JP2002361367A - 鋳造用中子の装着方法および装置 - Google Patents

鋳造用中子の装着方法および装置

Info

Publication number
JP2002361367A
JP2002361367A JP2001173059A JP2001173059A JP2002361367A JP 2002361367 A JP2002361367 A JP 2002361367A JP 2001173059 A JP2001173059 A JP 2001173059A JP 2001173059 A JP2001173059 A JP 2001173059A JP 2002361367 A JP2002361367 A JP 2002361367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
skirting
baseboard
mold
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001173059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4610791B2 (ja
Inventor
Takao Watanabe
敬夫 渡辺
Masaaki Kurosawa
正明 黒澤
Takashi Ogawa
貴史 小川
Hiroshi Ichikawa
浩 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001173059A priority Critical patent/JP4610791B2/ja
Publication of JP2002361367A publication Critical patent/JP2002361367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4610791B2 publication Critical patent/JP4610791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】中子を鋳型内に自動的かつ精度よくセットする
とともに、生産性を有効に向上させることを可能にす
る。 【解決手段】装着装置10は、中子32の幅木部42の
一方の端部42aを吸着保持する吸着機構54と、前記
中子32の他端側を保持するクランプ機構58と、挿入
機構24を介して前記幅木部42の他方の端部42bに
係合部108を部分的に係合させた後、前記幅木部42
の一方の端部42aを押圧して前記幅木部42の他方の
端部42bを前記係合部108全体に係合させる加圧機
構56とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一端側に幅木部を
設け、他端側にケレンが装着された中子を、鋳型内のキ
ャビティに配設するための鋳造用中子の装着方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、中空状の鋳物を鋳造する際に
使用される中子には、この中子をキャビティ内の所定の
位置に精度よく配置するために、幅木が設けられる場合
が多い。さらに、中子を定位置に支持するために、種々
の異なる形状を有するケレン(金具)が使用されてい
る。特に、位置決め精度(鋳抜き精度)が要求される長
尺状の中子では、この種の幅木とケレンとを併用する構
成が採用されている。
【0003】この種の中子は、通常、セット装置に保持
されて鋳型内に移送された後、この鋳型内の幅木、例え
ば、中子位置決め用溝に、前記中子の幅木を自動的に配
設する作業が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の技術
では、鋳型の造型精度と中子の成形精度、砂混練および
造型による熱膨張、鋳型の移載精度、セット装置の移載
精度、または前記中子と前記セット装置との相対位置精
度等、多種の要因から生じるばらつきを吸収することが
できない。従って、位置決め精度が要求される長尺状の
中子に対応することができず、通常、この種の長尺状の
中子では、作業者が手作業によりセットしている。
【0005】しかしながら、中子のセット作業が人手に
依存されるため、作業者が増加するとともに、生産性が
低下するという問題が指摘されている。
【0006】また、鋳造成形後に中子を除去する必要が
ある場合には、この中子の除去作業を効率的に行うため
に、該中子の強度を最小限に抑えることが望ましい。そ
の際、特に小径で長尺な中子では、キャビティ内にセッ
トする作業が相当に煩雑化してしまい、人手による前記
中子のセット作業が煩雑かつ時間のかかるものとなると
いう問題がある。
【0007】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、中子を鋳型内の所望の部位に自動的にかつ精度よく
セットすることができ、生産性を有効に向上させること
が可能な鋳造用中子の装着方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳造用中子
の装着方法および装置では、中子の幅木部の一方の端部
が吸着機構により吸着保持されるとともに、前記中子の
他端側がクランプ機構により保持される。そして、吸着
機構およびクランプ機構が装着された装置本体を移動さ
せ、キャビティに設けられた係合部に幅木部の他方の端
部を部分的に係合させる。この状態で、クランプ機構に
