JPH08141696A - 鋳造用金型 - Google Patents
鋳造用金型Info
- Publication number
- JPH08141696A JPH08141696A JP27926194A JP27926194A JPH08141696A JP H08141696 A JPH08141696 A JP H08141696A JP 27926194 A JP27926194 A JP 27926194A JP 27926194 A JP27926194 A JP 27926194A JP H08141696 A JPH08141696 A JP H08141696A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casting
- tar
- positioning pin
- shell core
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タール除去のための清掃作業の周期を長く
し、かつ、該清掃作業の容易化を図る。 【構成】 鋳造空間70の底面となる固定型10のベー
ス部材11の上面に位置決めピン90が着脱自在に植設
されている。ベース部材11における位置決めピン90
の外周囲に位置する部位に、シェル中子80の下端面8
1側に開口する凹部19を形成するとともに、位置決め
ピン90に前記凹部に嵌合される嵌合部91を形成し、
嵌合部91の上面と凹部19の周面とによって、鋳造時
に発生するタールを貯溜するための空間100を画成し
ている。
し、かつ、該清掃作業の容易化を図る。 【構成】 鋳造空間70の底面となる固定型10のベー
ス部材11の上面に位置決めピン90が着脱自在に植設
されている。ベース部材11における位置決めピン90
の外周囲に位置する部位に、シェル中子80の下端面8
1側に開口する凹部19を形成するとともに、位置決め
ピン90に前記凹部に嵌合される嵌合部91を形成し、
嵌合部91の上面と凹部19の周面とによって、鋳造時
に発生するタールを貯溜するための空間100を画成し
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シェル中子を併用する
鋳造用金型の改良に関する。
鋳造用金型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンのシリンダヘッド等
を鋳造するため金型においては、シェル中子を用いた鋳
造が行われるので、鋳造に先立ってシェル中子を鋳造空
間内の所定位置にセットする必要がある。
を鋳造するため金型においては、シェル中子を用いた鋳
造が行われるので、鋳造に先立ってシェル中子を鋳造空
間内の所定位置にセットする必要がある。
【0003】そこで、従来のこの種の金型では、鋳造空
間の底面に位置決めピンを植設するとともに、シェル中
子の下端面にピン穴を形成し、このシェル中子のピン穴
を上記ピンに嵌合して該中子を位置決めするようにして
いる。
間の底面に位置決めピンを植設するとともに、シェル中
子の下端面にピン穴を形成し、このシェル中子のピン穴
を上記ピンに嵌合して該中子を位置決めするようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シェル中子
は樹脂によってモールドされているので、金型に注入さ
れた溶湯による加熱に伴ってタールを含む煙を発生する
が、このタールはシェル中子の下端面と金型との間に存
在するわずかな隙間から侵入するので、鋳造が繰り返え
された場合、上記侵入したタールが位置決めピンの周囲
に堆積することになる。
は樹脂によってモールドされているので、金型に注入さ
れた溶湯による加熱に伴ってタールを含む煙を発生する
が、このタールはシェル中子の下端面と金型との間に存
在するわずかな隙間から侵入するので、鋳造が繰り返え
された場合、上記侵入したタールが位置決めピンの周囲
に堆積することになる。
【0005】タールが堆積すると、シェル中子を正規の
位置にセットできなくなるので、製品不良が発生する。
また、タールの堆積量が一定以上になると、金型の締め
合わせ時にシェル中子に過大な力が作用するので、該シ
ェル中子が破損する虞れがある。
位置にセットできなくなるので、製品不良が発生する。
また、タールの堆積量が一定以上になると、金型の締め
合わせ時にシェル中子に過大な力が作用するので、該シ
ェル中子が破損する虞れがある。
【0006】そこで従来は、位置決めピンを抜き出した
後、該ピンの周辺に付着堆積したタールを除去するとい
う作業を定期的に実施しているが、その作業の周期を比
較的短く設定(例えば、1週間)する必要があることか
ら、この作業のために生産性が低下するという問題を生
じていた。また、堆積タールは硬化しているので、その
除去作業に多大の手間を要するという問題もあった。
後、該ピンの周辺に付着堆積したタールを除去するとい
う作業を定期的に実施しているが、その作業の周期を比
較的短く設定(例えば、1週間)する必要があることか
ら、この作業のために生産性が低下するという問題を生
