JPH0526007A - 中空カムシヤフトの鋳造方法 - Google Patents

中空カムシヤフトの鋳造方法

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JPH0526007A
JPH0526007A JP18080391A JP18080391A JPH0526007A JP H0526007 A JPH0526007 A JP H0526007A JP 18080391 A JP18080391 A JP 18080391A JP 18080391 A JP18080391 A JP 18080391A JP H0526007 A JPH0526007 A JP H0526007A
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JP
Japan
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core
keren
mold
main mold
casting
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Pending
Application number
JP18080391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Kawachi
秀文 河内
Haruo Iizuka
春男 飯塚
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Publication date
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Publication of JPH0526007A publication Critical patent/JPH0526007A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L2001/0475Hollow camshafts

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鋳鉄製の中空カムシャフトはもとより、経済
的かつ高精度の鋳鋼製の中空カムシャフトを得るに好適
な中空カムシャフトの鋳造方法を提供する。 【構成】 主型10に設けられたシャフト形状の鋳型1
1の中心軸線上に棒状の中子12を配置し、中子12は
この端部で巾木を介して主型10に支持されて、形成さ
れたキャビティ内に溶融金属を鋳込む中空カムシャフト
の鋳造方法において、中子12をこの端部間の少なくと
も2箇所で形状の異なる2種のケレンA20、ケレンB
40により支持して、中子12が鋳型11の中心軸線か
ら左右上下方向にずれないようにする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に鋳鋼製の中空カム
シャフトに好適な鋳造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の軽量化の要請に応じて
カム軸を中空にして軽量化した中空カムシャフトが多く
使用されている。中空部の一端が封じられた盲孔状の中
空カムシャフトを鋳造する場合は、中空とする部分に中
子を使用し、この中子を主型内に配置して形成されたキ
ャビティ内に溶湯が鋳込まれる。中子は開放部となる一
方の端部を巾木を介して主型内に支持する。ところで、
カムシャフトの中子は長尺となり、中子が撓んだり溶湯
によって中子が浮かされるのを抑止することができず、
偏肉による不良の発生を防止できない。こうした中子支
持に係る問題解消を目的として提案されたものに、例え
ば本出願人による実開昭62−10931号公報におい
て、一端が封じられた中空カムシャフトの鋳造を可能と
した、偏肉等の欠陥を生じないケレンを用いた成型品製
造用型を開示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】中空カムシャフトが鋳
鉄製であればこのケレンで所要の中空カムシャフトを鋳
造することができる。しかしながら、鋳鋼材質の中空カ
ムシャフトを鋳込もうとする場合、溶鋼の溶融温度は鋳
鉄のそれと比べて高温のため、溶鋼を注入して凝固する
迄の間、ケレンの強度不足により図4に示すようにケレ
ンが浮力に負けて中子が浮かれたりして中子を所定の位
置に精度よく固定することが困難である。従って、本発
明の目的は、高精度の鋳鋼製の中空カムシャフトを得る
に好適な鋳造方法、中子を固定する方法とそれを固定す
るケレンを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による中空カムシ
ャフトの鋳造方法は、主型に設けられたカムシャフト形
状の中心線上に棒状の中子を配置し、中子は開放部の端
部で巾木を介して主型に支持されて形成されたキャビテ