よる中子の他端側の保持が解除されるとともに、幅木部
の一方の端部が押圧されることにより、前記幅木部の他
方の端部が係合部全体に係合する。
【0009】このように、中子の幅木部の他方の端部を
キャビティ側の係合部に部分的に係合させた後、クラン
プ機構による保持が解除されるとともに、前記幅木部の
一方の端部が押圧されて、前記幅木部の他方の端部が前
記係合部全体に係合されている。このため、中子と鋳型
の位置合わせ部分にずれが生じていても、このずれを確
実に吸収することができ、前記中子を前記鋳型内の所望
の位置に確実かつ高精度に配置することが可能になる。
【0010】しかも、幅木部の係合動作が分割されてい
る。従って、幅木部と係合部とに位置ずれが発生してい
ても、後段の係合動作時にクランプ機構による保持が解
除されており、中子自体が位置調整可能となって、前記
幅木部に損傷が惹起されることを有効に阻止することが
できる。
【0011】また、幅木部の他方の端部が係合部全体に
係合した後、前記幅木部の一方の端部を押圧保持しなが
ら、装置本体が前記中子から離間する方向に移動する。
これにより、装置本体が中子から離間する際に、この中
子が鋳型から離間して落下することを確実に阻止するこ
とが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
鋳造用中子の装着方法を実施するための装着装置10の
概略斜視説明図であり、図2は、前記装着装置10の概
略正面説明図である。
【0013】装着装置10は支柱12を備えており、こ
の支柱12の上部には、水平方向に延在するガイドレー
ル14が支持される。このガイドレール14の端部に
は、モータ15が固定され、このモータ15に連結され
たボールねじ17が矢印X方向に延在している。このボ
ールねじ17に可動台車16が螺合しており、前記可動
台車16は矢印X方向に進退可能である。可動台車16
には、鉛直方向(矢印Y方向)に向かって昇降シリンダ
18が装着され、この昇降シリンダ18の下方向に延在
するロッド20には、昇降ベース22が固着される。
【0014】図3および図4に示すように、昇降ベース
22には、挿入機構24を介して装置本体26が進退可
能に装着される。この挿入機構24は、昇降ベース22
に固定されるシリンダ28を備え、このシリンダ28か
ら水平方向に延在するロッド28aの先端に装置本体2
6が固定される。装置本体26には、ロッド28aの両
側に位置してガイドロッド29の端部が固着されてお
り、前記ガイドロッド29が昇降ベース22に固着され
ているガイド筒体30に嵌合支持される。
【0015】装置本体26には、4本の中子32を鉛直
姿勢で保持する第1乃至第4中子保持部34、36、3
8および40が設けられる。中子32は、砂を粘結材等
で固めて成形されており、一端側(上部側)に幅木部4
2が形成されるとともに、他端側(下部側)にケレン
(金具)44が装着されている。
【0016】幅木部42は、一方の端部42aと他方の
端部42bとを備えており、他方の端部42bには、内
方に向かって多段、例えば、3段に、順次、テーパを介
して縮径する係合穴46が形成されている(図5参
照)。ケレン44は、キャップ部48と、このキャップ
部48の外周側から等角度間隔だけ離間して半径外方向
に突出する3本の突起部50とを備えている。
【0017】第1乃至第4中子保持部34、36、38
および40は、板状のアーム52を備えており、各アー
ム52は装置本体26に対して鉛直方向に指向し、か
つ、互いに所定の間隔ずつ離間して固定されている。ア
ーム52の上部には、中子32の幅木部42の一方の端
部42aを吸着保持する吸着機構54と、前記一方の端
部42aを前記中子32側(矢印A方向)に押圧する加
圧機構56とが装着される。アーム52の下端部には、
中子32の他端側を保持するクランプ機構58と、前記
中子32を矢印A方向に位置決めする位置決めプレート
59とが装着される。
【0018】図5に示すように、吸着機構54は、アー
ム52の上部に固定される吸着ブロック60を備え、こ
の吸着ブロック60の側部に形成された吸引ポート62
が吸引室64に連通する。吸引室64の先端側は、幅木
部42の一方の端部42aが嵌合可能なように、この一
方の端部42aの形状に対応している。吸引ポート62
には、図示しない真空発生源から延在する管路が接続さ
れる。
【0019】加圧機構56は、吸着ブロック60の端部
に固定されるシリンダ(アクチュエータ)68を備え、
このシリンダ68から矢印A方向に延在するロッド70
に可動筒体72が連結される。可動筒体72の内部に形
成される室74には、スプリング76を介して押圧ピン
78の大径部78aが配設されるとともに、この押圧ピ
ン78は、前記室74内で所定距離Sだけ進退可能であ
る。押圧ピン78は、吸着ブロック60に形成される孔
部80に嵌合されており、その先端部が吸引室64内に
突出して一方の端部42aに係合可能である。
【0020】図6に示すように、クランプ機構58は、
アーム52の下端部に固着されるアクチュエータ82を
備える。このアクチュエータ82を介して互いに近接お
よび離間変位する取り付け部84a、84bには、一対
のクランプ爪86a、86bがねじ止め固定される。
【0021】図3に示すように、装置本体26の長手方
向両端部には、位置決めピン88a、88bが設けられ
ており、前記位置決めピン88a、88bは、その切り
欠き方向が略直交するように構成されている。
【0022】図1および図2に示すように、第1乃至第
