JPH07323362A - 金型鋳造方法 - Google Patents
金型鋳造方法Info
- Publication number
- JPH07323362A JPH07323362A JP12013694A JP12013694A JPH07323362A JP H07323362 A JPH07323362 A JP H07323362A JP 12013694 A JP12013694 A JP 12013694A JP 12013694 A JP12013694 A JP 12013694A JP H07323362 A JPH07323362 A JP H07323362A
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- JP
- Japan
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- mold
- metallic mold
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- movable mold
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- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型構造を簡素化すると共に、鋳造した製品
の形状にばらつきが発生しない金型鋳造方法を提供す
る。 【構成】 面に垂直より少し傾いた孔３，３を形成して
成る製品Ｗの金型鋳造方法において、孔３，３を形成す
るために可動金型２に設けた進退自在なピン４，４を前
進させた状態で注湯し、次いで鋳造後に孔３，３の軸方
向に対して垂直方向に可動金型２を製品Ｗと共に固定金
型１から開くようにし、更にピン４，４を後退させた後
に製品Ｗを可動金型２から離型するようにした。
の形状にばらつきが発生しない金型鋳造方法を提供す
る。 【構成】 面に垂直より少し傾いた孔３，３を形成して
成る製品Ｗの金型鋳造方法において、孔３，３を形成す
るために可動金型２に設けた進退自在なピン４，４を前
進させた状態で注湯し、次いで鋳造後に孔３，３の軸方
向に対して垂直方向に可動金型２を製品Ｗと共に固定金
型１から開くようにし、更にピン４，４を後退させた後
に製品Ｗを可動金型２から離型するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一部に孔を形成して成
る製品の金型鋳造方法に関する。
る製品の金型鋳造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スティフナーなどのような形状が
複雑で、その一部に端面に垂直なボルト挿通用の孔を有
する製品を金型鋳造する場合には、図４に示すように、
可動金型１００の一部として製品Ｗに孔１０１，１０１
を形成するためのピン１０２，１０２を有する摺動コア
１０３を配設するようにした金型鋳造方法が知られてい
る。なお、１０４は固定金型である。
複雑で、その一部に端面に垂直なボルト挿通用の孔を有
する製品を金型鋳造する場合には、図４に示すように、
可動金型１００の一部として製品Ｗに孔１０１，１０１
を形成するためのピン１０２，１０２を有する摺動コア
１０３を配設するようにした金型鋳造方法が知られてい
る。なお、１０４は固定金型である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において、
端面に垂直なボルト挿通用の孔１０１，１０１を有する
製品Ｗの離型手順は、先ず可動金型１００を開いて固定
金型１０４から製品Ｗを離型し、次いで摺動コア１０３
を上昇動させてピン１０２，１０２を製品Ｗから抜出
し、可動金型１００から製品Ｗを離型させなければなら
なかった。
端面に垂直なボルト挿通用の孔１０１，１０１を有する
製品Ｗの離型手順は、先ず可動金型１００を開いて固定
金型１０４から製品Ｗを離型し、次いで摺動コア１０３
を上昇動させてピン１０２，１０２を製品Ｗから抜出
し、可動金型１００から製品Ｗを離型させなければなら
なかった。
【０００４】従って、可動金型１００に摺動コア１０３
を設けなければならないことから、金型の構造が複雑に
なる。更に、図５に示すように、摺動コア１０３が可動
金型１００に対して摺動自在になるように形成されるた
め、摺動コア１０３と可動金型１００との間に所定のク
リアランスＣ１，Ｃ２，Ｃ３を設けることが必要とな
る。
を設けなければならないことから、金型の構造が複雑に
なる。更に、図５に示すように、摺動コア１０３が可動
金型１００に対して摺動自在になるように形成されるた
め、摺動コア１０３と可動金型１００との間に所定のク
リアランスＣ１，Ｃ２，Ｃ３を設けることが必要とな
る。
【０００５】しかし、各クリアランスＣ１，Ｃ２，Ｃ３
の大きさは、摺動コア１０３を可動金型１００にセット
する仕方によってばらつくので、可動金型１００に対す
る摺動コア１０３の位置が一定せず、形成される製品Ｗ
の基準端面Ｗａから各ピン１０２，１０２の軸までの距
離、基準面Ｗｃから基準端面Ｗｂ（基準端面Ｗａと垂直
な面）までの距離Ｄが鋳造される製品Ｗ毎にばらついて
しまうという問題点を有していた。
の大きさは、摺動コア１０３を可動金型１００にセット
する仕方によってばらつくので、可動金型１００に対す