ィ内に溶鋼を鋳込むにあたり、巾木で支持されていない
他方の中子の端部を少なくとも2個所で形状の異なる2
種類のケレンA及びケレンBにより支持して、中子が所
定の位置から左右上下方向にずれないようにするもので
ある。ケレンAは中子の外周全部又は外周一部を支持す
る支持環部を設けると共に、支持環部の両側から延びて
主型に止着されるアーム部を設けてある。ケレンBは全
体が棒状で一方端が中子の外周上面に当接し、他方の端
部は主型に差し込まれて止着され、ほぼ中央部に主型に
設けられた支持凹部に係合する支えフランジを設けてあ
る。ケレンA及びケレンBの材質は、高温における強度
が優れていることが条件であり、ケレンを溶融点の高い
低炭素鋼によって成形されている。炭素含有率が0.1
%程度の低炭素鋼が最適であり、展延性に富むので加工
も容易であり、価格も比較的安い。
【0005】
【作用】主型の中心線上に棒状の中子を配置し、この中
子を長手方向の数箇所で形状の異なる少なくとも2種類
のケレンAとケレンBにより支持する。形状の異なるケ
レンAとケレンBを適所に配置することにより、中子を
溶鋼の注入前、注入初期及び充満時に際して中心軸から
ずれることなく支持できる。即ち、偏肉等の欠陥品の発
生が防止される。溶鋼の注入前は中子の重力による下方
への中子の移動を防止できるもので、注入初期には左右
への移動を防止できるものが必要であり、ケレンAが有
効である。溶鋼の注入が進み鋳型が満たされるにつれて
浮力が大きくなるので、中子の上方への移動を防止する
ケレンBが有効であり、圧縮の力を受けるが凝固完了ま
で有効に働く。
【0006】
【実施例】以下、本発明による中空カムシャフトの鋳造
方法の実施例を説明する。図1は実施例としての自動車
用中空カムシャフトの部分断面による側面図である。中
空カムシャフト1はシャフト本体2の軸線に沿って複数
個のカム部3、ジャーナル部4を有し、中心軸に沿って
設けられた長い円形孔による中空部5は、スプロケット
部側の一方端部5bが開放され、ベルトプーリー取付側
の他方端部5aは封じられた盲孔状である。
【0007】図2は鋳型の下型(中子をセットした状態
で、湯道系統は省略)を示す。鋳型10は通例のシェル
造型法によって造型される。その中で中空部形成用の中
子12はスプロケット部側の端部12aが巾木で支持さ
れ、他方のベルトプーリー取付け側の端部12bが自由
端とした片持ち梁状で配置されている。この片持ち梁状
の中子12し長手方向数箇所にセットしたケレン20A
及びケレンB40により支持されている。
【0008】ケレンをセットする方法は、ケレンA20
については中子と同時に成形したものを使用するか、又
は、中子セット前にケレンAを下型の所定の位置に置
く。ケレンBは上型の所定の位置にあけた小孔へ挿入す
る。先端に接着剤を塗布するとケレンBの保持がより確
実になる。
【0009】このように中子12とケレンA20をセッ
トした下型10bに、ケレンB40をセットした上型1
0aを重ね合わせて溶鋼を注入する準備が完了する。こ
の鋳型に1500℃〜1600℃の溶鋼を注入する。
【0010】自由端とした中子12の他方端部12bに
近い部分に、図3に示す形状のケレンA20が用いられ
ている。このケレンA20は中子12の外周全部を抱き
込む形で支持するリング状の支持環部21を有し、この
支持環部21の両側から水平方向に左右2本の支持アー
ム部22、22が延びた構造である。その両端部は同一
方向へと屈曲部23、23が形成されている。屈曲部2
3、23は下型10bに差し込んで止着することによ
り、中子12を鋳型10の中心軸上に支持することがで
きる。
【0011】図5は、ケレンA20とは形状の異なるケ
レンA30を示す。ケレンA30はケレンA20の支持
環部21の変形例として半環状の支持半環部31を有す
る。即ち、半環を上向きとした支持半環部31の両側か
ら水平方向に左右2本の支持アーム部32、32が延び
た形状はケレンA20と同様である。
【0012】図6及び図7は、ケレンB40、50を示
し、これらは中子12を上から押え込むことにより、溶
鋼の浮力による中子12の持ち上がりを抑えるのに有効
である。図6のケレンB40の場合、全体が棒状で本体
41の一方端に押え板部42が設けられ、他方の端部近
傍には支えフランジ43が設けられている。押え板部4
2は湾曲した面で中子12の外周面に適合できるように
なっている。支えフランジ43は鋳型11側に設けた支
持凹部11aに係合できるようになっており、押え板部
42で中子12に当接させた本体41が基端からズレな
いように工夫されている。また、図7のケレンB50
は、ケレンB40のような押え板部42が先端に設けら
れてはおらず、ケレンB40の支えフランジ43の形状
を変形した支え球体部52が設けられている。
【0013】ここで、図3で示されたケレンA20は、
中子12の外周全部を支持環部21で支持すると共に、
左右に延びた2つの支持アーム部22、22で支持する
