JPH0191937A

JPH0191937A - 鋳造型

Info

Publication number: JPH0191937A
Application number: JP62247686A
Authority: JP
Inventors: Yukio Seki; 関　行男
Original assignee: Nissin Kogyo Co Ltd
Current assignee: Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date: 1987-09-30
Filing date: 1987-09-30
Publication date: 1989-04-11
Also published as: JPH0579426B2; KR930001752B1; KR890004792A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、例えばピストン内挿用のシリンダ孔を並設し
たディスクブレーキ用の多ボットキャリパ等の鋳造品を
成形する鋳造型であって、鋳造品成形時に、隣接するシ
リンダ孔を連通ずる連通孔を型形成する鋳造型構造に関
する。

〔従来の技術〕

シリンダ孔を一側に並設した＃Ｓ造品のうち、例えば、
一対のシリンダ孔に内挿した各ピストンを圧液で前進さ
せ、車輪と一体に回転するディスクロータの一側面に押
圧して制動作用を行なうディスクブレーキの２ポツト型
キヤリパでは、シリンダ孔間の隔壁に、両シリンダ孔を
連通して作動液を相ηに流通する連通孔が設けられる。

この連通孔は、’４Ｒｆｉ成形時に、金属パイプ或いは
シェル型、生砂型等の砂中子による鋳ぐるみで形成され
るものや、鋳造成形後に、例えばシリンダ孔の側部から
隔壁を１通して穿設する後加工のものがある。

〔発明が解決しようどする問題点〕

ｌノかしながら、金属パイプを用いるものでは、■バイ
ブと鋳物母材との材質や硬度が異なるため、加工時に内
径が傷付きやすい、■パイプを＆５造数要する、■パリ
が出やすくパリ取り工程が必要であり、また砂中子を用
いるものでは、■ｖｉ造欠陥を生じやすい、■中子を鋳
造数要する、■砂落し工程が必要であり、後加工のもの
では、■加工設備が必要、■開口を液密に閉塞する盲栓
等の止め部材を要すると共に、これら全部に共通して、
鋳造り′イクル時間が長くかかる、等の問題があった。

そこで本発明は、上記諸問題点の解決を図りつつ、連通
孔を鋳造成形と同時に形成できて、型削りが容易で連通
孔用の後加工がなく、良品の鋳造品を安価に提供できる
鋳造型を提供することを目的としている。

Ｃ問題点を解決するための手段〕本発明は、上述の目的を達成するため、複数のシリンダ
孔が並設される鋳造品の鋳造型において、該鋳造型の固
定型または可動型のいずれか一方に、前記シリンダ孔を
形成する中子等の型部の１つから、隣接するシリンダ孔
との間の隔壁を形成する隔壁用空間部に突出して、前記
隔壁に両シリンダ孔を連通ずる連通孔となる鋳抜き孔を
形成するためのｔｌｍきピンを回動可能に設けたことを
特徴とするものである。

〔作　用〕鋳扱き孔を形成する鋳抜きピンは、固定型及び可動型の
接合作動に連動して、または両型の接合；）ζｆ若しく
は（しに、回動支軸を支点に回動して、先端部をシリン
ダ孔形成用の中子等の型部の１つから、隔壁用空間部に
突出配置させたのち、両型の接合で形成されるキャビテ
ィ内に溶場を注入して、鋳造品の型成形を行なう。

上記成形と同時に形成されるｖＪ扱き孔は、隣接するシ
リンダ孔へ開口させてそのまま連通孔とするか、或いは
鋳抜きピン先端と隣接するシリンダ孔との間に隔壁を薄
く残しておき、シリンダ孔内を大径に切削仕上するシリ
ンダ孔加工によって連通ずるようにしてもよく、いずれ
の場合にも、連通孔用の後加工を必要としない。

また成形後は、固定型及び可動型の型割り作動に連動し
て、または型割り前若しくは後に他の駆動源による操作
によって、回動支軸を支点に回動し、鋳扱きピンを閏部
内に引戻したのら、鋳ｊ告品のｆ！ｊｉ型を行なう。

（実施例）以下、本発明を２ポツト型のキャリパを成形するＵ造型
に適用した第１実施例を、第１図乃至第３図に基づいて
説明する。

鋳造型１は、台板２に固定される固定型３と、図示しな
いシリンダ装置により前進または後退して、固定型３と
接合または離反する可動型４と、該可動型４内に配設さ
れる鋳抜きピン作動＊　＋ｉｌｉ　５及び一対の中子６
，７とから構成されている。