4中子保持部34、36、38および40にそれぞれ保
持された中子32は、鋳造装置100に対応して配置さ
れる。鋳造装置100は、互いに開閉可能な第1および
第2鋳型102、104を備え、図7に示すように、前
記鋳型102、104が連結構造106を介して互いに
締め付け固定されるとともに、型締め時にキャビティ1
07が形成される。
【0023】図8に示すように、鋳型102には、4本
の中子32に設けられている各幅木部42の係合穴46
に対応する4つの係合部108が形成される。各係合部
108は、係合穴46の形状に対応しており、この係合
穴46側に向かって、順次、テーパを介し縮径する3段
構造に構成されている。
【0024】このように構成される装着装置10の動作
について、本実施形態に係る装着方法との関連で以下に
説明する。
【0025】まず、図1および図2に示すように、中子
取り付けステーションPにおいて、第1乃至第4中子保
持部34、36、38および40に中子32が保持され
る。各中子32では、図4に示すように、吸着機構54
を構成する吸引室64に幅木部42の一方の端部42a
が嵌合しており、この吸引室64内の吸引作用下に、前
記一方の端部42aが吸着保持されるとともに、クラン
プ機構58が駆動されて前記中子32の他端側がクラン
プ爪86a、86bにより保持される(図6参照)。
【0026】第1乃至第4中子保持部34、36、38
および40に各中子32が鉛直姿勢で位置決め保持され
た後、昇降シリンダ18が駆動されてロッド20と一体
的に昇降ベース22が上昇する(図2中、矢印参
照)。次いで、モータ15の駆動作用下に、可動台車1
6がガイドレール14に沿って、図2中、矢印方向に
移動した後、昇降シリンダ18が駆動されて昇降ベース
22が下降する(図2中、矢印参照)。
【0027】一方、鋳造装置100では、鋳型102、
104が予め離間して配置されている。そして、昇降ベ
ース22と一体的に装置本体26が下降することによ
り、第1乃至第4中子保持部34、36、38および4
0が、鋳型102、104間に配置される(図8参
照)。
【0028】この状態で、挿入機構24を構成するシリ
ンダ28が駆動されてロッド28aと一体的に装置本体
26が鋳型102側(矢印A方向)に所定の位置まで移
動する。このため、第1乃至第4中子保持部34、3
6、38および40にそれぞれ保持されている中子32
では、幅木部42の係合孔46に対して鋳型102に設
けられている係合部108が部分的に嵌合(係合)する
(図9参照)。この位置では、鋳型102と中子32と
は、非接触状態に維持されている。
【0029】そこで、クランプ機構58を構成するアク
チュエータ82が駆動され、取り付け部84a、84b
と一体的にクランプ爪86a、86bが互いに離間する
方向に移動する。このため、クランプ機構58による中
子32の他端側の保持が解除される。
【0030】次に、図10に示すように、加圧機構56
を構成するシリンダ68が駆動され、ロッド70と一体
的に可動筒体72が矢印A方向に移動する。この可動筒
体72には、押圧ピン78の大径部78a側が嵌合支持
されており、前記可動筒体72と一体的に前記押圧ピン
78が矢印A方向に移動し、その先端部で幅木部42の
一方の端部42aを矢印A方向に押圧する。その際、吸
引室64内の吸引が解除(オフ)されている。
【0031】従って、中子32は、幅木部42の係合穴
46に係合部108が部分的に嵌合支持された状態で、
この幅木部42が矢印A方向に移動して前記幅木部42
の前記係合穴46に前記係合部108全体が嵌合する
(図10および図11参照)。これにより、中子32
は、幅木部42が鋳型102の係合部108により位置
決め支持される一方、ケレン44が、前記鋳型102に
対して位置決めされる。
【0032】この場合、本実施形態では、中子32の係
合動作を2つに分割して行うため、前記幅木部42と鋳
型102の係合部108とに位置ずれが発生していて
も、この位置ずれを確実に吸収して前記中子32を前記
鋳型102内の所望の位置に自動的かつ高精度に配置す
ることが可能になる。
【0033】すなわち、中子32の幅木部42の係合穴
46は、まず、挿入機構24の駆動作用下に、係合部1
08に対し部分的に係合した状態で配置される(図12
参照)。その際、幅木部42の係合穴46と係合部10
8との間に隙間Hの位置ずれが発生していると、この隙
間Hが存在している状態で前記幅木部42と前記係合部
108とが部分的に係合している。
【0034】ところが、中子32を一度の係合動作で鋳
型102に挿入しようとすると、上記の隙間Hの存在に
よって幅木部42が損傷し、中子32を鋳型102に対
して所定の位置に正確に配置することができないおそれ
がある。
【0035】これに対して、本実施形態では、図12に
示すように、係合部108に対して幅木部42が部分的
に係合した状態で、一旦、中子32の挿入動作が停止さ
れ、クランプ機構58による中子32の他端側の把持が
解除される。このため、中子32は、幅木部42と係合
部108にのみ保持された状態で、前記幅木部42が加
圧機構56を介して矢印A方向に押圧される。
【0036】従って、図13に示すように、中子32
は、矢印A方向に移動するとともに、幅木部42の係合
穴46と係合部108との隙間Hを吸収するように鉛直
上方向(矢印B方向)にも移動する。この場合、中子3
2の他端側がクランプ機構58に保持されておらず、こ
の中子32は幅木部42のみが支持されて矢印A方向に
押圧されるため、容易に矢印B方向に移動できるからで
ある。