構造である。従って、溶湯の注入前は中子12が鋳型1
1内で自重で下方に下がるのを防ぎ、溶湯注入の初期は
中子12が鋳型11の中心軸から左右方向にズレるのを
防止するには有効である。この点に関しては、図5のケ
レンA30も有効である。
【0014】また、溶湯が鋳型11に充満するにつれ、
中子12を上方に押し上げる浮力が次第に大きくなり、
ケレンA20では図4のような不都合が生じるから、こ
れを補う意味でケレンB40又はケレンB50は圧縮力
を凝固完了まで受けて有効に作用する。ケレンB40及
びケレンB50は複数個が用いられることが望ましい。
このような長短を踏まえて、ケレンA20からケレンB
50までの各種ケレンを中子12の長手方向で適材適所
に配置する。
【0015】ケレンの断面積については、ケレンを通過
する溶鋼量によって変化しなくてはならない。通過量の
少ないものには3mm2、通過量の多いものにはし7mmを
必要とするので、3〜7mm2の範囲のものを用いること
が好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による中空
カムシャフトの鋳造方法は、特に自動車用の鋳鋼製中空
カムシャフトに最適であり、鋳型に設けられる棒状の中
子を形状の異なる数種のケレンにより長手方向の適材適
所で支持するから、中子を鋳鋼の溶鋼の注入前、注入初
期及び充満時に際して中心軸からずれることなく保持で
きる。その結果、鋳造後の製品に偏肉が生じるといった
従前の不具合が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の中空カムシャフト鋳造方法で得られ
た自動車用中空カムシャフトの部分断面図。
【図2】 実施例の中空カムシャフトが鋳込まれる鋳型
の主型組立断面図。
【図3】 ケレンAを用いた中子の支持構造の側面断面
図。
【図4】 ケレンAの変形形態を示す側面断面図。
【図5】 ケレンAを用いた中子の支持構造の側面断面
図。
【図6】 ケレンBを用いた中子の支持構造の側面断面
図。
【図7】 ケレンBを用いた中子の支持構造の側面断面
図。
【符号の説明】
1..中空カムシャフト、2..シャフト本体、
3..カム部、4..ジャーナル部、 5..盲孔状中
空部、 10..鋳型、 11..鋳型凹部、 1
2..中子、12a..巾木部、 20..ケレンA、
21..支持環部、22..支持アーム部、 3
0..ケレンA、 31..支持半環部、 40..ケ
レンB、 50..ケレンB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主型と主型内に中子を配置し、中子は一
    方側の端部を巾木を介して主型に支持されて形成された
    キャビティ内に溶鋼を鋳込む中空カムシャフトの鋳造方
    法において、巾木で支持されていない他方の中子の端部
    の少なくとも2個所で形状の異なる2種類のケレンA及
    びケレンBにより支持して、中子が所定の位置から左右
    上下方向にずれないようにする中空カムシャフトの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 ケレンAが中子の外周全部又は外周を一
    部を支持する支持環部を設けると共に、支持環部の両側
    から延びて主型に止着されるアーム部を設けた「請求項
    1」に記載の中空カムシャフトの鋳造方法。
  3. 【請求項3】 ケルンBが全体が棒状で一方端が中子の
    外周上面に当接し、他方の端部は主型に差し込まれて止
    着され、ほぼ中央部に主型に設けられた支持凹部に係合
    する支えフランジを設けた「請求項1」に記載の中空カ
    ムシャフトの鋳造方法。
  4. 【請求項4】 ケレンA及びケレンBが溶融点の高い低
    炭素鋼からなる「請求項1」に記載の中空カムシャフト
    の鋳造方法。
JP18080391A 1991-07-22 1991-07-22 中空カムシヤフトの鋳造方法 Pending JPH0526007A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361367A (ja) * 2001-06-07 2002-12-17 Honda Motor Co Ltd 鋳造用中子の装着方法および装置
EP1900451A1 (en) * 2006-09-13 2008-03-19 Kubota Iron Works Co., Ltd. Method of and apparatus for forming a hollow step-profiled shaft
CN114012039A (zh) * 2021-09-29 2022-02-08 浙江亚太机电股份有限公司 一种特殊工艺的制动钳减重制造方法

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