る摺動コア１０３の位置が一定せず、形成される製品Ｗ
の基準端面Ｗａから各ピン１０２，１０２の軸までの距
離、基準面Ｗｃから基準端面Ｗｂ（基準端面Ｗａと垂直
な面）までの距離Ｄが鋳造される製品Ｗ毎にばらついて
しまうという問題点を有していた。
【０００６】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、金型構造を簡素化すると共に、鋳造した製品の
形状にばらつきが発生しない金型鋳造方法を提供しよう
とするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、金型構造を簡素化すると共に、鋳造した製品の
形状にばらつきが発生しない金型鋳造方法を提供しよう
とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、面に垂直より少し傾いた孔を形成して成る製品
の金型鋳造方法において、前記孔を形成するために可動
金型に設けた進退自在なピンを前進させた状態で注湯
し、次いで鋳造後に前記孔の軸方向に対して垂直方向に
前記可動金型を前記製品と共に固定金型から開くように
し、更に前記ピンを後退させた後に前記製品を前記可動
金型から離型するようにしたものである。
発明は、面に垂直より少し傾いた孔を形成して成る製品
の金型鋳造方法において、前記孔を形成するために可動
金型に設けた進退自在なピンを前進させた状態で注湯
し、次いで鋳造後に前記孔の軸方向に対して垂直方向に
前記可動金型を前記製品と共に固定金型から開くように
し、更に前記ピンを後退させた後に前記製品を前記可動
金型から離型するようにしたものである。
【０００８】
【作用】製品の基準端面を形成する可動金型の型面から
前進したピンまでの距離が、常に一定になるように設定
されると共に、水平面に対して製品の面が成す角度、水
平面に直角な垂直面に対して製品の面が成す角度、基準
面から製品の面までの距離が一定に保たれる。また、孔
の軸方向に対して垂直方向に可動金型を固定金型から開
くことのみで、製品は可動金型と一緒に移動し、次いで
ピンを後退させた後に、製品が可動金型から離型され
る。
前進したピンまでの距離が、常に一定になるように設定
されると共に、水平面に対して製品の面が成す角度、水
平面に直角な垂直面に対して製品の面が成す角度、基準
面から製品の面までの距離が一定に保たれる。また、孔
の軸方向に対して垂直方向に可動金型を固定金型から開
くことのみで、製品は可動金型と一緒に移動し、次いで
ピンを後退させた後に、製品が可動金型から離型され
る。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図１は本発明に係る金型鋳造方法を
実施するための金型構造の断面図、図２は同じく作用説
明図、図３は製品の平面図である。
説明する。ここで、図１は本発明に係る金型鋳造方法を
実施するための金型構造の断面図、図２は同じく作用説
明図、図３は製品の平面図である。
【００１０】図１に示すように、金型構造は固定金型１
と可動金型２から構成されている。可動金型２には、製
品たるスティフナーＷに孔３，３を形成するためのピン
４，４が可動金型２の外面に設けられたシリンダ５，５
のロッド５ａ，５ａ先端に取付けられている。ピン４，
４は、シリンダ５，５の進退動によって固定金型１と可
動金型２から成るキャビティ６に対して進退自在に配設
されている。
と可動金型２から構成されている。可動金型２には、製
品たるスティフナーＷに孔３，３を形成するためのピン
４，４が可動金型２の外面に設けられたシリンダ５，５
のロッド５ａ，５ａ先端に取付けられている。ピン４，
４は、シリンダ５，５の進退動によって固定金型１と可
動金型２から成るキャビティ６に対して進退自在に配設
されている。
【００１１】また、スティフナーＷには、図１に示すよ
うに、水平面Ｈに対して１度１０分位の角度θaだけ傾
いた面が形成され、その面には水平面Ｈに対して垂直な
前記孔３，３が形成される。更に、スティフナーＷに
は、水平面Ｈに直角な垂直面Ｖに対して１度１０分位の
角度θbだけ傾いた面が形成される。
うに、水平面Ｈに対して１度１０分位の角度θaだけ傾
いた面が形成され、その面には水平面Ｈに対して垂直な
前記孔３，３が形成される。更に、スティフナーＷに
は、水平面Ｈに直角な垂直面Ｖに対して１度１０分位の
角度θbだけ傾いた面が形成される。
【００１２】スティフナーＷを鋳造するには、先ず鋳造
機（不図示）を駆動させて固定金型１に可動金型２を合
せる。次いで、シリンダ５，５を前進動させてピン４，
４をキャビティ６内に突出させる。ここで、ピン４，４
が可動金型２と一体に取付けられているため、スティフ
ナーＷの基準端面Ｗａを形成する可動金型２の型面から
前進したピン４，４までの距離は、常に一定になるよう
に設定される。
機（不図示）を駆動させて固定金型１に可動金型２を合
せる。次いで、シリンダ５，５を前進動させてピン４，
４をキャビティ６内に突出させる。ここで、ピン４，４
が可動金型２と一体に取付けられているため、スティフ
ナーＷの基準端面Ｗａを形成する可動金型２の型面から
前進したピン４，４までの距離は、常に一定になるよう
に設定される。
【００１３】更に、水平面Ｈに対してスティフナーＷの
面が成す１度１０分位の角度θa、水平面Ｈに直角な垂
直面Ｖに対してスティフナーＷの面が成す１度１０分位
