態に係る密封型多列円錐ころ軸受を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
鉄鋼設備の圧延機に使用される密封型多列円錐ころ軸受(密封型4列円錐ころ軸受)1は、図1及び図2に示すように、内周面に外輪軌道面2aをそれぞれ有する一対の外輪2及び内周面に一対の外輪軌道面3a、3aを有する複列外輪3と、外周面に一対の内輪軌道面4a、4aをそれぞれ有する一対の複列内輪4と、外輪2と複列内輪4の両軌道面2a、4a間、及び複列外輪3と複列内輪4の両軌道面3a、4a間に転動自在に配設された複数の円錐ころ5と、円錐ころ5を所定の間隔で保持する保持器16と、を備える。また、複列内輪4は、ロール6のロールネック部7にすきまばめ(ルーズフィット)されて使用される。軸方向中央に配置された複列外輪3と、その軸方向両側に配置された外輪2との間には、外輪間座17がそれぞれ配置されて一対の外輪2及び複列外輪3の軸方向の位置決めがなされる。一対の複列内輪4の軸端側の一端には、内輪押え部材であるフィレットリング8が配置されて複列内輪4の軸方向の位置決めを行う。フィレットリング8の内周面には、Oリングなどのシール9が配設されてロールネック部7の外周面との間をシールしている。
鉄鋼設備の圧延機に使用される密封型多列円錐ころ軸受(密封型4列円錐ころ軸受)1は、図1及び図2に示すように、内周面に外輪軌道面2aをそれぞれ有する一対の外輪2及び内周面に一対の外輪軌道面3a、3aを有する複列外輪3と、外周面に一対の内輪軌道面4a、4aをそれぞれ有する一対の複列内輪4と、外輪2と複列内輪4の両軌道面2a、4a間、及び複列外輪3と複列内輪4の両軌道面3a、4a間に転動自在に配設された複数の円錐ころ5と、円錐ころ5を所定の間隔で保持する保持器16と、を備える。また、複列内輪4は、ロール6のロールネック部7にすきまばめ(ルーズフィット)されて使用される。軸方向中央に配置された複列外輪3と、その軸方向両側に配置された外輪2との間には、外輪間座17がそれぞれ配置されて一対の外輪2及び複列外輪3の軸方向の位置決めがなされる。一対の複列内輪4の軸端側の一端には、内輪押え部材であるフィレットリング8が配置されて複列内輪4の軸方向の位置決めを行う。フィレットリング8の内周面には、Oリングなどのシール9が配設されてロールネック部7の外周面との間をシールしている。
チョック(ハウジング)10の軸側端部とフィレットリング8、及びチョック10のロール側端部とロールネック部7との間には、それぞれチョックシール11、12が配置されている。また、密封型4列円錐ころ軸受1は、それぞれの外輪2の外方側部に、チョック10の内周面との間がOリング13でシールされたシールケース14と、シールケース14に固着されるオイルシール(接触形のシール体)15と、を備え、オイルシール15が、複列内輪4の外周面に摺接して密封型多列円錐ころ軸受1をシールする。
オイルシール15は、芯金20及び弾性部材21をそれぞれ有し、弾性部材21のシールリップ部21aが複列内輪4の外周面と摺接する。なお、シールケース14及びオイルシール15は、本発明の密封装置を構成する。
オイルシール15は、芯金20及び弾性部材21をそれぞれ有し、弾性部材21のシールリップ部21aが複列内輪4の外周面と摺接する。なお、シールケース14及びオイルシール15は、本発明の密封装置を構成する。
また、各複列内輪4は、一対の内輪軌道面4aから離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所(本実施形態では、1箇所のみ)に、内周面から外周面まで径方向に貫通する貫通孔30を有する。具体的に、本実施形態では、貫通孔30は、複列内輪4の一対の内輪軌道面4a、4a間で、大径側鍔面4bから離間した軸方向中間位置に形成されている。
なお、貫通孔30には、弾性部材、栓、ネジ等の取り外し可能な閉塞部材31によって通常は塞がれており、グリースを採取するときには、閉塞部材31を取り外し、採取後、再度閉塞部材31を貫通孔30に装着し、軸受密封構造を維持できるようにしている。
閉塞部材31は、図3以降の実施形態では図示していないが、いずれの実施形態においても適用可能である。
閉塞部材31は、図3以降の実施形態では図示していないが、いずれの実施形態においても適用可能である。
したがって、本実施形態では、円周方向に少なくとも1箇所の貫通孔30が存在すると、例えば、ロール6を研摩するときチョック10からロール6が抜き取られ、密封型4列円錐ころ軸受1がチョック10内に存在しているときに、貫通孔30からグリースを採取し、グリース内の鉄粉量や水分量等を測定して、軸受の状態確認を行う。これにより、密封型4列円錐ころ軸受1であっても、貫通孔30を介してグリースを採取することができる。また、ロール研摩は数時間毎に行われるため、早期に軸受内部の確認を行うことができ、早期に軸受内部の異常を発見し、未然に軸受の損傷を回避することができる。
以上説明したように、本実施形態の密封型4列円錐ころ軸受1によれば、複列内輪4は、内輪軌道面4a、4aから離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、グリースを採取するための貫通孔30を有するので、簡単な構成で、軸受内部のグリース状態を確認することができ、軸受損傷の検知精度を高めることができる。
また、貫通孔30は、複列内輪4の一対の内輪軌道面4a、4a間で、大径側鍔面4bから離間した軸方向中間位置に形成されているので、特に、貫通孔30の両側に位置する両列の軸受の状態を確認することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る密封型多列円錐ころ軸受について、図9を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一または同等部分については、同一符号を付して、説明を省略又は簡略化する。
