JPS637404Y2 - - Google Patents

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JPS637404Y2
JPS637404Y2 JP3211581U JP3211581U JPS637404Y2 JP S637404 Y2 JPS637404 Y2 JP S637404Y2 JP 3211581 U JP3211581 U JP 3211581U JP 3211581 U JP3211581 U JP 3211581U JP S637404 Y2 JPS637404 Y2 JP S637404Y2
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JP
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mold
casting
movable
mold body
product
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JP3211581U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は金型鋳造装置における鋳張り除去構
造に関するものである。
まず、従来の金型鋳造装置を第1図から第4図
にしたがつて説明する。第1図に示すように、相
互に当接された固定型体50と可動型体51との
キヤビテイ部52,53に、固定型体50に設け
られた湯口54を介して、溶湯が鋳込まれる。こ
の溶湯が凝固したのち、第2図に示すように、可
動型体51を図示左方へ型開きし、次いで、固定
型体50のダイベース55に設けたシリンダ56
を作動させて、押出板57の押出ピン58を図示
左方へ突出させ、製品59を固定型体50より取
り出していた。しかし、固定型体50と可動型体
51の当接面50a,51aの隙間61に第3図
に二点鎖線で示すように、溶湯の一部がはみだ
し、このはみだした溶湯が凝固して、第4図に示
すように、製品59の外周に鋳張り60が発生す
る。この鋳張り60は、上記の鋳造後において、
プレス型を使用したり、あるいは、手作業により
除去されているため、コストおよび作業性の面で
問題があつた。
そこで、この考案が目的とすることは、コスト
の低減および作業性の向上を図ることのできる鋳
張り除去構造を提供することである。
以下、この考案の一実施例を第5図から第9図
にしたがつて説明する。第5図に示すように、固
定側ダイベース1には固定型体2が取り付けられ
る一方、可動側ダイベース3には可動型体4が取
り付けられている。この両型体2,4の当接面2
a,4a(第7図参照)には、キヤビテイ部6,
7が凹設されていて、同キヤビテイ部6,7の合
致により一つの製品19の形状が形成される。前
記固定型体2は、外体8とその外体8の内部に当
接面2aに直角な方向に進退可能に設けた内体9
とで構成されている。そして、この内体9に前記
キヤビテイ部6が形成されかつ同キヤビテイ部6
の口縁10が薄肉状になつている(第8図参照)。
また、内体19にはキヤビテイ部6に連通する湯
口18も形成されている。この内体9は固定側ダ
イベース3の側壁に設けられたシリンダ11の作
動により図示右方へスライドされる。また、前記
固定側ダイベース1の側壁には受止板12がスプ
リング13を介して取り付けられている。この受
止板12の図示左方には若干の隙間14をおいて
押出板15が並設されている。しかし、この押出
板15には、先端面が内体9のキヤビテイ部6に
おける側壁6aの一部をなしかつ同内体9の移動
により押出板15が受止板12に支承されること
によつてキヤビテイ部6の側壁6aから突出する
押出ピン16、および固定型体2に可動型体4が
当接した時に先端面が可動型体に突き当たり前記
押出ピン16を原状に押し戻すためのリターンピ
ン17が突設されている。
上記した金型鋳造装置により鋳造製品を得るに
は、まず、第5図に示すように、固定型体2と可
動型体4との当接によるキヤビテイ部6,7に湯
口18から溶湯を鋳込む。この溶湯が凝固したの
ち、固定型体2と可動型体4との型開きを行う前
に、第6図に示すように、内体9をシリンダ11
により図示右方へスライドさせる。これにより、
内体9とともに製品19がスライドされるので、
固定型体2の外体8と可動型体4との当接面2
a,4aの隙間5にできる鋳張り20(第8図二
点鎖線参照)がそこに挟持されたままとなり、前
記製品19から鋳張り20が切断される。そし
て、第7図に示すように、可動型体4を図示左方
へ型開きするとともに、内体9をさらにシリンダ
11により図示右方へスライドさせれば、受止板
12と押出板15との隙間14が無くなり、押出
板15が受止板12に支承されることにより、押
出ピン16がキヤビテイ部6に突出して、第9図
に示した製品19が押し出される。
なお、本例では、固定型体2を外体8と内体9
とで構成したが、これと同様に可動型体4を外体
8と内体9とで構成してもよい。
すなわち、この考案は、型開き前に製品をその
鋳張りが分割面に挟持された状態でスライドさせ
ることにより、製品から鋳張りを除去することが
できるので、鋳造後の工程としての鋳張り除去工
程が不要となり、よつて、コストの低減および作
業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは従来例を示すもので、
第1図は鋳込み時の金型の一部破断側面図、第2
図は型開き時の金型の一部破断側面図、第3図は
固定型体の当接面の拡大正面図、第4図は製品の
拡大正面図、また、第5図から第9図は本考案の
一実施例を示すもので、第5図は鋳込み時の金型
の一部破断側面図、第6図は鋳張り切断時の金型
の一部破断側面図、第7図は型開き時の一部破断
側面図、第8図は固定型体の当接面の拡大正面
図、第9図は製品の拡大正面図である。 2……固定型体、4……可動型体、2a,4a
……当接面、5……当接面の隙間、6,7……キ
ヤビテイ部、8……外体、9……内体、10……
口縁、19……製品、20……鋳張り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定型体と可動型体とがそれぞれの当接面を介
    して当接し、かつ当接面と直角な方向に型開き可
    能な金型鋳造装置において、固定型体または可動
    型体のいずれか一方の型体を外体とその外体の内
    部に当接面に直角な方向に進退可能に設けた内体
    とで構成し、この内体に他方の型体のキヤビテイ
    部に接続するキヤビテイ部を形成したことを特徴
    とする鋳張り除去構造。
JP3211581U 1981-03-05 1981-03-05 Expired JPS637404Y2 (ja)

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JP3211581U JPS637404Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

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JP3211581U JPS637404Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

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JPS57146931U JPS57146931U (ja) 1982-09-16
JPS637404Y2 true JPS637404Y2 (ja) 1988-03-02

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JP3211581U Expired JPS637404Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62130742A (ja) * 1985-12-02 1987-06-13 Naniwa Seisakusho:Kk 鋳型造型機用両面金型

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JPS57146931U (ja) 1982-09-16

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