の角度θb、基準面ＷｃからスティフナーＷの面までの
距離Ｄが、夫々一定に保たれる。
面が成す１度１０分位の角度θa、水平面Ｈに直角な垂
直面Ｖに対してスティフナーＷの面が成す１度１０分位
の角度θb、基準面ＷｃからスティフナーＷの面までの
距離Ｄが、夫々一定に保たれる。
【００１４】そして、湯口（不図示）からキャビティ６
に溶湯を注入する。所定時間経過して冷却すると、ステ
ィフナーＷが成形される。
に溶湯を注入する。所定時間経過して冷却すると、ステ
ィフナーＷが成形される。
【００１５】更に、図２に示すように、形成された孔３
の軸方向に対して垂直方向に鋳造機を駆動させて、矢印
Ａ方向に可動金型２を固定金型１から開く。
の軸方向に対して垂直方向に鋳造機を駆動させて、矢印
Ａ方向に可動金型２を固定金型１から開く。
【００１６】すると、スティフナーＷが可動金型２と共
に移動する。次いで、シリンダ５，５を後退動させてピ
ン４，４をキャビティ６内から可動金型２内に引っ込ま
せ、スティフナーＷを可動金型２から離型させる。
に移動する。次いで、シリンダ５，５を後退動させてピ
ン４，４をキャビティ６内から可動金型２内に引っ込ま
せ、スティフナーＷを可動金型２から離型させる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
型構造を簡素化することが可能になると共に、鋳造した
製品の形状にばらつきが発生せず、製品の品質向上が図
れる。
型構造を簡素化することが可能になると共に、鋳造した
製品の形状にばらつきが発生せず、製品の品質向上が図
れる。
【図１】本発明に係る金型鋳造方法を実施するための金
型構造の断面図
型構造の断面図
【図２】本発明に係る金型鋳造方法を実施するための金
型構造の作用説明図
型構造の作用説明図
【図３】製品の平面図
【図４】従来の金型構造の断面図
【図５】従来の金型構造の概要平面図
１…固定金型、２…可動金型、３…孔、４…ピン、５…
シリンダ、Ｗ…スティフナー（製品）。
シリンダ、Ｗ…スティフナー（製品）。
Claims (1)
- 【請求項１】 面に垂直より少し傾いた孔を形成して成
る製品の金型鋳造方法において、前記孔を形成するため
に可動金型に設けた進退自在なピンを前進させた状態で
注湯し、次いで鋳造後に前記孔の軸方向に対して垂直方
向に前記可動金型を前記製品と共に固定金型から開くよ
うにし、更に前記ピンを後退させた後に前記製品を前記
可動金型から離型するようにしたことを特徴とする金型
鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12013694A JPH07323362A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 金型鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12013694A JPH07323362A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 金型鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07323362A true JPH07323362A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14778863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12013694A Pending JPH07323362A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 金型鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07323362A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5649874A (en) * | 1996-08-05 | 1997-07-22 | Marble Vision Inc. | Transparent ball with insert, and process of manufacture thereof |
| KR102639366B1 (ko) * | 2023-04-17 | 2024-02-23 | 금오이엠에스(주) | 다이캐스팅 성형물의 부산물 재활용 시스템 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP12013694A patent/JPH07323362A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5649874A (en) * | 1996-08-05 | 1997-07-22 | Marble Vision Inc. | Transparent ball with insert, and process of manufacture thereof |
| KR102639366B1 (ko) * | 2023-04-17 | 2024-02-23 | 금오이엠에스(주) | 다이캐스팅 성형물의 부산물 재활용 시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030625 |