次に、本発明の第2実施形態に係る密封型多列円錐ころ軸受について、図9を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一または同等部分については、同一符号を付して、説明を省略又は簡略化する。
本実施形態では、貫通孔30aは、密封型4列円錐ころ軸受1の軸受空間の軸方向両端部となる複列内輪4の位置に形成されている。特に、貫通孔30aは、小径側鍔面4c、及び、シールリップ部21aが摺接する摺接面4dから離間した位置、即ち、小径側鍔面4cと摺接面4dとの間に形成されている。
これにより、軸受内部のグリース状態、特に、貫通孔30aに隣接する、異物が浸入しやすい軸方向外側列の軸受の状態を確認することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態の変形例として、図4に示すように、複列内輪4は、軸方向中間位置に形成された貫通孔30と、軸受空間の軸方向端部に形成された貫通孔30aの両方を設け、さらに各列の軸受の検出精度を上げることも可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜、変更、改良等が可能である。
本発明の密封型多列円錐ころ軸受1は、上記実施形態のような4列円錐ころ軸受に限定されず、図5に示す複列円錐ころ軸受であってもよい。即ち、複列円錐ころ軸受1c〜1eは、内周面に外輪軌道面2aを有する一対の外輪2と、外周面に内輪軌道面4a、4aを有する複列内輪4と、一対の外輪2と複列内輪4との両軌道面2a、4a間に複列に配置される複数の円錐ころ5と、円錐ころ5を保持する保持器16と、一対の外輪2と複列内輪4との間に形成された軸受空間の軸方向両端部をそれぞれ密封する一対のシールケース14及び一対のオイルシール15と、を備える。
そして、図5(a)に示す第1変形例のように、複列内輪4の軸方向中間位置に貫通孔30が形成されてもよく、図5(b)に示す第2変形例のように、複列内輪4の軸方向両端位置に貫通孔30aが形成されてもよい。或いは、図5(c)に示す第3変形例のように、複列内輪4の軸方向中間位置及び軸方向両端位置の両方に貫通孔30、30aが形成されてもよい。
また、本発明の密封装置は、接触シール、または非接触シールのいずれのシール体を有するものであってもよく、また、シール体は、上記実施形態の芯金20及び弾性部材21を有する構成に限定されるものでなく、任意のものを適用することができる。
さらに、貫通孔から採取される潤滑剤は、本実施形態のグリースに限定されるものではない。
さらに、貫通孔から採取される潤滑剤は、本実施形態のグリースに限定されるものではない。
1 密封型多列円錐ころ軸受
2 外輪
3 複列外輪(外輪)
4 複列内輪(内輪)
5 円錐ころ(ころ)
15 オイルシール
20 芯金
21 弾性部材
21a シールリップ部
30、30a 貫通孔
31 閉塞部材
2 外輪
3 複列外輪(外輪)
4 複列内輪(内輪)
5 円錐ころ(ころ)
15 オイルシール
20 芯金
21 弾性部材
21a シールリップ部
30、30a 貫通孔
31 閉塞部材
Claims (4)
- 内周面に外輪軌道面を有する少なくとも一つの外輪と、
外周面に内輪軌道面を有する少なくとも一つの内輪と、
該外輪と該内輪との間に2列以上に配置される複数の転動体と、
前記外輪と前記内輪との間に形成された軸受空間の軸方向両端部をそれぞれ密封する一対の密封装置と、
を備える密封型転がり軸受であって、
前記内輪は、前記内輪軌道面から離間した位置で、円周方向の少なくとも1箇所に、内周面から外周面まで径方向に貫通する、潤滑剤を採取するための貫通孔を有することを特徴とする密封型多列円錐ころ軸受。 - 前記内輪は、一対の前記内輪軌道面を有する複列内輪を備え、
前記貫通孔は、前記複列内輪の前記一対の内輪軌道面間で、大径側鍔面から離間した位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封型多列円錐ころ軸受。 - 前記貫通孔は、前記軸受空間の軸方向両端部で、小径側鍔面、及び、前記密封装置が摺接する摺接面から離間した位置に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封型多列円錐ころ軸受。
- 前記貫通孔は、取り外し可能な閉塞部材によって塞がれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の密封型多列円錐ころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015124022A JP2017009015A (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | 密封型多列円錐ころ軸受 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015124022A JP2017009015A (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | 密封型多列円錐ころ軸受 |
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- 2015-06-19 JP JP2015124022A patent/JP2017009015A/ja active Pending
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