じていた。また、堆積タールは硬化しているので、その
除去作業に多大の手間を要するという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、ター
ル除去のための清掃作業の周期を長くすることができ、
かつ、該清掃作業の容易化を図ることができる鋳造用金
型を提供することにある。
ル除去のための清掃作業の周期を長くすることができ、
かつ、該清掃作業の容易化を図ることができる鋳造用金
型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋳造空間を構
成する固定型およびスライド型と、前記鋳造空間の底面
となる前記固定型の上面に着脱自在に植設した位置決め
ピンとを備え、前記位置決めピンにシェル中子の下端面
に形成したピン穴を嵌合することによって該中子を位置
決めするように構成された鋳造用金型において、前記固
定型における前記位置決めピンの外周囲に位置する部位
に、前記シェル中子の下端面側に開口する凹部を形成す
るとともに、前記位置決めピンに前記凹部に嵌合される
嵌合部を形成し、前記嵌合部の上面と前記凹部の周面と
によって、鋳造時に発生するタールを貯溜するための空
間を画成したことを特徴としている。
成する固定型およびスライド型と、前記鋳造空間の底面
となる前記固定型の上面に着脱自在に植設した位置決め
ピンとを備え、前記位置決めピンにシェル中子の下端面
に形成したピン穴を嵌合することによって該中子を位置
決めするように構成された鋳造用金型において、前記固
定型における前記位置決めピンの外周囲に位置する部位
に、前記シェル中子の下端面側に開口する凹部を形成す
るとともに、前記位置決めピンに前記凹部に嵌合される
嵌合部を形成し、前記嵌合部の上面と前記凹部の周面と
によって、鋳造時に発生するタールを貯溜するための空
間を画成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】鋳造時に発生するタールは、シェル中子の下端
面下方に位置するタール貯溜空間に流入するので、シェ
ル中子の下端面と固定型間におけるタールの堆積が防止
される。タール貯溜空間に流入したタールは、位置決め
ピンに形成された嵌合部に堆積するので、位置決めピン
を抜き出すことによって該ピンと共に上記貯溜空間から
取り除かれる。したがって、位置決めピンの交換操作、
あるいは抜き出した位置決めピンの清掃を実施すること
によって、堆積したタールの清掃が完了する。
面下方に位置するタール貯溜空間に流入するので、シェ
ル中子の下端面と固定型間におけるタールの堆積が防止
される。タール貯溜空間に流入したタールは、位置決め
ピンに形成された嵌合部に堆積するので、位置決めピン
を抜き出すことによって該ピンと共に上記貯溜空間から
取り除かれる。したがって、位置決めピンの交換操作、
あるいは抜き出した位置決めピンの清掃を実施すること
によって、堆積したタールの清掃が完了する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0011】図1は、2気筒4サイクルエンジンのシリ
ンダヘッドの鋳造に適用される本発明に係る金型の一実
施例を示している。同図において、固定型10は、方形
状のベース部材11と、該ベース部材11の4隅にそれ
ぞれ立設されたガイド部材12〜15と、それぞれガイ
ド部材12,13間およびガイド部材14,15間に位
置する態様でベース部材11上に対向配設された一対の
壁部材16および17とで構成されている。
ンダヘッドの鋳造に適用される本発明に係る金型の一実
施例を示している。同図において、固定型10は、方形
状のベース部材11と、該ベース部材11の4隅にそれ
ぞれ立設されたガイド部材12〜15と、それぞれガイ
ド部材12,13間およびガイド部材14,15間に位
置する態様でベース部材11上に対向配設された一対の
壁部材16および17とで構成されている。
【0012】上記ガイド部材12,13間にはスライド
型20が、また、上記ガイド部材14,15間にはスラ
イド型30がそれぞれ配設されている。スライド型20
はガイド部材12,13によって案内されながらX方向
に摺動することができ、また、スライド型30は、ガイ
ド部材14,15によって案内されながら同方向に摺動
することができる。
型20が、また、上記ガイド部材14,15間にはスラ
イド型30がそれぞれ配設されている。スライド型20
はガイド部材12,13によって案内されながらX方向
に摺動することができ、また、スライド型30は、ガイ
ド部材14,15によって案内されながら同方向に摺動
することができる。
【0013】上記スライド型20および30は、図示す
るように、それぞれ前記壁部材16および17と合体可
能であり、その合体状態においては、相対向する一対の
平板状壁体が構成される。なお、符号21は、スライド
型20と壁部材16の合体時の境界線を、符号31は、
スライド型30と壁部材17の合体時の境界線をそれぞ
れ示している。
るように、それぞれ前記壁部材16および17と合体可
能であり、その合体状態においては、相対向する一対の