【0037】これにより、幅木部42と係合部108と
の位置ずれが確実に吸収され、この幅木部42が前記係
合部108に確実に挿入保持される(図14参照)。従
って、各種の要因から生じる中子32と鋳型102との
位置合わせ部分のずれを確実に吸収することができ、前
記中子32を前記鋳型102内の所望の位置に自動的か
つ高精度に配置することが可能になるという効果が得ら
れる。特に、幅木部42の係合穴46および係合部10
8の段部にテーパが設けられており、前記幅木部42と
前記係合部108との係合(挿入)動作が一層円滑に遂
行されるとともに、該幅木部42が損傷することを確実
に阻止することができる。
【0038】また、係合部108は、係合穴46側に向
かって、順次、テーパを介して縮径する3段構造に構成
されている。このため、中子32との接触による係合部
108の摩耗が、1段構造に比べて少なくなり、前記係
合部108の耐久性が有効に向上する。
【0039】上記のように、中子32が鋳型102の所
望の部位に配置された後、挿入機構24を構成するシリ
ンダ28が駆動され、装置本体26が前記鋳型102か
ら離間する方向(図10中、矢印C方向)に移動する。
その際、幅木部42の一方の端部42aを押圧保持して
いる押圧ピン78と可動筒体72との間に所定の距離S
が形成されている。
【0040】このため、装置本体26と一体的にアーム
52が矢印C方向に移動する際、押圧ピン78はスプリ
ング76の弾性力を介して幅木部42の一方の端部42
aを押圧保持し、所定の距離Sだけ前記アーム52が矢
印C方向に移動した後、該アーム52と一体的に前記押
圧ピン78が矢印C方向への移動を開始する。これによ
り、吸着機構54が矢印C方向に移動すると同時に、中
子32が鋳型102から離脱して落下することがなく、
この中子32を前記鋳型102に対して確実に保持する
ことができるという利点がある。
【0041】図15に示すように、装置本体26が中子
32から離間した後、加圧機構56を構成するシリンダ
68が駆動され、押圧ピン78が所定の退避位置まで後
退する。さらに、図2に示すように、装置本体26は、
昇降シリンダ18の駆動作用下に一旦上昇した後(矢印
)、可動台車16の作用下に、矢印方向に移送さ
れ、再度、前記昇降シリンダ18の駆動作用下に矢印
方向(鉛直下方向)に移送されて中子取り付けステーシ
ョンPに配置される。
【0042】鋳造装置100では、鋳型102、104
が型締めされ、これらの間に形成されるキャビティ10
7に溶湯が注湯されることにより、中子32およびケレ
ン44を鋳ぐるんで所定の鋳物が鋳造される。なお、中
子32は、振動等を付与することにより、鋳物内から除
去され、これによって中空状の鋳物が製造されることに
なる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る鋳造用中子の装着方法およ
び装置では、中子の幅木部をキャビティ側の係合部に部
分的に係合させた後、クランプ機構による前記中子の保
持が解除されるとともに、前記幅木部が押圧されること
により、該幅木部が前記係合部全体に係合される。この
ため、中子と鋳型の位置合わせ部分のずれを確実に吸収
することができ、前記中子を前記鋳型内の所望の位置に
確実かつ高精度に配置することが可能になる。しかも、
幅木部の係合動作を分割するだけでよく、前記幅木部が
損傷することを有効に阻止するとともに、中子の装着作
業を容易に自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る鋳造用中子の装着方法
を実施するための装着装置の概略斜視説明図である。
【図2】前記装着装置の概略正面説明図である。
【図3】前記装着装置を構成する第1乃至第4中子保持
部を装着する装置本体の斜視図である。
【図4】前記第1中子保持部の側面説明図である。
【図5】前記第1中子保持部を構成する吸着機構および
加圧機構の断面説明図である。
【図6】前記第1中子保持部を構成するクランプ機構の
斜視図である。
【図7】鋳造装置の一部斜視説明図である。
【図8】前記第1中子保持部と前記鋳型の説明図であ
る。
【図9】挿入機構により前記中子を前記鋳型に部分的に
係合する際の動作説明図である。
【図10】前記加圧機構の動作説明図である。
【図11】前記加圧機構により前記中子を前記鋳型に完
全に挿入する際の動作説明図である。
【図12】前記中子の幅木部が前記係合部に部分的に係
合した状態の説明図である。
【図13】前記幅木部が前記係合部に挿入されながら位
置ずれを吸収する際の動作説明図である。
【図14】前記幅木部が前記係合部に完全に挿入された
状態の説明図である。
【図15】前記中子がセットされた後、前記装置本体を
該中子から離間させる際の動作説明図である。
【符号の説明】
10…装着装置 22…昇降ベース 24…挿入機構 26…装置本体 28…シリンダ 34、36、38、
40……中子保持部 42…幅木部 44…ケレン 46…係合穴 54…吸着機構 56…加圧機構 58…クランプ機構 60…吸着ブロック 64…吸引室 68…シリンダ 74…室 76…スプリング 78…押圧ピン 82…アクチュエータ 86a、86b…ク
ランプ爪 100…鋳造装置 102、104…鋳
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 貴史 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 市川 浩 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E093 QA01 QB01 QD01 QD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に幅木部を設け、他端側にケレンが