固定ハ゛、！３には、鋳扱きピン作動機構５のスライダ
８の移動を案内するガイドピン９が斜め方向に、また該
ピン９と同傾斜の案内面１０ａを有する駒部材１０がボ
ルト１１にて、それぞれ突設されている。

可動型４は、固定型３との接合によりキャビティ１２を
形成する前型４ａと、前型４ａにボルト１３にて連結さ
れる中型４ｂと、中型４ｂにスペーサ１４を介装してボ
ルト１５にて連結される後型４Ｃとから構成されている
。

スペーサ１４に囲まれる中型４ｂと後型４Ｃとの空間部
には、支持ピン１６を前型４ａと中型４ｂとに挿通して
支持される押圧板１７が配設され、該抑圧板１７に、キ
ャリパ離型用の突出しピン１８が、前型４ａと中型４ｂ
とに挿通されており、この可動型４は、固定型３のガイ
ド孔１９に挿通される位置決めピン２０にて、前後方向
の移動を案内される。

前記中子６．７は、可動型４の前型４ａ内に装着され、
先端側の成形部５ａ、７ａを前型４ａの前部に突出して
設けられるもので、この成形部６ａ、７ａは本発明の型
部に相当し、両型３，４の接合時にキャビティ１２内に
突出して、−１ヤリパ２１の一対のシリンダ孔２２ａ、
２２ｂを形成する。

またｖｉ扱きピン作動機構５は、前型４ａ内で中子６に
取着される門臂１の支持枠２３に、揺動腕２４が回動支
軸２５にて枢支され、更に中型４ｂのガイド溝２６内に
配置される揺動腕２４の腕部２４ａに、鋳抜きピン２７
が支軸２８にて枢支されており、１ｆｆｉ動腕２４及び
鋳扱きピン２７は、中型４ｂのガイド満２６内を移動す
る前記スライダ８　゛にて回動される。

鋳扱きピン２７は、揺動腕２４に枢支される基部２７ａ
の先端側に、先細り状で且つ円弧状に湾曲するピン２７
ｂが、一方の中子７に穿設される摺動孔２９に挿通され
ている。

また、ガイド溝２６内を移動するスライダ８は、ガイド
ピン９に挿通される通孔８ａを穿設したスライドブロッ
ク８ｂに、ガイド溝２６の底部側へ突出する一対の支持
片８Ｃ，８Ｃが、揺動腕２４及び鋳抜きピン２７を挟む
ように延設されており、各支持片８Ｃには、支軸２８の
両端を遊嵌する傾斜孔８ｄが同位相に形成されている。

上記スライダ８は、可動型４の前進及び後退に連れて、
ガイドピン９及び胸部材１０の案内によリガイド溝２６
内を移動し、第１図に示す固定型３と可動型４の接合時
、即ちキャリパ成形時には、支軸２８を傾斜孔８ｄのス
ライドブロック８ｂ側の端部に移動させる。

これにより、鋳抜きピン２７は、ピン２７ｂの先端２７
　ｃが中子７の摺動孔２９より突出し、キャリパ２１の
両シリンダ孔２２ａ、２２ｂ間の隔壁３０を形成するキ
ャピテイ１２の隔壁形成用空間部１２ａを突抜けて、隣
接するシリンダ孔２２ａを形成する中手６の成形部６ａ
に達する。

尚符号３１は、可動型４から成形されたキャリパ２１を
ｆ！Ｉｉ型するシリンダ装置の０ツドを示す。

次に、上記のように構成された本実施例の作用を説明す
る。

固定型３及び可動型４は、キャリパ成形時に第１図に示
す接合位置にあり、スライダ８の移動により、揺動腕２
４が回動支軸２５を支点に回動し、更に鋳抜きピン２７
が回動して、ピン２７ｂの先’６Ａ　２７　Ｇが、前述
の如くキャビティ１２内に突出配置される中子６の成形
部６ａへ達する位置に突出する。

そして、キャビティ１２内に溶湯を注入してこれが固化
したのら、可動型４をシリンダ装置にて第２図に示ず位
置に後退させて型割りする。

この時、スライダ８は、可動型４の後退と共に、ガイド
ピン９の案内により、駒部材１０の案内面１０ａを清り
ながらガイド溝２６の開口部側へ移動して、傾斜孔８ｄ
に遊嵌される支軸２８をガイド）か２６の底部側へ移動
する。