平板状壁体が構成される。なお、符号21は、スライド
型20と壁部材16の合体時の境界線を、符号31は、
スライド型30と壁部材17の合体時の境界線をそれぞ
れ示している。
【0014】一方、ガイド部材12,14間にはスライ
ド型40が、またガイド部材13,15間にはスライド
型50がそれぞれ配設されている。スライド型40は、
ガイド部材12,14によって案内されながらY方向に
摺動することができ、また、スライド型50は、ガイド
部材13,15によって案内されながら同方向に摺動可
能である。
ド型40が、またガイド部材13,15間にはスライド
型50がそれぞれ配設されている。スライド型40は、
ガイド部材12,14によって案内されながらY方向に
摺動することができ、また、スライド型50は、ガイド
部材13,15によって案内されながら同方向に摺動可
能である。
【0015】なお、上記スライド型20は、スライドベ
ース21の内面に図示していない成形型部を一体的に取
り付けた構成を有し、同様に、他のスライド型30,4
0および50も、それぞれスライドベース31,41お
よび51の内面に図示していない成形型部を取り付けた
構成を有する。また、各スライドベース21〜51の該
側面には、図示していないアクチュエータ(例えば、エ
アシリンダ)の往復動力を作用させるための結合部材6
0がそれぞれ突設されている。
ース21の内面に図示していない成形型部を一体的に取
り付けた構成を有し、同様に、他のスライド型30,4
0および50も、それぞれスライドベース31,41お
よび51の内面に図示していない成形型部を取り付けた
構成を有する。また、各スライドベース21〜51の該
側面には、図示していないアクチュエータ(例えば、エ
アシリンダ)の往復動力を作用させるための結合部材6
0がそれぞれ突設されている。
【0016】各スライド型20〜50が図示の鋳造位置
にセットされ、かつ、上下動可能に配設された図示して
いない上型が同位置にセットされている状態において
は、これらと前記固定型10とによって鋳造空間70が
画成される。
にセットされ、かつ、上下動可能に配設された図示して
いない上型が同位置にセットされている状態において
は、これらと前記固定型10とによって鋳造空間70が
画成される。
【0017】前述したように、この実施例は、2気筒4
サイクルエンジンのシリンダヘッドの鋳造に適用される
ものであり、したがって、上記鋳造空間70の底面を構
成する前記ベース部材11の上面には、各気筒の燃焼室
を形成するための2つの略円錐状凸部18が形成され、
また、上記鋳造空間70内には、各気筒の吸排気通路を
形成するための4本のシェル中子80が配設されてい
る。
サイクルエンジンのシリンダヘッドの鋳造に適用される
ものであり、したがって、上記鋳造空間70の底面を構
成する前記ベース部材11の上面には、各気筒の燃焼室
を形成するための2つの略円錐状凸部18が形成され、
また、上記鋳造空間70内には、各気筒の吸排気通路を
形成するための4本のシェル中子80が配設されてい
る。
【0018】図1のA−A線断面図である図2に示すよ
うに、上記凸部18の左右には位置決めピン90がそれ
ぞれ植設されている。この凸部18の左右には、それぞ
れシェル中子80の下端面81がそれぞれ当接される
が、そのさい、それらの下端面81に形成したピン穴8
2が上記位置決めピン90に嵌合され、これによって、
各シェル中子80が凸部18に対して位置決めされる。
うに、上記凸部18の左右には位置決めピン90がそれ
ぞれ植設されている。この凸部18の左右には、それぞ
れシェル中子80の下端面81がそれぞれ当接される
が、そのさい、それらの下端面81に形成したピン穴8
2が上記位置決めピン90に嵌合され、これによって、
各シェル中子80が凸部18に対して位置決めされる。
【0019】なお、各シェル中子80の上端面83に
は、それぞれ凸部84が形成されており、一方のシェル
中子80の凸部84は、前記壁部材16と前記スライド
型20とによって、また、他方のシェル中子80の凸部
84は、前記壁部材17と前記スライド型30とによっ
てそれぞれ挟持されている。
は、それぞれ凸部84が形成されており、一方のシェル
中子80の凸部84は、前記壁部材16と前記スライド
型20とによって、また、他方のシェル中子80の凸部
84は、前記壁部材17と前記スライド型30とによっ
てそれぞれ挟持されている。
【0020】上記位置決めピン90は、その中間部にフ
ランジからなる嵌合部91を備えており、ネジを刻設し
た基端部を前記べ−ス部材11に螺合することによって
該べ−ス部材11に固定されている。
ランジからなる嵌合部91を備えており、ネジを刻設し
た基端部を前記べ−ス部材11に螺合することによって
該べ−ス部材11に固定されている。
【0021】べ−ス部材11における位置決めピン90
の外周囲に位置する部位には、前記シェル中子80の下
端面81側に開口する凹部19が形成されており、上記
位置決めピン90に設けた嵌合部91は、上記凹部19
に嵌合されてその下面が凹部19の底面に当接してい
る。
の外周囲に位置する部位には、前記シェル中子80の下