    装着された中子を、鋳型内のキャビティに配設するため
    の鋳造用中子の装着方法であって、 前記幅木部の一方の端部を吸着機構により吸着保持する
    とともに、前記中子の他端側をクランプ機構により保持
    する工程と、 前記吸着機構および前記クランプ機構が装着された装置
    本体を移動させ、前記キャビティに設けられた係合部に
    幅木部の他方の端部を部分的に係合させる工程と、 前記クランプ機構による前記中子の他端側の保持を解除
    した後、前記幅木部の一方の端部を押圧して該幅木部の
    他方の端部を前記係合部全体に係合させる工程と、 を有することを特徴とする鋳造用中子の装着方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装着方法において、前記幅
    木部の他方の端部を前記係合部全体に係合させた後、前
    記幅木部の一方の端部を押圧保持しながら、前記装置本
    体を前記中子から離間する方向に移動させる工程を有す
    ることを特徴とする鋳造用中子の装着方法。
  3. 【請求項3】一端側に幅木部を設け、他端側にケレンが
    装着された中子を、鋳型内のキャビティに配設するため
    の鋳造用中子の装着装置であって、 移動可能な装置本体に設けられ、前記幅木部の一方の端
    部を吸着保持する吸着機構と、 前記装置本体に設けられるとともに、前記中子の他端側
    を保持するクランプ機構と、 前記キャビティに設けられた係合部に前記幅木部の他方
    の端部を部分的に係合させた状態で、前記クランプ手段
    による前記中子の他端側の保持を解除した後、前記幅木
    部の一方の端部を押圧して該幅木部の他方の端部を前記
    係合部全体に係合させる加圧機構と、 を備えることを特徴とする鋳造用中子の装着装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装着装置において、前記加
    圧機構は、アクチュエータと、 前記アクチュエータから延在して進退可能なロッド部
    に、スプリングを介して所定距離だけ移動可能に支持さ
    れ、前記幅木部の一方の端部を押圧する押圧ピンと、 を備えることを特徴とする鋳造用中子の装着装置。
JP2001173059A 2001-06-07 2001-06-07 鋳造用中子の装着方法および装置 Expired - Fee Related JP4610791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001173059A JP4610791B2 (ja) 2001-06-07 2001-06-07 鋳造用中子の装着方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001173059A JP4610791B2 (ja) 2001-06-07 2001-06-07 鋳造用中子の装着方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002361367A true JP2002361367A (ja) 2002-12-17
JP4610791B2 JP4610791B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=19014583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001173059A Expired - Fee Related JP4610791B2 (ja) 2001-06-07 2001-06-07 鋳造用中子の装着方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4610791B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290124A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Nissan Diesel Motor Co Ltd 中子組付監視システム及び方法
CN105149519A (zh) * 2015-10-22 2015-12-16 湖南江滨机器(集团)有限责任公司 一种盐芯压制装置及方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5369411U (ja) * 1976-11-12 1978-06-10
JPS54152213U (ja) * 1978-04-17 1979-10-23
JPS60199545A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 Honda Motor Co Ltd 長尺鋳物の中空鋳抜き方法
JPS63207447A (ja) * 1987-02-24 1988-08-26 Honda Motor Co Ltd 中子のセツト方法
JPH04237539A (ja) * 1991-01-18 1992-08-26 Aisin Seiki Co Ltd 冷却空洞付ピストンの製造方法