これにより、揺動腕２４及び鋳扱きピン２７が第１図で
時計方向に回ＩＪＪ　ｔノ、第２図に示す可動型４の後
退限位置では、鋳抜きピン２７の先端２７Ｃが中子７の
摺動孔２９内に引戻されろ。

また、可動型４の後退に連れて、離型用のロッド３１が
固定型３側へ前進し、抑圧板１７を押動して、腰板１７
の突出しピン１８を前型４　ａ　ｈ＋　＋ら突出させて
、キャリパ２１を離型する。

前型したキャリパ２１には、シリンダ孔２２ａ。

２２ｂと共に、隔壁３０に鋳抜き孔３２が形成されてお
り、該鋳扱き孔３２は、両シリンダ孔２２ａ、２２ｂに
連通していることから、このまま連通孔とすることがで
きる。

本実施例では、鋳抜きピン作＠機構５の揺動腕２４と鋳
抜きピン２７とをスライダ８で可動するようにし、該ス
ライダ８を可動型４の前進または後退に連れて移動でき
るようにしたから、鋳抜き凡用の作動装置を別途に用い
ることがなく、構造が簡単で、鋳造製品となるキャリパ
を安価に提供できる。

第４図乃至第６図は本発明の第２実施例を示し、鋳造型
４０は、台板４１にボルト４２で支持される固定型４３
と、前型４４ａ、中型４４ｂ、後型４４ｃとからなる可
動型４４と、該可動型４４の前型４４ａ内に配設される
鋳広きピン作動線溝４５及び一対の中子６．７とから構
成されている。

上記鋳抜きピン作８機構７′Ｉ５には、支持枠２３に枢
支される揺動腕２／Ｉ、鋳扱きピン２７が前記第１実施
例と同様に設置Ｊられるが、スライダ８に代わって、前
型４４ａと固定型４３とにトルクロッド４６ａ、４６ｂ
が挿通されている。

鋳抜きピン２７は、固定型４３と可動型４４を接合して
、揺動腕２４が前型４４ａの後面へ当接した際に、ピン
２７ｂの先端２７ｃが、中子７の摺動孔２９より、シリ
ンダ孔２２ａ、２２ｂ間の隔壁３０を形成するキャビテ
ィ１２の隔壁形成用空間部１２ａに突出し、該先端２７
ｃが、隣接するシリンダ孔２２ａとの間に隔壁３０を僅
かに残す位置で停止するように設Ｇづられる。

前記トルクロッド４６ａ、４６ｂは、固定型４３と可動
型４４の型割り而４７で分割され、トルク板４８に支持
される固定型４３側のトルクロッド４６ａにより、可動
型４４側のトルクロッド４６ｂを押動し、第４図の実線
位置にある揺動腕２４及び鋳扱きピン２７を想像線位冒
に回動する。

固定型４３と可動τ１４４の接合時には、キャビティ１
２内に、中子６，７の成形部６ａ、７ａと易扱きピン２
７とが第４図の実線に位置し、キャビティ１２内に溶湯
を注入してキャリパ２１が成形される。

またキャリパ成形後は、両型４３．４４の型割り前に、
鋳扱きピン用の作動機構４９が固定型４３側へ前進し、
該機構４９のロッド４９ａが、トルク板４８を介してト
ルクロッド４６ａ、４６ｂを押動し、揺動腕２４と鋳抜
きピン２７とを想像線位置に回動して、ピン２７ｂの先
＠２７Ｃを中子７の摺動孔２９内に引戻し、しかるのち
、可動型４４を後退させて、離型用のロッド３１により
、キャリパ２１を前型４４８から離型する。

可動型４４と共に後退する揺動腕２４は、第４図に想像
線で示す戻し板５０に当接して、鋳扱きピン２７の先端
２７Ｇが、中子７の摺動孔２９に引戻される原位置に復
帰する。

本実施例の鋳造型４０で成形されるキャリパ２１は、鋳
扱き孔５１がシリンダ孔２２ａＣｍ通しないが、成形後
にシリンダ孔２２ａ、２２ｂ内を大径に切削して仕上げ
るシリンダ孔加工により連通して連通孔となるもので、
連通孔を形成するための特別な後加工を要しない。

第７図は、鋳抜きピン作動機構の変形を示す第３実施例
で、各腕部６０ａにそれぞれ鋳抜きピン６１を枢支した
一対の揺動腕６０，６０を回動支軸６２に枢支しており
、連通孔となる鋳扱き孔は、鋳抜きピン６１の先端の突
合わせにより貞通形成され、成形後の揺動腕６０及び鋳
扱きピン６１は、トルクロッド６３の押動によって引戻
される。

尚、鋳抜きピンは、揺動腕と一体に形成してもよく、配
置を固定型側としても差支えない。

また、上記各実施例では、キャリパを２ポツト型のもの
で説明したが、本発明の鋳造型は、複数のｌ　ｊ＆きピ
ンを組合わせることによって、３つ以上のシリンダ孔を
備えるキャリパの連通孔も形成でき、更に連通孔を必要
とする他の鋳造品の成形にも幅広く適用することができ
る。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明の鋳造型は、固定型または可動型
のいずれか一方に、シリンダ孔を形成する中子等の型部
の１つから、隣接するシリンダ孔との間の隔壁を形成す
る隔壁用空間部に突出して、前記隔壁に両シリンダ孔を
連通ずる連通孔となる鋳抜き孔を形成するための鋳抜き
ピンを回動可能に設けたから、連通孔用の後加工がなく
、従来の種々な工程を省略できて、良品の鋳造品を安価
に提供できる。

また成形前の設定が不要であるから、鋳造サイクルが短
時間で済むと共に、型割りも容易に行なえて、鋳造作業
の操作性及び作業性に優れる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は成形状態の鋳造型の断面正面図、第２図は型割り状態
の鋳造型の断面正面図、第３図は第１図の■−■断面図
、第４図乃至第６図は第２実施例を示し、第４図は第５
図のｒＶ−ＩＶ断面図、第５図は成形状態のｔＪｆ造型
の断面正面図、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ断面図、第
７図は第３実施例を示す鋳抜きピン作ｌＪ機構の正面図
である。１・・・鋳造型　　２・・・白根　　３・・・固定型４
・・・可動型　　４ａ・・・前型　　４ｂ・・・中型４
Ｃ・・・後型　　５・・・ｌ扱きピン作ｅ機構　　６゜
７・・・中子、　　６ａ、７ａ・・・型部となる成形部
８・・・スライダ　　８ａ・・・通孔　　８ｂ・・・ス
ライドブロック　　８Ｃ・・・支持片　　８ｄ・・・支
軸２８の両端を遊■する傾斜孔　　９・・・ガイドピン
１０・・・駒部材　　１０ａ・・・案内面　　１２・・
・キャビティ　　１８・・・キャリパ離型用の突出しピ
ン２１・・・キャリパ　　２２８．２２ｂ・・・シリン
ダ孔２４・・・揺動腕　　２４ａ・・・腕部　　２６・
・・ガイド満　　２７・・・＆７ｉ扱きピン　　２９・
・・摺動孔３０・・・キャリパ２１の隔壁　　３２・・
・連通孔となる鋳抜き孔瑯３Ｈ手続補正書昭和６２年特許願第２４７６８６号２、発明の名称ｖ１″？ｉ型３、補正をする者事件との関係　　　特許用　願　人日信工業株式会社４、代理人自発提出６、補正により増加する発明の数（１）　　明細古第１６頁第１４行から第１５行の「尚
、鋳抜きピンは、・・・・・・・・・差支えない。」を
「尚、本発明においては、鋳抜きピンを揺動腕と一体に
形成してもよい。さらに、本発明は上記各実施例におけ
る可動型を固定型に、固定型を可動型にすることも可能
である。」に訂正する。（２）図面中第４図及び第５図を別紙の通り訂正する。以　　上

Claims

【特許請求の範囲】

１、複数のシリンダ孔が並設される鋳造品の鋳造型にお
いて、該鋳造型の固定型または可動型のいずれか一方に
、前記シリンダ孔を形成する中子等の型部の１つから、
隣接するシリンダ孔との間の隔壁を形成する隔壁用空間
部に突出して、前記隔壁に両シリンダ孔を連通する連通
孔となる鋳抜き孔を形成するための鋳抜きピンを回動可
能に設けたことを特徴とする鋳造型。