端面81側に開口する凹部19が形成されており、上記
位置決めピン90に設けた嵌合部91は、上記凹部19
に嵌合されてその下面が凹部19の底面に当接してい
る。
【0022】次ぎに、この実施例の作用について説明す
る。中子80がセットされた図1に示す鋳造空間70に
溶湯を注入すると、シリンダヘッドが鋳造される。そこ
で、上記各スライド型20〜50および前記上型を後退
させて(離型)、製品の取り出し操作を行ない、そのの
ち、中子80をセットして再び注湯操作を実施する。
る。中子80がセットされた図1に示す鋳造空間70に
溶湯を注入すると、シリンダヘッドが鋳造される。そこ
で、上記各スライド型20〜50および前記上型を後退
させて(離型)、製品の取り出し操作を行ない、そのの
ち、中子80をセットして再び注湯操作を実施する。
【0023】ところで、前述したように、シェル中子8
0は樹脂によってモールドされているので、注湯による
加熱に伴ってタールを発生する。このタールはシェル中
子80の下端面81と凸部18の上面との間に存在する
わずかな隙間から侵入するが、この実施例においては、
シェル中子80の下端面81の下方に、前記ピン嵌合部
91の上面と前記凹部19の周面とによって画成された
タール貯溜空間100が位置しているので、上記侵入し
たタールがこのタール貯溜空間100に流入して堆積す
る。
0は樹脂によってモールドされているので、注湯による
加熱に伴ってタールを発生する。このタールはシェル中
子80の下端面81と凸部18の上面との間に存在する
わずかな隙間から侵入するが、この実施例においては、
シェル中子80の下端面81の下方に、前記ピン嵌合部
91の上面と前記凹部19の周面とによって画成された
タール貯溜空間100が位置しているので、上記侵入し
たタールがこのタール貯溜空間100に流入して堆積す
る。
【0024】したがって、この実施例によれば、長時間
に亘って鋳造作業を繰り返してもシェル中子80の下端
面81と凸部18の上面との間にタールが堆積せず、そ
の結果、従来のような短周期(例えば、1週間)の堆積
タールの除去作業が必要でなくなる。
に亘って鋳造作業を繰り返してもシェル中子80の下端
面81と凸部18の上面との間にタールが堆積せず、そ
の結果、従来のような短周期(例えば、1週間)の堆積
タールの除去作業が必要でなくなる。
【0025】上記タール貯溜空間100に流入したター
ルは、位置決めピン90の嵌合部91上に堆積するの
で、適宜な時期に位置決めピン90の抜き出し操作を実
施することにより、該ピン90と共に上記空間100か
ら排除することができる。そして、位置決めピン90の
抜き出しが完了した時点で、新たな位置決めピン90を
べ−ス部材11に螺着することにより、あるいは、抜き
出した位置決めピン90を清掃して再度螺着することに
より、ただちに鋳造作業を開始することが可能である。
ルは、位置決めピン90の嵌合部91上に堆積するの
で、適宜な時期に位置決めピン90の抜き出し操作を実
施することにより、該ピン90と共に上記空間100か
ら排除することができる。そして、位置決めピン90の
抜き出しが完了した時点で、新たな位置決めピン90を
べ−ス部材11に螺着することにより、あるいは、抜き
出した位置決めピン90を清掃して再度螺着することに
より、ただちに鋳造作業を開始することが可能である。
【0026】なお、位置決めピン90はその上端部を回
動することによって着脱するので、該上端部を断面六角
状に形成するなどして、回動工具の把持を容易にするこ
とが望ましい。
動することによって着脱するので、該上端部を断面六角
状に形成するなどして、回動工具の把持を容易にするこ
とが望ましい。
【0027】上記実施例はシリンダの鋳造に適用するも
のであるが、本発明は他の製品の鋳造に対しても当然適
用可能である。
のであるが、本発明は他の製品の鋳造に対しても当然適
用可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、鋳造時に発生するター
ルがシェル中子の下端面下方に位置するタール貯溜空間
に流入して堆積するので、シェル中子の下端面と固定型
間におけるタールの堆積が防止される。したがって、タ
ール除去のための清掃作業の周期を従来よりも長く設定
することができ、その結果、生産性が向上する。
ルがシェル中子の下端面下方に位置するタール貯溜空間
に流入して堆積するので、シェル中子の下端面と固定型
間におけるタールの堆積が防止される。したがって、タ
ール除去のための清掃作業の周期を従来よりも長く設定
することができ、その結果、生産性が向上する。
【0029】また。タール貯溜空間に流入したタールが
位置決めピンに形成された嵌合部上に堆積するので、位
置決めピンを抜き出す操作を実施することによって堆積
タールが位置決めピンと共にタール貯溜空間から除去さ
れる。したがって、堆積タールを簡易かつ迅速に除去す
ることができる。
位置決めピンに形成された嵌合部上に堆積するので、位
置決めピンを抜き出す操作を実施することによって堆積
タールが位置決めピンと共にタール貯溜空間から除去さ
れる。したがって、堆積タールを簡易かつ迅速に除去す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を概念的に示した斜視図。
【図2】図1のA−A線による断面図。
10 固定型 11 ベース部材 18 略円錐状凸部 19 凹部 20,30,40,50 スライド型 70 鋳造空間 80 シェル中子 81 下端面 82 ピン穴 90 位置決めピン 91 嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 鋳造空間を構成する固定型およびスライ
ド型と、前記鋳造空間の底面となる前記固定型の上面に
着脱自在に植設した位置決めピンとを備え、前記位置決
めピンにシェル中子の下端面に形成したピン穴を嵌合す
ることによって該中子を位置決めするように構成された
鋳造用金型において、 前記固定型における前記位置決めピンの外周囲に位置す
る部位に、前記シェル中子の下端面側に開口する凹部を
形成するとともに、前記位置決めピンに前記凹部に嵌合
される嵌合部を形成し、 前記嵌合部の上面と前記凹部の周面とによって、鋳造時
に発生するタールを貯溜するための空間を画成したこと
を特徴とする鋳造用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27926194A JPH08141696A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 鋳造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27926194A JPH08141696A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 鋳造用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141696A true JPH08141696A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17608705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27926194A Pending JPH08141696A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 鋳造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08141696A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002361367A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 鋳造用中子の装着方法および装置 |
JP2008000771A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Daihatsu Motor Co Ltd | 鋳造製シリンダヘッドにおけるポート用中子の構造 |
CN102581254A (zh) * | 2012-03-08 | 2012-07-18 | 宁波华朔模具机械有限公司 | 滑块内斜抽芯组合的模具结构 |
CN110722115A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-01-24 | 霍修沛 | 一种砂型铸造可拆卸砂箱 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP27926194A patent/JPH08141696A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002361367A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 鋳造用中子の装着方法および装置 |
JP4610791B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2011-01-12 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造用中子の装着方法および装置 |
JP2008000771A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Daihatsu Motor Co Ltd | 鋳造製シリンダヘッドにおけるポート用中子の構造 |
CN102581254A (zh) * | 2012-03-08 | 2012-07-18 | 宁波华朔模具机械有限公司 | 滑块内斜抽芯组合的模具结构 |
CN110722115A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-01-24 | 霍修沛 | 一种砂型铸造可拆卸砂箱 |
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