JPH0526007A (ja) * 1991-07-22 1993-02-02 Riken Corp 中空カムシヤフトの鋳造方法
JPH05212496A (ja) * 1992-02-07 1993-08-24 Toyota Motor Corp 中子納め装置
JPH06142833A (ja) * 1992-11-05 1994-05-24 Toyota Motor Corp 中子の着座状態検知装置
JPH06269899A (ja) * 1993-03-22 1994-09-27 Toyota Motor Corp 中子の納め方法
JPH08141696A (ja) * 1994-11-14 1996-06-04 Suzuki Motor Corp 鋳造用金型

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5369411U (ja) * 1976-11-12 1978-06-10
JPS54152213U (ja) * 1978-04-17 1979-10-23
JPS60199545A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 Honda Motor Co Ltd 長尺鋳物の中空鋳抜き方法
JPS63207447A (ja) * 1987-02-24 1988-08-26 Honda Motor Co Ltd 中子のセツト方法
JPH04237539A (ja) * 1991-01-18 1992-08-26 Aisin Seiki Co Ltd 冷却空洞付ピストンの製造方法
JPH0526007A (ja) * 1991-07-22 1993-02-02 Riken Corp 中空カムシヤフトの鋳造方法
JPH05212496A (ja) * 1992-02-07 1993-08-24 Toyota Motor Corp 中子納め装置
JPH06142833A (ja) * 1992-11-05 1994-05-24 Toyota Motor Corp 中子の着座状態検知装置
JPH06269899A (ja) * 1993-03-22 1994-09-27 Toyota Motor Corp 中子の納め方法
JPH08141696A (ja) * 1994-11-14 1996-06-04 Suzuki Motor Corp 鋳造用金型

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290124A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Nissan Diesel Motor Co Ltd 中子組付監視システム及び方法
CN105149519A (zh) * 2015-10-22 2015-12-16 湖南江滨机器(集团)有限责任公司 一种盐芯压制装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4610791B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5349134B2 (ja) 圧入方法及び圧入装置
EP2195130B1 (en) A core-setting apparatus used for a molding apparatus and a method for setting a core
US8770566B2 (en) Removably supporting mechanism for workpiece holding device and workpiece holding device replacement and support apparatus
JP2002361367A (ja) 鋳造用中子の装着方法および装置
JP3752899B2 (ja) ワーク位置決め装置
CN208914462U (zh) 一种自动化取料埋料装置
JP2002059225A (ja) パンチプレス及び同パンチプレスに使用する金型装置並びに金型装着方法
JPS6342537B2 (ja)
CN218366108U (zh) 一种机械手
JPH031096B2 (ja)
CN218856064U (zh) 应用于钉柱安装的定位结构和通用型钉柱自动安装装置
JPH09276955A (ja) 金型装置及びこの金型装置を用いたパンチプレス
JPS5881531A (ja) 自転車用ヘツドラグの組立方法及び装置
CN217943194U (zh) 用于安装pin针的装置
CN114346654B (zh) 一种汽车座椅滑轨装配系统及装配方法
CN215143969U (zh) 一种汽车冲压模具的上料机构
JP2000218457A (ja) ワーク搬送用のパレット
JP2549621Y2 (ja) 自動治具交換装置
JPH0234268A (ja) シリンダブロックの鋳造方法およびその鋳造装置
CN217346389U (zh) 一种夹持装置
JP3083203B2 (ja) 鋳造成形品の取り出し用作業ヘッド
CN218253606U (zh) 一种四点位电路板焊接工装
CN217494957U (zh) 埋钉装置
CN216412864U (zh) 一种应用于电感脱模设备的模治具输送装置
CN111672665B (zh) 一种车灯转移装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4610791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees